JPS58212048A - 多色表示形光源用陰極線管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、主として、屋外などで使用される巨大カラ
ーディスプレイ装置の画素を構成する陰極線管に関する
ものである。

従来、たとえば、野球場の電光表示板や建物の屋上、あ
るいは、壁面などの広告用画像やメツセージの表示に使
われたシ、高速道路などのインフォメーションディスプ
レイカどに使われる巨大力ディスプレイ装置は、多数の
電球を並べ、これらを選択的に点滅させることによって
画像を作っていたために幾多の問題があった。

そのうちのいくつかの例をあげると、たとえば電球の場
合はフィラメントの赤熱によって光を得ているために、
主として、その発光は橙ないし白橙色を呈している。こ
のため、これらの電球から、たとえば、青や緑の色光を
大量に発生させることがかな９困難であった。また、こ
のような電球方式の場合には、各画素の輝度を変調する
にはフィラメントの印加電流をＯＮ　−ＯＦＦするか、
印加電流を可変する彦どの手段によらねば力らないが、
これらの電球は、その周波数レスポンスがＩＯＨ２以下
ときわめて低く、印加電流によって、発光色自体が変っ
てしまう問題力どφ；あり、中間調の表示や任意の色光
を合成するカラー表示力どに供するにも困難がつきまと
っていた。さらにこのよう力巨大ディスプレイ装置では
一般に２０〜４０Ｗ程度の電球が数十個から数万個以上
も並べられる場合も多くあ夛、その消費電力や発熱女ど
の観点からしても多くの問題があった。

そこで、この発明の発明者は、上述したよう力ディスプ
レイ装置の光源として陰極線管を用いることをすでに提
案した。

第１図は、これまで発明者か先行発明として実施してき
た巨大ディスプレイ用光源として供される光源用陰極線
管の構造の一例を示す図で、（１）は管内を真空に維持
するための、たとえば筒状の真空外囲器である。この真
空外囲器（１）はその一端に、内面（螢光面（２）が被
着されたフェースガラス（３）を有し、他端に螢光面（
２）全面を非集策電子ビームααで照射するための電子
銃部（４）および電子銃部（４）の各部に所要の電圧を
印加する端子を持つとともに（７）および（８）はそれ
ぞれ上記電子銃部（４）を構成するヒータ、陰極および
グリッドである。

この陰極線管の動作について説明すると、まず、グリッ
ド（８）に、陰極（７）に対して負の電圧を与えるとと
もに、ヒータ（６）にも所定の電流を与え、陰極（７）
を加熱してグリッド（８）の電圧を陰極（７）の電位に
近づけると、陰極（７）から電子ビームα〔が螢光面（
２）に向って発射される。この電子ビームα０）はグリ
ッド（８）の中央に設けられた穴（９）の直径、グリッ
ド（８）と陰極（７）との間隔および陽極電圧等の諸条
件によって所定の拡がり轡をもつ非集束ビームと女って
螢光面（２）全面に照射され、螢光面（２）をその螢光
体に応じた発色光に発売させる。

これらの陰極線管は、たとえば第２図のように、螢光面
を有する側を手前にして規則正しく並べられる。この陰
極線管の配列は、一般に緑色に発光・１′ する陰極線管（２１）２本に対して赤色に発光する陰極
線管の及び青色に発光する陰極線管り）が各１本の割合
ヤ配列されている。これは、これらの光源の集合体で構
成される画像の鮮明度を支配する分解能φ：緑色の画素
の数で決や、赤色や青色はこれに色をつける丸めの働き
をしているにすぎ力いという発想のもとで構成されたも
ので、この理論が誤まりで力いことを、発明者らは、第
２図に示す配列の巨大ディスプレイを作ってすでに確認
を行っている。このように、たとえば、赤、緑、青竜ど
の単色螢光面を持つ小形の陰極線管を多数釜べて、所望
の画像を表示するようにしたものによれば、電気エネル
ギを光エネルギに変換するエネルギ変換効率φ工電球に
くらべて大巾に改善されるのみ力らず、使用螢光体の選
択により任意の発光色の光源が得られるがど、多くの利
点力；ある。そしてこのように、巨大ディスプレイ装置
の光源として陰極線管を用いた場合、従来の電球式のも
のにくらべて性能、信頼性、維持費、消費電力などのい
づれを比較しても有利に構成できることは明らめ為なこ
とである。

一方、上記のよう力陰極線管は、これまで、直径約２９
■のものを第２図のような配列で並べた場合において、
そのピッチが、屋外での使扇を考えて、防水構造の問題
や、陰極線管に諸電圧を供給するためのソケット部分の
構成や、配線の都合もあり、４０〜４５箇に設定されて
いた。そして、この場合の画像の見易さ、混色の程＝ｈ
どから見た最適視認距離は約７０ｍ以上でおった。この
最　　・適視認距離が７０ｍ以上ということは、野球場
やサッカー場、競馬揚力どの競技場に設置されるディス
プレイとしてはまったく問題ないが、たとえば屋外広告
力どの用途を考えるときには、この視認距離を半減する
必要があることがわかった。

この発明は以上の事情にかんがみ力されたものであり、
上記視認距離を従来のものよりも太幅に減じさせること
を目的としてなされたものである。

すなわち、画素とがる陰極線管の螢光面を分割すること
によって一本の陰極線管で複数の原色を発光させるとい
う方式に着目したものであって、その要旨とするところ
は、真空外囲器の内部に非集束電子ビームを発生する複
数の電子銃部を設けるとともに、これらの電子銃部の陰
極から到来する電子ビームに対応する位置に、内面に赤
、緑、青がどの発光色を呈する螢光体を塗布し丸筒状の
金属構体を設け、この金属構体の螢光体を塗布した螢光
面に対応する真空外囲器の内面部分に導電部を設け、こ
の導電部に上記螢光面電位より低い電位を与えるように
した点にある。

つぎに、この発明の実施例による多色表示影光源用陰極
線管を図面にしたがって説明する。

第８図において、密閉円筒状の真空外囲器（１）の内部
には、複数の電子銃部（４）と、これらに各別に対応す
る加速電極圓および金属構体■が配置される。この場合
、電子銃部（４）、加速電極（１１１および金属構体（
１２の組合せは、たとえば、真空外囲器（１）の内部に
おける１２０度訃きの三箇所に設けられたり、あるいは
、真空外囲器（１）の内部を水平方向で三区画してなる
各区画に配置さ孔るのであって、前者はデルタ配置、ま
た、後者はインライン配置１１′１．： の三色管となる。前者の場合、金属構体Ｕは断面扇形の
筒状体として構成され、その内面に赤、緑あるいは青な
どの発光色を呈する螢光体が塗着さ△ の金属構体■の内面には異方る発光色の螢光面（２ａ）
が形成される。また、上記螢光面（２ａ）に対応する真
空外囲器（１）の内面部分には、透明導電膜（１８ａ）
よりなる導電部（１３）が設けられており、この導電部
（１３には上記螢光面（２ａ）の電位よりも低い電位が
与えられるようになっている。

上記のよう力陰極線管によれば、電子銃部（４）の陰極
（７）から発射された電子ビームααが加速電極（１１
）によって加速されて金属構体（２）に形成されている
螢光面に導かれ、その螢光体（２ａ）が所定の発光色を
呈する。この場合、透明導電膜よシなる導電部（２）に
は螢光面（２ａ）に以加される電位より低い電位が与え
られるので、陰極（７）から発射された電子ビーム［株
］が効率よく金属構体＠の内面に設けられた螢光面（２
ａ）に照射されることになる。したがって、このような
−極線管を、第６図のように、□ 従来のもの（第２図参照）と同一ピッチで配列させた場
合には、−個の陰極線管によって従来のものにおける三
個の陰極線管に相当する色調が得られるので、その視認
距離が大幅に減ぜられる。また、上記Ωように、螢光体
−６ｆ筒状の金属構体（２）の内面に塗着されて筒状の
螢光面（２ａ）を形成しているので、真空外囲器（１）
の出光端部内面に直接螢光面を形成し光ものに比べて、
螢光面の面積率φ；増大され、さらに、上記螢光面が金
属板上に形成されているので、電子ビームαＯ）の照射
による温度上昇が抑制され、その丸めに螢光面（２ａ）
の温度消光をも減少される。

第５図及び第６図には、金属構体ｌの各開口端部に近接
して金属網状体（１８ｂ）−？金属線（１３ｃ）（１３
ｄ）などから力る導電部日を配設し、これに螢光面（２
ａ）より低い電位の電圧を与えることによって上記と同
様の効果を得ようとする場合の実施例を示している。

すなわち、第５図（ａ）は金属構体（２）の開口端部に
金属線を格子状に配置してなる網状体（１８ｂ）を配設
したものであシ、そのメツシュは、陰極（７）からきた
電子ビーム（ｌαを押し戻して金属構体■内面の螢光面
（２ａ）に効率良く照射できる程度であって、かつ、で
きるだけ螢光面（２ａ）からの光の透過率を低下させ力
い程度のものが望ましく、具体的には、線径φ；細くピ
ッチの粗いものカ；良い。また、第５図（ｂ）のように
十文字に金属線（１（ｃ）を張ったものや、第５図（ｃ
）のように、１〜８本の金属線（１８ｄ）を単純に平行
に力らべて張ったものでも、その効果が奏される。

力お、上記実施例におっては、金属構体（２）を一つの
真空外囲器（１）内に三個配置したものを説明したが、
この発明では１．二個あるいは三個以上の複数個を配置
したものでも良い。

以上の説明から明らか力ように、この発明によれば、真
空外囲器の内部に非集束電子ビームを発生する複数の電
子銃部を設けるとともに、これらの電子銃部の陰極から
到来する電子ビームに対応する各位置に、内面に種々の
発光色を呈する螢光体を塗布した筒状の金属構体を設け
、この金属構体の螢光体を塗布した螢光面に対応する真
空外囲器の内面部分に導電部を設け、この導電部に上記
螢光面電位よシ低い電位を与えるようにしたので、従来
のように、たとえば、真空外囲器の内面に直接螢光体を
塗布したり、螢光体を塗布したガラスピースを電子銃部
の先端に取付けたよう力ものにくらべると、前述のよう
に発光部分の面積の増加や温度上昇に伴力う螢光体の消
光の防止か図られると同時に、金属構体内面に設けられ
た螢光面に対する電子ビームの照射効率力く非常に良く
力ることによって、巨大ディスプレイ装置の視認距離−
ｂ：近くな）、観視範囲が広がるのみならず、さらに明
るく鮮明左画像を提供することかできるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の光源用陰極線管の構造図、第２図は従来
の光源用陰極線管を多数並べて構成した図、第８図はこ
の発明の実施例による光源用陰極線管の構造図、第４図
および第６図は他の実施例による光源用陰極線管の構造
図、第６図はこの発明の実施例による光源用陰極１：竺
管を多数並べて構成した図である。 （１）・・・真空外囲器、（２ａ）・−・螢光面、（４
）・・・電子銃（１８！Ｉ）・・・透明導電膜、（１’
８ｂ）・・・金属網状体、（１８Ｃ）（１８ｄ）−・・
金属線。 女お、図中、同一符号は同一もしくは相当部分を示す。 代理人　葛　野　信　−（ほか１名） 、命 罰 紀１凶 ￥２Ｚ 裕３凶 凝丸４〆、 卜５ノ　　　　゛ 特許ｒｙ長官殿 ］、事件の表示　　　　…０昭　５７−０９６６２６号
２　発明の名称 多色表示影光源用陰極線管 ３、補正を干る者 代表者片山仁へ部 ４代理人 （５）、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」。 （６）、補正の内容 Ａ、明細書： （１）、第４頁第１５行目〜第５頁第７行目；「これら
の陰極線管は、・・・・・・ている。」とあるのを「こ
の陰極線管は、たとえば第２図のように、螢光面（２）
を有する側を手前にして規則正しく並列配置される。第
２図において、（２）は緑色に発光する陰極線管、（支
）は赤色に発光する陰極線管、（２）は青色に発光する
陰極線管である。」と補正します。 以上 １、ｉ（。 −２（

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）真空外囲器の内部に非集束電子ビームを発生する
   複数の電子銃部を設けるとともに、これらの電子銃部の
   陰極から到来する電子ビームに対応する各位置に、内面
   に赤、緑、肯力どの発光色を呈する螢光体を塗布した筒
   状の金属構体を設け、この金属構体の螢光体を塗布した
   螢光面に対応する真空外囲器の内面部分に導電部を設け
   、この導電部に。 上記螢光面電位よ）低い電位を与えるようにした多色表
   示影光源用陰極線管。
2. （２）導電部が、真空外囲器の内面に形成された透明導
   電膜からなる特許請求の範囲第１項記載の多色表示形光
   源用隙極線管。
3. （３）導電部が、金属製網状体や金＠線などの金属導体
   からなる特許請求の範囲第１項記載の多色表示影光源用
   陰極線管。