JPS5821110B2 - 内燃機関用ポイント式点火装置における過回転防止回路 - Google Patents
内燃機関用ポイント式点火装置における過回転防止回路Info
- Publication number
- JPS5821110B2 JPS5821110B2 JP52011413A JP1141377A JPS5821110B2 JP S5821110 B2 JPS5821110 B2 JP S5821110B2 JP 52011413 A JP52011413 A JP 52011413A JP 1141377 A JP1141377 A JP 1141377A JP S5821110 B2 JPS5821110 B2 JP S5821110B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- capacitor
- internal combustion
- combustion engine
- ignition
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、内燃機関用ポイント式点火装置における過回
転防止回路に関するもので、さらに評言すれば、内燃機
関用点火装置に使用されているイグニションコイルの1
次巻線における逆方向誘起電圧を利用して内燃機関の回
転速度が過回転となろうとすると点火装置における点火
動作を所定時間自動曲番こ停止させて内燃機関の回転速
度を低下させると共に内燃機関の回転速度の上昇を阻止
することを目的とするものである。
転防止回路に関するもので、さらに評言すれば、内燃機
関用点火装置に使用されているイグニションコイルの1
次巻線における逆方向誘起電圧を利用して内燃機関の回
転速度が過回転となろうとすると点火装置における点火
動作を所定時間自動曲番こ停止させて内燃機関の回転速
度を低下させると共に内燃機関の回転速度の上昇を阻止
することを目的とするものである。
従来、内燃機関の過回転(回転速度が異常に高くなるこ
とで、特に負荷状態から急激に無負荷状態となった時に
生じ易い)を防止するものとしては、内燃機関のクラン
ク軸の回転を取出し、このクランク軸の回転に伴う遠心
力を利用した機械的構成によるガバナー機構がある。
とで、特に負荷状態から急激に無負荷状態となった時に
生じ易い)を防止するものとしては、内燃機関のクラン
ク軸の回転を取出し、このクランク軸の回転に伴う遠心
力を利用した機械的構成によるガバナー機構がある。
このガバナー機構は、フライウェイトとこのフライウェ
イトに連結されたスプリングとから構成されていて、ク
ランク軸の回転速度すなわち内燃機関の回転速度に比例
して増大するフライウェイトに作用する遠心力の増大を
フライウェイトのスプリング力に逆らった変位とし、こ
のフライウェイトの変位を取出して内燃機関の過剰とな
った回転速度を低下させるべく制御しようとするもので
ある。
イトに連結されたスプリングとから構成されていて、ク
ランク軸の回転速度すなわち内燃機関の回転速度に比例
して増大するフライウェイトに作用する遠心力の増大を
フライウェイトのスプリング力に逆らった変位とし、こ
のフライウェイトの変位を取出して内燃機関の過剰とな
った回転速度を低下させるべく制御しようとするもので
ある。
このように、従来の機械的ガバナー機構は、フライウェ
イトとスプリングとを要しかつこのフライウェイトはク
ランク軸と一体となって回転するので、その回転が可能
であるスペースおよびクランク軸の回転速度変化に伴う
変位が可能であるスペースを必要とすることとなるので
、極めて容積の太きいものとなり、それでなくても極め
て狭い場所に取付けられることの多い内燃機関への取付
けが困難となっていた。
イトとスプリングとを要しかつこのフライウェイトはク
ランク軸と一体となって回転するので、その回転が可能
であるスペースおよびクランク軸の回転速度変化に伴う
変位が可能であるスペースを必要とすることとなるので
、極めて容積の太きいものとなり、それでなくても極め
て狭い場所に取付けられることの多い内燃機関への取付
けが困難となっていた。
また、ガバナー機構の主体であるフライウエイトは勢い
良く回転して動作するものであるので、どうしても故障
の多いものとなると共に寿命の短いものであった。
良く回転して動作するものであるので、どうしても故障
の多いものとなると共に寿命の短いものであった。
このため、上記したガバナー機構によらずに、電気的に
内燃機関の過回転を防止する手段が創案されかつ考案さ
れるようになってきたが、この電気的動作による内燃機
関の過回転防止手段はその全てが無接点点火装置に使用
できるものであって、機械的にポイントの開閉を行なう
ポイント式の点火装置には使用することができないもの
ばかりであった。
内燃機関の過回転を防止する手段が創案されかつ考案さ
れるようになってきたが、この電気的動作による内燃機
関の過回転防止手段はその全てが無接点点火装置に使用
できるものであって、機械的にポイントの開閉を行なう
ポイント式の点火装置には使用することができないもの
ばかりであった。
それゆえ、現在はポイント式から無接点式に移行しつつ
あるとはいえ、まだ使用個数の多いポイント式点火装置
に適用できる簡単な過回転防止装置の出現が強く望まれ
ていた。
あるとはいえ、まだ使用個数の多いポイント式点火装置
に適用できる簡単な過回転防止装置の出現が強く望まれ
ていた。
本発明は、上記した要望に答えるべく創案されたもので
、内燃機関の回転速度に比例して増大するイグニション
コイルの1次巻線における逆方向誘起電圧を利用し内燃
機関がこの1次巻線における逆方向誘起電圧が所定値を
越える回転速度に達するとコンタクトポイントと並列に
接続されたスイッチング素子をトリガしてコンタクトポ
イントの両端子間を所定時間短絡し、これによってこの
所定時間の間点火装置における点火動作を停止させて内
燃機関の過回転を防止するもので、以下本発明の実施例
を図面に従って説明する。
、内燃機関の回転速度に比例して増大するイグニション
コイルの1次巻線における逆方向誘起電圧を利用し内燃
機関がこの1次巻線における逆方向誘起電圧が所定値を
越える回転速度に達するとコンタクトポイントと並列に
接続されたスイッチング素子をトリガしてコンタクトポ
イントの両端子間を所定時間短絡し、これによってこの
所定時間の間点火装置における点火動作を停止させて内
燃機関の過回転を防止するもので、以下本発明の実施例
を図面に従って説明する。
本発明による過回転防止回路KBCが接続されるポイン
ト式の点火回路TSCは、2次巻線T2にプラグPを接
続したイグニションコイルTの1次巻線T1の両端子間
にコンデンサC1を並列に接続したコンタクトポイント
CPを挿入して構成されている。
ト式の点火回路TSCは、2次巻線T2にプラグPを接
続したイグニションコイルTの1次巻線T1の両端子間
にコンデンサC1を並列に接続したコンタクトポイント
CPを挿入して構成されている。
この点火回路TSCは、永久磁石を埋設したフライホイ
ール(図示省略)が回転すると、電磁誘導により1次巻
線T1に順方向電圧が誘起され、この1次巻線T、にお
ける順方向電圧の誘起によって閉”状態にあるコンタク
トポイントCPを通って1次巻線T1に1次短絡電流が
流れる。
ール(図示省略)が回転すると、電磁誘導により1次巻
線T1に順方向電圧が誘起され、この1次巻線T、にお
ける順方向電圧の誘起によって閉”状態にあるコンタク
トポイントCPを通って1次巻線T1に1次短絡電流が
流れる。
この1次短絡電流が大きくなる成る設定された時点(こ
の時点は内燃機関の回転角度によって設定されている)
になると、クランク軸(図示省略)に連結されたコンタ
クトポイントCPが1開”状態となって1次巻線T1に
流れていた1次短絡電流を急激に遮断し、この1次短絡
電流の急激な遮断によって2次巻線T2に高電圧が誘起
されてプラグPに火花放電が発生するのである。
の時点は内燃機関の回転角度によって設定されている)
になると、クランク軸(図示省略)に連結されたコンタ
クトポイントCPが1開”状態となって1次巻線T1に
流れていた1次短絡電流を急激に遮断し、この1次短絡
電流の急激な遮断によって2次巻線T2に高電圧が誘起
されてプラグPに火花放電が発生するのである。
なお、コンタクトポイントCPに並列に接続されたコン
デンサC1はコンタクトポイントCPによる1次短絡電
流遮断時にコンタクトポインI−CPの両接点間に作用
する高電圧から両接点を保護するためのものである。
デンサC1はコンタクトポイントCPによる1次短絡電
流遮断時にコンタクトポインI−CPの両接点間に作用
する高電圧から両接点を保護するためのものである。
本発明回路KBCはこのような構成および動作となった
点火回路TSCに接続されるもので、(以下、第1図参
照)コンタクトポイントCPと並列にすなわち1次巻線
T1の両端子間に、スイッチング素子としてのサイリス
タSCRを順方向姿勢で、すなわち1次巻線T1のプラ
ス端子(1次巻線T1に順方向電圧が誘起された時点に
おけるプラス端子、以下これに準する)にアノードを接
続し、1次巻線T1のマイナス端子にカソードを接続し
た姿勢で挿入接続し、このサイリスタSCRのカソード
・アノード間に、逆方向姿勢となったダイオードD1と
、コンデンサC2と抵抗R1との並列回路と、そして逆
方向姿勢となったダイオードD2との直列回路を挿入し
てコンデンサC2の充電回路を形成し、さらにサイリス
タSCRのカソードとコンデンサC2のマイナス電極と
の間に抵抗R2を挿入すると共にコンデンサC2のプラ
ス電極とサイリスクSCHのゲートとの間にツェナーダ
イオードZDを逆方向姿勢すなわちアノードをサイリス
タSCHのゲートに接続した姿勢で挿入してコンデンサ
C2の放電回路を形成して構成されている。
点火回路TSCに接続されるもので、(以下、第1図参
照)コンタクトポイントCPと並列にすなわち1次巻線
T1の両端子間に、スイッチング素子としてのサイリス
タSCRを順方向姿勢で、すなわち1次巻線T1のプラ
ス端子(1次巻線T1に順方向電圧が誘起された時点に
おけるプラス端子、以下これに準する)にアノードを接
続し、1次巻線T1のマイナス端子にカソードを接続し
た姿勢で挿入接続し、このサイリスタSCRのカソード
・アノード間に、逆方向姿勢となったダイオードD1と
、コンデンサC2と抵抗R1との並列回路と、そして逆
方向姿勢となったダイオードD2との直列回路を挿入し
てコンデンサC2の充電回路を形成し、さらにサイリス
タSCRのカソードとコンデンサC2のマイナス電極と
の間に抵抗R2を挿入すると共にコンデンサC2のプラ
ス電極とサイリスクSCHのゲートとの間にツェナーダ
イオードZDを逆方向姿勢すなわちアノードをサイリス
タSCHのゲートに接続した姿勢で挿入してコンデンサ
C2の放電回路を形成して構成されている。
なお、サイリスタSCRのゲート・カソード間に挿入さ
れた抵抗R3はサイリスタSCHのゲート動作安定化抵
抗であり、また同様にサイリスタSCRのゲート・カソ
ード間に挿入されたコンデンサC3はサイリスクSCH
のゲート保護用のものである。
れた抵抗R3はサイリスタSCHのゲート動作安定化抵
抗であり、また同様にサイリスタSCRのゲート・カソ
ード間に挿入されたコンデンサC3はサイリスクSCH
のゲート保護用のものである。
本発明回路KBCは上記の如き構成となっているので、
1次巻線T□に逆方向電圧が誘起されると、1次巻線T
1→ダイオードD1→コンデンサC2→ダイオードD2
→1次巻線T1の径路でコンデンサC2の充電回路が形
成されてコンデンサC2に逆方向電圧が充電される。
1次巻線T□に逆方向電圧が誘起されると、1次巻線T
1→ダイオードD1→コンデンサC2→ダイオードD2
→1次巻線T1の径路でコンデンサC2の充電回路が形
成されてコンデンサC2に逆方向電圧が充電される。
内燃機関の回転速度がまだ充分に立ち上がっていない状
態においては、 1次巻線T1に順方向電圧が誘起され
る時点になってもツエナーダイオードZDのカソード・
アノード間の電位差はツェナーダイオードZDのツェナ
ー電圧ZVを越えないので、サイリスタSCRがトリガ
することはなくコンデンサC2の充電電圧は抵抗R1を
通って放電される。
態においては、 1次巻線T1に順方向電圧が誘起され
る時点になってもツエナーダイオードZDのカソード・
アノード間の電位差はツェナーダイオードZDのツェナ
ー電圧ZVを越えないので、サイリスタSCRがトリガ
することはなくコンデンサC2の充電電圧は抵抗R1を
通って放電される。
この状態から、内燃機関の回転速度が上昇してきて、コ
ンデンサC2に充電された電圧がツェナーダイオードZ
Dのツェナー電圧Zvを越えると、ツェナーダイオード
ZDはブレイクダウンしてコンデンサC2からサイリス
タSCRのゲートにゲート電流を流してサイリスタSC
Rをトリガし、前記抵抗R1を通る放電回路と、ツェナ
ーダイオードZD→サイリスタSCRのゲート→サイリ
スタSCRのカソード→抵抗R2を通る放電回路とによ
りコンデンサC2の充電電圧が放電され、このコンデン
サC1の放電期間中、サイリスタSCRのトリガは保持
される。
ンデンサC2に充電された電圧がツェナーダイオードZ
Dのツェナー電圧Zvを越えると、ツェナーダイオード
ZDはブレイクダウンしてコンデンサC2からサイリス
タSCRのゲートにゲート電流を流してサイリスタSC
Rをトリガし、前記抵抗R1を通る放電回路と、ツェナ
ーダイオードZD→サイリスタSCRのゲート→サイリ
スタSCRのカソード→抵抗R2を通る放電回路とによ
りコンデンサC2の充電電圧が放電され、このコンデン
サC1の放電期間中、サイリスタSCRのトリガは保持
される。
しかしながら、 コンデンサC2に充電される電圧は、
内燃機関の回転速度が正常回転速度範囲内にある時には
、第3図に示した1次巻線T1の電圧■波形図の5曲線
に示す如く、次の点火時点t2になる前にコンデンサC
2の充電電圧がツェナーダイオードZDのツェナー電圧
ZV以下となるよう放電回路の時定数が設定されるので
、時点t1前にサイリスタSCRは不導通状態にもどっ
てしまい点火回路TSCは通常の動作を行なうことがで
きる。
内燃機関の回転速度が正常回転速度範囲内にある時には
、第3図に示した1次巻線T1の電圧■波形図の5曲線
に示す如く、次の点火時点t2になる前にコンデンサC
2の充電電圧がツェナーダイオードZDのツェナー電圧
ZV以下となるよう放電回路の時定数が設定されるので
、時点t1前にサイリスタSCRは不導通状態にもどっ
てしまい点火回路TSCは通常の動作を行なうことがで
きる。
この状態から、内燃機関の回転速度が上昇して設定され
た値を越えて過回転状態となろうとすると、この回転速
度に比例してコンデンサC2に充電される電圧も上昇し
、前記コンデンサC2の2つの放電回路によるコンデン
サC2の充電電圧の放電曲線は第3図a曲線の如くとな
り、次の点火時点t2になってもツェナーダイオードZ
DがブレイクダウンしたまますなわちサイリスタSCR
がトリガしたままで1次巻糾丁1の両端子間を短絡して
いるので、点火回路TSCは点火動作を行なうことがで
きないことになる。
た値を越えて過回転状態となろうとすると、この回転速
度に比例してコンデンサC2に充電される電圧も上昇し
、前記コンデンサC2の2つの放電回路によるコンデン
サC2の充電電圧の放電曲線は第3図a曲線の如くとな
り、次の点火時点t2になってもツェナーダイオードZ
DがブレイクダウンしたまますなわちサイリスタSCR
がトリガしたままで1次巻糾丁1の両端子間を短絡して
いるので、点火回路TSCは点火動作を行なうことがで
きないことになる。
このため、内燃機関の回転速度は必然的に低下し、回転
速度の上昇がおさえられることになる。
速度の上昇がおさえられることになる。
この点火回路TSCの動作不能状態は、コンデンサC2
の充電電圧がツェナーダイオードZDのツェナー電圧Z
■以下となるまで保持される。
の充電電圧がツェナーダイオードZDのツェナー電圧Z
■以下となるまで保持される。
このように、本発明回路KBCは、コンデンサC2に充
電された1次巻線T1の逆方向電圧を利用して動作する
ものであるが、このコンデンサC2の放電時間は、コン
デンサC2に接続される放電回路の時定数によって設定
されるわけであるから、この放電回路の時定数を適当に
設定することによって本発明回路KBCにより点火回路
TSCの点火動作が停止する内燃機関の回転速度が設定
される。
電された1次巻線T1の逆方向電圧を利用して動作する
ものであるが、このコンデンサC2の放電時間は、コン
デンサC2に接続される放電回路の時定数によって設定
されるわけであるから、この放電回路の時定数を適当に
設定することによって本発明回路KBCにより点火回路
TSCの点火動作が停止する内燃機関の回転速度が設定
される。
すなわち、コンデンサC2の容量は内燃機関の大きさに
応じて適当に設定されるものであるが、本発明回路KB
Cが取付けられる個々の点火回路TSCに適合すべくコ
ンデンサC1の容量を調整するのは極めて不利であるの
で図示実施例の如く、抵抗R1を可変抵抗として、この
抵抗R1の抵抗値を適当に調整して本発明回路KBCの
過回転防止動作開始回転速度を設定するのが良い。
応じて適当に設定されるものであるが、本発明回路KB
Cが取付けられる個々の点火回路TSCに適合すべくコ
ンデンサC1の容量を調整するのは極めて不利であるの
で図示実施例の如く、抵抗R1を可変抵抗として、この
抵抗R1の抵抗値を適当に調整して本発明回路KBCの
過回転防止動作開始回転速度を設定するのが良い。
もちろん、この過回転防止動作開始回転速度の設定は、
抵抗R1ではなく、抵抗R2によって設定しても良いの
であるが、サイリスタSCRのトリガ以前にコンデンサ
C1の放電回路を形成する抵抗R1によって設定するの
が動作上有利であり、 またコンデンサC1の充電電圧
をも調整できるので抵抗R1を調整抵抗とするのが有利
である。
抵抗R1ではなく、抵抗R2によって設定しても良いの
であるが、サイリスタSCRのトリガ以前にコンデンサ
C1の放電回路を形成する抵抗R1によって設定するの
が動作上有利であり、 またコンデンサC1の充電電圧
をも調整できるので抵抗R1を調整抵抗とするのが有利
である。
所で、 1次巻線T1の両端子間を短絡するスイ ′
ツチング素子として第1図実施例ではサイリスタSCR
を使用したが、このスイッチング素子としてはサイリス
タSCRに限定されるものではなく、第2図tこ示す如
くダーリントン接続したトランジスタ回路TrCであっ
ても良い。
ツチング素子として第1図実施例ではサイリスタSCR
を使用したが、このスイッチング素子としてはサイリス
タSCRに限定されるものではなく、第2図tこ示す如
くダーリントン接続したトランジスタ回路TrCであっ
ても良い。
このスイッチング素子としてトランジスタ回路TrCを
使用した場合には、内燃機関の回転速度が過回転防止動
作開始回転速度に近い範囲にあるときに、サイリスタS
CRを使用した第1図図示実施例の如く、点火回路TS
Cの点火動作時におけるサージ電圧によって不導通状態
となったサイリスタSCRが瞬間的にトリガされる、と
いう恐れが全くなく、この点でサイリスタSCRを使用
したものよりも有利である。
使用した場合には、内燃機関の回転速度が過回転防止動
作開始回転速度に近い範囲にあるときに、サイリスタS
CRを使用した第1図図示実施例の如く、点火回路TS
Cの点火動作時におけるサージ電圧によって不導通状態
となったサイリスタSCRが瞬間的にトリガされる、と
いう恐れが全くなく、この点でサイリスタSCRを使用
したものよりも有利である。
以上の説明から明らかな如く、本発明は、従来全く利用
されていなかった1次巻線T1における逆方向電圧を利
用して、1次巻線T、の両端子間を短絡するスイッチン
グ素子のトリガを制御するものであるので、点火回路T
SC自体に特別な改造を要することは全くなく、すでに
製作されている点火回路TSCに簡単に取付けることが
でき、また、過回転防止動作開始回転速度を自由に設定
することができると共にその過回転防止動作は点火回路
TSCにおける点火放電発生の停止であるので、その動
作が確実であり、さらに1次巻線T1に逆方向電流を流
す結果となるので、内燃機関の過早着火をも防止するこ
とになり、そして全体が純粋な電気部品だけで製作され
ているので小型にそして軽量に製作することができる等
ポイント式内燃機関用点火装置における過回転防止回路
として多くの優れた作用効果を有するものである。
されていなかった1次巻線T1における逆方向電圧を利
用して、1次巻線T、の両端子間を短絡するスイッチン
グ素子のトリガを制御するものであるので、点火回路T
SC自体に特別な改造を要することは全くなく、すでに
製作されている点火回路TSCに簡単に取付けることが
でき、また、過回転防止動作開始回転速度を自由に設定
することができると共にその過回転防止動作は点火回路
TSCにおける点火放電発生の停止であるので、その動
作が確実であり、さらに1次巻線T1に逆方向電流を流
す結果となるので、内燃機関の過早着火をも防止するこ
とになり、そして全体が純粋な電気部品だけで製作され
ているので小型にそして軽量に製作することができる等
ポイント式内燃機関用点火装置における過回転防止回路
として多くの優れた作用効果を有するものである。
第1図はスイッチング素子としてサイリスタを使用した
本発明回路の点火回路に接続された回路実施図、第2図
はスイッチング素子としてトランジスタ回路を使用した
本発明回路の点火回路に接続された回路実施例図である
。 第3図は本発明の動作を示す1次巻線の電圧波形図であ
る。 符号の説明、T:イグニションコイル、T1;1次巻線
、T2;2次巻線、P;プラグ、CP:コンタクトポイ
ント、SCR:サイリスク、TrC;トランジスタ回路
、ZD;ツェナーダイオード、DI 7 D2 jダイ
オード、C7,C2,C3;コンデンサ、R1,R2,
R3:抵抗、KBC;過回転防止回路、TSC;点火回
路、a、b;放電曲線、11.12;時点、Z■:ツェ
ナー電圧、V:1次巻線電圧。
本発明回路の点火回路に接続された回路実施図、第2図
はスイッチング素子としてトランジスタ回路を使用した
本発明回路の点火回路に接続された回路実施例図である
。 第3図は本発明の動作を示す1次巻線の電圧波形図であ
る。 符号の説明、T:イグニションコイル、T1;1次巻線
、T2;2次巻線、P;プラグ、CP:コンタクトポイ
ント、SCR:サイリスク、TrC;トランジスタ回路
、ZD;ツェナーダイオード、DI 7 D2 jダイ
オード、C7,C2,C3;コンデンサ、R1,R2,
R3:抵抗、KBC;過回転防止回路、TSC;点火回
路、a、b;放電曲線、11.12;時点、Z■:ツェ
ナー電圧、V:1次巻線電圧。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 12次巻線T2にプラグPを接続したイグニショ。 ンコイ/L/Tの1次巻線T1の両端子間にコンデンサ
C1を並列に接続したコンタクトポイントCPを挿入し
たポイント式点化装置において、前記コンタクトポイン
トCPと並列にスイッチング素子としてサイリスタSC
Rを接続し、該サイリスタ 1SCRのカソード・アノ
ード間にダイオードD1と、コンデンサC2と抵抗R1
との並列回路と、そしてダイオードD2との直列回路を
挿入し、またサイリスタSCHのカソードとコンデンサ
C2のマイナス電極との間に抵抗R2を挿入し、さらに
コンデン。 すC2のプラス電極とサイリスタSCRのゲートとの間
にツェナーダイオードZDを逆方向姿勢で挿入して成る
内燃機関用ポイント式点火装置における過回転防止回路
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52011413A JPS5821110B2 (ja) | 1977-02-04 | 1977-02-04 | 内燃機関用ポイント式点火装置における過回転防止回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52011413A JPS5821110B2 (ja) | 1977-02-04 | 1977-02-04 | 内燃機関用ポイント式点火装置における過回転防止回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5397131A JPS5397131A (en) | 1978-08-25 |
JPS5821110B2 true JPS5821110B2 (ja) | 1983-04-27 |
Family
ID=11777335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52011413A Expired JPS5821110B2 (ja) | 1977-02-04 | 1977-02-04 | 内燃機関用ポイント式点火装置における過回転防止回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5821110B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6266210A (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光スタ−カツプラ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5757274U (ja) * | 1980-09-19 | 1982-04-03 | ||
JPS5965569A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-13 | Otsupama Kogyo Kk | 内燃機関の過回転防止装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49117839A (ja) * | 1973-03-19 | 1974-11-11 | ||
JPS49117840A (ja) * | 1973-03-19 | 1974-11-11 | ||
JPS50155831A (ja) * | 1974-06-07 | 1975-12-16 |
-
1977
- 1977-02-04 JP JP52011413A patent/JPS5821110B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49117839A (ja) * | 1973-03-19 | 1974-11-11 | ||
JPS49117840A (ja) * | 1973-03-19 | 1974-11-11 | ||
JPS50155831A (ja) * | 1974-06-07 | 1975-12-16 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6266210A (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光スタ−カツプラ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5397131A (en) | 1978-08-25 |
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