JPS5821079B2 - 分割バケツト型回転掘削装置 - Google Patents
分割バケツト型回転掘削装置Info
- Publication number
- JPS5821079B2 JPS5821079B2 JP56051167A JP5116781A JPS5821079B2 JP S5821079 B2 JPS5821079 B2 JP S5821079B2 JP 56051167 A JP56051167 A JP 56051167A JP 5116781 A JP5116781 A JP 5116781A JP S5821079 B2 JPS5821079 B2 JP S5821079B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- excavation
- cutter unit
- cutter
- hydraulic cylinder
- drilling rig
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は土木、建築工事において、基礎(場所打ち杭)
工事を施工する場合等に使用するパケット型回転掘削装
置に関するものである。
工事を施工する場合等に使用するパケット型回転掘削装
置に関するものである。
第7図に示すように、地盤a内に場所打ち杭を施工する
場合、その杭の柱部すの下端部Cを拡大すると杭の支持
力が増大するため有利である。
場合、その杭の柱部すの下端部Cを拡大すると杭の支持
力が増大するため有利である。
現在この種の拡底杭の施工を可能とする機械掘削工法と
しては、リバースサーキュレーショシ工法があるが、こ
の工法は第8図に示すように、地盤aを回転ビット(図
示せず)等により掘孔するのであるが、この場合地表付
近にはスタンドパイプdを打設し、孔内にはベントナイ
トまたは泥水eを満して掘削孔内壁fの崩壊を防ぎ、回
転ビットを回転させながら押し下げて、掘削した土砂は
循環水の逆環流によって外部に排出している。
しては、リバースサーキュレーショシ工法があるが、こ
の工法は第8図に示すように、地盤aを回転ビット(図
示せず)等により掘孔するのであるが、この場合地表付
近にはスタンドパイプdを打設し、孔内にはベントナイ
トまたは泥水eを満して掘削孔内壁fの崩壊を防ぎ、回
転ビットを回転させながら押し下げて、掘削した土砂は
循環水の逆環流によって外部に排出している。
しかしながらこのリバース工法によって底部gを拡張す
ると、その掘削機械の性質上、底面りが第7図および第
8図に示すようにどうしても逆円錐状になり、しかもそ
の底部には第8図に示すようにスライム1が沈澱して残
溜するので、コンクリートを打設して基礎杭とした後も
、この底部の支持力が信頼性に欠けるという欠点があっ
た。
ると、その掘削機械の性質上、底面りが第7図および第
8図に示すようにどうしても逆円錐状になり、しかもそ
の底部には第8図に示すようにスライム1が沈澱して残
溜するので、コンクリートを打設して基礎杭とした後も
、この底部の支持力が信頼性に欠けるという欠点があっ
た。
本発明はこのような問題点を解決するためなされたもの
で、拡底作業が容易で、底面が水平であり、かつスライ
ムの残溜がなく、空掘りも可能な分割パケット型回転掘
削装置を提供することを目的とするものである。
で、拡底作業が容易で、底面が水平であり、かつスライ
ムの残溜がなく、空掘りも可能な分割パケット型回転掘
削装置を提供することを目的とするものである。
以下図面について本発明の一実施例を説明する。
図中1はオールケーシング工法(ベノトエ法)で使用す
えケーシングチューブ、2は掘削パケットを回転駆動す
るだめの回転軸(ケリーバ−)である。
えケーシングチューブ、2は掘削パケットを回転駆動す
るだめの回転軸(ケリーバ−)である。
本発明においては、中空円筒体の一方の端面を閉塞する
底板部を有する有底円筒形状(円筒の他角簡のような他
の形状でもよい)のパケットを複数個(本実施例では4
個)に分割してそれぞれカッターユニット3を形成する
。
底板部を有する有底円筒形状(円筒の他角簡のような他
の形状でもよい)のパケットを複数個(本実施例では4
個)に分割してそれぞれカッターユニット3を形成する
。
すなわちこのカッターユニット3の底板部3aの頂角部
の角度α(第4図参照)は約70°に形成しその回転方
向前縁には掘削用刃部3bを形成し、外周壁部3cの回
転方向前縁にも掘削用刃部3dを形成し、さらに外周壁
部3cの上縁には内側へ傾斜したガイドエツジ3e(第
1.3.6図参照)を設ける。
の角度α(第4図参照)は約70°に形成しその回転方
向前縁には掘削用刃部3bを形成し、外周壁部3cの回
転方向前縁にも掘削用刃部3dを形成し、さらに外周壁
部3cの上縁には内側へ傾斜したガイドエツジ3e(第
1.3.6図参照)を設ける。
なおこれら各カッターユニット3の底板部3aは、第1
図および第2図に示すように、その掘削径を縮小した時
互に重合するので、その重合部は互に干渉しないように
適宜屈曲させておくものとする。
図および第2図に示すように、その掘削径を縮小した時
互に重合するので、その重合部は互に干渉しないように
適宜屈曲させておくものとする。
上述のように形成した4個のカッターユニット3を回転
軸2の下端部2aの回りに配置し、これら各カッターユ
ニット3と回転軸2の下端部2aとの間にそれぞれ油圧
シリンダ4を装着し、この油圧シリンダ4を伸縮させる
ことによりカッターユニット3を回転軸2の放射方向に
移動自在に構成する。
軸2の下端部2aの回りに配置し、これら各カッターユ
ニット3と回転軸2の下端部2aとの間にそれぞれ油圧
シリンダ4を装着し、この油圧シリンダ4を伸縮させる
ことによりカッターユニット3を回転軸2の放射方向に
移動自在に構成する。
なお4aは油圧シリンダ4のピストンロッドで、本実施
例では油圧シリンダ4の基部を回転軸2に固着し、ピス
トンロッド4aの先端部はカッターユニット3に固着し
である。
例では油圧シリンダ4の基部を回転軸2に固着し、ピス
トンロッド4aの先端部はカッターユニット3に固着し
である。
また5は補強のだめに各油圧シリンダ4の上下において
、回転軸2と各カッターユニット3との間に設けた連結
リンクで、6はこれら連結リンク5の両端部を回転軸2
とカッターユニット3に連結するだめのブラケットであ
る。
、回転軸2と各カッターユニット3との間に設けた連結
リンクで、6はこれら連結リンク5の両端部を回転軸2
とカッターユニット3に連結するだめのブラケットであ
る。
また7は各油圧シリンダ4の油圧ホースで、これらの油
路は必要に応じてスイベルジヨイント(回転自在接手)
を介して外部へ導けばよい。
路は必要に応じてスイベルジヨイント(回転自在接手)
を介して外部へ導けばよい。
これらカッターユニット3の移動手段は本実施例の他、
別の機構を用いることも勿論可能である。
別の機構を用いることも勿論可能である。
つぎに上述のように構成した本発明装置の作用を説明す
る。
る。
第1図および第2図は各油圧シリンダ4を縮めてこの回
転掘削装置の掘削径を最小にしだ状態であり、最初はこ
の状態で地盤aに対する掘削を開始する。
転掘削装置の掘削径を最小にしだ状態であり、最初はこ
の状態で地盤aに対する掘削を開始する。
第9図は地盤a中に水がある場合に適したオールケーシ
ング工法を示すもので、この場合はケーシングチューブ
1を地盤a中に揺動圧入しつつ、そのケーシングチュー
ブ1の内部を本発明装置で回転掘削すればよい。
ング工法を示すもので、この場合はケーシングチューブ
1を地盤a中に揺動圧入しつつ、そのケーシングチュー
ブ1の内部を本発明装置で回転掘削すればよい。
この場合回転軸2を回転させることによって、孔の底部
は刃部3bにより掘削され、孔壁は刃部3dにより掘削
され、掘削土砂は各カッターユニット3で形成されたパ
ケットの内部に溜る。
は刃部3bにより掘削され、孔壁は刃部3dにより掘削
され、掘削土砂は各カッターユニット3で形成されたパ
ケットの内部に溜る。
したがって土砂が満杯になれば、これを引き上げて外部
へ土砂を放出すればよい。
へ土砂を放出すればよい。
この掘削した土砂の放出は、油圧シリンダ4を伸ばして
各カッターユニット3を第4図に示すように拡開するこ
とによってもよいが、回転軸2を途中で屈折(図示せず
)させることによってパケット内部の土砂を落下させる
ようにしてもよい。
各カッターユニット3を第4図に示すように拡開するこ
とによってもよいが、回転軸2を途中で屈折(図示せず
)させることによってパケット内部の土砂を落下させる
ようにしてもよい。
そして所定の深度に達した後、拡底掘削を行うには、第
3図に示すように、各油圧シリンダ4を伸長させつつ、
カッターを下降させることによって、第3図および第9
図に示す截頭円錐部8と、その下方の拡張円筒部9を形
成することができる。
3図に示すように、各油圧シリンダ4を伸長させつつ、
カッターを下降させることによって、第3図および第9
図に示す截頭円錐部8と、その下方の拡張円筒部9を形
成することができる。
なお第4図および第5図は各カッターユニット3を最大
に拡張した状態を示すものであるが、このように最大拡
張時においても、各カッターユニット3が中心部で接し
ているようにすることによって、拡張部の底面をすべて
平坦にすることができる。
に拡張した状態を示すものであるが、このように最大拡
張時においても、各カッターユニット3が中心部で接し
ているようにすることによって、拡張部の底面をすべて
平坦にすることができる。
この拡張部の掘削土砂を外部に搬出するには、一旦各油
圧シリンダ4を縮めて第1図の状態に外径を縮小させて
から、パケットをリフトすればよい。
圧シリンダ4を縮めて第1図の状態に外径を縮小させて
から、パケットをリフトすればよい。
なお第3図に示すように連結リンク5が直線状に伸びき
った状態から、油圧シリンダ4を縮めると、このリンク
5が邪魔をするおそれがあるから、連結リンク5が第1
図のように折り曲がるように付勢するばね(図示せず)
を設けておけばよい。
った状態から、油圧シリンダ4を縮めると、このリンク
5が邪魔をするおそれがあるから、連結リンク5が第1
図のように折り曲がるように付勢するばね(図示せず)
を設けておけばよい。
まだ第10図は地盤a中に水がない場合に行える空掘り
を示すもので、この場合はケーシングチューブは不要で
あり、所定深度における拡底作業は上述と同様に行うこ
とができる。
を示すもので、この場合はケーシングチューブは不要で
あり、所定深度における拡底作業は上述と同様に行うこ
とができる。
なお第9図の場合も、第10図の場合も杭孔の大部分は
従来工法によって掘削し、下端部の拡底部のみの掘削を
本発明装置によって行うことも勿論可能である。
従来工法によって掘削し、下端部の拡底部のみの掘削を
本発明装置によって行うことも勿論可能である。
本発明は上述の通りであるから本発明装置によれば、杭
孔の拡底作業がきわめて容易となる上に、その底面は平
坦で、スライムが残溜しないから、杭の支持力の信頼度
も向上する。
孔の拡底作業がきわめて容易となる上に、その底面は平
坦で、スライムが残溜しないから、杭の支持力の信頼度
も向上する。
まだ地盤中に水がある場合もない場合も施行が可能であ
る上に、従来のリバース工法のように特にベントナイト
等の循環液を必要としないために、これらの掘削排土に
よる公害発生のおそれもなくなる。
る上に、従来のリバース工法のように特にベントナイト
等の循環液を必要としないために、これらの掘削排土に
よる公害発生のおそれもなくなる。
したがって公害防止のだめの経費が軽減される上に、パ
ケット掘削であるだめ工期も短縮できるから、本発明は
経済的にも有利であるというすぐれた効果がある。
ケット掘削であるだめ工期も短縮できるから、本発明は
経済的にも有利であるというすぐれた効果がある。
第1図は本発明装置を最小径にしだ状態の縦断面図、第
2図はそのA−A断面図、第3図は本発明装置を最大径
にした状態の縦断面図、第4図はそのB−B断面図、第
5図は同C−C断面図、第6図は本発明装置の部分斜視
図、第7図は従来工法による拡底杭の断面図、第8図は
従来のリバース工法説明用の断面図、第9図および第1
0図は本発明装置により掘削した杭孔を示す断面図であ
る。 1・・・ケーシングチューブ、2・・・回転軸(ケリー
バ−)、3・・・カッターユニット、3a・・・底板部
、3b・・・掘削用刃部、3c・・・外周壁部、3d・
・・掘削用刃部、3e・・・ガイドエツジ、4・・・油
圧シリンダ、5・・・連結リンク、6・・・ブラケット
、7・・・油圧ホース、8・・・截頭円錐部、9・・・
拡張円筒部。
2図はそのA−A断面図、第3図は本発明装置を最大径
にした状態の縦断面図、第4図はそのB−B断面図、第
5図は同C−C断面図、第6図は本発明装置の部分斜視
図、第7図は従来工法による拡底杭の断面図、第8図は
従来のリバース工法説明用の断面図、第9図および第1
0図は本発明装置により掘削した杭孔を示す断面図であ
る。 1・・・ケーシングチューブ、2・・・回転軸(ケリー
バ−)、3・・・カッターユニット、3a・・・底板部
、3b・・・掘削用刃部、3c・・・外周壁部、3d・
・・掘削用刃部、3e・・・ガイドエツジ、4・・・油
圧シリンダ、5・・・連結リンク、6・・・ブラケット
、7・・・油圧ホース、8・・・截頭円錐部、9・・・
拡張円筒部。
Claims (1)
- 1 中空円筒体の一方の端面を閉塞する底板部を有する
有底円筒形状のパケットを複数個に分割してそれぞれカ
ッターユニット3を形成し、このカッターユニット3の
底板部3aの回転方向前縁には掘削用刃部3bを形成し
、外周壁部3Cの回転方向前縁にも掘削用刃部3dを形
成した各カッターユニット3を、回転軸20回りに配置
し、これら各カッターユニット3を回転軸2の放射方向
に移動自在に構成したことを特徴とする分割パケット型
回転掘削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56051167A JPS5821079B2 (ja) | 1981-04-07 | 1981-04-07 | 分割バケツト型回転掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56051167A JPS5821079B2 (ja) | 1981-04-07 | 1981-04-07 | 分割バケツト型回転掘削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57165593A JPS57165593A (en) | 1982-10-12 |
JPS5821079B2 true JPS5821079B2 (ja) | 1983-04-27 |
Family
ID=12879260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56051167A Expired JPS5821079B2 (ja) | 1981-04-07 | 1981-04-07 | 分割バケツト型回転掘削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5821079B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55142892A (en) * | 1979-04-19 | 1980-11-07 | Marugo Kiso Kogyo Kk | Tippwidthhincreased drilling bucket for field pile driving method |
-
1981
- 1981-04-07 JP JP56051167A patent/JPS5821079B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55142892A (en) * | 1979-04-19 | 1980-11-07 | Marugo Kiso Kogyo Kk | Tippwidthhincreased drilling bucket for field pile driving method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57165593A (en) | 1982-10-12 |
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