JPS5820975B2 - 光安定化されたハロゲン含有樹脂組成物 - Google Patents
光安定化されたハロゲン含有樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS5820975B2 JPS5820975B2 JP4926179A JP4926179A JPS5820975B2 JP S5820975 B2 JPS5820975 B2 JP S5820975B2 JP 4926179 A JP4926179 A JP 4926179A JP 4926179 A JP4926179 A JP 4926179A JP S5820975 B2 JPS5820975 B2 JP S5820975B2
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- Japan
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- lead
- halogen
- resin composition
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は光安定化されたハロゲン含有樹脂組成物に関す
る。
る。
鉛系安定剤は塩化ビニル樹脂の熱劣化に対する安定化作
用があり、広く使用されている。
用があり、広く使用されている。
しかし加工して得られたその塩化ビニル樹脂製品は光に
対して安定性が十分でなく、屋外で使用するとチョーキ
ングという白化現象を生じ、製品価値を著しく損ねる。
対して安定性が十分でなく、屋外で使用するとチョーキ
ングという白化現象を生じ、製品価値を著しく損ねる。
この現象を防止するためにジアルキル錫マレイン酸ポリ
マー、ジアルキル錫マレイン酸エステルなどのジアルキ
ル錫マレート系安定剤やジアルキル錫カルボキシレート
系安定剤が併用されているが、ジアルキル錫マレート系
安定剤は加工の際に塩化ビニル樹脂に粘着性を与えて好
ましくなく、ジアルキル錫カルボキシレート系安定剤は
チョーキング現象を十分に防ぐことができず問題がある
。
マー、ジアルキル錫マレイン酸エステルなどのジアルキ
ル錫マレート系安定剤やジアルキル錫カルボキシレート
系安定剤が併用されているが、ジアルキル錫マレート系
安定剤は加工の際に塩化ビニル樹脂に粘着性を与えて好
ましくなく、ジアルキル錫カルボキシレート系安定剤は
チョーキング現象を十分に防ぐことができず問題がある
。
本発明者は上記の欠点を改良すべく研究した結果、１２
−ヒドロキシステアリン酸の有機錫塩を鉛系安定剤と併
用すれば熱安定性は勿論のこと、すぐれた加工性と光安
定性を与えるこキラ見出した。
−ヒドロキシステアリン酸の有機錫塩を鉛系安定剤と併
用すれば熱安定性は勿論のこと、すぐれた加工性と光安
定性を与えるこキラ見出した。
すなわち、本発明はハロゲン含有樹脂を鉛系安定剤で安
定化するに当り、一般式 個のアルキル基を、Ｒ“は水素原子、メチル基又はエチ
ル基）を示す〕で表わされる有機錫化合物を添加するこ
とを特徴とする光安定化されたハロゲン含有樹脂組成物
である。
定化するに当り、一般式 個のアルキル基を、Ｒ“は水素原子、メチル基又はエチ
ル基）を示す〕で表わされる有機錫化合物を添加するこ
とを特徴とする光安定化されたハロゲン含有樹脂組成物
である。
上記一般式で表わされる有機錫化合物としては、例えば
ジメチル錫ビス（１２−ヒドロキシステアレート）、モ
ノメチル錫トリス（１２−ヒドロキシステアレート）、
ジメチル錫ビス（１２−ヒドロキシステアレート）、モ
ツプチル錫トリス（１２−ヒドロキシステアレート）、
ジオクチル錫ビス（１２−ヒドロキシステアレート）、
モノオクチル錫トリス（１２−ヒドロキシステアレート
）、ビス（メトキシカルボニルエチル）錫ビス（１２−
ヒドロキシステアレート）、メトキシカルボニルエチル
錫トリス（１２−ヒドロキシステアレート）、ビス（ブ
トキシカルボニルエチル）錫ビス（１２−ヒドロキシス
テアレート）、ビス（メトキシカルボニル−α−メチル
エチル）錫ビス（１２−ヒドロキシステアレート）、メ
トキシカルボニル−α−メチルエチル錫トリス（１２−
ヒドロキシステアレート）などが挙げられる。
ジメチル錫ビス（１２−ヒドロキシステアレート）、モ
ノメチル錫トリス（１２−ヒドロキシステアレート）、
ジメチル錫ビス（１２−ヒドロキシステアレート）、モ
ツプチル錫トリス（１２−ヒドロキシステアレート）、
ジオクチル錫ビス（１２−ヒドロキシステアレート）、
モノオクチル錫トリス（１２−ヒドロキシステアレート
）、ビス（メトキシカルボニルエチル）錫ビス（１２−
ヒドロキシステアレート）、メトキシカルボニルエチル
錫トリス（１２−ヒドロキシステアレート）、ビス（ブ
トキシカルボニルエチル）錫ビス（１２−ヒドロキシス
テアレート）、ビス（メトキシカルボニル−α−メチル
エチル）錫ビス（１２−ヒドロキシステアレート）、メ
トキシカルボニル−α−メチルエチル錫トリス（１２−
ヒドロキシステアレート）などが挙げられる。
ハロゲン含有樹脂を安定化するために使用される鉛安定
剤としては、例えば鉛白、塩基性珪酸鉛。
剤としては、例えば鉛白、塩基性珪酸鉛。
三塩基性硫酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛、二塩基性フター
ル酸鉛、三塩基性マレイン酸鉛、シリカゲル共沈珪酸鉛
、ノルマルサリチル酸鉛、ステアリン酸鉛、二塩基性ス
テアリン酸鉛、その他の鉛石けんなどが挙げられる。
ル酸鉛、三塩基性マレイン酸鉛、シリカゲル共沈珪酸鉛
、ノルマルサリチル酸鉛、ステアリン酸鉛、二塩基性ス
テアリン酸鉛、その他の鉛石けんなどが挙げられる。
本発明によって安定化されるハロゲン含有樹脂としては
、例えば塩化ビニル樹脂、臭化ビニル樹脂及び塩化ビニ
リデン樹脂のごときハロゲン化ビニル単独重合体、並び
にハロゲン化ビニルを酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル
、酪酸ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、エチレン、
プロピレン、メチルメタクリレート、ジアルキルフマレ
ート、又はマレート及び類似物のごときコモノマーの１
種又は２種以上の重合させることによって形成されるよ
うな共重合体を挙げることができる。
、例えば塩化ビニル樹脂、臭化ビニル樹脂及び塩化ビニ
リデン樹脂のごときハロゲン化ビニル単独重合体、並び
にハロゲン化ビニルを酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル
、酪酸ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、エチレン、
プロピレン、メチルメタクリレート、ジアルキルフマレ
ート、又はマレート及び類似物のごときコモノマーの１
種又は２種以上の重合させることによって形成されるよ
うな共重合体を挙げることができる。
またハロゲン含有樹脂とアクリロニ） ＩＪシル−タジ
ェン−スチレン樹脂、メチルメタクリレート−ブタジェ
ン−スチレン樹脂、酢酸ビニル−エチレン共重合体樹脂
又は塩素化ポリエチレンなどの耐衝撃改良樹脂との混合
体にも適用できる。
ェン−スチレン樹脂、メチルメタクリレート−ブタジェ
ン−スチレン樹脂、酢酸ビニル−エチレン共重合体樹脂
又は塩素化ポリエチレンなどの耐衝撃改良樹脂との混合
体にも適用できる。
本発明の光安定化されたハロゲン含有樹脂組成物は通常
ハロケン含有樹脂１００重量部に対し、鉛系安定剤２〜
７重量部、好ましくは３〜５重量部及び１２−ヒドロキ
システアリン酸の有機錫塩０．０１〜５重量部、好まし
くは０．１〜１．０重量部を添加して得られる。
ハロケン含有樹脂１００重量部に対し、鉛系安定剤２〜
７重量部、好ましくは３〜５重量部及び１２−ヒドロキ
システアリン酸の有機錫塩０．０１〜５重量部、好まし
くは０．１〜１．０重量部を添加して得られる。
鉛系安定剤と１２−ヒドロキシステアリン酸の有機錫塩
をワンパックにして用いてもよい。
をワンパックにして用いてもよい。
またこれら安定剤にさらに公知の安定剤、例えば金属石
けん、他の有機錫系安定剤、エポキシ化合物、有機亜り
ん酸エステル、アミノクロトン酸エステル、α−フェニ
ルインドール、フェノール系抗酸化剤や紫外線吸収剤を
添加することができる。
けん、他の有機錫系安定剤、エポキシ化合物、有機亜り
ん酸エステル、アミノクロトン酸エステル、α−フェニ
ルインドール、フェノール系抗酸化剤や紫外線吸収剤を
添加することができる。
必要に応じて顔料、充填剤、滞電防止剤、滑剤、難燃剤
、加工助剤も使用されうる。
、加工助剤も使用されうる。
本発明によると、１２−ヒドロキシステアリン４酸の有
機錫塩を鉛系安定剤で安定化されたハロゲン含有樹脂に
添加することにより、該樹脂に対し、熱安定性を低下さ
せることなく、すぐれた加工性と光安定性を与え、屋外
で長時間使用してもチョーキング現象を生じなくなった
。
機錫塩を鉛系安定剤で安定化されたハロゲン含有樹脂に
添加することにより、該樹脂に対し、熱安定性を低下さ
せることなく、すぐれた加工性と光安定性を与え、屋外
で長時間使用してもチョーキング現象を生じなくなった
。
次に実施例を例示するが、部は重量部を表わすものとす
る。
る。
実施例 １〜５
上記各組成からなる配合物をテストロールにて１８０℃
で５分間混練し、厚さ０．６Ｍのシートを作成した。
で５分間混練し、厚さ０．６Ｍのシートを作成した。
このシートを３００Ｋｙ／ＩＺ７７！、 １８０°Ｃに
て１０分間プレスし、５０Ｘ１００ｆｆの大きさに切断
した。
て１０分間プレスし、５０Ｘ１００ｆｆの大きさに切断
した。
得られた各シートラ傾斜角４５°の南面に面した曝露台
にはりつけ、１年間曝露した後チョーキング現象を次の
評価で観察した。
にはりつけ、１年間曝露した後チョーキング現象を次の
評価で観察した。
チョーキングの評価：極めて著しい ・・・・・・１０
はとんど認められない ・・・・・・ １結果を第１表
に示した。
はとんど認められない ・・・・・・ １結果を第１表
に示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ハロゲン含有樹脂を鉛系安定剤で安定化するに当り
、 一般式 個のアルキル基を、Ｋ′は水素原子、メチル基又はエチ
ル基）を示す〕で表わされる有機錫化合物を添加するこ
とを特徴とする光安定化されたハロゲン含有樹脂組成物
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4926179A JPS5820975B2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | 光安定化されたハロゲン含有樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4926179A JPS5820975B2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | 光安定化されたハロゲン含有樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55142041A JPS55142041A (en) | 1980-11-06 |
| JPS5820975B2 true JPS5820975B2 (ja) | 1983-04-26 |
Family
ID=12825877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4926179A Expired JPS5820975B2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | 光安定化されたハロゲン含有樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5820975B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6243020U (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-14 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5852353A (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-28 | Adeka Argus Chem Co Ltd | ハロゲン含有樹脂組成物 |
-
1979
- 1979-04-20 JP JP4926179A patent/JPS5820975B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6243020U (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-14 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55142041A (en) | 1980-11-06 |
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