JPS5820955Y2

JPS5820955Y2 - エキシヨウヒヨウジソウチ

Info

Publication number: JPS5820955Y2
Application number: JP1974112892U
Authority: JP
Inventors: 肇織田
Original assignee: カブシキガイシヤセイコウシヤ
Priority date: 1974-09-19
Filing date: 1974-09-19
Publication date: 1983-05-02
Also published as: JPS5140372U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は液晶表示装置に関するものである。

従来、例えば液晶を静的に駆動して時刻をアナログ表示
する時計には、以下のようなものがあった。

円形のガラス基板上に設けた８つの扇形の制御電極に対
向したガラス基板上に、前記制御電極のうち７つの制御
電極に対向して８本づつ放射状に選択電極を設け、残り
の一つの制御電極に対向して４本の選択電極を設け、総
計６０本の選択電極を設ける。

そして各制御電極に対向する１番目がら８番目の選択電
極をそれぞれ共通のリード線に接続する。

そしてまず最初の制御電極に制御電圧を供給し、各１番
目の選択電極に選択電圧を供給して最初の制御電極およ
びこれに対向する１番目の選択電極間の液晶のみを応答
させる。

最初の制御電極に制御電圧を供給している間に８番目の
選択電極まで順次選択していく。

つぎに２番目の制御電極に制御電圧を供給し、前記と同
様に選択電極を順次選択する。

このようにして８つの制御電極を順次制御し、同時に各
選択電極を順次選択することにより時刻のアナログ表示
を行うものがあった。

ところがこれによると、表示時間が変わると、それまで
表示していた位置は非表示となり、順次表示位置が移動
していくため、特に秒表示等の表示位置の移動が速いも
のの場合には読み取り難かった。

そこで本考案は、複数の制御電極と選択電極とを液晶を
介して対向せしめて複数の表示セグメントを構威し、各
制御電極に対向する選択電極群の選択電極を順次共通に
接続して一選択電極群を構成する選択電極の数に等しい
選択人力を設け、各表示セグメントにこれらを表示ある
いは非表示とする各々２種以上の表示用電圧および非表
示用電圧を印加し、各表示セグメントを順次積算的に表
示するようにして上記の欠点を除去するものである。

以下、本考案を秒表示に用いた一実施例を図面に基づい
て説明する。

第１図は本考案による一実施例の表示装置を示しである
。

第２図は第１図の表示装置の主要部を展開したものであ
り、１はガラス基板であり、このガラス基板１上を１２
等分する扇形の制御電極２，３・・・・・・１３が電気
的に独立して設けてあり、各電極はそれぞれリード線２
ａ、３ａ・・・・・・１３ａに接続しである。

１４はガラス基板１との間にスペーサ１４ａおよび電
界効果型の液晶を介在せしめて対向するガラス基板であ
る。

ガラス基板１４の液晶と接する面上には６０等分した選
択電極ａ１．ａ２．・・・・・・ａ１□、ｂｌ。

ｂ２・・・・・・ｂ１２・・・・・・ｅｌ、ｅ２・・
・・・・ｅｌ２が設けである。

選択電極ａｌ、ｂｌ、・・・・・・ｅｌ、ｄ２．ｂ２・
・・・・・ｅ２・・・・・・ｎ１２．ｂ１□・・・・・
・ｅｌ２によりそれぞれ選択電極群Ａ１。

Ａ２・・・・・・Ａ１□を構成している。

制御電極２，３・・・・・・１３゜液晶および選択電極
ａ１．ｂ□・・・・・・ｅｌ、ａ２．ｂ２・・・・・・
ｅ２・・・・・・ｎ１２．ｂｌ□、・・・・・・ｅｌ２
により表示セグメントを構成している。

選択電極ａ１．ａ２・・・・・・ａ１□、ｂｌ。ｂ２・
・・・・・ｂ１□・・・・・・ｅｌ、ｅ２・・・・・・
ｅｌ２はそれぞれ共通のリード線Ｐ１．Ｐ２・・
・・・・Ｐ５に接続しである。

１５．１６はそれぞれ９０°ずらした偏光軸を有する偏
光板である。

第３図は、第１図示の表示装置の駆動回路を示したもの
である。

１７は氷晶発振器、１８は分周段である。

１９は制御電極の選択パルス発生回路であり、フリップ
フロップなる。

この出力端子１９ａ、１９ｂ・・・・・・１９
ｋには第４Ａ，Ｂ・・・・・・Ｋ図示のごとくパルスが
発生する。

２０は選択電極の選択パルス発生回路であり、フリップ
フロップ回路およびゲート回路からなる。

以上のパルス発生回路１９．２０はこの種の駆動回路に
おいて利用されているものである。

この出力端子２０ａ，２０ｂ・・・・・・２０ｅには
第４Ｓｌ，Ｓ２・・・・・・Ｓ５図示のごとくパル
スが発生する。

２１は電圧選択供給回路である。

２２は選択電極駆動回路であり、この出力端子ｍ１，ｍ
２・・・・・・ｍ５には第５Ｍ．、Ｎ２・・・・・・Ｍ
５図示のパルスが発生する。

２３は制御電極駆動回路であり、この出力端子ｎ１，ｎ
２・・・・・・ｎ１２には第５Ｎ１。

Ｎ２・・・・・・Ｎ１２図示のパルスが発生する。

第６図は、電圧選択供給回路２１，選択電極回路２２お
よび制御電極駆動回路２３の一例を示す。

２４。２５・・・・・・５２はトランスファーゲートあ
るいは半導体スイッチング素子等の伝達素子、５３．５
４・・・・・・５８はゲート回路、５９、６０・・・
・・・６８はインバータで゛ある。

つぎに動作について説明する。

以下説明上、液晶は第７図示の電圧−透過光量特性を有
するものとする。

第６図において、端子ｑには液晶を交流駆動すべき周波
数のパルスが供給されており、そのパルスが高レベルの
ときは伝達素子４７，５０．５１がオンとなり、端子Ｕ
□，ｕ２，ｕ３をそれぞれ電位２Ｖ，０。

３／２■に保持する。

また前記パルスが低レベルになると伝達素子４８，４９
．５２がオンとなり端子ｕ１。

ｕ２，ｕ３をそれぞれ電位０，２ｖ，１／２■ニ保持す
る。

したがって前記パルスのレベルに応して端子ｕ１，ｕ２
，ｕ３はそれぞれ２Ｖ、０，０，２Ｖ、３／２
Ｖ。

１／２■なる二つの電位に交互に保持される。

そこで−例として、端子１９ｂに第４Ｂ図示のパルス
が、端子２０ｂに第４Ｓ２図のパルスが供給された状
態についてみると、端子２０ｂが低レベルのときは伝
達素子４０がオンとなり、端子ｍ２は端子ｕ１の電位２
ｖ，０に交互に保持され、前記端子が高レベルのときは
伝達素子３９がオンになり、端子ｍ２は電位■に保持さ
れる。

一方、端子１９ａ、１９ｂが低レベルのときは伝
達素子２８がオンになり、端子ｎ２は端子ｕ２の電位０
，２Ｖに保持される。

端子１９ａ，１９ｂがそれぞれ高レベル、低レベルのと
きは伝達素子２６がオンになり、端子ｎ２が電位Ｖにな
り、端子１９ｂがそれぞれ高レベルのときは伝達素子２
７がオンになり、端子ｎ２は端子ｕ３の電位３／２Ｖ，
１／２Ｖに保持される。

このようにして発生した電位により端子ｎ２−ｍ２間に
印加される電圧を示したのが第８図である。

端子ｎ２−ｍ２間には電圧−２Ｖ，２Ｖ、−Ｖ，Ｖ
、０、−１／２Ｖ，１／２Ｖが選択的に印加されるが、
本実施例では９０’偏光軸をずらした偏光板１５．１６
を設けているため飽和電圧以上の電圧−２■，２■、−
Ｖ，Ｖが印加されたとき、液晶は応答状態に保持され、
表示セグメントは暗くなる。

そしてスレッショルド電圧以下の電圧０，−１／２Ｖ
，１／２Ｖが印加されたときは液晶は非応答状態に保
持され、表示セグメントは明るくなる。

他の端子間にもこれと同様の電圧が印加される。

このようにして、各端子ｍ１，ｍ２・・・・・・ｍ５お
よび端子ｎ１，ｎ２・・・・・・ｎ１２に第５Ｍ１，Ｎ
２・・・・・・Ｎ５，Ｎ１。

Ｎ２，・・・・・・Ｎ１□図示モニルスが発生し、各端
子ｎｘ −ｍｙ（ｘ−１，２・・・・・・Ｖ＝１．２
・・・・・・５）間には第９Ｘ．、Ｘ２・・・・・・Ｘ
６ｏ図示のパルスが印加される。

したがって第１図示の表示装置において、１秒づつ表示
が歩進され、積算的な秒表示がなされる。

第１図示ではハツチングの部分が明るく表示され、５秒
を表示している。

なお上記の実施例で、両偏光板の偏光軸を平行にして、
表示の明暗を逆転してもよい。

また、上記の実施例では電界効果型の液晶を用いたが、
これは動的散乱型の液晶を用いてもよい。

また液晶に印加する電圧は上述のものに限らず、スレッ
ショルド電圧以下の電圧および飽和電圧以上の電圧であ
ればよい。

さらに上述の実施例では、秒表示に用いたが、これに限
らず、時間９分等の表示を用いてもよい。

また時刻の表示に限らず、各種メータのデータ表示等に
用いてもよい。

以上詳述したごとく本考案によれば、複数の制御電極と
選択電極とを液晶を介して対向せしめて複数の表示セグ
メントを構威し、各制御電極に対向する選択電極群の選
択電極を順次共通に接続して一選択電極群を構成する選
択電極の数に等しい選択入力を設け、各表示セグメント
にこれらを表示あるいは非表示とする各々２種以上の表
示用電圧および非表示用電圧を印加し、各表示セグメン
トを順次積算的に表示するようにしたので、クロストー
クがなく、速い応答で鮮明な表示が得られ、かつリード
線の数が少なくて済み、表示の読み取りも容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一実施例の表示装置の正面図、第２
図は第１図の主要部展開図、第３図は、第１図示の表示
装置の駆動回路の一例をブロックで示したブロック図、
第４，５図は説明のためのタイムチャート、第６図は第
３図の主要部の一例を示した回路図、第７図は本実施例
で用いた液晶の電圧−透過光量特性を示した特性図、第
８図は電圧印加の一例を示した表、第９図は説明のため
のタイムチャートである。２．３・・・・・・１３・・・・・・制御電極、Ａ、、
Ａ２・・・・・・Ａ１□・・・・・・選択電極群、ａｌ
、Ａ２．・・・・・・ａ１□、ｂ□、ｂ２・・・・・・
ｂ１２・・・・・・ｅｌ、ｅ２．・・・・・・ｅ１□
・・・・・・選択電極、Ｐｌ、Ｐ２・・・・・・Ｐ５・
・・・・・端子。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

複数に分割した制御電極を設け、この各制御電極に液晶
を介して対向せしめた選択電極群を設け、前記制御電極
、液晶および前記選択電極群を構成する選択電極により
表示セグメントを構成し、各選択電極群の選択電極を順
次共通に接続して一選択電極群を構成する選択電極の数
に等しい選択入力を設け、前記制御電極および前記選択
電極にそれぞれ複数の異なる電圧値を供給し、この両電
極間に印加する電圧が表示セグメントを表示あるいは非
表示とする各々２種類以上の電圧の異なる表示用電圧お
よび非表示用電圧を設定する電圧供給手段を設け、この
電圧供給手段により順次所望の制御電極および選択電極
間に表示用電圧を印加し、各表示セグメントを順次積算
的に表示するようにした液晶表示装置。