JPS58208383A - 抗酸化液剤 - Google Patents

抗酸化液剤

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JPS58208383A
JPS58208383A JP9128182A JP9128182A JPS58208383A JP S58208383 A JPS58208383 A JP S58208383A JP 9128182 A JP9128182 A JP 9128182A JP 9128182 A JP9128182 A JP 9128182A JP S58208383 A JPS58208383 A JP S58208383A
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sage
oil
fatty acid
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Mitsuhiro Kobayashi
小林 充廣
Satoru Shiraishi
悟 白石
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T Hasegawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、油脂類或は油脂類含有の飲食品類、史には、
保健医薬品類、香粧品類、精油類などに添加して、油脂
類の酸化全防止するのに有用な脂溶性の天然源抗酸化液
剤組成物に関する。
更に詳しくは1本発明は、C6〜’ttの飽和の脂肪酸
トリグリセリドの少なくとも一種と、該トリグリセリド
に溶解せしめたローズマリー及び/又はセージの天然源
抗教化成分とから成ることケ特徴とする抗酸化液剤に関
する。
従来、油tl?−頒あるいは油脂用言■食品に対する酸
化防止剤として【よ1例えば、ヅプチルヒドロキシトル
エン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA
)、没食子敵グロビルなどの合成欧化防止剤が使用され
ていたが、近、年になって安全性に疑問が持たれるよう
になり安全性の鍋い天然源の酸化防止剤が望1れていf
co このような酸化防止剤として、天然のビタミンb゛(ト
コフェロール)が広汎に利用されている。
その他に天然源の抗酸化剤として、飼えば、ローズマリ
ー或はセージの有@溶剤抽出物を脱色してから濃#i後
、高沸点の油脂に分散乃至は溶解して減圧水蒸気蒸留あ
るいは分子蒸留によって揮発性の不純物を除去して得ら
れる抗酸化組成物が提案されている(USP  395
0266)。
この提案によって得られる抗酸化物質は、油脂に対する
溶解性が悪いため、高濃度の組成物を得ることができず
、最終′$ボンである油脂あるいは油脂含有食品に対す
る冷加重が太きくなるという欠点がある。
かかる欠点を改善する提案として、Nえば、ハープ系香
辛料の極性溶剤抽出@を脱色脱臭して粉末状の抗酸化性
物質を侍る方法(特開昭55−102508号)、ある
いは1例えばローズマリーやセージを含水アルコールで
処理し、非水溶性及び水浴性抗敵化性物質ケ分けて取得
する方法(特開昭55−18435号)等が提案されて
いし刀・しこれらの提案による抗酸化性W貿は濃度は高
くなっているが、抗酸化・狂@貞以外の不gl!吻を尚
多量に昌壱′丁75ため、直接最終製品である油脂性食
品、し1」えは、動植@全原料とする油脂類、油脂含有
食品、飲料その他の食品、あるいは医桑品、化粧料など
に冷加する場仕は、不浴性部分?除去しなければならな
い為、使用が煩雑で不便でめった。
本元明者等は、これら提案に代り一層改善された脂溶性
を示し且つ不浴性婆實の除去という重雑な操作勿必敦と
せ−r油脂傾、油脂含有賞品、飲良品、医桑品、香粧品
類等を包含する広汎な分野Vこおいて利用できる不溶分
を実質的に含有しない天然源抗酸化成分を提供すべく研
梵を行つた。
その結果、ローズマリー及び/又はセージの天然源抗酸
化成分が、C,〜C1□の飽和の脂肪酸トリグリセリド
の少なくとも一層からなる飽和脂肪酸トリグリセリドも
しくはそれらトリグリセリドの任意の混合糸Vこ極めて
よ〈溶解し、不溶分を実質的に含有しない溶液を形成で
きること、及びこの溶液はテ定性がすぐれ、経時的な不
溶分の発生がなく安定性の優れた液剤形r形成すること
を発見した。
また、従来提案におりるように1通猟の食用油脂にこれ
ら抗酸化成分ケ爵解あるいは分散したものに比べ、飛躍
的に高濃度にこれら抗酸化成分を溶解した液剤が形成で
き、更に、従来提案の粉末状抗酸化性物質の欠点であっ
た最終製品である油脂類あるいは油1]口含有九品に冷
加した場合に不可欠であった溶解操作及び不溶物の除去
操作等の煩雑な操作ケ要するトラブルから本質的に解放
された脂溶性の天然W抗酸化液剤が提供できること全発
見した。
更に又5本発明で利用するC0〜C1!飽和脂肪酸トリ
グリセリド又はC6〜CI!飽和脂肪酸トリグリセリド
とアルコール類から成る溶剤は、一般の食用油脂類に比
べ、酸化安定性に優れており、ローズマリー及び/又は
セージの天然源抗酸化成分の溶剤として極めて有利であ
ることがわかった。
従って1本発明の目的は、優れた諸性質を示すローズマ
リー及び/又は十−ソの天然源抗酸化成分含有の抗酸化
液剤を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的ならびに利点
は以下の記載から一層明らかとなるであろう。
本発明で用いるローズマリー及び/又はセージの天然源
抗酸化成分は、種々の該抗酸化成分含有材料から、溶媒
抽出処理、吸着剤処理、蒸留処理その他の分離単位手段
を利用して採取することができる。
利用するローズマリー及び/又はセージの抗酸化成分含
有材料としては1例えば、ローズマIJ−及び/又はセ
ージの乾燥物、e粉砕物;それらに水蒸気蒸留その他の
処理を施して精油を採取した残りの精油採取残渣;これ
ら材料を、たとえば。
n−ペンタン、インペンタン、石油エーテル、リグロイ
ン、n−ヘキサン、メチレンクロライド。
エチレンソクロライド、エチルエーテル、アセトン、酢
酸メチル、酢酸エチル、メタノール、エタノール% n
−プロノ臂ノール、イングロノノール、n−ブタノール
、これらの複数種の混合物などの有機溶媒で抽出し、抽
出液から溶媒を除去して、たとえば大気圧乃至減圧条件
下に留去して得られるオレオレソンやその抽出残渣;な
ど金挙げることができる。
ローズマリー及び/又はセージの天然源抗酸化成分は1
例えば、上記例示の如き該抗酸化成分含有材料を有機溶
媒で抽出処理した抽出物として得ることができ、更に脱
色処理、脱臭処理などを施すことができる。
上記抽出処理に用いる有機溶媒の例としては、例えば、
メタノール、エタノール、n−グロビルアルコール、イ
ンプロピルアルコール、アセトン、プロピレングリコー
ル、グリセリン、酢酸エチル等の極性溶剤、あるいは例
えば、?+−ペンタン、n−へキサン、シクロヘキサン
、石油エーテル。
リグロイン、四塩化炭素、メチレンクロライド。
エチレンソクロライド、イyゼン、トルエン等の非極性
溶剤あるいはこれらの複数種の混合物を例示することが
できるが、エタノールで抽出することが特に好ましい。
更に上述の極性溶剤は含水系1例えば水分含有率約10
〜約50%の含水浴剤の形で用いることもできる。
抽出操作及び抽出染件は種々選択できるが、例えばロー
ズマリー及び/又はセージの抗酸化成分含有材料に約0
.2〜約50倍重量の+!lA性浴剤あるいは非極性溶
剤ヶ絡加し、室温乃至使用溶剤の沸点温蔵で、fC,と
えば約5分〜約24時間、静置もしくは攪拌して行うこ
とができる。抽出処理はパッチ方式でも連続方式でも実
施でき、たとえは、ローズマリー及び/又はセージの粉
砕物、もしくはその精油採取残渣の粉砕物乃至細mi物
の如き抗酸化成分含有材$1−.抽出カラムに詰めて、
該カラムの上部もしくは下部より1機溶媒たとえはアル
コール類を連続的に送入してカラム抽出するカラム抽出
方式を例示することができる。
このようにして抽出操作を行ったのち、向えば遠心分離
、p過、圧搾その他の固液分離手段を利用して不溶性固
形物残渣を除去することにより、ローズマリー及び/又
はセージの天然源抗酸化成分を含有した抽出液t−得る
ことができる。必智彦らは、不溶性固形分抽出残渣に更
に極性溶剤あるいは非極性溶剤を添加して同柿の操作を
くり返し。
抽出することもできる。
本発明においては、ローズマリー及び/又はセージから
上記例示の如き方法で得られた抽出液會濃縮して、溶媒
を除去することにより得られるローズマリー及び/又は
セージの天然源抗酸化成分含有濃縮物を利用するこ六が
できる。更には、上記方法によって得られた抽出液は、
活性炭、活性アルミナ、シリカグル、ベントナイト、酸
性白土。
あるいはケイソウ士の如き吸着剤を用いて脱色処理後、
濃縮することが望ましい。また更には、上記の如き方法
によって得られた濃縮物全水蒸気蒸留その他の手段で脱
臭処理して用いても良い。
本発明で用いるローズマリー及び/又はセージの天然源
抗酸化成分は、前述のようにして、該抗酸化成分含有材
料から抽出採取することができるが、同一出願人の出願
に係わる優れた無色、無臭のローズマリー及び/又はセ
ージの抗酸化成分の製法を利用して得られる抗酸化成分
の利用が好ましい。
例えば、同一出願人の出願に係わる発明の名称”天然源
抗酸化成分の製法“に詳しく開示された製法で得られる
抗酸化成分を挙げることができる出願:昭和57年5月
8日(特願昭57−号)。
この提案の製法によれば5例えば、ローズマリー及び/
又はセージ、その精油採取残渣5そのオレオレソンから
えらばれたローズマリー及ヒ/又はセージの抗酸化成分
含有材料全アルコール類で抽出して得られた抽出液;又
は該材料をアルコール類以外の有機溶媒で抽出して得ら
れた抽出液から有機溶媒を除去し、これをアルコール類
に溶解び/又はセージの抗は化成分含有アルコール浴l
没を、固体吸着剤処理及び陽イオン父換粥脂処理するこ
とによって、優れた品質のローズマリー及び/又はセー
ジの天然源抗酸化成分を得ることができる。
他の製法による天然源抗酸化成分として、同一出願人の
出願に係わる発明の名称6天然諒抗敵化成分の製造方法
”に詳しく開示された製法で侍られる抗酸化成分を挙げ
ることができる出願:昭和57年5月8日(特願昭57
−     号)。
この提案の製法によれば、前提案について例示したと同
様なローズマリー及び/又はセージの抗酸化成分含有ア
ルコール溶液金、アルコール濃度約80重量%以下のア
ルカリ性含水アルコールf。
液となし!該溶液を多孔性樹脂吸着剤で処理し、得られ
た処理液を酸性にして形成される固形分音採取すること
によって、優れた品質のローズマリー及び/又はセージ
の天然源抗酸化成分を得ることができる。この製法に於
ては、上記アルカリ性含水アルコール溶液となす前に、
該抗酸化成分含有アルコール溶液を、固体吸着剤処理及
び/又は陽イオン交換樹脂処理することができる。
更に他の製法による抗酸化成分として、同一出願人の出
願に係わる発明の名称“天然源抗酸化成分を製造する方
法″に詳しく開示された製法で得られる抗酸化成分を挙
げることができる出願:昭和57年5月8日(特願昭5
7−      号)。
この提案の製法によれば、例えばローズマ+7−及び/
又はセージ、その精油採取残渣、そのオレオレソンから
えらばれたローズマリー及び/又はセージの抗酸化成分
含有材料の如きローズマ+7−及び/又はセージの抗酸
化成分含有材料を、固体吸着剤の存在下に、既に例示し
たような有機溶媒で抽出処理することによって、優れた
品質の天然源抗酸化成分を得ることができる。この態様
に於ては、有機溶媒としてアルコール類を用い、該アル
コール類で抽出処理して得られた処理*’i陽イオン交
換樹脂処理することができる。
又更に、同一出願人の出願に係わる発明の名称”天然源
抗酸化成分の抽出法”に詳しく開示された製法で得られ
るローズマリー及び/又はセージの天然源抗酸化成分も
利用できる出願:昭和57年5月8日(特願昭57− 
     号)。
この提案の製法によれば、ローズマリー及び/又はセー
ジの抗酸化成分含有材料を、加圧条件下に約り0℃〜約
180℃で既に例示したような有機溶媒抽出処理し、処
理液全採取することによって、優れた品質の天然源抗酸
化成分を得ることができる。該有機溶媒はすでに例示し
たような極性有機溶媒もしくはその含水物であることが
でき。
又、該抽出処理を不活性ガス雰囲気下で行うことができ
る。
本発明に於ては、上述のようなローズマリー及び/又は
セージの天然源抗酸化成発奮、C6〜C11の飽和の脂
肪酸グリセリドの少なくとも一種に溶解することによっ
て抗は化液剤とすることができる。
本発明で用いるC8〜C11飽和脂肪酸トリグリセリキ
トとしては椰子油分官物を例示できるか。
その他にカプロン酸トリグリセリド、カプリルばトリグ
リセリド、カプリン級トリグリセリド、ラウリン酸トリ
グリセリドあるいはこれらの任意の複数種混合物を例示
することができる。更には。
カブロンば、カグリル酸、カグリン酸及びラウクン識の
混合脂肪酸トリグリセリドを例示することができるが、
爵にカグリル酸及びカプリンばの混合脂肪酸トリグリセ
リドを好ましく例示することができる。炭素数6より小
さい飽和脂肪酸トリグリセリドは経時的に分解し易く不
安定であり、又炭素数12より大きい飽和脂肪酸トリグ
リセリドはローズマリー及び/又はセージから抽出され
る抗酸化性物質を溶解し難く、本発明に採用することは
できない。かかるC6〜CI2飽和脂肪酸トリグリセリ
ドの使用量は適宜に選択できる。例えば。
ローズマリー及び/又はセージの抽出物中の固形分1東
量部に対し約1〜約100重量部、好ましくは約2〜約
50重量部全例示することができる。
本発明の抗酸化液剤は、上述の如きC6〜C1tの飽和
の脂肪族トリグリセリドのほかに、アルコール類の少な
くとも一種を含有することができる。
このようなアルコール類としては、例えばエタ箋 ノール、fロピレングリコール、グリセリン、カルWト
ール類(たとえば、C1〜c、−、pエチレングリコー
ル・モノアルキルエーテル)を例示することができるが
、特にエタノールを好ましく例示することができる。か
かるアルコール類と06〜Ctt飽和脂肪酸トリグリセ
リドの混合比率は任意に選択できるが5例えば重量比で
1=100〜20:1の範囲k1MJ示でき、かかるア
ルコール類及びC11−C□飽和脂肪酸トリグリセリド
の使用量は。
適宜に選択できる。飼えは、ローズマリー及び/又はセ
ージから有機溶剤で抽出して得られた抽出物中の固形分
1部に対して5約0.1部〜約100部、好ましくは約
2〜約50重重部ftl+lJ示することができる。
本発明のC0〜Cttの飽和の脂肪酸トリグリセリドの
少なくとも一塊と、該トリグリセリドに溶解せしめたロ
ーズマリー及び/又はセージの天然源抗酸化成分とから
成り、更にアルコール類の少なくとも一塊金含有して成
っていてもLい天然源抗酸化液剤は、既述のようにして
得ることのできるローズマリー及び/又はセージの天然
源抗酸化成分を、上記特定のトリグリセリドに更には。
所望により該トリグリセリド及びアルコール類VC溶解
せしめることにより得ることができる。
この除、C6〜C4飽和脂肪ハトリグリセリドあるいL
C6〜CI!飽和脂肪酸トリグリセリドとアルコール類
は、ローズマリー及び/又はセージからの天然源抗酸化
成分の製造後に添加してもよいし、製造工程中の任意の
段階で添加して、抗酸化液剤としてもよい。例えば、ロ
ーズマリー奨び/又はセージから有機溶剤で抗酸化成分
を抽出し。
固液分離後に添加して溶媒を除去、濃縮することができ
る。または、同液分離した後、脱色処理の前後に添加し
濃縮する方法でも良い。更に、または固液分離後、脱色
したm細物に添加し続いて脱臭することもできる。
更に本発明に於て、ローズマリー及び/又はセ−ノの有
機耐剤抽出物とC6〜CI2飽和脂肪酸トリグリセリド
或いは、C0〜C11飽和脂肪酸トリグリセリドとアル
コール類との混合は、任意の条件を選択して行うことが
できるが、向えば、室温乃至150℃で約1分乃至約5
時間攪拌することによって抗酸化剤組成物金得ることが
できる。更にまた混曾攪拌終了後、必要によっては濾過
することもできる。本発明抗酸化液剤の油脂類あるいは
油脂類含有食品への添加量は適宜に選択でき、例えば油
脂類あるいは油脂類含有食品中の油脂類に対して約00
01〜約5重蓋%の如き添加rtt−例示することがで
きる。
本発明の不溶分を実質的に含有しない天然源抗ば化液剤
は、単独で油脂類あるいは油脂類含有食品に添加するこ
とができるが、必要により5 トコフェロール類その他
の公知天然抗酸化性物質と併用することもできる。更に
、シネルギストとじて知られているクエン酸、ヒドロキ
シ酸、リン酸。
フィチン酸等と併用することもできる。更にまた、本発
明の天然源抗酸化液剤は、液状の剤形のほかに、必要に
より、アラビアがム、澱粉、ゼラチン等の天然の保護コ
ロイド物質あるいは界面活性剤等により乳化液の剤形で
あることができる。更に。
乳化液に噴霧乾燥等の手段を施して粉末化物や頴粒化物
とな した本発明液剤含有の固形剤形であることができる。
本発明の抗酸化液剤は1例えば油脂類、油脂類含有食品
、飲食品類、餌飼料類、保健・医薬品類。
香粧品類などの広汎な利用分野において、優れた抗酸化
性能全賦与する天然源抗酸化剤として有用である。
fallえば、ラード、ヘッド、チキンオイル、タロー
5パター脂、魚油、肝油、海獣油などの動物脂;サフラ
ワー油5大豆油、コーン油、綿実油、なたね油、ひまわ
り油、ごま油、落花生油、やし油。
/J−ム油、ノソーム核油、オリーブ油、米油等の植物
油:ハター、チーズ、マーガリン、ショートニング、マ
ヨネーズ、ドレッシング等の油脂性食品;魚肉畜肉ハム
・ソーセーゾ等の油脂類含有加工食品類;即席麺類、揚
は菓子等の油脂類含有食品類;珍味、焼肉たれ、乾燥野
菜等の食品類;乳飲料。
清涼飲料5酒類等の飲料類;あるいは又例えば錠剤、液
状経口薬、粉末状の経口薬および湿布薬の如き保健医薬
品類の酸化防止剤;あるいは又列えば、石鹸、洗剤、シ
ャンプーの如き香粧品の改化防止剤として有用である。
以下実施例により本発明の抗酸化剤組成物Vこついての
数態様を更に詳しく例示する。
実施例1 セーソ粉末200 f、活性炭16F及び95%エタノ
ール1.6005’の混°合物を約75−80℃で2時
間攪拌した。次いで不#注固形物を遠心分離によって分
離、除去し、次いで得られた抽出液′ を常圧下で蒸留
して溶媒を除去し、無色の抗酸化□ 成分濃縮物452
を得た。
次いでこの濃縮物にC0〜C1!飽和脂肪酸トリグリセ
リド100f’に加え、室温で10分1…撹拌して、抗
酸化剤組成物132f’f得た。(本発明品AI) 実施例2 セーソ粉末1001に95%エタノール5002を加え
て、約75℃で2時間攪拌した。次いで遠心分離によっ
て不溶性固形物全分離、除去して抗酸化成分含有アルコ
ール溶液を得・た。次いでこの溶液に活性炭52全添加
して室温にて約30分間攪拌後P紙濾過し1次いで得ら
れ九活性炭処理液を予めエタノールに浸漬した強酸性陽
イオン交換樹脂(商品名ダウエックス5 oW) 20
0m1f充填したガラスカラム(直径4α、にさ2o獅
上部から滴下してイオン交換樹脂処理液49o?を得た
次いで上記処理液を常圧下約80℃で約51111Fに
濃縮し、これに約85°〜90℃の熱水300gIを加
えて10分間混合攪拌した後F紙濾過して水不溶性固形
物を採取し、50〜60 ’C10,4−0,02mH
σにて真空乾燥して無色、無味、無臭の抗酸化性成分濃
縮物8ftl−得た。この抗酸化性成分濃縮物82にC
0〜C12飽和脂肪酸トリダリセリド80Fを加え、9
5〜97℃Vこて1時間攪拌して溶解し、抗酸化剤組成
’tJ 88 ? k得た。
(本発明品A2) 実施例3 セーソ粉末100fに95%エタノール5001を加え
て、約75℃で2時間攪拌した。次いで遠心分離によっ
て不溶性固形物を分離、除去して抗籠化成分含有アルコ
ール溶液を得た。次いでこの溶液に10%水酸化ナトリ
ウム水溶液10y(5室温にて徐々に添加してアルカリ
性とし5次いで水2502を加えてアルコール濃度約6
5%に調整し、緑色色素を沈澱させた。次いで、沈澱物
を濾過して除き、脱色された抗酸化成分含有アルカリ性
含水アルコール溶液710fと。粗製緑色色素1.51
を得た。
次いで、あらかじめ約65%の含水アルコールに改漬し
た多孔性重合樹脂(商品名ダイヤイオンノ17’−20
)100ml!i充填したガラスカラム(直径4α、高
さ20cm)の上部から、上記アルカリ注含水アルコー
ル溶液を滴下して、多孔性重合樹脂処理液780vを得
た。次いで、上記処理液を投拌しながら、10%塩酸9
1を倹々に乙1.加してpH約3.5とし室温で30分
間撹拌して、不沁性の抗酸化成分を析出させた。次いで
この不浴性固形物tF紙r過し、水洗、減圧乾燥して、
無色、無味、無臭の抗酸化a&分6.14を得た。次い
で、上記抗酸化成分を95%アルコール14F及びC6
〜CI!飽和脂肪酸トリグリセリド401の混合亀奸に
加えて70℃で30分撹拌し、て溶解し、温時濾紙沖適
しで、抗酸化剤組成物592を得た。(本発明品煮3) 実施例4 0−ズマリー粉末1 kl?と95%エタノール5 k
gをオートクレーブに仕込み、窒素置換後lOO〜10
5℃で1時間拉拌した。冷却後、不溶性固形物を遠心分
離によって除去し、抽出後にC6〜C11飽和脂肪酸ト
リグリセリド2002を加え、室温で10分間攪拌後、
減圧下で然留してエタノールを留去し、抗酸化剤組成物
4952を得た。(本発明品、に4) 参考例1 本発明実施例1〜4で得られた抗酸化剤組成物A−D−
fラードに添加し、AOM法によって抗f俊化効果を比
較した。即ち、抗酸化剤無添加のラードを対照とし、こ
れに本発明による抗酸化剤組成物蔦1 、0.08 %
 (抗酸化物質m編物トLテ0.02%)HA2,0.
2%(同上0.02%);扁3゜0.2%(同上0.0
2%);ム4,0.2%(同上0.02%)をそれぞれ
添加し酸化防止効果ヲ調べた。比較のために天然のトコ
フェロールミックス((株)エーザイ製、天然ビタミン
E)0.02%添加したものについても試験した。
試料202を試験管に秤取し、この試験管を97.8℃
の恒温槽に入れ、毎秒233プの洗浄した空気を通じ、
p、o、v、(過酸化物価)が30に達するまでの時間
を調べた。その結果を氾1表に示す。
第1表の結果から明らか々通り本発明による抗酸化剤組
成物はトコフェロールに比較し倒れた抗酸化効果のある
ことが認められた。
手続補正書 昭和57年8月5 日 特許庁艮′目  右 杉 和 大 殿 1、事件の人生 待短昭57−91281、 発明の名称 抗酸化g剤 3補Wをする渚 事件との関係  特許出願人 住 所  載承4さ中央区日不1直不町匹1丁目九を地
4、代 理 人〒107 住  所   東京都港区赤坂1丁目9番15号日本自
転車会館  2.−4 氏 名(60781弁理士小 1)島 平 吉    
(ほか1名> 1−=−=1 6補IE )q 象   男綱簀の一袴c−F謂氷の軛
匹″及び〔!〕  明細書の”特許請求の範囲”の欄の
記載を、以下のとおり訂正する。
「 1.  C6〜C1! の飽和の脂肪酸トリグリセ
リドの少なくとも一種とローズマリー及び/又はセージ
の天然源抗酸化成分とから成ることを特徴とする抗酸化
液剤。
2 C0〜C1,の飽和の脂肪酸トリグリセリドの少な
くとも一種とローズマリー及び/又はセージの天然源抗
酸化成分と、アルコール類の少なくとも一種とから成る
こξを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の抗酸化液
剤。  」〔麗〕  明細書の“発明の詳細な説明”の
欄の記載ヲ、以下のとおり訂正する。
(1)明細書第2頁4〜5行及び第17頁下から5〜4
行に、夫々、「、該トリグリセリドに溶解せしめた」と
あるを削除する。
(2)  明細薔第5頁8行に、「通常の」とある後に
、「 天然 」 と刀口入する。
(3)明細畜第11頁9〜10行に、「(%勅昭57−
      号)」とあるを、 「 (特願昭57−75988号) 」と訂正する。
(41明細1・第12頁11行に、「(%(員昭57−
号)」とあるを、 「 (%橡H昭57−75989号) 」と引止する。
(5)明細書第13頁11イテに、「(特願昭57−号
)」とあるを、 「 (%頬昭57−75990号)Jlと訂正する。
(6)明細誉第14負lO行に、「(特願昭57−号)
」とある金、 「 (特願昭57−75991号) 」と訂正する。
(7)明6曹第15頁下刀・ら4〜3行に、「ラウリン
酸」とあるを、 「 ラウリン酸 j と訂正する。
(8)明細書第25頁5行に、「抽出後に」とあるし 「 抽出液に 」 と訂正する。
(9)  明細書第25頁12行に「A−D」とあるケ
、1”  AI −A4  、II と訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C0〜C22の飽和の脂肪酸トリグリセリドの少な
    くとも一種と、該トリグリセリドに溶解せしめたローズ
    マリー及び/又はセーノの天然源抗散化戚分とから成る
    ことケ特徴とする抗酸化液剤。 2、、 C6〜CI□の飽和の脂肪ホトリグリセリドの
    少なくとも一種と、該トリグリセリドに溶解せしめたロ
    ーズマリー及び/又はセーノの天然源抗唯化成分と、ア
    ルコール類の少なくとも一種とから成ることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の抗酸化液剤。
JP9128182A 1982-05-31 1982-05-31 抗酸化液剤 Granted JPS58208383A (ja)

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