JPS5820498B2 - 自動交換における不在転送解除方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動交換における不在転送解除方式に関する。

従来、自動交換においては、被呼加入者が不在の場合に
、予め指定しておいた他の加入者に看信呼を転送するこ
とのできる不在転送サービスが行なわれている。

このようなサービスを受ける場合には、一般に、不在転
送を要求する加入者は、予め局に、その転送要求加入者
の番号と指定転送先加入者の番号を登録してお７１）ね
ばならない。

そして、この登録がなされると、転送を要求した加入者
は不在転送登録者となる。

否ころで、この不在転送登録者は、その後、不在転送の
サービスを受ける必要のなくなったさきには、当然、局
の記録から上記転送登録を解除してもられねばならない
。

その解除の方法として、従来は、不在転送の登録を行な
った電話機からの発呼によらざるを得な力）つた。

その理由は、交換機が不在転送登録加入者力）らの転送
解除コードをうけると、この転送登録者の電話番号を自
身で検知し、予め記憶“されている登録番号と照合する
ような機能しか持っていないことによる。

このために、登録解除の方法が制約され、サービスの不
十分を否めな力）つた。

本発明の目的は、上記の欠点を除去し、不在転送先加入
者から不在転送登録の解除を行うことのできる自動交換
における不在転送解除方式を提供するにある。

本発明によれば、不在転送先電話機力）ら発信される少
なくとも不在転送解除コードと不在転送登録者番号とを
受信すると、予め記憶されている不在転送登録者番号と
不在転送先電話番号とを読みだし、これ等両者と、前記
受信した不在転送登録者番号と不在転送解除の操作をし
１こ不在転送先電話機の収容位置情報から翻訳し１こ電
話番号のそれぞれとの一致を検出することによって、不
在転送登録を解除することを特徴とする自動交換におけ
る不在転送解除方式が得られる。

なお、この不在転送解除方式の特徴には、不在転送登録
者の管轄外の局の不在転送先加入者力）ら通話回線を通
じて送信される不在転送解除コードと不在転送登録者番
号と、翻訳され１こ不在転送先電話機の番号とを、前記
不在転送登録者の管轄局で受信することによっても不在
転送登録を解除できることが含すれる。

次に、本発明による不在転送解除方式の実施例について
、図面を参照して詳細に説明する。

第１図は、本発明の不在転送解除方式を適用し１こ自動
交換機の中継方式図である。

図において、ＳＵＢは不在転送解除をしようとする不在
転送先加入者、ＬＲＧは加入者回路、ＥＸｌｔｌＪンク
スイツチ、ＣＦＶＭは不在転送登録記憶装置、ＣＦＶＣ
は不在転送解除装置、ＮＧはナンバグループ、ＭＫはマ
ーカ、ＲＭＣはレジスタマーカコネクタ、ＯＲは発１言
レジスク、ＩＲはＮ１言レジスタ、ＩＲＬは着信レジス
タリンク、ＩＣＴはＮ信トランクである。

上記の構成において、ＣＦＶＭとＣＦＶＣ以外は従来か
ら備えられているものを使用することができる。

まず、不在転送先加入者ＳＵＢがフックをあけると、公
知の方法で５ＵＢ−ＬＲＧ−ＯＲの閉回路が形成される
。

次に、ＳＵＢは不在転送解除コード及び不在転送登録加
入者の番号をダイヤルする。

ＯＲがＳＵＢのダイアルした数字を受は終ると、公知の
方法でＯＲ−ＲＭＣ−ＭＫの閉回路が形成される。

ＯＲ−ＲＭＣ−ＭＫの閉回路によりＯＲはＭＫにＳＵＢ
より受信した不在転送解除コード、不在転送登録者番号
および不在転送先加入者ＳＵＢの収容位置を伝える。

ＭＫは不在転送解除コードによりＮＧを起動し、不在転
送先加入者ＳＵＢの収容位置を伝える。

ＮＧはＳＵＢの収容位置よりＳＵＢの番号に翻訳しＭＫ
に伝える。

次にＭＫはＣＦＶＣを起動し、不在転送登録者番号およ
び不在転送先番号（ＳＵＢの番号）をＣＦＶＣに伝える
。

ＣＦＶＣはＣＦＶＭを起動しＣＦＶＭに記憶されている
不在転送登録者番号および不在転送先番号の組合せの複
数登録のうちの１つの登録を読み出す。

次に、ＣＦＶＣは、ＣＦＶＭより読み出した不在転送登
録者番号および不在転送先番号と、ＭＫより伝えられ１
こ不在転送登録者番号及び不在転送先番号とを照合する
。

照合し１こ結果、一致し１こ場合、ＣＦＶＣは解除完了
情報をＭＫに伝えるとともに当該登録に対する消去情報
をＣＦＶＭに伝え、ＣＦＶＭの記憶を消去させる。

一致しない場合には、ＣＦＶＭより別の１つの登録を読
み出し、前記のごとく一致するまで、又は全ての登録に
ついて照合の動作を繰り返す。

全ての登録について照合し１こ結果、一致しない場合に
は、ＣＦＶＣは解除不完了情報をＭＫに伝える。

ＣＦＶＣより解除完了情報又は解除不完了情報を受け１
こＭＫは、ＯＲ−ＲＭＣ−ＭＫの閉回路により、ＯＲに
この情報を伝え、ＯＲ−ＲＭＣ−ＭＫの閉回路を解放す
る。

上記解除完了情報又は解除不完了情報を受け１こＯＲは
、それぞれの情報に応じ解除完了音又は解除不完了音を
５ＵＢ−ＬＲＧ−ＯＲの閉回路によりＳＵＢに対し送出
し、一連の動作を終了する。

また、不在転送先が他局の電話機の場合には、他局、す
なわち対局との間の通話路を通して不在転送解除情報が
転送されてくる。

まず、対局の不在転送先電話機が不在転送解除コードと
不在転送登録者番号を発信すると、これをうけた対局の
センダは不在転送登録局のＩＣＴに向は呼を発する。

登録局のＩＣＴにＮ信があると、公知の方法でＩＣＴ−
ＩＲＬ−ＩＲの閉回路が形成されるとともに、対局のセ
ンタより通話路を通して不在転送解除コード、不在転送
登録者番号およびセンタによって翻訳され１こ不在転送
先番号が転送されてくる。

ＩＲが転送されてき１こ上記の情報を受は終ると、公知
の方法でＩＲ−ＲＭＣ−ＭＫの閉回路が形成される。

ＩＲ−ＲＭＣ−ＭＫの閉回路により、ＩＲはＭＫに対局
より受信した不在転送解除コード、不在転送登録者番号
および不在転送先番号を伝える。

次に、ＭＫはＣＦＶＣを起動し、不在転送登録者番号お
よび不在転送先番号をＣＦＶＣに伝える。

それ以後のＣＦＶＣの動作は、前述の不在転送先加入者
ＳＵＢが不在転送解除の要求をした場合と同様である。

ＣＦＶＣによる不在転送解除動作が終了すると、ＣＦＶ
ＣはＭＫに解除完了情報、又は解除不完了情報を伝える
。

ＣＦＶＣより解除完了情報、又は解除不完了情報を受け
１こＭＫはＩＲ−ＲＭＣ−ＭＫの閉回路によりＩＲにこ
の情報を伝え、ＩＲ−ＲＭＣ−ＭＫの閉回路を解放する
。

解除完了情報又は解除不完了情報を受け７．： Ｉ Ｒ
は、その情報をさらにＩＣＴ−ＩＲＬ−ＩＲの閉回路に
よりＩＣＴに伝え、ＩＣＴ−ＩＲＬ−ＩＲの閉回路を解
放する。

解除完了情報又は解除不完了情報を受け１こＩＣＴは、
それぞれの情報に応じ解除完了音又は解除不完了音を対
局に向けて送出し、一連の動作を終了する。

第２図は、第１図のブロック図におけるマーカＭＫ、不
在転送解除装置ＣＦＶＣおよび不在転送登録記憶装置Ｃ
ＦＶＭの関係を詳細に説明するための解除装置の具体的
な回路例を見せている。

この図において、ＣＦＶＣには、クロックパルス発生回
路Ｏ８Ｃより、第３図のタイムチャートに示す様な０１
〜Ｃ５の信号が与λられるものとする。

先ず、ＭＫ７））ら不在転送解除の信号が与えられてい
ない場合には、Ｓ Ｔ ＩＪシレー復旧状態にあり、図
示のごと＜ＳＴリレーのブレーク接点ｓｔにより、ナン
ド回路ＮＤＩの第３入力端子およびナンド回路ＮＤ３の
第２入力端子は低レベルとなっている。

そのため、ナンド回路ＮＤ１の出力は高レベルとなって
、ナンド回路ＮＤ２の第１入力端子に加えられる。

ナンド回路ＮＤ３とナンド回路ＮＤ２とによってフリッ
プフロップ回路が構成されているので、ナンド回路ＮＤ
３の出力は高レベルとなり、ナンド回路ＮＤ２の出力は
低レベルとなる。

すなわち、Ｓ Ｔ ＩＪシレー復旧状態の時には、アン
ド回路ＡＤ４の第１入力端子はいずれも低レベルとなっ
ている。

上記のごとき待受は状態にあるときに、ＭＫに不在転送
先の解除要求者より与えられ１こ不在転送解除コード、
不在転送登録者番号および不在転送先番号が伝えられる
と１ＭＫ力）らの不在転送登録者番号情報による地気に
より、ＣＦＶＣのＡ１力）らＣ７までのリレーが動作し
、また、ＭＫからの不在転送先番号情報による地気によ
りＨ１カ）らＮ７までのリレーが動作し、さらに、不在
転送解除コードによりＳＴリレーが動作する。

ＳＴリレーの動作によって、ＣＦＶＣ内のメーク接点ｓ
ｔが閉成し、インパーク回路ＩＮの入力が低レベル、出
力が高レベルとなり、ナンド回路ＮＤ１の第２入力端子
に高レベルが与えられる。

また、開７１）れ１こブレーク接点ｓｔにより、ナンド
回路ＮＤ１の第３入力端子が高レベルとなる。

この後に、クロックパルス発生回路より端子ＳＴに対し
Ｃ２の信号が与えられると、Ｃ２の信号が高レベルとな
っている間、ナンド回路ＮＤＩの出力が低レベルきなり
、ナンド回路ＮＤ２の第１入力端子に低レベルが加えら
れる。

一方、ナンド回路ＮＤ３の第２入力端子も高レベルとな
るから、ナンド回路ＮＤ２の出力は高レベルとなり、ナ
ンド回路ＮＤ３の出力は低レベルとなる。

ナンド回路ＮＤ２の第１入力端子は信号Ｃ２が高レベル
の間だけ低レベルとなっており、信号Ｃ２が低レベルに
なると高レベルとなるが、ナンド回路ＮＤ２の第２入力
端子が低レベルであるため、ナンド回路ＮＤ２の出力は
高レベルのままとなる。

ナンド回路ＮＤ３の出力が低レベルになったことにより
、アンド回路ＡＤ１の第１入力端子も低レベルとなり、
アンド回路ＡＤＩの出力はその第２入力端子の状態に関
係なしに低レベルとなる。

すなわち、フリップフロップＦＦ１、フリップフロップ
ＦＦ２およびメモリ番地カウンタＣ０ＵＮＴに対して、
クリア信号Ｃ１は伝えられなくなる。

一方、ナンド回路ＮＤ２の出力が高レベルになったこき
により、アンド回路ＡＤ２、アンド回路ＡＤ３およびア
ンド回路ＡＤ４のそれぞれの第１入力端子が高レベルと
なり、それぞれの第２入力端子への入力信号Ｃ３゜Ｃ４
およびＣ５に従って、それぞれの出力は変化する。

この時、フリップフロップＦＦ１、フリップフロップＦ
Ｆ２およびメモリ番地カウンタＣ０ＵＮＴの内容は、ア
ンド回路ＡＤ１の第１入力端子が低レベルになる以前（
ＳＴＩＪレーが動作する前）の高レベルの時に、第２入
力端子に加えられたＣ１信号により、フリップフロップ
ＦＦＩの出力は、Ｑ端子を低レベル、Ｑ端子を高レベル
にセットし、フリップフロップＦＦ２の出力も、Ｑ端子
を低レベル、Ｑ端子を高レベルにセットし、またメモリ
番地カウンタＣ０ＵＮＴの出力はＱ１端子力）らＣ７端
子まで、全て、低レベルにセットされている。

メモリ番地カウンタＣ０ＵＮＴの出力はＣＦＶＭに伝え
られており、ＣＦＶＭでは、この情報により（最初の状
態では０番地）、メモリ内容の読み出しを行い、読み出
された不在転送登録者番号をＡ１端子からＣ７端子まで
に、また不在転送先番号をＨ１端子からＮ７端子までに
出力する。

一方、先にＭＫより転送された不在転送登録者番号情報
および不在転送先番号情報と、ＣＦＶＭより読み出され
た不在転送登録者番号および不在転送先番号・情報とは
、それぞれ照合回路Ｍ１〜Ｍ１４に対応するごとく入力
される。

照合回路Ｍ１〜Ｍ１４は排他的論理和回路より構成され
、ＭＫより転送された不在転送登録者番号情報および不
在転送先番号情報と、ＣＦＶＭより読み出され１こ不在
転送登録、者番号情報および不在転送先番号情報とが完
全に一致し１こ場合のみ、アンド回路ＡＤ９の第１から
第１４入力端子までの全てに高レベルの信号を送出して
、アンド回路ＡＤ９の出力を高レベルきする。

ところで、クロックパルス発生回路Ｏ８Ｃよ）す、ＳＴ
端子にＣ２１Ｘ号が与えられた後、ＦＳ端子にＣ３（８
号が与えられ、アンド回路ＡＤ９に出力され１こ状態が
フリップフロップＦＦＩによってセットされるから、照
合した結果、ＭＫ７１）らの情報とＣＦＶＭからの情報
とが一致し、アンド回路ＡＤ９の出力が高レベルになる
と、フリップフロップＦＦ１は、Ｃ３信号によってＱ端
子が高レベルに、Ｑ端子が低レベルになるようにセット
される。

フリップフロップＦＦ１の出力Ｑ端子が低レベルとなる
こさにより、アンド回路ＡＤ７の第２入力端子が低レベ
ルとなり、メモリ番地カウンタＣ０ＵＮＴのカウント更
新の１こめのクロックパルス発生回路Ｏ８Ｃ，ａ）らの
Ｃ５信号はメモリ番地カウンタＣ０ＵＮＴに伝えられな
くなり、カウント更新は停止する。

ま１こ、フリップフロップＦＦ１のＱ端子が高レベルと
なることにより、リレー駆動回路ＲＡＩを介して０ＫＩ
Ｊレーに電流が流され、ＯＫリレーが動作する。

ＯＫリレーが動作したことにより、そのメーク接点ｏｋ
によりＭＫに対し地気を送出し、ＭＫの０ＫＩＪレーを
動作させる。

さらに、フリップフロップＦＦ１のＱ端子が高レベルと
なるさ、アンド回路ＡＤ５の第１入力端子が高レベルと
なり、クロックパルス発生回路Ｏ８Ｃ力）らの０４信号
がアンド回路ＡＤ３吉アンド回路ＡＤ５を通って、ＣＦ
ＶＭに伝えられ、ＣＦＶＭはその時点においてメモリ番
地カウンタＣ０ＵＮＴが示す番地のメモリ内容に相当す
る不在転送登録者番号および不在転送先番号を消去する
。

前述のごとく照合の結果、もし、ＭＫからの情報、！＝
ＣＦＶＭｙ＋）らの情報とが一致しない場合には、。

アンド回路ＡＤ９の出力は低レベルである７１）ら、Ｃ
３信号が与えられても、フリップフロップＦ Ｆ １
ハセットされず、そのＱ端子は低レベル、Ｑ端子は高レ
ベルのままとなる。

そのために、アンド回路ＡＤ７の第２入力端子が高レベ
ル、また、。

後述するごとく、第１入力端子も高レベルきなり、クロ
ックパルス発生回路Ｏ８Ｃ力）らのＣ５信号により、メ
モリ番地カウンタＣ０ＵＮＴのカウントが更新され、Ｃ
ＦｖＭより次のメモリ内容が読み出されて、ＭＫ力）ら
の情報と照合される。

以上の動作。は、ＭＫ力）らの情報とＣＦ■切）らの情
報とが一致するまで繰返し行なわれる。

もし、情報を照合して不一致のままメモリの最終番地に
なると、メモリ番地カウンタＣ０ＵＮＴの出力のＱ１端
子力）らＱ７端子まで、全て高レベルとなる。

これによつ。てアンド回路ＡＤ６の第１から第７入力端
子までが、全て高レベルとなる。

その結果、アンド回路ＡＤ６の出力が高レベルになると
、フリップフロップＦＦ２がりランクパルス発生回路Ｏ
８ＣからのＣ３（ｉ号によりセットされ、出力のＱ端子
は高１／ヘル、Ｑ端子は低レベルとなる。

フリップフロップＦＦ２の出力の頁端子が低レベルとな
ることにより、アンド回路ＡＤγの第１入力端子が低レ
ベルとなり、メモリ番地カウンタＣ０ＵＮＴのカウント
更新の１こめのクロックパルス発生回路Ｏ８Ｃ力）らの
Ｃ５ＩＩＭ号はメモリ番地カウンタＣ０ＵＮＴに伝えら
れなくなり、カウント更新は停止する。

最終番地でＭＫからの情報とＣＦＶＭ力）らの情報が一
致した場合、フリップフロップＦＦ２と同時に、フリッ
フロップＦＦ１もセットされるから、アンド回路ＡＤ８
の第１入力端子は低レベル、第２入力端子は高レベルに
なる。

そのために、アンド回路ＡＤ８の出力は低レベルとなり
、リレー駆動回路ＲＡ２によるＮＧＩＪレーの動作電流
は流れない。

フリップフロップＦＦＩのＱ端子が高レベルになること
による、ＯＫリレーの動作およびＣＦＶＭに対するメモ
リ内容消去情報の送出は、前述の場合と同様に行なわれ
る。

最終番地でも、ＭＫからの情報とＣＦＶＭからの情報が
一致しない場合には、フリップフロップＦＦ１はセット
されず、フリップフロップＦＦ２のみがセットされる。

この場合、アンド回路ＡＤ８の第１入力端子は高レベル
、第２入力端子も高レベルとなり、その出力は高レベル
となる。

アンド回路ＡＤ８の出力が高レベルとなることにより、
リレー、駆動回路ＲＡ２を介してＮＧリレーに電流が流
れ、ＮＧリレーが動作する。

ＮＧリレーが動作し１こことにより、そのメーク接点ｎ
ｇが閉成され、ＭＫに対し地気を送出し、ＭＫのＮＧリ
レーを動作させる。

以上に述べたＣＦＶＣの動作によって、ＭＫは解除完了
情報（ＯＫ！Ｊレーの動作）、又は解除不完了情報（Ｎ
ＧＩＪレーの動作）を受け、ＭＫ−ＲＭＣ−ＯＲ１又は
ＭＫ−ＲＭＣ−ＩＲにその情報を転送し、ＯＲに転送さ
れ１こ場合には０Ｒ−ＬＲＧ−８ＵＢの閉回路を通して
解除完了音又は解除不完了音を送出する。

また、ＩＲに転送された場合にはＩ Ｒ−Ｉ ＲＬ−Ｉ
ＣＴの閉回路を介して、ＩＣＴより対局の不在転送解
除要求者に対し解除完了音、又は解除不完了音を送出し
て解除完了、又は不完了を知らせる。

なお、上記実施例においては、その具体的構成に電子回
路が使用されているが、必要によりプログラム処理の方
法を用いても、同じ目的を達することができることは言
うまでもない。

以上、実施例において述べ１こごとく、本発明によれは
、不在転送先電話機乃）ら送られてくる不在転送登録者
番号と、上記不在転送先電話機の番号とを、記憶装置に
予め記憶されている不在転送登録者番号と不在転送先番
号とによって照合し、一致を検出することによって不在
転送登録を解除することができる７１）ら、不在転送登
録者の場所力）ら遠く離れたところにいる不在転送先加
入者が、自由に不在転送登録を解除できる点においてサ
ービスの向上が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例を示す自動交換機の中継方式
図であり、第２図は、第１図における不在転送解除装置
の一具体例を示す回路図であり、第３図は、第２図にお
ける不在転送解除装置に供給されるクロックパルスのタ
イムチャートである。 図において、ＳＵＢは不在転送解除を要求する不在転送
先加入者、ＣＦＶＭは不在転送登録記憶装置、ＣＦＶＣ
は不在転送解除装置、ＭＫはマーカ、Ｍ１〜Ｍ１４は照
合回路、Ｃ０ＵＮＴはメモリ番地力ウンクである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 不在転送先電話機から少なくとも不在転送解除コー
   ドと不在転送登録者番号とを受信すると、予め記憶され
   ている不在転送登録者番号と不在転送先電話番号とを読
   みだし、これ等両者と、前記受信し１こ不在転送登録者
   番号と不在転送解除の操作をした不在転送先電話機の収
   容位置情報７１）ら翻訳した電話番号のそれぞれとの一
   致を検出することによって、不在転送登録を解除するこ
   吉を特徴とする自動交換における不在転送解除方式。