JPS5820376B2 - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

内燃機関の排気浄化システム

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JPS5820376B2
JPS5820376B2 JP51108446A JP10844676A JPS5820376B2 JP S5820376 B2 JPS5820376 B2 JP S5820376B2 JP 51108446 A JP51108446 A JP 51108446A JP 10844676 A JP10844676 A JP 10844676A JP S5820376 B2 JPS5820376 B2 JP S5820376B2
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valve
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高見正則
杉原邦彦
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関から排出される有害排気成分の中でも特に除去
が困難とされている窒素酸化物NOx の除去対策の一
つとして、排気還流システムが知られている。
これは、機関から排出される排気の一部を吸気系に還流
させて吸入混合気に混入させることにより、燃焼室での
混合気の最高燃焼温度をある程度に抑えてNOx の生
成を極力抑制しようとするものである。
前述のNOxの生成は第1図から明らかなように、機関
運転状態を一定に保って運転する所謂定常運転時では然
程多(ないが、機関の加速時や定常運転の初期段階等の
過渡運転時にはNOx の生成が顕著となる。
そこで、通常かかる機関の加速時や定常運転の初期段階
等の過渡運転時に十分な排気還流(EGR)量が得られ
るように設定しているので、定常運転時にはEGR量が
多過ぎて運転性の悪化をもたらしてしまう傾向がある。
一方、他の排気有害成分である炭化水素(HC)や一酸
化炭素(CO)については、排気系にリアクタ(リアク
タ機能を有する排気マニホルドも含む)や触媒装置等の
再燃焼装置を付設し、再燃焼装置前流に供給される二次
空気と共にこれらHC。
COを再燃焼除去することが行われ、前述の排気還流シ
ステムとの併用により総合的な排気対策を行うようにし
ている。
この再燃焼装置を有効に機能させるには、その反応温度
を十分に確保する必要があり、そこで通常機関の燃料供
給系では排気の降温か伴う前述の機関過渡運転時には濃
い混合気が得られるように設定してかかる過渡運転時に
再燃焼装置でのHC、COの反応を活発に行わせるよう
にしている。
従って、定常運転時における混合気も必然的に必要以上
に濃くなり燃費を悪化させてしまうという不具合があっ
た。
本発明はかかる従来の実状に鑑み、機関の過渡運転時に
は従来通り排気還流を積極的に行ってNOx の低減作
用を行わせ、そして機関の定常運転時には還流排気中に
、再燃焼装置前流に供給される二次空気の一部を導入す
ることにより、実質的に吸気系に還流されるEGR量を
減少させて運転性を確保し、かつ還流排気と共に吸気系
に導入される二次空気により混合気を稀薄化し、以って
、NOx の効果的な低減と機関運転状態に燃費の向上
との調和を図ったものである。
ここで、本発明でいう機関の過渡運転時とは車輌におけ
る変速比の変化(ギヤチェンジ)を伴なう加減速運転は
もとより、かかる加減速運転から定常運転に移行した場
合の定常運転初期段階、変速比の変化を伴わない減速運
転、変速機の低速レンジ使用時、高速レンジ使用初期段
階をも含む。
従って、定常運転時とは過渡運転時以外の運転状態を云
うもので例えば高速レンジ使用時における所定時間経過
後の運転時を云う。
以下本発明の実施例を図面と共に詳述する。
第2図において、Aはエアクリーナ、Bは燃料供給装置
、Cは吸気マニホルド、Dは機関本体、Eは変速機、F
は再燃焼装置としてのリアクタを示し、該リアクタの前
流にはエアポンプHと二次空気通路■とからなる二次空
気供給装置Gにより機関運転状態に合せて所定量の二次
空気が供給され、この二次空気の供給の下で機関りから
排出されるHC、COを効率よく酸化除去し得るように
構成されている。
Jは排気の一部を吸気系に還流してNOx低減作用を行
わせる排気還流装置で、過渡運転状態のうちスロットル
バルブ全閉状態における減速、アイドル時は装置の構造
上排気還流が停止される。
ここで、本発明にあたっては、機関の定常運転時に還流
排気中に二次空気の一部を導入する二次空気制御装置K
を付設しである。
この二次空気制御装置には、機関の過渡運転時を代表す
る加、減速運転状態を検出する検出手段りと、二次空気
の導入を前記検出手段りの検出信号に基いて制御する制
御手段Mと、前記検出信号の消失後も制御手段Mの制御
作動を所定時間持続させる持続手段Nとから構成されて
いる。
第3図に燃料供給装置として気化器1を用いた場合な示
す。
前述の排気還流装置Jは、リアクタFの出口管P′と吸
気マニホルドCとに跨設した排気還流通路10に介装さ
れた負圧作動型の排気還流制御弁11と、排気還流通路
10内の排気圧に応動し前記制御弁11への負圧信号を
制御する弁装置12とからなっている。
排気還流制御弁11は、負圧室11aと大気室11bと
を隔成するダイヤフラム11eに固設されて該ダイヤフ
ラム11cに応動して弁座11dを開閉する弁体lie
を有している。
前記負圧室11aは負圧通路13を介して吸気通路2の
スロットルバルブ3が開動するに伴って大気圧側から負
圧側に変る位置に設けた負圧取出口4に連通し、負圧室
11aに作用する機関吸入負圧値に応じてダイヤフラム
11cをバランススプリング11fに抗して負圧室11
a側に引寄せ、弁体11eを開弁作動させて排気還流量
を制御する。
また、弁装置12は負圧通路13から分岐した通路13
aに介装され、排気還流通路1oの弁座11dとオリフ
ィス14との間の排気圧をほぼ一定に保持させるもので
、前記排気圧がある所定値よりも犬となった場合にはダ
イヤフラム弁12aを押上げて通路13aの開口端を閉
塞して制御弁11の負圧室11aに作用する負圧値を犬
として弁開度を拡げることにより排気圧を降下させ、逆
に排気圧が所定値よりも小の時はバランススプリング1
2bの蓄勢力によりダイヤフラム弁12aを押下げて通
路13aを大気に開放させ、負圧室11aに作用する負
圧値を小として弁開度を絞り、排気圧を上昇させるもの
で、このように排気還流通路10の弁座11dとオリフ
ィス14との間の排気圧をほぼ一定に保持することによ
り、排気還流率をほぼ一定に保つものである。
そして、二次空気制御装置にの制御手段Mとして、二次
空気通路■と排気還流制御弁11前流の排気通路10と
に跨設した連通路20に電磁弁21を介装して構成され
、該電磁弁21後流の連通路20にはオリフィス22を
配設して導入二次空気量を制御するようにしである。
次に、機関の加、減速運転状態を検出する手段として、
本実施例にあってはクラッチ23(本図ではクラッチペ
ダルを示す)の作動状態を検出するスイッチ24を用い
ている。
つまり、通常機関の加速時や減速時は、速度レンジに見
合って変速1機Eのギヤ位置を選択するものであり、ま
たこのようなギヤ位置の選択操作にはクラッチの断・接
操作を伴うものであるから、このクラッチの作動状態を
検出することにより容易に機関の加、減速運転状態を判
定できる。
この検出スイッチ24はクラッチ23を切離した時、つ
まりクラッチペダルな踏込んだ時にオン作動して、バッ
テリ0の電圧を後記する持続手段Nの電磁弁31に印加
してコイル31aを励磁し、弁体31bを開弁作動させ
る。
また、クラッチ23が接続されるとスイッチ24はオフ
作動し、電磁弁31のコイル31aを消磁して弁体31
bを閉弁作動させる。
持続手段Nは、負圧源例えば機関吸気系から取出される
吸入負圧が蓄圧され、かつ該負圧が徐々に稀釈されるよ
うに大気開放口30aにオリフィス30bを設げた負圧
タンク30と、該負圧タンク30とスロットルバルブ3
下流の吸気通路2に開口した負圧取出口5とを連通ずる
負圧通路6に介装され、検出スイッチ24により開閉さ
れる電磁弁31と、負圧タンク30内の負圧の変化に応
動してオン−オフ作動し、前述の制御手段Mの電磁弁2
1を開閉作動させる負圧作動型のスイッチ32とから構
成されている。
前記スイッチ32は、負圧室32aに作用する負圧タン
ク30内の負圧が、例えばO〜−50miHgでオン作
動し負圧値がこれ以上に増大するとダイヤフラム32b
を介して作動ロッド32cを牽引してオフ作動するよう
になっている。
33は負圧タンク30を電磁弁31との間の負圧通路3
1に介装したチェック弁、Pはイグニションスイッチを
示す。
かかる構成により、機関の加速時または減速時に速度レ
ンジに見合って変速機Eのギヤ位置を切換えるために、
クラッチ23を切離すと(クラッチ23を切り離す時は
図外のアクセルペダルの踏込みが解除され、スロットル
バルブ3は全閉状態となってスロットルバルブ3下流に
負圧値の高い機関吸入負圧が発生する)、検出スイッチ
24がオン作動して持続手段Nの電磁弁31力徘弁作動
する。
この結果、負圧タンク30には負圧通路6を介して負圧
値の高い機関吸入負圧が蓄圧され、スイッチ32をオフ
作動させる。
このスイッチ32のオフ作動により制御手段Mの電磁弁
21のコイル21aが消磁され、弁体21bが連通路2
0を遮断する。
従って、リアクタFの出口管ドより取出される還流排気
は従来と全く同様に制御弁11、弁装置12の制御作用
の下で所定の排気還流率で吸気系に還流され、積極的に
NOx低減作用をなす。
また、エアポングHより送給される二次空気は二次空気
通路Iを介してリアクタ入口管ドに供給され、この二次
空気の供給の下にリアクタFでHC、Coの酸化反応を
活発に行わせて効果的に除去する。
ここで、変速機Eのギヤ位置切換え操作が完了してクラ
ッチ23が接続され、検出スイッチ24がオフ作動して
持続手段Nの電磁弁31が閉弁作動しても、負圧タンク
30内の負圧はオリフィス30bにより徐々に稀釈され
るため、ある所定時間、例えば10秒−15秒前記スイ
ッチ32のオフ作動が持続され、従って、電磁弁21の
閉作動が前述のまま保持され、積極的な排気還流を持続
する。
のって、加、減速時にクラッチ23の断・接操作が連続
的に行われた場合でも電磁弁21がバンチングして二次
空気の洩れによって実質EGR量が変動するようなこと
がなく、また、特に機関の過渡運転時に含まれる定常運
転の初期段階まで前述の作動が持続することになり、か
かる過渡運転時に機関におけるNOx生成量を著しく低
減させる。
なお、過渡運転時でも低速、アイドル時はスロットルバ
ルブ3が全閉状態となって、負圧取出口4は大気圧側と
なるので排気還流制御弁11は閉弁作動し、排気還流は
停止する。
そして、機関が定常運転に移行されると、検出手段りと
持続手段Nの機能停止により、つまりスイッチ32がオ
ン作動することにより電磁弁21のコイル21aが励磁
されて弁体21bを開弁作動させる。
この結果、二次空気通路■からリアクタ入口管ドに供給
される二次空気の一部は連通路20を経由して排気還流
制御弁11前流の還流排気中に混入する。
この二次空気の混入により制御弁11並に弁装置120
制御作動によって所定率で排気還流が行われても実質的
にEGR量が減少することになり、のって当該定常運転
時にはEGR量の減少によって機関運転性が安定し、し
かも還流排気と共に吸気系に導入される二次空気によっ
て混合気が稀薄化され、以って燃費の向上を実現できる
のである。
第4図に示す実施例は、再燃焼装置前流の排気通路を二
次空気が導入される通路と還流排気を導出する通路とに
それぞれ独立させた場合で、例えばリアクタFの一方の
入口管F′1に二次空気通路■を連通接続し、他方の入
口管F″2に排気還流通路10を接続し、そしてこれら
二次空気通路Iと排気還流通路10とに跨って連通路2
0を設けてこの連通路20に電磁弁21を介装しである
つまり、前述のように還流排気をリアクタ出口管yから
導出するようにした場合、吸気系には二次吸気が混入さ
れてHC,COの酸化を完了した排気が還流されるので
あるが、二次空気が過剰供給された場合には二次空気の
余剰分がそのまま還流排気に混入した状態で還流される
ことになり、実質EGR量を減少させて過渡運転時のE
GR効果を低減サセ、また混合気を稀薄化させてかかる
運転時ノ排気温度を下げてリアクタFの機能をも低下さ
せる憾がある。
そこで、本実施例の加く二次空気の影響下にないリアク
タ入口管y2 より還流排気を導出することにより、過
渡運転時には二次空気の混入により実質的なEGR量の
減少を伴うことなく、積極的にNOx低減作用を行わせ
ることができるのである。
また、定常運転時には電磁弁21の開弁作動により前述
と同様に還流排気中に二次空気の一部を導入して機関安
定性の確保と燃費向上とを図ることができるのである。
更に、過渡運転時でも、減速、アイドリンク運転が長引
く時には、持続手段Nの機能が停止して電磁弁21が開
弁作動しくこの時排気還流制御弁11は前述の理由によ
り閉弁作動している)、この結果、二次空気は連通路2
0、還流制御弁11前流の排気還流通路10を介してリ
アクタ入口管F′2 にも流入し、のって、かかる運転
時に二次空気の導入が積極的に行われ、リアクタFでの
HC、COの酸化反応を活発に行わせることができるの
である。
第5図乃至第8図は過渡運転状態検出手段りの他の実施
例を夫々示すものである。
第5図は該検出手段こして変速機Eのトップギヤ位置よ
り低速の速度レンジに変速機Eが切換えられたときに検
出信号を発するギヤスイッチ34を用いた例である。
これは、一般の自動車等において゛トップギヤ以上の高
速レンジを使用する走行状態のうち最初の短時間を除く
走行状態は定常運転時であり、トップギヤより低速のレ
ンジを使用する走行状態は加速時等の過渡運転時を代表
する走行状態であるからである。
例えば変速機が前進4速の場合には、変速機が4速(ト
ップ)位置に操作されたときに、同図に示すように、コ
ントロールロッド35の溝35aにギヤスイッチ34の
ロッド34aがばね34bの弾発力により落ち込んで、
導体34cによる端子34dと34dとの導通が遮断さ
れており、トップ以外のギヤ位置(1,2,3速)では
ロッド34a先端がコントロールロッド35の周面に衝
接し、ロッド34aがばね34bの弾発力に抗して下動
され、端子34dと34dとが導体34cを介して導通
され、前述の如き検出信号を発するのである。
変速機が前進3速の場合には、第3速がトップギヤとな
り第1速、第2速が低速レンジとなる。
また、変速機がオーバドライブ付の前進5速の場合には
、第4速をトップギヤとし、第5速はトップギヤ以上の
高速レンジ、第3速乃至第1速を低速レンジとするので
ある。
同様の趣旨により、自動変速機を使用する内燃機関にあ
っては、第6図に示すように、トップギヤに制御された
状態のときに油圧が上昇する自動変速機E内のコントロ
ールバルブ(図示せず)の油圧系統36に圧力スイッチ
37を設けている。
この圧力スイッチ37は油圧室37aが所定圧(トップ
ギヤ時の圧力)のときに大気及びばね37b力に打勝っ
てダイヤフラム37cを上方へ変位して接点37dをオ
フとし、トップギヤより低速レンジに切換えられたとき
の該油圧系統36の降圧によりダイヤフラム37cが下
方へ変位して接点37dをオンとし、検出信号を発する
のである。
第7図は検出手段の他の例として気化器1のスロットル
バルブ3の開度が小さいときにオンとなる開度スイッチ
33゛を利用した例である。
一般に加速時におけるギヤチェンジ時或いは減速時等に
は、アクセルペダル(図示せず)の踏み込みが解除すし
てスロットルバルブ3の開度が小さくなるから、このよ
うにスロットルバルブ3の開度が小さいときには加、減
速運転状態とみなしてよいからである。
前記開度スイッチ38は、スロットルバルブ3のシャフ
ト3aと一体的に回動するアーム38 aと、スロット
ルバルブ3の開度カ小さいとき(略々全閉)に、該アー
ム38aによりオン作動されるマイクロスイッチ38b
とから構成されているのである。
この場合、スロットルバルブ3の開度と関連のあるアク
セルペダル(図示せず)の回動位置を検出するスイッチ
を用いても間接的にスロットル開度を検出できる。
また、燃料噴射式の燃料供給装置に使用されるスロット
ルバルブにおいても同様である。
第8図は更に他の検出手段の例を示すもので、機関の吸
入負圧を検出するスイッチ39を利用した例である。
前述の如く、加、減速運転時にはスロットルバルブ3の
開度が小さくなるから、吸入負圧が大きく(真空に近ず
く)なる。
従って、吸入負圧の増大を検出することにより、加、減
速運転時を検出することができる。
この例では、スロットルバルブ3下流の吸気通路2に開
口した負圧取出口5から吸入負圧を圧力スイッチ39に
導入し、負圧室39a内の負圧が所定値以上となったと
きにダイヤフラム39bを負圧室39a側に変位させて
接点39cをオンし、検出信号を発するのである。
前記各実施例では何れも制御手段Mとして、電磁弁を用
いて還流排気への二次空気の導入、遮断制御を行わせる
ようにしているが、この他負圧作動弁を用いることもで
きる。
第9図に示す実施例はかかる負圧作動弁を用いて二次空
気の導入、遮断制御を行わせるようにしたもので、連通
路20に過渡運転時に負圧室40aに所定値の機関吸入
負圧が導入されることにより、ダイヤフラム40bを介
して弁体40cを進出させ、該連通路20を閉塞する負
圧作動弁40を介装しである。
この実施例の場合、第3図に示す持続手段Nのスイッチ
32が不要となり、負圧タンク30と負圧作動弁40の
負圧室40aとを連通ずればよい。
なお、この実施例の場合、負圧タンク300大気開放口
30aに設けたオリフィス30bの替りに、焼結合金を
以ってオリフィスと等価の機能をさせることができる。
また、このようにオリフィスとして焼結合金を利用すれ
ばオリフィスに比して有効通気面積を可及的に小とでき
、従って、負圧タンク30の容量を小さくして所定の持
続作用を得ることができる。
第10図に示す実施例にあっては、第9図に示した実施
例において、持続手段Nとして負圧取出口5と負圧作動
弁40の負圧室40aとを連通ずる通路6に、チェック
弁41aと焼結合金からなるオリフィス41bとを内蔵
した弁装置41と、検出手段りにより作動される大気開
口ポート42aを有する三方電磁弁42とを介装して構
成したものである。
前記弁装置41は機関吸入負圧が導入されると、チェッ
ク弁41aを開いてこの吸入負圧を速かに負圧作動弁4
0の負圧室40aに導入するが、大気が導入された場合
にはチェック弁41aが密閉し、焼結合金からなるオリ
フィス41bにより大気による前記負圧室40a内の負
圧の稀釈時間を長引かせ、該負圧作動弁40の閉動作用
を所定時間持続させるものである。
つまり、この実施例の場合、機関の過渡運転時に検出手
段りが検出作動すると、三方電磁弁42は犬気開ロポー
)42aを閉塞する一方、負圧通路6を開放し、この結
果、機関吸入負圧は弁装置41のチェック弁41aを経
て負圧作動弁40の負圧室4θaに導入され、弁体40
cにより連通路20を閉塞して二次空気の導入を遮断す
る。
そして、検出手段りの検出作用が停止すると、三方電磁
弁42は負圧通路6を遮断する一方、犬気開ロポー)4
2aと弁装置41側の通路とを連通して大気を導入する
ようになるが、焼結合金41bによりこの大気の流通が
著しく制約を受け、つまり負圧作動弁40の負圧室40
a内の負圧の稀釈時間が長引き、該負圧作動弁40の閉
弁作動を所定時間持続させるのである。
一方、制御手段に電磁弁を用いる場合に採用できる持続
手段の他の実施例としては、第11図に示す電気的タイ
マー回路または第12図に示す機械−電気的タイマー回
路がある。
第11図に示す電気的タイマー回路は、バッテリ0、イ
グニッションスイッチP、電磁弁21及び検出スイッチ
24を含む回路内に、抵抗44とコンデンサ45とから
なる時定数回路43及びスイッチングトランジスタ46
を組合せたもので、検出スイッチ24がオンからオフに
切換った後も、時定数回路43で定められた所定時間の
間はスイッチングトランジスタ46がオン状態を維持し
、電磁弁200通電を持続するのである。
第13図に示す機械−電気タイマー回路は、前記時定数
回路43とスイッチングトランジスタ46の代りに、自
己保持型リレースイッチ47、ヒータバイメタルスイッ
チ48等の機械的スイッチを組合せたものである。
検出スイッチ240オンにより電磁弁21に通電を行な
い、該検出スイッチ24のオフ後も継続して通電を行な
う自己保持型リレー47の作用と、通電により発熱する
ヒータ48aにより加熱されて所定時間後に変形して接
点48bをオフするバイメタル48cの作用とにより、
検出スイッチ24のオフ後も所定時間の間電磁弁21を
オン状態に持続するのである。
従って、これら第11図、第12図に示す実施例に使用
される電磁弁21としては、通電されることによって閉
弁作動して連通路20を遮断する型式のものが用いられ
る。
尚、以上の実施例にあっては持続手段を設けて定常運転
の初期段階をも過渡運転時とみなしてEGRを積極的に
行ないNOxの低減を図っているが、場合によっては、
例えば重量の軽℃泪動車に搭載される内燃機関のような
場合には、NOx の発生量そのものが少ないので、持
続手段を設けず所謂過渡運転時のみEGRを積極的に行
なうようにしてもよい。
また、以上の実施例にあっては二次空気を供給する手段
としてエアポンプを用いた場合を示したが、排気中及び
還流排気中に二次空気を供給する機能かはたされればよ
いわけであるから、一般に知られている排気脈動を利用
した二次空気供給手段とか排気流に基づ(負圧を利用し
た二次空気供給手段等を用いてもよいことは勿論である
以上型するに本発明によれば、NOx の生成が著しい
市街地走行の運転パターンである機関の過渡運転時に排
気還流を積極的に行ってNOx低減作用を行わせ、また
郊外走行の運転パターンである機関の定常運転時には還
流排気中に排気系に導入される二次空気の一部を導入し
て実質的にEGR量を減少させるので、機関安定性が確
保されると共に、該導入二次空気により混合気が稀薄化
され燃費を向上できる等、排気、対策0機関運転特性の
両方に優れた内燃機関を得ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は機関のNOx排出量を示す特性図、第2図は本
発明システムの系統図、第3図は本発明の一実施例の説
明図、第4図は異なる実施例の説明図、第5図〜第8図
はそれぞれ異なる検出手段の説明図、第9,10図はそ
れぞれ異なる制御手段の説明図、第11.12図はそれ
ぞれ異なる持続手段の説明図である。 B・・・・・・燃料供給装置、D・・・・・・機関本体
、E・・・・・・変速機、F・−・・・・再燃焼装置、
G・・・・・・二次空気供給装置、J・・・・・・排気
還流制御装置、K・・・・・・二次空気制御装置、L・
・・・−・検出手段、M・・・・・・制御手段、N持続
手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 排気の一部を吸気中に還流する排気還流装置と、排
    気系の再燃焼装置前流と還流排気中に二次空気を供給す
    る二次空気供給装置とを備えた内燃機関において、内燃
    機関の過渡運転時に前記還流排気中への二次空気の供給
    を遮断する二次空気制御装置を設けたことを特徴とする
    内燃機関の排気浄化システム。 2 再燃焼装置前流の排気通路を二次空気が導入される
    通路と還流排気を導出する通路とに独立させてなる特許
    請求の範囲第1項記載の内燃機関の排気浄化システム。 3 二次空気制御装置が加減速運転状態を検出して検出
    信号を発生する検出手段と、この検出信号に基いて二次
    空気の導入、遮断制御を行う制御手段と、前記検出信号
    の消失後も該制御作動を所定時間持続させる持続手段と
    からなる特許請求の範囲第1項又は第2項記載の内燃機
    関の排気浄化システム。 4 検出手段がクラッチの作動状態を検出するスイッチ
    である特許請求の範囲第3項記載の内燃機関の排気浄化
    システム。 5 検出手段が変速機のトップギヤ位置より低速レンジ
    のギヤ位置を検出するスイッチである特許請求の範囲第
    3項記載の内燃機関の排気浄化システム。 6 検出手段がスロットルバルブの開度を検出するスイ
    ッチである特許請求の範囲第3項記載の内燃機関の排気
    浄化システム。 7 検出手段が吸入負圧の変化を検出するスイッチであ
    る特許請求の範囲第3項記載の内燃機関の排気浄化シス
    テム。 8 制御手段が二次空気通路と排気還流制御弁前流の排
    気還流通路とを連通ずる通路に設けられ、検出手段から
    の検出信号に基いて前記連通路を遮断、開放する弁装置
    である特許請求の範囲第3項記載の内燃機関の排気浄化
    システム。 9 弁装置が電磁弁である特許請求の範囲第8項記載の
    内燃機関の排気浄化システム。 10 弁装置が負圧作動弁である特許請求の範囲第8
    項記載の内燃機関の排気浄化システム。 11 持続手段が負圧源からの負圧が蓄圧されかつ該
    負圧が徐々に稀釈され得るようにその大気開放口にオリ
    フィスが設けられた負圧タンクと、前記負圧源と負圧タ
    ンクとを連通ずる負圧通路に介装され検出信号により該
    通路を開閉する弁装置と、前記負圧タンク内の負圧変化
    に応動してオン・オフ作動するスイッチとを有する特許
    請求の範囲第9項記載の内燃機関の排気浄化システム。 12 持続手段が負圧源と負圧作動弁とを連通ずる負
    圧通路に介装され、負圧源からの負圧が蓄圧されかつ該
    負圧が徐々に稀釈され得るようにその大気開放口にオリ
    フィスが設けられた負圧タンクと、前記負圧源と負圧タ
    ンクとを連通ずる負圧通路に介装され検出信号により該
    通路を開閉する弁装置とを有する特許請求の範囲第10
    項記載の内燃機関の排気浄化システム。 13 持続手段が負圧源と負圧作動弁とを連通ずる負
    圧通路に介装され、検出信号に基いて負圧作動弁に負圧
    と大気とを選択的に導入する三方弁と、該三方弁と負圧
    作動弁との間に設けられ、負圧作動弁への大気の導入を
    所定時間遅らせる弁装置とを有する特許請求の範囲第1
    0項記載の内燃機関の排気浄化システム。 14 持続手段が、検出手段のスイッチと電磁弁とを
    接続する電気回路内に組入れられた電気的タイマー回路
    である特許請求の範囲第9項記載の内燃機関の排気浄化
    システム。 15 持続手段が、検出手段のスイッチと電磁弁とを
    接続する電気回路内に組入れられた自己保持リレー、ヒ
    ータ、バイメタルスイッチ等からなる機械−電気的タイ
    マー回路である特許請求の範囲第9項記載の内燃機関の
    排気浄化システム。
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