JPS58200903A - ボイラ系におけるスケ−ル付着状態計測装置 - Google Patents

ボイラ系におけるスケ−ル付着状態計測装置

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JPS58200903A
JPS58200903A JP8461982A JP8461982A JPS58200903A JP S58200903 A JPS58200903 A JP S58200903A JP 8461982 A JP8461982 A JP 8461982A JP 8461982 A JP8461982 A JP 8461982A JP S58200903 A JPS58200903 A JP S58200903A
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藤田 忠男
谷口 紳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はボイラ系における缶水の濃縮化に伴う水管中
のスケール付着状態を連続的に自動計測するためのスケ
ール付着状態計測装置に係わり、特に、加熱制御のため
の断続制御における1回の加熱期間が、水管中のスケー
ル付着の進行に伴って増大するという現象に基づいて、
水管中のスケール付着状態を4測するようにしたスケー
ル付着状態計測装置に関するものであろう 一般に、ボイラ系を長時間運転すると、缶水が濃縮化さ
れるので、缶水中に含まれるカルシュラム、マグネシュ
ウム、シリカ等の不純物濃度が増大し、これが水管内面
に析出付着してスケールに成長するものである。そして
、スケールが熱の不良導体であるために、スケールの付
着はボイラ系の熱交換の効率を低下させるばかりか、水
管を高温度に至らしめ、ついには、焼損をも招(ことが
知られている。
而して、かかる不都合に対処するためには、水管中のス
ケール付着状態を定期的な目視観測により確認し、スケ
ール付着がある程度進行したときには、水管に通薬して
スケールを溶解除去することが行われている。
しかしながら、スケール付着状態を目視観測するために
は、ボイラ系の運転を停止させ、一旦、缶水をブローし
てから水管内部を観測しなけ・ればならず、手間のかか
る作業を伴うものであった。
而して、かかる作業は往々にして憚怠され、結果的に、
スケールの異常な成長を見過し、ついには、水管を焼損
に至らしめ、復旧に多大の時間と労力を費すことがしば
しばであった。
また、ボイラ系の運転停止を伴う作業である以上、スケ
ール付着状態の目視観測作業は、その頻度において著し
い制約を受けるので、連続計測にはほど遠いものであり
、スケール付着の進行を正確に把握することは困難であ
った。
したがって、従前のボイラ系では、水管中のスケール付
着状態を高精度に、かつ、連続的に自動計測することが
できず、而して、スケールを除去すべき時期を正確に把
握することができず、スケールの異常な成長を許し、水
管の焼損を招く危険性が極めて大であるという欠点があ
った。
この発明の目的は、上記従来技術に基づく水管中のスケ
ール付着状態の計測の間魅点に鑑み、缶水の濃縮化に伴
って増大する加熱期間に基づいて、蒸気負荷に係わりな
く、缶水の濃縮状態を表わす評価値を算出し、かかる評
価値が特定値以上である期間の累積値に基づいてスケー
ル付着状態を判別することにより、上記欠点を除去し、
高精度に、しかも、連続的に水管中のスケール付着状態
を自動計測することができるボイラ系におけるスケール
付着状態計測装置を提供せんとするものである。
上記目的に沿うこの発明の構成は、ボイラ中の蒸気圧が
」−成魚気圧から下限蒸気圧に到達するまでの基準圧力
降下期間と、該蒸気圧が下限蒸気圧から上限蒸気圧に到
達するまでの基準圧力上昇期間とをそれぞれ計測し、そ
の計測結果に基づいて、評価値演算部でもって蒸気負荷
に係わりなく、缶水濃縮状態を表わす特定の評価値を算
出し、該評価値が特定の参照評価値以上であることを濃
縮状態判定部でもって判別して濃縮状態信号を出力し、
該信号が出力されている期間についての加熱期間を加熱
期間累算部でもって累算して、累積加熱期間を算出する
ようにしたことを特徴とするものである。
第1図以下に基づいてこの発明の実施例の構成及び動作
を説明すれば以下の通りである。
第1図はこの発明の実施例における蒸気圧検出部、加熱
制御部、基準圧力降下期間検出部、基準圧力上昇期間検
出部の各構成を示すブロック図である。同図において、
ボイラAは側壁aで囲まれ、その内周に沿って多数の水
管すが立設され、該水管すの上部は環状に連結されて上
部管寄せCを形成する。
ボイラAの上壁dには、モータeに連動するブロアfと
、燃料パルプgを介して図示しない燃料タンクに連通ず
る燃料管りに接続された燃料噴出棒iと、電極棒jとが
隣接配置され、これらをブロアfに連通する風道1でも
って囲んで燃焼室Inに開口するバーナBが形成される
上部管寄せCからは、連通管nと蒸気管0が延びて、そ
れぞれ圧力センサ1aと図示しない蒸気負荷とに接続さ
れる。
蒸気圧検出部1は圧力センサ1aと、これに後続する第
一、第二のコンパレータ11)、1cと、参照電圧源j
d、 1eとから成る。
加熱制御部2は、そのセット端子が第一のコンパレータ
1bに接続され、そのリセット端子がインバータ2aを
介して第二のコンパレータ1cに接続された第一のフリ
ップ70ツブ2bと、該フリップ70ツフ2bの正相出
力端子にドライバ2cを介して接続された第一のリレー
2dと、第一のコンパレータ1bに接続された単安定マ
ルチバイブレータ2eと、そのセット端子が該マルチバ
イブレータ2eの出力端子に接続され、そのリセット端
子カインハータ2aの出力端子に接続された第二の7リ
ツプフロツプ2fと、該フリップフロップ2fの正相出
力端子にドライバ2gを介して接続された第二のリレー
2hとから成る。
更に、モータe、奄極捧j1燃料バルブgがら延びる給
電線q、s、tはそれぞれ第一のリレー2dのメータ接
点rlr1’、第二のリレー2hのメータ接点「2を通
じて図示しない′電源に接続される。
尚、2δは制御信号出力端子である。
基準圧力降下期間検出部3は、そのセット端子カ第二の
コンパレータ1cに接続され、そのリセット端子が第一
のコンパレータ1bに鑓続され、更に、その正相出力端
子が制御信号出方−子■に接続されたフリップフロップ
3aから成る。
M;準圧力上昇期間検出部4は、そのセット端子かイン
バータ4aを介して第一のコンパレータ1bに接続され
、そのリセット端子がインバータ4hを介して第二のコ
ンパレータ1cに接続され、更に、その正相出力端子が
制御信号出力端子■に接続されたフリップフロップ4c
がら成る。
第2図は、連通管n内の蒸気圧、即ら、圧力センサ1a
が出力する蒸気圧信号の経時変化囚と、第二のコンパレ
ータICの出力信号fB)と、第一のコンパレータ1b
の出力信号telと、加熱制御部2中の第一のフリップ
フロップ2bの「1」「0」状態FD+と、間部中の第
二のフリップフロップ2fの「1」「0」状態fE1と
、基準圧力降下期間検出部3中のフリップフロップ3a
の「1」rO」状態CF+と、基準圧力上昇期間検出部
4中の7リツプフロツプ4Cの「1」「O」状態量とを
対比して示す波形図である。
上記の構成において、連通管n内の蒸気圧、即ち、上部
管寄せε内の蒸気圧が上限蒸気圧に到達し、圧力センサ
1aが出力する蒸気圧信号81が第2凶iA) aに示
すように、上限蒸気圧に対応する上限設定値Hに到達す
ると、第二のコンパレータ1Cに供給される蒸気圧信号
81が参照゛電圧源1eから供給される上限設定値Hに
対応する参照電圧に到達するので、第2図(B) bに
示すように、該コンパレータ1Cの出力は「1」に反転
して上限蒸気圧信号S2を供給し、かかる「o」から「
1」への反転信号を受けてインバータ2aは「1」から
「0」への反転信号を第一の7リツプフロツプ2bのリ
セット端子に供給し、第2図(Di cに示すように、
これをリセットする。
而して、該フリップフロップ2bの正相出力は「0」と
なり、インバータ2Cを介して第一のリレー2dは非励
磁状態に移行するので、接点「1、rl′か開成し、給
屹線q、5を通じての電源供給が11Jiたれ、ブロア
fは送風を停止し、電極棒Jは火花放電を停止する。こ
のとき、インバータ2aからの反転信号は第二のフリッ
プフロップ2fのリセット端子にも供給され、Th 2
 L!I (h;l dに示すように、これをリセット
する。
而して、該フリップフロップ2fの正相出力は「0」と
なり、インバータ2gを介して第二のリレー211も非
励磁状態に移行するので、接点r2が開成し、給龜線t
を通じての電源供給が断たれ、燃t4バルブgが閉成す
る。
かかる状態では、プロアfによる送風も、火花放電によ
る着火も行われず、燃料供給も断たれ、バーナBが消火
状態となる。
バーナBが消火状態となった後、時制が経過すると、蒸
気圧は熱的な過渡現象により僅かに上昇してからボイラ
の温度低下に伴って減少するので、蒸気圧信号S1は第
2図(A)eに示すように、一旦増大してから、同図(
A) fに示すように、直線的に減少する。
そして、この間に、前記上限蒸気圧信号S!とじての「
0」から「1」への反未信号の反転時点で「1」から「
0」に反転する信号を、そのリセット端子に受けて、第
2図fG)gに示すように、フリップフロップ4Cがリ
セットされ、しかる後、蒸気圧信号S】が第2図(As
hに示すように、上限設定値Hを横切る時点で、第二の
コンパレータICの出力信号が、第2図(B)1に示す
ように、「1」から「0」に反転し、かかる反転信号を
そのリセット端子に受けて、第2図(F) jに示すよ
うに、フリップフロップ3aがセットされる。
蒸気圧信号81の降下が続行し、第2図(Al kに示
すように、下限設定値りまで減少すると、今度は、第一
のコンパレータ1bに供給される蒸気圧信号S1が参照
電圧源1dから供給される下限設定値りに対応する参照
−圧に到達するので、該コンパレータ1bの出力は、第
2図(C1lに示すように、「0」に反転して下限蒸気
圧信号S3を供給し、第2図(D)Inに示すように、
第一のフリップフロップ2bがセットされ、第一のリレ
ー2dが励磁状態に移行し、ブロアfを始動させて、風
道1内を空気パー、ジする。
同時に、第二のコンパレータ1bからの10」への反転
信号は、フリップフロップ3aのリセット端子にも供給
されるので、該フリップフロップ3aは、第2図(F)
 nに示すように、リセットされる。
而して、上記動作において、フリップフロップ3aが「
1」になっている期間は、ボイラの蒸気圧が上限蒸気圧
から下限蒸気圧に一下するまでの期間、即ち、基準圧力
降下期間t2を表わすものであり、該「1」は基準圧力
降下期間検出信号S4として出力される。
更に付言すれば、かかる動作において、Th −のフリ
ップ70ツブ2bが「0」になっている期間t2’は、
第2図(A)a、e 、h、fに示すように、蒸気圧が
上限蒸気圧を越えて上昇した後に降下して下限蒸気圧に
至るまでに要する時間を表わすものであるが、同図(A
)eに示す圧力上昇分は一般に借手であるので、該期間
12′は蒸気圧が予め設定されたボイラ系固有の上下限
蒸気圧の間を降下するに要する基準圧力降下期間t2に
実質的に等しいものである。
前述のように、プロアfが始動する際における第一のコ
ンパレータ1bからの反転信号、即ち、下限蒸気圧信号
S1は単安定マルチバイブレータ2eにも供給されて、
これをトリガし、準安定状態に移行させ、該マルチバイ
ブレータ2eが安定状態に復帰する時点で、第2図(E
) oに示すように、第二のフリップフロップ2fがセ
ットされる。
すると、第二のリレー2hが励磁状態となり、接点r2
が閉成して、燃料バルブgに給゛−線tを通じて1kL
iが供給されるので、該バルブgが開いて、燃料噴出棒
1から燃料が噴出し、バーナBが燃焼状態に移行する。
而して、上記動作において、第2図(B)に示すように
、フリップフロップ2fが「o」になっている期間は加
熱停止期間T2であり、更に、ブロアfが始動してから
燃料バルブgが開くまでの期間tpは風道1内部に空気
をパージして、バーナBを確実に着火させるために必要
なプリパージ期間である。
しかるところ、かかるプリパージ期間tp中にも、第2
図(At pに示すように、蒸気圧信号s1は減少シ、
バーナBが燃焼状態に移行するまでには、第2図(Al
qに示すように、最小値LLまで減少し、しかる後、バ
ーナBが燃焼を開始すると、ボイラの温度上昇に伴って
、第2図(A)「に示すように直線的に増大する′□。
増大する蒸気圧信号S1が、第2図(Al sに示すよ
うに、再び、下限設定値りに到達すると、第2図(Cl
tに示すように、第一のコンバレー1bの出力信号か「
1」に反転し、同図fGl uに示すように、フリップ
フロップ4cがセットされる。
バー−/−H〕燃焼状態か継続すると、蒸気圧は上昇し
続け、蒸気圧信号s1はやがて、第2図(A)■に示す
ように、上限設定値Hに到達し、第2図す、c、d、g
を参照した前記説明と同様に作動し、第2図b′、C′
、d′、g′に示すように、第一、第二のフリップフロ
ップ2b、2f及びフリップフロップ4cが共にリセッ
トされる。
而して、上記動作において、フリップフロップ4cが「
1」になっている期間は、ボイラの蒸気圧が下限蒸気圧
から上限蒸気圧に上昇するまでの期間、即ち、基準圧力
上昇期間1.を表わすものであり、該「1」は基準圧力
上昇期間検出信号S6として出力される。
そして、第2図fE+に示すように、フリップフロップ
2fが11」になっている期間は加熱期間TIである。
一般に、蒸気負荷が変動すると、第2図(Al fに、
示す蒸気圧の降下勾配が変化し、プリパージ期間ip中
の蒸気圧変化分も増減するので、加熱停止期間T2、加
熱期間TIの各々の始点、終点におけるボイラ系の内部
エネルギーの差は、蒸気負荷に従って増減するものであ
る。
しかるに、基準圧力降下期間t2、基準圧力上昇期間1
.のように、蒸気圧が予めボイラ系固有に設定された上
下限蒸気圧間を変化する際には、該期間t2、tlの各
々の始点、終点におけるボイラ系の内部エネルギーの差
は一定であり、蒸気負荷の影響を受けることはない。
そして、共に蒸気負荷の影響を受けることのない基準圧
力降下期間t2と基準圧力上昇期間1゜を用いて缶水濃
縮状態の評価値を算出し、更に、該評価値に基づいてス
ケール付着状態を判別するための実施例の構成を示すブ
ロック図が第3図である。
同図において、基準圧力降下期間計測部5、基準圧カー
E昇期間計測部6、加熱期間計測部γの各々はクロック
パルス発振器ど、ゲートと、カウンタとを含むタイムイ
ンターバル計数回路から成り、該計測部5.6の入力端
子はそれぞれ基準圧力降下期間検出部3、基準圧力上昇
期間検出部4の制御信号出力端子■、■に接続される。
更に、該計測部Tの入力端子は、加熱制御部2の制御信
号出力端子2δに接続される。
該計測部5.6の各出力端子は評価値演算部9の入力端
子に接続され、該計測部5.6及び該演算部9と制御部
8の間には、制御信号線8a、8bが結線され、加熱期
間計測部γと制御部8の間には、やはり制御信号線8C
が結線される。更に、該制御部8と基準圧力降下期間検
出部3の制御信号出力端子■との間には、制御信号線8
dが結線される。
評価値演算部9には、ディジタルアナログ変換部10が
後続し、該演算部9からは、該変換部10に対して制御
信号線9aが延びる。
ディジタルアナログ変換部10には、濃縮状態判定部1
1が後続し、該判定部11は、その非反転入力端子がデ
ィジタルアナログ変換部10の出力端子に接続され、そ
の反転入力端子がボテンンョ〆一夕11aを介して電源
に接続されたコンパレータ11bから成る。
そして、該コンパレータ11bの出力端子は制御信号線
11cを通じて加熱期間累算部12のクリア端子に接続
される。
該累算部12の入力端子は加熱期間計測部7の出力端子
に接続され、更に、そのロード端子には、制御部8から
延びる制御信号線8eが接続される。
該累算部12には、ディジタルアナログ変換部13が後
続し、制御信号線12aが延びる。
該変換部13には、スケール付着状態判定部14が後続
し、該判定部14はその非反転入力端子が該変換部13
の出力端子に接続され、その反転入力端子がポテンショ
メータ14aを介して電源に接続されたコンパレータ1
4bから成る。
そして、該コンパレータ14bの出力端子は警報表示部
15の入力端子に接続される。
上記構成において、先ず、バーナBが消火状態に移行す
る際には、基準圧力降下期間検出部3中のフリップフロ
ップ3aが「1」となり、第2図fF)に示す波形をも
つ基準圧力降下期間検出信号S4が制御信号出力端子■
及び信号線8dを介して制御部8番こ供給され、これを
初期状態にリセットする。このとき、同じ基準圧力降下
期間検出信号S4が基準圧力降下期間計測部5にも供給
されるので、該計測部5は該検出信号S4が「1」であ
る期間、即ち、基準圧力降下期間t2にわたって、内蔵
するゲートを開き、クロックパルスをカウンタでもって
計数し、該期間t2をディジタル符号で表わして成る基
準圧力降下期間信号S5を出力する。
続いて、°バーナBが燃焼状態に移行する際には、括準
圧力上昇期間検出部4中のフリップフロップ4cが「1
Jとなるので、第2図fG)に示す波形をもつ基準圧力
上昇期間信号S6が基準圧力上昇期間計測部6に供給さ
れる。
これを受けて、該計測部6は、該検出信号S6が11」
である期間、即ち、基準圧力上昇期間1゜にわたって前
記同様に計数動作を実行し、該期間【lをディジタル符
号で表わしてなる基準圧力上昇期間信号S7を出力する
また、バーナBが燃焼状態に移行する際には、第二のフ
リップフロップ2fが「1」となるので、その正相出力
も「1」となり、第2図(Elに示す波形を持つ制御信
号811が制御信号出力端子20を介して加熱期間計測
部Tに供給される。
これを受けて該計測部1は、該制御信号Soが「1」で
ある期間、即ち、加熱期間TIにわたって前記同様に計
数動作を実行し、該期間tr、をディジタル符号で表わ
して成る加熱期間11号SI2を出力するとともに、該
期間1rrの終了時点にて制御信号線8Cを通じて計数
完了信号S+aを制御部8に対し“C供給する。
一〇御部8は計数完了信号Seaを受けると、制aId
号線8a、8eを通じて人力指令信号S17を評価値演
算部9及び加熱期間累算部12に対して供給する。
更に、これを受けて評価値演算部9は、基準圧力降下期
間計測部5、基準圧力上昇期間計測a6の各々からM、
r!#圧力降下lJj間信号S5と基準圧力上昇期間信
号S7の双方をロードする。かかるロートのための動作
時間を待って制御部8は、制御信号線SL+を通じて各
計測部5.6、TにリセットパルスSeaを送り、これ
らを初期状態に復帰させて次周期の計測に倫える。
この間に、畦価値演算部9は、すでにロードされている
、基準圧力降下期間信号S5と基準圧力上昇期間信号S
7の各々により表わされる基準圧力篩)−期間t2と、
基準圧力上昇期間1.とを変数として、 なる演算式に従って演算処理を実行し、評価値Kを算出
し、演算処理が終了したときは、これをディジタル符号
で表わして成る評価値信号S8を出力するとともに、制
御信号線9aを通じて演算完了信号819をディジタル
アナログ変換部10に送る。
上記演算式(1)は以下の関係から導出されるものであ
る。
即ち、一般に、断続制御のボイラ系では、蒸気負荷(蒸
発値)Wと基準圧力上昇期間’1%基準基準降下期間t
2との間には、 但し、W sag =ボイラ系固有の最大蒸発量 UH=上限蒸気圧におけ るボイラ系の内部 エネルギー UL  =下限蒸気圧における ボイラ系の内部エネ ルギー IBM =蒸気のエンタルピの 平均値 工w=給水のエンタルピ QR=ボイラの放熱量 (熱流量) で表わされる関係が成立することが知られており、上記
(2)式の導出過程は、例えば、特願昭58−1458
95号に開示されている。
上記(2)式から基準圧力上昇期間1m、基準圧力降下
期間t2を求めると、 + 2  =               ”’ ”
’ ”’ ”’ °°°°°0°(暢)W+CB なる関係が得られる。
しかるところ、Cvは該期間t、、 t3の各始点、終
点におけるボイラ系の内部エネルギーの変化分(OH−
(JL)に応じて変化する量であるけれども、予めボイ
ラ系固有に設定された上下限蒸気圧の間を変化するに要
する基準圧力上昇期間t1゜基準圧力降下期間t2に関
しては、その始点、終点における内部エネルギーの変化
分が一定値となるので、Cvをもボイラ系固有の定数と
して取り扱うことができるものである。そして、W、1
、CRはボイラ系固有の定数であるので、かくして、な
る評価値を定義して、該(7)式に(5)、(6)式を
代入すると、 となり、蒸気負荷Wに無関係であることがわかる。
一般に、ボイラ系では、缶水が濃縮されると、キャリー
オーバーを生じ、多量の熱が系外に持ち去られるので、
加熱期間中の蒸気圧の上昇勾配が鈍化し、而して、基準
圧力上昇期間1.が顕著に増大する反面、蒸気負荷を除
けば、専ら放熱量に支配される基準圧力降下期間t2は
缶水濃縮の影響をほとんど受けないので、評価値には缶
水の濃縮度合いに応じて増大傾向を示すものである。
かかる評価値にの運転期間の経過に伴う増大傾向を示す
グラフが第4図(A)であり、ボイラ系Q運転が続行さ
れると、評価値には第4図K) aに示すようなS字曲
線に沿って増大し、缶水をブロー(新鮮水に置換)する
と、缶水の濃縮が解消され、評価値には第4図(A) 
bに示すように、極小値まで減少するものである。
第3図にもどって、評価値演算部9から演算完了信号8
19の供給を受けると、ディジタルアナログ変換部10
はこの時点で該演算部9から供給されている評価値信号
8Bをこれに対応するアナログ信号88′に変換してコ
ンパレータ11bの非反転入力端子に供給する。該コン
パレータ11bは該信号8B’と、ポテンショメータ1
1aでもって設定され、反転入力端子に供給されている
参照評価値信号S9との大小関係を比較判定し、第4図
(A) Cに示すように、評価値Kが該信号S9でもっ
て表わされる参照評価値Ksに到達したときに「0」か
ら「1」への反転信号を濃縮状態信号810として出力
する。
この間、加熱期間累算部12は人力指令信号817を受
けて加熱期間計測部Tから加熱期間信号812をロード
し、これを前回の計測時にロードした加熱期間信号に対
して累積加算する。
そして、コンパレータ11bから濃縮状態信号Shaが
供給されているときには、該累算部12は上記累積加算
結果を該累算部12・内に記憶保持し、該濃縮状態信号
8+oが供給されていないときには、該累算部12はク
リアされ、上記累積加算結果を零に復帰させる。
而して、該累算部12の累算結果は評価値Kが参照評価
値に、に到達するまでは、第4図(Blaに示すように
、零に保持されていて、第4図囚Cに示すように、評価
値Kが参照評価値に、に到達した後は第4図(Bl b
に示すように、加熱装置の断続制御のたびに加熱期間T
1を累積加算し、一方、第4図(Al bに示すように
、缶水を完全にブローすることにより、あるいは同図(
A) dに示すように、缶水を部分的にブローすること
により、評価値Kが参照評価値Ks以下に低下した場合
には、第4図(Bl cに示すように、再び零に復帰す
るものである。
そして、かかる累算結果として累積加算期間Σl1ll
を表わす累積加熱期間信号813はディジタルアナログ
変換部13に供給され、該変換部13は該累算部12か
ら制御信号線12aを通じて演算完了信号820を受け
て各累積加熱期間信号81Bが得られるたびにこれを対
応するアナログ信号8+s’に変換し、第4図CB+に
対応して第4図(C1に示すような信号813’をコン
パレータ14bの非反転入力端子に供給する。
該コンパレータ14bは、前記コンパレータNbと同様
に作動し、第4図((?)aに示すように、累積加熱期
間ΣT+がポテンショメータ14aで設定された参照加
熱期間信号814が表わす参照加熱期間Tl’18に到
達したことを判別して、「0」から「1」への反転信号
をスケール付着状態信号815として出力する。
かかるスケール付着状態の判別処理は、缶水をブローす
ることなく、缶水濃縮状態下で水管を加熱した期間の累
積値が特定値以上になると必ずスケール付着状態に至る
という経験則に基づくものである。
そして、スケール付着状態信号S’sを受けて、警報表
示部15はスケール付着状態に至ったことを目視可能、
あるいは聴取可能に表示する。
尚、上記実施例の構成では、加熱期間累算部12が出力
する累積加熱期間信号8+sをアナログ信号S 13’
に変換してスケール付着状態判定部14に供給するよう
に構成されているが、該スケール付着状態判定部14以
後の構成要素は必須的なものではなく、累積加熱期間信
号813に基づいて累積加熱期間を直接的に表示する構
成としてもよいし、あるいは、該信号813を適宜の信
号処理手段に供給する構成としてもよい。
以上のように、この発明は基準圧力降下期間t2と、基
準圧力上昇期間1.を網側し、これらを変数として、 なる演算式に従って缶水濃縮状態の評価値Kを演算し、
該評価値Kが特定の香照評価値に8を越えている期間に
ついての加熱期間Tlの累積値を累積加熱期間信号81
3として出力するように構成されているので、上記累積
値とスケール付着状態との強い相関関係を直接的に利用
することにより、従前の目視観測に比べれば、はるかに
高精Ilに、しかも、連続的にスケール付着状態をj1
則することができ、而して、スケール除去作業時期を正
確に把握できるという優れた効果がある。
しかも、缶水濃縮状態の評価値にの演算式は、蒸気負荷
の影響を除去するように構成されているので、上記効果
を達成するに際して、蒸気負荷を計測して該評価値を補
正するというような作業を伴うことがない。
加えて、スケール付着状態を表わす累積加熱期間信号が
自動的に得られるので、従前のように、ボイラをブロー
した後、分解点検するといらような煩雑な作業が不要と
なり、而して、スケール付着状態監視作業の悔怠もなく
、スケール除去作業時期を失する危険性が極めて少なく
なるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例に関するものであり、第1図は、
蒸気圧検出部、加熱制御部、基準圧力降下期間検出部、
基準圧力上昇期間検出部の構成を示すブロック図、第2
図は蒸気圧検出部、基準圧力降下期間検出部、基準圧力
上昇期間検出部の要部波形を対比して示す波形図、第3
図は他の部分の構成を示すプロ・ンク図、第4区は評価
値にの経時変化を示すグラフである。 1・・・・・・蒸気圧検出部  2・・・・・・加熱制
御部3・・・・・・基準圧力降下期間検出部4・・・・
・・基準圧力上昇期間検出部5・・・・・・基準圧力降
下期間計測部6・・・・・・基準圧力上昇期間計測部7
・・・・・・加熱期間計測部 8・・・・・・制御部   9・・・・・・評価値演算
部1(1,13・・・・・・ディジタルアナログ変換部
11・・・・・・濃縮状態判定部 12・・・・・・加熱期間累算部 14・・・・・・スケール付着状態判定部15・・・・
・・警報表示部 特許出願人 株式会社 荏原製作所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ボイラの蒸気圧に対応する蒸気圧信号Slを出力する圧
    力センサ1aと、蒸気圧信号S1が下限蒸気圧に対応す
    る下限設定値であることを検出して下限蒸気圧信号S3
    を出力する第一のコンパレータ1bと、蒸気圧信号S1
    が上限蒸気圧に対応する上限設定値であることを検出し
    て上限蒸気圧信号S2を出力する第二のコンパレータ1
    cとから成る蒸気圧検出手段1と、下限蒸気圧信号S3
    に応答して、ボイラを加熱するための加熱装置を始動さ
    せ、上限蒸気圧信号S2に応答して加熱装置を停止させ
    る断続制御の加熱制御手段2とを備えたボイラ系におい
    て、降下中の蒸気圧に対応する然ヌを圧信号S1が上限
    設定値に到達してがら下限設定値に到達するまでの基準
    圧力降下期間t2を検出して、基準圧力降下期間検出信
    号S4を出力する基準圧力降下期間検出手段3と、基準
    圧力降下期間検出信号S4に基づいて、基準圧力降下期
    間t2を計測し、その計測結果を基準圧力降下期間信号
    S5として出力する基準圧力降下期間計測手段5と、上
    昇中の蒸気圧に対応する蒸気圧信号S1が下限設定値に
    到達してから上限設定値に到達するまでの基準圧力上昇
    期間t1を検出して、基準圧力上昇期間検出信号S6を
    出力する基準圧力上昇期間検出手段4と、基準圧力上昇
    期間検出信号S6に基づいて、基準圧力上昇期間1.を
    計測し、その計測結果を基準圧力上昇期間信号S7とし
    て出力する基準圧力上昇期間計測手段6と、基準圧力降
    下期間信号S5と基準圧力上昇期間信号S7とに基づい
    て、缶水の濃縮状態の評価値Kを演算し、その演算結果
    を評価値1ば号S8として出力する評価値演算手段8と
    、評価値信号S8と、予め設定された参照評価値信号S
    9とに基づいて、評価値が特定の参照評価値以上である
    ことを判定して、濃縮状態信号SIoを出力する濃縮状
    態制定手段11と、上昇中の蒸気圧に対応する蒸気圧信
    号Slが上昇を開始してから上限設定値に到達するまで
    の加熱期間T1を計測し、その計測結果を加熱期間信号
    812として出力する加熱期間計測手段Tと、加熱期間
    信号812に応答して、濃縮状態信号8+oが供給され
    濃縮状態信号810が供給されていない期間については
    、その累算結果を零に復帰させる加熱期間累算手段12
    とが付設されて、前記評価値演算手段9は、 但し、1.=基準圧力上昇期間 t2=基準基準降下期間 で表わされる評価関数に基づいて評価値Kを算出するこ
    とを特徴とするボイラ系におけるスケール付着状態計測
    装置。
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