JPS6337842B2 - - Google Patents

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JPS6337842B2
JPS6337842B2 JP57077323A JP7732382A JPS6337842B2 JP S6337842 B2 JPS6337842 B2 JP S6337842B2 JP 57077323 A JP57077323 A JP 57077323A JP 7732382 A JP7732382 A JP 7732382A JP S6337842 B2 JPS6337842 B2 JP S6337842B2
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signal
vapor pressure
pressure signal
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steam
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JP57077323A
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JPS58195702A (ja
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Tadao Fujita
Shin Taniguchi
Ichiro Hiraiwa
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Publication of JPS58195702A publication Critical patent/JPS58195702A/ja
Publication of JPS6337842B2 publication Critical patent/JPS6337842B2/ja
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ボイラ系の蒸気負荷すなわち蒸気
量を自動的に計測するための蒸発量計測装置に係
わり、特に、ボイラ系の缶水を加熱するための加
熱制御系の断続制御により、昇降する蒸気圧が、
上下限蒸気圧の間に設定された第一、第二の基準
値間を上昇する期間に基づいて蒸発量を計測する
ようにした蒸発量計測装置に関するものである。
一般に、ボイラ系では、長時間の運転に際し
て、缶水の濃縮化に伴うキヤリーオーバーやスケ
ールの成長等のように累積蒸発量に応じて増大す
る運転阻害要因が知られている。
更には、ボイラ系には、給水量等のように蒸発
量に応じて適正量に制御される制御対象があるの
で、蒸発量に基づいてこれらの制御が適正に行わ
れているか否かを判断し、不適当な場合には後備
保護を図ることも行われており、蒸発量はボイラ
系の運転管理上重要な基礎データであることも知
られている。
而して、かかる運転管理上の基礎データとして
の蒸発量を把握するためには、蒸気負荷の流量を
流量計でもつて計測することがしばしば行われて
はいるものの、小形のボイラ系では、流量計を装
備することの経済的負担が相対的に大きくなるの
で、その採用が一般的に困難であつた。
したがつて、従前の小形ボイラ系では、蒸発量
を正確に把握することができなかつたので、給水
制御系等の後備保護を十分に図ることができない
ばかりか、キヤリーオーバーに起因する機器の破
損やスケール成長に起因する水管の焼損等を被る
危険性が極めて大であるという欠点があつた。
この発明の目的は、上記従来技術に基づくボイ
ラ系の蒸発量計測の問題点に鑑み、流量計を用い
ることなく、加熱制御系の断続制御に際して、昇
降する蒸気圧が、上下限蒸気圧の間に設定された
第二の設定値から、同様に設定された第一の設定
値まで上昇するに要する基準圧力上昇期間を計測
し、その計測結果に基づいて蒸発量を算出するこ
とにより、上記欠点を除去し、蒸発量を自動的に
計測することができる優れたボイラ系における蒸
発量計測装置を提供せんとするものである。
上記目的に沿うこの発明の構成は、水管中の蒸
気圧に対応する蒸気圧信号を出力する圧力センサ
と、蒸気圧信号が上下限蒸気圧に対応する上下限
設定値に到達したことを検出する第一第二のコン
パレータとを配設して、第一の蒸気圧検出部を形
成し、第一第二のコンパレータの各各からの出力
信号に応答して水管を加熱するための加熱装置、
典型的には、バーナを始動あるいは停止させる加
熱制御部を設けて、蒸気の消費に伴い水管中の蒸
気圧が低下して下限蒸気圧に到達したときには、
第一のコンパレータがこれを検出して、下限蒸気
圧信号を加熱制御部に送つて加熱装置を始動さ
せ、加熱の開始に伴い水管中の蒸気圧が上昇して
上限蒸気圧に到達したときには、第二のコンパレ
ータがこれを検出して上限蒸気圧信号を加熱制御
部に送つて、加熱装置を停止させるようにした断
続制御の加熱制御系を備えたボイラ系において、
水管中の蒸気圧に対応する蒸気圧信号を出力する
第二の圧力センサと蒸気圧信号が上限設定値と下
限設定値の間に設定された第一の基準値であるこ
とを検出して第一の基準蒸気圧信号を出力する第
三のコンパレータと、蒸気圧信号が上記第一の基
準値と下限設定値との間に設定された第二の基準
値であることを検出して第二の基準蒸気圧信号を
出力する第四のコンパレータとから成る第二の蒸
気圧検出部を形成し、上記第二の基準蒸気圧信号
が出力されてから上記第一の基準蒸気圧信号が出
力されるまでの基準圧力上昇期間を計測し、更
に、蒸発量演算部を付設して、前記上下限蒸気圧
に従つて定まる各ボイラ系固有の定数を上記基準
圧力上昇期間計測部でもつて計測された基準圧力
上昇期間で除して商を算出し、その商を各ボイラ
系固有の最大蒸発量から減算する演算を実行し、
その演算結果を蒸発量信号として出力するように
したことを特徴とするものである。
さて、後続するこの発明の実施例の説明に先が
けて、この発明の構成を付設することができる典
型的な小形ボイラ系の構成及び動作を説明すれば
以下の通りである。
第1図Aは、かかるボイラ系の構成を示すブロ
ツク説明図であり、ボイラ1はその断面が示され
ている。第1図Bは第1図AにおけるA−A断面
図である。
図において、ボイラ1の内部には、壁1aの内
周面に沿つて多数の水管1bが立設され、水管1
bは中空筒状体から成り、その下端部は環状の下
部管寄せ1c(水室)に、そして、その上端部は
同じく環状の上部管寄せ1d(蒸気圧)にそれぞ
れ連通し、下部管寄せ1c及び水管1bの下部に
は、缶水が収納される。
水管1bで囲まれたボイラ1の中心部には、燃
焼室1eが形成される。
ボイラ1の上部には、電動機1fで駆動される
ブロア1gに連通する風道1hが設けられ、風道
1h内には、ノズル棒1iと電極棒1jが垂設さ
れて、加熱装置下が形成される。
燃焼室1eの下端部は、多数の水管1bの中空
部を経て煙道1kに連通する。上部管寄せ1dか
らは、連通管1lが壁1a外に延びて下部管寄せ
1cに連通する。
連通管1lの中間部には、缶水水位を目視可能
に表示する水位ゲージ1mと水位検出部2が介装
される。水位検出部2には、給水制御部3が接続
され、その出力端子は給水ポンプ4を駆動する電
動機4aに接続される。給水ポンプ4の導入管は
図示しない水源に連通し、その吐出管は下部管寄
せ1cに連通する。
更に、連通管1lの上部には、蒸気圧検出部5
が接続され、その出力端子は燃焼制御部6に接続
される。燃焼制御部6からは、制御信号線6a′〜
6c′が延びて電動機1f、電極棒1j、燃料ポン
プ6d′のそれぞれに接続される。燃料ポンプ6
d′の導入管は図示しない燃料タンクに連通し、そ
の吐出管はノズル棒1iに連通する。そして、下
部管寄せ1cからはブロー管1nが延びて、ブロ
ーコツク1pを介して図示しない排水路に連通
し、上部管寄せ1dからは蒸気管1qが延びて図
示しない所望の蒸気負荷に連通する。
上記ボイラ系の構成では、蒸気を発生させるに
際しては、電動機1fでもつてブロア1gを駆動
して風道1h内に空気を圧送しつつ電極棒1jに
高電圧を印加してノズル棒1iの先端から噴射さ
れる燃料を着火させ、これを燃焼室1e内で燃焼
させる。かかる燃焼により生じた高温度の燃焼ガ
スは、燃焼室1e下端部から水管1bの中空部に
進入し、これが通過して煙道1kに至り排気され
る。この間に熱交換が行われて水管1b中の缶水
が加熱されて蒸気となり、これが上部管寄せ1d
にて収集、蓄積され、蒸気管1qを通じて蒸気負
荷に供給されるものである。
そして、燃焼制御に関しては、上部管寄せ1d
内の蒸気圧を連通管1lを通じて抽出して蒸気圧
検出部5に供給し、蒸気圧検出部5は上部管寄せ
1d内の蒸気圧が予め設定された下限蒸気圧に達
したことを検出したときには、下限蒸気圧信号
を、同様に、上限蒸気圧に達したことを検出した
ときには、上限蒸気圧信号を燃焼制御部6に送
る。
燃焼制御部6は、蒸気の消費が続行して上部管
寄せ1d内の蒸気圧検出部5から下限蒸気圧信号
を受けたときには、制御信号線6a′を通じて電動
機1fを始動させて、ブロア1gでもつて風道1
hを空気パージしてから制御信号線6b′を通じて
電極棒1jに高電圧を印加するとともに、制御信
号線6c′を通じて燃料ポンプ6d′を始動させてノ
ズル棒1iから噴射される燃料に点火し燃焼を開
始させ、更に、蒸気の発生が続行して蒸気圧が上
昇し、蒸気圧検出部5から上限蒸気圧信号を受け
たときには、制御信号線6c′を通じて燃料ポンプ
6d′を停止させて、燃料供給を断つことにより燃
焼を停止させるとともに、燃焼ガスの排出を待つ
て制御信号線6a′を通じて電動機1fを停止させ
てブロア1gからの送風を断つ。
而して、燃焼の断続制御でもつて上部管寄せ1
d内の蒸気圧を上下限蒸気圧として予め設定され
た両圧力値の間に圧力値に保つことができるもの
である。
なお、簡便な装置では、電動機1f、燃料ポン
プ6d′の始動・停止制御、及び電極棒1jへの高
電圧の印加を同時的に行つてもよい。
更に、給水系に関しては、連通管1l内の気水
境界面、すなわち、水管1b中の缶水水位の変化
を水位検出部2に伝達し、水位検出部2は缶水水
位が予め設定された下限水位に達したことを検出
したときには、下限水位信号を、同様に、上限水
位に達したことを検出したときには、上限水位信
号を給水制御部3に送る。
給水制御部3は、蒸気の消費により水管中の缶
水水位が降下し、水位検出部2から下限水位信号
を受けたときには、電動機4aを始動させて給水
ポンプ4でもつて下部管寄せ1cを通じて水管1
bへの給水を開始させ、給水が続行して缶水水位
が上昇し、水位検出部2から上限水位信号を受け
たときには、電動機4aを停止させて水管1bへ
の給水を断つ。
而して、給水の断続制御でもつて、水管1b内
の缶水水位を上下限水位として予め設定された両
水位値の間の水位値に保つことができるものであ
る。
そして、かかる給水の断続制御と、前記燃焼の
断続制御は互いに別個独立に行われるものであ
る。
また、缶水のブローに際しては、ブローコツク
1pを開くことにより、排水管1nを通じて下部
管寄せ1c及び水管1b中の缶水の一部あるいは
全部をブローすることができるものである。
なお、ブロア1g、風道1h、ノズル棒1i、
電極棒1jから成るバーナは、これに限られるも
のではなく、要すれば、水管1b中の缶水を加熱
して蒸気を発生させ得れば足りるので、一般的に
は、電気ヒータ等をも含む加熱装置であればよ
い。
而して、同様に、燃焼制御部6も加熱装置を断
続する加熱制御部であればよい。
続いて、第2図〜第4図に基づいて、この発明
の実施例の構成及び動作を説明すれば以下の通り
である。
第2図は、この発明の一実施例の構成を示すブ
ロツク図であり、図中、第1図における符号と同
一の符号で表わされる構成要素はそれぞれ第1図
のものに対応している。
第一の蒸気圧検出部5は、連通管1lを通じて
上部管寄せ1d内の蒸気圧が導かれる圧力センサ
5aと、圧力センサ5aの出力端子にそれぞれの
第一の入力端子が接続された第一、第二のコンパ
レータ5b,5cと、第一、第二のコンパレータ
5b,5cの第二の入力端子にそれぞれ接続され
た基準電圧源5d,5eとから成る。
加熱制御部6は、第一のコンパレータ5bの出
力端子がそのセツト端子に接続され、第二のコン
パレータ5cの出力端子がインバータ6aを通じ
てそのリセツト端子に接続されたフリツプフロツ
プ6bと、フリツプフロツプ6bの正相出力端子
がドライバ6cを通じてその一端に接続され、そ
の他端が電源6dに接続されたリレー6eとから
成り、リレー6eの接点6e′,6e″,6eは電
動機1f、電極棒1j、燃料ポンプ6d′を制御す
るための制御信号線6a′,6b′,6c′のそれぞれ
と電源の間に挿入される。
第二の蒸気圧検出部7は、連通管1lを通じて
上部管寄せ1d内の蒸気圧が導かれる圧力センサ
7aと、圧力センサ7aの出力端子にそれぞれ第
一の入力端子が接続された第三、第四のコンパレ
ータ7b,7cと、第三、第四のコンパレータ7
b,7cの第二の入力端子にそれぞれ接続された
基準電圧源7d,7eとから成る。
基準圧力上昇期間計測部8は、第三のコンパレ
ータ7bの出力端子がインバータ8aを通じて、
そのリセツト端子に接続され、第四のコンパレー
タ7cの出力端子がインバータ8bを通じて、そ
のセツト端子に接続されたフリツプフロツプ8c
と、クロツクパルス発振器8dと、その一つの入
力端子がクロツクパルス発振器8dの出力端子に
接続され、他の一つの入力端子がフリツプフロツ
プ8cの正相出力端子に接続されたアンドゲート
8eと、アンドゲート8eの出力端子がその入力
端子に接続されたカウンタ8fと、その入力端子
がフリツプフロツプ8cの正相出力端子に接続さ
れ、その出力端子がカウンタ8fのクリア端子に
接続された単安定マルチバイブレータ8gとから
成る。
蒸発量演算部9は、一つの入力端子がカウンタ
8fの出力端子に接続され、その制御端子がフリ
ツプフロツプ8cの正相出力端子に接続された演
算器9aと、その出力端子が演算部9aの他の入
力端子に接続された定数設定器9b、最大蒸発量
設定器9cとから成る。10は蒸発量演算部9a
に接続された表示部である。
第3図、第5図は、連通管1lに抽出された上
部管寄せ1d内の蒸気圧の変化Aと、第一第二の
コンパレータ5b,5cが出力する上下限蒸気圧
信号B,Cと、フリツプフロツプ6bの正相出力
信号Dとを対比し、更に、第三、第四のコンパレ
ータ7b,7cが出力する第一、第二の基準蒸気
圧信号E,Fと、フリツプフロツプ8c及び11
cの各正相出力信号G,H及びJ,Kとを対比し
て示す波形図である。
上記構成において、先ず、第一の蒸気圧検出部
5、加熱制御部6の動作を説明すれば以下の通り
である。
圧力センサ5aは連通管1lを通じて導かれた
上部管寄せ1d内の蒸気圧に応答して、これに対
応する蒸気圧信号S1を出力するものであるとこ
ろ、いま、第3図A,aに示すように、蒸気圧が
下限蒸気圧Lよりも高い場合には、基準電圧源5
dから供給される下限蒸気圧Lに対応する、蒸気
圧信号S1の下限設定値に等しい基準電圧VLより
も蒸気圧信号S1の方が大きくなるので、これを検
出して第一のコンパレータ5bは第3図B,bに
示すように「1」を出力する。
そして、蒸気の消費あるいは温度低下に伴つて
蒸気圧が低下し、第3図A,cに示すように、下
限蒸気圧Lに達すると、蒸気圧信号S1が基準電圧
VLよりも小さくなるので、これを検出して第一
のコンパレータ5bは第3図B,dに示すように
「0」を出力する。
かかる第一のコンパレータ5bの出力信号の
「1」から「0」への下限蒸気圧信号SLとしてセ
ツト端子に受けてフリツプフロツプ6bが「1」
にセツトされ、その正相出力信号は、第3図D,
eに示すように、「0」から「1」に反転する。
この信号を受けてドライバ6cが導通状態とな
り、リレー6eが励磁されて、接点6e′,6e″,
6eが閉成し、電動機1f、電極棒1j、燃料
ポンプ6d′に電源が供給されるので、缶水の加熱
が行われる。
而して、フリツプフロツプ6bが「1」になつ
ている期間中、加熱が続行し、第3図A,fに示
すように、蒸気圧が上昇し続ける。
やがて、第3図A,gに示すように蒸気圧が上
限蒸気圧Hに達すると、いままで、蒸気圧信号S1
が、基準電源5eから供給される上限蒸気圧Hに
対応する、蒸気圧信号S1の上限設定値に等しい基
準電圧VHよりも小さかつたために、第3図C,
hに示すように、「0」を出力していた第二のコ
ンパレータ5cが第3図C,iに示すように、
「1」を出力するようになる。
かかる第二のコンパレータ5cの出力信号の
「0」から「1」への反転はインバータ6aによ
り、「1」から「0」への反転に変換されて、上
限蒸気圧信号SHとしてフリツプフロツプ6bのリ
セツト端子に供給され、これを「0」にリセツト
する。
而して、第3図D,jに示すように、フリツプ
フロツプ6bの正相出力信号が「0」となるの
で、リレー6eが非励磁状態となり、接点6e′,
6e″,6eが開成し、缶水の加熱が停止する。
このようにして、加熱装置が始動してから停止
するまでの期間T1(以下加熱期間という)はフリ
ツプフロツプ6bが「1」になつている期間でも
つて特定され、更に、加熱装置が停止してから始
動するまでの期間T2(以下加熱停止期間という)
は、フリツプフロツプ6bが「0」になつている
期間でもつて特定されるものである。
加熱を停止した後は第3図A,kに示すよう
に、蒸気の消費あるいは温度低下に伴つて蒸気圧
が再び低下し、下限蒸気圧Lに達するまでは、フ
リツプフロツプ6bが「0」に留まつて、加熱停
止期間T2が形成され、しかる後、同様の動作が
繰返し行われて、蒸気圧は上限蒸気圧と下限蒸気
圧の間に保たれる。
次に、第二の蒸気圧検出部7、基準圧力上昇期
間計測部8の動作を説明すれば以下の通りであ
る。
第一の蒸気圧検出部5内の圧力センサ5aと並
列に接続され、連通管1lを通じて導かれた上部
管寄せ1d内の蒸気圧に応答して、第二の圧力セ
ンサ7aはこれに対応する蒸気圧信号S1′を出力
する。このとき、第3図A,aに示すように、蒸
気圧が第二の基準蒸気圧Bより低い場合には、基
準電圧源7eから供給される第二の基準蒸気圧B
に対応する、蒸気圧信号S1′の第二の基準設定値
に等しい基準電圧VBよりも蒸気圧信号S1′の方が
小さくなるので、これを検出して第四のコンパレ
ータ7cは第3図E,mに示すように、「0」を
出力する。そして、第3図A,nに示すように、
蒸気圧が第二の基準蒸気圧Bに達すると、蒸気圧
信号S1′は基準電圧VBより大きくなるので、これ
を検出して第四のコンパレータ7cは第3図E,
oに示すように、「1」を出力する。
かかる第四のコンパレータ7cの出力信号の
「0」から「1」への反転はインバータ8bによ
り「1」から「0」への反転に変換されて、第二
の基準蒸気圧信号SBとして、フリツプフロツプ8
cのセツト端子に供給されるので、フリツプフロ
ツプ8cが「1」にセツトされ、その正相出力信
号は、第3図G,pに示すように、「0」から
「1」に反転する。
更に、第3図A,qに示すように、蒸気圧が第
一の基準蒸気圧Aに達すると、いままで蒸気圧信
号S1′が基準電源7dから供給される第一の基準
蒸気圧に対応する、蒸気圧信号S1′の第一の基準
設定値に等しい基準電圧VAよりも小さかつたた
めに、第3図F,rに示すように、「0」を出力
していた第三のコンパレータ7bが第3図F,s
に示すように、「1」を出力するようになる。
かかる第三のコンパレータ7bの出力信号の
「0」から「1」への反転はインバータ8aによ
り、「1」から「0」への反転に変換されて、第
一の基準蒸気圧信号SAとして、フリツプフロツ
プ8cのリセツト端子に供給され、これを「0」
にリセツトする。
而して、第3図G,tに示すように、フリツプ
フロツプ8cの正相出力信号が「0」となる。
このように、加熱時間T1中において、フリツ
プフロツプ8cが「1」になつている期間は基準
圧力上昇期間t1を表わすものである。
そして、例えば、蒸気圧の上昇工程で蒸発量
(蒸気負荷)が増大した場合は、缶水の加熱、缶
水の供給によつてボイラ系に流入する熱量と、放
熱によつてボイラ系から流出する熱量が定常運転
中の加熱期間について略々一定であるところ、缶
水の蒸発によつてボイラ系から流出する熱量が蒸
発量に応じて増大するので、ボイラ系からより多
くの熱量が奪われることとなり、第3図A,f′に
示すように、蒸気圧の上昇勾配が鈍化するもので
ある。
而して、蒸気量が増大した場合には、第3図
A,n′の時点で、第3図H,p′に示すように、フ
リツプフロツプ8cが「1」に反転して基準圧力
上昇期間に移行し、第3図A,q′の時点で第3図
H,t′に示すように、フリツプフロツプ8cが
「0」に反転することとなるので、蒸発量が増大
する以前の基準圧力上昇期間t1よりも長時間の基
準圧力上昇期間t1′が形成される。
かかる蒸発量の変化に依存する基準圧力上昇期
間t1の変化を定量的に考察すると、蒸発量GSは、 GS=CB−CR−CV/T1 ……(1) なる式で表わされる。
ただし、 CB=η・B・Hu/ISM−IW ……(1a) CR=QR/ISM−IW ……(1b) CV=UA−UB/ISM−IW ……(1c) であり、給水エンタルピーが一定であれば、いず
れも各ボイラ系固有の定数である。
更に、上式中の記号は、 η……ボイラ効率(放熱損失を除く) B……燃料消費量(流量) Hu……燃料の発熱量 IW……給水のエンタルピー GS……蒸発量(流量) ISM……蒸気のエンタルピー(第一、第二の基準
蒸気圧に対応するエンタルピーの平均値) QR……ボイラの放熱量(熱流量) UA……第一の基準蒸気圧Aに対応して基準圧力
上昇期間t1の終了時点においてボイラ系が保有
する内部熱エネルギー UB……第二の基準蒸気圧Bに対応して基準圧力
上昇期間t1の開始時点においてボイラ系が保有
する内部熱エネルギー である。
而して、(1)式において、 C=CB−CR ……(2) とおくと、蒸気量GSは GS=C−CV/t1 ……(3) で表わされる。
そして、Cは基準圧力上昇期間t1が無限大の場
合の蒸発量、すなわち、各ボイラ系固有の最大蒸
発量を表わす。
また、GS=0における基準圧力上昇期間t10は t10=CV/C ……(4) となり、かかる基準圧力上昇期間t10は蒸発量
(蒸気負荷)が零であつても、主にボイラからの
放熱により流出する熱エネルギーを補つて、ボイ
ラ系を運転状態に維持するために必要な最小の基
準圧力上昇期間である。
そして、前記(3)式で表わされる基準圧力上昇期
間t1と蒸発量GSの関係を例示するグラフが第4図
である。
このように、ボイラ系の基準圧力上昇期間t1
蒸発量GSに従つて各ボイラ系固有の値に特定さ
れるので、基準圧力上昇期間t1を計測してこれを
特定すれば、前記(1)〜(3)式に従つて蒸発量GS
算出することができるものである。
続いて、第2図、第3図にもどつて、基準圧力
上昇期間計測部8、蒸発量演算部9の動作を説明
すれば以下の通りである。
加熱装置の断続制御に際して、フリツプフロツ
プ8cの正相出力信号は、例えば、第3図Gに示
すように、基準圧力上昇期間t1の間「1」とな
る。かかる正相出力信号を受けて、該期間t1中に
限り、アンドゲート8eが開いて、クロツクパル
ス発振器8dからのクロツクパルスをカウンタ8
fに導き、これを計数させる。
そして、第3図G,tに示すように、フリツプ
フロツプ8cが「1」から「0」に反転すると、
その正相出力信号は「1」から「0」に反転し、
アンドゲート8eが閉じてカウンタ8fへのクロ
ツクパルスの供給が断たれ、カウンタ8fには、
基準圧力上昇期間t1を表わすデイジタル符号が生
成され、基準圧力上昇期間信号S2として出力され
る。
このとき同時に、フリツプフロツプ8cの正相
出力信号の「1」から「0」への反転を制御端子
に受けて演算器9aは後述の演算処理を実行す
る。
上記演算器9aによる演算処理が完了した後
に、前述したフリツプフロツプ8cの正相出力信
号の「1」から「0」への反転に際して、トリガ
され、準安定状態に移行していた単安定マルチバ
イブレータ8gが安定状態に復帰して、クリアパ
ルスをカウンタ8fのクリア端子に送るので、カ
ウンタ8fはクリアされ、次回の計測に備えられ
る。
この間、すなわち、カウンタ8fがクリアされ
る前に演算器9aは、デイジタルスイツチ等より
成る定数設定器9bに予め設定されている定数
CVを表わす定数信号S3を、カウンタ8fが出力
している基準圧力上昇期間信号S2で除して商を算
出し、更に、同じくデイジタルスイツチ等より成
る最大蒸発量設定器9cに予め設定されている最
大蒸発量Cを表わす最大蒸発量信号S4を読み込ん
で、これから上記商を減算して、その演算結果を
蒸発量信号S5として出力する。
このようにして得られた蒸発量信号S5は、 GS=C−CV/t1〔Kg/H〕 の算出結果であるので、(3)式に示したように蒸気
量を表わすものである。
表示部10は減算器9aから蒸発量信号S5を受
けて、これを蒸発量GSとして目視可能に表示す
る。
この発明に牽連する第二の発明の構成は、この
発明の構成における基準圧力上昇期間計測部に代
えて、基準圧力降下期間計測部を付設して、昇降
する蒸気圧が、上下限蒸気圧の間に設定された第
一の設定値から、同様に設定された第二の設定値
まで降下するに要する基準圧力降下期間を計測
し、蒸発量演算部では、上下限蒸気圧に従つて定
まる各ボイラ系固有の第一の定数を上記基準圧力
降下期間計測部でもつて計測された基準圧力降下
期間で除して商を算出し、その商から、ボイラの
放熱量に従つて定まる各ボイラ系固有の第二の定
数を減算する演算を実行し、その演算結果を蒸発
量信号として出力するようにしたことを特徴とす
るものである。
第5図〜第7図に基づいて、この発明に牽連す
る第二の発明の実施例の構成及び動作を説明すれ
ば以下の通りである。
第7図は上記第二の発明の実施例の構成を示す
ブロツク図であり、図中、基準圧力降下期間計測
部11は第2図における基準圧力上昇期間計測部
8と同様に構成され、アンドゲート11eの一つ
の入力端子がフリツプフロツプ11cの正相出力
端子に接続される。更に、図中、蒸発量演算部1
2は第2図における蒸発量演算部9と同様に構成
され、定数設定器9bに代えて、第一定数設定器
12bが、そして、最大蒸発量設定器9cに代え
て、第二定数設定器12cが設けられている。
他の構成要素は、第2図において同一の符号が
示す構成要素とそれぞれ同一である。
上記構成における基準圧力降下期間計測部11
と蒸発量演算部12の動作を第5図をも参照しつ
つ説明すれば、以下の通りである。
加熱時間T1に後続する加熱停止期間T2では、
第5図A,kに示すように、蒸気圧が蒸気の消費
あるいは温度の低下に伴つて上限蒸気圧Hから低
下しはじめ、途中第5図A,uに示すように、第
一の基準蒸気圧Aに達すると、蒸気圧信号S1′が
基準電圧VAよりも小さくなるので、これを検出
して、第三のコンパレータ7bは第5図F,wに
示すように、「1」から「0」へその出力信号を
反転させる。これを、第一の基準蒸気圧信号
SA′としてセツト端子に受けてフリツプフロツプ
11cが「1」にセツトされ、その正相出力信号
は、第5図J,pに示すように「0」から「1」
に反転する。更に、蒸気圧が降下し、第5図A,
vに示すように、第二の基準蒸気圧Bに達する
と、蒸気圧信号S1′が基準蒸気圧VBよりも小さく
なるので、これを検出して第四のコンパレータ7
cは第5図E,xに示すように、「1」から「0」
へその出力信号を反転させる。これを、第二の基
準蒸気圧信号SB′としてリセツト端子に受けてフ
リツプフロツプ11cが「0」にリセツトされ、
その位相出力は、第5図J,tに示すように、
「1」から「0」に反転する。
このようにして、フリツプフロツプ11cが
「1」になつている期間は基準圧力降下期間t2
表わすものである。
続いて、例えば、蒸気圧の下降工程で蒸発量
(蒸気負荷)が増大した場合には、缶水の加熱に
よつてボイラ系に流入する熱量がなく、更に、缶
水の供給によつてボイラ系に流入する熱量と、放
熱によつてボイラ系から流出する熱量が定常運転
中の加熱停止期間中について略々一定であるとこ
ろ、缶水の蒸発によつてボイラ系から流出する熱
量が蒸発量に応じて増大するので、蒸気圧の上昇
工程の場合と同様に、ボイラ系からより多くの熱
量が奪われることとなり、第3図に対応する第5
図A,k′に示すように、蒸気圧の下降勾配が急峻
化するものである。
而して、いま仮りに、第5図A,gに示す時点
で、同時に、第5図D,jに示すように、フリツ
プフロツプ6bが「0」に反転して加熱停止期間
に移行したと仮定すると、蒸発量が増大した場合
には、第5図A,u′及びv′に示す時点で、第5図
K,p′及びt′に示すように、フリツプフロツプ1
1cの出力信号が反転することとなるので、蒸発
量が増大する以前の基準圧力降下期間t2よりも短
期間の基準圧力降下期間t2′が形成される。
かかる蒸発量の変化に依存する基準圧力降下期
間t2の変化を定量的に考察すると、蒸発量GSは、 GS=CV′/t2−CR ……(5) なる式で表わされる。
ただし、 CV′=UA−UB/ISM−IW=CV ……(5a) CR=QR/ISM−IW ……(5b) そして、GS=0における基準圧力降下期間t20
は t20=CV′/CR となり、かかる基準圧力降下期間t20は蒸発量
(蒸気負荷)が零であつても、主にボイラからの
放熱による熱エネルギーの流出のために、第一の
基準蒸気圧から第二の基準蒸気圧に至るまでに要
する最大の基準圧力降下期間である。
そして、前記(5)式で表わされる基準圧力降下期
間t2と蒸発量GSの関係を例示するグラフが第6図
である。
このように、ボイラ系の基準圧力降下期間t2
蒸発量GSに従つて各ボイラ系固有の値に特定さ
れるので、基準圧力降下期間t2を計測して、これ
を特定すれば前記(5)式に従つて蒸発量GSを算出
することができるものである。
即ち、加熱装置の断続制御に際して、フリツプ
フロツプ11cの正相出力信号は、例えば、第5
図Jに示すように、基準圧力降下期間t2の間
「1」となるので、かかる正相出力信号を受けて、
基準圧力降下期間中に限り、アンドゲート11e
が開いて、クロツクパルス発振器11dからのク
ロツクパルスをカウンタ11fに導き、これを計
数させる。
そして、第5図J,tに示すように、フリツプ
フロツプ11cが「1」から「0」に反転する
と、アンドゲート11eが閉じてカウンタ11f
へのクロツクパルスの供給が断たれ、カウンタ1
1fには、基準圧力降下期間t2を表わすデイジタ
ル符号が生成され、基準圧力降下期間信号S2′と
して出力される。
このとき同時に、フリツプフロツプ11cの正
相出力信号の「1」から「0」への反転を制御端
子に受けて演算器12aは後述の演算処理を実行
する。
上記演算器11aによる演算処理が完了した後
に、前述したフリツプフロツプ11cの正相出力
信号の「1」から「0」への反転に際して、トリ
ガされ、準安定状態に移行していた単安定マルチ
バイブレータ11gが安定状態に復帰して、クリ
アパルスをカウンタ11fのクリア端子に送るの
で、カウンタ11fはクリアされ、次回の計測に
備えられる。
この間、すなわち、カウンタ11fがクリアさ
れる前に演算器12aは、デイジタルスイツチ等
より成る第一定数設定器12bに予め設定されて
いる第一の定数CV′を表わす第一定数信号S3′を、
カウンタ11fが出力している基準圧力降下期間
信号S2′で除して商を算出し、更に、同じくデイ
ジタルスイツチ等より成る第二定数設定器12c
に予め設定されている第二定数CRを表わす第二
定数信号S4′を読み込んで、これを上記商から減
算して、その演算結果を蒸発量信号S5′として出
力する。
このようにして得られた蒸発量信号S5′は、 GS=CV′/T2−CR の演算結果であるので、(5)式に示したように蒸発
量を表わすものである。
表示部13は演算器12aから蒸発量信号
S5′を受けて、これを蒸発量GSとして目視可能に
表示する。
なお、上記この発明及びこれに牽連する第二の
発明の構成では、基準圧力上昇期間計測部8、基
準圧力降下期間計測部11は1回の断続制御に関
して基準圧力上昇期間t1、基準圧力降下期間t2
計測して、それぞれ一つの基準圧力上昇期間信号
S2、一つの基準圧力降下期間信号S2′を出力し、
各々に基づいて蒸発量を算出しているが、複数回
の断続制御に関して基準圧力上昇期間、基準圧力
上昇期間を計測して、これらの平均値を算出して
一つの基準圧力上昇期間信号、一つの基準圧力降
下期間信号として処理することもできる。
そのようにすれば、ボイラ系の瞬時的変動、特
に、給水の断続制御に起因する基準圧力上昇期間
信号、基準圧力降下期間信号のバラツキを回避で
き、より安定で正確な蒸発量が得られるという実
益がある。
以上のように、この発明及びこれに牽連する第
二の発明は、加熱装置を断続制御するボイラ系に
おいて、基準圧力上昇期間、基準圧力降下期間を
計測してその各々に基づいて蒸発量を演算するよ
うに構成されているので、ボイラ系における蒸発
量を自動的に計測し、これを正確に把握すること
ができる。
したがつて、この発明及びこれに牽連する第二
の発明によれば、蒸発量に基づく制御系、典型的
には、給水制御系の後備保護を図ることにより、
空焚きを完全に防止できるとともに、蒸発量とい
うボイラ系の運転管理上、重要な基礎データを確
保することにより、キヤリーオーバーやスケール
成長に起因する機器等の破損、焼損を未然に防止
できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの発明の構成を付設することがで
きる小形ボイラ系の構成を示すブロツク図、第1
図Bは第1図Aにおけるボイラ1のA−A断面
図、第2図〜第4図はこの発明の実施例に関する
ものであり、第2図はその構成を示すブロツク
図、第3図は第2図における加熱制御部6及び基
準圧力上昇期間計測部8の要部の波形図、第4図
は基準圧力上昇期間t1と蒸発量GSの関係を示すグ
ラフである。第5図〜第7図はこの発明に牽連す
る第二の実施例に関するものであり、第5図は第
7図における加熱制御部6及び基準圧力降下期間
計測部11の要部の波形図、第6図は基準圧力降
下期間t2と蒸発量GSの関係を示すグラフ、第7図
はその構成を示すブロツク図である。 1……ボイラ、5……第一の蒸気圧検出部、5
a……圧力センサ、5b,5c……コンパレー
タ、6……加熱制御部、7……第二の蒸気圧検出
部、7a……圧力センサ、7b,7c……コンパ
レータ、8……基準圧力上昇期間計測部、9……
蒸発量演算部、10……表示部、11……基準圧
力降下期間計測部、12……蒸発量演算部、13
……表示部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ボイラの蒸気圧に対応する蒸気圧信号S1を出
    力する圧力センサ5aと、蒸気圧信号S1が下限設
    定値であることを検出して下限蒸気圧信号SL
    出力する第一のコンパレータ5bと、蒸気圧信号
    S1が上限設定値であることを検出して上限蒸気
    圧信号SHを出力する第二のコンパレータ5cとか
    ら成る第一の蒸気圧検出手段5と、 下限蒸気圧信号SLに応答して、缶水を加熱する
    ための加熱装置Fを始動させ、上限蒸気圧信号SH
    に応答して加熱装置Fを停止させる断続制御の加
    熱制御手段6とを備えたボイラ系において、 ボイラの蒸気圧に対応する蒸気圧信号S1′を出
    力する圧力センサ7aと、蒸気圧信号S1′が上限
    設定値と下限設定値の間に設定された第一の
    基準値であることを検出して、第一の基準蒸気
    圧信号SAを出力する第三のコンパレータ7bと、
    蒸気圧信号S1′が上記第一の基準値と下限設定
    との間に設定された第二の基準値であるこ
    とを検出して、第二の基準蒸気圧信号SBを出力す
    る第四のコンパレータ7cとから成る第二の蒸気
    圧検出手段7と、 上記第二の基準蒸気圧信号SBが出力されてから
    上記第一の基準蒸気圧信号SAが出力されるまで
    の基準圧力上昇期間t1を計測して、その計測結果
    を表わす基準圧力上昇期間信号S2を出力する基準
    圧力上昇期間計測手段8と、 基準圧力上昇期間信号S2に基づいて蒸気量を算
    出し、その算出結果を表わす蒸発量信号S5を出力
    する蒸発量演算手段9とを付設して成り、 上記蒸発量演算手段9は、定数設定器9bと最
    大蒸発量設定器9cとを含み、該定数設定器9b
    に予め設定記憶されているボイラ系に固有の定数
    Cvを基準圧力上昇期間t1で除して、その商Cv/t1
    を算出し、この商を、該最大蒸発量設定器9cに
    予め設定記憶されているボイラ系の運用に固有の
    最大蒸発量Cから減算することを特徴とするボイ
    ラ系における蒸発量計測装置。 2 ボイラの蒸気圧に対応する蒸気圧信号S1を出
    力する圧力センサ5aと、蒸気圧信号S1が下限設
    定値であることを検出して下限蒸気圧信号SL
    出力する第一のコンパレータ5bと、蒸気圧信号
    S1が上限設定値であることを検出して、上限蒸
    気圧信号SHを出力する第二のコンパレータ5cと
    から成る第一の蒸気圧検出手段5と、 下限蒸気圧信号SLに応答して、缶水を加熱する
    ための加熱装置Fを始動させ、上限蒸気圧信号SH
    に応答して、加熱装置Fを停止させる断続制御の
    加熱制御手段6とを備えたボイラ系において、 ボイラの蒸気圧に対応する蒸気圧信号S1′を出
    力する圧力センサ7aと、蒸気圧信号S1′が上限
    設定値と下限設定値の間に設定された第一の
    基準値であることを検出して、第一の基準蒸気
    圧信号SA′を出力する第三のコンパレータ7b
    と、蒸気圧信号S1′が上記第一の基準値と下限
    設定値との間に設定された第二の基準値であ
    ることを検出して、第二の基準蒸気圧信号SB′を
    出力する第四のコンパレータ7cとから成る第二
    の蒸気圧検出手段7と、 上記第一の基準蒸気圧信号SA′が出力されてか
    ら上記第二の基準蒸気圧信号SB′が出力されるま
    での基準圧力降下期間t2を計測して、その計測結
    果を表わす基準圧力降下期間信号S2′を出力する
    基準圧力降下期間計測手段11と、 基準圧力降下期間信号S2′に基づいて蒸発量を
    算出し、その算出結果を表わす蒸発量信号S5′を
    出力する蒸発量演算手段12とを付設して成り、 上記蒸発量演算手段12は、第一定数設定器1
    2bと第二定数設定器12cとを含み、第一定数
    設定器12bに予め設定記憶されているボイラ系
    に固有の第一定数C′vを基準圧力降下期間t2で除
    して、その商C′v/t2を算出し、この商から、第
    二定数設定器12cに予め設定記憶されているボ
    イラ系に固有の第二定数CRを減算することを特
    徴とするボイラ系における蒸発量計測装置。
JP57077323A 1982-05-07 1982-05-07 ボイラ系における蒸発量計測装置 Granted JPS58195702A (ja)

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