JPS58198584A - 抗酸化剤 - Google Patents

抗酸化剤

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JPS58198584A
JPS58198584A JP8128882A JP8128882A JPS58198584A JP S58198584 A JPS58198584 A JP S58198584A JP 8128882 A JP8128882 A JP 8128882A JP 8128882 A JP8128882 A JP 8128882A JP S58198584 A JPS58198584 A JP S58198584A
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whey
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lactobacillus
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JP8128882A
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寛 遠藤
Hideo Hosoya
細谷 英雄
Sachiko Akiyama
幸子 秋山
Takako Koyama
小山 隆子
Minoru Ichioka
市岡 稔
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Yakult Honsha Co Ltd
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Yakult Honsha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、化粧品、食品、医薬品など、酸化され烏い物
質を含有する物品(以「化粧品等という)に添加してそ
の酸化による品質1氏Fを防11−するのに有用な、抗
酸化剤に関するものである。
周知のように、化粧品等を構成する物質には空気中の酸
素によって徐々に酸化されてしまうものがあり、酸化に
よる変質は、その化粧品等の本末の効用あるいは風味を
劣化させるだけでなく、ときlこは皮膚の炎症や食中毒
の原因ともなる。
したがって、酸化を防止して品質を安定に保つことは1
、:れらの商品を製造する場合、きわめて重要な課題で
ある。酸化防fLは、保存容器や保存条件を選ぶことに
よってもある程度まで可能であるが、通常もつとも有、
効なのは、適当な抗酸化剤を使用することである。すな
わち、トコフェロール類、13ITT、BHA、没食子
−酸プロビル等の抗酸化剤を適切に使用することにより
、化粧品等の品質安定性は飛躍的に向−1−シ、変質に
よる事故が減少すると共に、流通段階あるいは使用中の
変質によりやむなく廃棄するといった無駄もほとんどな
くなる。
しかしながら、種々の化学物質の発ガン性が確認される
につれて、化粧品等の抗酸化剤についても一層安全性の
高いものを使用することが要望されるようになった。
ところで本発明者らは、獣乳を培地とする乳酸菌培養に
より得られた培養液についての研究の過程で、L肥培養
液から分離された乳清が、1.1−:)フェニル−2−
ピクリルヒドラジル(DPF))1)フリーラジカルを
還元し、リノール酸なとのト飽和脂肪酸の過酸化を抑制
する作用を有する物質を含むことを見いだした。そして
この還元性物質が、未精製の乳清の状態でも化粧品等の
抗酸化剤として使用可能なことを確認し、本発明を完成
するに至ったのである。
すなわち本発明は、獣乳培地を用いた乳酸菌培養液がち
分取された乳清よりなる抗酸化剤(以下第1発明による
抗酸化剤という)および獣乳培地を用いた乳酸菌培1!
液から分取された乳清より分子@6 o (l o以ト
の高分子量物質を実質的に除去してなる抗酸化剤(以下
第2発明による抗酸化剤とい))を提供するものである
本発明の抗酸化剤の有効成分は、現在までに確認された
結果によれは、次のような性質のものである:(a) 
 90%エタ/−ルに可溶; (I〕)限外濾過で分子−@ 6000以下の両分に現
われる;(C)  強酸性陽イオン交換0(脂に@着さ
れ、2N−アンモニア水で溶出される; (cl)  ニンヒドリン反応陽性; (e)  紫外部約275nmに最大吸収スペクトルを
持−〕;(II )3io−Gel P−2によるゲル
濾過における挙動から、号了駿は約1 +、11’l 
+1以ドと思われる;(8)遊離のアミノ酸ではない; (11)蛋白分解酵素プロナーゼ処理で、抗酸化性が著
しく低Fする; (1)酸加水分解により、アスパラギン酸、スレオニン
、セリン、グルタミン酸、プロリン、グリシン、アラニ
ペバリン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、チロ
シン、フェニルアラニン、リノン、ヒスチジンお上びア
ルギニンを生じる。
以−1,により、本発明の抗酸化剤の有効成分は、 ・
群の、分子−蟻が約1000またはそれ以Fのペブタイ
ド様物質からなるものと思われるが、それがなぜ抗酸化
性を示すのが、理由は定がでない。しかしながら、抗酸
化性の強さ、およびその抗酸化性がプロナーゼ処理によ
り低下すること、などを考慮すると、少なくとも、構成
アミノ酸の一部が持つ還元性基に依存するような単純な
ものでないことは確かである。
次に本発明の抗酸化剤の抗酸化能を、実測値を示して説
明する。
第1表は、後記実施例1において製造された第2発明の
抗酸化剤・5E−2がり7−ル酸の自動酸化を抑制する
能力を、酢酸r)1.、−ff−トコフェロール(〜゛
Eと略記)およびブチル化ヒドロキントルエン(BHT
と略記)のそれと比較した試験結果を示す。試験は、濃
度5.00mMのり7−ル酸エタノール溶液1.0ml
 pH7,0の0.1Mリン酸緩衝液1011、エタ/
−ル9ml、精製水5n+lおよび抗酸化剤の混合液を
36℃で暗所に放置して過酸化物の生成量を追跡したも
ので、表中の誘導期間とは、過酸化物定量のためのロダ
ン鉄性(Mlら二「栄養と食糧」第1に3巻tjs3号
第60頁)における吸光度が過酸化物の生成にともない
増加して()、3に達するまでのF1数である。
第  1  表 一抗酸化剤オ;よびそのa庫  ’4導期間−(II)
無添加             2 S1・”、−218,5鵜%  3.6SE−274t
t      10 S)E〜2    2 ’、) 6 ti      
15S1’ニー2     !’192tt     
 17.3V IE       6 、5 u M 
     8 、 IVE       9.8 //
      111.3VE       33;  
、     L7.IB HT      (1,5μ
M2 B11T、    1//     2.7BIIT 
      5/、       913LIT   
   10〃     18F311’r20 tt 
     2 gSE−2296mg%+VE6.5μ
M  62図1は、上記試験l:おけるり7−ル酸過酸
化物のIt(5゜11 nmの吸光度)の経時的な変化
を示tグラフである。
、−れらの試験結果から、本発明の抗酸化剤は、それ甲
独でもすぐれた抗酸化能を示すがa−()7エロールと
併用するときは相乗効果により一層顕著な効果を奏する
ことがオ)かる。
本発明の抗酸化剤は、すでに述べたように、獣乳培地を
10いた乳酸菌培養液から分取された乳清そのもの、ま
たはその処理物よりなるが、これを製造する場合、に記
乳清は、通常の乳酸菌飲料、発酵乳、チーズ等を製造す
る場合と同様にして得られた乳酸菌培養物から濾過また
は遠心分離によって分取1ればよく、特殊なものは必要
としない。しかしながら、第2発明の抗酸化剤とするた
めの処理、あるいはその後さらに必要に応じて行う精製
処理を容易にするためには、培地として牛乳の脱脂乳を
主成分とするものを用いた乳酸菌培養によるものが望ま
しい。また乳酸菌としては、ストレプトフッカス・サー
モフィラス、ラクトバチルス・カゼイ、同アシドフィラ
ス、同ブルガリクス等が、培養容易で抗酸化能の高い乳
清を11え、しかも培養液がら乳清を分離する処理も容
易なので、特に好ましい菌種である。
乳清は、そのまま、あるいは適宜減圧Fに濃縮して、第
1発明の抗酸化剤として使用することができる。
第2発明の抗酸化剤を製造するには、第1発明の抗酸化
剤つまり乳清に、分子−量が6000以、トの高分子−
量成分をメこ質的に除去し得る処理を施す。処理方法は
特に限定されないか、天施容易な方法としては、限外濾
過法、および90%フルフール溶液にしてその−1、清
を分取する方法がある。
分子−畝が6000、特に20 (1(10を、−える
ような高分子量の乳清成分は、濃度、pi(、あるいは
抗酸化剤として使用された場合の条件によ−)ては、凝
集して沈殿することがある。
このような高分子酸成分が除去されている第2発明の抗
酸化剤は、保存性がよいだけでなく、はとんどすべての
水系、乳化系または含水有機溶媒系の使用状態において
安定であるから使用し易く、抗酸化能もすぐれている。
第2発明の抗酸化剤は、乳清から分子−tが6 (10
1)以1.の成分だけでなく、分子量が約2001’)
〜6000のペブタイド系物質、その他抗酸化能とは無
関係な乳清成分(たとえば塩類、香気成分など)が除去
されたものであっても差支えなく、むしろ、そのように
したものは抗酸化能と使い易さの点で一層すぐれたもの
である。このような、高度に“′精製”された抗酸化剤
を得る方法としては、例えば乳清がら分子量が約600
0以七の成分を除去したのち、あるいは最初から約20
0 (1〜6(月)0の範囲内の任意の分子量を分画分
子酸としてそれよりも高分子量の成分を除去したのち、
強酸性陽イオン交換樹脂(H形)に吸着させ、次いでア
ルカリ性の水で溶出される成分を捕集するJj法がある
本発明の抗酸化剤は、以上のように抗酸化能がすぐれて
いるだけでなく、獣乳を乳酸発酵させたものから化学的
な処理を ・切施1ことなく分a繰作のみにより製造さ
れるものであるか呟化粧品、飲食品、医薬品等に用いる
抗酸化剤としては、安全性の点でまったく心配がない理
想的なものである。
また飲食品製造分野ですでに確立されている乳酸発N技
術を利用して容易に、且つ安価に製造することができる
。本発明の抗酸化剤は水溶性であるが、乳化または可溶
化状態の油脂1こ対しても有効であるから、特に油脂を
用いた化粧品、食品、医薬品等に、単独で添加し、また
はa4フ7エロールなと池の抗酸化剤と共に添加して、
過酸化脂質の生成を抑制するのに適したものである。
ど− 以ド実施例を示して本発明を説明する。
実施例 1 脱脂乳1000mlを殺菌後、ストレプトフッカス・サ
ーモフィラスを接種し、37°Cで72時間培養した。
培養終f後、培養液を濾過して乳清(第1発明の抗酸化
剤;以FSI謬暑という) 800’mlを得た9次に
5E−1の一部を、分画分子酸が6000の限外濾過膜
を用いて濾過し、膜透過成分(第2発明の抗酸化剤;以
1;5F−2という)を採取した。5E−2の一部は更
に水溶液の状態で強酸性陽イオン交換樹脂・アン/(−
ライ) IR−12(1B (H形)を充填したカラム
に流し、その後、カラムに2N−アンモニア水を流して
溶出される成分(第2発明の抗酸化剤;以1’5E−3
と−・う)を捕集した。
以」−の処理によって得られた3種類の抗酸化剤の固形
物としての収量(SR−2および5E−3の場合は乳清
の全駿を処理したとして換算した値)、限外濾過および
イオン交換樹脂処理における抗酸化能回収率(SE−1
の段階での抗酸化能の総敵を100とする)、および比
抗酸化能(SE−1の抗酸化能を1とする)は第2表の
とおりであった。惧し抗酸化能の評価は、リノール酸の
酸化を抑制側る能力を調べる前記方法により行なつrこ
第2表 溶酸1ヒ削 ηX−量、−輸)仇Δjヒ能−回−枢!(
%)比仇酸化能5E−1,43(Ml(1)     
   (1)81’ニー2   37     1(1
1)         1.2SE−3(1,6644
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の抗酸化剤がり/−ル酸の自動酸化を抑制
する能力を池の公知の抗酸化剤のそれと共に示したグラ
フである。 代理人 弁禅士 板 井 ・ 珊

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)獣乳培地を用いた乳酸菌培1!!液から分取され
    た乳清よりなる抗酸化剤。
  2. (2)獣乳培地を用いた乳酸菌培養液から分取された乳
    清より分子量6 (l t) 0以ヒの高分子量物質を
    実質的1:除去してなる抗酸化剤、。
JP8128882A 1982-05-14 1982-05-14 抗酸化剤 Granted JPS58198584A (ja)

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JPS6245912B2 JPS6245912B2 (ja) 1987-09-29

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JP2020184979A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 日機装株式会社 被処理液の再生方法

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