JPS58197963A - 画像信号送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は画像信号送・受信装置のフレーム同期に関する
ものである。

画像信号の伝送方式としてＮＴＳＣ方式を例にとり、以
下ＮＴＳＣ方式におけるフレーム同期方式について説明
する。ＮＴＳＣ信号は第１フイールドと第２フイールド
により１フレームが構成されており、それぞれのフィー
ルドは垂直同期信号期間と水平同期信号期間と水平走査
期間よりなっている。水平同期信号に対して垂直同期信
号のパルス幅は広くなっており、しかも飛越走査を行な
っているので水平、垂直の両同期信号の関係は複雑かつ
重要である。

水平、垂直の両同期信号を混合した合成同期信号の基本
形を第１図（ａ）に示す。この様な同期信号を用いると
、垂直同期信号中には水平同期信号がないので水平同期
が不完全となりラスク上部の同期が不安定になる。

この欠点を除くために第１図（ｂ）に示すように、垂直
同期信号の中に水平同期信号を付は加え受信側では振幅
分離をして水平同期信号を取り出して用いればよいが、
この場合それぞれの振幅が小さぐなり十分な分離ができ
ない。そこで第１図（ｃ）に示すように、垂直同期信号
の中に水平同期信号に相当する切り込みを付ければ欠点
は補なえる。

しかし、受信機でこのような合成同期信号から水平、垂
直の２つの同期信号を取り出すには周波数分離回路を用
いるが、第１と第２のフィールドの走査では、第１図（
ｄ）に示すように積分波形が異なり飛越走査が完全に行
なわれない。

そこで第１図（ｅ）に示すように、水平同期パルスの間
に等価パルスの切込みを付けている。また、垂直同期パ
ルスの前後でも第１と第２のフィールドの波形の違いが
あって完全な走査ができないので第１図（ｆ）に示すよ
う゛に垂直同期信号の前後にも等価パルスを入れたもの
が現用されている。

実用化されているＮＴＳＣ信号は第２図に示す信号形態
になっているが、第３図に示すような外部ノイズ（ａ）
や信号の劣化（ｂ）等により同期信号の振幅が不揃いに
なると、第１と第２のフィールドにおいて積分波形が異
なるために飛越走査が完全に行なわれないことになる。

本発明は、従来の画像信号伝送方式において外部ノイズ
や信号の劣化等によって起きる受信側の同期乱れを保護
するための画像信号送・受信装置を提供することを目的
とする。

本発明は第４図に示すように、画像信号発生装置Ａに接
続され、搬送波信号ｆｓｃ　を入力して搬送波信号ｆｓ
ｃに位相同期したＮ倍の搬送波信号Ｎ−ｆｓｃ　を発生
する送信部ＰＬＩ、回路１と、水平同期信号ＨＤ（！：
Ｎ倍の搬送波信号”　ｆｓｃ　　を入力して水平同期信
号ＨＤをＮ倍の搬送波信号Ｎｆｓｃで変調する第１の変
調回路２と、垂直同期信号ＶＤと水平同期信号ＨＤとＮ
倍の搬送波信号Ｎｆｓｃを入力して第１フイールドを検
出した後第１フイールドの垂直帰線消去期間のｎ番目の
水平走査期間にフレーム同期パルスＶｆを発生するフレ
ーム同期パルス発生回路３と、フレーム同期パルスＶｆ
とＮ倍の搬送波信号’　ｆｓｃ　を入力してフレーム同
期パルスをＮ倍の搬送波信号Ｎｆｓｃで変調する第２の
変調回路４と、画像信号Ｖｉｄｅ。

とそれぞれ第１および第２の変調回路２と４０出力信号
を入力して、３信号を合成して伝送信号Ｓとする信号合
成回路５よりなる送信部Ｂ１伝送部Ｃを介して送信部Ｂ
の信号合成回路６に接続され、伝送信号Ｓを入力して画
像信号Ｖｉｄｅｏ　　を分離する画像信号分離回路６と
、Ｎ倍の搬送波信号Ｎｆｓｃを分離する同期信号分離回
路７と、Ｎ倍の搬送波信号Ｎｆｓｃを入力して位相同期
した搬送波信号ｆＳＣ’を再生する受信部ＰＩ、Ｌ回路
８と、Ｎ倍の搬送波信号Ｎｆｓｃを入力して水平同期信
号ＨＤの周期で連続して入力されるＮ倍の搬、送波信号
Ｎｆｓｃを検出して擬似水平同期信号を再生する擬似水
平同期信号再生回路９と、擬似水平同期信号と搬送波信
号ｆＳＣとＮ倍の搬送波信号Ｎｆｓｃを入力して水平同
期信号ＨＤ’　　を再生した後フレーム同期パルスを検
出して垂直同期信号ＶＤ’を再生する同期信号再生回路
１ｏよりなる受信部りにより構成される。

第４図において、Ａは第６図に示すような垂直同期信号
ＶＤと水平同期信号ＨＤと搬送波信号ｆＳＣと画像信号
Ｖｉｄｅｏを発生する画像信号発生装置である。Ｂは送
信部、Ｃは伝送部、Ｄは受信部である。

送信部Ｂにおいて、送信部ＰＬＬ回路１は第６図に示す
ように搬送波信号ｆｓｃ　を入力としてＮ倍の搬送波信
号Ｎｆｓｃを出力する。第１の変調回路２は水平同期信
号ＨＤとＮ倍の搬送波信号Ｎｆｓｃを劾して、第７図に
示すように水平同期パルス期間をＮ倍の搬送波信号Ｎｆ
ｓｃで変調してＨＢｕｒｓｔ信号を出力する。フレーム
同期パルス発生回路３は垂直同期信号ＶＤと水平同期信
号ＨＤを入力して、第８図に示すように垂直同期信号Ｖ
Ｄと水平同期信号ＨＤのタイミングの一致するフィール
ド、すなわち第１フイールドを検出した後、第１フイー
ルドの垂直帰線消去期間のｎ番目、例えば１番目の水平
走査期間にフレーム同期パルスＶｆを発生する。第２の
変調回路４は、フレーム同期パルスＶｆとＮ倍の搬送波
信号Ｎｆｓｃを入力して第９図に示°すようにフレーム
同期パルスＶｆの期間をＮ倍の搬送波信号Ｎｆｓｃで変
調してｖＢｕｒｓｔ信号を発生する。信号合成回路５は
、ｖＢｕｒｔ＋を信号とＨＢｕｒｌｌｔ信号と画像信号
Ｖ　１ｄｅｏを入力して第１０図に示すように３信号を
合成して伝送信号Ｓとして伝送部Ｃに送出する。

受信部りにおいて、画像信号分離回路６は例えばＬＰＦ
で構成され第１１図（、）に示すように伝送信号Ｓを入
力して画像信号Ｖｉｄｅｏだけを取り出す。同期信号分
離回路７は例えばＢＰＦで構成され第１１゛図（ｂ）に
示すように伝送信号Ｓを入力して同期信号であるＮ倍の
搬送波信号Ｎｆｓｃを取り出す。受信部ＰＬＬ回路８は
Ｎ倍の搬送波信号Ｎｆｓｃを入力して第１２図に示すよ
うに搬送波信号ｆｓｃを出力する。擬似水平同期信号再
生回路９は第１３図（ａ）に示すようにＮ倍の搬送波付
４ＮｆＳＣＯ中から水平同期信号の一定周期で繰り返さ
れる搬送波信号を検出して擬似水平同期信号を再生する
。同期信号再生回路１ｏはＮ倍の搬送波信号Ｎｆｓｃと
擬似水平同期信号を入力して第１３図（ｂ）に示すよう
に水平同期信号ＨＤｌを再生する。また、Ｎ倍の　　　
　　−搬送波信号Ｎｆｓｃを両波整流して例えば積分回
路に入力すると、水平同期信号の搬送波信号Ｎｆｓｃ成
分か除去されて第１４図に示すようにフレーム同期パル
スだけを取り出すことができる。

次にフレーム同期方式について説明する。画像信号にお
いては強い相関性があり、第１６図に示すように、例え
ば第１フイールドのラインＮと、このラインＮと相隣接
する第２フイールドのライン（Ｎ−りとライン（Ｎ−（
ｘ＋１））の間には下表の＊印で示すようなパターンが
発生する確率は皆無である。ここでＩは、１フレームの
全ライン数を６２５本とするとき！＝２６２であり、１
フレームの全ライン数を１１２６本とするときｘ　＝　
６６２である。したがって、第１フイールドのラインＮ
と第２フィールド−のライン（Ｎ−ｘ）、ライン（Ｎ　
−（ｘ＋　１）　）を監視することにより第１フイール
ドのラインＮ番目が判別でき、このラインＮ番目を基準
として垂直同期信号ＶＤ’を再生することができる。ま
た１、このラインＮ番目を基準として第１図に示すよう
な垂直同期信号（３Ｈ）も再生することができる。

“　例えば、伝送信号Ｓのフレーム同期パルスの期間に
第１６図（、）に示すようなノイズが印加された場合、
Ｎ倍の搬送波信号Ｎｆｓｃの分離回路にＢＰＦを刷るこ
とによりノイズ成分のもつ周波数帯域とＢＰＦの帯域と
が一致しない限りノイズ成分は除去されるのでフレーム
同期確立には何ら問題はない。

１：有信号（Ｎｆｓｃ有） ？：無信号（Ｎｊ’ｓｃ無） 以上のように本発明によれば、画像信号の相関・“性を
利用してフレーム同期情報を送信部の垂直同期信号期１
間に挿入し、更にフレーム同期情報と垂直同期信号、水
平同期信号を搬送波で変調して伝送し、受信部において
画像信号と同期信号を分離してフレーム同期を確立する
ために、伝送信号にノイズが印加されても、ノイズが印
加されたラインだけが影響を受けることになり、フレー
ムの同期状態は確立できる。

従来のＮＴＳＣ方式においては、各フィールドの先頭か
ら水平同期信号の９個分が等価パルス期間として利用さ
れているが、本発明によれば第１フイールドと第２フイ
ールドの少なくとも３個の水平同期信号で実現できる。

したがって、垂直帰線期間を用いてデータを伝送する方
式、例えば文字多重放送等においては、第１フイールド
の水平同期信号の１０番目から２１番目、第２フイール
ドの２７３番目から２８４番目にデータが多重可能であ
るが、本発明によれば、第１フイールドの水平同期信号
の２番目から２１番目、第２フイールドの２６５番目か
ら２８４番目にデータを多重緊ることが可能になり、デ
ータ多重容量を約２倍

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図は従来例としてＮＴＳＣ方式に
おける同期信号のタイムチャート、第４図は本発明の一
実施例における画像信号送・受信装置のブロック図、第
６図、第６図、第７図、第８図、第９図、第１０図、第
１１図、第１２図、第１３図、第１４図、第１５図、第
１６図はそれぞれ同装置の各部の動作を説明するための
波形図および走査の図である。 Ａ・・・・・・画像信号発生装置、Ｂ・・・・・・送信
部、Ｃ・・・・・・伝送部、Ｄ・・・・・・受信部、１
，８・・・・・・ＰＬＬ回路、３・・・・・・フレーム
同期パルス発生回路、２，４・・・・・・変調回路、５
・・・・・・信号合成回路、６・・・・・・画像信号分
離回路、７・・・・・・同期信号分離回路、９・・・・
・・擬似水平同期信号再生回路、１０・・・・・・同期
信号再生回路。 代理人め氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
１図 第１２図 第１３図 第１４図 第１５図 ｔｂ＋十−一−ｆ］ト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 垂直同期信号と水平同期信号と搬送波信号と画像信号を
   出力する画像信号発生装置に接続され、搬送波信号を入
   力して搬送波信号に位相同期したＮ倍の搬送波信号を発
   生する送信部ＰＬＬ回路と、。 水平同期信号とＮ倍の搬送波信号を入力して水平同期信
   号をＮ倍の搬送波で変調する第１の変調回路と、垂直同
   期信号と水平同期信号とＮ倍の搬送波信号を入力して第
   １、フィールドを検出した後第１フイールドの垂直帰線
   消去期間のｎ番目の水平走査期間にフレーム同期パルス
   を発生するフレーム同期パルス発生回路と、フレーム同
   期パルスとＮ倍の搬送波信号を入力してフレーム同期パ
   ルスをＮ倍の搬送波信号で変調する第２の変調回路と、
   画像信号と第１の変調回路出方信号と第２の変調回路出
   力信号を入力して３信号を合成して伝送信号とする信号
   合成回路よりなる送信部、送信部の信号合成回路と伝送
   部を介して接続され、伝送信号番人力して伝送信号から
   画像信号を分離する画像信号分離回路と、伝送信号から
   Ｎ倍の搬送信号を分離する同期信号分離回路と、Ｎ倍の
   搬送信号を入力してＮ倍の搬送信号に位相同期した搬送
   波信号を再生する受信部ＰＬＬ回路と、Ｎ倍の搬送波信
   号を入力して水平同期信号の周期で入力されるＮ倍の搬
   送波信号を検出して擬似水平同期信号を再正する擬似水
   平同期信号再生回路と、擬似水平同期信号と搬送波信号
   とＮ倍の搬送波信号を入力して水平同期信号を再生した
   後、フレーム同期パルスを検出して垂直同期信号を再生
   する同期信号再生回路よりなる受信部によって構成され
   、第１および第２フイールドの垂直帰線期間内の相隣接
   する少なくとも３つのラインを用いてなるフレーム同期
   方式であって、前記交番するフィールドのいずれか一方
   のみ同期パルスを挿入したことを　　　　′特徴とする
   画像信号送・受信装置。