JPS5819762B2 - 海水着などの婦人衣服 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、婦人の衣服に関し、更に詳細にはワンピース
の海水着、ボデーストッキング、レオタード、ボデース
ーツとしてのシャツ・ブラウスなど上体を包む衣服に関
する。

すでに婦人の衣服として、例えばワンピースの海水着で
あって、その上縁部から下縁部まで連続的に延びる１本
または好ましくは数本の縫目を持つものが知られている
。

これらの縫目は、体の対称垂直面内に位置することが多
く、背中または胸の前部、または腋の下の側部などに設
けられている。

これらの縫目は、その衣服を仕上げるときに織物の種々
の布片を形成することが基本的に考えられる。

他方において、それらの縫目は、バストを支持し、或は
臀部を保持する機能は持っていないので、しばしば衣服
を補強することが必要である。

本発明の目的は、この欠点を少なくすることであり、そ
してその目的のために、本発明は、同時にバストに対す
る支えを提供し、かっ臀部を保持することのできる縫目
を持った婦人衣服に関するものである。

従って、本発明は、その目的として新規な工業製品であ
って、それはその上縁部から下縁部まで連続的に延びる
縫目を持った婦人衣服であって、その特徴とするところ
は、体の垂直対称面に対して対称に位置する２本の横方
向の縫目を含み、各縫目は、下方に向かう方向において
、次のような通路を通るようにする。

すなわちこの通路は、胸を横断し、そのときに乳首の領
域のほぼ上方を通過し、更に第１輪郭によって胸に対す
る外囲を形成し、更に通路は横腹を横切って腸骨の稜部
に向って下方かつ外方に向かい、そして仙骨の押角のレ
ベルまで下方かつ後方に向かい、最後に臀部の筋肉を横
切って少なくも臀部の皺溝に達し、そのとき第２輪郭に
よって臀部に対する外囲を形成するようにする。

従って分るように、各横方向の縫目は、その第１輪郭に
よってその上の部分に胸に対する囲を形成し、下の部分
にその第２輪郭によって臀部にルする囲を形成する機能
を持っている。

各側部において、これらの２つの囲は、互いに依存関係
にある。

何となれば、両者は共通の横縫目によって単一片に形成
されるからである。

各縫目の２つの輪郭によって作られる４つの囲は、左右
の胸と臀を包むことができる。

すなわち、しわくちゃにしたり、伸ばしたすせずにこれ
らの部分を形成することができる。

本発明の衣服は、前記の囲のあるために胸および臀部を
支え、保持し、包むことができ、しかもこれらの部分を
伺ら不当に圧迫することも避けられる。

本発明を実施する好適態様においては、各横縫目は、胸
部の上部側方根部（５ｕｐｅｒｉｏｒ １ａ−ｔｅｒ
ａｌ ｒａｄｉｘ）の上を通過し、同時に乳頭領域付
近に延びている。

各横縫目は、胸部のほぼ腋下延長のレベルに出発し、そ
して乳頭領域を通ってほぼ直線路に沿って下方かつ内方
に下降する。

各横縫目は、仙骨押角の後で、臀部筋肉を横切って前方
凹状の曲線を描き、前記縫目は、腿の側面と後面の結合
点において臀部（ｇｌｕｔｅａｌ ｆｏｌｄ）のレベル
に終端している。

各横縫目の通り路は、乳頭領域の後方において、前方に
中程度の凸状曲線を呈し、その曲率半径は下降するに従
って増大し、はぼ腸骨稜から後方にやや凸状の曲線とな
り、その曲率半径は仙骨押角（ｓ ａ ｃ ｒ ａ ｌ
ｐｒｏｍｏｎｔｏｒｙ）のレベルあたりに下降するに
つれて減少する。

本発明の目的を理解しやすくするために、添付図面を参
照して本発明の一実施例を、非制限的例示として、以下
説明するであろう。

図面を参照すると、１は、婦人２によって着用された、
ワンピース海水着型の完成した婦人衣服を示す。

この衣服は、体に密着する衣服用に一般に使用される任
意の織物から仕上げることによって形成され、それは、
単一材料の繊維、或はいくつかの動物、植物、合成また
は人造繊維の組合せなどで作られ、通常は若干の弾力性
を持っている。

この衣服は、体２の垂直面または対称面４に対して対称
的な２本の横方向の縫目１３および２３を持っている。

各横縫目は、胸の上部側方根部１４ 、２４の上を通り
、次に乳頭領域１５ 、２５０上をそれぞれ通るような
通り路を上から下に通っている。

第１図乃至第６図の海水着を例にとれば、各様の縫目は
、胸のほぼ腋下延長のレベルから出発して、乳頭領域の
上を通ってほぼ直線に沿って下方に内方に傾いている。

この領域において、各横縫目は、それぞれ線分１７．２
７に沿ってそれぞれ腸骨稜（ｉｌｉａｃｃｒｅｓｔ）に
向って下方かつ外方に下降するために側部を進むように
非常に小さい曲率半径で丸味をつけられている。

この横縫目の各線分１７ 、２７の通り路は、乳頭領域
１５，２５と腸骨稜１ Ｂ 、 ２Ｂの間にあって、下
に行くほど曲率半径が大きくなる前方にやや凸状の曲線
通路である。

各横縫目は、腸骨稜から下方かつ後方に進んで、それぞ
れ後方にやや凸状の通路１９，２９を通る。

この通路の曲率半径は仙骨押角２０．３０のレベルに下
降するにつれて減少している。

仙骨押角を通った各縫目は臀部筋肉を横切ってそれぞれ
臀部２１，３１に到達する。

衣服が水着である場合には、臀部を完全に包むように左
右の臀部のそれぞれ下方に設けた２つ０脚孔５，６にお
いて縫目は終了するのが通常である。

従って、水着０脚孔は、後側において、臀部２１．３１
の上を包む。

前側では、更に正確にいえば、各腿の前面横側板のレベ
ルにおいては、各脚孔は、鼠践部および鼠渓溝を自由に
残すように裁断されることができる。

後側においては、仙骨押角の後で、各縫目１３゜２３は
、臀部筋肉を横切って前方凹状の曲線をとり、前記曲線
は、下に行くに従って増加する曲率半径を有し、最終の
臀部を包む線分２２，３２に至るまで垂直に対して僅か
横に傾斜した実際上の直線になっている。

臀部（ｇｌｕｔｅａｌ ｆｏｌｄ）のレベルにおいて
は、各縫目は、腿の横面と後面のほぼ接合点７゜８を通
って、図面に例を示すように、臀部上のそのような点に
終了している。

従って分るように、対称面４の各側において、横縫目１
３，２３のそれぞれは、２元的役割を持ち、その上端部
において、側部と交差する前に、胸の上部側方根部の上
を通ってバストを支えている。

またその下端部においては、縫目は、腿の横面と後面と
の接合点において臀部まで延長する前に、腸骨稜から仙
骨押角のレベルまで延びて臀部を所定位置に保持する。

各縫目の上方部分と下方部分とは、横腹を通るときに一
緒になっているので、本発明による衣服は、単に２枚の
布片（ｐａｎｅｌ ）で作られることは明らかである。

前部布片９と、後部布片１０は、２本の横縫目によって
上端から下端まで結合されて、衣服を形成する一種の筒
体を形成する。

この場合、当然、前部布片と後部布片とは、股のレベル
においてそれらの下端部を互いに縫合される。

各横縫目は、上端部から下端部に延び、水着の前部、側
部そして背部を順々に通っている。

従って、この特殊の配置は独特の特性をあたえ、例えば
前部布片と後部布片とを異なる色で作ることによって、
軽妙な気分を作ることができる。

更にこの特徴は、第１図および第６図に略示するように
、前部布片９は、例えば明るい色彩とし、後部布片１０
は影線で示すように例えば暗い色として示されている。

・もちろん、本発明は、適用の仕方に制限され
ることなく、或は以上説明した実施例の態様にも制限さ
れるものではない。

本発明の範囲を超えることなく、種々の変形が考察され
ることはもちろんである。

特に、本発明は、ボデーストッキング、レオタード、コ
ンビネーション、ボデースーツなど上体を包むよ畑作ら
れたすべての婦人衣服に適用することができ、添付図面
の水着に制限されることなく、これらの図面は、本発明
を例示し、理解を助けるためのものにすぎないことは理
解されるべきである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を例示する水着を着た状態を示す前面
図、第２図および第３図は、第１図の衣服の斜め前面図
、第４図および第５図は、第１図の衣服の斜め後面図、
第６図は、本発明による衣服の後面図である。 □１・・・・・・婦人衣服（海水着）、４・・・・・・
対称垂直面、５．６・・・・・・脚の入る孔、９・・・
・・・前部布片、１０・・・・・・後部布片、１３・・
・・・・横方向縫目、１５・・・・・・乳頭領域、１７
・・・・・・縫目線分、１８・・・・・・腸骨稜、１９
・・・・・・後方凸状線分、′２０・・・・・・仙骨部
、２１・・・・・・臀部、２２・・・・・・胃内部線分
、２３・・・・・・横縫目、２５・・・・・・乳頭領域
、２７・・・・・・縫目線分、２８・・・・・・腸骨稜
、２９・・・・・・後方凸状線分、３０・・・・・・仙
骨部、３１・・・・・・臀部、３２・・・・・・胃内部
線分。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 婦人衣服、更に詳細にはワンピース海水着、ボデー
   ストッキング、レオタード、ボデースーツとしてのシャ
   ツ・ブラウスなど上体を包む衣服であって、前記衣服は
   、その上縁部からその下縁部に連続して延びる縫目を有
   し、体の対称垂直面に対して対称的の２本の横方向縫目
   を持ち、各縫目は、はぼ乳頭領域の上を通って胸部を横
   切りつつ、第１輪郭によって胸部の囲を形成するように
   、また横腹を横切って腸骨稜に向って下方かつ外方に向
   かい、次に仙骨押角のレベルに向って下方かつ後方に向
   かい、最後に臀部筋肉を横切って少なくも臀部まで達し
   つつ、第２輪郭によって臀部の囲を形成するように下方
   に延びていることを特徴とする海水着などの婦人衣服。 ２、特許請求の範囲第１項に記載の衣服であって、各横
   方向縫目は、胸部の上部側方根部（５ｕｐｅｒｉｏｒｌ
   ａｔｅｒａｌ ｒａｄｉｘ）の上を通りつつ、乳頭領
   域に達することを特徴とする海水着などの婦人衣服。 ３ 特許請求の範囲第２項に記載の衣服であって、各横
   方向縫目は、胸部のほぼ腋下延長のレベルにおいて出発
   して、乳頭領域を通るほぼ直線通路に沿って下方かつ内
   方に傾斜することを特徴とする海水着などの婦人衣服。 ４ 特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれかに記載
   の衣服であって、各横方向縫目は、仙骨押角を超えてか
   ら、臀部筋肉を横切る前方凹状の曲線となり、前記縫目
   は、腿の横面と後面との接合点において臀部のレベルに
   終端することを特徴とする海水着などの婦人衣服。 ５ 特許請求の範囲第１項乃至第４項のいずれかに記載
   の衣服であって、各横方向縫目の通路は、乳頭領域を超
   えた後に、前方にやや凸状の曲線となり、その曲率半径
   は下方に向って増加し、更にほぼ腸骨稜から後方にやや
   凸状の曲線となり、その曲率半径は仙骨押角のレベルに
   至るまで下方に減少することを特徴とする海水着などの
   婦人衣服。