JPS58195581A - ボタン穴かがりミシンの安全装置 - Google Patents

ボタン穴かがりミシンの安全装置

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JPS58195581A
JPS58195581A JP7804882A JP7804882A JPS58195581A JP S58195581 A JPS58195581 A JP S58195581A JP 7804882 A JP7804882 A JP 7804882A JP 7804882 A JP7804882 A JP 7804882A JP S58195581 A JPS58195581 A JP S58195581A
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JP
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arm
operating
lever
sewing machine
engaged
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英夫 安藤
大矢 司朗
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明はサイクルミシンの一種であるボタン穴かがり
ミシンの安全装置に関するものである。
従来技術 従来のボタン穴かがりミシンにおいては、ボタン穴かが
り縫の一縫製サイクルの終期に、カンタ−を備えたカッ
ター棒が主軸と連動して作動され、縫製し終えたボタン
穴かがり縫目の中央部が切開された後に、送りカム上の
停止カム片の作用に基ついて主軸の回転が停止されるよ
うになっていた。
ところが、この種のボタン穴かがりミシンにおいては、
前記送りカム上で停止カム片の取付位置を変更して主軸
の停止タイミングを調節することがある。この調節によ
り、主軸の停止タイミングがはやくなった場合VCに、
カッター棒と主軸との連結が完全に解除されないま1主
軸が停止されるおそれがあって、その状態で次の縫製サ
イクルが開始されると、その初期にカンタ−か誤って作
動されて加工布が切開されるという重大な欠陥があった
目的 この発明は上記の欠陥を解消するためになされたもので
あって、その目的は、−縫製サイクルの終期にカッター
棒を必ず作動させることができるとともに、その作動後
にカッター棒と主軸との連結を確実に解除することがで
きる新規なボタン穴かがりミシンの安全装置を提供する
ことにある。
実施例 以下、この発明を具体化した一実施例を第1図〜第5 
図に従って説明すると、ミシンフレームには主軸1が回
転可能に支承され、その一端には固定プーリ2及び遊動
プーリ3が設けられている。
また、ミシンフレームにはモータ(図示しない)によっ
て高速及び低速でそれぞれ回転される高速プーリ4及び
低速プーリ5が設けられている。前記固定プーリ2又は
偏動プーリ3と高速プーリ4又に低速ブーリ5との間に
はベルト6が掛装され、そのベルト6の一端を固定プー
リ2と遊動プーリ3とに、他端を高速プーリ4と低速プ
ーリ5とVc【それぞれ掛けかえ得るようになっている
ミシンフレームにはクラッチレバ−7がそのほぼ中央に
て回動可能に支持され、引張ばね8により第1図の反時
計方向へ回動付勢されている。このレバー7の先端には
固定プーリ2の側面に保合可能な突起9が形成され、そ
の保合時には前記主軸1が定位置にて停止される。また
、このレバー7の一側には前記ベルト6の一端を固定プ
ーリ2と遊動プーリ3との間で掛けかえるためのベルト
掛替腕10が突設されている。さらに、このレバー7の
一側にはミシンを低速運転状態及び高速運転状態に保持
するだめの一対の係合部11a、11bを有する突片1
1が突設されている。
前記固定プーリ2と高速プーリ4とのの間においてミシ
ンフレームには作動腕12がそのほぼ中央にて回動可能
に支持され、引張ばね13により第1図の反時計方向に
回動付勢されている。この作動腕12の一端には前記突
片11に保合可能な係合突部14が設けられるとともに
、他端には前記ベルト6の他端を高速プーリ4と低速プ
ーリ5との間で掛けかえるためのベルト掛替部15が設
けられている。この作動腕12の係合突部14の近傍に
突設された腕部の先端には鉤状の作動突部16が形成さ
れている。また、前記クラッチレバ−7の下端近傍には
中間レバー17が回動可能に支持され、その一端が連結
鎖18を介して起動用の操作ペダル19に連結されると
ともに、他端突出部が前記クラッチレバ−7の下端に係
合し得るようになっている。
そして、前記起動用の操作ペダル19の踏み込み操作に
より、中間レバー11を介してクラッチレバ−7が第1
図の時計方向へ回動された時には、その突起9が固定プ
ーリ2から離脱するとともに、その突部」1が作動腕1
2の係合突部14から離脱するーそれにより、引張ばね
13のばね力に基づき作動腕12の第1図の反時計方向
への回動が許容され、その係合突部14が前記突片11
の係合部11a、11bに順次係合される。そして、係
合突部14が突片11の低速用係合部11aに係合され
た時には、ベルト掛替腕10及びベルト掛替部15の協
働により、固定プーリ2と低速ブーリ5との間にベルト
6が掛装され、主軸1が低速で回転される。また、前記
係合突部マ4が突片14の高速用保合部11bに係合さ
れた時には、固定プーリ2と高速プーリ4との間にベル
ト6が掛装され、主軸1が高速で回転される。
第2,8図に示すように、ミシンフレームの前部には加
工布に対する送りを制御するだめのカム部(図示しない
)をその前面中央に有する送りカム20が主軸1と直交
する一軸線の周りで回転可能に支持され、主軸10回転
に伴い、ボタン穴ががりの−縫製サイクル毎に第2図の
反時計方向へ一回転されるようになつ、でいる。この送
りカム20の外周縁においてその前面には所定の間隔を
おいて減速カム片21及び停止カム片22が円弧状の長
孔を介して2個のねじ23.24により送りカム20の
周方向へ位置調整可能に取着されている。そして、各カ
ム片21.22には前記作動腕12の作動突部16に保
合可能な制御カム面25゜26がそれぞれ形成されてい
る。
そして、主軸1の高速回転中において、送りカム20の
回転に伴い、前記減速カム片21の制仰カム面25が前
記作動腕12の作動突部16に係合された時には、作動
腕12が引張ばね13のばね力に抗して第1図の時計方
向へ若干回動される。
そして、その係合突部14が突片11の係合部11bか
ら離脱した後に保合部11aに係合されることに基づい
て、主軸1の回転速度が低速状態に切替えられる。その
後、停止カム片22の制御カム面26が作動突部16に
係合された時には、作動腕12が前記時計方向へさらに
回動され、前記係合突部14が前記係合部11aから離
脱することに基づいて主軸1の回転が停止される。なお
、前記クラッチレバ−7、作動腕12及び停止カム片2
2等により主軸1の駆動・停止を制御するための駆動停
止制御手段が構成されている。
第5図に示すように、主軸1に隣接してミシンフレーム
には駆動腕27がその基端にて揺動可能に支持されてい
る。また、主軸1には偏心カム28が固定され、主軸1
が2回転される間に偏心カム28及びカムフォロア29
を介して駆動腕27が一往復動されるようになって因る
。第2,3、5図に示すように、ミシンフレームには上
下方向に延びるカッター棒30が上下動可能に支持され
、その下端には取付部材31を介してカッター32が装
着されるとともに、上端には衝撃吸収用のゴム片33が
嵌着されている。前記ゴム片33の上方においてミシン
フレームにはカッター棒30の上動位置を規制するため
のストッパー34が位置調節可能に螺着されている。こ
のカッター棒30のほぼ中央にはねじ35aにより連結
部材35が固定され、その一側にはピン36が突設され
ている。
前記カッター棒30と送りカム20との間においてミシ
ンフレームに設けられた支軸37には揺動レバー3Bが
その中間筒状部39にて揺動可能に支持され、その一端
にはピン40が突設されている。そして、この揺動レバ
ー38上のピン40と前記連結部材35上のピン36と
の間には連結片41が設けられ、この連結片41及び連
結部材35を介して前記揺動レバー38がカンタ−棒3
0に連結されている。また、この揺動レバー38は引張
ばね42により第2図の時計方向へ揺動付勢されており
、それによりカッター棒30は連結片41及び連結部材
35を介して上方へ移動付勢され、常には前記ゴム片3
3がストッパー34に当接する上方位置に保持されてい
る。
前記揺動レバー3Bの他端に設けられた軸43aには正
面形はぼL字状をなす保合腕43がその基端にて第2図
に実線で示す不作用位置と同図に鎖線で示す作用位置と
の間で回動可能に支持され、その先端には前記駆動腕2
7の先端に係合可能な保合凹部44が設けられるととも
に、保合ピン45が突設されている。係合腕43の基端
にはほぼ円弧状をなして側方へ延びる延出腕部46が一
体形成されている。また、この係合腕43Vi引張ばね
47により第2図の時計方向へ回動付勢されている。そ
して、前記係合腕43が作用位置に配置されてその係合
凹部44が駆動腕27に係合された時には、駆動腕27
の揺動に伴い、係合腕43を介して揺動レバー38が揺
動され、カンタ−棒30が上下動される。
第2〜4図に示すように、前記係合腕43の延出腕部4
6に隣接してミシンフレームに固定された一対の支持片
49a及びメタル48には作動軸49が前後動可能に支
持され、その作動軸49と後方支持片49aとの間に介
装された圧縮ばね50によって前方へ移動付勢されると
ともに、前方支持片49aによって前方移動位置が規制
されている。この作動軸49のほぼ中央には円筒状のカ
ラー51がねじ51aによって固定されるとともに、そ
の固定カラー51とメタル48との間において作動軸4
9には固定カラー51より大径のフランジ52aを有す
る移動カラー52が移動可能に挿通されている。そして
、この移動カラー52は前記メタル48との間に介装さ
れた圧縮はね53によって前方へ移動付勢され、常には
第3図に示すように、そのフランジ52aが固定カラー
51に係合されている。
前記作動軸49の下端に係合し得るように、前記送りカ
ム20の後面において前記停止カム片22と71向する
位置には制御カム片54が固定され、その制御カム片5
4に、は前記作動軸49の前端に係合してその作動軸4
9を後方へ移動させるための傾斜カム面54aと、その
作動軸49を後方移動位置に配置するための平坦面54
bとが形成されている。そして、送りカム20の回転中
において前記制御カム片54が作動軸49から離間した
位置にある場合には、第3図に示すように、圧縮ばね5
0,53のばね力に基づいて作動軸49及び移動カラー
52が前方位置に配置され、この状態においては、前記
係合腕43の延出腕部46の端面が移動カラー52のフ
ランジ52aの外周に係合され、その係合腕43が第2
図に実線で示す不作用位置に配置保持される。
また、一縫製サイクルの終期において前記送りカム20
の回転に伴い、停止カム片22の制御カム面26が作動
腕12の作動突部16に係合する直前に制御カム片54
が前記作動軸49に係合された時には、圧縮ばね50,
53のばねカに抗し、傾斜カム面54aに沿って作動軸
49及び移動カラー52が一体的に後方へ移動される。
それにより、係合腕43の延出腕部46がフランジ52
aから離脱すると同時に、引張ばね47のばねカに基づ
いて係合腕43が第2図の時計方向へ回動され、延出腕
部46の端面が固定カラー51の外周面に係合される。
引き続き、平坦面541bが作動軸49に係合されて、
後方移動位置に保持された後、その作動軸49から制御
カム片54が離脱した時には、第4図に示すように、圧
縮ばね53のばね力に基づいて移動カラー52が前方に
移動され、フランジ52aの前側面が延出腕部46の後
側面に係合された状態に保持される。一方、圧縮ばね5
0のばね力に基ついて作動軸49とともに固定カラー5
1が前方位置まで移動されるので、移動カラー52と固
定カラー51との間には間隙が形成される。
それにより、引張ばね47のばね力に基づいて前記係合
腕43が更に第2図の時計方向へ回動され、その延出腕
部46の端面が作動軸49の外周に係合されて、保合腕
43が第2図に鎖線で示す作用位置に配置される。なお
、前記作動軸49.カラ−51,52及び制御カム片5
4等によりカッター棒30を作動させるための制御手段
が構成されている。
第2.3.5図に示すように、前記支軸37には解除レ
バー55がその基端にて回動可能に支持され、その基端
には二叉部56及び上方へ延びかつ前記係合腕43の保
合ビン45に保合可能な延出片57が形成されている。
そして、前記係合腕43が第2図に鎖線で示す作用位置
に配置された状態で、解除レバー55が第2図の反時計
方向へ回動された時には、その延出片51が係合ピン4
5に係合され、係合腕43が同図の反時計方向へ回動さ
れて同図に実線で弊す不作用位置に配置される。
前記支軸37と作動軸49との間においてミシンフレー
ムには三腕状の作動レバー58がそのほぼ中央にて回動
可能に支持され、前記停止カム片22の制御カム面26
に係合し得るように、第一腕部59が前記送りカム20
の外周縁捷で延びている。作動レバー58の第二及び第
三腕部60、61上には連結ピン60a、61aがそれ
ぞれ突設され、第二腕部60上のピン60aが前記解除
レバー55の二叉部56に係合されている。また、この
作動レバー58は引張ばね62により第2図の反時計方
向へ回動付勢され、前記連結ピン60a及び二叉部56
を介して解除レバー55が同図の時計方向へ回動付勢さ
れている。
第1,2図に示すように前記作動レバー58と作動腕1
2との間には連結杆63が配設され、その一端が作動腕
12に回動可能に連結されるとともに、その他端に形成
されて長孔63aに前記第三腕部61の連結ピン61a
が係合されている。
そして、ミシンの高速運転中において前記作動腕12が
第2図の鎖線位置に配置された時には、連結秤63、連
結ピン61a、作動レバー58,連結ビン60a及び解
除レバー55等を介して係合腕43が第2図に実線で示
す不作用位置に配置される。また、前記作動腕12が減
速カム片21及び停止カム片22との係合に基づいて第
1.2図の時計方向へ回動され、連結杆63が第2図の
右方へ移動された時には、作動レバー58が引張ばね6
2のばね力により第2図の反時計方向へ回動され、連結
ビン60a及び二叉部56を介して解除レバー55が時
計方向へ回動される。
第2,3図に示すように、前記作動レバー58ノ後方に
おいてミシンフレームには前後に延びる軸64が回動可
能に支持され、その前端には作動レバー58の第三腕部
61の側縁に係合可能なピア65aを有する解除腕65
が固着されている。
この軸64の後端に固着された連結部材66の端部には
連結ロッド67がその一端にて回動可能に連結され、ま
た、この連結ロッド67の他端が前記クラッチレバー7
に回動可能に連結されている。
そして、ミシンの高速運転中においては、クラッチレバ
−7が第1図に示す状態よりも時計方向に大きく回動さ
れた状態に配置されるため、第2図に示すように、連結
ロッド67を介して連結部材66、軸64及び解除腕6
5が反時計方向へ回動された状態にあり、その解除腕6
5のピン65aが第三腕部61から離脱する位置に配置
されている。また、ミシンを停止するためにクラッチレ
レバ−7か第1図の反時計方向へ回動された時には、連
結ロッド67、連結部材66、軸64を介して解除腕6
5が第2図の時計方向へ回動され、ピン65aが第三腕
部61に係合されて作動レバー58が第2図に示す位置
に配置される。それにより、解除レバー55及び係合ビ
ン45を介して保合腕43か第2図に実線で示す不作用
位置に配置される。
なお、前記解除レバー55、作動レバー58、軸64、
解除腕65、連結部材66、及び連結ロンド67等によ
り保合腕43の駆動腕27に対する保合を解離するため
の解離手段が構成されている。
次に、上記のように構成されたミシンの作用を説明する
。さて、第1図はミシンの停止状態を示すものである。
この状態で起動用の操作ペダル19を踏み込むと、連結
鎖18及び中間レバー17を介してクラッチレバ−7が
引張ばね8のばね力に抗して第1図の時計方向へ回動さ
れ、その突起9が固定プーリ2から離脱する。また、ベ
ルト掛替腕10によってベルト6の一端が遊動プーリ3
から固定プーリ2に掛替えられるとともに、引張ばね1
3のばね力に基づいて作動腕12が第1図の反時計方向
へ回動される。そして、まず、前記作動腕12の係合突
部14が突片11の低速用係合部11aに係合され、ベ
ルト6の他端が低速プーリ5に掛装された状態にて、そ
の低速プーリ5、ベルト6及び固定プーリ2を介して主
軸1が低速で回転される。
その後、前記作動腕12の係合突部14が高速用保合部
11bに係合され、ベルト掛替部15によってベルト6
の他端が低速プーリ5から高速プーリ4に掛替えられ、
主軸1が高速で回転される。
この主軸1の回転に伴って送りカム20が第2図の反時
計方向に回転され、この送りカム20が一回転する間に
一縫製サイクルのボタン穴かがり縫を行うことができる
そして、主軸1の回転中においては、第2、5図に示す
ように、偏心カム28を介して駆動腕27が第2図に鎖
線で示す上方位置と同図に実線で示す下方位置との間で
上下動されている。また、第2,3図に示すように、ミ
シンの高速運転中においては、圧縮げね50のばね力に
基づいて作動軸49及び固定カフへ51が前方の規制位
置に配置され、圧縮ばね53のばね力に基づいて移動力
ラー52の7ランジ52aの端面が固定カラー51に係
合されている。そして、引張ばね47のばね力に基づい
て係合腕43の延出腕部46の端面が前記移動カラー5
2のフランジ52aの外周縁に係合されるとともに、引
張ばね42のばね力により揺動レバー38.連結片41
及び連結部材35等を介してカンタ−棒30が第2図に
示す上方の不作用位置に確実に保持されているため、カ
ッター32が作動されるおそれは全くなく安全である。
また、前記作動腕12の反時計方向への回動に基づき、
連結杆63及び作動レバー5Bを介して解除レバー55
の延出片57が係合腕43の係合ピン45に係合され、
前記係合腕43が第2図に実線で示すように不作用位置
に保持されている。
さらに、前記クラッチレバ−7の時計方向への回動に基
づき、連結ロッド67、連結部材66、軸64を介して
解除腕65が反時計方向に回動され、そのビン65aが
作動レバー58の第三腕部61から離間した状態に保持
される。
この状態で、前記送りカム20の回転に伴い、サイクル
縫の終期において減速カム片21の制御カム面25が作
動腕12の作動突部16に係合されると、制御カム面2
5のカム形状に応じて作動腕12が第1,2図の時計方
向へわずかに復帰回動され、ベルト掛替部15を介して
ベルト6の他端が高速プーリ4から低速プーリ5に掛替
えられ、主軸1が低速で回転される。また、前記作動腕
12の復帰回動に基づき、連結杆63が第2図の右方へ
移動され、引張ばね62のばね力により、作動レバー5
8が第2図の反時計方向へわずかに回動されて、第三腕
部61が前記ビン651に係合されるとともに、第二腕
部60の連結ピン60a及び解除レバー55の二叉部5
6を介して解除レバー55が時計方向へ回動され、その
延出片57が前記係合腕43の係合ピン45から離脱す
る。
その後、前記送りカム20の回転に伴い、制御カム片5
4が作動軸49の前iK係合され、傾斜カム面54aの
形状に応じ、圧縮ばね50.53のばね力に抗して作動
軸49.固定カラー51及び移動カラー52が一体的罠
後方へ移動され、係合腕43の係合腕部46が移動カラ
ー52のフランジ52aから離脱して、その係合腕43
は引張ばね47のばね力により第2図の時計方向へ回動
される。そして、第2〜4図から明らかなように、前記
保合腕部46の端面が固定カラー51の外周面に係合さ
れ、その係合腕43は第2図に実線及び鎖線で示す不作
用位置と作用位置との間の中間位置に配置される。
その後、制御カム片54が作動軸49から離脱すると、
第4図に示すように圧縮はね53のばね力により移動カ
ラー52が前方へ若干復帰移動されて、そのフランジ部
52aが係合腕43の延出腕部46に係合するとともに
、圧縮ばね50のばね力により、作動軸49及び固定カ
ラー51が前方へ大きく復帰移動され、移動カラー52
のフランジ52aと固定カラー51との間に間隙が形成
される。従って、係合腕43か第2図の時計方向へさら
に回動され、同図に鎖線で示す作用位置に配置される。
そして、駆動腕27の揺動に伴い、その先端が第2図に
実線で示す下方位置に配置された時にその先端が前記係
合腕43の係合凹部44に係合され、係合腕43及び揺
動レバー38等を介して駆動腕27とカッター棒30と
が作動的に連結される。
この状態で、駆動腕27の先端及び保合腕43が第2図
に鎖線で示す上方位置まで一体的に移動されると、引張
ばね42のばね力に抗して揺動レバー38が第2図の反
時計方向へ揺動され、カッター捧30が下方へ移動され
る。従って、縫製し終えた加工布上のボタン穴がかり縫
目の中央部が前記カツター棒30下端のカッター30に
より切開される。また、前記保合腕43の上動に伴い、
その延出腕部46が作動軸49から離脱するため、圧縮
ばね53のばね力によって移動カラー52が前方へ移動
され、固定カラー51に係合されるとともに、延出腕部
46の端面が移動カラー52のフランジ52aの外周縁
に再び係合され、前記保合腕43が第2図の不作用位置
に再び配置される。
その後、停止カム片22の制御カム面26が作動腕12
の作動突部16に係合されると、その制御カム面26の
カム形状に応じて作動腕12が第1図の実線位置捷で復
帰回動される。それにより、作動腕12の係合突部14
が突片11の係合部11bから離脱し、引張ばね8のば
ね力によってフランチレバー7が第1図の反時計方向へ
回動され、そのベルト掛替腕10によってベルト6の一
端が遊動プーリ3に掛替えられるとともに、突起9によ
って主軸1が定位置で停止される。また、この停止動作
に連動し、連結ロンドロア等を介して解除腕65が第2
図の時計方向へ回動されるため、もし仮に、前記係合腕
43が前記不作用位置に復帰される前、す々わち係合腕
43を介した駆動腕27とカッター棒30との作動連結
が解除される前に主軸1が停止されることがあった場合
でも、前記解除腕65の回動によりピン65aと第三腕
部61との係合を介して作動てレバー58が第2図の時
計方向へ回動され、それに伴う解除レバー55の反時計
方向への回動により、その延出片57と係合ビン45と
の係合を介して前記保合腕43か前記不作用位置に確実
に配置される。従って、次の縫製サイクルの初期にカッ
ター棒30が誤って作動されることを未然に防止するこ
とができる。
また、この実施例においてはミシン調整時に、制倒カム
片54等の作用に基づいて作動軸49、両カラー51、
52及び保合腕43が第4図に示す位置に配置されると
ともに、保合腕43の保合凹部44が第2図の下方位置
で停止された。駆動腕27に係合された状態において、
送りカム20が手動で回転された時、制御カム片54と
作動軸49との再係合時に係合腕43の延出腕部46が
両カラー51.52間で挾持され、ロック状態になるお
それがある。ところが、この実施例においては、前記制
量カム片54と作動軸49との再保合に先立ち、送りカ
ム20の回転に伴って停止カム片22が作動レバー58
の第一腕部59に係合され、その作動レバー58が第2
図の時計方向へ回動されるため、前記ロック状態の発生
を未然に防止することができる。
効果 以上詳述したようにこの発明は、保合腕を一縫製サイク
ルの終期に駆動腕と係合させ、その駆動腕の揺動に伴い
カッター伸を作動させるための制御手段を設けるととも
に、主軸の駆動。停止を制御するための駆動停止制御手
段と連動しその駆動停止手段の停止作動に基づき前記保
合腕の駆動腕に対する保合を解離する解離手段を設けた
ことにより、一縫製サイクルの終期にカッター棒を必ず
作動させることができるとともに、その作動後にカッタ
ー棒と主軸との連結を確実に解除することができ、縫製
作業を安全に遂行することができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化したボタン穴かがりミシンの
一実施例を示す部分正面図、第2図は要部拡大正面図、
第8図は要部拡大平面図、第4図は開側j手段の作動状
態を示す部分拡大平面図、第5図は部分拡大側面図であ
る。 主軸1、クラッチレバ−7、作動腕12、停止カム片2
2(前記7,12.22等により駆動停止制御手段が構
成されている、駆動腕27、カッター棒30、カッター
32、揺動レバー38、中間筒状部39、係合腕43、
作動軸49、カラー51.52、制御カム片54(前記
49,51、52,54等により制御手段が構成されて
いる)、解除レバー55、作動レバー58、解除腕65
、連結部材66、連結ロッド67(前記55、58、6
5〜67等により解離手段が構成されている)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l ミシンのフレームに回転可能に支承され、主軸(1
    )と連動して常に揺動される駆動腕(27)と、 前記フレームに上下動可能に支承されかつ下端に縫製し
    終えたボタン穴かがり縫目の中央部を切開するだめのカ
    ッター(32)が取付けられたカッター棒(30)と、 前記フレームに中間部(39)が揺動可能に支承されか
    つ一端が前記カッター棒(30)に作動的に連結された
    揺動レバー(38)と、その揺動レバー(38)の他端
    に一端が回動可能に連結されかつ他端が前記駆動腕(2
    7)に係合されるように構成された係合腕(43)と、
    その係合腕(43)を一縫製サイクルの終期に前記駆動
    腕(27)と係合させ、その駆動腕(27)の揺動に伴
    い、前記カッター棒(30)を作動させるための制御手
    段(49,51,52,54等)と、 前記主軸(1)の駆動・停止を制御するだめの駆動停止
    制御モ段(7,12,22等)と連動し、その駆動停止
    制呻手段(7,12,22等)の停土作動に基づき前記
    係合腕(43)の前記駆動腕(27)に対する保合を解
    離するだめの解離手段(55,58.64〜67等)と を設けたことを特徴とするボタン穴かがりミシンの安全
    装置。
JP7804882A 1982-05-10 1982-05-10 ボタン穴かがりミシンの安全装置 Granted JPS58195581A (ja)

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