JPS5819323Y2 - ２サイクル内燃機関 - Google Patents
２サイクル内燃機関Info
- Publication number
- JPS5819323Y2 JPS5819323Y2 JP15919277U JP15919277U JPS5819323Y2 JP S5819323 Y2 JPS5819323 Y2 JP S5819323Y2 JP 15919277 U JP15919277 U JP 15919277U JP 15919277 U JP15919277 U JP 15919277U JP S5819323 Y2 JPS5819323 Y2 JP S5819323Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- internal combustion
- combustion engine
- stroke internal
- exhaust port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は２サイクル内燃機関に関するもので、ピスト
ンと連接杆とを一体化することにより、その構造を一層
簡単にすることを目的とするものである。
ンと連接杆とを一体化することにより、その構造を一層
簡単にすることを目的とするものである。
以下、図示の実施例により、この考案を説明する。
図中、１はシリンダであり、２はその上面を覆って取付
けられたシ１リンダヘッドである。
けられたシ１リンダヘッドである。
シリンダ１の一側には排気口３が、他側には掃気口４が
それぞれ開口している。
それぞれ開口している。
５はシリンダ１の下方に設けたクランク室であり、クラ
ンクピン１４を有するクランク軸９を支持すると共に、
その内部は掃気通路６を介して前記掃気口４に通じ、更
に吸気り−ド弁７、気化器８を介して大気に連通してい
る。
ンクピン１４を有するクランク軸９を支持すると共に、
その内部は掃気通路６を介して前記掃気口４に通じ、更
に吸気り−ド弁７、気化器８を介して大気に連通してい
る。
なお、１８は点火栓、２０は絞り弁である。
１０はクランクピン１４に揺動自在に連結されたロッド
状の揺動部材で、遊端にピストン部１２が形成され、ピ
ストン部１２には球面状のシール部材１３が円周方向の
一個所に形成された切り離し部を通して嵌着され、この
シール部材１３がシリンダ１の内周面に摺動可能に嵌合
している。
状の揺動部材で、遊端にピストン部１２が形成され、ピ
ストン部１２には球面状のシール部材１３が円周方向の
一個所に形成された切り離し部を通して嵌着され、この
シール部材１３がシリンダ１の内周面に摺動可能に嵌合
している。
前記排気口３には排気通路１７が接続され、その排気通
路１７にはシリンダ１内の圧力がクランク室５の最大圧
縮圧力以上のときにだけ開く排気リード弁１６が設けら
れている。
路１７にはシリンダ１内の圧力がクランク室５の最大圧
縮圧力以上のときにだけ開く排気リード弁１６が設けら
れている。
排気口３はシリンダ１のクランク軸軸線と直角な方向に
位置し、クランク軸９は図中時計方向、即ち、膨張行程
時にピストン１２上縁の排気口３側がクランク軸９に近
ずく方向に回転するようになっている。
位置し、クランク軸９は図中時計方向、即ち、膨張行程
時にピストン１２上縁の排気口３側がクランク軸９に近
ずく方向に回転するようになっている。
次に実施例の作動を説明する。
第１図で示す揺動部材１０の上死点位置で混合気の燃焼
が既に始められており、シリンダ１内で圧力上昇が起こ
り、ピストン１２の下降による膨張行程が行われ、また
クランク室５が負圧になって排気リード弁１６は閉じて
いる。
が既に始められており、シリンダ１内で圧力上昇が起こ
り、ピストン１２の下降による膨張行程が行われ、また
クランク室５が負圧になって排気リード弁１６は閉じて
いる。
第２図は上死点から９０°回転した状態を示し、揺動部
材１０はピストン部１２の頂部の排気口３がクランク室
５に近ずくように傾斜し、排気口３が開く直前にあり、
吸気リード弁７が閉じる。
材１０はピストン部１２の頂部の排気口３がクランク室
５に近ずくように傾斜し、排気口３が開く直前にあり、
吸気リード弁７が閉じる。
第２図の位置から９０’回転して第３図の下死点の状態
になり、この間に排気口３、掃気口４が順次開かれ、排
気口３から既燃ガスが排気リード弁１６を押し開いて排
気通路１７へ排出される。
になり、この間に排気口３、掃気口４が順次開かれ、排
気口３から既燃ガスが排気リード弁１６を押し開いて排
気通路１７へ排出される。
ピストン部１２が更に下降するとクランク室５内の圧縮
された混合気が掃気通路６を経て、ピストン部１２の上
面に導かれる。
された混合気が掃気通路６を経て、ピストン部１２の上
面に導かれる。
この場合にシール部材１３が球面状になっているので、
排気口３の開口初期には掃気口４から導かれる混合気の
シリンダ１内への流入抵抗が大きい。
排気口３の開口初期には掃気口４から導かれる混合気の
シリンダ１内への流入抵抗が大きい。
第３図の下死点から９０°回転して第４図の状態になる
間の上昇行程中に、揺動部材１０はピストン部１２の頂
部排気口３側がシリンダヘッド２に近ずくように傾斜す
るので、シール部材１３が球面状になっていることによ
り、排気口３が閉鎖される近くでは、シリンダ１内のガ
スの排気口３からの排気抵抗が大きい。
間の上昇行程中に、揺動部材１０はピストン部１２の頂
部排気口３側がシリンダヘッド２に近ずくように傾斜す
るので、シール部材１３が球面状になっていることによ
り、排気口３が閉鎖される近くでは、シリンダ１内のガ
スの排気口３からの排気抵抗が大きい。
また、第４図で示すように排気口３がクランク室５と連
通ずる状態になると、クランク室５内の圧力が小さくな
っているので排気リード弁１６が閉じ、クランク室５内
の混合気が排気口３から排出されることがない。
通ずる状態になると、クランク室５内の圧力が小さくな
っているので排気リード弁１６が閉じ、クランク室５内
の混合気が排気口３から排出されることがない。
更に、第４図の状態から９０°回転して再び第１図で示
す上死点に達する直前にんピストン部１２によって圧縮
された混合気に点火栓１８によって点火し、上死点に達
した後、前述した作動を繰り返すものである。
す上死点に達する直前にんピストン部１２によって圧縮
された混合気に点火栓１８によって点火し、上死点に達
した後、前述した作動を繰り返すものである。
この考案は以上のようにクランクピン１４に揺動自在に
連結されたロッド状の揺動部材１０の遊端にピストン部
１２を形成し、そのピストン部１２を外周に設けた球面
状のシール部材１３を介して排気口３と掃気口４とが開
口したシリンダ１の内周面に摺動自在に嵌合され、ピス
トン部１２の頂面に面した燃焼室で混合気の燃焼を行わ
せるものであるから、従来のようにピストンピンが不要
になり、構造が簡単であり、ピストン部１２の下降行程
では掃気口４からシリンダ１への流入抵抗が太きく、上
昇行程では排気口３からの既燃ガスの流出抵抗が大きい
。
連結されたロッド状の揺動部材１０の遊端にピストン部
１２を形成し、そのピストン部１２を外周に設けた球面
状のシール部材１３を介して排気口３と掃気口４とが開
口したシリンダ１の内周面に摺動自在に嵌合され、ピス
トン部１２の頂面に面した燃焼室で混合気の燃焼を行わ
せるものであるから、従来のようにピストンピンが不要
になり、構造が簡単であり、ピストン部１２の下降行程
では掃気口４からシリンダ１への流入抵抗が太きく、上
昇行程では排気口３からの既燃ガスの流出抵抗が大きい
。
また、前記排気口３にシリンダ１内の圧力が所定値以上
のときだけに既燃ガスの流出を許容する排気弁１６を設
けたから、混合気の吹き抜けが少なく、大気汚染物質の
放出を減少させることができる等の効果がある。
のときだけに既燃ガスの流出を許容する排気弁１６を設
けたから、混合気の吹き抜けが少なく、大気汚染物質の
放出を減少させることができる等の効果がある。
なお、実施例のように、ピストン部１２の頂面に凹所１
５を形成すると、混合気の吹き抜けを一層少なくするこ
とが出来る。
５を形成すると、混合気の吹き抜けを一層少なくするこ
とが出来る。
また、ピストン部１２に形成する球面部を球面状のシー
ル部材１３によって形成するとその製作が一層容易にな
る。
ル部材１３によって形成するとその製作が一層容易にな
る。
この考案において、排気弁１６はリード弁に限られるこ
となく、クランク軸と連動するものなど、排気口に作用
するシリンダ１内の圧力が実質的に所定値以上のときに
開くよう構成されていればよい。
となく、クランク軸と連動するものなど、排気口に作用
するシリンダ１内の圧力が実質的に所定値以上のときに
開くよう構成されていればよい。
図面はこの考案の一実施例を示し、第１図は上死点、第
２図は上死点から９０’回転した位置、第３図は下死点
、第４図は下死点から９０°回転した位置を、それぞれ
示す側断面図である。 １０・・・・・・揺動部材、１２・・・・・・ピストン
部、１３・・・・・・シール部材、１６・・・・・・排
気リード弁。
２図は上死点から９０’回転した位置、第３図は下死点
、第４図は下死点から９０°回転した位置を、それぞれ
示す側断面図である。 １０・・・・・・揺動部材、１２・・・・・・ピストン
部、１３・・・・・・シール部材、１６・・・・・・排
気リード弁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 基端がクランクピン１４に揺動自在に連結されたロッド
状の揺動部材１０の遊端にピストン部１２を形威し、そ
のピストン部１２を外周に設けた球面状のシール部材１
３を介して排気口３と掃気口４とが開口したシリンダ１
の内周面に摺動自在に嵌合させ、前記排気口３にシリン
ダ１内の圧力が所定値以上のときにだけ既燃ガスの流出
を許容する排気弁１６を設けた２サイクル内燃機関。 ２、前記シリンダ１内の圧力の所定値はクランク室５内
の最大圧縮圧力である実用新案登録請求の２サイクル内
燃機関。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15919277U JPS5819323Y2 (ja) | 1977-11-29 | 1977-11-29 | ２サイクル内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15919277U JPS5819323Y2 (ja) | 1977-11-29 | 1977-11-29 | ２サイクル内燃機関 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5485207U JPS5485207U (ja) | 1979-06-16 |
| JPS5819323Y2 true JPS5819323Y2 (ja) | 1983-04-20 |
Family
ID=29151775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15919277U Expired JPS5819323Y2 (ja) | 1977-11-29 | 1977-11-29 | ２サイクル内燃機関 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5819323Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-11-29 JP JP15919277U patent/JPS5819323Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5485207U (ja) | 1979-06-16 |
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