JPS5819240B2 - 高速増殖炉炉入口ナトリウム温度の制御方法と装置 - Google Patents
高速増殖炉炉入口ナトリウム温度の制御方法と装置Info
- Publication number
- JPS5819240B2 JPS5819240B2 JP53054108A JP5410878A JPS5819240B2 JP S5819240 B2 JPS5819240 B2 JP S5819240B2 JP 53054108 A JP53054108 A JP 53054108A JP 5410878 A JP5410878 A JP 5410878A JP S5819240 B2 JPS5819240 B2 JP S5819240B2
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- Japan
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- sodium
- temperature
- main
- reactor
- secondary sodium
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は液体金属たとえばナトリウムを冷却材とする高
速増殖炉炉入口ナトリウム温度の制御装置に関する。
速増殖炉炉入口ナトリウム温度の制御装置に関する。
第1図は高速増殖炉プラントの熱除去系ケ流れる媒体の
流路線図を示す。
流路線図を示す。
高速増殖炉1の炉心2を構成する核燃料が発生する熱を
奪った主−次冷却系3を流れる液体金属・たとえば一次
ナトリウムは、原子炉外に設置さ些た中間熱交換4にお
いて、主二次冷却系6を流れる二次ナトリウムに熱を伝
達した後−次ナトリウムポンプ5により原子炉1に送ら
れて主−次冷却系3内を循環する。
奪った主−次冷却系3を流れる液体金属・たとえば一次
ナトリウムは、原子炉外に設置さ些た中間熱交換4にお
いて、主二次冷却系6を流れる二次ナトリウムに熱を伝
達した後−次ナトリウムポンプ5により原子炉1に送ら
れて主−次冷却系3内を循環する。
高温となった主二次冷却系6中の二次ナトリウムは蒸気
発生器7に導かれてその有する熱を水−蒸気系8に与え
て二次ナトリウムポンプ9により中間交換器4に送られ
て主二次冷却系6内を循環する。
発生器7に導かれてその有する熱を水−蒸気系8に与え
て二次ナトリウムポンプ9により中間交換器4に送られ
て主二次冷却系6内を循環する。
水−蒸気系8で舛生じた高温高圧の蒸気はタービン10
に導かれて機械的仕事をするか、あるいは発電機を駆動
してその熱を電力に変換し、復水して給水ポンプ11に
より蒸気発生器Iに送られて水−蒸気系8を循環する。
に導かれて機械的仕事をするか、あるいは発電機を駆動
してその熱を電力に変換し、復水して給水ポンプ11に
より蒸気発生器Iに送られて水−蒸気系8を循環する。
補助炉心冷却系12は主二次冷却系6の高温側Aと低温
側Bを連通させ蒸気発生器7をバイパスさせる形で設け
られている。
側Bを連通させ蒸気発生器7をバイパスさせる形で設け
られている。
この補助炉心冷却系(以下ACC8とよぷ)12は一般
に原子炉停止時、蒸気発生器7が作動せず除熱できない
とき、原子炉の崩壊熱を除去する機能を有し、その除熱
能力は原子炉の定格出力の5%程度に定められる。
に原子炉停止時、蒸気発生器7が作動せず除熱できない
とき、原子炉の崩壊熱を除去する機能を有し、その除熱
能力は原子炉の定格出力の5%程度に定められる。
ACC812は構造的には空気冷却器であって、流量調
節弁13によって二次ナトリウムが凝固しない程度に流
量を維持すると共に、その有する熱を送風機14によっ
て送られる空気流量で除去する。
節弁13によって二次ナトリウムが凝固しない程度に流
量を維持すると共に、その有する熱を送風機14によっ
て送られる空気流量で除去する。
。一般に高速増殖炉プラントは、その出力が約30%以
上に達するまでは一次ナトリウム流量、二次ナトリウム
流量、給水流量、給水温度等の主要なプロセス量を一定
に保持する運転方式を採り、この間の起動操作はすべて
手動で行なわれる。
上に達するまでは一次ナトリウム流量、二次ナトリウム
流量、給水流量、給水温度等の主要なプロセス量を一定
に保持する運転方式を採り、この間の起動操作はすべて
手動で行なわれる。
原子炉の出力上昇すなわち核加熱を開始すると、一次、
二次のナトリウム流量が一定に保持され、中間熱交換器
二次入口ナトリウム温度もほぼ一定になっていることか
ら、中間熱交換器の伝熱特性により中間熱交換器−次出
ロナトリウム温度は原子炉出口ナトリウム温度の上昇と
共に上昇する。
二次のナトリウム流量が一定に保持され、中間熱交換器
二次入口ナトリウム温度もほぼ一定になっていることか
ら、中間熱交換器の伝熱特性により中間熱交換器−次出
ロナトリウム温度は原子炉出口ナトリウム温度の上昇と
共に上昇する。
中間熱交換器−次出ロナトリウム温度の上昇は原子炉入
口ナトリウム温度の上昇であり、これは原子炉の出力上
昇とは無関係に原子炉出口ナトリウム温度を上昇させる
働きをする。
口ナトリウム温度の上昇であり、これは原子炉の出力上
昇とは無関係に原子炉出口ナトリウム温度を上昇させる
働きをする。
従って原子炉の出力上昇中には原子炉入口ナトリウム温
度を所定の温度に制卸しておかないと、計画した原子炉
出力に見合った原子炉出口ナトリウム温度にすることは
できず、極端な場合には炉出力上昇中に原子炉出口ナト
リウム温度が設計温度を超えて異常に上昇する可能性が
生ずる。
度を所定の温度に制卸しておかないと、計画した原子炉
出力に見合った原子炉出口ナトリウム温度にすることは
できず、極端な場合には炉出力上昇中に原子炉出口ナト
リウム温度が設計温度を超えて異常に上昇する可能性が
生ずる。
さらに原子炉の入口ナトリウム温度を所定温度に制卸し
ない場合、前述したように原子炉出口ナトリウム温度の
上昇を計画通り、たとえば50℃/hr以下の温度変化
率を保ち、しかもできるだけ短時間で昇温を完了するこ
とは困難である。
ない場合、前述したように原子炉出口ナトリウム温度の
上昇を計画通り、たとえば50℃/hr以下の温度変化
率を保ち、しかもできるだけ短時間で昇温を完了するこ
とは困難である。
計画通りに昇温するためには複雑な制卸棒操作が必要と
なり、能率的でない上に現実的でない欠点がある。
なり、能率的でない上に現実的でない欠点がある。
本発明の目的は原子炉トリップ後の崩壊熱を除去する目
的で設置されるACC8を利用して原子炉入口ナトリウ
ム温度を所定の値に制(財)することによって前述の欠
点を除去した高速増殖炉炉入口ナトリウム温度の制御装
置を提供するにある。
的で設置されるACC8を利用して原子炉入口ナトリウ
ム温度を所定の値に制(財)することによって前述の欠
点を除去した高速増殖炉炉入口ナトリウム温度の制御装
置を提供するにある。
以下本発明の実施例について第2′図を参照して詳細に
説明する。
説明する。
第1図と同一部分には同一符号を附した第2図は本発明
の一実施例を示す。
の一実施例を示す。
この図において、原子炉入口には入口ナトリウム温度を
測定する温度計15が設けてあり、温度計15の出力す
なわち温度信号は温度制卸器17に入力されている。
測定する温度計15が設けてあり、温度計15の出力す
なわち温度信号は温度制卸器17に入力されている。
温度側脚器17は入力された温度信号と目標値を比較し
ACC8の冷却風を発生する送風機14の入口ベーン角
度、回転数、ダレ心の開度等を変更する操作信号19を
発生し、冷却風量を調整しACC8における除熱量を変
化さ騒、原子炉人口ナトリウム温度を目標値に保つ。
ACC8の冷却風を発生する送風機14の入口ベーン角
度、回転数、ダレ心の開度等を変更する操作信号19を
発生し、冷却風量を調整しACC8における除熱量を変
化さ騒、原子炉人口ナトリウム温度を目標値に保つ。
なお、本発明は上記実施例の入に限定されない。
例えば、第2図中、点線で示すように温度制卸器17に
よりACC8のナトリウム流量調節弁13の開度を調整
する操作信号18を発生させるようにしてもよい。
よりACC8のナトリウム流量調節弁13の開度を調整
する操作信号18を発生させるようにしてもよい。
この場合にあっては、ナトリウム流量の変動によりAC
C8の除熱量を調整しり原子炉入口ナトリウム温度を目
標値に保つことができる。
C8の除熱量を調整しり原子炉入口ナトリウム温度を目
標値に保つことができる。
さらに、第2図に点線で示すように中間熱交換器−次出
ロナトリウム温度を測定する温度計16を設け、この出
力を温度制卸器17に入力させ、これにより前ナトリウ
ム温度を目標値に保つようにしてもよい。
ロナトリウム温度を測定する温度計16を設け、この出
力を温度制卸器17に入力させ、これにより前ナトリウ
ム温度を目標値に保つようにしてもよい。
また、ACC8による除熱量の調整を冷却風量およびナ
トリウム流量の双方によって行うこともできる。
トリウム流量の双方によって行うこともできる。
本発明によれば高速増殖炉プラントのナトリウム系につ
いては一次ナトリウム流量、2次ナトリウム流量を一定
に制卸したまま起動できるほか、昇温中は原子炉出口の
ナトリウム温度は監視するだけでよいから運転操作が簡
素化され、このため誤操作の可能性が減じ信頼性が向上
する。
いては一次ナトリウム流量、2次ナトリウム流量を一定
に制卸したまま起動できるほか、昇温中は原子炉出口の
ナトリウム温度は監視するだけでよいから運転操作が簡
素化され、このため誤操作の可能性が減じ信頼性が向上
する。
また原子炉入口ナトリウム温度を所定の温度に側倒する
ことにより、原子炉出口のナトリウム温度は原子炉出力
にほぼ比例して上昇する。
ことにより、原子炉出口のナトリウム温度は原子炉出力
にほぼ比例して上昇する。
このため制呻棒の引抜操作が大幅に簡略されるから短時
間の起動が容易になり、誤操作がへり信頼性の向上が期
待される。
間の起動が容易になり、誤操作がへり信頼性の向上が期
待される。
本発明においては、原子炉入口ナトリウム温度の上昇を
抑えるための冷却装置を必要とするが、特別な冷却装置
を設置する代りにすべての原子カプラントが備えている
ACC8を利用するので大幅なコスト低下が実現される
。
抑えるための冷却装置を必要とするが、特別な冷却装置
を設置する代りにすべての原子カプラントが備えている
ACC8を利用するので大幅なコスト低下が実現される
。
本実施例ではACC8は主2次冷却系に設けられたが、
主−次冷却系に設けてもよく、またどのような形式たと
えばナトリウム対ナトリウムの熱交換形式でもよいこと
はもちろんである。
主−次冷却系に設けてもよく、またどのような形式たと
えばナトリウム対ナトリウムの熱交換形式でもよいこと
はもちろんである。
図面の簡単な説明 □第1図
は本発明が適用される高速増殖炉プラントの流路線図、
第2図は本発明の要部を示し、周辺の機器を省略した図
である。
は本発明が適用される高速増殖炉プラントの流路線図、
第2図は本発明の要部を示し、周辺の機器を省略した図
である。
1・・・・・・原子炉、2・・・・・・炉心、3・・・
・・・−決事冷却系、4・・・・・・中間熱交換器、5
・・・・・・一次ナトリウムポンプ、6・・・・・・二
次主冷却系、7・・・・・・蒸気発生器、8・・・・・
・水−蒸気系、9・・・・・・二次ナトリウムポンプ、
10・・・・・・タービン、11・・・・・・給水ポン
プ、12・・・・・・補助炉心冷却系(ACC8)、1
3・・・・・・ナトリウム流量調節弁、14・・・・・
・送風機、15,16・・・・・・温度計、17・・・
・・・温度側(2)器、18,19・・・・・・操作信
号。
・・・−決事冷却系、4・・・・・・中間熱交換器、5
・・・・・・一次ナトリウムポンプ、6・・・・・・二
次主冷却系、7・・・・・・蒸気発生器、8・・・・・
・水−蒸気系、9・・・・・・二次ナトリウムポンプ、
10・・・・・・タービン、11・・・・・・給水ポン
プ、12・・・・・・補助炉心冷却系(ACC8)、1
3・・・・・・ナトリウム流量調節弁、14・・・・・
・送風機、15,16・・・・・・温度計、17・・・
・・・温度側(2)器、18,19・・・・・・操作信
号。
Claims (1)
- 1 原子炉の炉心を冷却する主−次ナトリウム系と、中
間熱交換器を介して前記主二次ナトリウム系から熱を伝
達される主二次ナトリウム系と、この主二次ナトリウム
系から受熱し蒸気を発生する蒸気発生器と、前記主二次
ナトリウム系または主二次ナトリウム系の何れか一方に
前記中間熱交換器または蒸気発生器をバイパスする形で
設けた補助炉心冷却系とを有する高速増殖炉プラントの
熱除去系におし・て、原子炉入口ナトリウム温度を測定
する温度計および中間熱交換器−次出ロナトリウム温度
を測定する温度計の何れか一方を設け、前記倒れか一方
の温度計の温度信号を受は目標値と比較して前記補助炉
心冷却系のナトリウム流量および冷却風量の何れか一方
または双方を調整する温度制御器とを設けたことを特徴
とする高速増殖炉入口ナトリウム温度の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53054108A JPS5819240B2 (ja) | 1978-05-09 | 1978-05-09 | 高速増殖炉炉入口ナトリウム温度の制御方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53054108A JPS5819240B2 (ja) | 1978-05-09 | 1978-05-09 | 高速増殖炉炉入口ナトリウム温度の制御方法と装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54145889A JPS54145889A (en) | 1979-11-14 |
JPS5819240B2 true JPS5819240B2 (ja) | 1983-04-16 |
Family
ID=12961400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53054108A Expired JPS5819240B2 (ja) | 1978-05-09 | 1978-05-09 | 高速増殖炉炉入口ナトリウム温度の制御方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819240B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62108842U (ja) * | 1985-12-26 | 1987-07-11 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56150145A (en) * | 1980-04-23 | 1981-11-20 | Toshiba Corp | Removing method for radioactive substance contained in coolant of nuclear reactor |
JPS56150144A (en) * | 1980-04-23 | 1981-11-20 | Toshiba Corp | Removing device for radioactive substance contained in coolant for nuclear reactor |
JPS60190538A (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-28 | Hitachi Ltd | ナトリウム精製装置 |
-
1978
- 1978-05-09 JP JP53054108A patent/JPS5819240B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62108842U (ja) * | 1985-12-26 | 1987-07-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54145889A (en) | 1979-11-14 |
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