JPS581918B2 - 3− フクソカンチオメチルセフアロスポリンノセイホウ - Google Patents
3− フクソカンチオメチルセフアロスポリンノセイホウInfo
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- JPS581918B2 JPS581918B2 JP13701474A JP13701474A JPS581918B2 JP S581918 B2 JPS581918 B2 JP S581918B2 JP 13701474 A JP13701474 A JP 13701474A JP 13701474 A JP13701474 A JP 13701474A JP S581918 B2 JPS581918 B2 JP S581918B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセファロスポリン類に属する化合物の製法に関
する。
する。
さらに詳しくは、本発明は不クロモナス属の菌体存在下
による7−(α−アミノーp−ヒドロキシフエニルアセ
タミド)−3一複素環チオメチルセファロスポリン(1
)の製法に関する。
による7−(α−アミノーp−ヒドロキシフエニルアセ
タミド)−3一複素環チオメチルセファロスポリン(1
)の製法に関する。
従来、α−アミノ酸類と7−アミノセフエム化合物偵と
の縮合反応によるセファロスポリン類の製造は、初め化
学的方法により行なわれた。
の縮合反応によるセファロスポリン類の製造は、初め化
学的方法により行なわれた。
しかし、アミン基を保護してカルボキシル基と反応しな
いようにし、またセフエム核の7位のアミノ基と側鎖ア
シル基間の酸アミド結合を破壊しないような温和な条件
を必要とするなど煩雑のため、最近は一工程で反応が完
結する酵素触媒法が注目され、工業的に採用されるに至
った。
いようにし、またセフエム核の7位のアミノ基と側鎖ア
シル基間の酸アミド結合を破壊しないような温和な条件
を必要とするなど煩雑のため、最近は一工程で反応が完
結する酵素触媒法が注目され、工業的に採用されるに至
った。
その後、アセトキシメチルセファロスポリン化合物を複
素環チオール化合物と反応させ、更にp一ヒドロキシフ
エニルグリシンまたは反応性誘導体(アミン基は必要に
応じて保護)によりアシル化した7−(α−アミノーp
−ヒドロキシフエニルアセトアミド)−3−( 1 ,
2 , 3 ,−トリアゾールー4−イルチオメチル
)−3−セフエムー4−カルボン酸は、低い投与量で長
期間高い血清濃度を持続することが明らかにされた。
素環チオール化合物と反応させ、更にp一ヒドロキシフ
エニルグリシンまたは反応性誘導体(アミン基は必要に
応じて保護)によりアシル化した7−(α−アミノーp
−ヒドロキシフエニルアセトアミド)−3−( 1 ,
2 , 3 ,−トリアゾールー4−イルチオメチル
)−3−セフエムー4−カルボン酸は、低い投与量で長
期間高い血清濃度を持続することが明らかにされた。
併し、この化合物中のセフエム核のチオエーテルとアシ
ル誘導体中のヒドロキシル基が抗菌活性を高める反面に
於いて、酵素による酸アミドのカップリング反応をも著
しく阻害する傾向が認められる。
ル誘導体中のヒドロキシル基が抗菌活性を高める反面に
於いて、酵素による酸アミドのカップリング反応をも著
しく阻害する傾向が認められる。
この事実の影響として、3一複素環チオメチルセファロ
スポリンの酵素合成は、一般的なα−アミノ酸類と7−
アミノセフエム化合物との縮合反応と異なり、著しくき
びしい条件下にある。
スポリンの酵素合成は、一般的なα−アミノ酸類と7−
アミノセフエム化合物との縮合反応と異なり、著しくき
びしい条件下にある。
本発明者らは、このような反応阻害に耐えて酸アミド縮
合反応を達成し得る菌株を土壌微生物に求めて広範な検
索研究を行なった結果、不クロモナス属細菌を用い、 で示される複素環チオエーテル化合物と、で示されるD
H一p−ヒドロキシフエニルグリシンメチルエステルの
塩酸塩とから、水性媒体中で予期以上の好収率の3一複
素環チオメチルセファロスポリン(1)を生成蓄積する
事実を発見し、更に種々検討した結果、本発明を完成す
るに至った。
合反応を達成し得る菌株を土壌微生物に求めて広範な検
索研究を行なった結果、不クロモナス属細菌を用い、 で示される複素環チオエーテル化合物と、で示されるD
H一p−ヒドロキシフエニルグリシンメチルエステルの
塩酸塩とから、水性媒体中で予期以上の好収率の3一複
素環チオメチルセファロスポリン(1)を生成蓄積する
事実を発見し、更に種々検討した結果、本発明を完成す
るに至った。
セフエム核のチオエーテルとアシル誘導体中ノヒドロキ
シル基に原因する「酸アミド縮合酵素反応の阻害」を排
除できる菌株は、自然界たとえば土壌、下水、海水など
を検索しても容易には得られず、このたび偶然にも、ネ
クロモナス属に属する検索細菌から、反応阻害を殆んど
受けない菌体を得ることが出来た。
シル基に原因する「酸アミド縮合酵素反応の阻害」を排
除できる菌株は、自然界たとえば土壌、下水、海水など
を検索しても容易には得られず、このたび偶然にも、ネ
クロモナス属に属する検索細菌から、反応阻害を殆んど
受けない菌体を得ることが出来た。
検索の過程として、セファロスポリナーゼやエステラー
ゼを生産しない菌株を育種し、また目的物の合成活性を
高めるため変異剤で処理した菌株は、本発明に利用し其
の効率を高くすることは云うまでもない。
ゼを生産しない菌株を育種し、また目的物の合成活性を
高めるため変異剤で処理した菌株は、本発明に利用し其
の効率を高くすることは云うまでもない。
尚、土襄から検索された本菌株の形態的および生化学的
性状は次の通りである。
性状は次の通りである。
a:形態(肉汁寒天斜面、30℃、24時間)(1)
細菌の形:短桿菌。
細菌の形:短桿菌。
大きさ二〇.5〜0.6X1.5〜2.0(2)細菌の
多形性の有無:殆んどが単独。
多形性の有無:殆んどが単独。
(3)運動性の脊無:運動性あり。
(4)胞子の有無:なし。
(5)鞭毛の有無:長い(5μ)極毛1本。
(6)グラム染色性:陰性。
(力 抗酸性:なし。
(8)莢膜:なし。
b.各培地における生育状態
(1)肉汁寒天培地(30℃、24時間):生育良好、
表面平滑、淡黄色光沢。
表面平滑、淡黄色光沢。
(2)肉汁液体培養(30℃、24時間):生育良好、
沈澱なし、ガス発生なし。
沈澱なし、ガス発生なし。
(3)肉汁ゼラチン穿刺培養二層状に液化。
(4)馬鈴署培地(30℃、5日間):
生育良好、淡黄色、半透明光沢。
(5)肉汁寒天斜面培地(30℃、24時間):生育良
好、表面平滑、淡黄色光沢。
好、表面平滑、淡黄色光沢。
(6) リトマス・ミルク:アルカリ性、ペプト)C
.生理的性質 (1)生育の範囲:生育し得るpH5.0〜9.0、最
適pH7.0〜8.0、生育し得る温度10°C〜38
℃、最適温度28°C (2)酸素に対する態度:好気性。
.生理的性質 (1)生育の範囲:生育し得るpH5.0〜9.0、最
適pH7.0〜8.0、生育し得る温度10°C〜38
℃、最適温度28°C (2)酸素に対する態度:好気性。
(3)硝酸塩の還元:(+)
(4) MR線:(+)
(5)VP試験:(+)
(6)アンモニア生成:(+)
(カ インドール生成:(@
(8)硫化水素の生成:(+)
(9)クエン酸の利用・: H
00)澱粉の加水分解二 弱
0υ 無機窒素源の利用二 弱
02 色素の形成: (→
α階 ウレアーゼ: H
α滲 オキシダーゼ:(@
(15)カタラーゼ゛:(+)
(16)メチレンブルー還元=(+)
面 ミルクの凝固: ←)
a秒 食塩耐性: 5%
(11 0−F試験二 F型( Hngh
and Lei fson Test )(イ)カゼ
インの液化: (→ (2l)脱窒反応 (ハ)(22)炭
水化物の発酵性 発育 ガス生産 酸生成 し−アラビノース + 十〇−キシロ
ース ± − D−グルコース 井 − +D−マンノ
ース 丑 − 十D−フラクトース 世
十 D−ガラクトース 丼 一 十麦芽糖
丑 一 十 蔗糖 井 一 乳糖 丑 一 トレハロース 丑 一 ラフイノース 朴 一 D−ソルビット + +イノシット
ー ー グリセロール + +サリシン
十 一 α−メチルグリコシH + イヌリン + 一 一 デキストリン 世 十デンプン
世 十繊維素
一 一 エタノール 世 十マロン酸
十 一 馬尿酸 一 一 酒石酸 一 一 醋酸 十 一 乳酸 一 一 D−マンニット 一 一 上記の菌学的性質を有する土壌分離細菌について、分類
学上の位置をバージーズ マニュアルオブ デタミネイ
ティブ バクテリオロジイ( Bergey’s Ma
nual of DeterminativeBac
teriologい第7版およびジエネラ オブバクテ
リア( Genera of Bacteria)プイ
ビーデイ スカルマン( V.B.D. Skerma
n )第2版1967年発行を参照して検討すれば、単
一鞭毛(長い極毛)を有するダラム陰性の従属栄養細菌
で、食塩耐性がありグリコースに対し発酵的であること
からエアロモナス属(Genus Ae romona
s)に近緑するが、炭水化物からガスを生成しない点か
らエアロモナス属とは異なっている。
and Lei fson Test )(イ)カゼ
インの液化: (→ (2l)脱窒反応 (ハ)(22)炭
水化物の発酵性 発育 ガス生産 酸生成 し−アラビノース + 十〇−キシロ
ース ± − D−グルコース 井 − +D−マンノ
ース 丑 − 十D−フラクトース 世
十 D−ガラクトース 丼 一 十麦芽糖
丑 一 十 蔗糖 井 一 乳糖 丑 一 トレハロース 丑 一 ラフイノース 朴 一 D−ソルビット + +イノシット
ー ー グリセロール + +サリシン
十 一 α−メチルグリコシH + イヌリン + 一 一 デキストリン 世 十デンプン
世 十繊維素
一 一 エタノール 世 十マロン酸
十 一 馬尿酸 一 一 酒石酸 一 一 醋酸 十 一 乳酸 一 一 D−マンニット 一 一 上記の菌学的性質を有する土壌分離細菌について、分類
学上の位置をバージーズ マニュアルオブ デタミネイ
ティブ バクテリオロジイ( Bergey’s Ma
nual of DeterminativeBac
teriologい第7版およびジエネラ オブバクテ
リア( Genera of Bacteria)プイ
ビーデイ スカルマン( V.B.D. Skerma
n )第2版1967年発行を参照して検討すれば、単
一鞭毛(長い極毛)を有するダラム陰性の従属栄養細菌
で、食塩耐性がありグリコースに対し発酵的であること
からエアロモナス属(Genus Ae romona
s)に近緑するが、炭水化物からガスを生成しない点か
らエアロモナス属とは異なっている。
更に、ジエネラ オブバクテリア( Genera o
fBacteria)第2版を参照すると、エアロモナ
ス属に近緑で炭水化物からガスを生成しない細菌に対し
てスミス氏( I.W.Smith )がザ ジャーナ
ル オブ ジエネラル ミクロバイオロジイαheJo
urnal of General MiCrobio
logy)3 3巻、263頁〜274頁、(1963
年発行)に提案したネクロモナス属(Genus Ne
cromonas)を記載している。
fBacteria)第2版を参照すると、エアロモナ
ス属に近緑で炭水化物からガスを生成しない細菌に対し
てスミス氏( I.W.Smith )がザ ジャーナ
ル オブ ジエネラル ミクロバイオロジイαheJo
urnal of General MiCrobio
logy)3 3巻、263頁〜274頁、(1963
年発行)に提案したネクロモナス属(Genus Ne
cromonas)を記載している。
本発明に用いられる土壌分離細菌A23709をスミス
氏の原報に記載された既知菌種と詳細に検討した結果、
A2 3 7 0 9菌はネクロモナス属に属すること
を確認した。
氏の原報に記載された既知菌種と詳細に検討した結果、
A2 3 7 0 9菌はネクロモナス属に属すること
を確認した。
尚、バージーズ マニュアル オブ デタミネイティブ
バクテリオロジイ( Bergey’s Manual
ofDeterminative Bacteri
ology)第7版にはネクロモナス属に関する記載は
ない。
バクテリオロジイ( Bergey’s Manual
ofDeterminative Bacteri
ology)第7版にはネクロモナス属に関する記載は
ない。
尚、本菌株は、工業技術院微生物工業技術研究所に微生
物受託番号「微工研菌寄第2830号」として寄託され
ている。
物受託番号「微工研菌寄第2830号」として寄託され
ている。
本発明において用いられる菌株を培養するに当っては、
窒素源として肉エキス、酵母エキス、ペプトン、コーン
スチープリカーなどの有機窒素、グリコース、サツカロ
ース、マルトースなどの炭素源および無機塩を適当に含
有する培地を用い、25〜30℃、好気的に20〜30
時間、通気する。
窒素源として肉エキス、酵母エキス、ペプトン、コーン
スチープリカーなどの有機窒素、グリコース、サツカロ
ース、マルトースなどの炭素源および無機塩を適当に含
有する培地を用い、25〜30℃、好気的に20〜30
時間、通気する。
/l623709菌は菌体内にアシル化反応活性を有す
るので、培養後集菌して得た生菌体そのまま、物理的あ
るいは化学的方法による菌体処理生成i7、又は培養後
のプロスそのまま等、目的とする活性を保持する限り如
何なる形態においても本発明に使用し得る。
るので、培養後集菌して得た生菌体そのまま、物理的あ
るいは化学的方法による菌体処理生成i7、又は培養後
のプロスそのまま等、目的とする活性を保持する限り如
何なる形態においても本発明に使用し得る。
反応は、3一複素環チオメチルセファロスポラン酸(2
)と、アシル基供与体としてD(−)−P−ヒドロキシ
フエニルグリシンメチルエステル塩酸塩を、水もしくは
緩衝液に溶解してpH5.5〜6.0とし、本発明に基
くアシル化作用を有する菌体をD口えることにより行な
われる。
)と、アシル基供与体としてD(−)−P−ヒドロキシ
フエニルグリシンメチルエステル塩酸塩を、水もしくは
緩衝液に溶解してpH5.5〜6.0とし、本発明に基
くアシル化作用を有する菌体をD口えることにより行な
われる。
基質濃度としては、3一複素環チオメチルセファロスボ
ラン酸(2)0. 5 5%〜1.1%に対し、アシル
基供与体0.76%(モル比1:1〜2)が適当である
。
ラン酸(2)0. 5 5%〜1.1%に対し、アシル
基供与体0.76%(モル比1:1〜2)が適当である
。
機能的アシル基供与体としてはD(−)−pーヒドロキ
シフエニルグリシン舎メチルエステル塩酸塩が賞用され
る。
シフエニルグリシン舎メチルエステル塩酸塩が賞用され
る。
反応温度35〜37℃、強く攪拌しながら3〜4時間の
反応を行なう。
反応を行なう。
反応液中に生成する抗生物質DH−7−(α一アミ/−
p−ヒドロキシフエニルアセトアミド)一3−( 1
, 2 . 3−トリアゾールー4−イルチオメチル)
−3−セフエム−4−カルボン酸は、バチルス・ズブチ
リスATCC6633を用い、生物学的検定法で算定す
る。
p−ヒドロキシフエニルアセトアミド)一3−( 1
, 2 . 3−トリアゾールー4−イルチオメチル)
−3−セフエム−4−カルボン酸は、バチルス・ズブチ
リスATCC6633を用い、生物学的検定法で算定す
る。
不クロモナス属は、細菌中でも小型のため自然沈澱を生
じ難いため、培養後の菌体を遠心分離して除去する操作
を省き、そのままの培養後ブロスに基質を添加して反応
させ、あるいは引続き菌体を懸濁状態のままでポーラス
型吸着樹脂に通過させ、生成する目的物と未反応物を常
法通り分別単離することも出来る。
じ難いため、培養後の菌体を遠心分離して除去する操作
を省き、そのままの培養後ブロスに基質を添加して反応
させ、あるいは引続き菌体を懸濁状態のままでポーラス
型吸着樹脂に通過させ、生成する目的物と未反応物を常
法通り分別単離することも出来る。
従来、反応液から目的とするセファロスポリンを採取す
るには、アニオン交換樹脂に吸着させ酸性水で溶出後に
濃縮し、等電点沈澱させたり、強酸性下でメチルイソブ
チルケトン等の非親水性溶媒で抽出したりすることが知
られている。
るには、アニオン交換樹脂に吸着させ酸性水で溶出後に
濃縮し、等電点沈澱させたり、強酸性下でメチルイソブ
チルケトン等の非親水性溶媒で抽出したりすることが知
られている。
また工業的に有利な方法として、ペニシリン類に対して
β−ナフタレンスルホン酸を作用させ水に難溶性の塩を
形成するように、セファロスポリン類ではキノリン類、
芳香族アミン類により水に難溶性の塩を形成させる方法
があるが、構造および官能基が極めて類似しているセフ
ァロスポラン酸類と、それの7−アミノアシル誘導体で
あるセファロスポリン類とを同時に含む溶液より、極め
て能率よく簡単にしかも収率よく夫々を単離して精製す
る方法は、報告されていない。
β−ナフタレンスルホン酸を作用させ水に難溶性の塩を
形成するように、セファロスポリン類ではキノリン類、
芳香族アミン類により水に難溶性の塩を形成させる方法
があるが、構造および官能基が極めて類似しているセフ
ァロスポラン酸類と、それの7−アミノアシル誘導体で
あるセファロスポリン類とを同時に含む溶液より、極め
て能率よく簡単にしかも収率よく夫々を単離して精製す
る方法は、報告されていない。
本反応によるセファロスポリンの合成は、その母核とな
るセファロスポラン酸とアシル基供与体とをカップリン
グさせるわけであるが、そのアシル基供与体が特にアミ
ノ酸類もしくはアミノ酸の活性誘導体である場合、その
合成反応液中に共存する成分は、いずれもアミノ基およ
びカルボキシル基を持つ両性物質またはそれに類するも
のであり、構造および官能基が極めて類似しているため
に其の性質が極めて類似し、夫々の成分を分離精製する
ことは極めて困難と考えられている。
るセファロスポラン酸とアシル基供与体とをカップリン
グさせるわけであるが、そのアシル基供与体が特にアミ
ノ酸類もしくはアミノ酸の活性誘導体である場合、その
合成反応液中に共存する成分は、いずれもアミノ基およ
びカルボキシル基を持つ両性物質またはそれに類するも
のであり、構造および官能基が極めて類似しているため
に其の性質が極めて類似し、夫々の成分を分離精製する
ことは極めて困難と考えられている。
しかも目的とするセファロスポリンおよびその基質であ
るセファロスポラン酸は、同一状況の官能基のカルポキ
シル基およびアミン基を有し、しかも甚だ安定性の悪い
β−ラクタム項を有しており、更に反応液の場合、基質
濃度が極めて薄く、従って合成されたセファロスポリン
類も其の反応液中の濃度は反応率が良いにも拘わらず必
然的に稀薄であり、目的とする3一複素環チオメチルセ
ファロスポリン(1)および3一複素環チオメチルセフ
ァロスポラン酸(2)を夫々簡単に収率よく単離精製す
ることは至難の業である。
るセファロスポラン酸は、同一状況の官能基のカルポキ
シル基およびアミン基を有し、しかも甚だ安定性の悪い
β−ラクタム項を有しており、更に反応液の場合、基質
濃度が極めて薄く、従って合成されたセファロスポリン
類も其の反応液中の濃度は反応率が良いにも拘わらず必
然的に稀薄であり、目的とする3一複素環チオメチルセ
ファロスポリン(1)および3一複素環チオメチルセフ
ァロスポラン酸(2)を夫々簡単に収率よく単離精製す
ることは至難の業である。
本発明者らは、これらの点に鑑み種々検討の結果反応液
中に混在する目的生成物である3一複素環チオメチルセ
ファロスポリン(1)および其の未反応基質の3一複素
環チオメチルセファロスポラン酸(2)を極めて能率的
に簡単でしかも収率よく分別単離する方法を見出した。
中に混在する目的生成物である3一複素環チオメチルセ
ファロスポリン(1)および其の未反応基質の3一複素
環チオメチルセファロスポラン酸(2)を極めて能率的
に簡単でしかも収率よく分別単離する方法を見出した。
即ち、反応液をスチレン系ポーラス型吸着樹脂に接触さ
せ、D(→一p −ヒドロキシフエニルグリシンメチル
エステルおよび不純物を通過液および洗水中に流去させ
る。
せ、D(→一p −ヒドロキシフエニルグリシンメチル
エステルおよび不純物を通過液および洗水中に流去させ
る。
この際、吸着している3一複素環チオメチルセファロス
ポリン(1)および3一複素環チオメチルセファロスポ
ラン酸(2)をスチレン系ポーラス型吸着樹脂より夫々
分別溶離することに成功した。
ポリン(1)および3一複素環チオメチルセファロスポ
ラン酸(2)をスチレン系ポーラス型吸着樹脂より夫々
分別溶離することに成功した。
更に詳しくは、反応液を反応停止後、そのまま若しくは
適当な方法により除菌後、pHを中性〜酸性に、好まし
くはpH 2〜6に調節後、スチレン系ポーラス型吸着
樹脂に接触させ、好ましくはカラム法を行ない適量の水
で吸着樹脂を洗浄し、D(ニ)一p−ヒドロキシフエニ
ルグリシンメチルエステルおよび、不純物を通過液ある
いは洗水中に流去させるのである。
適当な方法により除菌後、pHを中性〜酸性に、好まし
くはpH 2〜6に調節後、スチレン系ポーラス型吸着
樹脂に接触させ、好ましくはカラム法を行ない適量の水
で吸着樹脂を洗浄し、D(ニ)一p−ヒドロキシフエニ
ルグリシンメチルエステルおよび、不純物を通過液ある
いは洗水中に流去させるのである。
スチレン系ポーラス型吸着樹脂に吸着しているものは3
一複素環チオメチルセファロスポリン(1)および3一
複素項チオメチルセファロスポラン酸(2)のみであっ
て、他の成分は痕跡程度である。
一複素環チオメチルセファロスポリン(1)および3一
複素項チオメチルセファロスポラン酸(2)のみであっ
て、他の成分は痕跡程度である。
次いで、目的とするセファロスポリン(1)およびセフ
ァロスポラン酸(2)を吸着している樹脂を先ず含水溶
媒、好ましくは20〜80%のメタノール又はエタノー
ル等のアルコール類を含む水、又は10〜80%のアセ
トン又はメチルエチルケトン等のケトン類を含む水、若
しくは上記含水溶媒に稀酸を含有するもので処理するこ
とにより、高濃度の3−複素環チオメチルセファロスポ
リン(1)を溶出させることができる。
ァロスポラン酸(2)を吸着している樹脂を先ず含水溶
媒、好ましくは20〜80%のメタノール又はエタノー
ル等のアルコール類を含む水、又は10〜80%のアセ
トン又はメチルエチルケトン等のケトン類を含む水、若
しくは上記含水溶媒に稀酸を含有するもので処理するこ
とにより、高濃度の3−複素環チオメチルセファロスポ
リン(1)を溶出させることができる。
この際、3一複素環チオメチルセファロスポラン酸(2
)は殆んど痕跡程度に溶出混在するに過ぎないが、含水
溶媒中の酸濃度を高めるに従いスチレン系ポーラス型吸
着樹脂から溶出する3一複素環チオメチルセファロスポ
ラン酸(2)の溶出濃度も高まり、3−複素環チオメチ
ルセファロスポリン(1)中に混在する比率も高くなる
。
)は殆んど痕跡程度に溶出混在するに過ぎないが、含水
溶媒中の酸濃度を高めるに従いスチレン系ポーラス型吸
着樹脂から溶出する3一複素環チオメチルセファロスポ
ラン酸(2)の溶出濃度も高まり、3−複素環チオメチ
ルセファロスポリン(1)中に混在する比率も高くなる
。
従って、目的とするセファロスポリンのみを溶出する場
合、具体的に溶出溶媒の含水溶媒中に存在する酸濃度は
、1000分の1〜10分の1モル程度が適当である。
合、具体的に溶出溶媒の含水溶媒中に存在する酸濃度は
、1000分の1〜10分の1モル程度が適当である。
先ず目的物の3一複素環チオメチルセファロスポリン(
1)のみの溶出を完了した後、酸濃度を高めた含水溶媒
を用い3一複素環チオメチルセファロスポラン酸(2)
のみを溶出させる。
1)のみの溶出を完了した後、酸濃度を高めた含水溶媒
を用い3一複素環チオメチルセファロスポラン酸(2)
のみを溶出させる。
この場合の含水溶媒としては、3一複素環チオメチルセ
ファロスポリン(1)を溶出した場合と同様20〜80
%の範囲における含水アルコール類または10〜80%
の範囲における含水ケトン類などであって、その含水溶
媒中の酸濃度が10分の1から2分の1モルと可成り3
−複素環チオメチルセファロスポリンを溶出する際に使
用した含水溶媒中の酸濃度より高いことのみが相違する
。
ファロスポリン(1)を溶出した場合と同様20〜80
%の範囲における含水アルコール類または10〜80%
の範囲における含水ケトン類などであって、その含水溶
媒中の酸濃度が10分の1から2分の1モルと可成り3
−複素環チオメチルセファロスポリンを溶出する際に使
用した含水溶媒中の酸濃度より高いことのみが相違する
。
このように夫々分別溶離した3一複素環チオメチルセフ
ァロスポリン(1)と3一複素環チオメチルセファロス
ポラン酸(2)は、次のような方法により簡単に結晶ま
たは結晶性粉末として採取できる。
ァロスポリン(1)と3一複素環チオメチルセファロス
ポラン酸(2)は、次のような方法により簡単に結晶ま
たは結晶性粉末として採取できる。
即ち、3一複素環チオメチルセファロスポラン酸の場合
、含水溶媒のみにより溶出するときその高濃度溶出液を
冷保することにより、約70%を結晶化させることがで
き、母液は適当に濃縮後メタノール処理することにより
其の大部分を回収することができる。
、含水溶媒のみにより溶出するときその高濃度溶出液を
冷保することにより、約70%を結晶化させることがで
き、母液は適当に濃縮後メタノール処理することにより
其の大部分を回収することができる。
また微酸性含水溶媒を用い溶出した場合は、酸を全く加
えないときに比較して約2倍の高濃度に3一複素環チオ
メチルセファロスポリン(1)が溶出する。
えないときに比較して約2倍の高濃度に3一複素環チオ
メチルセファロスポリン(1)が溶出する。
従って其の高濃度溶液をアンモニア水またはトリエチル
アミン等の有機アミン類などを用いpH 4〜5に中和
後冷保することにより、その大部分を結晶性沈澱として
回収することができる。
アミン等の有機アミン類などを用いpH 4〜5に中和
後冷保することにより、その大部分を結晶性沈澱として
回収することができる。
更にその母液からも前述のように適当に濃縮後メタノー
ル処理し、より高収率で目的とする3一複素環チオメチ
ルセファロスポリン(1)が得られる。
ル処理し、より高収率で目的とする3一複素環チオメチ
ルセファロスポリン(1)が得られる。
3一複素壌チオメチルセファロスポラン酸の場合は、そ
の高濃度溶出液を冷保しながらアンモニア水またはトリ
エチルアミン等の有機アミン類によりpH 4〜5に調
節すれば、其の約90%が結晶性沈澱として析出する。
の高濃度溶出液を冷保しながらアンモニア水またはトリ
エチルアミン等の有機アミン類によりpH 4〜5に調
節すれば、其の約90%が結晶性沈澱として析出する。
しかもこの結晶は微粒子にならず、戸過が極めて容易で
ある。
ある。
このようにして得られた3一複素環チオメチルセファロ
スポリンおよび3一複素環チオメチルセファロスポラン
酸は、夫々純度が少なくとも90%以上の高濃度であり
、通例として殆んど100%に近い。
スポリンおよび3一複素環チオメチルセファロスポラン
酸は、夫々純度が少なくとも90%以上の高濃度であり
、通例として殆んど100%に近い。
また、本発明にかかるネクロモナス属細菌の一犬特徴と
しては、反応中においてβ−ラクタマーゼ作用が認めら
れないことである。
しては、反応中においてβ−ラクタマーゼ作用が認めら
れないことである。
従って、目的とする生成物による若干の合成阻害現象が
不可避としても、未反応物を充分回収して再利用するな
らば、本発明は工業的に有用な合成法として期待される
。
不可避としても、未反応物を充分回収して再利用するな
らば、本発明は工業的に有用な合成法として期待される
。
以下に実施例をあげて本発明方法を更に詳細に説明する
が、これにより使用菌株、反応条件に関して限定されな
いものとする。
が、これにより使用菌株、反応条件に関して限定されな
いものとする。
実施例 1
ペプトン5%、グリコール0、5%、硫酸マグネシウム
0.02%、食塩0.02%、燐酸一加里0.01%を
含む液体シード培地(pH5、5)100mlを115
℃、30分間蒸気減菌した後、ネクロモナス属菌423
709の斜面培養1白金耳を接種し28℃、24時間振
盪培養する。
0.02%、食塩0.02%、燐酸一加里0.01%を
含む液体シード培地(pH5、5)100mlを115
℃、30分間蒸気減菌した後、ネクロモナス属菌423
709の斜面培養1白金耳を接種し28℃、24時間振
盪培養する。
その生育シード50m7を採り、グリコース3%、コー
ンスチープリカー5%を含む液体培地(pH5.5)1
15℃、30分の減菌済1000mlに移液し、更に2
4時間の振盪培養を行なう。
ンスチープリカー5%を含む液体培地(pH5.5)1
15℃、30分の減菌済1000mlに移液し、更に2
4時間の振盪培養を行なう。
培養後のプロス(pH7.8)は遠心分離して菌体を集
め、0、05M燐酸緩衝液(pH6)50mlで洗滌す
る。
め、0、05M燐酸緩衝液(pH6)50mlで洗滌す
る。
この洗滌菌体を15分のIM燐酸緩衝液(pH6)50
0mlに懸濁し、これに1.1%(W/V)の7−アミ
ノ−3−(1,2.3−トリアゾールー4−イルチオメ
チル)−3−セフエム−4−カルポン酸ト1.52%(
W/V)のDH−p−ヒドロキシフエニルグリシンメチ
ルエステル塩酸塩、とを含む15分のIM燐酸緩衝液(
pH 6.0 ) 5 0 0mlを加え、強く攬拌
しながら35〜37℃で3時間、反応を行なった。
0mlに懸濁し、これに1.1%(W/V)の7−アミ
ノ−3−(1,2.3−トリアゾールー4−イルチオメ
チル)−3−セフエム−4−カルポン酸ト1.52%(
W/V)のDH−p−ヒドロキシフエニルグリシンメチ
ルエステル塩酸塩、とを含む15分のIM燐酸緩衝液(
pH 6.0 ) 5 0 0mlを加え、強く攬拌
しながら35〜37℃で3時間、反応を行なった。
この反応液中の7−(α−アミノーp−ヒドロキシフエ
ニルアセトアミド)−3−( 1 , 2 , 3−ト
リアゾールー4−イルチオメチル)−3−セフエム−4
−カルポン酸の生成量は、微生物検定したところ4.1
5mg/mlであった。
ニルアセトアミド)−3−( 1 , 2 , 3−ト
リアゾールー4−イルチオメチル)−3−セフエム−4
−カルポン酸の生成量は、微生物検定したところ4.1
5mg/mlであった。
実施例 2
反応終了後の液10 0 0ml(抗菌活性4.1 5
mg/ml )を塩酸でpH2.5に修正し遠心分離し
た上澄液を吸着樹脂HP−20の300mlカラムに通
す。
mg/ml )を塩酸でpH2.5に修正し遠心分離し
た上澄液を吸着樹脂HP−20の300mlカラムに通
す。
水900mlで洗滌後50%メタノールで溶出する。
活性溶出液量300ml、抗菌活性12.9mg/ml
(推定収率93.3%)この活性溶出液を冷保すると7
−(α−アミノーp−ヒドロキシフエニルアセトアミド
)−3−( 1 , 2 . 3−4リアゾールー4−
イルチオメチル)−3−セフエム−4−カルボン酸の結
晶2.41p、更に母液を濃縮しメタノール処理して同
様結晶1.01gが得られ、総収率82.3%であった
。
(推定収率93.3%)この活性溶出液を冷保すると7
−(α−アミノーp−ヒドロキシフエニルアセトアミド
)−3−( 1 , 2 . 3−4リアゾールー4−
イルチオメチル)−3−セフエム−4−カルボン酸の結
晶2.41p、更に母液を濃縮しメタノール処理して同
様結晶1.01gが得られ、総収率82.3%であった
。
次に、このHPカラムには未反応の7−アミノ−3−(
1 , 2 , 3−トリアゾールー4−イルチオメ
ナル)−3−セフエム−4−カルボン酸が吸着されたま
まになっているので、0.5N塩酸を含む50%メタノ
ールで溶出させる。
1 , 2 , 3−トリアゾールー4−イルチオメ
ナル)−3−セフエム−4−カルボン酸が吸着されたま
まになっているので、0.5N塩酸を含む50%メタノ
ールで溶出させる。
溶出液をpH4.5に修正して濃縮し1.91gを得、
回収率71.3%であった。
回収率71.3%であった。
HPに対する最初の通過液をpH8.6に修正しブタノ
ール500mlを用い抽出し、そのブタノール層を濃縮
してD(−)−p−ヒドロキシフエニルグリシンメチル
エステル1.96g、この時の水層を陽イオン交換樹脂
IR−120の200mlカラムに通過させ、水洗後2
Nアンモニア水で溶離した液を濃縮してD(ヘ)一p−
ヒドロキシフエニルグリシン1.53gが得られ、両者
を合算しD(−)−p−ヒドロキシフエニルグリシンメ
チルエステル換算の総回収率として78.0%であった
。
ール500mlを用い抽出し、そのブタノール層を濃縮
してD(−)−p−ヒドロキシフエニルグリシンメチル
エステル1.96g、この時の水層を陽イオン交換樹脂
IR−120の200mlカラムに通過させ、水洗後2
Nアンモニア水で溶離した液を濃縮してD(ヘ)一p−
ヒドロキシフエニルグリシン1.53gが得られ、両者
を合算しD(−)−p−ヒドロキシフエニルグリシンメ
チルエステル換算の総回収率として78.0%であった
。
実施例 3
実施例1と同様に培養して得られた不クロモナス属A2
3709の洗滌菌体を15分のIM燐酸緩衝液( pH
6.0 )5 00mlに懸濁し、これに1.1%(
W/V)の7−アミン−3−(1,2,3−トリアゾー
ルー4−イルチオメチル)−3一セフエム−4−カルボ
ン酸と1.14%(W/V)のD(→−p−ヒドロキシ
フエニルグリシンメチルエステル塩酸塩とを含む15分
のIM燐塩緩衝液(pH6)500mlを加え、強く攪
拌しながら35〜37℃で反応を開始し、15分間毎に
0.19%(W/V)のD(→−p−ヒドロキシフエニ
ルグリシンメチルエステル塩酸塩を3回加え4時間反応
を継続させた。
3709の洗滌菌体を15分のIM燐酸緩衝液( pH
6.0 )5 00mlに懸濁し、これに1.1%(
W/V)の7−アミン−3−(1,2,3−トリアゾー
ルー4−イルチオメチル)−3一セフエム−4−カルボ
ン酸と1.14%(W/V)のD(→−p−ヒドロキシ
フエニルグリシンメチルエステル塩酸塩とを含む15分
のIM燐塩緩衝液(pH6)500mlを加え、強く攪
拌しながら35〜37℃で反応を開始し、15分間毎に
0.19%(W/V)のD(→−p−ヒドロキシフエニ
ルグリシンメチルエステル塩酸塩を3回加え4時間反応
を継続させた。
この反応液中に生成した目的抗生物質は微生物検定した
ところ4. 5 6mg/mlであった。
ところ4. 5 6mg/mlであった。
実施例 4
実施例1と同様にして得られたネクロモナス属A237
09の反応液1000ml(微生物検定4. 2 1m
g/ml )を pH 2. 5に修正し、菌体懸濁の
ままHP−20の300dカラムに通過させた。
09の反応液1000ml(微生物検定4. 2 1m
g/ml )を pH 2. 5に修正し、菌体懸濁の
ままHP−20の300dカラムに通過させた。
水洗後、0.0IN塩酸を含む50%メタノールで溶出
し溶出液量200ml抗菌活性20.2mg/ml(推
定収率95.8%)を得た。
し溶出液量200ml抗菌活性20.2mg/ml(推
定収率95.8%)を得た。
この活性溶出液をpH4.3とし7−(α−アミノーp
−ヒドロキシフエニルアセトアミド)−3−( 1 ,
2 , 3−トリアゾールー4−イルチオメチル)−
3−セフエム−4−カルボン酸の結晶3.45g(収率
81.8%)が得られた。
−ヒドロキシフエニルアセトアミド)−3−( 1 ,
2 , 3−トリアゾールー4−イルチオメチル)−
3−セフエム−4−カルボン酸の結晶3.45g(収率
81.8%)が得られた。
その他の分別操作は実施例2と同様に行ない、7−アミ
ノー3−(1,2.3−トリアゾールー4−イルチオメ
チル)−3−セフエム−4−カルボン酸1.93g(回
収率73.3%)を得た。
ノー3−(1,2.3−トリアゾールー4−イルチオメ
チル)−3−セフエム−4−カルボン酸1.93g(回
収率73.3%)を得た。
また、同様にD(→−p−ヒドロキシフエニルグリシン
メチルエステル2.05gおよびD(→一p−ヒドロキ
シフエニルグリシン1.51g(メチルエステル換算の
総回収率78.8%)を得た。
メチルエステル2.05gおよびD(→一p−ヒドロキ
シフエニルグリシン1.51g(メチルエステル換算の
総回収率78.8%)を得た。
実施例 5
実施例1と同様に振盪培養したネクロモナス属No.2
3 7 0 9の発育シード50mlを採り、グリコ
ース3%、コンスチープ5%、燐酸カリ3%を含む液体
培地( pH5.5 )、115℃、30分の減菌済1
0 0 0mlに移液し、酸性を保持して(pH6.
5以下)28℃、24時間の振盪培養を行なった。
3 7 0 9の発育シード50mlを採り、グリコ
ース3%、コンスチープ5%、燐酸カリ3%を含む液体
培地( pH5.5 )、115℃、30分の減菌済1
0 0 0mlに移液し、酸性を保持して(pH6.
5以下)28℃、24時間の振盪培養を行なった。
菌体を懸濁させたままの培養液をpH 6に修正した5
00mlに対し、1,1%( W/V )の7−アミン
−3−(1 , 2. 3−トリアゾールー4−イルチ
オメチル)−3−セフエム−4−カルボン酸と1.52
%(W/V)のD(−)−p−ヒドロキシフエニルグリ
シンメチルエステル塩酸塩とを含む15分のIM燐酸緩
衝液(pH6)500mlを加え、強く攪拌しながら、
35〜37°C、4時間反応を行なった。
00mlに対し、1,1%( W/V )の7−アミン
−3−(1 , 2. 3−トリアゾールー4−イルチ
オメチル)−3−セフエム−4−カルボン酸と1.52
%(W/V)のD(−)−p−ヒドロキシフエニルグリ
シンメチルエステル塩酸塩とを含む15分のIM燐酸緩
衝液(pH6)500mlを加え、強く攪拌しながら、
35〜37°C、4時間反応を行なった。
この反応液中に生成した目的とする抗生物質活性は、微
生物検定したところ2,87mg/mlであった。
生物検定したところ2,87mg/mlであった。
Claims (1)
- で示される異項環チオエーテル化合物と、で示されるD
H−P−ヒドロキシフエニルグリシンメチルエステルの
塩酸塩とを、水性媒体中不クロモナス属に属しアシル化
作用を有する菌体の存在下でカップリング反応させるこ
とを特徴とするで示される3一複素環チオメチルセファ
ロスポリンの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13701474A JPS581918B2 (ja) | 1974-12-02 | 1974-12-02 | 3− フクソカンチオメチルセフアロスポリンノセイホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13701474A JPS581918B2 (ja) | 1974-12-02 | 1974-12-02 | 3− フクソカンチオメチルセフアロスポリンノセイホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5163991A JPS5163991A (en) | 1976-06-02 |
JPS581918B2 true JPS581918B2 (ja) | 1983-01-13 |
Family
ID=15188790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13701474A Expired JPS581918B2 (ja) | 1974-12-02 | 1974-12-02 | 3− フクソカンチオメチルセフアロスポリンノセイホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581918B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6066230U (ja) * | 1984-09-12 | 1985-05-10 | 日立電線株式会社 | ゴム・プラスチツクケーブル用終端接続部 |
-
1974
- 1974-12-02 JP JP13701474A patent/JPS581918B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5163991A (en) | 1976-06-02 |
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