JPS6230789A - 7−ホルミルアミノセフアロスポリン化合物およびその製造法 - Google Patents

7−ホルミルアミノセフアロスポリン化合物およびその製造法

Info

Publication number
JPS6230789A
JPS6230789A JP60170408A JP17040885A JPS6230789A JP S6230789 A JPS6230789 A JP S6230789A JP 60170408 A JP60170408 A JP 60170408A JP 17040885 A JP17040885 A JP 17040885A JP S6230789 A JPS6230789 A JP S6230789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
group
formylaminocephalosporin
formula
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60170408A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Imai
今井 美光
Kenichi Suzuki
賢一 鈴木
Koji Nagai
浩二 永井
Shigeru Miyazaki
宮崎 繁
Kenji Abe
阿部 賢二
Isao Takahashi
勇夫 高橋
Koichi Tanaka
幸一 田中
Narimasa Tsunoda
角田 成正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP60170408A priority Critical patent/JPS6230789A/ja
Priority to US06/890,906 priority patent/US4764606A/en
Priority to EP86305951A priority patent/EP0212893A3/en
Publication of JPS6230789A publication Critical patent/JPS6230789A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P35/00Preparation of compounds having a 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring system, e.g. cephalosporin
    • C12P35/06Cephalosporin C; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor
    • C12N1/205Bacterial isolates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P35/00Preparation of compounds having a 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring system, e.g. cephalosporin
    • C12P35/08Preparation of compounds having a 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring system, e.g. cephalosporin disubstituted in the 7 position
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/01Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
    • C12R2001/38Pseudomonas

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、抗菌活性を有する新規7−ホルミルアミノセ
ファロスポリン化合物およびその製造法に関する。
(発明の解決手段) 本発明の化合物は、っぎの一般式(1)で表わされる。
17H0 C式中、R’&末カルボキシ基またはアミノカルR2は
水素原子またはカルボキシ基の 保護基 R3は置換基を有して℃・てもよい5または6員複素環
基。
を意味する。) 一般式(I)で表わされる化合物の5ち B+がる化合
物(■、)は、シュードモナス属(Pseudomon
aa )に属する菌を、複素環チオール化合物(H8−
R3)を添加した培地で培養した培養液の中から1本発
明者等が採取した新規化合物である。また。
R1がカルボキシ基である化合物(I2)はl R’が
アミノカルボキシメチル基である化合物(I、 )にD
−アミノ酸酸化酵素生産菌の菌体またはその処理物を作
用させることによって得られた新規化合物である。
本発明の化合物は、抗菌活性を有し、抗菌剤として有用
であるばかりでなく、他の7−ホルミルアミノセファロ
スボリ/系抗菌化合物を製造するための原料としても利
用できる。
本発明で使用するシー−トモナス属に属する7−ホルミ
ルアミノセファロスポリン化合物(1,)の生産菌の一
例としては1本発明者等が埼玉県入間郡毛呂山町の山林
土壌より分離したシュードモナス エスピー(Pseu
dnmonas sp、 ) Y 09069に株(微
工研菌寄第8340号)がある。その菌学的性状を以下
に示す。
(11形  態 肉汁寒天上で培養した細胞は、0.4〜0.6 X 1
.0〜1,4マイクロメーターの桿菌であり、多形性は
特に認められない。胞子は認められず。
極毛性のペン毛を有し、運動性がある。ダラム染色は陰
性である。
(2)  各種培地における生育状態 ■ 肉汁寒天培地 コロニーは、半球形でなめらかに隆起し。
辺縁は、平滑で円形を呈す。菌体は、うす黄〜黄色を呈
し、顕著な粘稠性および遊走性は認められず、拡散性色
素の生成も認められない。
■ 肉汁液体培養 培地全体が濁る。特に液面付近の濁りが多い。
■ 肉汁ゼラチン穿刺培養 液化される。
■ リドマスミルク 凝固、ペプトノ化共に陽性、−培地は酸性となる。
(3)  生理学的性質 (1)  硝酸塩の還元  二 弱陽性(2)脱窒反応
    : 陰 性 +31MRテスト   : 陰 性 f41VPテスト   : 陰 性 (5)  インドールの生成 :陰 性(6)  硫化
水素の生成  :陰 性(カ デンプンの加水分解:陰
 性 (9)  無機窒素源の利用 :アンモニウム塩を唯一
の窒素源として利用する。
αQ 色素の生成    :蛍光性色素の生成は。
認められない。
aυ ウレアーゼ   :陰 性 02  オキシダーゼ  :陽 性 Oj  カタラーゼ   :陽 性 0荀 生育温度    = 10C〜33C至適生育温
度  :18〜2tC 生育pH: 5〜8.5 至適生育 pH:6〜7.5 αつ 嫌気条件下での生育:生育できないα[i  0
Fテスト   二〇型 αη 栄養要求性   :なし αυ アルギニン分解反応:陰 性 αj  ポリβ−ハイドロキシブチレートの菌体内蓄積
:陽性■ NaC1加肉汁培地での生育 : 3%以上
で生育しない。
Qυ 炭素源の利用性 (a)  次の炭素化合物を唯一の炭素源として利用し
生育できる。
グルコース、フラクトース、トレハトース。
シュクロース、ラフィノース、D−ガラクトースマルト
ース、ラクトース、サリシノ、クエン酸。
コハク酸、 酢酸、L−アラニン、  L−7スパラギ
ン (b)  次の炭素化合物を唯一の炭素源としては利用
できない。
L−アラビノース、D−キシロース。
イノシトール、L−ラムノース、マンニトール。
D−ソルビトール、グリセリン、L−アルギニン。
L−リジン @ 菌体内色素の抽出 菌体内の黄色色素は1分析の結果、フーナジン(phe
nazine )系のものであった。
以上の菌学的性質を要約すると9本菌株は。
ダラム陰性の桿菌で、極便毛により運動し、胞子を作ら
ず培地てよっては菌体内て黄色のフーナジン系色素を沈
着し、絶対好気性であり、栄養要求性は特になし・。ポ
リβ−ハイドロキシブチレートを菌体内に蓄積し、オキ
シダーゼ、カタラーゼ陽性であるが硝酸塩の還元性と、
  L −アルギニンの分解性および脱窒反応は陰性で
ある。また種々の糖類、アミノ酸、有機酸などを唯一の
炭素源として利用できる。生育温度範囲は10〜33 
Cで、 pH6〜7.5で良(生育する。
このような性質を有する菌につ(・てパージーイのマニ
ュアルI Berge7s Manual of De
terminativeBacteriology、 
8 th ed、、 1975.、及びBergey’
s Manualof Systematic Bac
teriology、 vol 1.1984 ] K
より検索した結果1本菌株は、シー−トモナス(Pse
udomonas )属に属する菌種であると同定した
しかし既知菌種のうち本菌株と生質の一致するものは見
あたらな(・ため1本菌株を、シュードモナス(Pse
udomonas )属の新菌種と認め、シュードモナ
ス エスピー(Pseudnmonas sp、) Y
−09069に株と命名した。
なお2本菌株は、工業技術院微生物工業技術研究所て受
託番号微工研菌寄第8340号として寄託されている。
以上Y−09069K株について説明したが、微生物の
諸性質は一定したものではなく、自然的人工的に変化す
ることは周知のとおりである。本発明において用(・ら
れる菌株としてはシー−トモナス属に属し、7−ホルミ
ルアミノセファロスポリン化合物を産生ずる全ての菌株
が挙げられる。また本発明で使用する菌株には例えばX
線、γ線、紫外線等の照射、化学変異剤処理。
)7−ジ接触、形質転換、形質導入、接合による遺伝子
組換え、細胞融合てよる遺伝子組換え。
プラスミドVこよる遺伝子導入などの処理をすることに
よって7−ホルミルアミノセファロスポリン化合物の生
産能を高めた人工的変異株、あるいは自然発生した突然
変異株も包含される。
(製造方法) 本発明によれば、7−ホルミルアミツセフ7シーードモ
ナス属に属する7−ホルミルアミツセ770スポリ7化
合物生産菌を複素環チオール化合物(R3−R3)を添
加した培地に培養し。
培養物より該化合物を採取することにより行われる。
培養はその微生物が利用する栄養源を含有する培地を用
いて行なわれる。培地の合成、半合成又は天然の、固体
又は液体培地のいずれを用℃・てもよ(・が9通常天然
の栄養源を含んだ液体培地を使用するのが好ましい。培
地に添加する栄養源としては、炭素源としてはD−グル
コース、スターチ、グリセリンの他に種々のアミノ酸及
び有機酸が、窒素源としては肉エキス、ペプトン、グル
テンミール、カゼイン加水分解物。
綿実粕、大豆粉、落下生粉、魚粉、コーンスチープリカ
ー、乾燥酵母、酵母エキス、各種アミノ酸(例えばグル
タミン酸、アラニン、リジン等)、アンモニウム塩(例
えば硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム9等)や尿素
などの有機。
無機の窒素源が用(・られる。
また、培地には必要に応じナトリウム、カリウム、マグ
ネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄などの金属の硫酸塩、
硝酸塩、塩化物、炭酸塩。
リン酸塩などを添加することができる。
培養は好気的条件下に行なうのが良く、静置。
振盪9通気攪拌培養のいずれでも可能であるが。
振盪あるいは通気攪拌培養が有利である。培養温度はお
よそ18〜30 Cの範囲内が好ましく。
殊に約24〜28Cが有利である。また、培地のpHは
約5゜5〜8.5.殊に6〜8の中性付近に保持するの
が好適である。培養期間は培地の組成。
温度等の培養条件によって異なるが1通常約2日〜10
日程度がよい。
培養物より目的化合物を単離、精製、採取するには1通
常微生物工業の分野で用いられる手段を適用すればよい
。目的化合物は主に培養液中に蓄積されるので、遠心分
離又は濾過等シてより菌体を除去した後、除菌液より単
離・精製される。
単離・精製は適当な溶剤に対する溶解性及び溶解度の差
、溶液からの析出性及び析出速度の差1種々の吸着剤に
対する吸着親和性の差、2種の液相間における分配の差
などを利用する方法を適用して行なうのが好まし℃・。
これらの方法は必要に応じて単独に用いられ、あるいは
任意、順序て組合せ、また反覆して適用できる。
上記発酵製造法におし・て、培地に添加される複素環チ
オール化合物(H8−R3)としては、置換基を有して
いてもよい5または6員の複素環チオール化合物が用い
られる。さらに詳しく言えば、複素環チオールとしては
、たとえば酸素原子、硫黄原子、窒素原子から選択され
た複素原子1乃至・1個を含むものであり、また、置換
基としては、炭素数1乃至5個の低級アルキル基を挙げ
ることができる。これらの複素環チオール化合物に包含
される代表的なものとしては。
ピリジルチオール、テトラゾリルチール、チアジアゾリ
ルチオールおよびそれらの複素環チオールに低級アルキ
ル基が置換されたものであり。
具体的には、4−メルカプトピリジン、3−メチル−4
−メルカプトビリジ/、5−メルカプト−1−メチル−
IH−テトラゾール、 5−メルカプト−1,3,4−
チアジアゾール、5−メルカプト−2−メチル−1,3
,4−チアジアゾール等を挙げることができる。これら
の複素環チオール化合物は適宜塩の形態で用−・ること
もできる。塩としては、水溶性の高いものを選ぶことが
でき、また、当該複素環チオール化合物が微生物に対し
、毒性が強いときは水に難溶性の塩を選ぶこともできる
。さらに、複素環チオールは、R3−8Hのジスルフィ
ド誘導体(R3−3−8−R3)等、培養中に所望の複
素環チオール化合物に変化しうろ形態で使用することも
できる。
こうして得られた本発明の化合物(I+)(R’=であ
る。なお、これらの化合物は、7位のホルミルアミノ基
がα−立体配置を、他方の7位の酸アミド基がβ−立体
配置を有している。また。
これらの化合物は、遊離の酸の状態だけでなく。
塩(アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、有機アミン
塩等)やエステルとして採取できる。
■ 7−(5−アミノ−5−カルボキシバレラミド)−
7−ホルミルアミノ−3−(1−メチル−IH−テトラ
ゾール−5−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(pH0 添加複素環チオール化合物=5−メルカプト−1−メチ
ル−IH−テトラゾール ■ 7−(5−アミノ−5−カルボキシバレラミド)−
7−ホルミルアミノ−3−(ピリジノ−4−イル)チオ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ?HO 添加複素環チオール化合物=4−メルカプトピリジン ■ 7−(5−アミノ−5−カルボキシバレラミド)−
7−ホルミルアミノ−3−(5−メチル−1,3,4−
チアジアゾール−2−イル)チオメチル−3−セフェム
−4−カルボン酸HO OOH 添加複素環チオール化合物:2−メルカプト−5−メチ
ル−1,3,4−チアジアゾールつぎに1本発明の化合
物のうち R1がカルボキシ基である化合物(■2)は
、上で得られたR1がアミノカルボキシメチル基である
化合物(■1)に好気的条件下でトリゴノプシス属(T
rigonopsis ) IIC属するD−アミノ酸
酸化酵素生産菌の菌体またはその処理物を作用させるこ
とによって製造される。ここに使用されるトリゴノプシ
ス属に属するD−アミノ酸酸化酵素生産菌は、菌保存機
関知保存されているタイプカルチャーの中から選択する
こともできるし、自然界から分類することもできる。
また、化合物(I2)の生成活性を高めるため上記の菌
株から通常の手段で得られる変異株も本発明に有利に使
用され得る。
上記のD−アミノ酸酸化酵素活性を有する微生物として
はトリゴノプシス(Trigonopsisvaria
bilis )を挙げることができる。本菌は財団法人
醗酵研究所から菌株番号IFOO755゜IFOO67
1として入手することができる。また。
本菌の菌学的性状は、 S、Sentheshanmu
ganathan。
W、J、N1ckerson : J、 gen、 M
icrobiol、、 27.437−449 (19
62) K記載されている。
このようなり−アミノ酸酸化酵素活性を有する微生物を
用(・て目的物質(I2)を製造するためには通常、先
ずこれらの微生物を培養し。
得られる菌体またはその処理物を一般式(I)のR1が
アミノカルボキシメチル基である7−ホルミルアミノセ
ファロスポリン化合物(Il)に適当な条件下で作用さ
せるのがよし・。菌体を得るための培養方法としては1
通常好気的培養が望ましく、好適ては液体通気攪拌培養
により行なわれる。培地組成としては1通常微生物の培
地として使用される培地が使用される。
すなわち合成培地、半合成培地、あるいは天然培地が用
いられ、培地の組成はたとえば炭素源としては、グルコ
ース、シュークロース。
マンニトール、グリセリン、デキストリン。
でん粉、植物油などが窒素源としては、肉エキス、ペプ
トン、グルテンミール、綿実粕。
大豆粉、落花生粉、魚粉、コーンメチ−プリカー。乾燥
酵母、酵母エキス、硫酸アンモニウム、尿素、その他の
有機または無機の窒素源が用いられる。また金属塩とし
てNa 、 K1Mg 。
Ca、 Zn、 Feなどの硫酸塩、硝酸塩、塩化物。
炭酸塩、リン酸塩などが必要に応じて添加される。さら
に必要に応じて、メチオニン、システィン、シスチン、
オレイン酸メチル。
ラード油、シリコン油、界面活性剤などの生成促進物質
、または消泡剤が適宜使用される。
培地のpHは約4〜10.好ましくは5〜6の範囲に保
持すると好結果が得られる。
特に培地中にD−(またはDL−)アミノ酸2例えばD
−(またはDL−)メチオニン。
D−(またはDL−)アラニン、D−(またはDL−)
バリンなどを含有している場合には優れたD−アミノ酸
酸化酵素活性が得られる。培養温度は18 C〜37C
1好ましくは30C近辺がよく、培養時間は培養条件、
特に培養装置、培地組成、培養温度などにより異なるが
、D−アミノ酸酸化酵素活性が最大を示す時点に培養を
終了するよう決定するのがよく1通常2〜10日間が適
当である。
こうして得られた菌体またはその処理物が出発物質(I
1)のD−アミノ酸酸化反応に使用されるが、ここでい
う菌体の処理物とは、菌体に適当な処理を加えてD−ア
ミノ酸酸化酵素活性を高めろ目的物質(I2)の製造に
有利な膨圧したものを指し1例えば本発明におけるD−
アミノ酸酸化酵素活性は通常菌体内に存在するので、D
−アミノ酸酸化酵素生産菌の培養物から集菌され洗浄さ
れた菌体から物理的あるいは化学的手段を適用して得ら
れる無細胞抽出液または無細胞抽出液から公知の酵素分
離精製方法を適用して得られる部分精製あるいは、精製
されたD−アミノ酸酸化酵素または部分精製、あるいは
精製された後、物理的あるいは化学的手段によって水不
溶性高分子物質または無機担体に結合されたD−アミノ
酸酸化酵素活性または菌体を活性化処理して得られる活
性化菌体などを指す。
本発明においては、前記の可溶性酵素は調製および再使
用の点で実用性が限られているので、活性化菌体を使用
するような不溶性酵素を使用する方が回収および再使用
が可能な点で便利である。
前記の菌体の活性化処理は、菌体に崩壊を起こさせる程
ではな(・ある種の緩和な損傷を与えることによりもた
らされる。これらの活性化処理の例としては酸性pH例
えばpH約3〜4で10C以下で凍結させて2次号・で
融解させる方法、菌体を1種またはそれ以上の有機溶媒
1例えばアセトン、n−ブタノール、2−フェニルエタ
ノール、ジメチルエーテル。
シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンナトト共π水相中
で処理する方法、0.1〜10%の界面活性剤、例えば
セチルトIJメチルアンモニウム、セチルピリジニウム
、セチルジメチルベンジルアンモニウムハイドライドな
どのカチオノ界面活性剤、ドデシールサルフ一一ト、ア
ルキルアリールスルフォノ酸アルカリ金属塩。
ナトリウムデオキシコレートなどのアニオン界面活性剤
、ソルビタンモノラウレート、トライトンx −ioo
なとの非イオン性界面活性剤の水溶液で処理する方法、
水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムの希薄溶液で処
理する方法、高浸透圧溶液9例えば2M庶糖溶液中に懸
濁させ2次いで急速て水で希釈する方法などが挙げられ
る。これらの活性化処理は。
温度、処理時間、pH5試薬濃度など種々の要素により
左右されるので活性化の至適条件を適宜確かめることが
必要である。
また菌体中に通常共存するカタラーゼの作用を阻止しな
い時は目的物質(I2)への酸化的脱カルボキシ化が不
完全となり 一般式 で表わされる7−(5−カルボキシ−5−オキソバレラ
ミド)−7−ホルミルアミノセファロスポリン誘導体を
共生する。従って選択的に目的物質(I2)を得るため
には、カタラーゼ作用を阻止することが望ましい。適当
なカタラーゼ阻止剤はアスコルビン酸、3−アミノ−1
,2,4−トIJアゾール、アルカリ金属アジドである
。特にナトリウムアジドが好ましい。
この阻止剤は出発物質(I、 ’)の目的物質(I2)
への変換過程中に反応混合物中に存在させてもよいし、
あるいは前記の変換にこれらを使用する前に菌体を前処
理してもよい。ナ) IJウウアジドの使用量は1〜1
00mMの程度で行なわれる。あるいはまた前記の菌体
中のカタラーゼはその菌体な前記の変換工程に使用する
前に熱処理により失活させることができる。
すなわち前記の菌体を40C〜60Cで、好ましくは約
500で少なくとも3時間処理すると。
それらのカタラーゼ活性は顕著に減少するが。
一方り−アミノ酸オキシダーゼ活性はそのまま残存する
。この熱処理は簡単な水性又は緩衝懸濁液中でその菌体
に対して行うこともできるが菌体なその処理を行うと同
時に「活性化」試薬処理を受けるような処理に付するの
が特に便利である。例えば溶媒トルエンを使って活性化
処理を50tl’で4時間行いカタラーゼ作用の阻止と
前記の菌体の活性化を同時に達成することができる。
前記の活性化菌体の酵素系と出発物質(II ’)との
反応は通常6〜8のpHで行なわれる。
反応温度としては30tr〜40Cで行なうことが望ま
しい。反応時間は主として酵素力価により左右されるが
通常1〜5時間である。
上記の酵素反応は好気的条件下で行なわれるので1通常
空気または酸素の通気化で行なうのが好ましい。
前述したように出発物質CI+ )はその両性的な構造
のために醗酵プロスから抽出することが困難であるが1
本発明方法によれば出発物質(I1)の醗酵プロス中で
菌体を除去した後適当な条件下で酵素反応を行なうこと
ができ。
生成した目的物質(I2)を溶媒抽出またはイオン交換
樹脂の吸着により回収することが容易にできる。反応液
から1例えばpH2,5またはそれ以下に酸性とし、適
当な有機溶媒9例えば酢酸エチル、n−ブタノールなど
で抽出することができるまたイオン交換樹脂と溶媒抽出
の組合せを使用すると好結果が得られる。
適当ナイオン交換樹脂は液体アミンアニオン交換樹脂で
ある。好ましい溶媒は酢酸エチル酢酸ブチル、n−ブタ
ノールなどである。また固体のイオン交換樹脂を使用し
て分離することもできる。その場合の適当な溶媒として
予備的な実験で容易に決めることができる。
更に精製して純粋な物質を得るためには。
抗生物質の精製て通常使用される方法が用いられる。
目的物質(I2)は遊離の酸ばかりでなく通常のアルカ
リ金属塩、アルカリ土類金属塩、有機アミ/塩等として
採取することができる。
本製法で得られた化合物(I2)の代表的なものはつぎ
の通りである。
■ 7−(4−カルボキシブチルアミド)−7−ホルミ
ルアミノ−3−(1−メチル−IH−テトラゾール−5
−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ?HO ■ 7〜(4−カルボキシブチルアミド)−7−ホルミ
ルアミノ−3−(ピリジン−4−イル)チオメチル−3
−セフェム−4−カルボン酸 HO (発明の効果) 本発明の目的化合物はダラム陰性菌および変形彩画など
に対し抗菌活性を示す。また、各種β−ラクタマーゼに
対して極めて安定である特徴を有する。つぎに2代表的
な目的化合物の抗菌活活性を示す。
抗菌活性の測定法:実施例1で得られた化合物に水を加
え溶液を作る。8mm径の抗菌活性測定用の薄手のペー
パーディスク(東洋製作新製)てこの液をしみ込ませ、
余分な液を除いた後。
乾燥し各種検定歯にてペーパーディスク・アッセイを行
なった。細菌は37Cで16時間経過後の阻止円径(m
m )を測定した。なお、培地組成はポリペプトン1.
0%、酵母エキスn%、寒天(Difco社製)1.2
%、pH7,0である。
結果: (実施例) つぎに、実施例てより本発明の化合物およびその製造法
をさらに説明する。
実施例 1゜ (7HO ポテトスターチ3.0%、大豆粉1.5%、 ロースト
ジャム0.2%、大豆油0.25%、塩化ナトリウム0
.25%を含む培地(pH7,0)を作製し、これを5
00 ml三角フラスコに各60 mlずつ分注し、1
201:’で20分間滅菌した。この培地に肉汁寒天培
地上に生育させたシー−トモナス・エスピ−Y−090
69K株の菌体なかき取って接種し、28Cで48時間
振盪培養を行ない種培養液とした。つぎに上記の培地に
5−メルカプト−1−メチル−IH−テトラゾール(ナ
トリウム塩)0.1%を加えた培地15tを。
20L容のステンレス製醗酵槽に入れ、これに種培養液
を3.0%の割合で植菌した。通気量151/分。
攪拌220回転7/分、温度28Cで72時間培養を続
けるとプロテウス・エスピーSS −12株に対する抗
菌活性は最大となる。このようにして得られた培溶液(
(1規定の塩酸を加えpH5,0に調整後、遠心f+離
を行なし・菌体を除(と上清12tが得られた。
上清をpH4,5に調整後、活性炭(1t)を充填した
カラムを通過させた。水(2t)でカラムを洗浄後。
抗菌活性物質を50%アセトン水(5t)で溶出した。
溶出液を減圧下40Cで2tまで濃縮後、濃縮液をpH
4,5に調整し、ダウエックスI X 2 (C1−型
100 ml ) (ザ・ダウ・ケミカル社製)のカラ
ムを通過させた。水(300ml )でカラムを洗浄後
、抗菌活性物質を5%塩化す) IJウム水(300m
l )で溶出した。溶出液をpH4,5K調整後、活性
炭(50mt )と充填したカラムを通過させた。水(
100mA)でカラムを洗浄後、抗菌活性物質を50%
アセト/水(200ml )で溶出した。溶出液を減圧
下40Cで100 mlまで濃縮後、濃縮液をpH4,
5に調整し。
DEAE−セフアゾ、クスA−25(リン酸型、35m
1)(ファルマシア・ファイン・ケミカル社、IJ)ヲ
充填したカラムを通過させた。水(70ml)でカラム
を洗浄後、0.005Mリン酸緩衝液(pH7,0,3
00ml )と0.08 Mリン酸緩衝液(pH7,0
,300ml )による直線濃度勾配法により抗菌活性
物質な溶出分画した。
有効区分(50ml )を集めてpi(4,5K調整後
、活性炭(20ml )を充填し1こカラムを通過させ
た。 水(40ml )で洗浄後、抗菌活性物質を50
%アセトン水(80ml )で溶出した。溶出液をpH
7,0’tて調整後、減圧下40Cで10m1まで濃縮
し、凍結乾燥すると淡黄色粉末(1201T1g )が
得られた。淡黄色粉末(120唄)をZorbax B
P−NH2(10/l X 250 mm。
デュポン社製)を担体とする分取用高速液体クロマトグ
ラフィーに付し、0.02Mリン酸緩衝i (pH6,
5)で溶出分画した。
各分画をZorbax BP−NH2(4,395X 
300 mm、デュポン社製)を用(・た高速液体クロ
マトグラフィーで0.02Mリノ酸緩衝Q、 (pH6
,5) 、流速1 ml1分、検出260 nmの条件
にて分析に付し、84分に単一ピークを示し、かつプロ
テウス・エスピー SS −12株に抗菌活性を示す部
分を集めた。有効区分(5mt)をpH4,5に調整後
、活性炭(2ml)を充填したカラムを通過させた。水
(10mt)で洗浄後、50%アセトン水(10ml)
で溶出した。溶出液をpH7,0に調整後、減圧下40
Uで2 mlまで濃縮後、凍結乾燥して7−(5−アミ
ノ−5−カルボキシバレラミド)−7−ホルミルアミノ
−3−(1−メチル−テトラゾール−5−イル)チオメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸の白色粉末(5m
g)を得た。
この化合物は以下の理化学的性状を示す。
1)紫外線吸収スペクトル: 0.02モルリン酸緩衝
液(pH6,5)中での紫外線吸収スペクトルを第1図
に示す。
2)赤外線吸収スペクトル:臭化カリウム錠剤法による
測定において3400〜3200 、1770−178
0 。
1670〜1600.1510.1400 cm−+に
主な吸収を示す。
3)核磁気共鳴スペクトル二重水中での400Mf(z
の核磁気共鳴スペクトルにおいてδ値(ppm ):4
.07 (3H,−重線) 、  5.32 (IH,
−重線)8.16 (I H,−重線)K主な特徴的シ
グナルを示す。
4)マススペクトル: FAR−MS において515
(M+H)および537 (M+H+Na )が観測さ
れろ。
5)物質の区分:両性物質 6)外観:白色粉末 7)6規定塩酸で加水分解するとα−アミノアジピン酸
を与えろ。
8)  溶解性:水、含水アセトン、含水アルコールに
易溶 9)ペーパークロマトグラフィー: 東洋2紙A314A(東洋F紙社製) 溶媒系 66%アセトニトリル水 Rf =  0.26 10)高速液体クロマトグラフィー: 担体 Zorbax BP −NH2(デュポン社製)
4.3 $ X 300 mm 移動相o、o2rwv−リン酸1すl・リウム水溶液1
規定水酸化ナトリウムにてpH6,5に調整 流速  1 ml1分 検出  260 nm 保持時間 8.4分 実施例2゜ 9HO 実施例1において、5−メルカプト−1−メチル−IH
−テトラゾール(ナトリウム塩)の代りに4−メルカプ
トピリジンを培地に加えて実施例1と同様に処理し、 
 Zorbax BP−NHtを担体とする分取用高速
液体クロマトグラフィーに付する前の淡黄色粉末150
rr@を得た。
この淡黄色粉末を実施例1と同様の条件でZ orba
xB P −NH2を担体とする分取用高速液体クロマ
トグラフィーに付して11,2分に単一ピークを示し、
かつ。
プロテウスエスピー5S−12株に抗菌活性を示す部分
から有効区分10m1を集め、以下実施例1と同様に処
理して7−(5−アミノ−5−カルボキシバレラミド)
−7−ホルミルアミノ−3−(ピリジ7−4−イル)チ
オメチル−3−セフェム−4−カルボン酸の白色粉末1
0mgを得た。
この化合物は以下の理化学的性状を示す。
1)紫外線吸収スペクトル: 0.02M IJン酸緩
衝液中での紫外線吸収スペクトルを第2図に示す。
2)赤外線吸収スペクトル:臭化カリウム錠剤法による
測定において3400〜3200.1770〜1780
.1670〜1600cm−’に主な吸収を示す。
3)核磁気共鳴スペクトル:重水中での400MHzの
核磁気共鳴スペクトルにおけるδ値(ppm)5.25
(LH,−重線)t  7.44(2H,二重線、 J
=4.88Hz)。
8.15(LH,−重線)、8.36(2H,ブロード
)に主な特徴的シグナルを示す。
4)マススペクトル: FAB−MSにおいて510(
M+H)および532 (M+H+Na )が観測され
る。
5)物質の区分:両性物質 6)外 観  :白色粉末 7)6規定塩酸で加水分解すると α−アミノアジピン
酸を与える。
8)溶解性 :水、含水アセトン、含水アルコールに易
溶 9)ペーパークロマトグラフィー:東洋P紙遅514 
A(東洋r紙社製)、溶媒系n−ブタノール:酢酸:水
(4:1:2)でRf=0.14 10)高速液体クロマトグラフィー:担体Z orba
x B P −NHt(デュポン社製)4.3ダX30
0mm移動層 0.02M−リン酸1ナトリウム水溶液
、1規定水酸化ナトリウムにてpH6,5に調整流速1
mtZ分 検出260nm 保持時間 11.2分 実施例3゜ ?HO 実施例2で得られた7−(5−アミノ−5−カルボキシ
バレラミド)−7−ホルミルアミノ−3−(ピリジン−
4−イル)チオメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
を希釈してプロテウス エスピー 5S−12株に対し
8 mm径のペーパーディスク法により20mmの阻、
止円径を示すような溶液を作り、  pH7,5に調整
する。この溶液300μ乙に対し。
1%過酸化水素水を12μ4.1%アジ化ナトリウム水
溶液12μLおよびトリゴノプシスパリアビリス(IF
O0755,IFo 0671.特公昭56−3231
6号公報参照)由来のD−アミノ酸オキシダーゼを40
.000単位/ +a7になるように0.02モルリン
酸緩衝液pH7゜0で希釈した溶液を18μtをそれぞ
れ加える。
このようにして調製した溶液を37℃で1時間反応を行
ウド、 7−(4−カルボキシブチラミド)−7−ホル
ミルアミノ−3−(ピリジン−4−イル)チオメチル−
3−セフェム−4−カルボン酸が得られる。
この化合物は2次の理化学的性状を示す。
1)高速液体クロマトグラフィー: 担体Zorbax BP−NH24,30X300mm
移動層 0.02M−NaHt po4pH6,5流速
1mt/分 検出260nm 保持時間 19.2分
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で得られた目的化合物の紫外線吸収
スペクトルを示す。 第2図は、実施例2で得られた目的化合物の紫外線吸収
スペクトルを示す。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1はカルボキシ基またはアミノカルボキシ
    メチル基(▲数式、化学式、表等があります▼)、 R^2は水素原子またはカルボキシ基の 保護基、 R^3は置換基を有していてもよい5ま たは6員複素環基 を意味する。) で示される7−ホルミルアミノセファロスポリン化合物
    。 2、R^3が酸素原子、硫黄原子、窒素原子から選択さ
    れた複素原子1乃至4個を含む5ま たは6員複素環基である特許請求の範囲第 1項記載の7−ホルミルアミノセファロス ポリン化合物。 3、R^3が低級アルキル基で置換されていてもよいピ
    リジル基、テトラゾリル基またはチ アジアゾリル基である特許請求の範囲第1 項記載の7−ホルミルアミノセファロスポ リン化合物。 4、7−ホルミルアミノセファロスポリン化合物を産生
    するシュードモナス属(Pseudo−monas)に
    属する菌を、一般式HS−R^3(式中R^3は、置換
    基を有していてもよい5乃至6員複素環基を意味する。 ) で表わされる複素環チオール化合物を添加した培地で培
    養して、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I _1) (式中、R^2は水素原子またはカルボキシ基の保護基
    、 R^3は前記と同じ意味を表わす。) で表わされる7−(5−アミノ−5−カルボキシバレラ
    ミド)−7−ホルミルアミノセファロスポリン化合物を
    培地に蓄積させ、ついでこの化合物を採取することを特
    徴とする上記一般式( I _1)で表わされる7−ホル
    ミルアミノセファロスポリン化合物の製造法。 5、7−ホルミルアミノセファロスポリン化合物を産生
    する菌がシュードモナス エスピー(Pseudomo
    nas sp.)Y−09069に株(微工研菌寄第8
    340号)である特許請求の範囲第4項記載の製造法。 6、7−ホルミルアミノセファロスポリン化合物を産生
    するシュードモナス属(Pseudo−monas)に
    属する菌を一般式HS−R^3(式中、R^3は置換基
    を有していてもよい5または6員複素環基を意味する。 ) で表わされる複素環チオ−ル化合物を添加した培地で培
    養して、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I _1) (式中、R^2は水素原子またはカルボキシ基の保護基
    を、R^3は上記と同じ意味を表わす。)で表わされる
    7−(5−アミノ−5−カルボキシバレラミド)−7−
    ホルミルアミノセファロスポリン化合物を産生させ、つ
    いでこの化合物に好気的条件下でトリゴノプシス属 (Trigonopsis)に属するD−アミノ酸酸化
    酵素生産菌の菌体またはその処理物を作用させることを
    特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I _2) (式中、R^2およびR^3は前記と同じ意味を表わす
    。) で表わされる7−(4−カルボキシブチルアミド)−7
    −ホルミルアミノセファロスポリン化合物の製造法。
JP60170408A 1985-08-01 1985-08-01 7−ホルミルアミノセフアロスポリン化合物およびその製造法 Pending JPS6230789A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60170408A JPS6230789A (ja) 1985-08-01 1985-08-01 7−ホルミルアミノセフアロスポリン化合物およびその製造法
US06/890,906 US4764606A (en) 1985-08-01 1986-07-28 7-formylaminocephalosporin compounds
EP86305951A EP0212893A3 (en) 1985-08-01 1986-08-01 7-formylaminocephalosporin compounds and microorganism and process for their production

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60170408A JPS6230789A (ja) 1985-08-01 1985-08-01 7−ホルミルアミノセフアロスポリン化合物およびその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6230789A true JPS6230789A (ja) 1987-02-09

Family

ID=15904367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60170408A Pending JPS6230789A (ja) 1985-08-01 1985-08-01 7−ホルミルアミノセフアロスポリン化合物およびその製造法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4764606A (ja)
EP (1) EP0212893A3 (ja)
JP (1) JPS6230789A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5137815A (en) * 1986-09-23 1992-08-11 Genencor International Production of microorganisms having ice nucleating activity
KR100246820B1 (ko) * 1997-12-30 2000-03-15 정수련 신균주 트리고높시스 배리아빌리스에 의한 에리쓰리톨의 제조방법
US20130065874A1 (en) 2011-09-09 2013-03-14 Cubist Pharmaceuticals, Inc. Methods for treating intrapulmonary infections
US8809314B1 (en) 2012-09-07 2014-08-19 Cubist Pharmacueticals, Inc. Cephalosporin compound
US8476425B1 (en) 2012-09-27 2013-07-02 Cubist Pharmaceuticals, Inc. Tazobactam arginine compositions
US20140274997A1 (en) 2013-03-15 2014-09-18 Cubist Pharmaceuticals, Inc. Cephalosporin pharmaceutical compositions
CA2906151A1 (en) 2013-03-15 2014-09-18 Merck Sharp & Dohme Corp. Ceftolozane antibiotic compositions
US9872906B2 (en) 2013-03-15 2018-01-23 Merck Sharp & Dohme Corp. Ceftolozane antibiotic compositions
WO2015035376A2 (en) 2013-09-09 2015-03-12 Calixa Therapeutics, Inc. Treating infections with ceftolozane/tazobactam in subjects having impaired renal function
US8906898B1 (en) 2013-09-27 2014-12-09 Calixa Therapeutics, Inc. Solid forms of ceftolozane

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1093997A (en) * 1975-12-25 1981-01-20 Shunichi Watanabe Process of producing 7-methoxy cephalosporins
US4242449A (en) * 1978-02-21 1980-12-30 Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. 7-Methoxy cephalosporins and process of producing them
GB2107307B (en) * 1981-07-25 1986-02-26 Beecham Group Plc B-lactum antibacterial agents
EP0137365A3 (en) * 1983-09-06 1986-01-15 Takeda Chemical Industries, Ltd. Cephalosporins and their production
EP0150378B1 (en) * 1984-01-23 1990-03-28 Takeda Chemical Industries, Ltd. Cephem compounds and their production

Also Published As

Publication number Publication date
EP0212893A2 (en) 1987-03-04
EP0212893A3 (en) 1988-09-21
US4764606A (en) 1988-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3484208B2 (ja) 新規フィターゼ及びその製造法
US4774179A (en) Process for preparing a 7-aminocephalosporanic acid compound
JPS6230789A (ja) 7−ホルミルアミノセフアロスポリン化合物およびその製造法
US3749641A (en) Production of 7-amino-3-methylcephem compounds
US4225586A (en) Antibiotic SB-72310
JP3195058B2 (ja) 7−アミノ−セファロスポラン酸の酵素的製造法
JPH022589B2 (ja)
US4723004A (en) Cephem compounds
JP3653766B2 (ja) εーポリーLーリジンの製造法
US4656262A (en) 7-methoxy cephalosporin derivative
US4259326A (en) 7α-Methoxycephalosporin derivatives
US4242449A (en) 7-Methoxy cephalosporins and process of producing them
KR800001396B1 (ko) 7-메톡시 세파로스포린의 제조방법
SU799668A3 (ru) Способ получени 7-метоксицефалоспори-HOB или иХ СОлЕй
KR830002207B1 (ko) 7α-메톡시세팔로스포린 유도체의 제조방법
JPS6228678B2 (ja)
JPS6057833B2 (ja) L−トリプトフアンの製造方法
JP3272416B2 (ja) 新規サイクロデキストリン・グルカノトランスフェラーゼ、その製造法及び該酵素を用いるサイクロデキストリンの製造法
EP0216636A3 (en) Process for producing oganomycin e
JP3917723B2 (ja) ラクトン加水分解酵素およびその製造法
JPS62107798A (ja) セフアロスポリン誘導体の製造法
JPH08284A (ja) セファロスポラン酸誘導体の製造法
JPS6172789A (ja) 7−ホルミルアミノ−セフエム化合物およびその製造法
CA2095166A1 (en) Microbiological process for the production of malonyl-7-aminocephalosporanic acid derivatives
JPS581918B2 (ja) 3− フクソカンチオメチルセフアロスポリンノセイホウ