JPS5819023B2 - ガラス製の容器または凹んだ物体を凍らせまたは曇らせる装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特にガラス製の容器または凹んだ物体を凍ら
せまたは曇らせる装置を目的とし、冷凍および冷却の技
術分野に関するものである。

本発明により、特にガラス製の容器または凹んだ物体の
外側に、氷、氷結または水蒸気の形成を得ようとするも
のである。

このために、びんまたは貯蔵容器の内部に、圧縮により
液体相に保持されたガスを膨張および蒸発せしめる原理
を利用するのである。

本発明の第１特徴に基き、装置は、内部に圧力下におい
て液体相のガスを収容したびんまたは貯蔵容器を具備し
、該ガスは、プランジャー管により、または該びんを裏
返すことにより、または弁を有し、液体が、該びんの満
たされていない部分に形成されたガスにより、びんの底
部１００係液体相として保持されるような他の任意手段
により、排出されるのである。

止めコックの作動後に、液体相のガスは、時限装置、熱
交換器および減圧弁の働きを同時に行なう毛細管のよう
なディフューザーにより膨張され、これにより、板上に
置かれた容器または凹状物体の内壁により作られる膨張
囲い内に、理想ガス・液体の最終状態における噴射が行
なわれ、かくて該囲い内部の冷却が惹起され、その外壁
上の空気内には連続的な蒸気の定着により氷結が形成さ
れる。

本発明の変形実施例の特徴に基づき、直角定規状の有形
支持体が、面板の下に直接にねじジヤツキにより取付け
られているけれども、該支持体の垂直なボスは、その通
孔により可動テーブルの支柱の自由滑動を許し、該可動
テーブルは巻きばねにより、その高い位置に戻されて氷
結されるべき容器を直接に受留め、該支持体と一体であ
る弁が、調整可能な関着レバーを介して、ディフューザ
ー装置内へのガスの直接排出を許し、該デイフユーザー
装置の上端部は、該支持体を横断して直接に、継手を設
けた該可動テーブルの軸部分に接続され、これにより液
体・ガス相のガスの直接拡散が容器の内部に対し行なわ
れる。

この変形例の他の特徴に基づき、ピストンを有する配給
弁が設けられ、該ピストンは、その先端に、ディフュー
ザー装置に連通ずる円形孔に対向して作用する止め環を
具備し、弾性座金を介してその閉鎖位置に自動的に戻さ
れる。

また、変形例の他の特徴に基づき、該配給弁は、ガスの
供給びんに直接に連通ずるか、または任意の安全装置等
に接続される導管に、連通される。

さらにまた、他の特徴に基づき、直角定規状支持体およ
び装置の全体を包囲する底部に樋を有する箱が設けられ
、該箱はその縁端により面板の下部分上に固定される。

次に本発明が、何等限定的意味を持たずに示されたその
実施態様の図面を参照して、詳細に説明される。

装置は、液体相２のガスを包含するびん１により構成さ
れ、炭酸ガス（ＣＯ２）の場合には１５℃における圧力
５０バールである。

この液体相のガス２は、プランジャー管３により、ま−
たは該びんを裏返すことにより、または該びんに取付け
られた弁の所までこの同一状態でガス２を向かわせ得る
任意の装置により、びん１から排出させる。

かくて、液体２は、該びんの満たされていない部分に形
成されたガス２１により、びんの底部に保持されること
に留意すべきである。

ガスは、止めコック４の出口から、時限装置、熱交換器
および減圧弁の働きを同時に行なうディフューザー装置
５内へ導出され、これにより、ガスはその液体相から最
終の理想状態において、容器Ｒの内壁により形成される
膨張囲いＲ１内に導入されて該囲い内部の冷却が惹起さ
れ、その外壁上に氷結Ｇが形成される。

この容器Ｒは、テーブル６上に置かれるのが便利であり
、その内部にディフューザー５が開口している。

時限装置、再加熱器および減圧弁の働きを行なう該ディ
フューザー５は、第５図示の如く、容器Ｒの寸法、形状
および性質に応じて、特に妥当である寸法の１つまたは
数個の螺管７を形成する１つまたは数個の毛細管７１で
構成される。

勿論、用途および使用ガスに応じて、毛細管は先端にデ
ィフューザーを有する単一導管で構成される。

第１，２および３図に示された実施例においては、箱８
は、びん１の上部分を取巻いて定着された支持体９上に
固定されている。

第３図示の如く、支持体９は、直接に、またははめ込む
ように、びん１の上部分を取巻く半円形継ぎ輪１０を形
成して、締め環１１と協働することができる。

支持体９と締め環１１との連結は、ボルト１２または類
似手段で行なわれる。

円筒状箱８は、びん１に対向するその高さの所に開口８
１を有し、該開口８１の下方の該箱の底部に切込み８２
が設けられている。

びん１の止めコック４により遮ぎられる弁体部１３が該
開口８１から箱８の内部に取入れられる。

弁体部１３の内部に、弁１４１を有するピストン１４が
垂直に取付けられており、該弁体部１３の開閉が操作レ
バー１５の作動により制御される。

弁体部１３内に形成された室１３１内にガスが蓄積され
、これにより弁１４１が、特にテフロン製のその弁座１
６に対し、戻しばね１７の協働により押圧保持されるこ
とに留意すべきである。

さらに、ピストンの捧１４２が、弁体部の行き止まりの
孔１３２内に遊びＪを以て収容されており、これにより
、弁１４１のその弁座１６に対する自動心合わせが行な
われる。

気密性は、ピストンの上部に取付けられ且つ弁体部１３
上にねじ止めされたクランプを形成する帽状部材１９に
より、その支持部に固く保持されたパツキン１８により
確保される。

弁体部１３は、蓄積室Ｃを介して毛細管７１に連結され
、これにより極めて柔軟な働きが行なわれるように、ガ
スが毛細管７１内を通過する前に蓄積されるのである。

箱８の上方の内部に、氷結されるべき容器Ｒまたは凹状
物体を受けるためのテーブル６が、自動的に原位置に戻
るように圧縮ばね２０を介して垂直に移動自由に支持さ
れている。

はね２０は、箱８の内部に定着された段付き鍔２１上に
支承されている。

この鍔２１は、はね２０の着座の働きを〉してテーブル
６の垂直移動を制限し、テーブル６は任意適当な手段に
よりその上部支承が行なわれる。

このテーブル６には、軸線的に直接にまたははめ込みに
より、垂直な棒６１が設けられて、弁体部１３の制御レ
バー１５の腕１５１と協働する。

図示の如く、軸方向の棒６１は、テーブル６の中心に対
して、高所において腕６２を介して、ずれており、これ
により、該テーブルの中心において開口する毛細管７１
の自由端部７２の通過を許すための自由空間６３が得ら
れることに留意すべきである。

多少なりとも完全である気密パツキン２２がテーブル６
の上に取付けられており、ガスが常時通過するために中
心通孔２２１が設けられている。

上述の如き装置において、びん１の止めコック４を開い
た後に、凍らせ、または氷結させ、または曇らせるため
の容器または凹状物体Ｒが、テーブル６上に逆に置かれ
ることが理解されるであろう。

容器Ｒ上に与えられる手動力（第２図における矢印Ｆ）
により、テーブル６の下方への垂直移動が、該テーブル
がその戻しばね２０の着座上に衝接されるまで惹起され
る。

従って、テーブル６の下降により、その棒６１を介して
操作レバー１５が作動され、これによりピストン１４の
弁１４１が、その弁座１６から外れて、弁の解放制御が
行。

なわれ、圧力下のガス２の成る量が螺管７により容器Ｒ
の膨張囲いＲ１内に排出される。

やがて、液体相のガスの噴出が行なわれる間に、容器Ｒ
を保持する力は急速にゆるめられる。

かくて容器ＲはＣＯ２ガス２の膨張により冷却されて、
空気中 。

に含有された水蒸気は容器の外壁上に氷結Ｇされる。

凝縮水の排出は、箱８の底部に形成された切込み８２と
協働するように、該箱の支持体９内に設けられた開口９
１により行なわれる（第３図参照）。

・テーブル６の下降運動は、その戻しばね２０を圧縮す
るけれども、同様に、余り重要ではないが、該テーブル
６と一体である螺管７をも圧縮することに留意すべきで
ある。

該螺管７は使用されるガスと両立し得る任意の物質によ
り作られる。

本発明の要旨範囲を逸脱することなく、テーブル６のタ
イミングのとれた昇降装置を設けることができる。

第４図示の如く、螺管２３は、直接にプランジャー管２
４に連結され、弁は省略され、装置の制・御は単にびん
２６の止めコック２５により行なわれるような装置も考
えられる。

第６，７，８，９，１０および１１図に示された変形実
施例においては、装置は、その上部に平板を有する直角
定規状の支持体２７により本質的に構成され、該支持体
はその厚さ内に対称的に配置されたねじ孔２７２を具備
し、該ねじ孔内にはジヤツキを形成する肩付きスリーブ
２８が螺合され、該スリーブ内には、装置を取付けるた
めの面板Ｐの厚さを横断するボルト２９がねじ込まれて
いる。

この手段により、面板Ｐの厚さの如何に拘らず、該面板
の上面に対し一定の高さの所に該支持体１２７を取付け
ることができる。

支持体２７の平板のボス２７３には、垂直に且つ軸方向
に配置されて通孔された鍔３０が形成され、その内部を
可動テーブル３１の軸の円筒状尾部３１１力椙由に滑動
し、該尾部の円形状上部は面板Ｐの厚さ内に形成された
開口Ｐ１から上方に現われている。

ボルト２９の頭部を隠す縁部３２は、また該面板Ｐ上に
定着されて、可動テーブル３１の上部を取り囲んで、高
い所でこれを保護している。

； 可動テーブル３１の尾部３１１の下端には、ねじ孔
が設けられて、弁の制御レバーの端部との衝接協働によ
る縦方向の位置調整を行なうために、ねじ棒３３が螺合
されている。

このねじ棒３３は、調整後に、ナツト３４により締付は
停止され、尾・部３１の先端に支承されている座金３５
は、ボス２７３の先端に対し、周縁によりはみ出して、
可動テーブル３１の上昇行程をその高さにおいて制限す
る。

尾部３１１を取巻く巻きばね３６は、該尾部の；肩部と
ボス２７３の上端部との間に挿入されて、可動テーブル
３１を絶えず上方に呼び戻している。

直角定規状支持体２７の補強された垂直上により、配給
弁の平行六面体部３７の支承および位置決めが、ねじ３
８の定着により確保されている。

この配給弁の体部３７には垂直通孔３７１が設けられて
おり、該通孔内を円筒状ピストン３９が、該通孔内の上
部に設けられた円形溝内に嵌合された気密パツキン４０
と協働して、すべり移動する。

ピストン３９の下端には、プラスチック物質の周□縁弁
４１が、バニシ仕上げにより取付けられた鍔４２を介し
て円形状に保持されている。

この弁４１は、ピストン３９０周辺に通孔３７１の下端
において形成された環状室３７２に、表面的に対向して
おり、該室３７２は、コツプまたは容器の内部に最終状
態の液体・ガスの噴射を行なうための６７１０ｇｊ１程
度の小直径の開口を有する毛細管４４より成るディフュ
ーザー装置の端部にねじ付き取付具４３により定着され
た側面開口３７３に、連通されている。

このために、この毛細管４４は、その底部において、巻
かれるかまたは巻かれずに、少なくとも１つの大直径の
１巻き４４１を形成し、それから定規状支持体２７の細
長い孔２７５を自由に通過して垂直管４４２に接続され
ている。

この管４４２は、斜め管４４３により延長されて、可動
テーブル３１の連続する２つの開口を通過して、その先
端は垂直な軸を形成して該テーブル３１の上部に定着さ
れている。

かくて、毛細管４４の先端が通過する割れ目のある鍔４
５は、ナツト４６を介してその位置決め締付け、並びに
複数扇形の形態を有する溝のある柔軟物質のテーブル継
手４７の保持を確保する。

周縁弁４１の下に、弁の体部３７は、その底部において
栓４８により塞がれた円筒状室３７４を形成しており、
該室３７４には、液体状態のガスの到来管４９を接続す
るために、それぞれねじを有する２つの対向する開口３
７５が横から通じている。

この管４９は、任意の安全装置および任意適当な場所に
置かれたガスの供給びんに到達する接続装置に連結され
る。

勿論１方の側の開口３７５が利用され、反対側の開口は
栓５０により塞がれる。

ピストン３９の飛出している上部には座金５１が設けら
れ、多数の弾性座金より成る“Ｂｅ１ｌｅ−ｖｉｌｌｅ
”型の弾性装置５２が、該座金５１と弁の体部３７の上
端面との間に挿入されて、環状室３７２を閉塞する位置
に弁４１を絶えず呼び戻すように、考慮されている（第
６および７図参照）。

弁の体部３７はその上部にヨークを形成しており、それ
らの鍔により制御レバー５４の関着横軸５３が支承され
、該制御レバーの反対端部は、可動テーブル３１の尾部
３１１と一体であるねじ棒３３に対向する位置に置かれ
る。

該レバー５４の厚さ内にねじ込まれた制御棒５５は、ピ
ストン３９の上端部と衝接協働する。

この装置において、凍らせまたは曇らせるべき容器Ｒま
たは凹んだ物体は、テーブルの継手４７の上に逆さに置
かれ、これに対し手による下向きの力が与えられて、可
動テーブル３１の下方への移動が惹起さ札これにより、
一方において毛細管４４の巻き４４１の変形が生じ、他
方においてねじ棒３３の制御レバー５４の端部上への抑
圧が生じ該レバーが下方にピボット回転されることが判
るであろう。

かくて、棒５５がピストン３９上に働き、弁４１は体部
３Ｔの環状室３７２から外れて、管４９から直接に毛細
管４４に行く液体状態のガスの自□由通過が行なわれる
。

この毛細管４４は、容積を形成する何等の貯蔵室の介入
も必要とせずに、テーブルの継手４７上に逆さに置かれ
たコツプのような容器Ｒの内部に形成された囲い内にお
ける液体状態の液体・ガス噴射の最終状態への急速な変
化を生せしめる。

この際、毛細管４４の出口において得られる液体・ガス
の混合物は、容器の性質、その容積、そのもろさ、並び
に局部的な外気温度および該容器の温度を考慮すれば、
極めて可変的であることに［留意しなければならない。

このために、毛細管４４は、場合に応じて、全体が蛇管
状に巻かれるか、部分的に巻かれるか、または巻かれな
いかの適当な任意長さのものとなる。

、 上述の装置は、直角定規状支持体２７およびその装
備品の全部を収容する箱を備えることにより完了され、
該箱は、その下部に傾斜した底部５６１を有し、該底部
は、可動テーブル３１から流出する液体の小滴の排出口
５６２に達している。

また、；この箱５６はその側部に、対向する２つの割れ
目５６３を有し、該割れ目を通して毛細管４９を、面板
Ｐの下面に組立て取付ける時に、自由に通過させる働き
をする。

このために、直角縁５６４が側部に設けられて、その通
孔をねじ止めすること；により該箱５６が定着される。

次に、本発明による装置の利益を列挙する＝（１）ガス
の消費が少ない。

（２）理想温度におけるガス・液体混合物の噴射により
コツプの破損が回避される。

り（３）コツプまたは他の容器の群に対し氷結を得るた
めの囲いの内部において混合物の一様な配分が得られる
。

（４）使用者により、毛細管の長さが変更される。

このために、場合により毛細管には使用特性に該当する
マークまたは符号がつけられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の不作用時における一部断面
を含む正面図、第２図は装置の作用時における第１図と
同様な図面、第３図は第１図の線３−３による切断平面
図、第４図は装置の単純化された形態を示す概略的正面
図、第５図は同時限装置、熱交換器および減圧弁の働き
を行なうディフューザーの拡大断面図、第６図は本発明
の変形態様に基づく装置の縮尺縦断面図、第７図は第６
図の線７−７による横断面図、第８図は第６図に該当す
る平面外観図、第９図は装置の作用時における第６図と
同様な縦断面図、第１０図は第９図に該当する切断外観
図、第１１図は第９図の線１１−１１による切断平面図
である。 １．２６：びん、２：ガス、３，２４ニブランジヤー管
、４，２５：止めコック、５：ディフューザー装置、６
，３１：可動テーブル、７，２３゜４４に螺管、８，５
６：箱、９，２７二支持体、１３．３７：弁の体部、１
４，３９：ピストン、１４’、４１：配給弁、４４：毛
細管、Ｒ：容器、Ｐ：面板。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 圧力下において液体相のガスを収容した閉塞手段を
   有するびんまたは貯蔵容器を具備し、噴出ノズルの上部
   に、少なくとも１つのガラス製の容：器または凹んだ物
   体を受は留め支承する面板を設け、氷結すべき容器およ
   び噴出ノズルまでガスを配給する弁の開閉を制御する手
   段を、ガラス製容器の支承装置を介して設置して成る特
   にガラス製の容器または凹んだ物体を凍らせまたは曇ら
   せる。 装置において、時限装置、熱交換器および減圧弁として
   働くディフューザー装置が、該配給弁およびガラス容器
   内のノズルまたは噴出口の間に設けられて作動し、該デ
   ィフューザー装置により、該容器内のノズルまたは凹ん
   だ物体の内壁により作。 られる膨張囲い内に、ガス状液体の噴射が行われ、これ
   により、該容器内部の温度低下が惹起され、その外壁上
   には周囲空気の水蒸気の定着により均質な氷結が形成さ
   れることを特徴とする装置。