JPS58189285A - 畜熱体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硫酸ナトリウム１０水塩の潜熱を利用する蓄熱
体およびその製法に関する。

１− 太陽熱、地熱などの自然エネルギー、あるいは蓄熱する
別の手段は、有機材料、無機水和塩などのｍ熱を利ＩＩ
することができる。固液相変化に伴なう潜熱凰１１−熱
置より圧倒的に大きいから、蓄熱容積を小さくできるし
、相愛化温度において潜熱の出入れがｆｉｆ＆であるか
ら、放熱温度を一定にする効果と、蓄熱分の熱損失が小
さくなる利点がある。尚、潜熱を利用する蓄熱材におい
ても、加熱冷却聞の顕熱分は当然利用しうる。

しかしながら、潜熱を利用する蓄熱材料では、常に凝固
の際の過冷却の問題を生じる。そこで、蓄熱材料中に被
削を分散させて過冷却を防止す２− ないため」１、機水和塩の中で核剤と接触しない部分は
過冷却を生じ、蓄熱特性が低下するという問題があった
。又、無機水和塩の蝋が多くなると、未硬化の熱硬化性
樹脂と無機水和塩を混合した際に、熱硬化性樹脂が無機
水和塩中に分散する形になり、無機水和塩を熱硬化性樹
脂中に固定できなくなることもあった。

本発明者は一ヒ記従来の欠点を解消すべく鋭意研究した
結果、硫酸ナトリウム１０水塩を主体とする蓄熱剤と不
飽和ポリエステル州北の糸において、ポリアクリル酸ナ
トリクムで増粘された蓄熱剤を硬化された不飽和ポリエ
ステル樹脂中に分散させるこ、！−により、硫酸ナトリ
ウムｌＯ水堀の過冷却が有効に防止され、安定な蓄熱特
性を何する蓄熱体を得るに至った。

３− ポリアクリル酸ナトリクム４〜７重盪都からなる蓄熱Ａ
ｌｌが、２０〜１１ＳＯ１ｊｊｌｌ１９ノ不飽和ポリエ
ステル樹脂４７１化体内に、分散されてなることを特徴
としており、本発ｌｉｔ蓄熱体の製法は、硫酸ナトリク
ムｌＯ水瀧１００Ｔｌｓを融解し、硼酸ナトリウム１０
水騙井〜７を置部とポリアクリル酸ナトリクム４〜７重
量部を混合して蓄熱剤とし、該蓄熱削ｆ、２５〜１５０
重量部の不飽和ポリエステル楠脂米硬化物中に分散混合
させ、不飽和ポリエステル樹脂を硬化させることを特徴
とする。

本発明け潜熱を利用する蓄熱剤の主体として硫酸ナトリ
ウム１　”　０水塩を使川１する。硫酸ナトリウム１０
水塩ｉ、ｔ　１４１斜晶で融点３２℃、凝固潜熱は６０
　ａｌｌ　／　ｉｆ　Ｃ９３ｎｌｊ　／　ＩＸ”］　Ｔ
　ｈ　ｂ　ｏ　従ッテ、単位容積当りの凝固ＭＭ　ｒＪ
水（−８０ｃｕ１／　ｃｃ　）′室温よりやや高く、太
陽熱を果然し、放熱して直接的に室内を暖房するのに好
都合である。尚、硫酸す）　ＩＪクム１０水塩の比熱は
固体１−／戊、液体０６−／ゲであり、１０℃加熱され
れば６〜ｌ　ＯｒｔｒＡ　／　ｃｃＩ７）願熱量が蓄熱
されるが、放熱される時ＶＣ顕熱分も同時に放熱され、
暖房等に使用される。

硫酸ナトリウム１０水塩中に１−１硼酸ナトリクム１０
水塩とポリアクリル酸ナトリクムが混合されている。硼
酸ナトリクム１０水塩は粒状の固体で存在し、硫酸ナト
リウム１０水塩に接触し主体とする蓄熱剤が、ポリアク
リル酸ナトリクムを含有することを特徴の一つとしてい
る。ポリアクリル酸ナトリクムは蓄熱剤を増粘するの酸
ナトリクムｌＯ水塩溶液の粘度１に４０℃において、数
センチボイズから敗万ボイズ程良に増粘し、硼酸ナトリ
クムｌＯ水温の沈降を防止して均一分散させ硫酸す）　
ＩＪクム１０水塩と硼酸ナトリクムｌＯ水塩の接触を有
望ＪＫ保つと共に、この発明の主眼である硫酸ナトリウ
ム１０水塩の微小分散化を防ぐ。ポリアクリル酸ナトリ
ク小さく硫酸ナトリクムｌＯ水塩の微小分散化を水塩と
ポリアクリル酸ナトリクムとからなる蓄熱剤と、不飽和
ポリエステル棟側未硬化物は混合され、不飽和ポリエス
テル樹脂未硬化物中に硫酸ナトリウム１０水塩をＬ体と
する＃熱剤が分散される。ｉ熱削り大きさ数ｌθμ〜故
■の６一 リル酸ナトリウムによる増粘効果てろる。

本発明において不飽和ポリエステル樹脂は、飽和何機酸
、不飽和何機酸、グリコール、モノマー成分の混合物で
ある。飽和有機ｌ！［１２にシては７タル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、テトラクリコール、プロピレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ビスフェノールＡ
、及びビス不飽和ポリエステル樹脂には、更に過酸化ベ
ンゾイルなどの重合触媒と、硬化温度が低い場合に必要
に応じて触媒全分解するジメチルアニリ７− ポリエステル樹脂が島状窓で分散し易く、蓄熱剤を有効
に固定化することが翰しくなる。

不飽和ポリエステル樹脂が１５０重員部を越えると、＃
熱材全体の潜熱員が小さくなる。

そして、例えば重合触媒を溶解させた不飽和ポリエステ
ル樹脂未硬化物に、融解させた硫酸ナト９クム１０木塩
と（ｉｌｌｌｌ酸ナトリクム１０水塩とポリアクリル酸
ナトリウムからなる蓄熱剤を撹拌しながら加える。蓄熱
前は細分化され、数１０μから数關の大きさの粒状にな
るが、一部分は連続した状密となる。

部分的に連続した状−々灯、蓄熱剤の粒子が完全に独立
分数するので１−１なく一部分が相互にくっつき合って
連続体となって存在している状態８− とｌることを意味する。

次いで、加熱して不飽和ポリエステル樹脂を硬ると、蓄
熱剤が数１０μからＷＫＵの粒状となり、不飽和ポリエ
ステル樹脂硬化体に曲管れているのが観察される。

しかしながら、硬化体表面に電極をたて電気抵り、蓄熱
剤の粒が完全に独立しているものは数×力？゛Ωであっ
た。

本発明における蓄熱体は、硫酸ナトリクムｌＯ水塩と硼
酸すパトリクム１０水塩とポリアクリル酸ナトリウムか
らなる増粘された蓄熱剤を、不飽和ポリエステル樹脂硬
化体の中に分散させて９− いるので、不飽和ポリエステル樹脂硬化体が仕切りとな
って１Ｍ潜熱ＩＪがｉＩ！Ｉ＋定化され、硫酸ナトリウ
ム１０水塩と硼酸ナトリウム１０水塩との分離が防止さ
れ硼酸ナトリウム１０水塩と接触せずに硫酸ナトリウム
１０水塩が過冷却を生じることがない。

〈実施例〉 硫酸ナトリクムｌＯ水塩５００ｖを４０℃に加熱して融
解させ、硼酸ナトリクムｌＯ水塩２５１を加え、撹拌器
に入れてポリアクリル酸ナトリウム２５ｆを加えて撹拌
し結納を液状の蓄熱ンゾイル２ｔと泪１性染享１（カラ
ーインデックス−１０＝ Ａ、Ｂ、Ｃ共、不飽和ポリエステル樹脂未硬化物を撹拌
しながら、蓄熱剤融液を加え混合した。

分解補助剤としてジメチルアニリンを、不飽和ポリエス
テル樹脂１００重量部に対し、Ｑ３重量部加わえ、３５
℃で不飽和ポリエステル樹脂を硬化させ本発明蓄熱体を
得た。

蓄熱体の表面に、１ｃＩｒＬ聞隔に電極をたて電気抵抗
を測定した所約３キロΩであり、蓄熱剤の相が部分的Ｋ
ｍ続していることが確認された。

所、試料Ａ、Ｂ、Ｃ１−１それぞれ２７．８ｄ／ｆ（３
６，３ｉ／ｃｃ）、３　　Ｇ、６−／ｆ（４Ｌ６ａｓ１
ｇ／Ｃｅχ３２、７　ｍｌ　／　ｆ　（４４，７ｏｘｌ
　／　Ｃｃ）であった。

更に、各蓄熱体ｆ３５℃及び２０℃の恒温水槽に１時］
＾１毎に浸漬１−１３００回の加熱冷却を繰返したが、
いずれも初＋１１１の性能を失なわず、潜熱の蓄熱、放
出を４１つていることが確認された。

く比較例２〉 実施例と同様に＃ＡＩ整した１に熱削を１１Ｏｆ、不飽
和ポリエステル樹脂未硬化物２Ｏｒを秤量し混合し、実
施例と同様に確化させた。

光学＆ｉＩＩ微鏡により硬化体の試料の薄片を観察した
が、不飽和ポリエステル樹脂硬化体が独立して蓄熱剤の
中に細かく分散しており、加熱冷却した時に蓄熱剤の硫
酸ナトリクムｌＯ水塩と硼酸ナトリクム１０水堀の分離
を防止できず、過冷却を生じて潜−を取出すことかで舞
なかった。

特許出願人 工業技術院長　　石　　坂　　誠　　−１２−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、硫酸ナトリウム１０水塩１００重量部、硼酸ナトリ
   ウム１０水塩４〜７重量部、ポリアクリル酸ナトリウム
   ４〜７重量部からなる蓄熱剤が、２５〜１５０重量部の
   不飽和ポリエステル樹脂硬化体内に分散されていること
   を特徴とする蓄熱体 ２　硫酸ナトリウム１０水塩１００重量部を融解し、硼
   酸ナトリウム１０水塩４〜７重量部とポリアクリル酸ナ
   トリクム４〜７重量部を混合して蓄熱剤とし、該蓄熱剤
   を２５〜１５０重量都の不飽和ポリエステル樹脂未硬化
   物中に分散混合させ、不飽和ポリエステル樹脂を硬化さ
   せることを特徴とする蓄熱体の製法