JPS5818926B2 - イミド基を含有している重縮合物の製造方法 - Google Patents

イミド基を含有している重縮合物の製造方法

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JPS5818926B2
JPS5818926B2 JP51113203A JP11320376A JPS5818926B2 JP S5818926 B2 JPS5818926 B2 JP S5818926B2 JP 51113203 A JP51113203 A JP 51113203A JP 11320376 A JP11320376 A JP 11320376A JP S5818926 B2 JPS5818926 B2 JP S5818926B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ラクタム又はポリオールの存在下で環式ポリ
カルボン酸無水物をポリインシアネート及びマスクドイ
ソシアネート基で置換されたイソシアヌレートと縮合さ
せることによるポリイミドの製造方法、並びに金属上の
被覆物の製造、特に電線上のラッカー物の製造、及びそ
れらのフィルムの製造に関するものである。
ラクタム又はポリオールの存在下のジイソシアネートと
ポリカルボン酸無水物との反応によりイミド基を介して
結合された重縮合物が製造できることはすでに知られて
いる。
これらのポリイミドはフィルムの製造用又は電線のラッ
カー塗装用に使用されているが、それらの軟化温度のた
めに他の多くの用途には使用できなかった。
重縮合中にマスクドイソシアネート基で置換されたイソ
シアヌレートをさらに使用する場合、改良された物理的
性質を有するポリイミドが得られることを今見出した。
従って本発明の一目的は、環式ポリカルボン酸無水物と
ポリイソシアネート及びラクタム又はポリオールとの縮
合によるイミド基を介して結合された重縮合物の製造に
おいて、部分的にポリインシアネートをマスクドイソシ
アネート基を含有しているインシアヌレートの形で使用
することからなる改良方法に関するものである。
驚ろくべきことに、本発明の方法により製造される重縮
合物、好適にはポリアミドイミド又はポリエステルイミ
ド、は高められた軟化温度により特徴づけられているが
、例えば弾性及び熱劣化の如き重合体の残りの性質はむ
しろ同じである。
さらに、重縮合物をスト−ピングしてラッカーフィルム
を製造するときには、反応時間はより短かくなり、この
ことは電線のラッカー塗装における全体的速度を高める
こととなり、従ってスト−ピング炉中で比較的長い滞留
時間に耐えられない下地のラッカーフィルムの上部に被
覆可能とする。
さらに、ラッカー塗装速度の増大はラッカー塗装の有利
性も改良する。
本発明に従って使用されるポリカルボン酸無水物には、
一般式 〔式中、R1は任意に置換されていてもよいC1〜C2
0脂肪族基、C5〜C12脂環式基、C5〜C0゜複素
環式基、C7〜C2Q脂肪族−芳香族基、又はC5〜C
1□芳香族基を表わし、これらは環式無水物基の他にさ
らに少くとも1個の官能基、例えば環式無水物基、カル
ボキシル、カルバルコキシ、カルバコキシ、OHもしく
は503H基により置換されている〕 の環式カルボン酸無水物化合物が含まれる。
使用されるカルボン酸無水物の例を以下に示す。
カルボン酸無水物自体の代りに、例えばそれらノ対応ス
るフェニルエステル又はポリカルボン酸の如き他の酸誘
導体を使用することもでき、それらは反応過程中に対応
する酸無水物に転化される。
好適には無水トリメリット酸が使用される。
ポリアミドイミドの製造用の本発明に従う方法において
は4〜22個の環員を有するラクタムをさらに使用する
こともでき、該ラクタムは、好適には一般式 〔式中、Xは2〜20の整数を表わす〕 に相当する基カプロラクタムを使用することが特に好ま
しい。
以下に詳記されている如きこれらのラクタムはインシア
ヌレートの遊離NGO基用のマスキング剤としても作用
する。
使用できるインシアネートには下記のものが含まれる:
脂肪族、脂環族、芳香脂肪族、芳香族及び複素環族のポ
リイソシアネート〔参照、Annalen562.75
〜136頁〕、例えば工′チレンジインシアネート、i
・4−テトラ−メチレンジイソシアネート、1・6−ヘ
キサメチレシジイソシアネート、■・12−ドデカンジ
イソシアネート、シクロブテント3−ジイソシアネート
、シクロヘキサント3−及び1・4−ジイソシアネート
及びこれらの異性体の混合物、1−イソシアナト−3・
3・5−トリメチル−5−インシアナト−メチル−シク
ロヘキサン〔ドイツ公告明細書第1202785号〕、
2・4−及び2・6−ヘキサヒトロトルイレンジイソシ
アネート及びこれらの異性体の混合物、ヘキサヒドロト
3−及び/又は1・4−フェニレンジインシアネート、
パーヒドロ−2・4′−及び/又は−4・4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、1・3−及び1・4−フ
ェニレンジイソシアネート、2・4−及び2・6−トル
イレンジイソシアネート及びこれらの異性体の混合物、
ジフェニルメタン−2・47−及び/又は−4・4′−
ジイソシアネート、ナフチレン−1・5−ジイソシアネ
ート、トリフェニルメタン−4・4′・4“−トリイン
シアネート、例えば英国特許第874480号及び第8
48671号に記されている如くアニリンホルムアルデ
ヒド縮合及びその後のホスゲン化により得られたポリフ
ェニル−ポリメチレン−ポリイソシアネート、ドイツ特
許第1092007号に記されている如き過塩素化され
たアリールポリイソシアネート、米国特許第34923
30号に記されている如きジイソシアネート、例えば英
国特許第994890号、ベルギー特許第761626
号及び公告されたドイツ特許出願番号第7102524
号中に記されている如きアロファネート基を有するポリ
イソシアネート、例えばベルギー特許第752261号
又は米国特許第3394164号に記されている如きウ
レタン基を有するポリイソシアネート、ドイツ特許第1
230778号に従うアシル化された尿素基を有するポ
リイソシアネート、例えばドイツ特許第1101394
号、英国特許第889050号及びフランス特許第70
17514号中に記されている如きビユレット基を有す
るポリイソシアネート、例えばベルギー特許第7236
40号に記されている如きテロマー化反応により製造さ
れたポリイソシアネート、例えば英国特許第95647
4号及び第1072956号、米国特許第356776
3号及びドイツ特許第1231688号に記されている
如きエステル基を有するポリイソシアネート、及びドイ
ツ特許第1072385号に従う上記のイソシアネート
とアセタールとの反応生成物。
インシアネート基を有しそしてインシアネートの工業的
製造において生じる蒸留残渣を、任意に1種もしくはそ
れ以上の上記のポリイソシアネート中に溶解された状態
で、使用することもできる。
上記のポリイソシアネートの混合物を使用することもで
きる。
下記式 %式%) 〔式中、R2は炭素数が1〜20の任意に置換されてい
てもよいアルキル基、炭素数が6〜12のアリール基、
炭素数が5〜12のシクロアルキル基、炭素数が7〜2
0のアルキル−アリール基、。
及び炭素数が5〜12でありそして例えばN、0もしく
はSの如きヘテロ原子を含有しているアリール又はシク
ロアルキル基を表わし、2は2〜4、好ましくは2〜3
の整数である〕 の適当なポリイソシアネートが好ましい。
トル/I’L/ンーシイソシアネート、m−フェニレン
ジイソシアネート及びポリフェニレン−メチレン構造を
有するアニリンとホルムアルデヒドのホスゲン化された
縮合物、及び対称化合物である4・4′−ジイソシアナ
ト−ジフェニルメタン、4・4′。
−ジイソシアナトジフェニルエーテル、p−フェニレン
ジインシアネート、4・4′−ジイソシアナト−ジフェ
ニル−ジメチルメタン、炭素数が2〜12の同様なヒド
ロ芳香族ジイソシアネート及び脂肪族ジイソシアネート
、例えばヘキサメチレン。
ジイソシアネート及びインホロンジイソシアネート、の
工業的に容易に入手可能な混合物を使用することもでき
る。
イソシアネートは遊離形で使用することもでき、またそ
の他に、反応性水素を含有している化合物との反応によ
り製造されたマスクドイソシアネートの形で一部分又は
全部を使用することもできる。
これらのマスクドイソシアネートは反応条件下で分解す
る。
好適なマスクドイソシアネートは、イソシアネートと芳
香族及び脂肪族のモノ−及びポリヒドロキシ化合物との
反応により得られたカルバミン酸エステル並びにインシ
アネートとラクタム、オキシム及びCH−酸化合物との
反応により得られた付加生成物である。
例として下記のものが挙げられる:フェノール、異性体
多レゾール、それらの工業用混合物及び同様の芳香族水
酸化合物、脂肪族モノアルコール、例えばメタノール、
エタノール、プロパツール、イソプロパツール、ブタノ
ール、インブタノール、シクロヘキサノール、ベンジル
アルコール、及ヒ脂肪族のジーもしくはポリオール、例
えばエチレングリコール及びトリメタノール、プロパン
、2−ピロリドン、カプロラクタム、ブタノンオキシム
、マロン酸エステル及び酢酸エステルを用いて製造され
たマスクドイソシアネート。
マスクドイソシアネートはそのまま使用することもでき
、又はその場で各成分から製造することもできる。
分子中に少(とも2個のOH基を有するポリオールを重
縮合において使用する場合にはポリイミドエステルが得
られる。
好適な態様に従うと、ポリオールをポリイソシアネート
又はイソシアナト−イソシアヌレートと反応させて(ポ
リ)カルバミン酸エステルを製造し、そしてこれらを環
式カルボン酸無水物と重縮合させる。
ポリイソシアネート対イソシアナト−イソシアヌレート
の量的比率は、対応する化学量論的量のマスクドイソシ
アナト−イソシアヌレートを用いて1〜60%、好適に
は5〜40%のカルバミン酸エステルが製造されるよう
に選択される。
過剰量もしくは不足量のカルバミン酸エステルを用いて
も交換はおきる。
ポリアミドエステルが得られ、それは他の重合体、例え
ばポリエステル、ポリエーテル又はポリヒダントイン、
と混合することにより任意に改変した後に電気絶縁性ラ
ッカー、浸透性ラッカー、及び低溶媒又は無溶媒溶融ラ
ッカーとして使用するのに適している。
適切なポリオールには好ましくは下記のものが含まれる
:低分子量もしくは高分子量ポリオール、例えばアルキ
レンジオール、例えばエチレン、プロピレン−1・2−
もしくは1・3−、ブチレン−1・2−1−2・3−1
−1・4−もしくは−1・3−ジオール又はヘキサメチ
ルグリコール、■・4−シクロヘキザンージメタノール
、トリメチロールプロパン、グリセリン及びトリメチル
エタン。
さらに、例えばジーもしくはトリエチレングリコールの
如き2・2−ビス−p−ヒドロキシ−ジフェニルプロパ
ン又はジオールのアルコキシル化生成物及びさらに過剰
量の上記のポリアルコールと例えばテレ−、イソ−もし
くは0−フタル酸、トリメリット酸及びアジピン酸との
オリゴマーポリエステルも挙げられる。
好ましくは、使用されるポリオールは少くとも3%のそ
して特に少(とも7%のOHを有している。
本発明の方法で使用されるインシアヌレートの各分子は
複数個の遮蔽されたNCO基を含有しており、該基は熱
分解により放出されるが、そのようなイソシアヌレート
は三量化用触媒及び反応性水素原子を含有している化合
物の存在下で、一般式 %式%) 〔式中、R2は上記の意味を有する〕 のジイソシアネートを重合することにより製造される。
有機溶媒中に可溶性でありそしてイソシアネート基を含
有している比較的高分子量のインシアヌレートの製造方
法は、ドイツ特許第1035362号から知られている
この方法に従うと、ウレタン基を含有しているポリイソ
シアネートをまずジイソシアネート及びヒドロキシ化合
物から製造し、次に生成物を任意に触媒としての第三級
アミンの存在下で重合する。
例えばドイツ特許第1022789号、第122206
7号及び第1027394号並びにドイツ公告明細書第
1929034号及び第2004048号中に記されて
いる如きイソシアヌレート基を有するポリイソシアネー
トにも注目すべきである。
好適な態様に従うと、規定された組成を有するマスクド
イソシアネート基を有する適当なイソシアヌレートは、
三量化触媒の存在下で50〜160℃好ましくは50〜
150℃の温度においてジイソシアネート、好ましくは
芳香族ジイソシアネートの溶融物又は溶液をマスキング
剤としての有機ヒドロキシ化合物又はラクタムと反応さ
せそして三量化することにより得られる。
この方法ではジイソシアネートはあらかじめ決められた
玉量化度のイソシアナト−イソシアヌレートに転化され
、その理由は驚ろくべきことにマスクドイソシアネート
基は三量化下ではさらに反応せず、またマスキング化合
物の添加前には予期された自発的三量化はおこらないか
らである。
この三量化反応用には上記のジイソシアネートを使用で
きるが、好適に使用される化合物は芳香族ジイソシアネ
ート、例えば1・3−及び1・4−フェニレンジイソシ
アネート、2・4−及び2・6−トルイレンジイソシア
ネート及びこれらの異性体の混合物、ジフェニルメタン
2・4′−及び/又は−4・4′−ジイソシアネート、
ナフチレント5−ジイソシアネート、トリフェニルメタ
ン−4・4′・4// )ジイソシアネート、例えば
英国特許第874430号及び第848671号に記さ
れているアニリン−ホルムアルデヒド縮合及びその後の
ホスゲン化により得られたポリフェニル−ポリメチレノ
−ポリイソシアネート、及び例えばドイツ公告明細書第
1157601号に記されている如き過塩素化されたア
リールポリイソシアネートである。
トルイレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシ
アネート及びポリフェニレン−メチレン構造を有するア
ニリンとホルムアルデヒドのホスゲン化された縮合物及
び対称化合物である4・4′−ジイソシアナト−ジフェ
ニルメタン4・4′−ジイソシアナト−ジフェニルエー
テル、p−フェニレンジイソシアネート及び4・4′−
ジインシアナト−ジフェニル−ジメチルメタンの工業的
に容易に得られる混合物も挙げられる。
インシアヌレート用の反応性水素原子を有するマスキン
グ化合物としては、下記式 〔式中、R3は任意に置換されていてもよい脂肪族C1
〜C20基又は芳香族C6〜C1゜基を表わす〕のアル
コール及び一般式 〔式中、nは2〜20の整数を表わす〕 04〜22個の環員を有するラクタムが使用される。
一般式の基R1は好ましくはベンゼン、ナフタリン、ジ
フェニル、ジフェニルメタン、ジフェニルエーテル、ト
ルエン並びにo−lm−及びp−キシレンから誘導され
た芳香族基である。
それは例エバアルキル、ハロゲン、ニトロ、アルコキシ
、アロキシ及びシアノ基により1回もしくは数回置換さ
れていてもよい。
フェノール、m−1p−及び0−クレゾール、工業用ク
レゾール混合物、ピロリドン、カプロラクタム及びラウ
リルラクタムも使用できる。
好適にはフェノール又はカプロラクタムが使用される。
触媒としては、アルカリ金属アセテート及びシアヌレー
トのように自発的に反応が開始せずかつイソシアネート
の三量化に影響を与える化合物が使用される。
適当な触媒は例えば第三級アミン、例えばトリエチルア
ミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N−
エチルモルホリン、N−ココモルホリン、N−N−N−
N/−テトラメチルエチレンジアミン、1・4−ジアザ
ビシクロ−(2・2・2)−オクタン、N−メチル−N
′−ジメチルアミノエチルピペラジン、N−N−ジメチ
ルベンジルアミン、ビス−(N−N−ジエチルアミノエ
チル)−アジペート、N−N−ジエチルベンジルアミン
、ペンタメチルジエチレントリアミン、N−N−ジメチ
ルシクロヘキシルアミン、N・N −N’・N′−テト
ラメチル−1・3〜ブタンジアミン、N−N−ジメチル
−β−フェニルエチルアミン、1・2−ジメチルイミダ
ゾール、2−メチルイミダゾール、トリエタノールアミ
ン、N−エチル−ジェタノールアミン、炭素−ケイ素結
合を有する第三級アミン〔ドイツ特許第1229290
号参照〕、例えば2・2・4−トリメチル−2−どラモ
ルホリン及び1・3−ジエチルアミノメチル−テトラメ
チル−ジシロキサン、ホスフィン、例えばトリエチルホ
スフィン、並びに特に鉄、マグネシウム、水銀、ニッケ
ル、銅、亜鉛、アルミニウム、錫、鉛、バナジウム、チ
タン及びクロムの、金属塩及び有機金属化合物、例えば
錫(■)オクトエート、ジブチル錫ジラウレート、塩化
鉄(III)及び銅(II)アセチルアセトネート、及
びフェノールのマンニッヒ塩基、例えば2−(ジメチル
アミノメチル)−4・6−シメチルフエノール及び2・
4・6−ドリスー(ジメチルアミノメチル)−フェノー
ルである。
例えばN−N−ビス−(ジメチルアミノエチル)−N−
メチルアミンの如き第三級アミン、このアミンの工業的
製造において生じる異性体混合物、及びトリエチレンジ
アミンも使用できる。
三量化は溶媒なしで行なうこともでき、或は反応条件下
で反応しないか又はゆるい付加化合物(それはさらに反
応する)のみを生成するような溶媒中で行なうこともで
きる。
適当な溶媒は脂肪族及び芳香族の炭化水素(これはアル
キル、ハロゲン、ニトロ及びニトリル基でさらに置換さ
れていてもよい)エステル、ケトン、エーテル、置換さ
れたアミド、リン酸アミド、スルホキシド及びスルホン
、例えばトルエン、キシレン、0−ジクロルベンゼン、
アセトフェノン、シクロヘキサノン、酢酸エチルエステ
ル、クリコールモノエチルエーテルアセテート、軽油、
N−メチル−ピロリドン、ベンゾニトリル、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミド、テトラメチレンスルホン及びそれ
らの混合物である。
三量化を実施するにはインシアネートを溶媒を用いても
しくは用いずに好ましくは三量化用触媒と混合し、そし
て任意に0〜160℃の、好ましくは50〜150℃の
、熱反応温度に従って用心しながら反応性水素原子を有
する化合物を加える。
付加及び三量化は発熱反応である。
任意に、希望する程度の反応が得られるまでその後混合
物を再加熱する。
多(の場合、反応は例えば窒素又はアルゴンの如き不活
性な保護用気体下で行なわれる。
反応はバッチ式又は連続的に実施できる。
一般に三量化反応には1当量の反応性水素当り2当量の
イソシアネートを使用することが有利であるがこれらの
量的割合を相当はずれることもできる。
本発明に従うポリイソシアネート、ポリカルボン酸無水
物、インシアヌレートとラクタム又はポリオールとの重
縮合は溶媒を用いずに融成物状で実施することも、ある
いは反応条件下で反応しないか又はゆるい付加化合物(
これはさらに反応する)のみ生成するような溶媒中で実
施することもできる。
適当な溶媒は下記のものである:(ハロゲン化された)
炭化水素、フェノール;エステル、ケトン、エーテル、
置換されたアミド、ニトリル、リン酸アミド、スルホキ
シド、及びスルホン、例えハキシレン、o−ジクロルベ
ンゼン、フェノール、クレゾール、アセトフェノン、シ
クロヘキサノン、グリコールモノメチルエーテルアセテ
−)、N−メチル−ピロリドン、ジメチルホルムアミド
、ジメチルアセトアミド、ベンゾニトリル、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミド、ジメチルスルホキシド、テトラメ
チレンスルホン及びそれらの混合物。
好適にはフェノール、工業用クレゾール混合物及びそれ
らとアルキル化された芳香族化合物との混合物が使用さ
れる。
部分的又は全体的な縮合後に、適当な組成物を水で希釈
するか又は水で懸濁させることもできる。
本発明の方法に従うと、反応成分は溶媒と共にもしくは
溶媒なしで、0〜450℃の温度に数分間〜数時間にわ
たって保たれる。
反応の終点は気体放出の停止及び粘度増加により示され
る。
場合によっては反応を数段階で実施すること又は各成分
を異なる順序でもしくは異なる温度で加えることも有利
である。
従って例えば第゛1段階で溶媒中で付加物又は縮合物を
製造しこれを次により高い温度においてできれば溶媒を
蒸発させながらそして鎖延長もしくは交叉結合させて、
より高い分子量の縮合生成物に転化することもできる。
さらに、インシアヌレートの製造を「その場で」行なう
こともできる。
反応生成物は、例えば電線のラッカー塗装用には、溶融
物で又は高い固体含量の形で適用し、次により高い温度
においてスト−ピング及び硬化させることもできる。
多くの場合、反応を例えば窒素又はアルゴンの如き不活
性な保護用気体のもとで実施することが推奨できる。
反応をバッチ式もしくは連続的に行なうことができ、又
はより高い反応温度を得るためにオートクレーブ中で圧
力下で行なうこともできる。
一般に、ポリイソシアネートとポリカルボン酸無水物の
量的割合は反応性基に関して等量であるように選択する
か、或は10%までの過剰量の4ソシアネート又はカル
ボン酸となるよう選択することが有利である。
しかしながらこれらの化学量論的割合から大きく逸脱す
ることもできる。
1モルノホリカルボン酸無水物に対するラクタムの使用
量のモル割合は一般に2〜400%、好適には5〜20
0%、である。
インシアネート対イソシアナト−イソシアヌレートの量
的比率は一般にインシアネート基の全量の1〜60%、
好ましくは5〜40%、そして特に5〜20%、がイソ
シアナト−イソシアヌレートのマスクドイソシアネート
基であるように選択される。
さらに、縮合生成物を、例えばポリオール、ポリアミド
、アミノアルコール、ポリカルボン酸、ポリカルバミン
酸エステル、ポリヒダントイン及びポリエステル及びポ
リエーテルを同時に加えて使用することにより改質する
こともできる。
例として下記のものが挙げられる:エチレングリコール
、トリメチロールプロパン4・4′−ジアミノジフェニ
ルメタン、エタノールアミン、イソフタル酸、トリメシ
ン酸;2・4−トルイレン−ジイソシアネート及びエチ
レングリコールから製造されたポリカルバミン酸エステ
ル;テレフタル酸、エチレングリコール及びグリセリン
のポリエステル;4・4′−ジイソシアナト−ジフェニ
ルメタン及びビス−(メトキシー力ルポニルーイソグロ
ビルアミンーフェニル)メタンから製造されたポリヒダ
ントイン;又はエチレンオキシドもしくはビス−(ヒド
ロキシフェニル)プロパンとエピクロルヒドリンとのポ
リエーテル。
本発明に従う反応は、例えば下記の如き触媒により促進
される:ポロトリフルオライド及びそれの付加物、アミ
ン、例えばトリエチルアミン、1・4−ジアザ−ビシク
ロ=(2・2・2)−オクタン、N−エチル−モルホリ
ン及びN−メチル−イミダゾール、フェノール、例えば
フェノール及びm−クレゾール、過剰のラクタム、例え
ばカプロラクタム、特に鉄、鉛、亜鉛、錫、銅、コバル
ト及びチタンの、有機及び無機の金属化合物、例えば塩
化鉄(m)、酢酸コバルト、酸化鉛、亜鉛オクトエート
、ジブチル錫ジラウレート、銅−アセチル−アセトネー
ト及びチタンテトラブチレート、並びにリン化合物、例
えばトリアルキルホスフィン及び1−メチル−ホスホリ
ン−オキシド。
本発明に従う方法により製造できg重縮合物、特にポリ
アミドイミド又はポリエステルイミド、は顕著な温度抵
抗性により特徴づけられており、そして一般に耐熱性プ
ラスチック物質として、例えばラッカー、フィルム及び
成形品として、使用するのに適している。
これらの性質は化学量論的比率や濃度を変えることによ
り、そして支持物質、顔料及び低分子量及び高分子量成
分の添加により種々の用途範囲用に変化させることがで
き、例えば電線ラッカーの製造用にはポリエステル、ポ
リエーテル及びポリヒダントインと混合する。
下記の実施例において全ての%は他に指示のない限り重
量%である。
実施例 1 (a)100Pの4・4′−ジイソシアナト−ジフェニ
ルメタンを501のトルエンと溶融し、そして1グのビ
ス−(ジメチルアミノエチル)−メチルアミンの10%
溶液と混合した。
次に混合物を120℃に加熱し、この温度において37
.6?のフェノールをバッチ式で添加した。
イソシアヌレートの生成を完全にするために、混合物を
120℃でさらに2時間攪拌した。
次に3841のフェノール、384グのクレゾール、2
26Pのカプロラクタム、45(lの4・4′−ジイソ
シアナト−ジフェニルメタン及び384グの無水トリメ
リット酸を加え、そして混合物を3時間にわたって20
5〜210°に加熱した。
縮合がおこり、二酸化炭素が分離した。
混合物を205〜210℃においてさらに4時間攪拌す
ると、ポリアミドイミドのかつ色の粘着性溶液が得られ
た。
クレゾールで15%まで希釈された試料の粘度η2oは
980cPであった。
主部分を25%の固体含量となるまで希釈し、そしてラ
ッカー塗装用に使用した。
(b) 垂直式電線ラッカー塗装機械で、0.7mv
tの直径の電線に、(a)に従って製造された溶液をラ
ッカー塗装した。
ラッカー塗装条件は下記の如くであった: 炉の長さ:4m 炉の温度:400’C 下記の調節された直径を有するストリッパーノズル:0
.76.0.78.0.80.0,82引張り速度:毎
分6〜9m ラッカー塗装による直径の増加:約50μmこのように
して得られたこれらのラッカー塗装された電線の、DI
N46453に従って測定された顕著な特徴は下記の如
くであった:熱衝撃:260℃ 軟化点:320℃ 鉛筆硬度:5H アルコール抵抗性:5H 比較するために、イソシアヌレート−インシアネートを
用いずに製造されたポリアミド−イミドを上記の方法で
銅電線に適用したときには、軟化点が300℃よりほん
のわずかしか高くなくそしてそれの鉛筆硬度が3〜4H
でしかないラッカー塗装された電線が製造された。
実施例 2 (a)250fの4・4′−ジイソシアナト−ジフェニ
ルメタンを501のトルエン中で0.52のビス−(ジ
メチルアミノエチル)−メチルアミンと混合し、120
℃に加熱した。
この温度において攪拌しわずかに冷却しながら、119
Pの70%m−クレゾール及び30%p−クレゾールの
工業用混合物を20分間にわたって加えた。
カルバミン酸エステル及びイソシアヌレートの生成はわ
ずかな発熱反応でおこった。
次に混合物を120℃においてさらに1.5時間、そし
て130℃において2時間攪拌し、その間一部分のトル
エンを蒸留除去した。
残留物を真空に暴露し、そして残分を6311のクレゾ
ールを用いて吸収した。
η2.)=3500 cPの粘度及び4.6%のマスク
ドイソシアネート含量を有するイソシアヌレートの(約
)27%溶液が得られた。
赤外線スペクトルは1710CrIl ”及び1420
cIrL ’ にイソシアヌレート基の特性帯を示した
(b)iooyの(a)に従って製造されたインシアヌ
レート溶液を1001のフェノール、30fIのクレゾ
ール、56.69のカプロラクタム、112.5Pの4
・4′−ジイソシアナト−ジフェニルメタン及び96グ
の無水トリメリット酸と共に7時間にわたって205°
に加熱した。
次に混合物をこの温度においてさらに4時間攪拌し、次
に4001のフェノール及び140グのキシレンで25
%まで希釈した。
この溶液の粘度η2ok’!、 2950 cP 、で
あり、そして赤外線スペクトルは1715m’ におい
てイミド基の特性帯を示した。
(c) 実施例1に記されている如くして、0.7
mmの銅電線を得られたラッカー溶液でラッカー塗装し
た。
電線の物理的性質に変化を与えることなく引張速度はl
1m/分に増大でき、該性質は実施例1に従って製造さ
れた電線のものと同様に良好であった。
実施例 3 68グのカプロラクタム、100グの1(b)に従って
製造された25%インシアヌレート溶液及び78、3f
の80部の2・4−トルイレンジイソシアネートと20
部の2・5−トルイレンジイソシアネートとの混合物を
1001のフェノール及び301のクレゾールと混合し
た。
次に961の無水トリメリット酸を加え、そして混合物
を6時間にわたって200°に加熱した。
この混合物をこの温度でさらに5時間攪拌すると、ポリ
アミドイミドのかつ色の粘着性溶液が祷られ、これを2
501のクレゾール及び250′y′のフェノールで希
釈した。
試料を板に塗布し250°にスト−ピングすると透明な
弾性ラッカーフィルムが製造され、それは1710及び
1770CTL ” においてイミドの特性帯を示した
実施例 4 (a)174グ020部の2・6−トルイレンジイソシ
アネートと80部の2・4−トルイレンジイソシアネー
トの混合物を、50 f(7) )ルエン及び0.35
fのビス−(ジメチル−アミノエチル)−メチルアミン
と混合した。
次に1,20゜において108グのm−クレゾールを滴
々添加し、混合物を120℃においてさらに3時間攪拌
した。
次に、残っているトルエンを真空中で蒸留除去した。
14.1%のイソシアネート含量及び1715cfrL
’ におけるイソシアヌレート環の特性帯を有する粘
着性の溶融物が得られた。
反応生成物を2181のクレゾール中に溶解した。
(b)IOCIのフェノール、301のクレゾール、5
.6.6S’のカプロラクタム、50グの(a)に従っ
て製造されたイソシアヌレート溶液、112.51の4
・4′−ジイソシアナト−ジフェニル−メタン及び96
グの無水トリメリット酸の溶融物を205〜210°に
6時間にわたって加熱した。
二酸化炭素を放出しなから縮合がおこった。混合物をこ
の温度においてさらに5時間にわたって攪拌し、250
Pのフェノール及び250グのクレゾールを添加した後
、ポリアミドイミド゛の透明溶液が得られた。
この溶液の試料を板上でスト−ピングして透明な弾性ラ
ッカーフィルムを製造し、これは1715Crn ’
においてイミドの特性帯を示し、そして1675cIr
L ’においてアミドの特性帯を示した。
実施例 5 (a) 3000 ftの4・4′−ジイソシアナト
−ジフェニルメタンを6001のトルエンと溶融し、3
.01のビス−(ジメチルアミノエチル)−メチルアミ
ンと混合し、120°に加熱した。
次にこの温度において、1350fのカプロラクタムを
バッチ式で加え、この混合物を120゜で2時間、15
0℃において4時間攪拌した。
次に、さらに3.01のビス−(ジメチルアミンエチル
)−メチルアミンを加え、そして溶融物を150℃にお
いてさらに6時間加熱した。
その後、反応生成物を注ぎ出し、これは冷却すると固化
してもろい無色の樹脂を生じた。
マスクドイソシアネートの含量は115%であった。
(b)100Pのフェノール、100グのm−クレゾー
ル、45.2Pのカプロラクタム、36.3Pの(a)
に従って製造されたイソシアヌレート、112.5Pの
4・4′−ジイソシアナトジフェニルメタン及び96グ
の無水トリメリット酸を3時間にわたって205°に加
熱し、次に、この温度でさらに4時間攪拌した。
次に混合物を4001のフェノール、キシレノール、溶
媒ナフサ及びキシレンで25%となるまで希釈し、この
ポリアミドイミド溶液を0.7mm直径の銅電線をラッ
カー塗装するために使用した。
実験条件は実施例1と同様であった。
このようにして得られたラッカー塗装された電線の性質
は実施例1に記されている電線のものと同じであった。
実施例 6 (a)108グの70部のm−クレゾールと30部のp
−クレゾールとの混合物を、278グの4・4′−ジイ
ソシアナト−ジフェニルプロパン、50グのキシレン及
び0.28S’のビス−(ジメチルアミノエチル)−メ
チルアミンに滴々添加した。
混合物を110°においてさらに2時間攪拌し、614
S’のクレゾールで希釈すると、5.8%のマスクドイ
ソシアネートの含量を有するイソシアヌレートの明るい
がっ色の溶液が得られた。
(b) 56.6?のカプロラクタム、100y′の
(a)に従って製造されたイソシアヌレート溶液及び1
12.5Pの4・47−ジイソシアナトジフェニルメタ
ンを1001のフェノール及び3010m−クレゾール
中に加えた。
次に961iI′の無水トリメリット酸を加え、3時間
の加熱後に、205°において縮合を4時間にわたって
行なった。
熱いまま混合物を4001のキシレノール及び140S
’の溶媒ナフサで希釈すると、粘度η2o−4400C
Pを有するポリアミドイミドの25%溶液が得られた。
(c) 長さ5mの電線ラッカー塗装機械で1.0m
m直径の電線をラッカー塗装した。
他の条件は下記の如(であった: 炉の温度: 頂部 400℃ 低部 500℃ ノズル調節:1.04.1.06.1,08.110.
1.12.1.12 ラッカー塗装により、直径は55〜65μmもととおり
増大した。
20メ一トル/分の引張り速度までは、優秀な性質及び
330℃より高い軟化温度を有する電線ラヅカーが得ら
れた。
実施例 7 (a)250Pの4・4′−ジイソシアナト−ジフェニ
ルメタンを502のトルエン中で0.52のビス−(ジ
メチルアミノエチル)−メチルアミンと混合し、そして
120℃に加熱した。
この温度において攪拌しわずかに冷却しながら、119
グの70%m−クレゾールと30%p−クレゾールの工
業用混合物を20分間にわたって加えた。
カルバミン酸エステル及びイソシアヌレートがわずかな
発熱反応で生じた。
次に混合物を120°においてさらに15時間そして1
30°において2時間攪拌し、その間トルエンの一部分
を蒸留除去した。
残りを真空に暴露し、そして残分を6311のクレゾー
ルを用いて吸収した。
η2o−3500CPの粘度を有し、そして4.6%の
マスクドイソシアネート含量を有スるイソシアヌレート
の(約)25%、溶液が得られた。
赤外線スペクトルは1710CIrL’及び14206
rIL ”においてインシアヌレートの特性帯を示した
(b)105S’の(a)に従って製造されたインシア
ヌレート溶液及び10(lの4・4′−ジイソシアナト
−ジフェニル−メタンを、29M’のクレゾール中に3
12のエチレングリコールを含んでいる溶液に加えた。
混合物を1200において1時間攪拌し、次に1922
の無水トリメリット酸を加え、そして温度を205〜2
10゜に9時間にわたって高めた。
縮合がおこり、二酸化炭素及び水が分離した。
混合物を210゜においてさらに3時間攪拌し、220
グのフェノールで希釈した後に、ポリアミドエステルの
かつ色の粘着性溶液が得られた。
クレゾールで15%となるまで希釈された試料の粘度η
2oは280 cPであった。
主部分を工業用クレゾール/キシレンで25%の固体含
量となるまで希釈した。
(c)250重量部のこの溶液を250重量部の、例え
ば8:2のクレゾール/キシレンの溶媒混合物中のテレ
フタル酸ポリエステルの30%溶液と混合した。
あらかじめ120℃に10分間加熱されている、30グ
のクレゾール中に1,5グのブチルチタネートを含んで
いる冷却された溶液をこれに加えた。
使用したポリエステルは公知の方法で、384?のテレ
フタル酸ジメチルエステル、93%のグリコール及び4
61のグリセリンを触媒としての0.51の一酸化鉛の
存在下で加熱することにより得られた。
長さ4mの垂直式電線ラッカー塗装用機械上で、400
°Cの炉温度において毎分6〜10mの速度範囲内でラ
ッカー塗装を行なった。
ストリッパーノズルを備えた塗布機及びスト−ピングコ
アを6回通過した後に0.7 mmの厚さの銅電線で約
55μmの直径増加が得られた。
このようにして製造された電線塗装はストーブラッカー
全体にわたってDIN46523に従う300℃より高
い軟化温度を示した。
鉛筆硬度は5Hであった。
ラッカー塗装された電線をエタノールと5回接触させた
ときにこの値は最少限度だけ落下した。
それは最高でも4Hの硬度に落下した。
DIN46513に従う摩擦抵抗性に関しては、120
〜150ダブルストロークスの値が測定された。
この場合、スト−ピングの程度に関する依存度はほんの
わずかであった。
しかしながら、上記のテレフタル酸ポリエステルを、イ
ソシアヌレート化合物を用いずに製造されたポリイミド
エステルと一緒にした場合には軟化温度はスト−ピング
の程度に大きく依存していた。
8m/分の引張り速度では300℃より高い値は得られ
なかった。
鉛筆硬度及び溶媒抵抗性に関する値も少くとも1硬度程
度悪かった。
このことは摩擦抵抗性に関してもいえた。
120〜150ダブルストロークスの値は得られず、そ
して比較的高い引張り速度においては値の顕著な落下が
記録された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリカルボン酸無水物を、ポリイソシアネート及び
    ラクタム又はポリオールと縮合させることによる、イミ
    ド基を介して結合した重縮合物の製造方法において、該
    ポリイソシアネートの一部をマスクドイソシアネート基
    で置換されたイソシアヌレートの形で使用することを特
    徴とする方法。 2 ラクタムが少くとも4個の環員を有する、特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 3 ポリカルボン酸無水物が少くとも1個の別の環式無
    水物基又はカルボキシル、カルバルコキシ、カルバコキ
    シもしくは5O3H基により置換された環式カルボン酸
    無水物化合物である、特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 4 インシアヌレートのインシアネート基が少くとも4
    個の環員を有するラクタム又は脂肪族もしくは芳香族の
    モノヒドロキシ化合物でマスクされている、特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 5 フェノール又は脂肪族モノアルコールを特徴する特
    許請求の範囲第4項記載の方法。 6 一般式 %式%) 〔式中、R2は任意に置換されていてもよい炭素数が1
    〜20のアルキル基、炭素数が6〜12のアリール基、
    炭素数が5〜12のシクロアルキル基、炭素数が7〜2
    0のアルキル−アリール基及び炭素数が5〜12でそし
    て例えばN、0もしくはSの如きペテロ原子を含有して
    いるアリールもしくはシクロアルキル基であり、2は2
    〜4の好適には2〜3の整数である〕 のポリイソシアネートを特徴する特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 7)ルイレンージイソシアネート、m−フェニレンジイ
    ソシアネート、ポリフェニレン−メチレン構造を有する
    アニリンとホルムアルデヒドのホスゲン化された縮合物
    、4・4′−ジイソシアナート−ジフェニルメタン、4
    ・4′−ジイソシアナトジフェニルエーテル、p−フェ
    ニレンジイソシアネート、4・4′−ジイソシアナト−
    ジフェニル−ジメチルメタン及び脂肪族へキサメチレン
    ジイソシアネート又はインホロンジイソシアネートの工
    業的に容易に入手可能な混合物を特徴する特許請求の範
    囲第6項記載の方法。 8 ポリオールとして、分子中に少くとも2個のOH基
    を有するアルカノール又は少くとも3%のOH基を有す
    るオリゴマーポリエステルを特徴する特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 9 重縮合にあずかるラクタム又はポリオールを、イン
    シアナト−インシアヌレートのイソシアネート基をマス
    クするためにも使用する、特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 10 イソシアネート基の全量の1〜60%がイソシ
    アナト−イソシアヌレートのマスクドイソシアネート基
    である、特許請求の範囲第1項記載の方法。 11 重縮合が0〜450℃の温度で行なわれる、特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 12 重縮合が触媒の存在下で行なわれる、特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
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