JPS5818854B2 - 高抗張力通信ケ−ブルの引留部 - Google Patents

高抗張力通信ケ−ブルの引留部

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JPS5818854B2
JPS5818854B2 JP53042612A JP4261278A JPS5818854B2 JP S5818854 B2 JPS5818854 B2 JP S5818854B2 JP 53042612 A JP53042612 A JP 53042612A JP 4261278 A JP4261278 A JP 4261278A JP S5818854 B2 JPS5818854 B2 JP S5818854B2
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JP
Japan
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tensile strength
high tensile
cable
wire
fitting
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JP53042612A
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English (en)
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JPS54135393A (en
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桑原恒夫
佐藤正治
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は通信ケーブルの外周に高抗張力線を装着した高
抗張力通信ケーブルの引留部の改良に関するものである
従来地下及び橋梁等の管路に布設されたケーブルは温度
伸縮や路上の自動車等の振動によってケーブルが移動す
るクリープ現象を生じ、このクリープが大きい場合には
、ケーブル接続部附近において外被障害や断線、混線、
地気などの心線障害が発生するという問題かあった。
従ってケーブルのクリープを防止する対策としては、マ
ンホール壁際においてケーブルをしっかりと杷持して移
動しないように引留めておく方法が有効なものとなって
いる。
また海底に布設されたケーブルでは陸上に引上げ点およ
び中継器等への接続部においてケーブルが自由に移動し
ないように外装鉄線を引留めることが行われている。
即ち第1図に示す如く通信ケーブルの外側に鉄線外装を
施したものa又は高抗張力線を装着したものbが実施さ
れている。
図において1はケーブルコア、2はケーブル防食外被、
3は外装座床ジュート、4は外装鉄線、5は外部被覆例
えば防食混和物充填ジュート、6は高抗張力線で6−1
は高抗張力線の心線例えばワイヤロープ、ピアノ線、ガ
ラスファイバー等、6−2は防食被覆例えばポリエチレ
ンである。
なお第1図aにおける外装鉄線4は地下あるいは海底、
水底などに布設後、ケーブル外被かうける外傷や圧潰等
の機械的外力、張力からケーブルを保護するために固く
て太い鉄線4〜8TrLTrLφのものが用いられてい
る。
又第1図すにおける高抗張力線6は陸上における数10
0m以上の長スパン区間の管路布設を目的にケーブルの
抗張力を10トン程度まで補強するため、引張強度が大
きく、軽量、細径且つ可撓性のよい高抗張力線を数十本
装着しているものである。
而して従来通信ケーブルの引留部としては、第2図aに
示す如き一般通信ケーブル引留部、第2図すに示す如き
陸上の線外装ケーブルの引留部、第2図Cに示す如き海
底ケーブルの陸上への引上げ点接続部、第2図dに示す
如く中継器等への引留部がある。
図において7はゴムスリーブ、8は円筒半割型のケーブ
ル移動防止金具、9はボルト、10は片側テーパー状の
鉛ブツシュ、11は10と嵌合して4をはさむ鉄線引留
金具、12は10と嵌合して一体化し10を11に嵌合
させるための接続面、13はプレート板、14は締付金
具、15はパイプ、16はコーン、17はカラー、18
はバインド鉄線である。
第2図aにおいてはケーブルを把持するのに、ケーブル
の外周に7を巻きつけ、その上から8及び9により締付
けるものであるが、締付は力かケーブルコアの機械特性
、電気特性により制限されるためケーブルの把持力は数
100kg以下に押えられている。
第2図すにおいてはケーブルに装着した4をテーパー状
の10と11との間にはさみ、9,12によって10と
11とを嵌合させ締付けることにより4を把持する。
この場合12は11と嵌合して一体化しているもので1
0と11とを嵌合させる補助の役目をしている。
又4の材料が太くて固いものである場合には所期の引留
力が得られるが細くて軟く、可撓性のよいものである場
合には10.11の間から滑り抜は易い欠点を有する。
又第2図Cにおいてはケーブルに装着した4を13と1
4との間にはさんで締付ける構造であるため、第2図す
と同様の欠点を有している。
又第2図dにおいてはケーブルに装着した4を16に沿
って7字形に折り返して13と7によってはさみ締付け
る構造であるた・め第2図す、cよりも滑り抜けにくい
がやはり同様の欠点を免れないものである。
かかる見地からケーブルの外周にやわらかくして且つ可
撓性に優れた軽量の高抗張力線を装着した高抗張力通信
ケーブル引留部において、ケーブルピースが長く、温度
変化、振動の大きい橋梁等へ添架する場合に該高抗張力
線を十分に把持し数トンの移動力にも十分たえうるよう
な引留部が要望されていたものであった。
本発明はかかる要望に応じ鋭意研究を行った結果、ケー
ブルコアには損傷をあたえることなく、引張強度が大き
く且つ耐食性に優れた引留部を見出したものである。
即ち本発明は通信ケーブルの外周に高抗張力線を装着し
た高抗張力通信ケーブルの引留部において、該ケーブル
の外周に断面中空円形にして且つその円周に沿って等間
隔に挿通孔を設けた引留金具を挿着し、該ケーブルの外
側に取付けた高抗張力線を該引留金具の位置又はその近
傍にて切断しその一端を該挿通孔内に取付けた円筒状ス
リーブ内に挿入して圧着接続し、ネジなどにより該高抗
張力線の張力か均一となるように該円筒状スリーブを引
留金具に固定すると共に該高抗張力線、円筒状スリーブ
を覆うケースを取付け、該ケース内にエポキシ樹脂など
の混和物を注入し、これを固化せしめることを特徴とす
るものである。
本発明の1実施例を図面により説明する。
第3図においてケーブルコア1の外周に外被2を設けた
通信ケーブルの外側に高抗張力線6を設け、更にその外
側に外部被覆5を施した高抗張力通信ケーブルの所望位
置に、第4図に示す如く円周に沿って等間隔に挿通孔2
6を設けた引留金具20を挿着すると共に該高抗張力線
6を、該引留金具20の近傍にて切断しその一端を、予
め該挿通孔26内に取付けた円筒状スリーブ19内に圧
着せしめて接続し、且つネジなどにより該スリーブ19
を引留金具20に固定する。
更に該高抗張力線、円筒状スリーブをケース21にて覆
い、ケーブルとケースとの間をシーリングテープにて密
封し、該ケース内にエポキシ樹脂等を樹脂混和物23を
その注入孔24より注入しこれを固化せしめるものであ
る。
なお27はケース21を取付けるネジ穴である。
又第4図は第3図の構成部品であり、aは19の拡大図
、bは20の拡大図、Cは21の拡大図である。
なお前記ケーブルコア1としては平衡対または同軸心お
よびその組合せたものでもよく、又外被2としてはプラ
スチック外被もしくは鉛被等の金属外被がある。
又19はかしめ圧着により6と接続するため軟鋼等の金
属材約が望ましく、その形状は第4図aに示す如く高抗
張力線6の心線先端部が挿入しうるような中空穴部を設
け、且つ該スリーブを引留金具20に固定するためにそ
の外周に標情を設けている。
又中空穴の内径は高抗張力線の心線よりも10〜20%
太径とし、内面には該心線が抜けないようにカーボラン
ダム等を塗布するとよい。
又引留金具20をケーブルの外周に・挿着する場合、該
ケーブルを切断することなく装着しうるように第4図す
に示す如く半割りとし、円周上にはスリーブ19を固定
するための挿通孔26を等間隔に設けである。
この孔の数に所要の引留強度を確包するのに必要な高抗
張力線6の強度と一致させる。
なお孔の方向は該線の方向と一致させておけばスリーブ
19が屈曲して強度が低下するのを防ぐことが出来る。
また引留金具20の外周部にはマンホール壁等に引留め
る金具への引留孔25を設ける。
なお引留金具20は高抗張力線6の張力によって金具が
変形、破壊を生じない機械的強度が必要である。
ケース21は引留金具20の両側に取付けて高抗張力線
6、スリーブ19及びスリーブ19と引留金具20の接
続部を円筒状に覆うものであり、この中に混和物23を
注入することにより、ケース21内の金属を腐食せしめ
ないようにしたものである。
その材料は軟鉄、アルミ等の金属、ポリエチレン、アク
リル樹脂等のプラスチックである。
又第3図及び第4図Cに示す如くケース21を半割り構
造とし且つ混和物23が流出しないように、引留金具2
0に溝を設けてケース21をはめ込み、ネジ止めできる
構造としている。
なおケース21には半割り構造のうち一方のケースに混
和物注入孔24が設けられている。
又混和物23はケース21中における金属の防食のため
のものであり、熱硬化性のエポキシ樹脂や、その他ポリ
ウレタン等のコンパランド樹脂等混和物が隅々まで注入
されるよう注入時の粘度か低いものを用いればよい。
次に本発明の取付方法を詳細に説明する。
まず第1に第3図に示す如く所定の位置において外部被
覆5を剥ぎとり高抗張力線6かばらけないようにバイン
ド線18を用いてはう縛する。
反18は引留金具20に向ってテーパー状に広げられた
高抗張力線6を押える役割も果している。
第2に該線6を引留金具の取付は位置に長さを調整して
切断し、その先端数確の防食被覆層を剥離して心線のみ
を取出し、スリーブ19内に挿入してペンチ等の工具に
より該スリーブ19をかしめて該心線とスリーブ19と
を圧着接続する。
この方法は溶接などにくらべて現場作業が容易でありま
た鉄線、ピアノ線等は勿論のこと細くて、軟く且つ可撓
性の良いワイヤーロープ、ガラスファイバー等でも容易
に所期の把持力が得られる特徴がある。
第3に引留金具20をケーブル外被2の外周上に所定の
位置に配置する。
この際予め該外被2の外周にゴム或はポリエチレン等の
テープを巻きつけておき、その上からはさみ込むように
して引留金具を取付ければ該金具が固定しやすい。
第4に高抗張力線6の張力が均一になるように長さ調整
を行いながらスリーブ19を金具20にネジ止めして取
付ける。
金属スリーブ19のネジを用いて固定すれば長さ調整が
容易であり、各高抗張力線6の張力分担も均等に調整出
来るため大きな力が加わっても十分に耐えることができ
る。
又高抗張力線6の心線部が引留金具に対して機械的に直
接固定されているのでエポキシ樹脂等の接着力だけを利
用した場合よりも引留に対する信頼性が高い。
第5に防食被覆2と外部被覆5の所定位置にシIJング
テープ22をまきつけ、その上から該テープ22をはさ
み込むようにしてケース21を取付ける。
また引留金具20に対してはケース21を該金具の溝に
はめ込んでさらにネジなどで固定して水密性を確保し、
混和物23を注入孔24から注入する。
これによりケース21の内側の金属か外部から完全にシ
ールされ、細いため腐食に対し弱いと考えられる高抗張
力線6の心線、スリーブ19並にスリーブ19と引留金
具20との固定部等が保護され、この部分の機械的強度
が長期間に亘って確保される。
またこの際混和物23としてエポキシ樹脂等の接着性樹
脂を用いることにより、この接着力が金属スリーブ19
の圧着強度に加えられ、更に高抗張力線69把持力が強
化される。
以上詳述した如く本発明によればケーブルの外周に装着
した高抗張力線を現場作業で容易に行うことが出来且つ
該線は細くてやわらかいワイヤーロープ、ガラスファイ
バー等によるも大きな把持力の得られる金属スリーブを
用いて把持し、引留金具に固定しているので、ケーブル
コアに対する圧潰等の悪影響を与えることなく大きなケ
ーブル把持力が得られる。
又高抗張力線は引留金具に対して機械的に引留め、腐食
等に弱い部分は混和物でシールしているので引留めに対
する信頼性が高く強度も長期に確保しうる等顕著な効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における外装通信ケーブルを示すものであ
り、aは線外装ケーブルの断面図、bは高抗張力通信ケ
ーブルの断面図、第2図は従来の通信ケーブルの引留部
を示すものであり、aは一般通信ケーブル引留部の斜視
図、bは陸上の線上の線外装ケーブル引留部の一部剥取
側面図、Cは海底ケーブル引上げ点の引留部の一部剥取
り側面図、dは海底ケーブルの中継器等の引留部の一部
剥取側面図、第3図は本発明高抗張力通信ケーブルの引
留部の一実施例を示す断面図、第4図は本発明高抗張力
通信ケーブルの引留部の要部拡大図であり、aは引留ス
リーブの断面図、bは引留金具の断面図、Cはケースの
断面図である。 1・・・・・・ケーブルコア、2°′・・・・ケーブル
外被、3・・・・・・外装座床、4・・・・・・外装鉄
線、5・・・・・・防食被覆、6・・・・・・高抗張力
線、7・・・・・・ゴムスリーブ、8・・・・・・ケー
ブル移動防止金具、9・・・・・・ボルト、10・・・
・・・鉛ブツシュ、11・・・・・二鉄線引留金具、1
2・・・・・・接続面、13・・・・・・プレート板、
14・・・・・・締付は金具、15・・・・・・パイプ
、16・・・・・・コーン、17・・・・・・カラー、
18・・・・・・バインド線、19・・・・・・引留ス
リーブ、20・・・・・・引留金具、21・・・・・・
ケース、22・・・・・・シリコーンテープ、23・・
・・・・混和物、24・・・・・・混和物注入孔、25
・・・・・・引留孔、26・・・・・・引留スリーブ取
付孔、27・・・・・・ネジ穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 通信ケーブルの外周に高抗張力線を装着した高抗張
    力通信ケーブルの引留部において、該ケーブルの外周に
    断面中空円形にして且つその円周に沿って所望間隔毎に
    挿通孔を設けた引留金具を挿着し、該ケーブルの外側に
    設けた高抗張力線を、該引留金具の位置又はその近傍に
    て切断しその一端を該挿通孔内に取付けた円筒状スリー
    ブ内に挿入して圧着接続し、ネジなどにより該高抗張力
    線の張力が均一になるように該円筒状スリーブを引留金
    具に固定すると共に該高抗張力線、円筒状スリーブを覆
    うケースを取付は該ケース内にエポキシ樹脂などの混和
    物を注入しこれを固化せしめることを特徴とする高抗張
    力通信ケーブルの引留部。
JP53042612A 1978-04-13 1978-04-13 高抗張力通信ケ−ブルの引留部 Expired JPS5818854B2 (ja)

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JPS54135393A JPS54135393A (en) 1979-10-20
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