JPS5818658B2 - シヨウゴウソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えばクレジットカードによって商品の取引を
行なう場合、その取引がクレジットカードに記憶された
取引有効限度額以上の取引か否かを照合する照合装置に
関する。

近年、クレジットカードに予め取引有効限度額を印刷並
びに磁気コード等によって記録しておき、その取引有効
限度額に従って商品の取引を行なうようにした商品の取
引方式が考えられている。

この方式によって商品の取引が行なわれる場合、その取
引が上記クレジットカードに記録された取引有効限度額
以上の取引かどうかをチェックする照合装置が一般に使
用されている。

しかして、従来における上記照合装置は、商品の売上げ
合計が算出された後に限度額と比較を行なってその取引
が成立するか否かを判断している。

しかしながら、上記従来の照合装置では、商品の売上げ
合計が限度額以上となって取引が不成立となった場合、
クレジットの限度額以内で買物をしたいとか、限度額以
上については現金で支払いたいという要求に関しては、
もう一度商品登録をやり直さなければならず、さらにそ
の際各商品登□録毎に限度額以上になっているか確認を
行ないながら登録を行なわなければならない。

また、場合によっては限度額情報をオペレータに知らせ
て各商品毎に計算を行ない、それから登録を行なうとい
う方法をとっている。

このため従来の照合装置では、処理時間が非常に長くな
り、誤まりが発生し易くなると共にオペレータの負担が
大きくなり、さらに顧客の待ち時間が長くなるという問
題がある。

本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、各商品毎に
その売上げ合計が限度額を越えたか否かをチェックでき
、限度額以内で取引をしたい場合、また、限度額以上に
ついては現金で支払いたいという要求に対しても迅速に
処理でき、処理能率を著しく向上し得る照合装置を提供
することを目的とする。

以下本発明の詳細を図示の実施例を参照して説明する。

第１図において、１１は入力装置で例えばテンキーによ
る情報入力動作、あるいは商品カードにバーコード等に
より記録されているコード情報をハンドスキャナによっ
て読取って入力する機能等を備えている。

しかして、この入力装置１１によって入力される情報は
入力レジスタ１２に一時記憶され、さらに出力装置１３
に転送されて通常ニューメリック表示されるようになっ
ている。

この出力装置１３には表示機能その他例えばプリンタ、
カセット記録装置等が含まれる。

また、上記入力レジスタ１２に一時記憶された情報は演
算回路１４に送られる。

この演算回路１４には売上計メモリ１５が接続され、入
力装置１１から入力レジスタ１２に商品価格が入力され
ると、その合計が演算回路１４で算出されて売上計メモ
リ１５に記憶されるようになっている。

すなわち、入力レジスタ１４の内容と売上計メモリ１５
の内容が演算回路１４で加算され、その結果が売上計メ
モリ１５に貯えられる。

また、１６はクレジットカードリーダで、クレジットカ
ードに予め記憶されている例えば会員番号、限度額情報
等の顧客。

情報を読取るものである。

このカードリーダ１６で読取られた顧客情報のうち限度
額情報は限度額メモリ１７に送られ、さらに比較回路１
８及び前記演算回路１４に転送される。

また上記比較回路１８には前記売上計メモリ１５の記憶
情報が与えられ、限度額と商品売上げ合計の比較が行な
われるようになっている。

この比較回路１８にはフリップフロップ１９が接続され
ており、上記クレジット限度額と商品売上げ合計とを比
較した結果クレジット限度額より商品売上げ合計が大き
い場合に比較回路１８から゛１″信号が出力され上記フ
リップフロップ１９がセットされる。

また、一方前記カードリーダ１６はクレジットカードよ
り顧客情報を読取る際、各種チェックを行なってカード
の有効性を確認し、カードが有効であった場合ｕ １
ｔ＋倍信号出力されフリップフロップ２０にセット信号
として送られる。

このフリップフロップ２０の出力信号は前記比較回路１
４に動作信号として送られ、フリップフロップ２０がセ
ットされている間だけ比較回路１８が動作するようにな
っている。

また、上記フリップフロップ１９，２０の出力信号はア
ンド回路２１のそれぞれ異なる入力端に加えられ、この
アンド回路２１の出力信号は演算回路１４、出力装置１
３及びアンド回路２２の一方の入力端に加えられる。

アンド回路２１は、売上げ合計が限度額以上となった場
合に論理条件が成立するものであり、アンド回路２１か
ら゛１″信号が出力されると演算回路１４は、売上げメ
モリ１５の内容から入力レジスタ１２の内容を減算する
。

また出力装置１３は、アンド回路２１から゛１″信号が
与えられると記録動作、つまり限度額以上となる商品の
記録を中止する。

さらに前記アンド回路２２の他方の入力端は演算回路１
４に接続され演算回路１４が演算動作を終了した場合に
゛１″信号が与えられる。

そして、このアンド回路２２の出力信号はフリップフロ
ップ２０にリセット信号として与えられる。

また、前記レジスタ１２、メモリ１５，１７、フリップ
フロップ１９．２０等は全ての出力動作を終了した後に
全てリセットされる。

上記の構成において、クレジットカードによる取引の場
合、まず、クレジットカードをカードリーダ１６にセッ
トし、カードに記録されている顧客情報を読取る。

そして、この顧客情報のうち限度額情報は、限度額メモ
リ１７に送られて蓄えられる。

また、カードリーダ１６は、カード読取時各種チェック
を行なってカードの有効性を確認し、カードが有効な場
合読取り終了時に１”′信号をフリップフロップ２０に
送る。

このためフリップフロップ２０がセットされ、フリップ
フロップ２０から比較回路１８に″１″信号が送られて
比較回路１８を作動させる。

この状態において入力装置１１により売上げ商品に関す
る情報を入力すると、この情報は入力レジスタ１２に蓄
えられる。

この入力レジスタ１２の出力は、出力装置１３に送られ
て表示され入力情報の確認が行なえる。

しかして、今、入力装置１１において商品価格の入力が
終り、金額登録キーが押されると入カレジスタに記憶さ
れている内容が演算回路１４により売上計メモリ１５に
送られる。

以下入力レジスタ１２に入力装置１１から入力される商
品価格と売上計メモリ１５の内容とが演算回路１４で順
次加算されその結果が売上計メモリ１５に蓄えられる。

１この場合上記売上計メモリ１５に蓄えられた情報は、
比較回路１８に送られ、限度額メモリ１７の内容と比較
される。

そして、売上計メモリ１５の内容が限度額メモリ１７の
内容よりも小さければ入力レジスタ１５の内容はそのま
ま出力装置１３ｊに送られ、プリントアウト、カセット
磁気記録等が行なわれて商品の登録を終了する。

上記の動作は、入力装置１１により各商品価格の入力を
行なう毎に行なわれる。

このようにして、順次各商品の登録が行なわれ売上計メ
モリ１５の内容が限度。

類メモリより大きくなった場合、比較回路１８から゛１
″信号が出力され、フリップフロップ１９がセットされ
てこのフリップフロップ１９からアンド回路２１の一方
の入力端に゛１″信号が与えられる。

この時点では前記フリップフロップ２０シからアンド回
路２１の他方の入力端にすてに゛１″信号が与えられて
いるのでフリップフロップ１９がセットされると同時に
アンド回路２１の論理条件が成立し、アンド回路２１か
ら゛１″信号が出力され、演算回路１４、出力装置１３
及びアンドシ回路２２に送られる。

演算回路１４は、アンド回路２２から１”′信号が与え
られると、売上計メモリ１５より入力レジスタ１２の内
容を減算する。

このため売上計メモリ１５の内容は限度額を越えない前
の状態に復帰する。

また、上記出力装置 。１３はアンド回路２１から゛１
パ信号が与えられると、限度額以上となる商品の記録を
中止する。

そして、上記演算回路１４は上記の減算動作を終了する
と、アンド回路２２に゛１″信号を与える。

このため、アンド回路２２の論理条件が成立し、。

アンド回路２２から゛′１パ信号が出力されてフリップ
フロップ２０がリセットされる。

このフリップフロップ２０がリセットされると、比較回
路１８の動作が中止されると共に、アンド回路２１のゲ
ートが閉じ、このためアンド回路２２のゲー・トも閉じ
る。

この状態で、フリップフロップ１９の出力により例えば
ランプ、ブザー等を駆動して顧客及びオペレータに売上
げ合計が限度額を越えたことを知らせることができる。

また、上記アンド回路２１の出力により演算回路１４を
動作させる場合、売上計メモリ１５より入力レジスタ１
２の内容を減算するのみでなく、限度額、売上計商品価
格から、登録商品によりどれだけの不足額を生じるかを
計算するようにすれは、不足額表示を行なうことができ
る。

すなわち、この不足額表示を行なわせるには、まず、売
上計メモリ１５より入力レジスタ１２の内容を減算して
、売上計メモリ１５の内容を限度額を越えない前の状態
に戻し、次に入力レジスタ１２の内容より限度額メモリ
１７の内容を減算し、その結果を売上計メモリ１５の内
容と加算して入力レジスタ１２に入れる。

この入力レジスタ１２の内容は、不足額を示すもので、
出力装置１３に送られて表示される。

この不足額の表示により顧客及びオペレータは取引を取
消しにするか現金取引にするか等の判断を行なう。

以後の登録は、フリップフロップ２０がリセットされて
比較回路１８が動作を中止しているので、通常の登録と
同様にして行なわれる。

そして、最終的なりレジットキー操作を行なうことによ
って売上計メモリ１５の内容が入力レジスタ１２に移さ
れ、さらに出力装置１３に転送されてプリントアウト、
カセット磁気記録等が行なわれる。

また、同時に限度額、会員番号等の顧客情報が出力装置
１３に転送されて記録される。

この場合、上記限度額以外の顧客情報は、カードリーダ
１６で読取られた際にメモリ（図示せず）に送られて蓄
えられている。

また、上記の記録時において、フリップフロップ１９が
セットしていると、演算回路１４において不足額を算出
し、出力装置１３に転送する機能を持たせておくと、こ
れにより不足額処理が行なわれる。

そして、全ての出力が終了すると、メモリ１５．１７及
びフリップフロップ１９ 、２０等はクリアされる。

但し、入力レジスタ１２には、売上計がそのまま記憶さ
れている。

第２図は本発明の他の実施例を示すもので、前記第１図
で説明した限度額チェックの他に有効期限チェックを行
なえるようにしたものである。

すなわち、入力装置１１に日付メモリ３１を接続すると
共に、カードリーダ１６に日付コードメモリ３２を接続
し、上記各メモ１Ｊ３１，３２の出力端を比較回路１８
に接続したものである。

上記日付メモリ３１には入力装置１１より当日の日付情
報を蓄えておく。

そして、カードリーダ１６でクレジットカードの読取り
を行なった時、顧客情報のうち限度額情報は限度額メモ
リ１７に送られ、有効期限コードは日付コードメモリ３
２に送られる３次いでカード読取り終了に伴ってフリッ
プフロップ２０がセットされると、比較回路１８により
日付メモリ３１と日付コードメモリ３２の内容が比較さ
れ、日付メモリ３１の内容が日付コードメモリ３２の内
容より大きい場合、有効期限切れとなり、期限切れの表
示が行なわれる。

以上述べたように本発明によれば、各商品の登録毎にそ
の売上げ合計額と限度額との比較が行なわれるので、商
品登録の途中で限度額を越えたかどうかわかり、取引が
一時中断される。

従って限度額内で買物を行なう場合とか、限度額を越え
ると取引を中止する場合等の処理が簡単となり、処理能
率の向上を計ることができる。

また、限度額を越えた後は、通常取引と同様となるので
、限度額を越えた後でも登録をやり直す必要はなく、非
常に能率的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図は本発
明の他の実施例を示す構成図である。 １１・・・・・・入力装置、１２・・・・・・入力レジ
スタ、１３・・・・・・出力装置、１４・・・・・・演
算回路、１６・・・・・・カードリーダ、１８・・・・
・・比較回路、１９，２０・・・・・・フリップフロッ
プ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 人力装置と、この入力装置から入力される商品価格
   を入力されるごとに記憶する第１のメモリと、この第１
   のメモリに記憶される商品価格を前記入力装置から入力
   されるごとに順次合計する手段と、この手段による合計
   を記憶する第２のメモリと、カードに記憶されている限
   度額情報を読取るカードリーダと、このカードリーダか
   らの限度額情報を記憶する第３のメモリと、前記入力装
   置から商品価格が入力されるごとに前記第２のメモリの
   合計値と前記第３のメモリの限度額情報とを比較するこ
   とにより、合計値が限度額情報よりも大きいか否かを判
   断する比較回路と、この比較回路の判断結果に応じて前
   記第２のメモリの合計値が第３のメモリの限度額よりも
   大きいことを報知するとともに、そのときの前記第１の
   メモリの商品価格、前記第２のメモリの合計値および前
   記第３のメモリの限度額情報により不足額を算出して表
   示する手段とを具備したことを特徴とする照合装置。