JPS581863Y2 - ビデオテ−プレコ−ダ用容量性結露検出素子 - Google Patents

ビデオテ−プレコ−ダ用容量性結露検出素子

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JPS581863Y2
JPS581863Y2 JP679578U JP679578U JPS581863Y2 JP S581863 Y2 JPS581863 Y2 JP S581863Y2 JP 679578 U JP679578 U JP 679578U JP 679578 U JP679578 U JP 679578U JP S581863 Y2 JPS581863 Y2 JP S581863Y2
Authority
JP
Japan
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detection element
dew condensation
video tape
tape recorder
condensation detection
Prior art date
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Expired
Application number
JP679578U
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English (en)
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JPS54111133U (ja
Inventor
久保田■
三鴨克己
増田義典
大塚進
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社日立製作所 filed Critical 株式会社日立製作所
Priority to JP679578U priority Critical patent/JPS581863Y2/ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はビデオテープレコーダ内部の結露を検出する検
出素子に関するものである。
従来、ビデオテープレコーダ(以下VTRと略す)に於
ては、冬期に装置を低温の場所から暖房中の部屋へ移動
したり、もしくは暖房による室温の急上昇により、テー
プ走行路の部品が結露し、この結露水によりテープがシ
リンダーなどのテープ走行路の部品にはりつき切断した
り損傷したりする事故が発生する。
第1図は既知のVTRのテープ走行機構系を示すもので
、ビデオカセット1は装着位置にある。
ビデオテープ2は記録モードもしくは再生モードに於て
は図の破線の如く回転磁気ヘッドを具えたテープガイド
用ソリンダ−3に巻きついて走行するのであるが、その
際に既知の消去ヘッド4、インピーダンスローラー5も
元の位置より移動して破線で示す位置で該ビデオテープ
2に当接する。
通常の気温状態では、この状態でテープの走行は支障な
く行なわれるのであるが、冬期に於て、例えば0℃の所
から20℃程度の温度の場所へのVTRの移動が行なわ
れたとすると、VTR内部の機構系である前記のシリン
ダー3、フルイレーズヘッド4、インピーダンスローラ
ー5、及びオーディオコントロールヘッド6、ピンチロ
ーラ−7など熱慣性の高いものと周囲温度との間に大き
な温度差が生じ、その為にこれら機構系部品の表面に結
露し、この結露水によりテープ走行時にビデオテープ2
がこれらの機構系に張り付けられ、例えばシリンダー3
にビデオテープ2が巻きついて切断したり、あるいはフ
ルイレーズヘラl’4などに張り付いてテープ走行が不
可能となる。
従ってこの結露を検出する為に、ある種のVTRに於て
は結露の際に抵抗の変化する結露検出素子を有するもの
も存在するが、寿命的に信頼性の低いもの、あるいは前
記機構系部品に結露した後で、時間的にかなり遅れて結
露を検出するなどの欠点を有している。
本考案の目的は上記の従来技術の欠点をなくし、結露時
には速やかにこれを検出し、かつ経時変化の少ない結露
検出素子を提供することにある。
上記の目的を遠戚するために本考案は、ガイド溝を有す
る金属棒に絶縁被覆導体線材を巻きつけ、この両者の間
の静電容量が、結露の際に増加することを利用して結露
検知するもので、この結露検出素子をビデオテープレコ
ーダ内部の適当な位置に増りつけて、前記機構系部品へ
の結露を予測するものである。
以下本考案を実施例により詳細に説明する。
第2図は結露検出素子の一実施例を示す斜視図であり、
金属棒9にスパイラル状のガイド溝8を設け、これに絶
縁被覆導体線10を巻き付けて構成する。
金属棒9の種類はアルミ、銅などいかなる金属でも特性
上変りはない。
たゾし、上に巻き付ける絶縁被覆導体線10とのショー
トを防ぐ為にはアルミ材を用い、その表面を数μm程度
アルマイト処理したものが良い。
絶縁被覆導体線10には一般にエナメル線と呼ばれ、ト
ランス、コイル等に使用されているポリウレタン被覆導
線の直径0.1間以下のものを使用すれば結露の際の変
化の割合が太きい。
たゾし余り細いと断線する可能性が高いので直径0.0
6mm程度が最適である。
金属棒9の形状は断面が円形のものにすると製作上、作
業が容易となるが、円形に限らずどんな形状でも同様の
効果を得ることができ、板状のものでも使用できる。
またガイド溝8はスパイラル状に設けると絶縁被覆導体
線10を巻き付けるのに都合が良い。
巻き付けた絶縁被覆導体線10が移動しないようになっ
ていれば連続した溝でなくとも金属棒9の周囲の一部分
に切込み溝を設けたものでも良い。
ガイド溝8の形状はV字型、角型、半円型などの円弧状
などが考えられ、感度の点からは円弧状が優れているが
、作業性の点からはV字型が容易に得られる。
いずれの型にしても、絶縁被覆導体線10を巻き付けた
とき、導体線の表面が金属棒9の表面より低くなるよう
にガイド溝8の深さを加工しておくと、線材の断線事故
を防ぐことができる。
この金属棒9と絶縁被覆導体線10の導体部12との間
は第3図の断面図に示す如く、絶縁被覆導体線10の絶
縁被膜13により仕切られ、金属棒9と導体部12とに
より一種のコンデンサーが作られているのであるが、こ
れに結露水14が付着すると水の誘電率が高い為にコン
デンサーの容量が変化する。
ガイド溝8はこの容量の変化を大きくする為にも極めて
有効であり、たとえば直径15間の金属棒に直径0.0
6mmのポリウレタン導線を20回巻きつけた時、この
ガイド溝8が無い場合には容量は120pF程度で、し
かも結露の際の容量変化も最大2.5倍程度であるのに
対し、同じ条件でガイド溝8に巻き付けた際には容量が
220 pF、しかも結露時には4倍以上の容量変化が
ある。
またガイド溝8により、ポリウレタン導線の断線を防ぎ
、また一様に巻きつけることを可能とするものである。
第4図はこの結露検出素子11を含んだ結露検出装置の
一例であり、結露検出素子11は発振回路15の内ブリ
ッジ回路の構成要素である。
結露の際に前述の如く結露検出素子11の容量が増加す
ると、この発振回路15が発振するように回路構成され
ており、この発振出力を増幅回路16で増幅し、整流回
路17で整流してその出力により、VTRのテープ走行
の禁止、あるいはテープ走行の禁止を警報するものであ
る。
また従来のVTRでは前述のシリンダ一部3に結露検出
素子を取り付けた例しか存在しないが、本考案による結
露検出素子11であればVTR内部の最も結露の早い位
置への取り付けも可能であり、VTR内部における結露
と、結露検出素子の検知するまでの時間的なズレを解消
することが可能である。
第5図にこの結露検出素子11の容量変化を測定した結
果の一例を示す。
これは0℃の状態から25°C湿度70%の雰囲気中に
結露検出素子を移したときの容量の時間的な変化を測定
したものである。
このような温度の変化があると結露の可能性が高いが、
わずか数分で容量が大きく変化するのでVTRの結露検
出素子として好適である。
以上述べたように本考案によれば、容量的に結露を検知
し、しかも早い応答速度の結露検出素子が得られ、VT
Rに適用するのに最適である。
また結露検出素子が小型であるため、その設置する位置
を自由に変えられ、結露感度の良い位置への配置が可能
であり、精度の良い制御を行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はビデオテープレコーダのテープ走行機構系の例
を示す平面図、第2図は本考案による結露検出素子の一
実施例を示す斜視図、第3図は結露検出素子の動作を説
明する為の拡大断面図、第4図はこの結露検出素子を使
用した回路の例を示す回路図、第5図はこの結露検出素
子の容量変化の一例定例を示すグラフである。 2・・・磁気テープ、3・・・回転磁気ヘッドを具えた
テープガイド用シリンダー 5・・・インピーダンスロ
ーフ− 8・・・ガ゛イ ド溝、 11・・・結露検出素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ビデオテープレコーダに設けられ、ガイド溝を有する金
    属棒と;該ガイド溝内に巻き付けられた絶縁被覆導体線
    材とを有し、該金属棒表面に結露の際に該金属棒と該絶
    縁被覆導体線材間の容量の変化により、ビデオテープレ
    コーダ内部の金属部の結露を検知することを特徴とする
    ビデオテープレコーダ用容量性結露検出素子。
JP679578U 1978-01-25 1978-01-25 ビデオテ−プレコ−ダ用容量性結露検出素子 Expired JPS581863Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP679578U JPS581863Y2 (ja) 1978-01-25 1978-01-25 ビデオテ−プレコ−ダ用容量性結露検出素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP679578U JPS581863Y2 (ja) 1978-01-25 1978-01-25 ビデオテ−プレコ−ダ用容量性結露検出素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54111133U JPS54111133U (ja) 1979-08-04
JPS581863Y2 true JPS581863Y2 (ja) 1983-01-13

Family

ID=28813932

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JP679578U Expired JPS581863Y2 (ja) 1978-01-25 1978-01-25 ビデオテ−プレコ−ダ用容量性結露検出素子

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JPS54111133U (ja) 1979-08-04

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