JPS5818430A - 異形多孔捲縮加工糸の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本尭嘴は異形多孔仮撚捲縮加工糸の製造方法に関する。

更に＃Ｌ＜は繊維内部に空隙及び微細孔を有し、吸水性
、吸湿性に優れたポリエステル仮１！捲縮加工糸の製造
方法に関する。

ポリエステルは衣料用合成繊維として極めて優れた物理
的性能を有しており、広範に使用されている。

しかしながら、ポリエステル繊維は疎水性であるため、
吸水性、吸湿性が要求される分野での使用は制限されて
いる。

従来、ポリエステル繊維に吸水性、＠湿性を付与する方
法としてポリエステルに親水性化合物、例えはポリアル
キレングリコール等を配合する方法が提案されているが
、洗濯により改質剤の脱落が起り吸水、Ｗｋ湿性能の耐
久性が不充分で実用化されていない。

また、有機スルホン酸化合物、有機リン酸化合物等アル
カリ可溶性化合物をポリエステルに配合し、糸条形成後
アルカリ水溶液で溶出処理し、繊維に微細孔を発生せし
める方法がある。

充分な吸水、吸湿性能を得るためには繊維内部が空洞と
なっておシ、微細孔の一部が繊維表面から内部空洞に貫
通している必要がある。繊維１！！１ｉＩＫ付着尤た水
分が微細孔を通じ毛細管現象で吸着され、繊維内部の空
洞部に保持されるのである。

しかし、かかる方法で得られた吸水繊維に仮撚捲縮加工
を施すと仮撚時繊維が受ける捩れカによって中空部が潰
れてしまい、吸水、吸湿性能が激減してしまうのである
。

し九がって、従来吸水、吸湿ポリエステル繊維Ｋａ仮撚
捲纏加工が適用できず、その用途が着しく調成される状
況であり九。

本発明の目的祉仮撚捲縮加工を施しても性能が劣化しな
い吸水　ａ湿ポリエステル繊維を製造する方法を提供す
るにある。

本発明看等は上記の目的を達成せんとして鋭意研究し良
結果、アルキルアミン化合物等−のアルカリ化金物を！
！Ｉｌｌ断面形状糸の内壁に浸透させ、仮撚操作を施せ
社、繊維の内壁に亀裂が生じ、一旦閉塞状態となう九繊
維内空洞が後にっづくアルカリ処理によらて再現するこ
とを見出し本発Ｉ！ＪＩＫ到達したのである。

即ち、本発明はアルカリ溶液に可溶性の微細孔形成剤を
含むとともＫＥｌｌｌ横断面形状を有するポリエステル
フィラメントをアルカリ溶液で処理した後仮撚加工し、
次いでアルカリ溶液で処理することを特徴とする異形多
孔捲縮加工糸の製造法である。

本発明に使用する微細孔形成剤としては、従来知られて
いるポリアルキレングリコ〜ル、有機スルホン酸化合物
、有機リン酸化合物等である。

４１に好ましい具体例としてリン酸モノメチルジナトリ
ウム、リン酸モノフェニルジカリウムポリオキシエチレ
ンラウリルエーテルホスフォートカリウム塩、３カルボ
メトキシベンゼ／スルホン酸ナトリウム塩、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテルホス７エートカリウム塩をあ
げることができる。

微細孔形成剤は１種のみでも良く、また２種以上併用し
ても良い。その添加時期はポリエステルを紡糸する以前
の任意の段階で喪く、例えばポリエステルのＪ［ｌ！中
に添加配合しても、ポリ鳳ステルの合成中に添加しても
、ｔえ溶融紡糸時に適当１に装置を介して添加しても良
い。微細孔形成剤の添加量はポリエステルを構成する酸
成分に対しａ３〜１５モルチであシ、好ましくはａｓ〜
２モル−〇範囲である。

微細孔形成剤を含有したポリエステルは通常の方法で溶
融紡糸されるが、横断函形状＃ｉ第１図に示す如く一部
分が開口した凹部をなしていな妙ればならない。

第１１１１Ｋ＞いてＬ社−口部を示し、この開口部から
後述のアルキルアミン等のアルカリ化合物が浸入する。

繊維空洞部社アル中ルアミン等のアルカリ化金物が充分
浸透し、仮撚操作後内壁ｓＫ亀裂が多数発生する１度に
広くすることが望ましい。

即ち、空隙率！！−以上の空洞であることが所望の効果
をあけるうえで望ましい。空隙率紘第１図において開口
部１の内壁３の弧長纏となる如く仮ＳＩＩを引いてＳま
れ良空洞面積８１と実繊維横断面積８意忙よシ下記の如
く定義する。

空隙率−−ｉ−×１００ ８、＋８゜ 空洞部の形状は円形でも多角形でも良いが、アルキルア
番ｙ等のアルカリ化合物の浸透が容易な形状とすること
が肝要である。

本発明にお−て杜仮撚前に付与するアルカ替化合物が重
畳な４１Ｉ蛯を発揮する。

このアルカリ化合物は！！ＩＩ！横断面形横断面形壁糸
浸透し、仮撚操作後鐵錐内壁部に微細な亀裂を発生せし
める機能を有する。このアルカリ化合物として社各種の
化合物を用いることができるが、特にアルキルアミン化
合物が好ましく、なかでもモノメチルアミン、モノエチ
ルアミ／。

ブチルアミンが実用上好ましい例である。かかるアルカ
リ化合物Ｏ糸条への付与はアルカリ化合物を１０〜５０
−（重量）の水溶液となし、ローラー、スプレーノズル
等により走行しつつある未砥伸糸に付与する方法が好ま
しい。

このアルカリ化合物の付着量は繊維総重量に対しａ０５
−ａｌ−の範囲が好ましい。

付着量が過大となると繊維表面の亀裂が過度に゛成長し
繊維物性の劣化をひき起す。アルカリ化合物付与ｌｌＯ
未砥伸糸はアルカリ化合物が繊維内空洞部に充分浸透す
る様にエージングする事が望ましい。通常２４時間以上
のエージングで充分であるが、３６時間以上エージング
すればより効果的である。

かくして得られ九未延伸糸は延伸後、仮撚あるいは砥伸
同時仮撚が施され、捲縮加工糸となる。

鍍襠縮加工糸の断Ｎ形状は嬉２図の如く中空洞部が潰れ
良状態となっているが、アルカリ化合物が浸透した部所
には仮撚操作時にかかる捩れによ）亀ａｔが生じている
。

潰れ九空濶部内壁の亀裂が続いて行なわれるアルカリ処
理ｌ１て重要な機能を発揮する。水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等のアルカリ水溶液で、得られ九捲縮糸あ
るいは捲縮糸の布帛を処理すれば繊維中の微細孔形成剤
が流出し繊維内部に微細孔が発生する。

通常の中空糸であれば、仮撚操作により中空部が潰れア
ルカリ処理によっても吸水、吸湿性能を発揮するに足る
繊維内部に達する微細孔が得られない。

本発明によって得られ九襠縮加工糸は前述の如く空洞部
内壁に亀裂を有するため、アルカリ水溶液が亀裂に沿っ
て容Ｊ＆に繊維内部に浸透し、空洞内壁を溶解し、微細
孔形成剤を流出せしめるので、空洞部が再現されるとと
もに、内壁から表層部に向った微細孔の成長が起る。一
方、表層部も仮撚操作時の捩れ力によって亀裂が生じて
いるのでアルカリ水溶液が亀１！Ｋａって浸透し、微細
孔が繊維内部へと成長し空洞部より成長してき九微開孔
と連通ずる。

かくして得られたポリエステル多孔仮撚捲縮加工糸は第
３図の如く繊維内部に空洞を有し、表層部から空洞部に
連通した微細孔五を有する構造となっておシ、優れた吸
水、吸湿性能を発揮する。しかも捲縮加工糸としてのバ
ルキー性を有するので、従来使用が制限されていた外衣
。

特殊作業衣用への適用も可能となるのである。

以下、実施例を掲げて説明する。

なお、微水、ａｍ性能社以下の方法で定量的Ｋｉｌ定し
良。

（リ　吸水適度（ＪＩ８−ＬＩＪ１８に準ず）繊維を布
帛になし、この布帛をアニオン性洗剤ザブ（花王石鹸社
製）のα３％水溶液で家庭用電気洗濯機によＪ）４０℃
で３０分の洗濯を１０回繰返し、次いで乾燥して得られ
る試料を水平に張り、試料の上ｌａｗの高さから水滴を
１滴（ａ・４己）滴下し、水が完全に試料に吸収され反
射光が観察されなくなるまでの時間（秒）を測定する。

（２）　　吸水率 ゛　乾燥試料を水中に３０分以上浸漬し死後、家庭用電
気洗濯機の脱水機で５分間脱水する。

乾燥試料の重量と脱水後の試料の重量から下記式によ）
吸水率を求めた。

を九、捲縮性は下記の全捲縮率を代用特性として用いた
。

（１）　　全捲縮率（＊） 検尺器で試料を総状に採取し、初荷重２ｑ／デニールを
負荷し、クシ下げる。

次いで重荷重α２１／デニールをかゆ１分経過後題長を
読み敗シｔ０とする。読み取り後、直ちに重荷重を除き
１分経過後纒長を読み取りｔｌとする。

試料を移動し、初荷重をかけたまま沸騰水中で２０分処
理し死後２４時間以上自然乾燥する。再び試料を初荷重
とともにつり下け、重荷重αＸｔ／デニールをかゆ１分
経過後纒長を読み職りｔ３とする。

下記式にて全捲縮率を算定する。

実施例 テレフタル酸ジメチルκ対し、１モル一のリン酸モノメ
テルジナトリウムを加えて重合し九ポリエチレンテレフ
タレートを溶融紡糸し、モノエチルアミンを繊維総重量
に対しａＳＳ一なる如く付与し、１８８デニール／２４
フィラメントとしてＩ散つえ。断面形状＃ｉｏｌｔ表に
示す如く空隙率１０　％　Ｏ　Ｅｌ　ｍｌとした。得ら
れ九未延伸糸を３０啼間エージング後延伸倍率２ｓ倍、
撚数３３００回／講、ヒーター温度２１０℃の条件で弧
伸同時仮燃を行なつ九。得られた７５デエール７２４フ
イラメン｝０捲纏加工糸を用いて織物布帛を作成し、＊
ｓ％背性ソーダ水溶液で６０分関徽沸処理を行なり九。

水洗，乾燥後の布帛の吸水速度、吸水率は１１１表の如
く極めて良好であり九。

比較例 夾麹例のボリエテレンテレフタレートを＃１１表の如く
空隙率１０チの円形中空糸となし、アルキルアｉンを付
与せずして未砥伸糸を巻敗った。

以下、実施例と同じ条件、同じ操作で織豐布帛を作成し
た。

布帛の吸水速度，吸水率は第１表の如くであシ、吸水．
吸湿性能は発現しなかった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に用いるポリエステル未延伸糸の一例を
示す拡大横断面図。 第２図は本発明で得られるアルカリ処理を施された仮撚
捲縮加工糸の一例を示す拡大横断面第３図は本発明で得
られるアルカリ処理を施された仮撚捲縮加工糸の一例を
示す拡大横断面図である。 Ｌ開口部　　２空洞部　　λ空洞内壁 ４亀　ｌＩ！　　　五黴頗孔

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｌ　アルカリ濤筐ＫＷｌｊ性の微開孔形成剤を含むとと
   −に、　Ｍ１１横断画形状を有するポリエステルフィツ
   メントをアルカリ溶液で熟思した後、仮撚加工し次いで
   アルカリＳ箪で処理することを善徽とする異形多孔倦縮
   加工糸の贋造法。 ２　仮撚加工前のアルカリ溶液処理がアルキルアをン水
   １１１１による処理である特許請求ＩＩｓ嬉！項記５ｃ
   ｓｌｌ造法。 １　　ｇｍｍ工ｌｌのアルカリ溶液処理が無機アルカリ
   水Ｓ筐魁履である特許請求範囲第１項まえは嬉！項記載
   の製造法。