JPS581838B2 - 紙葉類区分装置 - Google Patents

紙葉類区分装置

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JPS581838B2
JPS581838B2 JP54163229A JP16322979A JPS581838B2 JP S581838 B2 JPS581838 B2 JP S581838B2 JP 54163229 A JP54163229 A JP 54163229A JP 16322979 A JP16322979 A JP 16322979A JP S581838 B2 JPS581838 B2 JP S581838B2
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JP
Japan
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circuit
sorting
card
ticket
sorted
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JP54163229A
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堀野成男
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS581838B2 publication Critical patent/JPS581838B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえば伝票または銀行券などの紙葉類を自
動的に鑑査して有効な紙葉類と無効な紙葉類などとに区
分する紙葉類区分装置に関する。
最近、たとえば銀行券を自動的に鑑査して有効な銀行券
と無効な銀行券などとに区分する銀行券区分装置が考え
られている。
この区分装置は、銀行券の枚数を1枚ずつ自動的にカウ
ントし、枚数の過不足をナエソクすると同時に無効な券
、つまり偽券、異種券、失効券などを検知し、更に有効
な券、つまり損券(有効であるが再発行に不適な券)と
正券(有効であって再発行に適した券)とに分け、それ
ぞれ100枚ずつの杷にして施封、押印を行うものであ
る。
しかしながら、上述した従来の区分装置は、1000枚
を1つの単位とするバッチ処理を行っているので、10
00枚単位での枚数の過不足および偽券などの有無を判
別することは可能であるが、1000枚の中のどの10
0枚の中で異常があったのかを判別することはできない
すなわち通常、銀行券は100枚ずつ小帯で施封し、更
に100枚の把を10把集めて1000枚ずつ大帯で施
封されている。
また、1000枚の銀行券は全て同一銀行で扱われてい
るのが通例であるが、その中の100枚ずつの把はそれ
ぞれ取扱者が異っている場合が多い。
したがって、どの取扱者が取扱った棺に異常があったか
を知りたいといった要望がでてくる場合が考えられる。
すなわち、従来1000枚単位で行っていたことを10
0枚単位で行うことが必要になる。
これを従来と同じ方法で100枚単位で処置を行えば、
100枚ごとに枚数の確認、偽券の処理などを行うため
装置自体の不作動時間が多くなり、装置の処理能力が著
しく劣化し、省力効果が少くなり、同時に装置のオペレ
ータは頻繁に100枚ずつ券を装置に供給しなければな
らないので、オペレータの負担が増加し、かつ実用的で
ない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、装置自体の不作動時間を少くして処理能
力の低下およびオペレータの負担増加を極力少くし、か
つたとえば100枚単位での紙葉類の処理を各単位間の
無駄時間がなくほぼ連続的に能率よく処理可能となり、
また各単位(ロフト)ごとの区分状況も容易に知ること
ができろ紙葉類区分装置を提供することにある。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図において、1は供給部で、ここには被区分銀行券
(以後単に券と略称する)がたとえば100枚ごとに後
述する区分カードを挿入して収容されたマガジンがセッ
トされ、装置が区分動作を開始すると券を取出装置2へ
供給する。
取出装置2は、供給部1にセットされている券(および
区分カード)を1枚ずつ所定間隔あけて順次取出す。
3は搬送装置で、取出装置2で取出された券を一対の搬
送ベルトで挾持して後述する検知部5および区分装置6
に導く。
4は1枚投入装置で、手動で搬送装置3へ券を1枚ずつ
供給する。
5は区分検知部で、搬送装置3の途中に設けられており
、次のような機能を有している。
すなわち、第1の機能は、搬送されてくる券の数を正確
にカウントし、あらかじめ指定された枚数の券の有無を
ナエツクする。
第2の機能は、俄出装置2によって2枚以上の券が一緒
に取出された場合、つまり重取りされた場合、正確な券
の検知およびカウントが不可能となるので、その重取り
を検知する。
この検知の方法は、たとえば券を透過する光量変化によ
る光学的な方法、あるいは機械的に券の厚さを測定して
検知する方法など、いずれを用いてもよい。
第3の機能は、取出装置2によって取出された券が異常
接近している場合、上記同様に正確な券の検知およびカ
ウントが不可能となるので、その異常接近を検知する。
この検知方法は、たとえば券の間隔を検知し、その間隔
を正常時の間隔と比較することにより行う。
第4の機能は、搬送されてくる券の内容を1枚ずつ調べ
て、無効券(偽券、異種券、失効券、その他疑わしいも
の)および損券を分離する。
この検知方法は、所期の目的を達成するために効果的な
方法であれば、周知の光学的な方法あるいは機械的な方
法その他いずれの方法でもよい。
また、光学的文字読取装置などを紹込むことにより、番
号を読取って発行年度の古い券を分離することを行って
もよい。
いずれにしても、目的に応じた検知装置を1組または複
数組組み合せて使用する。
この場合、各検知装置からは、通常それぞれ無効券(偽
券、異種券、重取券など損券および正券以外の券)、損
券、正券のいずれかの判定結果が1枚の券に対して得ら
れる。
これらの判定結果から、次に示す優先順位にしたがって
最終的に1つの判定結果が1枚の券に対して与えられる
6は区分装置で、搬送装置3で搬送されて検知部5を通
過してきた券を、検知部5で出された判定結果信号に応
じて第1の搬送路7あるいは第2の搬送路8に区分する
すなわち、検知部5において無効券の判定結果が出され
ると、それに対応する券は第2の搬送路8に導かれ、損
券および正券の判定結果が出されると、それに対応する
券は第1の搬送路7に導かれる。
また、後で述べるが、区分カードが検知されると、その
カードも第2の搬送路8に導かれる。
上記第1の搬送路7は、正券を搬送する搬送路9と損券
を搬送する搬送路10とに分岐されており、その分岐点
には区分装置11が設けられている。
上記搬送路9は、第1の正券集積部12aへ正券を搬送
する搬送路9aと第2の正券集積部12bへ正券を搬送
する搬送路9bとに分岐されており、その分岐点には区
分装置13が設けられている。
また、搬送路10は、第1の損券集積部14aへ損券を
搬送する搬送路10aと第2の損券集積部14bへ損券
を搬送する搬送路10bとに分岐されており、その分岐
点には区分装置15が設けられている。
上記各集積部12a,12b,14a,14bは、搬送
されてきた券を順次整然と集積するもので、上下動可能
な底板を有している。
16は消印装置で、搬送路10によって搬送されてくる
損券に対して消印を付ける。
17は把搬送装置で、各集積部12a,12b,14a
,14bに集積された券の把を取出し、それを方向変換
装置18へ送る。
方向変換装置18は、搬送されてきた把を90回転させ
ながら後述する取揃装置20へ送る。
19は把搬送路で、方向変換装置18からの把を取揃装
置20へ送る。
取揃装置20は、把の券の積み重ね状態を整える。
21は施封装置で、取揃えられた把を崩れないように帯
がけする。
22および23は把搬送路。24は施封ナエソク装置で
、施封が確実に行われたか否かをナエソクする。
25は押印装置で、把に巻かれた帯の表面に日付、オペ
レータ符号、装置番号などの必要事項を表示するととも
に正券か損券かの区分マークも表示する。
26は把区分装置で、正券把、損券把の違いに応じて集
積させる杷集積部(図示しない)を選択する。
一方、27は記録装置で、通常の場合(異常が発生しな
い場合)は、区分カードの前に流れた正券および損券の
枚数を数値「100」から引いた値を、第2の搬送路8
によって搬送されてくる区分カードに礎気的に記録する
この値は、これに対応する100枚の杷に過不足がない
と仮定した場合に、後述する無効券集積部29に集積さ
れている筈の枚数である。
なお、異常が発生した場合は、異常があったことを示す
データおよび異常カードの番号を磁気的に記録する。
28は読取装置で、記録装置27で記録された内容が正
しく記録されたか否かをナエソクする。
29は無効券集積部で、着脱自在になっており、第2の
搬送路8によって搬送されてくる無効券および区分カー
ドを順次整然と集積する。
30は持帰券箱で、着脱自在になっており、異常発生時
に各集積部12a,12b,14a,14bから持ち帰
った券を収容する。
31は区分カード検出器で、検知部5と区分装置6との
間に設けられており、各100枚ごとに区分している区
分カードが所定の検出位置を通過したタイミングを検出
する。
このタイミングが後述する100枚ごとの計数照合の基
準タイミングとなる。
したがって、通常の券と区分カードを相互に誤認するこ
とは許されない。
そのために、たとえば通常の券と比較して区分カードの
寸法を大きくすることにより、確実に検出できるように
している。
この検出器31は、たとえば光源と受光素子とからなる
光学的なものを使用し、寸法の違いを検出することによ
り、区分カードを検出するようにしている。
また、32〜41はそれぞれ券検出器、42〜46はそ
れぞれ把検出器で、これらはそれぞれ所定の位置に設け
られており、たとえば光源と受光素子とからなる光学的
なものを使用している。
47は区分カード発行装置、48は計数照合装置であり
、以下その詳細を説明する。
まず、区分カード発行装置47は、被区分銀行券の杷(
100枚)を束ねている把束紙(以下小帯と称す)に必
要なデータを記録するとともに、その記録データと同じ
内容のデータを符号化して磁気テープに磁気記録したカ
ードを作成する装置であり、次のように構成されている
すなわち第2図に示すように、小帯投入口51、投入さ
れた小帯を搬送する搬送装置52、小帯が通過したこと
を検出する小帯検出器53、搬送されてくる小帯に所定
のデータをデジタル的に記録するプリンタ54、データ
が記録された小帯を挾持するテープを供給するテープリ
ールssa,ssb,小帯を挾持したテープを巻取って
小帯を保管するための巻取りリール56、磁気テープを
供給する出気テープリール57、磁気テープを保持する
帯状の区分カードを供給する区分カードリール58、供
給された帯状の区分カードに磁気テープを貼着し所定の
長さに切断するカソタ装置59、切断された区分カード
の磁気テープに小帯に記録したデータと同じデータを符
号化して礎気記録する磁気記録装置60、区分カード検
出器61、区分カード搬送路62、および区分カード排
出口63から構成されている。
なお、上記検出器53および61は、たとえば光源と受
光素子とからなる光学的なものを使用している。
このように構成された区分カード発行装置47の動作を
第3図に示す制御回路を参照しつつ説明する。
まず、オペレータは、被区分銀行券を把束している小帯
を券把より取外し、この小帯を投入口51に入れる。
通常搬送装置52は動作しており、よって小帯は搬送さ
れる。
小帯が検出器53で検出されると、その信号がOR回路
71を介して搬送装置制御回路72に印加され、この制
御回路72によって搬送装置52が動作を停止される。
また、小帯が検出されると、制御回路72からの信号に
よってデータ制御回路73およびプリント制御回路74
が動作し、データメモリ(図示しない)からデータが読
出されてプリント制御回路74の出力とAND回路75
で論理積が取られる。
この結果、プリンタ54は小帯に所定のデータを記録す
る。
この記録されたデータの内容は、AND回路γ5の出力
(メモリから読出したデータ)とプリンタ54からの供
給されるデータをAND回路76を介してチェック回路
77に供給し、ここで両者を比較チェックすることによ
り、正しく記録されたか否かがナエソクされる。
このチェックの結果、異情がなければその信号がNOT
回路γ8およびOR回路79を介して制御回路12に供
給され、搬送装置52が再び動作してデータが記録され
た小帯が搬送され、巻取リール56に送られる。
また、上記チェックの結果、異常がなければカード搬送
路制御回路80が動作し、カード搬送路62が駆動され
るとともに帯状の区分カードに磁気テープが貼られ、所
定の寸法に切断される。
なお、このときは制御回路73によって読出されたデー
タがAND回路81を介してデータ変換回路82に供給
され、ここで符号化されてAND回路83に供給される
しかして、区分カードが検出器61によって検出される
と、その信号と制御回路80の出力とデータ変換回路8
2の出力との論理積がAND回路83で成立する。
この結果、磁気記録装置制御回路84が動作し、記録装
置60によって区分カードの磁気テープにデータが磁気
記録される。
しかる後、区分カードに記録されたデータが正しいか否
かをチェックするため、磁気読取装置85によって上記
データを読取り、その読増データは、データ変換回路8
2の出力(書込データ)とともにAND回路86を介し
てナエソク回路87に供給され、ここで読取データと書
込データとが比較ナエツクされながら、区分カードは排
出口63から装置外に排出される。
上記チェックの結果、異常がなければその信号がNOT
回路88およびOR回路79を介して制御回路72に供
給され、搬送装置52が再び駆動される。
これは次の小帯を受付けるためである。また、上記チェ
ックの結果、異常がなければリール制御回路89が動作
し、リール駆動装置90が動作する。
この結果、テープリールssa,ssbおよび巻取リー
ル56が駆動され、データが記録された小帯が巻取リー
ル56に保管される。
一方、ナエツク回路77.87におけるナエソクの結果
、異常が検出された場合は、再度正しいデータを記録す
るために搬送装置52を逆方向に動作させて小帯を小帯
投入口51に戻す。
また、これと同時に小帯の再投入が必要であることを表
示装置(図示しない)に表示するようになっている。
なお、この区分カード発行装置47における小帯の代表
的な例を示すと第4図のようになっており、図中のaが
記録されたデータである。
また、この区分カード発行装置47によって発行された
区分カードの一例を示すと第5図のようになっている。
すなわち、区分カード91の長手方向に対する一端部に
磁気テープ92が貼着され、このテープ92に各データ
がそれぞれ符号化されて記録される。
たとえば、図中のbは小帯に記録したデータに対応する
データ、Cは異常の有無を示すデータ、dは異常カード
の番号を示すデータ、eは持帰券箱30または無効券集
積部29に入っているべき券の枚数を示すデータである
なお、このカード91の幅Wは銀行券の幅よりたとえば
約20mm大きくし、長さLは銀行券の長さと同一とな
るように寸法が設定されている。
また、計数照合装置48は、区分処理した券の枚数を1
00枚単位で計数照合し、券の過不足があったか否かな
どを照合する装置であり、次のように構成されている。
すなわち第6図に示すように、区分カードおよび券を投
入する投入口101,投入された区分カードおよび券を
搬送する搬送装置102、区分カードに記録されたデー
タを読取る読増装置103、搬送されてくる券を検出し
てカウントする計数装置104、区分カードと券とを区
分する区分装置105、区分カードを集積するカードス
タソカ106、券に消印を付ける消印装置107、上記
計数装置104と同様な計数装置108、券を集積する
集積部109、券を100枚ごとに区分する区分紙を保
持する区分紙ロール110、この区分紙を必要な長さに
切断するカソタ装置111、切断された区分紙を搬送す
る搬送路112から構成されている。
このように構成された計数照合装置48の動作を説明す
る。
まず、始動スイッチ(図示しない)を投入すると、搬送
装置102が動作する。
次に、最初に区分カードをその投入口101から投入す
る。
このカードには、これから供給する券の枚数が記録され
ており、よってそのデータが搬送の途中で読取装置10
3で読取られ、そのデータがカウンタ(図示しない)に
記憶される。
しかる後、カードはカードスタツ力106へ搬送される
これ以後、券を1枚ずつ投入口10競に投入する。
券を投入すると、計数装置104および108でそれぞ
れカウントされ、券は集積部109に集積される。
なお、集積部109に100枚集積されると、区分紙ロ
ール110が動作し、それが所定の長さに切断されて券
の100枚目の上に載置される。
これにより、券の100枚区分を外部から判断すること
ができる。
しかして今、処理しようとした券を全て搬入し終った時
点で停止スイッナ(図示しない)を押すと、装置の動作
は停止する。
このとき、計数装置104,108の各カウント内容と
カードから読取ったデータが記憶されているカウンタの
内容とを比較することにより、100枚単位の照合を行
うことができる。
この照合の結果、計数装置104,108の値とカウン
タの値とが等しければその表示を行い、次の区分カード
を受入れるため搬送装置102が再び動作する。
また、上記値が等しくなければその表示を行い、装置を
再び動作できないようにロックする。
次に、本区分装置に用いられる計数回路について説明す
る。
この計数回路は、供給した落のうち正券集積部12a,
12bおよび損券集積部14a,14bに集積された券
の数をそれぞれ計数し、正券および損券数の和をある特
定数で設定値と比較することにより、無効券集積部29
に入っているべき券の数を算出する装置であり、第7図
に示すように構成されている。
すなわち、いま供給される券の枚数は設定値Hと同じ枚
数であるとすると、無効券集積部29、正券集積部12
a,12b,損券集積部14a.14bにそれぞれ区分
集積される券の数の和はH枚である。
券検出器35に接続される検出回路121の出力は、A
ND回路122a,122bを介して総枚数カウンタ1
23a,123bに接続され、券検出器36に接続され
る検出回路124の出力は、AND回路125a,12
5bを介して総枚数カウンタ126a,126bに接続
され、券検出器37に接続される検出回路127の出力
は、AND回路128a,128bを介して総枚数カウ
ンタ129a,129bに接続される。
一方、区分カード検出器31に接続される検出回路13
0の出力は、タイミング信号発生回路131に接続され
る。
このタイミング信号発生回路131からカウント制御回
路132,133,134にそれぞれタイミング信号が
供給され、これらの制御回路132,133,134に
よってカウンタ123a,126a,129aと123
b,126b,129bとが交互に動作するように、A
ND回路122a,122b,125a,125b,1
28a,128bが制御される。
区分カードが区分装置6を通過してある一定時間経った
後、カウンタ126a(126b)と129a(129
b)の内容がゲート回路135を介して加算器136に
供給されて加算され、その結果が比較器137に供給さ
れる。
また、コノ比較器137には、カウンタ123a(12
3b)の内容がゲート回路138を介して供給され、加
算器136の出力とカウンタ123a(123b)と照
合される。
この照合の結果、もし不一致であれば装置は異常状態で
あり、不一致表示器139によって不一致の表示か行わ
れる。
上記ゲート回路135,138は、タイミング信号発生
回路131に接続された照合制御回路140によって制
御される。
また、上記照合の結果が一致している場合は、演算回路
141において設定値Hからカウンタ123a(123
b)の内容を引算し、その結果を記録装置27に供給し
、区分カードに上記演算結果を記録する。
上記演算回路141の出力値は無効券の枚数のはずであ
り、もし実際に無効券の枚数を計数し、その値と記録装
置27で記録された演算回路141の演算結果とを比較
すれば、供給した券の枚数を知ることができ、またその
枚数が設定値Hに対してどの程度差があるかがわかる。
上記の照合は、区分カードがカード検出器31を通過す
るごとに行われる。
この場合、2組のカウンタ、つまり123a,126a
,129aと123b,126b,129bを使用して
いるので、券の搬送を停止することなく照合が自動的に
行われる。
次に、各集積部に区分集積された券の枚数を確認する方
法について説明する。
券検出器36により信号を得て計数する正券区分カウン
タ142の値が設定値、たとえば100枚になると、比
較器143から信号が出力され、区分装置制御回路14
4および区分装置駆動回路145により区分装置13が
駆動され、供給される券はもう一方の集積部に区分集積
される。
いま最初に、第1の正券集積部12aに100枚集積さ
れて、次に第2の正券集積部12bに集積されるように
区分装置13が切換ったとすると、比較器146により
設定値D(この例では100)とカウンタ147,14
8のうち制御回路144によって撰択されたカウンタ1
48の内容とが比較される。
この比較の結果、一致していれば直ちに集積部制御回路
149により駆動回路150aを介して第1の正券集積
部12aが駆動され、100枚の把が搬出される。
なお、比較器146および制御回路149の動作は、前
記比較器143の出力によって動作するタイミング信号
発生回路151から出力されるタイミング信号に応じて
行われる。
また、100枚の把が搬出されたと同時に、第1の正券
集積部12aの動作が終了した時点で正券把カウンタ1
52が「+100」歩進される。
もし、比較器146で不一致の場合は、誤区分表示器1
53が作動して装置は異常伏態となる。
なお、カウンタ147,148は、券検出器38.39
に接続された検出回路154,155の各出力をそれぞ
れカウントする。
また、制御回路144の出力は集積部選択回路156に
供給され、この選択回路156によって集積部駆動回路
150a,150bが選択される。
また、選択回路156によってカウント147と148
の内容が選択して取出され、カウンタ142の内容と比
較器157で比較され、不一致の場合は不一致表示器1
58が作動する。
そして、選択回路156で選択されたカウンタ147あ
るいは148の内容は、記憶装置159に記憶される。
一方、同様に券検出器40.41には検出回路160,
161がそれぞれ接続され、この検出回路160,16
1の各出力をカウンタ162,163によってカウント
し、前記正券の場合と同様にして区分装置15によって
第1の損券集積部14aと第2の損券集積部14bに対
する切換制御が行われる。
この場合、集積部14a(14b)の動作が終了した時
点で損券把カウンタ164が「+100J歩進される。
また、集積部選択回路165によってカウンタ162あ
るいは163の内容が選択されて記憶装置166に記憶
される。
しかして、たとえばジャム、シフトミス、計数不照合な
どの異常状態が生じた場合、全ての正券および損券集積
部に入っている券を全て取出し、再供給することなく、
無効券集積部29に入っている券の枚数と合計してその
合計枚数を調べることにより、供給した券の特定枚数た
とえば100枚を確認する。
正常な場合の無効券集積部29内の枚数QはQ−H−G
1(G2) 但し、H・・・・・・設定値 G1(G2)・・・・・・総枚数カウンタ123a(1
23b)の内容 と表わされるのに対し、異常状態が生じた場合の正券お
よび損券集積部12a,12b,14a,14bから取
出した券の合計枚数と無効券集積部29内の券の枚数の
合計は、次のように表わされる。
(1)同一把のみが供給されているときに異常状態が生
じた場合 Q=H−G+RA+RU−PA−PU 但し、G・・・・・・G1+G2 RA・・・・・・記憶装置166の内容 RU・・・・・・記憶装置159の内容 PA・・・・・・カウンタ164の内容 PU・・・・・・カウンタ152の内容 (2)n番目および(n+1)番目の杷が供給されてい
るときに異常状態が生じた場合 Qn=H−Gn+RA+RU−PA−PU+G(n+1
)TRQn+1=H−G(n+1)TR−Gn+1但し
、Gn・・・・・・n番目の把の総枚数カウンタ123
a(123b)の内容 G(n+1)TR・・・・・・異常状態が生じた後、そ
の状態をクリアしたときまでに供 給された(n+1)番目の把の枚数 G(n+1)・・・・・・異常伏態をクリアした後、供
給された(n+1)番目の杷 の枚数 以上述べた各演算は、たとえば第8図に示す回路によっ
て容易に行うことができる。
なお、図中171は異常状態が生じた場合それを記憶す
る記憶回路、172は演算制御回路、173は演算回路
で、ここには設定値Hおよび前記各カウンタ123a,
123b,164,162,152、および記憶装置1
66,159の各内容がそれぞれ供給され、上記した演
算を行って答(Q,Qn,Qn+1)を出力する。
次に、本区分装置に用いられる券シフト回路について説
明する。
この券シフト回路は、検知部5から出された判定結果を
それに対応する券の搬送に応じてシフトし、区分装置6
および11を制御する回路であり、第9図に示すように
構成されている。
すなわち、181,182,183,184はそれぞれ
券検出器32,33,34.35に接続されたタイミン
グ信号発生回路で、この各回路181,182,183
,184はそれぞれT1〜T4のタイミング信号を発生
する。
この各タイミング信号T1〜T4は、シフトレジスタ1
85および186を構成するJ−K形フリツプフロソプ
回路(以後単にFF回路と略称する)185a,1ss
b,185cおよび186a,186b,186c,1
86dにそれぞれ供給され、かつシフトナエツク回路1
87a,187b,187cおよび188a,188b
,188c,188dにもそれぞれタイミング信号とし
て供給される。
また、189は検知部5の無効券判定回路で、その出力
はシフトレジスタ185の人力、つまりFF回路185
aのJ,K入力端に供給される。
また、190は検知部5の損券判定回路で、その出力は
シフトレジスタ186の入力、つまりFF回路186a
のJ,K入力端に供給される。
しかして、無効券判定回路189は、搬送されてくる券
が無効でない場合にFF回路185aを“1”状態にセ
ットする。
すなわち、券検出器32に券の先端が達すると、タイミ
ング信号発生回路181からタイミング信号T,が出力
され、その信号によってシフトレジスタ186のFF回
路186aがクリアされ、次にタイミング信号T2で無
効券判定回路189から出力されるデータがシフトレジ
スタ185のFF回路185aにセットされる。
次に、タイミング信号T3で上記データが確実にセント
されたか否かがナエツク回路187aでナエツクされる
このナエツクの結果、シフトされたデータが異なってい
た場合、シフトレジスタ185はクリアされる。
また、タイミング信号T4は、シフトし終ったFF回路
、つまり前段のFF回路をクリアする信号である。
次に、券の先端が券検出器33に達すると、上記同様に
タイミング信号発生回路182からタイミング信号T1
〜T4が出力されて、シフトレズスタ185を構成する
FF回路185aの内容がFF回路185bにシフトさ
れ、前段のFF回路185aの内容が信号T4によって
クリアされる。
また、191は区分カードの有無を記憶するためのFF
回路であり、カード検出器31によってカードが検出さ
れると検出回路192から信号が出力され、その信号に
よってFF回路191がセットされる。
このFF回路191がセットされると、FF回路185
bの内容が”1”あるいは”O”であっても後段のFF
回路185Cには“0″信号がセットされる。
また、このFF回路185cは、券検出器34に券の先
端が達した際にセットされるもので、その内容にしたが
って区分装置6を駆動する駆動回路193を制御する。
すなわち、FF回路185cの内容が“O”のときは、
券が無効券集積部29へ搬送されるように区分装置6が
制御される。
一方、損券判定回路190は、搬送されてきた券が損券
でないときに”1″信号を出力する。
したがって、シフトレジスタ186のFF回路186a
は、券検出器32に券の先端が達したとき、タイミング
信号発生回路181から出力されるタイミング信号T2
によって損券のときは”O”、損券でないときは”1”
にセットされ、以後同様にしてシフトレジスタ186内
をその内容が順次シフトされて行く。
しかる後、券検出器35に券の先端が達してFF回路1
86dにデータがセットさせると、その内容にしたがっ
て前記区分装置11を駆動する駆動回路194が制御さ
れる。
すなわち、FF回路186dの内容が”O”のときは、
券が損券集積部14a(14b)へ搬送されるように区
分装置11が制御される。
ここで、シフトレジスタ185,186に書込まれる内
容は”0″信号を意味のある信号として扱っている。
これは、券の搬送区分において安全性を考慮したもので
ある。
すなわち、シフトレジスタ内を゛1゛信号がシフトされ
ているときに、たとえば外部雑音などの影響によって信
号が消滅してしまった場合、券はより区分の優先度の高
い集積部に区分されなければならない。
たとえば、損券信号をもった券がその信号を失った場合
、無効券集積部29に区分集積されてしまう。
また、シフトレジスタ185のFF回路185Cが“0
”のとき、すなわち区分装置6が券を無効券集積部29
に搬送する方向となっているときに、たとえば券が券検
出器34aを通過した際、シフトミスナエソク回路19
5が作動してチェックを行う。
また、このチェック回路195には券検出器36も接続
されており、正券集積部12a.12bに損券が搬送さ
れた際のナエツクも同様に行うようになっている。
なお、第9図中の196a〜196hはそれぞれOR回
路である。
次に、本区分装置に用いられる把シフト回路について説
明する。
この把シフト回路は、各集積部が駆動されると、その把
の正券あるいは損券という信号を保持し、その信号を順
次シフトして押印装置25によってその信号通りに対応
する把の帯に押印し、把区分装置26を制御してそれぞ
れの把の集積部に区分集積する回路であり、第10図に
示すように構成されている。
すなわち、201は第1の正券集積部12aを駆動する
第1の正券集積部駆動回路、202は第2の正券集積部
12bを駆動する第2の正券集積部駆動回路で、この各
駆動回路201,202の出力は、OR回路203を介
してシフトレジスタ204および205に供給される。
上記シフトレジスタ204は、J−K形フリツプフロツ
プ回路(以後単にFF回路と略称する)204a,20
4b,204c,204d,204eからなり、このシ
フトレジスタ204の入力、つまり初段のFF回路20
4aのJ入力端にOR回路203の出力が供給される。
また、上記シフトレジスタ205は、FF回路205a
,205b,205c,205d,205eからなり、
このシフトレジスタ205の入力、つまり初段のFF回
路205aのK入力端にOR回路203の出力が供給さ
れる。
206は第1の損券集積部14aを駆動する第1の損券
集積部駆動回路、207は第2の損券集積部14bを駆
動する第2の損券集積部駆動回路で、この各駆動回路2
06,207の出力は、OR回路208を介してシフト
レジスタ204,205を構成する初段のFF回路20
4aのK入力端およびFF回路205aのJ入力端に供
給される。
また、各把検出器42,43,44,45.46には、
それぞれ検出回路209,210,211,212,2
13を介してタイミング信号発生回路214,215,
216,217,218が接続され、この各信号発生回
路214〜218で発生するタイミング信号はシフトレ
ジスタ204,205に供給される。
しかして今、駆動回路201によって第1の正券集積部
12aが駆動され、100枚の正券把が把搬送装置17
に搬出されてその把が搬送され、把搬出器42に達する
と、検出回路209からタイミング信号発生回路214
に信号が供給され、この信号発生回路214からタイミ
ング信号が出力され、FF回路204aに“1″信号が
、FF回路205aに″″0″信号がセットされる。
この信号は、正券把が把検出器43〜46に順次達した
とき、それぞれFF回路204bと205b,204C
と205c,204dと205d,204eと205e
に順次シフトされ、最終的にFF回路204eと205
eの出力によって正券信号が押印装置制御回路219お
よび把区分装置制御回路220に供給される。
この結果、押印装置25によって正券表示が押印され、
区分装置26によって正券把集積部に集積される。
一方、損券把が損券集積部14aまたは14bから搬出
された場合は、FF回路204aに゛0″信号、FF回
路205aに″1”信号がセットされ、以後のシフト動
作は上記の場合と同様に行われる。
また、もし把が搬送されてきたときに、FF回路204
aと205aの両方に”1”あるいは″0”信号がセッ
トされた場合には、把シフトナエソク回路221,22
2,223,224が動作し、それぞれのFF回路20
4a〜204eおよび205a〜205eをクリアする
したがって、このときの杷は信号を持たないため、最終
的に損券表示が押印されて損券杷集積部に集積される。
このようにして、ノイズなどで把シフト信号が消滅した
場合、その把は損券把として扱われる。
また、各把検出器42〜46の間を把が搬送される時間
は略一定であり、もし散逸あるいは物理的に搬送されな
いなどの問題が生じた場合には、各把検出器42〜46
間に設けられた把ジャムナエンク回路226,227,
228,229によって検出される。
このチェック方法は、たとえば各抑検出器42〜46間
における把の搬送時間を測定し、それが設定された所定
の一定時間より短かった場合、および一定時間より長か
った場合に把ジャム伏態として検出する。
なお、把束の目的のみで増揃装置20から把を投入する
こさば可能であるが、この場合は前記した理由によって
把は信号を持たないため損券把扱いとなり、損券比表示
が押印されて損券杷集積部に集積される。
また、前記タイミング信号発生回路214から出力され
るタイミング信号は、方向変換装置制御回路230に供
給され、この制御回路230によって方向変換装置18
が制御さわる。
さらに、タイミング信番発生回路216から出力される
タイミング信号は、取揃装置制御回路231に供給され
、この制御回路231によって取揃装置20が制御され
る。
また、タイミング信号発生回路217から出力されるタ
イミング信号は、施封装置制御回路232に供給され、
この制御回路232によって施封装置21が制御される
なお、第10図中の233a〜2331はそれぞれOR
回路である。
次に、本区分装置に用いられるジャム検出回路について
説明する。
このジャム検出回路は、券の1枚搬送途上において何ら
かの障害が生じた場合、装置の破損などを防止するため
、このような状態を直ちに検出するための回路であり、
第11図に示すように構成されている。
すなわち、241,242,243は券検出器34,3
4a,34bにそれぞれ接続された検出回路であり、こ
の検出回路241の出力はジャムナエツク回路244に
供給され、検出回路242,243の各出力はOR回路
245を介してナエソク回路244に供給される。
また、このナエソク回路244には、時間設定回路24
6の出力が供給される。
しかして、区分装置6のところでは、券が券検出器34
を通過してから券検出534aあるいは34bに到達す
る時間をナエソク回路244でナエツクし、もしその時
間が設定された一定時間よりも長かった場合には、券が
区分装置6のところでジャムしたと判断してナエツク回
路244から信号が出力され、ジャム表示器247がそ
れを表示する。
また、248は券検出器35に接続された検出回路であ
り、この検出回路248の出力はジャムナエソク回路2
49a,249b,249cにそれぞれ供給され、また
この各ナエソク回路249a,249b,249Cには
、時間設定回路250a,250b,250cの各出力
がそれぞれ供給される。
上記ナエソク回路249a,249b,249cの各出
力は、OR回路251を介してジャム表示器252にそ
れぞれ供給される。
しかして、区分装置11のところでは、券が券検出器3
5を通過する時間をチェック回路249aでナエンクし
、もしその時間が設定された一定時間よりも長かった場
合には、券が区分装置11のところでジャムしたか、あ
るいは2枚以上の券が連続して搬送されてきたと判断し
てナエツク回路249aから信号が出力され、ジャム表
示器252がそれを表示する。
また、券が券検出器35を通過する時間をナエツク回路
249bでナエツクし、もしその時間が設定された一定
時間よりも短かった場合には、券のスキュが生じたか、
あるいは券以外のものが搬送されてきたと判断してナエ
ツク回路249bから信号が出力され、ジャム表示器2
52がそれを表示する。
さらに、券検出器35を通過する券と次の券との時間間
隔をナエツク回路249Cでナエソクし、もしその時間
間隔が設定された一定時間よりも短かった場合には、券
の間隔が短すぎると判断してナエソク回路249cから
信号が出力され、ジャム表示器252がそれを表示する
さらに、他の券検出器36〜41にも券検出器35の場
合と同様な回路がそれぞれ接枡され、上記回様な3種類
のナエソクをそれぞれ行い、ジャムなどが生じた場合そ
わを表示するようになっている。
次に、本発明による区分装置の全体的な動作を第12図
に示すフローナヤートを参照しつつ順次説明する。
なお、このフローナヤートにおける各流れは同図左石に
示すように区分してある。
また、この説明における被区分銀行券1000枚は、1
00枚ごとに小帯で束ねられており、これは「把」と呼
ばれる。
この押が10個ごとに大帯で束ねられており、これは「
束」と呼ばれる。
(1)束を取出して大帯を取外す。
(2)10把の内の[把の小帯を取外し、その小帯を区
分カード発行装置4γの投入口51に投入する0 (3)区分カード発行装置47は、小帯の表面上に所定
の番号をデジタル的に記録表示し、この小帯を巻取リー
ル56に保管する。
一方、作成された区分カードに小帯に記録表示した番号
と同じ番号を符号化して礎気的に記録する。
しかる後、カード排出口63から区分カードが排出され
、区分カードの発行が終了する。
(4)区分カード発行装置4Tで発行されたカードを、
上記(2)における小帯を取外した把の最後部に挿入し
ながらマガジンに収容する。
(5)全部の把(この例では10個)を区分カードを挿
入しながらマガジンに収容し終ったとき、そのマガジン
の準備は終了し、次のマガジンのための束を準備し、上
記(1)からと同じ作業を行う0 (6)上記マガジンを供給部1にセットする。
(7)供給部1はマガジン内の券を取出装置2側に押出
す。
(8)取出装置2によって供給部1から券が1枚ずつ順
次取出される。
(9)取出された券は検知部5を通過する際に券の状態
が検矧され、重取巻、偽券、異種券、失効券、正券、損
券などの判定が行われる。
(10)券に対する検知結果の判定は、優先順位にした
がって券に対して1つの判定結果信号が与えられる。
(11)この判定結果信号は券シフト回路によってシフ
トされ、各区分装置6,11の前で上記信号にしたがっ
て区分装置の開閉方向を決定し、その方向に券が導かれ
る。
(12)区分装置6では、無効券(正券、損券以外の券
)を無効券集積部29に導く。
(13)正券、損券は区分装置11に達し、上記同様に
シフト信号によって正券および損券に区分される。
(14)この区分装置11を通過する券はカウンタ12
3a(123b)によってカウントされる。
(15)区分装置11で正券に区分された券は、区分装
置13の前でカウンタ142によってカウントされ、1
00枚ごとに区分装置13の区分方向、つまり第1、第
2の正券集積部12a,12bを切換える。
(16)正券集積部12a(12b)の入口において、
そこに入って行く券の枚数がカウンタ147(148)
によってカウントされる。
(17)区分装置11で損券に区分された券は、消印装
置16で消印が押されて区分装置15の前でカウンタに
よってカウントされ、100枚ごとに区分装置15の区
分方向、つまり第1、第2の正券集積部14a,14b
を切換える。
(18)正券あるいは損券集積部が100枚で券の流れ
込む集積部が切換わると、100枚集積された集積部が
動作し、把搬送装置17上に100枚の券の把が搬出さ
れ、方向変換装置18へ搬送される。
(19)方向変換装置18の上に達した把は、ここで9
0方向変換されて取揃装置20へ搬送される。
(20)取揃装置20の上に達した把は、集積状態の悪
い把などは矩形に揃えられて施封装置21に搬送される
(21)施封装置21に達した把はここで施封され、次
の押印装置25によって必要事項が押印表示されるとと
もに、把シフト回路からのシフト信号によって施封紙の
表面に正券または損券の区別表示が行われる。
(22)押印装置25で表示された把は、把区分装置2
6によって正券押、損券把に区分して把集積部へ導かれ
る。
(23)一方、供給部1内の券は区分カードによって杷
(100枚)ごとに区分されているので、この区分カー
ドが取出されるとカード検出器31によってその存在が
検出される。
(24)これにより区分装置6は区分カードを無効券集
積部29へ導く。
(25)区分カードとその前後の把の券が重なっていて
も、カード検出器31は区分カードを確実に検出する。
(26)無効券集積部29の手前に設けられた記録装置
27は、区分カードの前の券が第2の損券集積部14b
に集積されて計数のナエソクが終了し、記録すべき数が
計算されたころに区分カードが通過する部位に位置する
ように設定されている。
すなわち、区分カードがこの記録装置27を通過する際
に、100枚を前提としたとき、無効券集積部29にあ
るべき枚数が記録される。
また、異常伏態が発生した場合は関連する異常カードの
番号が記録される。
(27)このように記録されたデータは読取装置28で
確認され、その後カードが無効券集積部29に集積され
る。
(28)区分装置あるいは集積部でジャムが発生したり
、また区分装置6でシフトミスが発生した場合、ジャム
検出回路がそれを検出し、券の搬送を停止させる。
この場合、その発生個所が表示されるのでその場所の券
を修正または取出し、しかるのち搬送路上の券を全て集
積させる。
このとき取出装置2は停止伏態にする。
(29)また、100枚区分ミス(集積枚数100枚に
疑いがあるとき)、照合ミス(計数照合で不合理が発生
したとき)あるいはシフトミス(損券が正券に区分され
たとき)は券の取出しを中止し、搬送路上の券を集積部
に集積させる。
(30)上記(28),(29)の後、各集積部から全
ての券を取出して持帰券箱30に入れる。
(31)上記のように異常状態が発生するとそれが表示
されるので、その表示されたデータ(番号)を異常カー
ドに手で記入して1枚投入装置4から投入し、その異常
カードが無効券集積部29に集積されてから、そこから
異常カードを持ち帰って持帰券箱30内の一番上に載せ
る。
これは区分カードに記録できなかった枚数表示をこの異
常カードに記録するためである。
(32)上記(31)の処理が終了したのち再び供給開
始を行う。
(33)前記(27)で記録ミスが発生したときは券の
搬送を停止し、しかるのち搬送路上の券を全て所定の集
積部に集積させる。
その後で区分カードを無効券集積部29から記録ミスし
た区分カードを引き抜き、そのカード1枚投入装置4か
ら投入し、記録し直す。
この処理が終了したのち再び供給開始を行う。
[34)無効券集積部29または持帰券箱30内が券で
いっぱいになった場合、増出装置2を停止させ、把の分
割点つまり区分カードが流れたとき、無効券集積部29
または持帰券箱30を取外す。
取出装置2を停止させたときが把の途中のときは、供給
部1からその把の残りの券と区分カードを抜取り、1枚
投入装置4から搬送する。
なお、上記集積部29または箱30を取外した後、あら
かじめ準備してある空の集積部29または箱30をセッ
トする。
(35)取外した無効券集積部から一番上の区分カード
を取出し、それを計数照合装置48の投入口101から
手で供給する。
次に、次の区分カードより上にある券を1枚ずつ内容の
鑑査(偽券、異種券、旧券、失効券など)を行いながら
投入口101へ投入する。
次の区分カードがくるまでの全ての券を供給したのち供
給を停止させる。
(36)供給された区分カードは、読取装置103で番
号、異常の有無を示すデータ、枚数、異常カードの番号
などが読取られ、区分カードはカードスタフカ106に
集積される。
また、上記読取った番号、異常の有無、異常カードの番
号を表示する。
(37)通常、供給された券は、計数装置104,10
8でカウントされて集積部109に集積される0 (38)集積部109の入口には消印装置107があり
、これによって通過券は消印が押される。
(39)集積部109に集積される券は100枚ごとに
区分紙が挿入される。
このように、100枚ごとに分離された券を装置本体の
椎封装置21から供給することにより、施封および押印
表示され、損券把として区分される。
(40)前記(35)で供給を停止したとき、区分カー
ド以後に供給された券の枚数が計数装置104,108
の内容から知ることができ、これを区分カードから読取
った枚数とで演算して100枚の計数照合を行う。
この照合の結果、100枚に過不足がなければ次の区分
カードの受入れのために搬送装置102が駆動される。
100枚に過不足があった場合は、その把に含まれてい
た総枚数を表示するとともに装置はロックされ、次の区
分カードのナエソクは行えない。
(41)上記過不足が生じた場合、その区分カードの番
号にしたがって前記(3)で保管されている小帯からさ
がし出す。
これにより、小帯つまり過不足が発生した把の状況を知
ることができる。
(42)同様に前記(35)の券の内容鑑査で疑わしい
券が出たときは供給を停止する。
これにより枚数不足の伏態となる。
(43)上記(41), (42)における装置のロッ
クは、監督者が所有するキーによってのみクリアできる
ようになっている。
(44)区分カードを供給したとき異常があったことが
表示された場合は、関連した番号の異常カードを続けて
供給する。
これにより、区分カードに枚数が記録されていなくても
異常カードからそれを読取ることができる。
(45)まず、無効券集積部にある券を1枚ずつ鑑査し
ながら供給し、供給し終ったとき供給を停止すると枚数
不足となり、その枚数不足が表示される。
異常カードにあった券を通常の枚数機などで計数し、そ
の値が上記表示枚数と一致していれば照合OK,不一致
のときはその枚数に過不足があったことになる。
以上説明したように上記実施例によれば、100枚単位
での枚数の過不足、正券、損券および偽券などの有無を
確実に判別することができ、よって100枚の束の中の
どの100枚の把の中で異常があったかを判別すること
ができる。
したがって,どの取扱者の取扱った把に異常があったか
を容易に知ることができる。
また、区分処理、枚数の確認処理、偽券、異種券、失効
券などの無効券の鑑査処理をそれぞれ別々に行うように
したので、たとえ100枚単位で処理を行っても処理能
力を低下することなく、連続的にかつ迅速に処理が行え
,省力効果が著しく向上するとともに、オペレータの負
担を軽減することができる。
さらに、区分カードにはそのカードに対応するロフト(
把)の区分結果に関連する情報、前記実施例では、供給
した券の枚数から実際に区分された正券と損券との合計
枚数を差引いた枚数(つまり排除された無効券の枚数に
相当)、小帯の記録情報と対応する情報、異常有無を示
す情報、異常カードの番号などを記録するので、各ロフ
ト(把)ごとの区分状況が区分カードの記録内容を見れ
ば容易に知ることができ、しかも照合などがその場で行
えるという効果も得られる。
なお、前記実施例では銀行券の区分処理を行う場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限定されるものではなく
、たとえば証券あるいは伝票など、他の紙葉類の区分処
理にも同様に実施できる。
その他、本発明は前記実施例に限定されるものではなく
、本発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なこ
とは勿論である。
以上詳述したように本発明によれば、装置自体の不作動
時間を少なくして処理能力の低下およびオペレータの負
担増加を極力少なくできるとともに、たとえば100枚
のロフト単位での紙葉類の処理を各単位間の無駄時間が
なくほぼ連続的に能率よく処理可能となり、しかも各ロ
フト単位ごとの区分状況が区分カードの記録内容を見れ
ば容易に知ることができ、計数照合などがその場で行え
るなど種々の効果が期待できる紙葉類区分装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は全体的な
構成を概略的に示す構成図、第2図は区分カード発行装
置を概略的に示す構成図、第3図は区分カード発行装置
の制御回路を示すブロック図、第4図は小帯の代表的な
一例を示す図、第5図は区分カードの構成図、第6図は
計数照合装置を概略的に示す構成図、第7図は計数回路
の構成を示すブロック図、第8図は演算回路の構成を示
すブロック図、第9図は券シフト回路の構成を示すブロ
ック図、第10図は把シフト回路の構成を示すフ鍔ソク
図、第11図はジャム検出回路の構成を示すブロック図
、第12図は動作を説明するためのフローナヤートであ
る。 1・・・・・・供給部、2・・・・・・取出装置、3・
・・・・・搬送装置、5・・・・・・検知部、6・・・
・・・区分装置、7・・・・・・第1の搬送路、8・・
・・・・第2の搬送路、12a,12b・・・・・・正
券集積部、14a,14b・・・・・・損券集積部、2
7・・・・・・記録装置、29・・・・・・無効券集積
部、31・・・・・・カード検出器、123a,123
b・・・・・・カウンタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数のロフトからなる被区分紙葉類をその各ロソト
    ごとに区分カードを挿入してセットする供給部と、この
    供給部にセットされた紙葉類および区分カードを順次1
    枚づつ取出す取出装置と、この取出装置で取出された紙
    葉類および区分カードを搬送する搬送装置と、この搬送
    装置で搬送されろ紙葉類を検知することにより有効な紙
    葉類と無効な紙葉類とにそれぞれ判定する検知部と、前
    記搬送装置で搬送される区分カードを検出するカード検
    出器と、このカード検出器の検出結果および前記検知部
    の判定結果に応じて動作し前記搬送装置で搬送されてく
    る紙葉類および区分カードを有効な紙葉類と無効な紙葉
    類および区分カード吉に区分する区分装置と、この区分
    装置で区分された有効な紙葉類を集積する第1の集積部
    と、この第1の集積部に集積される有効な紙葉類を計数
    する計数手段と、前記区分装置で区分された無効な紙葉
    類および区分カードを到達順に順次集積する単一の第2
    の集積部と、この第2の集積部に集積される区分カード
    に対し前記計数手段の計数結果に基づく枚数情報を記録
    する記録装置とを具備したことを特徴とする紙葉類区分
    装置。
JP54163229A 1979-12-15 1979-12-15 紙葉類区分装置 Expired JPS581838B2 (ja)

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