JPS58183249A - 被覆金属板 - Google Patents

被覆金属板

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JPS58183249A
JPS58183249A JP6546482A JP6546482A JPS58183249A JP S58183249 A JPS58183249 A JP S58183249A JP 6546482 A JP6546482 A JP 6546482A JP 6546482 A JP6546482 A JP 6546482A JP S58183249 A JPS58183249 A JP S58183249A
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矢部 健次
須山 雅好
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属薄膜層を有するポリエチレンテレフタレー
ト2軸延伸フイルムを被覆した被覆金属板に関するもの
である。
表面に艶消し処理を施した金属板を成形加工して、艶消
し表面を有する成形品を作ることが従来から行なわれて
いる。
しかしながら従来法では成形加工時に金属表面にスリ傷
が入りやすいし、艶消しがm調で、a匠性に富んだ成形
品を作ることができないという欠点があった。
そこで成形品を塗装することにより、スリ傷の補修、意
匠性を付与することも行なわれている。しかし成形品の
塗装は金属感を出すことがむずかしいし、熟練作業者を
多数必要とするのでコスト高を招くという欠点がある。
そこで経済的にも一番有利であると考えられる方法がフ
ィルムを金属板に貼るという方法である。この方法は艶
消し処理を施した高価な金属板を使わずに、通常使用さ
れる安価なりロム処理鋼板や亜鉛引き鋼板、アルミ板な
どの金属板を用いて、これに金属薄膜層を有するポリエ
ステルフィルムを接着剤で貼る方法である1、この方法
においては、従来接着剤として溶剤タイプやエマルジョ
ンタイプの接着剤、ポリオレフィン系ホットメルト接着
剤などが使用されているが、まだ性能的に満足すべきも
のが得られず、次のような欠点を有する。
(1)艶消しの程度が十分でなく、落着いた感じを出せ
ない。また意匠性にも乏しい。
(2)折曲げ加工や絞り加工性が劣り、加工部分の被覆
層が剥離して、金属板から浮いてしまう0 (3)打抜き加工をすると被覆層が伸びて、金属板の打
抜き部分から被覆層がはみ出して打抜きがうまくいかな
い。
(4)耐湿性が劣り、被覆金属板の端面から金属薄膜層
の消失が起る。
これら従来品の欠点を改良すべく検討した結果、特定の
ポリエステルフィルムに金属薄膜層を設け、特定の高分
子量熱可塑性樹脂を介して金属板に熱接着するという組
合せにより、はじめてこれらの欠点をすべて改良でき、
意匠性の高い被覆金属板を作ることができることを見出
4    し本発明に到達した。
すなわち、本発明の被覆金属板は厚み10〜250μ、
中心線平均粗さく以下、Ra値と云う)が0.05μ以
上であり、かつ最大高さく以下、Rmax値と云う)が
0.5μ以上の粗面を有するポリエチレンテレフタレー
ト21tlflフイルム(以下、PET−BOフィルム
と略す)の片面に金属蒸着層を設け、この金属薄膜層面
と金属板とが融点100〜230℃の高分子量熱可塑性
ポリエステル、融点115〜210’Cの高分子量熱j
if塑性ポリエステルエーテルから選ばれた一種以上を
主成分とする厚み5〜50μの接着層を介して熱接着さ
れてなることを特徴とするものである。
本発明で使用するPET−BOフィルムは、厚み10〜
250μ、好ましくは25〜1.50μであり、JIS
 B2O2で測定された中心線平均粗さくRa値)が0
.05μ以上、好ましくは0.1μ以上であり、かつ最
大高さく Rmax値)が0.5μ以上、好ましくは1
μ以上の粗面を有するものである。
かかる粗面を有するPET−BOフィルムは、(1)P
ETに無機微粒子、ガラス繊維、カラスヒーズなどの充
填剤を分散配合して作られるもの、(2)  フィルム
表面をサンドマット加工や桑液処理により粗面化したも
の、(3)マット化剤をコーティングしたもの、などが
使用される。特に絞り加工性の点で(1)が好ましい。
また、フィルムの両面の粗面化度に差をつけたもの、着
色剤、紫外線吸収剤などの品質改良添加剤を添加したP
ET−BOフィルムも使用できる。
金属薄膜層を形成している金属はアルミニウム、銅、亜
鉛、金、銀、白金、クロム、ニッケル、スズ、コバルト
などの鏡面を形成することができる金属である。中でも
アルミニウムが経済性および意匠性の点で好ましい。金
属薄膜層の厚ミハ200〜20ooA、好ましくハ40
o〜1000 Aである。
金属薄膜層は蒸着法、イオングレーテインク法、スパッ
タ法などの公知の真空薄膜作成法で作られる。中でも被
覆金属板の耐湿性の改良程度の大きい蒸着法が好ましい
本発明に使用する熱可塑性ポリエステルとは、分子量1
0000以上、好ましくは15000以上の高分子量物
で、融点が100〜230’C1好ましくは105〜2
20℃のものである。ががる熱fiJ塑性ポリエステル
のうち、ジオール成分の50モル%以上がエチレングリ
コールまたはブタンジオール、ジカルボン酸成分の50
モル%以上がテレフタル酸からなる熱可塑性ポリエステ
ルが特に好ましい。
本発明に使用する熱可塑性ポリエステルエーテルは分子
量10000以上、好ましくは1.5000以上の高分
子量物で、融点が115〜210’C1好ましくは12
5〜190℃のものである。
かかる熱可塑性ポリエステルエーテルのうち、ポリブチ
レンテレフタレート・イソフタレー!・・ポリテトラメ
チレングリコール共重合体 (PBT/I−PTMGと
略す)またはポリブチレンプレフタレート・ポリテトラ
メチレングリコール共重合体(PBT−PTMGと略す
)の使用が好ましく、更に被覆金属板の耐湿性の点でP
BT/I −P TMGが特に好ましい。
本発明の接着層は上記熱可塑性ポリエステル、熱可塑性
ポリエステルエーテルから選ばれた一種以上を主成分と
する層である。
また、接着層には無機微粒子、接着促進剤、耐熱剤など
の添加物を添加することができる。
これら接着層樹脂の分子量が10000未満の場合は打
抜き、折曲げ、絞り加工などの成形加工性および耐湿性
がやや劣る。接着層樹脂の融点が所定の温度より低い場
合には、被覆金属板から作った成形品の端面の被覆層が
次第に収縮してくる。また所定の温度より高すぎる場合
には耐湿性が充分でない。
本発明は接着層を介して熱接着することが必須である。
熱接着法によらない場合、すなわち接着層樹脂を有機溶
剤に溶解して塗布して貼合す方法では耐湿性が劣る。
本発明における熱接着温度は、130〜240℃、1゜ !   好ましくは140〜230℃である。
イ    本発明に用いる金属板とは、アルミ、鉄、銅
、および各種合金など、通常公知の金属の板状のもので
ある。金属板の表面は、予め防錆処理、硬度化処理、接
着促進処理、研磨などの各種表面処理を施したものでも
良い。使用する金属板の厚みは0.1〜51D、好まし
くは0.2〜2肺である。
本発明の被覆金属板は次に述べる方法により作ることが
できるが、これらの方法のみに限定されるものではない
(1) PET−BOフィルムの金属薄膜層面に接着層
樹脂を溶融押出ラミネートして複合フィルムを作る。こ
の複合フィルムと予め加熱された金属板とをプレスロー
ルで加圧熱接着し、必要に応じて加熱オープン中を通過
させた後、水冷する方法。
(2)接着層樹脂を予め製膜してフィルムを作っておき
、 PET−BOフィルムの金属薄膜層面と金属板との
間にはさんで、プレスロールで加圧熱接着する方法。
(3)  PET−BOフィルムの金属薄膜層面と金属
板との間に接着層樹脂を直接溶融押出して一体化し、必
要に応じて加熱オーブン中を通過させた後、冷却する方
法。
(4)金属板上に接着層樹脂を溶融押出して、−たん金
属V接着層の複合体を作った後、PET−BOフィルム
の金属薄膜層面とを重ね、プレスロールで加圧熱接着し
て一体化する方法。
本発明においては、生産性の点で(1)の方法が好まし
い。
なお、本発明の接着層樹脂に極性基を有するポリエチレ
ン共重合体を5〜30 wt%、好ましくは10〜25
 wt%分散配合させることにより、耐湿性、絞り加工
性が更に優れた被覆金属板を作ることができる。
かかる極性基を有するポリエチレン共重合体トシては、
アイオノマ、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン
・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸メチル共
重合体、ポリエチレンベ無水マレイン酸などの不飽和ジ
カルボン酸またはその誘導体をグラフト重合させた共重
合体などを挙げることカヤきる。
まだ、本発明の被覆金属板の表層のPET−BOフィル
ムの表面に表面硬度化層、静電気防止層、着色層、模様
などの印刷層をコーティングなどの方法により設けるこ
とにより、耐スリ傷性、塵埃耐着防止、意匠性などを更
に向上させることができる。
本発明は金属薄膜層を有する特定のPET−BOフィル
ムと金属板とを特殊な接着層を介して熱接着してなる被
覆金属板なので、次の優れた効果を有する。
(1)  PET−BOフィルムの粗面の程度を適宜選
択することにより、同じ金属を使って金属薄膜層を設け
た場合でも、色調をいろいろ変えた被覆金属板を作るこ
とができ、艶消し効果を生かした意匠性の高い被覆金属
板が得られる。
(2)打抜き加工、折曲げ加工、絞り加工等の成形加工
性に優れ、これら加工による被覆層の剥離、破れの発生
がなく、加工変形度合の大きい加工ができる。
(3)耐湿性に優れており、湿気により金属薄膜層が次
第に消失するということがない3゜本発明の被覆金属板
は上記に述べた効果を有するので、装飾品の部材、什器
類の部材、スチール製品の外装部材、壁材や天井材など
の建築材料などに使用できる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお
、本発明において諸物性は次の方法により測定した。
(1)融点 差動熱量計(DSC)を使用し、試料10mg、窒素雰
囲気中、昇温速度40℃/minで測定した融解ピーク
温度。DSC融点が不鮮明な場合は、ペネトロメーター
で測定した。この場合は試料を80℃、15時間熱処理
した後、直径0*511111CIピン(荷重5g)が
250μ貫入した温度を融点とする。
(2)表面粗さ JIS B2O2に従がい、金属N膜化の前のPETa
      −BOフィルムについてRa値、Rrna
x値を測定した。
(3)打抜き加工性 被覆金属板から直径12 cmの円盤を打抜き、打抜き
面を観察し、打抜き加工性を次の基準で評価する。
○:きれいな打抜き面を有する。
×:フィルムが剥離したり、伸びて打抜き面にはみ出し
ているもの。
(4)折曲げ加工性 被覆金属板のP E T−B Oフィルム層面を外側に
して密着折曲げ加工を行なう。折曲げ部に刃物で金属板
表面に達する切れ目を入れて、金属被覆層の密着度合を
観察し、折曲げ加工による密着性の低下を次の基準で評
価する。
○:密着性の低下のないもの。
△:密着性が若干低下しているもの。
X:密着性が低下し、剥離するもの。
(5)絞り加工性 打抜き加工性評価で打抜いた被覆金属板の円盤をダイス
とポンチで絞り、直径6.7m、深さ2.3cIrLの
フランジ付きのカップを作り、次の基準で絞り加工性を
評価する。
○:フイルムの剥離などの欠点が見られないもの。
△:7ランジ部や底のコーナ一部のフィルムに剥離が若
干認められるもの。
×:フランジ部や底のコーナ一部のフィルムが剥離して
しまうもの。
(6)耐湿性 15crn角の被覆金属板に一辺の長さ10cIrLの
クロスカットを入れ、製水中1時間放置し、加速促進テ
ストを行なう。クロスカット面の金属薄膜層の消失中を
観察する。
○:消失巾がO05■05■もの。
△:消失巾が0.5〜1.0簡のもの。
×:消失中が1゜0關を越えるもの。
(7)光沢度 JIS Z 8741に準じ、60度鏡面光沢度を測定
した。光沢度が50以下のものは艶消し効果が大であり
、光沢度が100以上のものは艶消し効果がない。
実施例 1 (1)  アルミ蒸着PET−BOフィルム平均粒径4
μの二酸化ケイ素の微粒子を0゜7゜1−4 * 2−
1 wt%添加して表1に示す厚さ25/jの粗面化さ
れたPET−BOフィルムを作った。表面粗さはカット
オフ値0.25■、基準長さ4陥で測定した。このPE
T−BOフィルムの片面に蒸着法によりアルミニウムを
片面に厚さ500A蒸着した。
(2)接着層樹脂の溶融押出ラミネート接着層樹脂とし
て次の2種類の熱可塑性ポリエステルを用意した。
ポリエステル煮1:ポリブチレンテレフタレート・イン
フタレート共重合体〔共重合モル比:テレフタル酸/イ
ソフタル酸65/35.  融点160℃、分子量20
000 (末端基法)〕。
ポリエステル屋2ニジカルボン酸成分としてテレフタル
酸/イソフタル酸/アジピン酸(共重合モル比: 70
/10/20 )、ジオール成分としてブタンジオール
/エチレングリコール(共重合モル比60/40)とか
らなるポリエステル〔融点140℃、分子量25000
 (蒸気圧法)〕。
このポリエステル應1と&2を重量比30ニア0の割合
で混合して、口金中36011110Tダイロ金を有す
る40ミリ押出ラミネーターに供給する。
押出温度250℃で口金から溶融押出し、直ちにニップ
ロールで上記(1)のアルミ蒸着PET−BOフィルム
のアルミ蒸着面に積層して複合フィルムを作った。
(3)被覆金属板の作製 厚み063IIolIのクロム処理鋼板と上記(2)の
複合フィルムの接着層面とを電ね、プレスロールで18
0°C1線圧7 kg/anで加圧熱接着した。次いで
これを200℃の加熱オープン中で完全に熱接着した後
、水冷して被覆金属板を作った。
(4)性能評価 表1に示すように本発明のAl、2.3は打?! !   抜き加工性、折曲げ加工性、絞り加工性などの
′   成形加工性に非常に優れており、耐湿性も良好
で、光沢度が低く艶消し効果に優れた落着のある銀色の
被覆金属板が得られた。一方、接着層が厚すぎるA4は
打抜き加工性をはじめ、折曲げ加工性、絞り加工性が悪
かった。
(以下余白) 実施例2 (1)  アルミ蒸着PET−BOフィルム直径10μ
のガラス短繊維を20wt%分赦配合させたPETを2
軸延伸して、厚さ50μの紙状表面を有するPET−B
Oフィルム(フィルムAI)を作った。次いでアルミニ
ウムを片面に70OA蒸着した。比較のために従来の平
滑な厚み8μのPET−BOフィルム(フィルム屋2)
にも同様に蒸着した。
(2)接着層樹脂の溶融押出ラミネートジ、カルボン酸
成分としてテレフタル酸/イソフタル酸(共重合モル比
:56/44)、ジオール成分としてブタンジオール/
エチレングリコール(共重合モル比: 68/32)と
からなる熱可塑性ポリエステル〔ポリエステル&3、融
点114℃、分子量23000 (蒸気圧法) ) 8
0wt%とエチレン・酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル
含量14 wt%、メルト・インデックス3.5.li
’/10分)20 wt%とを混合し、実施例1と同様
にして押出温度170℃で押出し、アルミ蒸着PET−
BOフィルムのアルミ蒸着面に積層した。この複合フィ
ルムの接着層の厚みは20μであった。
(3)被覆金属板の作製 厚さ0.6鵡の亜鉛引き鋼板に上記(2)で作った各種
複合フィルムの接着層面を重ね、実施例1と同様にして
被覆金属板を作った。
(4)性能評価 表2に示すように、本発明の屋5は和紙状の落着いた感
じの白銀色の意匠性の高い被覆金属板であり、かつ打抜
き、折曲げ、絞り等の成形加工性および耐湿性が良好で
あった。
一方、従来の平滑なPET−BOフィルムを用いたA6
はうねりのある鏡面であり、艶消し効果がなく、意匠性
に欠けていた。また折曲げ加工性が劣り、絞り加工を行
なうとPET−BOフィルムの破れが起った。また耐湿
性も劣っていた。
実施例 3 4(1)アルミ蒸着PET−’BO7イルムRa値0.
I It 、 Rmax値が1.2μの粗面を有するP
ET−BOフィルム(厚み38μ)の片面及び両面をサ
ンドブラスト法により更に粗面化し−(、フィルム&3
(片面サンドプラスF ) 、A 4 (両面サンドブ
ラスト)を作った。サンドブラスト面のRa値、 Rm
ax値を表2に併記した。これらフィルムのサンドブラ
スト面にアルミニウムを70OA 蒸着した。
(2)接着層樹脂の溶融押出ラミネートおよび被覆金属
板の作製は実施例2と同様に行なった。
(3)性能評価 表2に併記したように、本発明品はアルミニウムを蒸着
しているものであるが、従来のアルミ蒸着品には見られ
ない深みのあるねずみ色、白銀色の色調を示す艶消しさ
れた被覆金属板であった。また本品は打抜き、折曲げ、
絞り加」−等の成形加工性が良好で、耐湿性にも優れて
いた。
実施例4 (1)金蒸着P E T−B Oフィルム表面粗度を変
えた次のP E T −B Oフィルムを用意した。
フィルム&5ニガラス短繊維を15wt%分散配合させ
た厚さ45μの紙状表面を有するフィルム。
フィルムA6:平均粒径4゜5μの二酸化ケイ素の微粒
子を2゜5wt%添加して作った厚さ38μのフィルム
これらのフィルムの片面に蒸着法により金を厚さ700
人に蒸着した。
(2)接着層樹脂の溶融押出ラミネート接着層樹脂とし
て熱可塑性ポリエステルエーテルPBT/I−PTMG
 (テレフタル酸/インフタル酸(共重合モル比70/
30 )、ポリテトラメチレングリコールの共重合量5
0 wt%、融点155℃、分子量約25000 (G
PC法) ) 90wt%とエチレン・アクリル酸共重
合体(アクリル酸含量8wt%、メルト命インデックス
2.!i’/lO分)10wt%とを混合した。
実施例1と同様にして押出温度220℃で押出し、金蒸
着面と積層した。得られた複合フィルムの接着層の厚み
は20μであった。
(3)被覆金属板の作製 厚み0.4簡のアルミ板に上記(2)で作った複合フィ
ルムの接着層面とを重ね、実施例1と同様にして被覆金
属板を作った。
(4)性能評価 表3に結果を示すように、本発明品は従来のキラキラし
た金蒸着品からは想像できない落着いた感じの淡黄色や
、深みのある黄色を呈する、高級感のある意匠性の高い
被覆金属板であった。
まだ打抜き、折曲げ、絞り加工などの成形加工性も良好
で、耐湿性にも優れた被覆金属板であった、 (以下余白) 比較例 接着層樹脂として次の低分子量の熱可塑性ポリエステル
を用意した。ジカルボン酸成分としてテレフタル酸/イ
ソフタル酸(共重合モル比: 50150 ) 、ジオ
ール成分としてエチレングリコール/ネオペンチルグリ
コール(共重合モル比: 55/45)とからなるポリ
エステル〔融点115℃、分子量3000 (蒸気圧法
)〕。
このポリエステルを酢酸エチルに溶解し、実施例1の屋
1で使用したアルミ蒸着PET−BOフィルムの蒸着層
面にコーティングした。60℃で溶媒を飛ばし生乾きの
状態の複合フィルムを作った。
実施例1で用いた厚さQ、3mnのクロム処理鋼板に上
記接着剤をコーティングして生乾きの状態トし、上記複
合フィルムのコーチング面と市ね合せ、プレスロール 
(線圧5 kliJ/cm )で貼合せて被覆金属板を
作った。
このものの接着層厚みは4μであった。この被覆金属板
を実施例1と同様に評価した結果(表3に併記)、鋼板
表面の影響を受け、うねりのある意匠性に乏しい被覆鋼
板であった。また打抜き加工をすると、端面の被覆層が
剥離するし、折曲げ加工、絞り加工においても被覆層の
剥離が起った。また耐湿性も劣っていた。かくの如く低
分子量ポリエステルを溶剤法で接着すると意匠性、成形
加工性のある被覆金属板が得られないことがわかった。
代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士 斎 下 和 彦 手続補正書 1゜事件の表示 昭和57 年  特 許 願    第 65464 
   シJ・2、発明の名称 被覆金属板 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 4、代 理 人 住  所  〒105東京都港区西新橋3丁目3番3壮
ペリカンビル小川・野「1国際特許事務所内(電話43
1−5361)(1)  明細書第4頁第20行 [サンドマット加工や」を「サンドマット加工、ヘア・
ライン加工や」と補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 厚み10〜250μ、中心線平均粗さが0.05μ以上
    であり、かつ最大高さが0.5μ以上の粗面を有するポ
    リエチレンテレフタレート2軸延伸フイルムの片面に金
    属蒸着層を設け、該金属蒸着層面と金属板とが融点10
    0〜230℃の高分子量熱可塑性ポリエステル、融点1
    15〜210℃の高分子量熱可塑性ポリエステルエーテ
    ルから選ばれた一種以上を主成分とする厚み5〜50 
    μの接着層を介して熱接着されてなる被覆金属板。
JP6546482A 1982-04-21 1982-04-21 被覆金属板 Granted JPS58183249A (ja)

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