JPS5818221Y2 - タ−ミナル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高周波回路等に利用するター□ナルに関する
。

たとえばテレビ用信号分配器、分岐器等では、その入出
力端子に同軸コネクタを用いている。

そして、この同軸コネクタの引出し方向は所定の１方向
のみで足りることもあるが、直角関係の２方向にしてあ
れば好都合のことも多い。

そこで、従来、直角関係の２方向に引出し得るように、
１端子につき２個の同軸コネクタを設ける等の方法を採
ることもある○ しかしながら、これにはかなり複雑な構成の機構を必要
とし、製作が面倒でコスト高となる欠点がある。

本考案の目的とするところは、本体への取付状態を変更
しないでコネクタの挿入方向を変更できるようにしたタ
ーミナルを提供せんとするものである。

以下、図を参照して本考案の一実施例を説明する。

第１図は組立状態を示す斜視図で、ターミナルは上部部
材Ａと下部部材Ｂからなるハウジング及びそれら両者の
間に挾１れて嵌合させた導体部Ｃとで成る。

上部部材Ａと下部部材Ｂは同一形状で成り両者が組合わ
されて内部に空間が形成される。

そしてこの空間の頂、底壁の各中心部には穴１が形成さ
れ、また空間においては四隅部に突部２ａを有する四角
の凹室２が形成され、その直角を挾んだ両側壁３，４に
は小径の円弧状の四部３ａ、４ａが形成され、更に別の
残りの直角を挾んだ両側壁５，６には大径の円弧状の凹
部５ａ。

６ａが形成されている。

７，８はその凹部５ａ。６ａの外側に形成された鍔であ
る。

そして、側壁５．６に連続して相互に尺対方向に取付片
９゜１０が形成され、そこには取付孔９ａ、１０ａが形
成されている。

取付片９，１０には位置決め用の突起９ｂおよびこの突
起９ｂが挿入可能な位置決め用の有底穴１０ｂが設けら
れている。

そして、これら取付片９，１０を用いて分配器等のケー
スに取付ける。

導体部Ｃは、上記各部材Ａ、Ｂにおける凹室２の深さの
２倍の厚さで、且つその凹室２に嵌合する形状の基部１
１と、その基部１１０頂面から上方に伸びる端子１２と
で概略構成される。

そして、その基部１１には互いに直交する貫通孔が形成
され、基部１１の側面に形成された貫通孔の両端の開口
部には雌ネジが形成されているが、直角を挾んで配され
た２つの同一径の雌ネジ１３，１４の部分には突出した
鍔１３ａ、１４ａが形成されている。

この鍔１３ａ、１４ａは上、下部部材Ａ。Ｂの円弧状の
凹部５ａ、６ａに嵌合する外周曲率を有する。

１５はボルトである。以上の構成において、導体部Ｃの
鍔１３ａ。

１４ａが下部部材Ｂの凹部６ａ、５ａに位置するように
、その導体部Ｃの基部１１を下部部材Ｂの凹室２に嵌め
込み、次に上部部材Ａの突起９ｂが下部部材Ｂの穴１０
ｂに嵌するように、その上部部材Ａを下部部材Ｂに嵌め
込めば、全体は第１図に示すように組立てられ、この状
態において導体部Ｃの各々の貫通孔は部材の４つの側壁
に現われるようになる。

第１図においてボルト１５は雌ネジ１４に螺合している
が、もう１つの雌ネジ１３に螺合させることもできる。

従って、上述のようにして組立てられたターミナルを適
宜の取付板に取り付けて固定した場合においても、コネ
クタの雄端子を一方の雌ネジ１３の中心位置に差し込ん
で、この差し込１れた雄端子の部分を雌ネジ１４側から
ボルト１５によって固定した状態から、雌ネジ１４に差
し込んで雌ネジ１３側からボルト１５によって固定した
状態に極めて簡単に変更することができる。

すなわち、コネクタの雄端子の差し込み方向を９０度変
更することができるようになる。

なお、導体部Ｃの端子１２には、リード線（図示せず）
が接続されるキャップ１６が嵌入される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示すターミナルの斜視図、
第２図はターミナルの分解斜視図である。 Ａ・・・・・・上部部材、Ｂ・・・・・・下部部材、Ｃ
・・・・・・導体部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基部の内部において互いに直交する貫通孔を形成して該
   貫通孔の直角を挾む雌ネジを持った開口部を前記基部の
   少くとも２つの側面に形成し、且つ前記基部の頂面およ
   び底面の少くとも一方に端子を形成した導体部と、共に
   同一形状の一対の組合わせ部材からなり前記導体部をそ
   の開口部および端子を残して内部に収めるハウジングと
   により構成されるター□ナル。