JPS5817944B2 - 感電子線組成物 - Google Patents

感電子線組成物

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JPS5817944B2
JPS5817944B2 JP54167151A JP16715179A JPS5817944B2 JP S5817944 B2 JPS5817944 B2 JP S5817944B2 JP 54167151 A JP54167151 A JP 54167151A JP 16715179 A JP16715179 A JP 16715179A JP S5817944 B2 JPS5817944 B2 JP S5817944B2
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JP
Japan
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electron beam
halogen
reaction product
cyclohexanone
furyl acrolein
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JP54167151A
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English (en)
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JPS5689737A (en
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小水秀男
川崎正美
本田皓一
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/72Photosensitive compositions not covered by the groups G03C1/005 - G03C1/705
    • G03C1/73Photosensitive compositions not covered by the groups G03C1/005 - G03C1/705 containing organic compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は感電子線組成物に関し、特にフリルアクロレイ
ンを含有する感電子線画像形成用組成物に関するもので
ある。
従来、画像を形成する感光性組成物としては、銀塩ある
いは、非銀塩化合物を感光主剤とする組成物が多数知ら
れているが、近年、画像形成の光源(線源)として紫外
、可視光とは別に電子線が適用されることが多くなった
電子線は紫外、可視光に比べて回折によるボケが極めて
小さく、超微細スポットによる高解像力があり、これを
利用して高密度記録材料の最得が期待できる。
従来公知の感光材料にも感電子性を示すものがあるが、
これらは当然感光性を有しているため、暗所で電子線走
査を行なう必要があり、更に画像形成後は定着処理を行
なわなければならないという欠点があった。
そこで本発明者らは、電子線照射に伴う有機化合物の反
応に関して鋭意研究を重ねた結果、フリルアクロレイン
と芳香族第二アミンとの反応物を含ハロゲン高分子化合
物と混合して得た組成物が電子線照射により反応して、
青色から緑色系に変化することを見出し、本発明に至っ
た。
したがって、本発明の目的は紫へ可視光などの光に対し
ては安定で、かつ電子線に対してすぐれた反応性を有す
る組成物を提供することにある3この目的を達成するこ
とができる本発明は、フリルアクロレインと芳香族第二
アミンとの反応生成物と、含ハロゲン高分子化合物との
混合物からなる感電子線組成物である。
ここでフリルアクロレインと芳香族第二アミンとの反応
生成物とは、これらの化合物を混合した混合物であれば
十分であり、完全に反応した反応物を単離して使用する
必要はない。
実際には、単に混合すればかなり反応が進むので、その
ミクスチャーをそのまま使用することができる。
以下、本発明の組成物の製法および性質について具体的
に説明する。
フリルアクロレインは次式で示されるアルデヒド化合物
であり、フルフラールとアセトアルデヒドを水酸化す)
IJウムの存在下に脱水縮合させて得られる。
本発明に使用される芳香族第二アミンとしては(I)式
で示されるインドリン誘導体、(■)式で示されるテト
ラヒドロキノリン誘導体、(I)式で示されるN−アル
キルアニリン誘導体がある。
(ここで、X、Yはアシル、アルキル、アルコキシル、
アミン、ニトロ、ハロゲン基を示し、mは0〜4、nは
CI)ではO〜4、〔旧ではO〜6、〔町では0〜5の
整数を示し、Rはアルキル基を示す) 上記CI)〜〔可成の置換基を選択することにより発色
画像の分光特性を変化させることができる。
本発明で最も好ましい芳香族第二アミンとしてはインド
リン、1,2,3,4.−テトラヒドロキノリンおよび
N−メチルアニリンである。
本発明に用いる含ハロゲン高分子化合物(以下ハロゲン
ポリマーと略称する)はフリルアクロレインと芳香族第
二アミンの反応生成物を十分に分散させ、画像形成用膜
として基材に塗布するための結合剤の役割を果し、電子
線照射によりハロゲン原子を解離するものであればよく
、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリエ
チレン、塩素化ポリプロピレンなどのホモポリマー、こ
れらの共重合体または混合物などが使用できるが、好ま
しくはポリ塩化ビニルである。
本発明の組成物は次のようにして製造することができる
フリルアクロレインと芳香族第二アミンを好ましくは等
モル混合し、溶媒に溶かす。
この際、特に反応を促進させるための操作を行なう必要
はない。
一方、ハロゲンポリマーを1〜20%の濃度で溶媒に溶
解する。
溶媒としてはシクロヘキサノン、メチルエチルケトン、
トルエン、キシレン、クロルベンゼン、塩化メチレン等
が用いられる。
これら2溶液を混合し、フリルアクロレインと芳香族第
二アミンの等モル混合物1重量部に対してハロゲンポリ
マー1〜100重量部になるような溶液とする。
次に、この溶液を基材に塗布して乾燥する。
基材としてはガラス、プラスチックフィルへ木材、金属
、紙等があるが画像形成条件に応じて選択する。
画像を形成するには、上記のようにして得た感電子線膜
あるいは感電子線基板に、加速電圧10〜60 kV、
照射電気量10−9〜10−5−で電子線照射すること
により着色画像が得られる。
色の種類は使用する芳香族第二アミンの種類、ハロゲン
ポリマーの種類によって異なるが普通550〜700n
m?薇収ピークを有する青〜青緑色系の画像である。
また着色濃度は照射電気量に比例する。本発明の感電子
線組成物は次のような利点を有する。
(1)組成物自体、紫外線、可視光線には感光しないの
で原料調合、感電子線膜製造、電子線走査あるいは現像
処理などの各操作を暗所でなく、連索の光のもとで行な
うことができる。
(2)未照射部分の定着処理が不要であり、現像、定着
などの薬品が一切不要である。
(3)画像形成は密着露光方式、プロジェクション(投
影)方式およびマイクロ電子ビームによる走査方式のい
ずれでも適用できるので応用範囲が広(/も 以下実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。
実施例 1 フリルアクロレイン0.506gとインドリン0.49
4 gを混合し、シクロヘキサノン1011Llに溶解
させた。
この溶液1mlをシクロへキサノン19mlで稀釈して
20m1とし、この溶液にポリ塩化ビニル2grを溶解
させた。
この混合液61rLlを16.5cmX 6 cmの乾
板ガラスに塗布し、溶媒を十分に乾燥させた。
こうして得られた試料はフィルム膜厚的40μmであっ
た。
この試料に、加速電圧60kVの電子線を照射電気量1
0−8〜io’c7=で照射し總電子線照射部分は、青
緑色に着色し、その着色度は照射電気量に対応していた
着色部の可視吸収スペクトルは608nm及び680n
mに吸収極大を持っていた。
実施例 2 フリルアクロレイン0.478 、pと1.2,3.4
−テトラヒドロキノン0.522gを混合し、シクロヘ
キサノン101rLlに溶解させた。
この溶液11nlをシクロへキサノン19TLlで稀釈
して20m1とし、この溶液。
にポリ塩化ビニル2gを溶解させjラ この混合液は、
実施例1と同様な操作により、同様な着色が得られ、そ
の可視吸収スペクトルは650nmに吸収極大を持って
いjら 実施例 3 フリルアクロレイン0.5339とN−メチルアニリン
0.467 gを混合し、シクロへキサノン1 ’Ov
r13に溶解させた。
この溶液1mlをシクロへキサノン191rllで稀釈
して20Tllとし、この溶液にポリ塩化ビニル2gを
溶解させjラ この混合液は、実施例1と同様な操作に
より、同様の着色が得られ、その可視吸収スペクトルは
530nm及び61゜nmに吸収極大を持っていた。
実施例 4 フリルアクロレイン0.4989とN−エチルアニリン
0.502gを混合し、シクロへキサノン10m1に溶
解させた。
この溶液1. mlをシクロへキサノン19m1で稀釈
して20rulとし、この溶液にポリ塩化ビニル2gを
溶解させた。
この混合液は、実施例1と同様な操作により、同様の着
色が得らへその可視吸収スペクトルは、525nm及び
600nmに吸収極大を持っていた。
実施例 5 フリルアクロレイン0.450.9とN−ブチルアニリ
ン0.550 gを混合し、シクロへキサノン10 m
lに溶解させた。
この溶液1mlをシクロヘキサノン19m1で稀釈して
20m1とし、この溶液にポリ塩化ビニル2gを溶解さ
せた。
この混合液は、実施例1と同様な操作により、同様の着
色が得ら札その可視吸収スペクトルは525nm及び6
00nmに吸収極大を持っていた。
実施例 6 実施例1,2,3,4.5において得られた組成物につ
いて加速電圧20 kVの電子線を走査露光法によって
照射した。
電子線照射部分は青緑色に着色し、電子線走査の軌跡に
対応した線画像が得られ、着色画像の分光特性も各々の
実施例において得られたのと同様な特性を有していた。
。実施例 7 フリルアクロレインとインドリンの反応生成物の純度に
よる効果をみるため以下のような実験を試みj5 フリ
ルアクロレイン1.22.9とインドリン1.19 g
の混合物を2個用意した。
一方の混合物からシリカゲルカラムクロマト法により、
高純度のフリルアクロレイン・インドリンの1:1モル
反応物を単離し、その0.1 gをシクロへキサノン2
0m1に溶解しtも他方の混合物は精製することなしに
その0.1gを同じくシクロへキサノン20m1に溶解
した。
それぞれの溶液にポリ塩化ビニル2gを溶解させた。
以下実施例1と同様な操作により電子線照射を行なった
、その結果、両者とも全ての照射電子線量に対して着色
画像を得たが単純混合物の場合、可視吸収スペクタルは
608nm及び680nmに吸収極大す持ち、他方純反
応生成物の場合は523nm及び680nmに吸収極太
を持っていた。
また、680nmにおける吸光度は全ての電子線量に対
して混合物の方が24倍はど純反応物の場合より高かつ
池 実施例 8 フリルアクロレインとN−メチルアニリンの反応生成物
の純度による効果をみるため、実施例7と同様な実験を
行なった。
その結果、単純混合物と純反応生成物の両者とも全ての
照射電子線量に対して着色画像を得た。
着色画像の可視吸収スペクトルは両者全く同じで530
nm及び610nmに吸収極太をもつが、610nmに
おける吸光度は全ての照射電子線量に対して単純混合物
の方が約2.6倍純生成物より高かった。
実施例 9 フリルアクロレインと芳香族アミンの反応物とポリ塩化
ビニルの成分比による効果をみるため以下のような実験
を試みた。
フリルアクロレインとインドリンのモル比1:1反応物
50,100,200゜400雫を各々シクロへキサノ
ン20mA!に溶解し、各各にポリ塩化ビニル2gを溶
解させた。
以下実施例1と同様な操作により電子線照射しtもその
結果、この成分比の全範囲において着色画像を得たが、
最も感度が高かったのは、20077f添加の試料、す
なわち、ポリ塩化ビニル量に対して10重量ノ←セント
の反応物を含んだ組成物であった。
フリルアクロレインとN−メチルアニリンのモル比1:
1反応物について同様な実験を行った結果も、やはりポ
リ塩化ビニルの量に対して10重量パーセントの反応物
を含んだ組成物が最も高感度であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フリルアクロレインと下記一般式(I)〜(助で表
    わされる芳香族第二アミンとの反応生成物と、含ハロゲ
    ン高分子化合物との混合物からなる感光性組成物。 一般式(I) 一般式(In) (前記式中、X、Yはアシル、アルキル、アルコキシル
    、アミノ、ニトロ又はハロゲン基を示し、mは0〜4の
    数、nは、一般式(I)ではO〜4の数、一般式(II
    )では0〜6の数及び一般式(In)ではO〜5の数を
    示し、Rはアルキル基を示す。 )2 反応生成物がフリルアクロレインと芳香族第二ア
    ミンの等モル反応物であり、混合物が上記等モル反応物
    1重量部と含ハロゲン高分子化合物1〜100重量部と
    からなっていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。
JP54167151A 1979-12-21 1979-12-21 感電子線組成物 Expired JPS5817944B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915490A (ja) * 1972-03-22 1974-02-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4915490A (ja) * 1972-03-22 1974-02-09

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