JPS5817939Y2 - クラッチディスクの摩耗警報装置 - Google Patents

クラッチディスクの摩耗警報装置

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JPS5817939Y2
JPS5817939Y2 JP1977053137U JP5313777U JPS5817939Y2 JP S5817939 Y2 JPS5817939 Y2 JP S5817939Y2 JP 1977053137 U JP1977053137 U JP 1977053137U JP 5313777 U JP5313777 U JP 5313777U JP S5817939 Y2 JPS5817939 Y2 JP S5817939Y2
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JP
Japan
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clutch
release
electrode
contact
cylinder
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Application number
JP1977053137U
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English (en)
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JPS53146847U (ja
Inventor
山田繁道
大谷久雄
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、クラッチレリーズ機構に無調整式のクラッ
チレリーズシリンダを用いた自動車用の摩擦クラッチに
釦いて、そのクラッチディスクの摩耗限界時期をドライ
バー等に警報するための装置に関するものである。
一般の摩擦クラッチにトいて、そのクラッチディスクの
フェーシングが摩耗限界に達しても気付かないことが多
い。
この結果はフェーシングのバースト、あるいはフェーシ
ングを固定しているリベットが露出してフライホイール
やプレッシャプレートの摩擦面に傷をつけたり、クラッ
チのすべりなどの不具合を招く。
この考案の目的は、無調整式のクラッチレリーズシリン
ダの機能を利用し、かつ既製の部品を大巾に変更するこ
となく、クラッチディスクの摩耗限界時期が近づいたこ
とをドライバーに正確に知らせることのできるクラッチ
ディスクの摩耗警報装置を提供することである。
以下、この考案の構成を図面で示す実施例に従って詳細
に説明する。
捷ず第1図で示すクラッチレリーズ機構にトいて、い捷
図示されていないクラッチペダルが踏み込渣れたものと
すると、同じく図示されていないクラッチマスクシリン
ダからクラッチレリーズシリンダ1内へ配管2を通じて
油圧が作用する。
これに伴い、第2図で示すレリーズピストン5が図示の
右方へ作動し、ブツシュロッド6を通じてクラッチレリ
ーズフォーク7を押す。
すると、このクラッチレリーズフォーク7は第1図で示
すフォークボール8を支点として作動し、クラッチレリ
ーズベアリング9のベアリングハブ10を第1図の左方
向へ摺動させる。
この結果、それ寸でクラッチのダイヤフラムスプリング
11に軽く接触していた上記のクラッチレリ−ズベアリ
ング9が、このダイヤフラムスプリング11のレバー先
端を第1図の左方向へ強く押圧する。
これによってクラッチは解放(トルク遮断)状態となる
次にクラッチペダルの踏み込みを解除すると、前記のレ
リーズピストン5に作用していた油圧が低下する。
これにより、ダイヤプラムスプリング110大きい弾力
によってクラッチは再び接合(トルク伝達)状態となり
、レリーズピストン5も再び第2図で示す状態に復帰す
る。
なお、前記のレリーズピストン5とクラッチレリーズシ
リンダ1の内底面1′との間には余裕ストロークが設定
されてトリ、かつそこにはコンブレラシュスプリング1
5が介在されている(第2図参照)。
このコンプレッションスプリング150弾発力は、クラ
ッチの接合状態にトけるレリーズピストン5の復帰位置
を決定しているのである。
さてクラッチレリーズシリンダ1には、通常知られてい
るようにクラッチレリーズ油圧系のエア抜き作業を行う
ためのブリーザプラグ12が取り付けられている。
つオリ、このブリーザプラグ12をゆるめることで、こ
のプラグ12に形成されているエア抜き用の孔13とク
ラッチレリーズシリンダ1の油圧室とを連通させて上記
のエア抜き作業をなすものである。
このブリーズブラグ12に3ける上記の孔13には、第
2図から明らかなように弾性を有する素材よりなる棒状
の電極14が貫挿されている。
そして、この電極14は金属製のプリーザプラグ12に
対し、ゴムやプラスチック等の絶縁材18によって固定
されている。
すなわち、この電極14はクラッチレリーズシリンダ1
側(自動車のボディ側)に対して電気的に絶縁されてい
るのである。
な訃、この電極14の内端部14aは、クラッチレリー
ズシリンダ1内にトいて、レリーズピストン5に一体形
成されている突出部5aと対向するように位置して常開
の接点を構成している。
また、電極14の外端部14bはプリーザプラグ12の
孔13を通じてクラッチレリーズシリンダ1の外部に位
置している。
この外端部14bには警報器として用いたウオーニング
ランプ16及び電源(バッチ!J−)17が直列に接続
され、これらは上記常開の接点と共に警報回路19を構
成している。
このように構成した摩耗警報装置に唱いて、先に述べた
クラッチの解放あるいは接合操作に伴ってレリーズピス
トン5は第2図の左右方向に作動するが、このピストン
5の突出部5aと前記の電極14とで構成されている接
点は常にオフの状態に保たれている。
そこでクラッチのクラッチディスク(図示しない)が経
年使用によって摩耗すると、それに応じて第1図で示さ
れているダイヤプラムスプリング11のレバー先端がク
ラッチの接合時にむいて図示右方へ変位する。
これに伴い、ダイヤフラムスプリング11に常時接触し
ているクラッチレリーズベアリング9が、そのベアリン
グ・・ブ10と共に図示右方へ押される。
この結果、フォークボール8を支点とするクラッチレリ
ーズフォーク7の動き、及びそれに伴うブツシュロッド
6の動きを通じてクラッチレリーズシリンダ1内のレリ
ーズピストン5はコンプレッションスプリング15の弾
力に抗してその余裕ストロークを詰める方向(第2図の
左方向)へ移動する。
これによってレリーズピストン5の突出部5aと電極1
4の内端部14aとの間が除々に詰められることとなる
そしてクラッチディスクの摩耗がその限界近くに達する
と、ついにはレリーズピストン5の突出部5aが電極1
4の内端部14aに接触する。
つオリ、前記警報回路19の常開接点がオンとなり、こ
れによってウオーニングランプ16が点灯し、クラッチ
ディスクの摩耗限界時期が近づいたことをドライバーに
知らせる。
なト、上記のウオーニングランプ16はブザー等の音の
発生による警報器に代えてもよい。
また、前記の常開接点は、レリーズピストン5に別の部
材を取り付け、この部材と電極14の内端部14aとの
間で構成することも考えられる。
次に第3図で示す実施例について説明する。
この実施例はレリーズピストン5の耐摩耗性を高めるた
めに、このピストン50表面にアルマイト処理等を施し
た場合の接点の構成例である。
つ捷り、上記のアルマイト処理等によってレリーズピス
トン5とクラッチレリーズシリンダ1とは電気的に絶縁
された状態となる。
従ってこの実施例では第2図で示す実施例のようにレリ
ーズピストン5と電極14との間で接点を構成すること
は困難である。
そこで、この実施例では電極14の内端部14aとクラ
ッチレリーズシリンダ1の内底面11との間に警報回路
にトける常開の接点を構成している。
そして、レリーズピストン5の突出部5 a’は、クラ
ッチの接合状態にあ−いて図示の如く電極14の内端部
14aに当接させて訃くか、あるいは僅かに離してトく
さて、クラッチディスクが摩耗限界に近づくと、それに
伴うレリーズピストン5の動きによって電極14の内端
部14aかシリンダ1の内底面1′に押し付けられ、も
って警報回路の接点かオンの状態となる。
な釦、第3図で示す実施例に訃いて第1図及び第2図で
示す実施例と同一構成の部分には、図面に同一の符号を
記入して重複する説明は省略する。
芽た次図で示す実施例にむいても同様の考えで重複する
説明は省略する。
次に第4図で示す実施例について説明する。
この実施例は第3図で示す実施例の場合と同様にレリー
ズピストン50表面にアルマイト処理を施した場合の例
である。
第3図で示すものとの差異は、警報回路の常開接点を電
極14とブリーザプラグ12との間に構成したことであ
る。
つ芽り、第4図で示すブリーザプラグ12の図示下端に
は筒状の延長部12′が一体に形成されている。
この延長部12′の内周面と電極14との間に前記の接
点が構成されている。
なト、レリーズピストン5の突出部58′は第3図のも
のと同様に、クラッチの接合状態にトいて電極14の内
端部14aに当接させてトくか、あるいは僅かに離して
釦く。
そしてクラッチディスクが摩耗限界に近づくと第3図で
示す実施例の場合と同様の作用によって電極14がブリ
ーザプラグ12の延長部12′に接触し、警報回路の接
点がオンとなる。
な釦、以上説明した各実施シ11にトいて、電極14の
配設箇所は第1図で示す配管プラグ3を利用してもよい
捷た、第1図及び第2図で示す実施ψ11と、第3図で
示す実施例とについては、ブリーザプラグ12全体をプ
ラスチック等の絶縁材で形成することも可能である。
このように本考案は、クラッチディスクの摩耗がその限
界に近づくと警報器を作動させてドライバーに知らせる
ことができるので、クラッチディスクのフェーシングの
バースト、あるいはこのフェーシングを固定しているリ
ベットの露出によってクラッチのすべりを生じたりフラ
イホイールやプレッシャプレートの摩擦面に傷をつける
ような事態を未然に防止することができる。
しかも、この考案は無調整式クラッチレリーズシリンダ
特有の機能を利用して警報回路の接点を構成するととも
に、この接点を構成する一方の電極はブリーザプラグや
配管プラグの孔を利用とていて)ので、クラッチレリー
ズ機構の既製部品に大幅な設計変更を加えることなく、
また特別な加工部品を追加することなく、簡単な構造の
警報装置を提供することができる。
さらに、本考案の上記梓6、は、電極とレリーズピスト
ンの端面あるいはレリーズシリンダの内端面との間で構
成しであるので、この接点がレリーズピストンの基本的
な往復摺動機能に何らかの悪影響をトよぼすといった不
都合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はクラッチレリー
ズ機構の一部を表した平面図、第2図は第1図のII−
IT線方向からみた拡大断面図、第3図は異なる実施例
を表したクラッチレリーズシリンダの一部の縦断面図、
第4図はさらに異なる実施例を表した縦断面図である。 1・・・クラッチレリーズシリンダ、3・・・配管プラ
グ、5・・・レリーズピストン、12・・・ブリーザプ
ラグ、14・・・電極、16・・・警報器(ウオーニン
グランプ)、17・・・電源(バッテリー)、19・・
・警報回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無調整式のクラッチレリーズシリンダに釦けるプリーザ
    プラグあるいは配管プラグに、弾性を有する素材よりな
    る棒状の電極をこのシリンダの外部から内部に貫通させ
    た状態で、かつ該シリンダに対し電気的に絶縁した状態
    で設け、この電極とレリーズピストンの端面あるいはク
    ラッチレリーズシリンダの内端面との間で常開の接点を
    構成し、この接点を電源及び所定の警報器と直列に電気
    接続して警報回路を構成し、しかもこの接点はクラッチ
    ディスクが摩耗限界時期に近づいたときのレリーズピス
    トンの動きを受けて前記の警報回路を閉回路とするよう
    に構成したことを特徴とするクラッチディスクの摩耗警
    報装置。
JP1977053137U 1977-04-25 1977-04-25 クラッチディスクの摩耗警報装置 Expired JPS5817939Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977053137U JPS5817939Y2 (ja) 1977-04-25 1977-04-25 クラッチディスクの摩耗警報装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977053137U JPS5817939Y2 (ja) 1977-04-25 1977-04-25 クラッチディスクの摩耗警報装置

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Publication Number Publication Date
JPS53146847U JPS53146847U (ja) 1978-11-18
JPS5817939Y2 true JPS5817939Y2 (ja) 1983-04-12

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ID=28945588

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JP1977053137U Expired JPS5817939Y2 (ja) 1977-04-25 1977-04-25 クラッチディスクの摩耗警報装置

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991000440A1 (en) * 1989-07-04 1991-01-10 Kabushiki Kaisha Kubota Clutch operating device of vehicle

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US5207306A (en) * 1989-07-04 1993-05-04 Kabushiki Kaisha Kubota Device for operating clutch of vehicle

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