JPS5817889Y2 - 住宅の回転式窓 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は住宅の回転式窓に関する。

従来横軸を回転軸として開口部に板ガラスを装着した開
閉可能な窓は知られているが、本考案はこの開閉手段を
基本技術として使用することにより採光量の大小に応じ
て採光量を増減調節可能にした回転式窓である。

すなわち、日射の強烈なときには遮光して室内に入射す
る光量を減少させること及び１射の弱いときに室内に入
射する光量を最大限採光するとともに採光した光を周囲
に拡大させることか゛簡単にできる点を目的としてなさ
れたものである。

しかして本考案は開口部を閉塞する採光板の上端に、上
面が遮光性を有し、下面が光反射性を有する板片を屋外
側に突設し屈或板とし、この屈或板を上記開口部に横軸
を回転軸として回転自在に装着したことを特徴とする住
宅の回転式窓を提供するものである。

以下、本考案を図面に基づいて説明する。

第１図において、１は壁、２はこの壁１に設けられた方
形の開口部で、３はこの開口部２を閉塞する採光板であ
る。

この採光板３はたとえば板ガラスを方形の枠体にはめ込
まれて戊る。

そしてこの採光板３の上端に屋外側に板片５が該採光板
３と形成すると屈或角θが鋭角で突設して屈戒板６が構
成されている。

この板片５は上面７に遮光性、下面８に光反射性を有す
るもので、たとえば上面の遮光性は金属板の採用によっ
て与えられ、下面の光反射性は鏡面によって与えられる
。

そして、ガラス板が嵌め込まれた枠体４の縦枠９には横
軸１０を突設し、該横軸１０を上記開口部２の内側面の
孔（図示せず）に遊挿して該横軸を回転軸として屈戊板
６が開口部２に回転自在に装着されている。

上記構成の回転窓にあっては、第１図に示す如く横軸５
を中心にして矢印ａ方向に回転すると採光板３に突設さ
れた板片７は第２図に示す如く、開口部２の下側で、屋
内側に変位すると共に光反射性を有する下面８と遮光性
を有する上面７は上下逆転する。

外側から屋内側へ、上端がら下端へ変位し、同時に光反
射性を有する下面８と遮光性を有する上面７は上下逆転
する。

しかるに板片６は屋外側のときには、該板片６に与えら
れた遮光性によって強烈な日射を遮光して採光量を減ら
し、かつ屋内側のときには該板片６に与えられた光反射
性によって室内に入射した光を反射して周囲に拡大する
ことが簡単にできるのである。

以上の如く本考案は採光量の大小に応じて採光量の増減
調節可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本考案の一実施例に係り、第１図は採
光量の減少時の縦断面図、第２図は採光量の増大時の縦
断面図である。 ２・・・・・・開口部、７・・・・・・上面、３・・・
・・・採光板、８・・・・・・下面、５・・・・・・屈
或板、１０・・・・・・横軸。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 開口部を閉塞する採光板の上端に、上面が遮光性を有し
   、下面が光反射性を有する板片を屋外側に突設して屈戊
   板とし、この屈或板を上記開口部に横軸を回転軸として
   回転自在に装着したことを特徴とする住宅の回転式窓。