JPS5817879Y2 - 錠前 - Google Patents

錠前

Info

Publication number
JPS5817879Y2
JPS5817879Y2 JP7098080U JP7098080U JPS5817879Y2 JP S5817879 Y2 JPS5817879 Y2 JP S5817879Y2 JP 7098080 U JP7098080 U JP 7098080U JP 7098080 U JP7098080 U JP 7098080U JP S5817879 Y2 JPS5817879 Y2 JP S5817879Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
rotating body
bolt
lock case
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7098080U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56171961U (ja
Inventor
賢三 小林
Original Assignee
株式会社 小林製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 小林製作所 filed Critical 株式会社 小林製作所
Priority to JP7098080U priority Critical patent/JPS5817879Y2/ja
Publication of JPS56171961U publication Critical patent/JPS56171961U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5817879Y2 publication Critical patent/JPS5817879Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drawers Of Furniture (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタンスの扉や抽斗等に使用され、鍵の回動操作
によってデッドボルトか′出没する形式の錠前に関する
ものである。
たとえばタンス扉において、その扉の種類や大きさ等に
よって扉端面から鍵孔までの距離が異なるため、この種
の錠前は、かかる家具側錠孔の位置に応じて、鍵差込み
孔の位置が異なる複数種類のものを予め製作し、そして
取付時に使い分けなければならなかった。
そこで、このような問題を解消するために、特公昭54
−26960号に記載された錠前が提案された。
この錠前は、鍵の回動をデッドボルトの直線スライド運
動に変えるピニオンギヤまたは回動爪による駆動体を錠
ケースに複数個、テ゛ツドボルトのスライド方向に沿っ
て並列状に組込み、一方、錠ケース蓋には、この各駆動
体に相対応する位置に鍵差込み孔を設け、家具側の鍵孔
に対応する位置の鍵差込み孔を介して鍵を差し込み、当
該位置の駆動体を回動させるようにしたものである。
こうして、一つの錠前を錠孔位置の異なる複数種類の家
具に共用できるようにしている。
しかるところ、上記錠前によると、各駆動体は、互いの
干渉を避けるために個々の回動に要する寸法に適当な余
裕代をプラスした大きな間隔を置いて組込まなければな
らない。
また、これに伴い駆動体の組込個数もおのずと少なく制
限されていた。
従って、この従来の共用タイプの錠前は微調整ができな
いため、各家具の鍵孔の位置に必ずしも正確に対応させ
ることができず、かつ、適用範囲が限られていた。
また、実際に使われる駆動体は一個のみで他は無駄とな
るため、コスト上非常に不利であった。
本考案はかかる点に鑑み、上記の共用タイプにおいて、
微調整が可能で、コスト的にも有利な錠前を得んとする
ものであり、その構成は次の通りである。
本考案は、錠ケースと、この錠ケースに対し先端部が出
没しうるように直線スライド自在に設けられたデッドボ
ルトと、このデッドボルトに設けられる保合ピンと、錠
ケースに対する取付軸および上記係合ピンに係合される
保合部を有する回動体とを具備し、上記錠ケースには、
デッドボルトのスライド運動方向に沿った同ボルトと平
行な線上に複数の回動体取付孔を一定の小間隔を置いて
設け、一方、上記テ゛ツドボルトには、該回動体取付孔
と平行な線上に同取付孔と同間隔を置いて複数のピン差
込み孔を設け、上記係合ピンを該ピン差込み孔に、また
上記回動体を取付軸を介して上記回動体取付孔にそれぞ
れ着脱自在およびテ゛ツドボルトのスライド運動方向に
位置変更自在に取付けてなることを特徴とする錠前であ
る。
以下、本考案の実施例を図に依拠して説明する。
なお、ここでは図に従ってこの錠前の上下および左右の
位置関係を説明するが、かかる位置関係は錠前が取付け
られる家具部分等によって上下逆転し、あるいは上下と
左右の関係が入れ替わる場合があることはいうまでもな
い。
1は錠ケース、2はテ゛ツドボルト、3は回動体、4は
係合ピン、5は錠ケース蓋である。
錠ケース1には、上下一対の平行なガイド壁11.12
と、テ゛ツドボルト2の退入側ストッパ壁13、それに
突出側ストッパ壁兼たとえばタンス扉端面に対する取付
部14がそれぞれ内側面に突設され、取付部14にテ゛
ツドボルト2の出入り孔15が設けられている。
16・・・・・・はビス孔である。上下のガイド壁11
,12間の中心部、すなわち錠ケース1の上下方向中心
部にガイド壁11,12と平行に回動体取付部17が突
出形成され、該取付部17の中心線l(第3図に示す)
上に複数の回動体取付孔18・・・・・・が一定の小間
隔mを置いて設けられている。
デッドボルト2は二股状に形成され、上下のスライド脚
21.22が上記回動体取付部17を挾む状態で、先端
部23が出入り孔15を介し錠ケース1に対して出没し
うるように左右にスライド自在に設けられている。
該ボルト20錠ケース1からの突出量は、先端部23と
下部スライド脚22の境界部分に形成された段部24が
ストッパ壁兼取付部14に当たることによって一定に規
制される。
また、同ボルト2が錠ケース1内に退入したとき、スラ
イド脚21.21の端面が右側ストッパ壁13に当たる
このテ゛ツドボルト2の下部スライド脚22には、その
中心線上にピン差込み孔25・・・・・・が、錠ケース
1の回動体取付孔18・・・・・・と同数、同間隔m置
きに、かつ、回動体取付孔18・・・・・・より孔−個
分ボルト退入方向に位置ずれして設けられている。
また、上部スライド脚21にはバネ受凸部26が上部ガ
イド壁11と平行に突設され、該凸部26のガイド壁1
1に対向する上面二個所に三角形状の切込み部27.2
8が設けられている。
この切込み27.28に対向する上部ガイド壁11の内
面には、切込み部27.28に係合しうる三角形状の突
起19 aを有する板バネ19が取付けられている。
バネ受凸部26の切込み部27 、28は、テ゛ツドボ
ルト2のスライドストローク相当間隔を置いて設けられ
、第4図に示すように該ボルト2が錠ケース1から突出
したとき、板バネ19の突起19 aが右側(ボルト突
出方向に対して後位)の切込み部28に係合し、第1.
4図に示すように同ボルト2が退入したとき、突起19
aが左側の切込み部27に係合する。
回動体3は、表面に鍵6に係合される健保合部31を有
し、裏面には中心が該保合部31の中心と一致する取付
軸32と、係合ピン4に係合される保合部としての扇形
凹部33が設けられている。
錠ケース蓋5は、錠ケース1の上下のガイド壁11.1
2に跨って嵌着され、その上下方向中央部にボルトスラ
イド方向に沿って長孔状の鍵差込み孔51が設けられて
いる。
しかして、この錠前においては、回動体3の取付軸32
を、錠ケース1に設けられた複数の回動体取付孔18・
・・・・・のうちの1つを選択して嵌入させることによ
り、該回動体3を錠ケース1内においてボルトスライド
方向に沿った任意の位置に回動可能に、そして着脱自在
に取付けることができ、該取付孔18を変えることによ
って回動体3を自由に位置変更することができる。
また、係合ピン4もデッドボルト2のピン差込み孔25
・・・・・・に選択的に着脱自在および位置変更自在に
取付けることができる。
この場合、該ピン4は、回動体3の取付軸32が嵌入さ
れた回動体取付孔18より孔−個分後位(右側)のピン
差込み孔25に嵌入させる。
そして、このピン4に回動体3の扇形凹部33を係合さ
せる。
この状態で、鍵6を回動体3の健保合部31に係合させ
て回せば、第3,4図に示すように、回動体3か′回動
して係合ピン4をボルト突出方向に押すことにより、テ
゛ツドボルト2が錠ケース1外に所定量突出して錠止作
用を果たす。
この作動は、回動体3と係合ピン4の位置関係さえ守れ
ばこれらをどの位置に設けても全く同様に行なわれる。
このように本考案にかかる錠前は、鍵6の回動をテ゛ツ
ドボルト2の直線スライド運動に変える一個の回動体3
と係合ピン4を、錠ケース1内においてボルトスライド
方向に沿って自由に位置変更しうるように取付けたもの
である。
すなわち、ケース端面から回動体3までの距離Sを自由
に変更しうるように構成している。
かかる構成とした錠前によるときは、回動体3は一個だ
けであるから、前記特公昭54−26960号公報に記
載された錠前のように、複数の駆動体の相互干渉という
問題は、この回動体3には全くない。
従って、回動体取付孔18・・・・・・およびピン差込
み孔25・・・・・・の間隔mに特定の制約がなく、同
間隔mをごく小さくして、取付孔18および差込み孔2
5を多数設けることができる。
すなわち、回動体3および係合ピン4をごく小さいピッ
チで位置調整することができる。
このため、この錠前を第5図に示すようにタンス扉7に
取付ける場合に、回動体3の位置を、扉7に予め形成さ
れた錠孔71の位置に合わせて微調整し、正確に位置合
わせすることができる。
従って、一つの錠前を錠孔位置の異なる複数個の家具に
共用できるという共用タイプの錠前本来の効果が得られ
るにとどまらず、錠孔に対する位置合わせを正確にかつ
簡単に行なうことができるとともに、共用できる範囲が
広くなる。
なお、この実施例では、第3図に示すように、錠ケース
1における回動体取付部17の中心線l、つまり回動体
3の健保合部31の中心位置をテ゛ツドボルト2の先端
部23の中心位置と一致させである。
また、鍵係合部31の中心は、勿論、錠ケース蓋5の鍵
差込み孔51の中心と一致する。
こうすれば、錠前取付時に錠ケース1のボルト出入孔1
5に臨んだデッドボルト先端部23のセンターを錠孔7
1のセンターに合わせれば、鍵差込み孔51および回動
体取付部31のセンターが錠孔71のセンターと自動的
に一致するため、このセンター合わせ(芯出し)作業を
簡単かつ正確に行なうことができる。
一方、回動体3に関して、この実施例では保合ピン4に
対する凹部33を扇形に形成しているため、該ピン4が
凹部33に対し充分な遊びをもって係合することとなる
このため、回動体3の回動操作に余計な抵抗が作用しな
い。
また、ピニオンギヤとラックの噛み合いのように回動操
作中、終始負荷が作用することがなく、適度の遊びをも
って軽快に操作することができる。
但し、本考案においては、上記四部33の形状は扇形に
限られず、たとえば長穴状に形成してもよい。
また、回動体の係合部はかかる凹陥状でなく、透孔状に
形成してもよい。
また、回動体3の回動によってデッドボルト2が進出し
たときは、板バネ19の突起19aがバネ受凸部26に
おけるボルト進出方向後位(右側)の切込み部28に係
合し、同ボルト2がケース1内に退入したときは同突起
19 aが前位の切込み部27に係合する。
これにより、テ゛ツドボルト2が進出、退入側位置に安
定良く保持されることとなる。
この点の構造に関して、前記公報記載の錠前においては
、板バネの突起および切込み部が相対応する円弧状に形
成されているため、ボルトを進出および退入方向にスラ
イドさせる際の初期抵抗が大きく、従って操作が重くな
っていた。
また、円弧面同士の保合であるため、保合時の手応えが
不明確であった。
これに対し、この錠前では、板バネ19の突起19 a
および切込み部27.28を三角形に形威しであるため
、突起19 aが切込み部27.28から離脱する際の
抵抗が最小限に小さくてすむ。
このため、操作が軽い。
また、突起19 aと切込み部27.28の保合時に明
確な手応えと係合音が得られるため、施錠、解消を実感
として確認することができる。
さらに、公報記載の錠前の場合、長期使用中、駆動体と
してのピニオンギヤとラックの歯のへたり等によってテ
゛ツドボルトのスライド運動が不円滑、不確実になり易
い。
これに対しこの錠前では、回動体3の凹部33等の係合
部に、テ゛ツドボルト2に取付けた保合ピン4を係合さ
せた構造であるがら、長期使用によっても上記の如き問
題は起こらず、耐久性に富むものとなる。
上記のように本考案によれば、鍵の回動をデッドボルト
の直線スライド運動に変える回動体およびこれに係合す
る保合ピンを錠ケース内においてボルトスライド方向に
沿って着脱および小ピツチで位置変更しうるように取付
けることにより、該回動体を家具の錠孔位置に合わせて
微調整できるようにしたから、この種の所謂共用タイプ
の錠前において、回動体位置を錠孔位置に正確にセット
することができる。
従って、錠前の取付作業を簡単かつ高精度に行なうこと
ができるとともに、共用しうる家具種別範囲を広げるこ
とができる等、実用価値のきわめて高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は分解斜視図、第2
図は回動体の裏面斜視図、第3図は組立状態において蓋
を一部欠除して示す正面図、第4図はデッドボルト突出
状態を示す第3図相当図、第5図はタンス扉への取付状
態を示す斜視図である。 1・・・・・・錠ケース、2・・・・・・デッドボルト
、3・・・・・・回動体、4・・・・・・係合ピン、1
8・・・・・・回動体取付孔、25・・・・・・ピン差
込み孔、32・・・・・・回動体の取付軸、33・・・
・・・同係合部としての凹部、6・・・・・・鍵、7・
・・・・・タンス扉、71・・・・・・開扉の錠孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 錠ケースと、この錠ケースに対し先端部が出没しうるよ
    うに直線スライド自在に設けられたデッドボルトと、こ
    のデッドボルトに設けられる係合ピンと、錠ケースに対
    する取付軸および上記係合ピンに係合される保合部を有
    する回動体とを具備し、上記錠ケースには、テ゛ツドボ
    ルトのスライド運動方向に沿った同ボルトと平行な線上
    に複数の回動体取付孔を一定の小間隔を置いて設け、一
    方、上記テ゛ツドボルトには、該回動体取付孔と平行な
    線上に同取付孔と同間隔を置いて複数のピン差込み孔を
    設け、上記係合ピンを該ピン差込み孔に、また上記回動
    体を取付軸を介°して上記回動体取付孔にそれぞれ着脱
    自在およびテ゛ツドボルトのスライド運動方向に位置変
    更自在に取付けてなることを特徴とする錠前。
JP7098080U 1980-05-22 1980-05-22 錠前 Expired JPS5817879Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7098080U JPS5817879Y2 (ja) 1980-05-22 1980-05-22 錠前

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7098080U JPS5817879Y2 (ja) 1980-05-22 1980-05-22 錠前

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56171961U JPS56171961U (ja) 1981-12-18
JPS5817879Y2 true JPS5817879Y2 (ja) 1983-04-11

Family

ID=29664812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7098080U Expired JPS5817879Y2 (ja) 1980-05-22 1980-05-22 錠前

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5817879Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4765663A (en) * 1982-01-25 1988-08-23 Winfield Locks, Inc. Spring-loaded dead bolt assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56171961U (ja) 1981-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2591460A1 (en) Door lock having an unlockxng mechanism for simultaneously unlatching latch-bolt and deadbolt mechanisms
JPS6149079A (ja) 掛け金装置
US7228719B2 (en) Sliding door lock
US4353582A (en) Door lock with two lock case portions disposed in parallel opposed relationship
JPS5817879Y2 (ja) 錠前
US6401505B1 (en) Locker lock
US20050160775A1 (en) Deadbolt
DE202004017335U1 (de) Einrichtung zum Umschalten der Wirkrichtungen der Schlüssel mit Ritzel
JPS5817880Y2 (ja) 錠前
JPH0526209Y2 (ja)
JP4226885B2 (ja) シャッター扉用シリンダー錠
JPH0751582Y2 (ja) 家具における作動杆の連結装置
DE2204847C3 (de) ZylinderförmigesMöbeleinlaßschloB
DE3205008C2 (de) Bartschlüsselbetätigbares Schubriegel-Möbelschloß
DE674942C (de) Malschloss mit einem einzigen, senkrecht zur Ebene des Schlosses verschiebbaren Einstellglied
DE2608100A1 (de) Mehrzweck-tuerschloss mit zugehoerigem tuerbeschlag
US962287A (en) Door-lock.
JPH05524Y2 (ja)
JP3165946B2 (ja)
CN105041042B (zh) 锁芯钥匙双极限多码暗箱式机械防盗锁
JPH0715979Y2 (ja) 扉の施錠装置
JPH0446043Y2 (ja)
JPH0346129Y2 (ja)
US1400588A (en) Lock
DE873053C (de) Einsteckschloss