JPS5817693Y2 - 時計用香箱真の引掛取り加工機 - Google Patents

時計用香箱真の引掛取り加工機

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JPS5817693Y2
JPS5817693Y2 JP1981085909U JP8590981U JPS5817693Y2 JP S5817693 Y2 JPS5817693 Y2 JP S5817693Y2 JP 1981085909 U JP1981085909 U JP 1981085909U JP 8590981 U JP8590981 U JP 8590981U JP S5817693 Y2 JPS5817693 Y2 JP S5817693Y2
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JP
Japan
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spindle
cutter
workpiece
cutter head
work
Prior art date
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JP1981085909U
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JPS5723923U (ja
Inventor
陽一 菅野
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セイコーインスツルメンツ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、時計用香箱具の引掛取り加工機に関するも
のである。
時計用香箱具の引掛取り加工は、第1図イに示すように
、予め段付軸状に製作された未加工ワークWを回転させ
ながらその大径軸部外周にカーブ浚いカッターを切込ま
せて、第1図口に示す如く約200°の回転角度範囲に
最大切欠み量が数ミクロンと云う微細なインボリュート
カーブ状のカーブ浚い加工を施すと同時に、このカーブ
浚いカッターの操作によってカーブ浚い面aの終端側に
突条すを形成し、そののちカーブ浚い面aの終端側20
゜の回転角度範囲に引掛浚いカッターを切込ませて引掛
浚い加工を施し、第1図ハを示す如き引掛突起すを削り
出すのである。
従来、この種の加工を行なう引掛取り加工機はチャッキ
ング位置にあるワークに対し、これの軸線方向および径
方向に摺動自在なカーブ浚いカッターヘッドと、上記ワ
ークに対し上下方向および径方向に摺動自在な引掛浚い
カッターヘッドとを設け、上記カーブ浚いカッターヘッ
ドには、これより上記ワークの軸線方向に沿って延出し
たホリゾンタルスピンドルに2枚のフライスカッターか
らなるカーブ浚いカッターを取付け、また上記引掛浚い
カッターヘッドには、これより上下方向に延出したバー
チカルスピンドルに総形状フライスカッターからなる引
掛浚いカッターを取付け、この両力ツタ−をそれぞれの
カッターヘッドの摺動動作によって所定の順序でワーク
に切込ませるようになっている。
しかしこれにあっては、カーフ浚いカッターヘラドと引
掛浚いカッターヘッドとをそれぞ゛れ上記の如き2方向
に摺動させねばならないため、それぞれのカッターヘッ
ドを摺動案内する案内テーブル機構が複雑かつ大型なも
のとなり、しがも各カッタースピンドルへの動力伝達機
構も複雑なものとなる欠点がある。
そのうえ、各カッターヘッドの切込み動作は摺動案内面
との摩擦仕事によって行なわれ、しがも摺動案内面がア
リミゾであるため、カッターヘッドを動かすには非常に
大きな力を要し、がっカッターヘッドを微細に動がすの
が非常に難しく、カッターヘッドがステックスリップ現
象を起すなど所定の切込みが行なわれない不都合があっ
た。
そのため、特にカーブ浚い加工用のカッターヘッドにあ
っては、これに相当大きな力のスプリングを用いて切込
み方向に力を与えておき、このカッターヘッドの前部に
設けたブロックをカムによってアリミゾ案内で前進させ
ることにより、カッターヘッドを上記ブロックに追従さ
せて前進させ、微細な切込み送りをえている。
しがしこれにあってもブロックはやはりアリミゾ案内に
よって摺動されるため高精度の切込みを望むことができ
ず、しかも強力なスプリングを用いているため、摺動案
内部分などを必要以上に大きくしなければならないなど
の欠点があった。
また、上記従来の引掛取り加工機にあっては、カーフ浚
いカッターと引掛浚いカッターとがワークに対して同一
の切削位置で切削を行なうようになっているため、互い
にツール交換のため無駄な動きが必要となり、ワンサイ
クルタイム中のアイドルタイムが大きく、サイクルタイ
ムの短縮を望めず、かつ長時間運転は不可能であった。
また、時計香箱具は、その大径軸部でさえ径が2mmで
、幅が1mm程度と非常に小さく、シがもカーブ浚い加
工および引掛浚い加工も1回のトラバースで行なうため
、相当大きな切削抵抗が作用し、その・ため引掛取り加
工の際のワークチャッキングは、対向する一対の筒状ト
リメ体(ワーク保持具)で上記大径軸部の両側端部を挾
持し、がっ両トリメ体を同期回転させて香箱具を回転さ
せる必要がある。
これに対し、従来、上記の如く両トリメ体を同期させる
手段としては、弓状のトリメホルダーに一対のトリメ体
を対向配設し、このトリメホルダーを扇状ギヤーによっ
て回転させることにより、香箱具を回転させている。
しかし、これにあっては、弓状のトリメホルダーとカー
ブ浚いカッターとの位置関係がらして、トノメホルダー
を180°以上回転させることができず、引掛浚い加工
は、突条すの未カーブ浚い加工側に引掛浚いカッターを
切込ませて行なっており、そのため切削取代が非常に多
く、パリやカエリなどの発生をまぬがれながった。
また弓状のトリメホルダーにあっては、トリメ体による
チャッキング力を大きくすると、弓状ホルダーが撓むな
どの不都合があり、そのため切削取代の大きい加工にあ
っては、トリメ体の面圧部にキズをつけるなどしてワー
クに対する摩擦係数を高めているが、これはトリメ体の
寿命を短縮する虞れがある。
また、上記のように対向する一対のトリメ体でワークを
挾持する方式のワークチャッキング装置に、ワークをロ
ーディング機構のトランスポートで上動供給するような
場合、トランスポートはワーク大径軸部のみを支持した
状態でワークをワーク保持位置まで移送せねばならず、
そのためトリメにワークが保持されるまで非常に不安定
で、トランスポートによる移送中にワークが脱落するこ
とが度々あり、連続運転に支障を来たしていた。
また上記ワークチャッキング装置にあっては、一対のト
リメのうち一方が固定状態にあり、他方のトリメは固定
トリメに対して前後自在に構成され、トランスポートに
よってワーク保持位置にまで移送されたワークを可動ト
リメでもって固定トノメに押付けることにより、ワーク
を両トリメで支持するようになっているが、ワークが可
動トリメによって固定トリメまでの距離を移動する間に
、特にバランスの悪いワークにおいてはワークの姿勢が
狂ったり脱落するなどして、しばしばトノメを損傷する
事故を誘起していた。
そこでこの考案は、上記従来の全ての欠点を解決した引
掛取り加工機を提供するものであって、以下図面に基づ
き説明する。
第2図および第3図は、引掛取り加工機の正面図および
平面図であって、1は加工機の機台を示し、この機台1
の上面には、カーブ浚いカッター2を備えた第1カツタ
ーヘツド3と、引掛は浚いカッター4を備えた第2カツ
ターヘツド5と、ワークWを保持回転させるワークスピ
ンドル機構6とがそれぞれ配設しである。
上記ワークスピンドル機構6、は、機台1に固定された
スピンドル保持台7を有し、このスピンドル保持台7に
は、第4図に示すようにこれを水平方向に貫通する支持
孔8が形成されており、この支持孔8内に中空筒状の主
ワークスピンドル9を回転自在に、かつ軸線方向に摺動
自在に嵌め込んである。
また上記スピンドル保持台7には、主ワークスピンドル
9の先端部側に保持ブロック10が固定されており、こ
の保持ブロック10には、上記支持孔8と同一軸芯位置
において水平方向に貫通すべく形成した支持孔11内に
上記ワークスピンドル9と対向させて、中空筒状の従ワ
ークスピンドル12を回転自在に嵌め込んである。
そして上記主ワークスピンドル9のほぼ中央部には、そ
の外周面にピニオンギヤ−13が形成されており、この
ピニオンギヤ−13には第5図に示すように、スピンド
ル保持台7を上下に貫通する貫通穴14内に摺動自在に
嵌め込まれたラック杆15のラック部16が係合させて
あり、このラック杆15が機台1内に構成された後述す
るカム機構によって上下動することにより、上記主スピ
ンドル9を所定回転角度、例えば200’正逆回転させ
、この間にワークWにカーブ浚い加工と引掛浚い加工と
が施されるようになっている。
上記カム機構は、第5図および第6図に示すように、機
台1に回転自在に支持されて、図示しないモーターによ
ってワンサイクルタイムごとに1回転されるカム軸17
を有し、このカム軸17にはワークスピンドル回転駆動
用カム18が取付けてあり、また機台1内には上記カム
軸17と平行する支持軸19が支持され、この支持軸1
9に、上記カム18のカムリード面と摺接するカムフォ
ロアーレバー20を取付けである。
そしてまた上記支持軸19には、一端が上記ラック杆1
5の下端部と連結された連動レバー21が取付けてあり
、上記カムフォロアーレバー21がカム17の回転によ
って支持軸19とともに回動することにより、上記連動
レバー21が回動して、ラック杆15を上下動させるよ
うになっている。
また、上記主ワークスピンドル9の先端部側外周面には
、第4図に示すようにギヤー24が形成されているとと
もに、従ワークスピンドル12の先端部側外周面にもギ
ヤー25が形成され、この各ギヤー24.25をスピン
ドル保持台7ど保持ブロック10との間に回転自在に横
架した運動軸26に固定されたギヤー27.28とにそ
れぞれ係合させ、従ワークスピンドル12が主ワークス
ピンドル9に同期して回転するように構成しである。
さらにまた、上記主ワークスピンドル9の後部はスピン
ドル保持台7より外方に突出し、この突出部には第7図
に示すように、主ワークスピンドル9とともに回転する
ストッパーブロック29が取付けてあり、かつこのスト
ッパーブロック29に、ストッパーピン29 aを外方
に突出させて設けである。
そして機台1には、上記ストッパーブロック29と対応
すべくポール軸30が“立設してあり、このポール軸3
0のストッパーブロック29側には、これの上部に取付
金具31を介して配設した空気圧シリンダー32のピス
トンロッド33に固定されたストッパー駒34を摺接さ
せである。
すなわち、このストッパー駒34は、空気圧シリンダー
32によってポール軸30の側壁面に沿って上下動し、
これが下方位置にあるときのみ、上記ストッパーピン2
9 aと当接して主ワークスピンドル9の第1戻り回転
角度を規制するようになっている。
この第1戻り回転角度は、主にワークスピンドル9が2
00°正回転した位置から180°逆回転した角度でこ
の回転位置においてワークWに引掛浚い加工が施される
ようになっている。
また第4図に示すように、上記スピンドル9の内筒部内
には、その先端部側に形成したテーパ部9aに右側トリ
メ部材35が嵌め込まれ、固定されている。
すなわち、この右側I・リメ部材35は、上記テーパ部
9aと対応するテーパ筒軸部35 aを有し、かつこの
テーパ筒軸部35 aの先端部には、第1図に示すよう
にワークWの大径軸部端面と対応する円環状の端面を有
した筒状の右側トリメ体35 bが一体に形成されてい
る。
また上記右側トリメ部材35の内筒部内には、右側巾計
トリノ部36が軸線方向に摺動自在に嵌め込まれており
、この右側巾計トリノ部材36と一体に形成された右側
巾計トリノ体36 aを上記右側トリメ体35 bの内
筒部内に嵌合させである。
そしてこの右側中針トノメ部材36と主ワークスピンド
ル9の内筒部内に嵌め込まれた芯杆37との間には、ス
ジ。
リング38が配設されており、このスプリング38でも
つて上記右側巾計トリノ体36 aの先端部を常時右側
トリノ体35 aの先端部より若干前方に突出させであ
る。
なお上記芯材37は、ワークスピンドル9の後端部に螺
合させた調節ねじ37 aによって係止され、かつこの
調節ねじ37 aによって芯材37の位置を調節するこ
とにより、上記スプリング38のバネ力を調節するよう
になっている。
また、上記従ワークスピンドル12のテーパ内筒部12
a内には、左側トリノ部材39が嵌め込まれて固定さ
れている。
この左側トリノ部材39は、上記右側トリノ部材35と
同様に構成され、上記テーパ内筒部12 aと対応する
テーパ筒軸部39 aおよび筒状の左側トリメ体39
bを有し、この左側トリメ体39 bを右側トリメ体3
5 bに対向させである。
またこの左側トリメ部材39の内筒部内には、左側中針
トリノ部材40が軸線方向に摺動自在に嵌め込まれてお
り、この左側中針トリメ部材40と一体に形成された左
側トリノ体40 aを、上記左側トリメ体39 bの内
筒部内に嵌合させである。
そしてこの左側中針トリメ部材40に形成された鍔部4
0 bと左側トリメ部材39の後端部との間には、スプ
リング41が配設されており、このスプリング41でも
って上記左側中針トリノ体40 aの先端部を常時左側
トリノ体39 bの先端部より若干内方に没入させであ
ると共に、この左側中針トリメ部材40の後端部は保持
ブロック10より外方に突出しており、この突出部40
Cが第1カツターヘツド3に設けた作動子42によっ
て押圧されることにより、左側巾計トリノ体40 aの
先端部が左側トリノ体40 bの先端部より若干前方に
突出するようになっている。
また機台1の主ワークスピンドル9側には、第2図に示
すように機台1より立設した支持板43によって支持さ
れた空気圧シリンダー44があり、これのピストンロッ
ド45の先端部を上記主ワークスピンドル9の後端面に
設けたボール46に対応させ、この空気圧シリンダー4
4の空気圧によって上記主ワークスピンドル9を常時従
ワークスピンドル12側に押圧している。
さらに上記主ワークスピンドル9の後部には、戻し用ブ
ロック47が上記ストッパープレート29と隣接させて
固定されており、この戻し用ブロック47には、第8図
に示すようにこれの背面に、上下方向に形成した長溝4
8に戻しベルクランク49の一端部49 aを係合させ
である。
すなわち、この戻しベルクランク49は、ピン50によ
ってスピンドル保持台7の背部に回動自在に支持されて
おり、かつこれのもう一方の端部49 bは、機台1の
上面より突出している作動杆51に対応し、この作動杆
51が第5図に示すように、上記カム軸17に取付けら
れた主ワークスピンドル後退駆動用カム52の回転によ
り動作されるカムフォロアー53を介して上下動するこ
とにより、戻しベルクランク49を回動させるようにな
っている。
さらにまた上記ワークスピンドル機構6の前方には、第
9図に示すようにワークWをワークスピンドル機構6の
ワークチャッキング位置に自動供給するためのローディ
ング機構54が設けられている。
このローディング機構54は、機台1に取付けられたフ
レーム55を有し、このフレーム55の上部には、これ
をワークスピンドル機構6側に水平方向に貫通する支持
孔56が形成されており、この支持孔56内にトランス
ポート支持軸57を軸線方向に摺動自在に嵌め込んであ
る。
そしてこの支持軸57のワークスピンドル機構6側端部
には、トランスポート58が取付けてあり、これの前部
上面にワーク保合四部58 aを切欠き形成しである。
またトランスポート58の前部には、上記凹部58 a
に対応するワーククリッパー58 bが回動自在に取付
けてあり、このワーククリッパー58 bは、バネ59
によって凹部58 Hに常時付勢されており、このワー
ククリッパー58 bと凹部58 bによってワークW
の両小径軸部をそれぞれ挾持するようになっている。
なお、ワークWは、トランスポート58の上方部に配設
したマガジン60内に整列貯蔵され、その最下段の一つ
が順次凹部58 a内に取出されるようになっている。
また上記支持軸55の他端部にはプレート61が取付け
てあり、このプレート61には、フレーム55の下部に
ピン62によって回動自在に取付けられた作動レバー6
3の端部が枢支連結されている。
そしてこの作動レバー63とフレーム55との間にはス
プリング64が設けてあり、このスプリング64によっ
て支持軸55がトランスポート56とともにワークスピ
ンドル機構6側、すなわち前進方向に付勢されていると
共に、さらにこの作動レバー63のほは沖央部には、機
台1の前壁より前方に突出している作動杆65が対応し
ている。
この作動杆65は、上記カム軸17に取付けたロープ゛
イング作動用カム66の回転によって動作するカムフォ
ロアーレバー67により前後動し、非ローディング時は
前方に突出して、支持軸57を後退させ、トランスポー
ト58をマガジン60と対応する後退位置に位置させる
ようになっている。
また上記第1カツターヘツド3は、第3図に示すように
ワークスピンドル機構6の従ワークスピンドル12側に
あって、機台1上に固定されたヒンジブラケット69に
ワークスピンドルの軸線方向に設けたヒンジピン70を
介して、上記チャッキング位置にあるワークWの垂直径
方向に(切込み方向)回転自在に設けられており、この
カッターヘッド3の揺動端部3a側には、上記ワークW
の軸線方向に沿ってフィル式のカッタースピンドル71
が設けである。
すなわち、上言己カッタースピンドル71は、カッター
ヘッド3の揺動端部3aに形成した支持孔内にその軸線
方向に摺動自在に嵌め込まれた筒状のクイル72内にお
いて、その前部および後部に配設したボールベアリング
73.73を介して回転自在に支承されており、かつ、
このカッタースピンドル71のワークスピンドル機構6
側には、これと一体のシャンク部71 aがクイル72
より突出して上記ワークWの上方部にまで従ワークスピ
ンドル12の上方に沿って延長してあり、このシャンク
部71aの先端部に上記カーブ浚いカッター2を取付け
である。
このカーフ浚いカッター2は、ワークチャッキング位置
にあるワークWの真上に位置し、引掛突起b′の幅と対
応する間隙をおいて並設した2枚のフライスカッター2
3,2bからなっている。
また上記カッタースピンドル15の後端はクイル72よ
り突出し、この突出部にはベルト車74が取付けである
とともに、このベルト車74とカッターヘッド3のヒン
ジ側に装着したカッタースピンドル駆動用モータ75の
出力ベルト車76との間に、伝動ベルト77を懸架しで
ある。
また上記カッターヘッド3の揺動端部3aと機台1との
間には、スプリング78が取付けてあり、このスプリン
グ78によってカッターヘッド3の揺動端部3a側を下
方に、すなわちカーブ浚いカッター2をワークWの垂直
径方向に付勢しているとともに、揺動端部3aに並設し
た2本のネジ杆79.80の各下端部を機台1より上方
に突出した早送り作動杆81と微動送り作動杆82の上
面に接触させである。
この早送り作動杆81および微動送り作動杆82は、そ
れぞれ機台1の上面を上下に貫通する孔内に上下摺動自
在に嵌め込まれているとともに、上記カム軸17に取付
けられた早送り用カム83と端面カムからなる微動送り
カム84の回転によって上下動され、第1カツターヘツ
ド3に早送り動作と機動送り動作を与えるようになって
いる。
すなわち、上記支持軸19には、中央部に上記早送り用
カム83のカムリード面に摺接するローラ85を備えた
カムフォロアーレバー86の一端が回転自在に取付けて
あり、このカムフォロアーレバー86の先端部を上記早
送り作動杆81の下端部に連結しである。
また機台1内には、上記カム軸17の軸線方向に平行す
る2本の案内軸87.87が設けてあり、この案内軸8
7.87には上記微動送りカム84のカムリード面に摺
接するカムフォロアーローラ88を備えた切込みブロッ
ク89が摺動自在に取付けである。
この切込みブロック89は、第2図に示すように上記案
内軸87.87に直接支承され、かつカムフォロアーロ
ーラ88を支持するベースブロック90と、このベース
ブロック90にヒンジピン91によって上下方向に回転
自在に取付けられた可動ブロック92からなり、かつ機
台1との間に設けたスプリング93(第6図参照)によ
って常時図中左側に付勢されており、そして上記可動ブ
ロック92の傾斜した上面92 aには、上記微動送り
用作動杆82の下端部を摺接させである。
また上記可動ブロック92には、ベースブロック90に
固定されたストッパーピン95と当接する調節ネジ94
が設けてあり、この調節ネジ94によって可動ブロック
92の回動角度を調節することにより、上面92 aの
傾斜度合が調節されるようになっている。
また第2図および゛第3図に示すように、上記ヒンジブ
ラケット69の前壁面には、カッタースピンドル71を
その軸線方向に前後進させるためのベルクランク96が
ピン97を介して回転自在に設けてあり、このベルクラ
ンク96の一端は、連結ピン98を介して上記クイル7
2に設けた凹部99に連結され、また他端は、連結ロッ
ド100および支持軸19に取付けられたカムフォロア
ーレバー101を介して、カム軸17に取付けられたカ
ム102と連繋されている。
また上記第2カツターヘツド5は、ワークスピンドル機
構6の主ワークスピンドル9側にあって、構台1上に固
定されたヒンジブラケット103にワークスピンドルの
径方向に設けたヒンジピン104を介して上記チャッキ
ング位置にあるワークWの垂直径方向(切込み方向)に
回転自在に設けられており、このカッターヘッド5の揺
動端部5a側には、上記ワークWの水平径方向に沿って
タイル式のカッタースピンドル105が設けである。
すなわち、上記カッタースピンドル105は、カッター
ヘッド5の揺動端部5aに形成した支持孔内にその軸線
方向に摺動自在に嵌め込まれた筒状のクイル106内に
おいて、上記カッタースピンドル71と同様ボールベヤ
リング(図示省略)を介して回転自在に支承されており
、かつこのカッタースピンドル105のワークスピンド
ル機構6側には、これと一体のシャンク部105aがク
イル106より突出して上記ワークWの下方部にまで延
長してあり、このシャンク105aの先端部に上記引掛
浚いカッター4を取付けである。
この引掛浚いカッター4は、ワークチャッキング位置に
あるワークWの真下に位置し、引掛浚い部分の形状に対
応した総形状のフライスカッターによって構成されてい
る。
また上記カッタースピンドル105の後端はクイル10
6より突出し、この突出部にはベルト車107が取付け
であるとともに、このベルト車107とカッターヘッド
5のヒンジ側に装着したカッタースピンドル駆動用モー
タ108の出力ベル)109との間に、伝動ベルト11
0を懸架しである。
また上記カッターヘッド5の揺動端部5aにはネジ杆1
11が上下方向に設けてあり、このネジ杆111の下端
部を機台1より上方に突出した切込み送り作動杆112
の上面に接触させである。
この切込み送り作動杆112は、第10図に示すように
機台1の上面を上下に貫通する孔内に上下摺動自在に嵌
め込まれ、かつ下端部は、上記カム軸17に取付けたカ
ム113のカムリード面に摺接し、この作動杆112が
カム113の回転によって上下動することにより、第2
カツターヘツド5に切込み動作を与えるようになってい
る。
また上記支持軸19には、カッタースピンドル105を
その軸線方向に前後進させるためのベルクランク114
が回転自在に設けてあり、このベルクランク114の一
端は機台1より上方に突出し、連結ピン115を介して
上記クイル106に設けた凹部116に連結され(第3
図参照)、また他端には、カムフォロアーローラ117
を取付け、このカムフォロアーローラ117を上記カム
軸17に取付けたカム118のカムリード面に摺接させ
である。
つぎに、上記のように構成された本考案装置の動作につ
いて説明する。
前面のワークWの加工が完了すると、まずカム軸17の
回転に伴ってローディング作動用カム66が回転し、こ
れによって作動杆65が機台1内側(図中右側)に移動
することにより作動レバー63がスプリング64のバネ
力で回転し、支持軸57をワークスピンドル機構6側に
前進させる。
すると、予じめマガジン60の最下段の一個のワークW
を凹部58 aとクリッパー58 bで挟持したトラン
スポート58が前進を始め、そしてこのトランスポート
51が所定量前進した段階で主ワークスピンドル9が戻
しベルクランク49によって後退することにより上記加
工完了のワークWがワークスピンドル機構6より取り外
される。
一方トランスポート58に挾持されたワークWは引続き
前進する支持軸57によって右側トリメ体35 bと左
側トリメ体39 bとの間のワークチャッキング位置に
まで移送される。
しかしてワークWがトランスポート58に挟持された状
態でワークチャッキング位置にまで移送されると、主ワ
ークスピンドル後退駆動用カム33の回転によって作動
杆32が下降し、戻しベルクランク49が解放されるこ
とにより主ワークスピンドル9が空気圧シリンダー44
によって従ワークスピンドル12側に前進し、まず右側
中針トリメ体36 aがワークWの右側小径軸部端部を
握持する。
またこれと同時に上記カム軸17によって回転されてい
る早送り用カム28のリードに応じてカムフォロアーレ
バー32が支持軸19を中心として回転し、早送り用作
動杆25が下降を開始することにより、第1カツターヘ
ツド3がスプリング22のバネ力によってヒンジピン1
4を中心としてワークWの垂直径方向に急速に下降回転
し、カーブ浚いカッター2が上記ワークW側に早送りさ
れる。
しかして第1カツターヘツド3が下降回転すると、これ
の作動子42が左側中針トリメ部材40の突出部40
Cを押圧することにより左側中針トリノ体40 aの先
端部が左側トリメ体39 bより前方に突出して上記ワ
ークWの左側小径軸部端部を握持する。
しかしてワークWの両小径軸部端部が右側および左側中
針トリメ体36 a 、40 aによって両センター支
持されると、つぎに作動杆65がローディング作動用カ
ム66の回転によって機台゛1の前方に突出することに
より支持軸57とともにトランスポート58が後退を開
始する。
すると上記ワークWは、右側および左側中針トリメ体3
6 a 、40 aによって両センター支持された状態
でトランスポート58より離間し、トランスポート58
のみが後退し、トランスポート58はマガジン60内の
つぎのワークWを挾持して次工程に待機する。
そして上記のようにトランスポート58がワークWより
離間すると、引続き下降回転している第1カツターヘツ
ド3の作動子42が突出部40 Cより離間し、スプリ
ング41によって左側中針トリメ体40 aが左側トリ
メ体39 bの内筒部内に没入する。
すると、引続き上記空気圧シリンダー44によって押圧
されている主ワークスピンドル9は上記左側中針トリメ
体40 aの移動に追従して従ワークスピンドル12側
に前進し、右側および左側中針トリメ体36 a 、4
0 aによって両センター支持されたワークWの左側小
径軸部を左側トリメ体39bの内筒部内に嵌め込み、か
つワークWの大径軸部左側端面を左側トリメ体39 b
の先端面に当接させることになる。
そして主ワークスピンドル9がさらに空気圧シ)ンダー
44によって従ワークスピンドル12側に前進すること
により、右側中針トリメ体36 aはワークWの右側小
径軸に当接してこれ以上は前進できないから右側トリノ
体35が右側中針トリメ体36 aに対して前進するこ
とにより、よって右側中針トリメ体36 aとともにワ
ークWの右側小径軸部が右側トリメ体35 bの内筒部
内に嵌め込まれ、かつワークWの大径軸部右側端面が右
側トリメ体35 bの先端面に当接し、そしてさらに主
ワークスピンドル9が空気圧シリンダー44によって従
ワークスピンドル12側に押圧されることによりワーク
Wの大径軸部両端面が右側および左側トリメ体35b、
39bによって所定の圧力で押圧支持される。
しかしてワークWの保持が完了すると、一方、第1カツ
ターヘツド3はさらに下降回転して、カーブ浚いカッタ
ー2をワークWの外周面に当る一歩手前まで早送りして
おり、この段階で、ネジ杆80の下端部が微動送り作動
杆82の上面に当ることによって、早送り動作が終る。
すると、つぎに上記カム軸17とともに回転している微
動送りカム84のリードに応じて、切込みブロック89
が図中左側に移動を開始することにより、微動送り用作
動杆82が傾斜上面92 aの傾斜度合に応じて下降し
、これによって第1カツターヘツド3が低速度でさらに
下降回転する。
しかして第1カツターヘツド3が低速度で下降回転し、
カーブ浚いカッター2がワークWの大径軸部外周面に当
接すると、つぎにカム18によってレバー20と連動レ
バー21とが図中時計廻り方向に回動することにより、
ラック杆15が引下げられて、主ワークスピンドル9が
正回転を開始すると共に、これの回転がギヤー27.2
8などを介して従ワークスピンドル12に伝達され、こ
れによって従ワークスピンドル12が上記主ワークスピ
ンドル9に同期して正回転し、上記左右のトリノ体35
、38にチャッキングされたワークWが、両軸ドライ
ブ方式で正回転方向に回転′駆動される。
すると上記ワークWの回転にしたがって、カーブ浚いカ
ッター2が上記傾斜上面92 aの傾斜度合によって所
望に設定された切込量で徐々に切込み、上記大径軸部外
周面をインリュートカーブ状にカーブ浚い切削する。
なお、この時カーブ浚いカッター2のカッタースピンド
ル71は後退位置にあって、カーブ浚いカッター2の一
方のフライスカッター2aがワークWの大径軸部外周面
全面に対応し、大径軸部外周面の全面がカーブ浚いされ
る。
そして、上記ワークWが回転開始位置から160゜ぐら
いまで回転すると、上記カーブ浚い切削の状態で゛カム
102によってベルクランク96がピン97を中心とし
て図中時計廻り方向に回転することにより、クイル72
がカッタースピンドル15をイ半って前進し、カーブ浚
いカッター2のフライスカッター2a、2b間の間隙が
、大径軸部外周面中央に位置することにより、それ以後
は、この中央部を残して2枚のフライスカッター21,
2bが大径軸部外周面の両側縁部のみをカーブ浚い切削
し、第1図口に示す如き突条すをカーブ浚い面aの終端
側に削り出すものである。
そしてワークWが回転開始位置から200°回転し、こ
の範囲にカーブ浚い加工が施されると、早送り用作動杆
81が早送りカム83によって急上昇することにより、
第1カツターヘツド3が急上昇回転し、カーブ浚いカッ
ター2がワークWより離れる。
またこのとき、微動送り用作動杆82も切込みブロック
89が微動送り用カム84によって図中右側に移動して
、元位置に復帰することにより上昇し、次工程まで待機
する。
しかして、カーフ浚いカッター2がワークWより離れる
と、上記カーブ浚い切削中後退していた第2カツターヘ
ツド5のカッタースピンドル105が、ベルクランク1
14の動作によりクイル106とともに急速前進して、
引掛浚いカッター4をワークWの真下に位置させる。
すると、カム18によってレバー20と連動レバー21
とが反時計廻り方向に回動し、ラック杆15が引上げら
れて、主ワークスピンドル9および従ワークスピンドル
12が逆回転されると同時に、空気圧シリンダー32に
よってストッパー駒34が下降し、上記主ワークスピン
ドル9が上記200°正回転した位置から第1戻り回転
角度、すなわち180°逆回転した位置で、主ワークス
ピンドル9とともに回転するストッパーピン30が上記
ストッパー駒34に当接して、主ワークスピンドル9お
よび従ワークスピンドル12の逆回転を規制し、これを
停止させる。
すると、作動杆112がカム113のリードに応じて上
昇することにより、第2カツターヘツド5がヒンジピン
104を中心としてワークWの垂直径方向に上昇回転し
、引掛浚いカッター4が上記カーブ浚い面aの終端側2
0°の回転角度範囲に切込み、上記突条すの未カーブ浚
い加工側を削り取り、第1図へに示すような引掛突条b
′を形成する。
しかして引掛浚いカッター4による引掛浚い加工が完了
すると、つぎに空気圧シリンダー32によってストッパ
ー駒34が上昇することによりストッパーピン30より
離間し、主ワークスピンドル9が従ワークスピンドル1
2とともにラツス杆15の上昇によってさらに20°逆
回転し、ワークWを回転開始位置に戻すのである。
そしてこののち、主ワークスピンドル後退駆動用カム5
2の回転によって、作動杆51が上昇することによって
戻しベルクランク49が回転して、主ワークスピンドル
9を空気圧シリンダー44側に後退させる。
すると、右側トリメ体35 bがワークWの大径軸部右
側端面より離間すると、同時にワークWの小径軸部が右
側トリメ体35 bの内筒部より抜き出され、かつ右側
中針トリノ体36 aは、スプリング38によって再び
右側トリノ体35 bの先端より前方に突出し、そして
この右側中針トリノ体36 aも、主ワークスピンドル
9の後退によってワークWの右側小径軸部より離間する
またこのとき、上記第1カツターヘツド3の上昇に際し
て、作動子42が左側中針19ノ部材40の突出部40
Cを押圧することにより、左側中針トノメ体40 a
が左側トリメ体39 bより前方に突出し、よってワー
クWの左側小径軸部が左側トリメ体39 bの内筒部よ
り押し出され、ワークWが取り外され、以下、上記工程
を繰り返すのである。
以上の説明から明らかなように、この考案にかかる引掛
取り加工機にあっては、カーブ浚いを行なう第1カツタ
ーヘツドと引掛浚いを行なう第2カツターヘツドとが、
それぞ゛れヒンジを介してワークの垂直径方向(切込み
方向)に回転自在に配設され、そして上記第1カツター
ヘツドには、ワークの軸線方向に進退自在なタイル式の
カッタースピンドルが設けられているとともに、第2カ
ツターヘツドには、ワークの水平径方向に進退自在なタ
イル式のカッタースピンドルが設けであるので、従来の
如き各カッターヘッドを摺動案内する複雑かつ大型な案
内テーブル機構が不要となり、これによって機械を簡素
化することができると同時にメンテナンスも容易となり
、そのうえ、各カッタースピンドルの切込み動作は、ア
リミゾによって摺動案内されるものではなくヒンジ運動
によって行なわれるので、従来のものに比べて極めて小
さな力で゛カッターヘッドを動かすことがで゛きるのは
勿論のこと、微細な切込みも容易に、かつ確実に行なう
ことができる。
また、第1カツターヘツドと第2カツターヘツドとが、
ワークを隔てて上下高さ違いに配設され、互いに異った
切削位置で切削を行なうようにしであるので、ツール交
換のためのアイドルタイムが著しく短縮され、機械の稼
働率を著しく向上させることができる。
また時計用香箱具は第1図口、八に示すような断面イン
ボリュートを形成することが必須であるが、この微細な
切込み動作を必要とする第1カツターヘツドの切込みは
、移動自在な切込みブロックの傾斜面を利用して減速し
た切込み速度で行なうようになっているので、円滑な微
動切込みを行なうことができ、そのうえ、切込みブロッ
クの傾斜面の傾斜角度を自由に調節できるように構成し
であるので、切込み速度も微細に、かつ容易に調節でき
るなどの利点がある。
またこの引掛取り加工機にあっては、主ワークスピンド
ルと従ワークスピンドルとを同一軸線上に対向配設する
とともに、この主ワークスピンドルに形成したピニオン
ギヤ−に、カムによって動作するラック杆を係合させて
、このラック杆の動作により主ワークスピンドルを任意
回転角度正逆回転させ、かつこの主ワークスピンドルの
回転をギヤーを介して従ワークスピンドルに同期伝達す
ることにより、主ワークスピンドルと従ワークスピンド
ルとの間に、チャッキングされたワークを両軸ドライブ
方式で正逆回転駆動するようにしであるので、ワークを
180°以上の所望回転角度に回転させることができ、
時計用香箱具の引掛取り加工にあっては、これを200
°まで゛回転させることにより引掛浚い加工の加工取り
代が少なくなり、パリやカエリの発生が減少して、製品
の仕上精度が向上すると同時に、引掛取りカッターの寿
命が延長され、これの交換周期を延ばすことができる。
また両軸ドライブ方式にすることにより、ワークのチャ
ッキング部分が相当高い剛性を持つようになり、これに
よって適正なチャッキング力および切削条件でワークを
加工することができるようになり、加工サイクルタイム
を大幅に短縮することができる。
したがって、この加工サイクルタイムの短縮と上記カッ
ターの交換周期の延長からして、機械の稼動率を著しく
向上させることができるとともに長時間無人運転が可能
となるなどの、優れた利点がある。
またこれに加えて、ワークスピンドルの戻り回転角度を
ストッパー機構によって二段階に規制することにより、
時計香箱真の引掛取り加工のように、所定の角度位置に
異った加工を施すような場合は、その精度を著しく向上
させることができる。
さらに、この引掛取り加工機にあっては、上記主ワーク
スピンドルと従ワークスピンドルとに対向する一対の筒
状トリメ内に、それぞれ中針トリメを前後進自在に押入
し、ワーク保持位置に移送されたワークの両小径軸部端
面を、まず各巾計トリメで両センタ一方式で支持したの
ち、各筒状トリメの内筒部にワークの両小径軸部を嵌め
込んでこれを支持するとともに、各筒状トリメの先端面
でワークの大径軸部両端面を押圧支持するようになって
いるので、ワークの保持が確実となり、特に、ワークを
ローテ゛イング機構によって自動供給するような場合に
おいても、ワークの両小径軸部を支持した状態でワーク
をワーク保持位置まで移送することができ、よって香箱
真の如き小型の部品でも安定した状態で確実に自動供給
できる。
しがも、ローテ゛イング機構によって支持された状態で
、ワークを両センタ一方式で支持することができるので
、ローディング機構からワーク保持装置へのワークの受
は渡しも確実となり、姿勢の狂った状態でワークが支持
される虞れがないから、トリメやその他機器の損傷事故
がなくなり、能率的で、かつ稼動率の高い作業を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ9口およびハは、時計用香箱具の引掛取り加工
順序を示す斜視図および側面図、第2図はこの考案にか
かる香箱真列掛取り加工機の正面図、第3図は同上の平
面図、第4図は同上のワークスピンドル機構部分の拡大
縦断面図、第5図は第2図の■−V線断面図、第6図は
上記加工機に備えられたカム機構部分の平断面図、第7
図は第2図のVII−Vll線断面図、第8図は主ワー
クスピンドル戻し機構部分を示す背面図、第9図は上記
加工機に備えられたローディング機構部分の側断面図、
第10図は第2カッターヘッド部分の側断面図である。 1・・・・・・機台、2・・・・・・カーブ浚いカッタ
ー、3・・・・・・第1カツターヘツド、4・・・・・
・引掛浚いカッター、5・・・・・・第2カツターヘツ
ド、6・・・・・・カッタースピンドル機構、7・・・
・・・スピンドル台、9・・・・・・主ワークスピンド
ル、12・・・・・・従ワークスピンドル、13・・・
・・・ピニオンギヤ−115・・・・・・ラック杆、2
9・・・・・・ストッパーブロック、30・・・・・・
ストッパー駒、35・・・・・・右側トリメ部材、36
・・・・・・右側巾計トリノ部材、39・・・・・・左
側トリメ部材、40・・・・・・左側巾計トリノ部材、
69・・・・・・ヒンジブラケラト、70・・・・・・
ヒンジピン、71・・・・・・カッタースピンドル、8
9・・・・・・切込みブロック、103・・・・・・ヒ
ンジブラケット、104・・・・・・ヒンジピン、10
5・・・・・・カッタースピンドル、W・・・・・・ワ
ーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スピンドル保持台7に回転自在に支持され、かつワーク
    チャッキング機構を備えた主ワークスピンドル9と、こ
    の主ワークスピンドルを任意回転角度に正逆回転させる
    ワークスピンドル駆動機構と、上記主ワークスピンドル
    と同一軸線上にあってこれと対向すべくスピンドル保持
    台に回転自在に支持され、かつワークチャッキング機構
    を備えた従ワークスピンドル12と、上記両ワークスピ
    ンドルによってチャッキングされたワークWの垂直径方
    向に対してヒンジピン70を中心に回転自在に設けられ
    た第1カツターヘツド3と、この第1カツターヘツドに
    あって上記ワークの軸線方向に進退自在に設けられたカ
    ッタースピンドル71と、第1カツターヘツドを上記ヒ
    ンジピン中心に回転させることにより該ヘッドの一端が
    当接される作動杆82および該作動杆の他端に摺接され
    た傾斜面92 aを有する可動ブロック92からなり前
    記第1カツターヘツドに切込み動作を与えるための切込
    み送り機構と、上記ワークの垂直径方向に対してヒンジ
    ピン104を中心に回転自在に設けられた第2カツター
    ヘツド5と、この第2カツターヘツドにあって上記ワー
    クの水平径方向に進退自在に設けられたカッタースピン
    ドル105と、第2カツターヘツドを上記ヒンジピンを
    中心に回転させてこれに切込み送り動作を与える切込み
    送り機構とからなる時計用香箱具の引掛取り加工機。
JP1981085909U 1981-06-11 1981-06-11 時計用香箱真の引掛取り加工機 Expired JPS5817693Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981085909U JPS5817693Y2 (ja) 1981-06-11 1981-06-11 時計用香箱真の引掛取り加工機

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JP1981085909U JPS5817693Y2 (ja) 1981-06-11 1981-06-11 時計用香箱真の引掛取り加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5723923U JPS5723923U (ja) 1982-02-06
JPS5817693Y2 true JPS5817693Y2 (ja) 1983-04-11

Family

ID=29448129

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981085909U Expired JPS5817693Y2 (ja) 1981-06-11 1981-06-11 時計用香箱真の引掛取り加工機

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JP (1) JPS5817693Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5631203A (en) * 1979-08-20 1981-03-30 Avanti Research & Dev Apparatus for mounting movable communication antenna

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5631203A (en) * 1979-08-20 1981-03-30 Avanti Research & Dev Apparatus for mounting movable communication antenna

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Publication number Publication date
JPS5723923U (ja) 1982-02-06

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