JPS58176117A - ゾノトライト系珪酸カルシウムの製造方法 - Google Patents

ゾノトライト系珪酸カルシウムの製造方法

Info

Publication number
JPS58176117A
JPS58176117A JP5770582A JP5770582A JPS58176117A JP S58176117 A JPS58176117 A JP S58176117A JP 5770582 A JP5770582 A JP 5770582A JP 5770582 A JP5770582 A JP 5770582A JP S58176117 A JPS58176117 A JP S58176117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
calcium silicate
crystals
temperature
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5770582A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6335568B2 (ja
Inventor
Kazuo Kondo
和夫 近藤
Shigeharu Naka
中 重治
Shinichi Hirano
眞一 平野
Taketo Fukuura
福浦 雄飛
Kazuyuki Maruyama
和之 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Tokushu Togyo KK
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Nippon Tokushu Togyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd, Nippon Tokushu Togyo KK filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP5770582A priority Critical patent/JPS58176117A/ja
Publication of JPS58176117A publication Critical patent/JPS58176117A/ja
Publication of JPS6335568B2 publication Critical patent/JPS6335568B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は珪酸カルシウムの製造方法に関するものである
珪酸カルシウム成形体は軽量で強度が高く、しかも、断
熱性及び耐熱性に優れているため、主に、建材、耐火断
熱材及び保温材に、使用されている。
又、メカニカルシール材、合成樹脂充填材又は、例えば
、NOX分解、シランカップリングなどの触媒担体にも
広く利用されている。
珪酸カルシウムは通常、石灰原料と珪酸原料との水性ス
ラリーを水熱合成反応させることにより製造されるが、
傳られる珪酸カルシウムの結晶型としては、ゾノトライ
ト結晶(Ca 6 (Si b 017)・(OH)2
)及びトバモライト結晶(Cas−2− (Si 601882 )・8H20)が知られている
これらの結晶はいずれも、高温焼成すれば、ウオラスト
ナイト結晶となるが、この結晶型で成形、脱水する際に
は、ジノトライ1〜結晶の場合には、トボタキシャルな
脱水ができるため収縮がほとんどないが、トバモライト
結晶の場合には、トボタキシャルな脱水ができないため
、X業的にはゾノトライト結晶の方が好ましい。
ゾノトライト結晶を得るための方法としては、従来、例
えば、反応性の高い非晶質シリカを珪酸材料として用い
、しかも、280℃以上の高温で水熱合成反応すること
により製造する方法が知られている。この際の反応温度
が280℃未満の場合、例えば、200〜280℃の温
度では、ゾノトライト結晶も焼成するが、トバモライト
結晶も同時に生成するため、ゾノトライト結晶を単相で
得ることはできず、又、例□えば150〜200℃の温
度ではトバモライト結晶のみが生成していた。
そのため、この方法では280℃以上と言う経済的に有
利でない高温を選択する必要があった。又、−3− 珪酸原料についても、反応性の高い非晶質シリカのみが
有効であり、結晶性シリカを用いることは難しかった。
本発明者は上記実情に鑑み、結晶性シリカを用いても、
従来よりも低温で水熱合成反応を行っても、ゾノトライ
ト結晶が単相で良好に得られる方法を提供するため種々
検討を行った結果、ある特定の触媒を用いて水熱合成反
応を行うことにより、結晶性シリカを珪酸原料として用
いた場合でも、ゾノトライト結晶とトバモライト結晶と
が同時に生成するI!痩領領域従来の200〜280℃
の温度範囲から220〜230℃と古う狭い温度範囲に
変化し、そのため、230℃以上の温度でもゾノトライ
ト結晶が単相として得られることを見い出し本発明を完
成した。
即ち、本発明の要旨は、石灰原料と珪酸原料よりなる水
性スラリーを水熱合成反応させて珪酸カルシウムを製造
する方法において、触媒として、Fe 、Ti 、V、
C01CP、Mn及びNiから選ばれた少なくとも1種
の金属又はその化合物を−4− 添加し、230〜400℃の温度で反応させることを特
徴とする珪酸カルシウムの製造方法に存する。
以下、本発明の詳細な説明覆る。
本発明で対象となる珪酸原料は反応性の高い非晶質シリ
カの他に、結晶性シリカを用いることができる。本発明
では結晶性シリカを用いても後述づる触媒の存在下で水
熱合成反応を(うえば、ゾノトライト結晶を良好に得る
ことができるので好ましい。珪酸原料の具体例どしては
、例えば、クリストバライト、トリシマライト、石英な
どの天然鉱物、珪It鉄、金属珪素、珪酸カルシウムを
製造する際に副生ずるシリコンダストあるいはホワイト
カーボンなどが挙げられる。この結晶性シリカの平均粒
径は通常、1−20μ−程度が好ましい。
一方、石灰原料としては挿々の石灰が使用され特に限定
されるものではなく、通常、生石灰、消石灰又はカーバ
イド滓等が挙げられる。
石灰原料と珪酸原料との使用割り合いは通常、Ca/S
iモル比が0.8〜1.4、好ましくは−5〜 0.95〜1.1となるように調節するのが、ゾノトラ
イト結晶を効果的に得るためには好ましい。
上述のような石灰原料と珪酸原料より水性スラリーを形
成させるが、その際の水の使用割合としては、通常、固
形成分に対し20〜801量倍程度である。この水性ス
ラリーの調製に当っては、必要に応じて、例えば、石綿
、岩綿、セラミックファイバー、ガラス繊維などの無機
繊維等を添加しても差し支えない。
上記水性スラリーを水熱合成反応させて珪酸カルシウム
を製造するが、本発明では触媒として、Fe 、Ti 
、V、Co 、Cr 1M−n及びNiから選ばれた少
なくとも1種の金属又はその化合物を反応系に添加する
ことを必須の要件とするものである。これら触媒の具体
例としては、前記元素の金属あるいは合金:又は例えば
、硫酸塩、硝酸塩、塩酸塩、炭酸塩などの無機酸塩:蓚
酸塩、プロピオン酸塩、酢酸塩、ナフテン酸塩などの有
機酸塩;酸化物:水酸化物ニジアン化物;チオシアン化
物:錯化合物等が挙げられ、なかでも、金属、合金及−
6− び酸化物が好ましい。触媒として金属、合金、又は酸化
物を用いる場合は、通常、それらの粒径は200メツシ
ユ以下の粉末として用いるのが望ましい。触媒の使用−
は使用する金属の種類及び形態により多少異なるので、
特に限定されるものではないが、通常、石灰原料及び珪
酸原料の和に対し、5〜100重崩%、好ましくは10
〜50重齢%である。触媒使用石があまり少なすぎると
280℃以下の反応温度でゾノトライト結晶を得ること
ができず、又、あまり多すぎても効果に差異はなく経済
的でないので好ましくない。
水熱合成反応は通常、水性スラリーを静置状態でオート
クレーブ中にて加圧下、加熱処理して実施される。本発
明の反応温度は230〜400℃、好ましくは240〜
280℃である。この温度が230℃未満220℃以上
である場合には、ゾノトライト結晶とトバモライト結、
晶・・とが共存状態となり、又、220℃未満である場
合にはトバモライト結晶のみが得られることとなる。こ
のように本発明では230℃以上の温度でもゾノトライ
ト−7− 結晶を単相で得ることができるものであり、本発明の触
媒を使用しない場合には、280℃以下の温度ではこの
ような現象は期待できないものである。一方、前記温度
は必要以上に高くても何の利益もなく経済的損失を招く
のみであるが、280〜400℃の温度の場合には、更
に段好なゾノトライト結晶が得られるばかりか、反応時
間も短かくてよいと言う効果を有する。又、水熱合成反
応の時間は反応温度などにより多少、異なるが、通常、
4〜48時間程度である。
本発明では上述のような水熱合成反応において、ゾノト
ライト結晶を有する珪酸カルシウムを得ることができる
ここで得たゾノトライト結晶はその用途に応じて、通常
、自然沈降法、鋳型注入法、プレス脱水成形法、抄造法
、押し出し成形法、ロール脱水成形法又は遠心成形法な
どの公知の成形法により成形体を得ることができる。こ
の成形に際しては、例えば、石綿、炭素繊維、金属繊維
、岩綿、セラミックファイバーなどの無機繊維、又は、
パルプ、−8− 木綿などの天然繊維、又は、ポリアミド、ポリエステル
などの合成繊維等を添加することもて゛きる。
1−記の成形体は常法により乾燥さ4″走、「1的と4
る珪酸カルシウム成形体が1qられるか、必要に応じC
1これを例えば、800″C以−1の温度U−IJI熱
処理づれば、ゾノトライト結晶をつtラス(〜ノイ[−
結晶に変化させることもてさる3、つ4フスト結晶は例
えば、0.3μ程麿の剣状結晶で、11表面積が人さく
、耐熱性に侵れている。
本発明で得られる製品(よ神々の用途に利用され、例え
ば、建材、メカニカルシール(4、保温口、断熱材など
の他に、触媒担体、合成樹脂充填材として特に適してい
る。
以上、本発明によれば、結晶性シリカを珪酸原料として
用いても、230℃以上と言う低温の水熱合成反応にお
いて、ジノトライ1−結晶が単相で得られる。従って、
従来の非晶性シリカを用いた場合と較べても、60℃も
低い温度でゾノトライト結晶を得ることができるので、
エネルギーコストが安価であり、しかも、反応装置の製
作コスト−9− も安価でよいので、本発明の方法は工業的に極めて価値
のあるものである。
次に、本発明を実施例を挙げて更に詳細に説明するが、
本発明は以下の実施例の記載に限定されるものでない。
実施例1〜3及び比較例1〜3 結晶性シリカ(クオルツ、トリジマイト及びクリストバ
ライトの混合物)とCa  (OH)2粉末とをCa/
Siモル比が1.0となるように混合し、更に、これに
100メツシユの鉄粉を46重1%を添加し、固形成分
に対し10重量倍の水中に分散させ、水性スラリーを形
成−させたのち、オートクレーブにて第1表に示す温度
にて24時間、水熱合成反応を行い、結晶スラリーを得
た。この結晶につきX線回折分析したところ、その結晶
型は第1表に示す通りであった。
=  10 − 実施例4〜10及び比較例4〜10 実施例1の方法において、触媒として鉄分の代りに、第
2表に示す金属又は合金を50重量%用いて、しかも、
第2表に示す温度にて、同様な方法で反応を行い、結晶
スラリーを得た。この結晶につき、X線回折分析をし些
ところ、その結晶型は第2表に示す通りであった。
−11− −12− 比較例11〜13 実施例1の方法におて、触媒を使用することなく、第3
表に示す温度にて、同様な方法で反応を行い、結晶スラ
リーを得た。この結晶につぎX線回折分析をしたところ
、その結晶型は第3表に示1通りであった。
−13−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 石灰原料と珪ml原料よりなる水性スラリーを水熱
    反応させて珪酸カルシウムを製造する方法におイテ、触
    媒として、Fe 、−ri 、V、Co、C「、MO及
    びN1から選ばれた少なくとも1種の金属又はその化合
    物を添加し、230〜400℃の温度で反応させること
    を特徴とする珪酸カルシウムの製造方法。 2 触媒が、Fe 1Ti 、V、Co 、Or %M
    01及びNiから選ばれた少なくとも1種の金属、合金
    又は酸化物である特許請求の範囲第1項記載の珪酸カル
    シウムの製造方法。 3 触媒の使用量が、石灰原料と珪酸原料の和に対して
    、5〜100重鏝%である特許請求の範囲第1項又は第
    2項に記載の珪酸カルシウムの製造方法。 4 石灰原料と珪酸原料の使用割合が、Ca/−1= Siモル比として、0.8〜1.4である特許請求の範
    囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の珪酸カルシウム
    の製造方法。 5 水熱合成反応の温度が、240〜280℃である特
    許請求の範囲第1項乃〒第4項のいずれかに記載の珪酸
    カルシウムの製造方法。
JP5770582A 1982-04-07 1982-04-07 ゾノトライト系珪酸カルシウムの製造方法 Granted JPS58176117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5770582A JPS58176117A (ja) 1982-04-07 1982-04-07 ゾノトライト系珪酸カルシウムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5770582A JPS58176117A (ja) 1982-04-07 1982-04-07 ゾノトライト系珪酸カルシウムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58176117A true JPS58176117A (ja) 1983-10-15
JPS6335568B2 JPS6335568B2 (ja) 1988-07-15

Family

ID=13063350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5770582A Granted JPS58176117A (ja) 1982-04-07 1982-04-07 ゾノトライト系珪酸カルシウムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58176117A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4966268A (en) * 1988-07-07 1990-10-30 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Driving power transmission device
JP2009161766A (ja) * 2001-07-18 2009-07-23 Total Petrochemicals Research Feluy 水添および脱水素方法そしてそれら用の触媒

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3001882A (en) * 1957-12-30 1961-09-26 Owens Corning Fiberglass Corp Thermal insulating material and method of making same
JPS5179119A (ja) * 1974-12-30 1976-07-09 Nihon Cement Suinetsuhannoyotenkazai
JPS5243494A (en) * 1975-10-03 1977-04-05 Riken Keiki Kk Multiple point gas detecting and alarming system
JPS5345200A (en) * 1976-10-06 1978-04-22 Sopia Giken Kk Device for hitting tag pin

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3001882A (en) * 1957-12-30 1961-09-26 Owens Corning Fiberglass Corp Thermal insulating material and method of making same
JPS5179119A (ja) * 1974-12-30 1976-07-09 Nihon Cement Suinetsuhannoyotenkazai
JPS5243494A (en) * 1975-10-03 1977-04-05 Riken Keiki Kk Multiple point gas detecting and alarming system
JPS5345200A (en) * 1976-10-06 1978-04-22 Sopia Giken Kk Device for hitting tag pin

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4966268A (en) * 1988-07-07 1990-10-30 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Driving power transmission device
JP2009161766A (ja) * 2001-07-18 2009-07-23 Total Petrochemicals Research Feluy 水添および脱水素方法そしてそれら用の触媒

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6335568B2 (ja) 1988-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3501324A (en) Manufacturing aqueous slurry of hydrous calcium silicate and products thereof
DE2751660C2 (ja)
CN104402010B (zh) 一种硬硅钙石型硅酸钙材料的制备方法
CN107162010A (zh) 合成水化硅酸钙的方法及由该方法合成的水化硅酸钙
EP0166789B1 (en) Formed article of calcium silicate and method of the preparation thereof
JP5190399B2 (ja) けい酸カルシウム板の製造方法
WO1987001370A1 (en) Silica molding and process for its production
JPS58176117A (ja) ゾノトライト系珪酸カルシウムの製造方法
KR20170058890A (ko) 석탄회로부터 칼륨형 인공제올라이트를 제조하는 방법
KR20150079481A (ko) 석탄회로부터 칼륨형 인공제올라이트를 제조하는 방법
JPS5964563A (ja) 軽量成形体の製造法
JPS631243B2 (ja)
JP4426752B2 (ja) 珪酸カルシウム水和物の製造法
JPH0627022B2 (ja) 珪酸カルシウム系成形体の製造法
JPH0669889B2 (ja) 層状ケイ酸塩の水熱合成法
JP3712495B2 (ja) ケイ酸カルシウム系水和物硬化体の製造方法
JPS5842129B2 (ja) 珪酸カルシウム水和物結晶の製造方法
JPS6341849B2 (ja)
JPH0158147B2 (ja)
JP2998147B2 (ja) 繊維状珪酸カルシウム水和物の製造方法
JPS62113745A (ja) 珪酸カルシウム成形体の製造法
JPH0437006B2 (ja)
JPS6341850B2 (ja)
JP3468541B2 (ja) 繊維状トリカルシウムシリケート水和物の製造方法
Sasnauskas et al. HEAT INSULATING MATERIALS AND PRODUCTS(= 200 KG/M 3) BASED ON CALCIUM HYDROSILICATE.