JPS58175527A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気掃除機に係り、特に電動送風機の排気風に
よる騒音の軽減を目的とした消音構造に関するものであ
る。

一般に、この種の電気掃除機にあっては電動送風機の排
気風を掃除機本体の後端面にある排気口から機外に排出
する構造である為、後方に位置する電動送風機と排気口
間を結ぶ排気通路の長さが短かく、排気通路の形状や該
通路中に設ける消音材等による排気風の騒音軽減には限
度があり、特に最近のように掃除機本体の小型化が進め
ば進むほど、消音の為のスペースが小さく抑えられ、低
騒音化の実現が非常に困難になるものであった。

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり掃除機本
体の後端面から両側面に跨って整流筒を配設し、電動送
風機の排気風を左右に分流して整流筒内を通し排出する
ことにより該排気風による騒音の軽減を計り、掃除機本
体の小型化にあっても低騒音の電気掃除機を提供できる
ようにしたものである。

以下図面に示した本発明の実施例について詳細に説明す
る。

第１図乃至第６図において、掃除機本体１は上ケース２
と下ケース３とにより構成され、後部両側に走行車輪４
を備えると共に前部底面に自在車輪５を備えている。こ
の掃除機本体ｌの前部には上面を開口とする収納室６を
形成し、この収納室６の前壁に吸塵ホース（図示せず）
を接続する為の吸口筒体７を配設している。

上記収納室６にはその上面開口を介して集塵部である集
塵ケース８を出入自在に納め、この集塵ケース８は前後
端面を大きく開放して前端開口部に吸塵口１０を有する
前蓋９を開閉自在に配設しかつ後端開口部にメインフィ
ルター１１をこの外周縁にあるバッキング１２を以って
気密状態に嵌合装設し、吸塵口１０とメインフィルター
１１間にブリフィルター１３を配置している。而して、
集塵ケース８は収納状態において吸口筒体７から吸塵口
１０．プリフィルター１３．メインフィルター１１を経
て収納室６後壁の通気口Ｉ４に至る空気通路を形成する
。尚、収納室６の上面開口は撒除機本体ｌに枢設した上
蓋１５により開閉され瞥デミへ る０ 又、掃除機本体１には収納室６の後方位置においてコー
ドリール室１６と送風室１７とを左右に区画形成し、コ
ードリール室１６にはコードリール１８を内装する。一
方、送風室１７には電動送風機１９を防振ゴム２０．２
１を以って内装支持し・そのファンの吸込側を通気口１
４に対向位置すると共に、排気側を掃除機本体１後端面
にある排風口２２に対向位置している。電動送風機１９
のモータ部外周にはウレタンフオーム等の消音材２８を
巻付は該消音材２３をゴム等の材料からなる多孔性消音
板２４により支持しである。

整流筒２５は平面コ字形状をなし、掃除機本体ｌの後端
面から両側面の前端近くまで跨って配設されており、そ
の中央部には排風口２２に合致し該口２２を介して電動
送風機１９の排気側と連絡する取入口２６を形成すると
共に、両側前端部下面に排気口２７．２７を形成する。

而して、この整流筒２５は掃除機本体ｌの凹溝２８に納
められその外周部分を若干外方に突出してなり、本実施
例では整流筒２５をポリウレタンの如き低発泡体軟質の
塩、化ビニール樹脂等の弾性材料を以って形成すること
により、整流筒２５自身を衝撃吸収用バンパーに兼用さ
せている。上記凹溝２８は上、下ケース２，３間にあっ
て掃除機本体１の後端面から両側面前端近くまで跨って
形成されており、その前端部下面には掃除機本体１の底
面まで延び複数の整流用リブ３０，３０を並設する分散
排気口２９を形成し１該分散排気口２９を整流筒２５の
排気口２７に合致する。

一方、整流筒２５の内部には吸音材３１及び防音材３２
を部分的に設けである。上記吸音材３１は例えば軟質発
泡ポリウレタンフオーム、フェルト等の軟質材料よりな
り、取入口２６と対向する整流筒２５内面即ち電動送風
機１９からの排気風が最も勢いよく衝突する部位に貼着
され、衝突音の緩和、風音の吸収作用をなす。又防音材
３２は例えば軟質発泡ポリウレタンフオーム等の通気性
の良好な材料よりなり、整流筒２５の前端部内にＵ字形
状覧折曲して配設゛することにより排気口２７及び整流
筒２５前端面に跨って位置され、整流筒２５の内部から
排気口２７を介し外方に洩れる騒音の減衰、前端面にお
ける排気風の衝突音緩和作用を発揮する。

上記構成の実施例において、今電動送風機】９を駆動す
ると、塵埃を含んだ空気は図示しない吸込口、吸塵ホー
ス、吸口筒体７．吸塵口ｌＯを経て集塵ケニス８内に入
り、この内部においてブリフィルター１３により粗塵が
、メインフィルター１１により細塵が夫々捕集除去され
）浄化された後、通気口１４から電動送風機１９に吸込
まれることになり、塵埃は集塵ケース８内に集積される
。

そして、電動送風機１９から排出された空気即ち排気風
は消肝材２３及び多孔性消音板２４を通過して排風口２
２から取入口２６を経て整流筒２５内に入り、吸音材３
１との衝突により左右に分れて整流筒２５内に流れ、防
音材３２を通り排気口２７　、２７から分散排気口２９
．２９を経て機外に排出することになる。而して、上記
整流筒２５は寸法的と充分な長さをもっている為、排気
風の流れに対して充分な整流作用を発揮でき、風速が左
右への分流により弱まることと相俟って風音を大巾に減
衰できることになり、しかも吸音材３１及び防音材３２
は部分的な配役であるものの、騒音対策上効果的な位置
設定により排気風の整流筒２５内面との衝突音の緩和、
整流筒２５内部がら外方へ洩れる騒音の減衰を有効に行
なえ、吸音材３１及び防音材３２のないものに比べ第８
図示の如く騒音を軽減することができ、全体的に低騒音
化を著しく計ることができる。第８図は吸音材及び防音
材の有無による騒音比較測定図であり、イは本発明の実
施例、口は吸音材及び防音材のないものの騒音特性を示
す。

第７図は本発明の他実施例であり、整流筒２５の排気ロ
２７側端部の壁面を円弧状面２５′に形成し、他方整流
用り′ブ３ｏの端部も上記面２５′に合せて円弧状に湾
曲したものである。而して、このものにあっては排気風
の流れ方向を緩やかに変更することができ、騒音抑制上
より好ましいものになる。

以上の如く本発明の電気掃除機によれば、整流筒の長さ
を掃除機本体の内部構造等に囚われることなく充分な長
さにして排気風の流れに対し高い整流作用を発揮させる
こと、排気風の左右分流により風速を弱めること等によ
り風音を大巾に減衰できる上に、吸音材及び防音材の部
分的な配設による効果的な位置設定により低騒音化をよ
り進めることができ、掃除機本体の小型化にあっても低
騒音化の実現が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明電気掃除機における集塵ケース取出し状
態を示す側面図、第２図及び第３図は第１図のＡ−Ａ線
及びＢ−Ｂ線断面図、第４図は同上上ケースを取除き一
部を断面で示す掃除機本体の上面図、第５図は同上掃除
機本体の底面図、第６図は同上整流筒の斜視図、第７図
は本発明の他実施例を示す要部断面図、第８図は吸音材
及び防音材の有無による騒音比較測定図である。 ２５：整流筒、２６：取入口、２７：排気口、３１：吸
音材、３２：防音材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　フィルター及び電動送風機を内装する掃除機本体
   を備え、この掃除機本体の後端面から両側面に跨って整
   流筒を配設し、この整流筒の中央部に電動送風機の排気
   側と連絡する取入口を形晟すると共に両側前端部に排気
   口を形成し１さらに整流筒の内部には取入口と対向して
   電動送風機からの排気風が衝突する位置にて吸音材を設
   けかつ排気口部にて通気性の良好な防音材を設け、電動
   送風機からの排気風を上記整流筒内を通して排出するこ
   とを特徴とする電気掃除機。 ２、排気口は整流筒の両側前端面と隣在する他の面に形
   成し、防音材を排気口から前端面に跨って設けてなる特
   許請求の範囲第１項記載の電気掃除機。