JPS58174698A - 成形加工用繊維板 - Google Patents

成形加工用繊維板

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JPS58174698A
JPS58174698A JP5504782A JP5504782A JPS58174698A JP S58174698 A JPS58174698 A JP S58174698A JP 5504782 A JP5504782 A JP 5504782A JP 5504782 A JP5504782 A JP 5504782A JP S58174698 A JPS58174698 A JP S58174698A
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JP
Japan
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fiberboard
fibers
hydroxyl groups
treated
molding
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JP5504782A
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English (en)
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信夫 白石
則元 京
伊藤 謙喜
毅 鹿島
修 藤岡
龍 北村
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Daikin Industries Ltd
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は立体的な深絞り加工等の成形加工を行うのに適
した成形加工用繊維板に関し、更に詳しくは、水酸基と
反応し得る反応体で処理された植物質繊維および所望に
よりこれに添加される粉粒状熱可塑性樹脂を主原料とし
て形成される成形加工用繊維板に関する。
植物質繊維と粉粒状熱可塑性樹脂とを主原料とする抄造
液を湿式抄造して繊維質マットを形成し、この繊維質マ
ットを該熱可塑性樹脂の軟化点以上の温度で加熱加圧す
ると成形性の優れた繊維板が得られることは既に知られ
ている。
本発明者らは、上記の繊−雄板の製造法に於いて、水酸
基と反応し得る反応体で処理した植物質繊維を原料とし
て使用すれば、熱可塑性樹脂を添加しなくても卓越した
成形性を有する繊維板が得られること、およびこの処理
植物質繊維と熱可塑性樹脂の混合物を原料とすれば更に
成形性に優れた繊維板が得られることを見い出した。
即ち、本発明の第一の目的は、水酸基と反応し得る反応
体で処理した植物質繊維を主原料とする抄造液を湿式抄
造して得られる成形加工用繊維板を提供するものであり
、第二の目的は、水酸基と反応し得る反応体で処理した
植物質繊維および粉粒状熱可塑性樹脂を主原料とする抄
造液を湿式抄造して得られる成形加工用繊維板を提供す
るものである。
本発明に於いて「水酸基と反応し得る反応体」とは、植
物質繊維を構成している化学的成分、特にセルロースの
水酸基と化学的に反応する物質を意味し、その代表的な
ものとしてエステル化剤およびエーテル化剤を挙げるこ
とができる。
エステル化剤としては有機酸無水物(例えば酢酸、プロ
ピオン酸、酪酸などの酸無水物)、有機酸・・・ゲン化
物(例えば1嘉の酸の他カブ・ン酸S1:ピ1 ラウリン酸、ステアリン酸およびメタクリル酸などの酸
ハロゲン化物、特に酸塩化物)、および有機酸無水物と
脂肪酸の混合物(例えば無水トリフルオル酢酸または無
水クロル酢酸と酢酸、プロピオン酸、カプロン酸または
ラウリン酸等との混合物)などを挙げることができる。
これらのエステル化剤は単独で、あるいは2種以上混合
して使用することができる。
上記エステル化剤には、セルロースとの反応を促進する
ため゛の硫酸過塩素酸等の触媒を添加しておくことがで
きる。
次に、エーテル化剤としては、例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド等の1,2エポキシド、塩化
メチル、塩化エチル等のハロゲン化アルキル、塩化ベン
ジル等の芳香族ハロゲン化物などを用いることができる
エーテル化剤の場合は触媒(例えば水酸化ナトリウムの
如きアルカリ触媒)を適宜添加することができ、またエ
ーテル化剤で処理する前の植物質繊維に予めこれらl’
1lla含浸させておくこともできるが、特に後者によ
鳶のが好ましい。
水酸基と反応し得る反応体としては、上記のエステル化
剤およびエーテル化剤のほか、イソシアネート類(例え
ばメチルイソシアネート、エチルイソシアネートなど)
を挙げることができる。
反応体を植物質繊維と接触させるには、例えば植物質繊
維を反応体中に浸漬するか、あるいは反応体を気化せし
め、これに植物質繊維を晒らせばよい。また、この様な
方法を減圧下、加圧下、あるいは減圧加圧下で行うこと
により、植物質繊維への反応体の含浸を促進させてもよ
い。
上記の化学的処理により、主としてセルロースの水酸基
がエステル化、エーテル化などの化学的修飾を受け、か
くしてセルロースの結晶構造の非晶化が進み、膨潤化さ
れた状態の植物質繊維が得られる。
本発明の第一の目的の繊維板を製造するには、」二記の
反応体で処理した植物質繊維10〜100市駄部および
無処理繊維0〜90重量部、および所望によりスターチ
、フェノールなどのバインダ−0〜20’tt部、ロジ
ン、ロジンワックス、ワックスなどのサイズ剤0〜5重
量部、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウムなどの定着剤
0〜5重量部およびパーライト0〜30重量部からなる
混合物を約2重量%のスラリーとし、常法により抄造す
ればよい。抄造法としてはバッチ式、丸網式、長網式な
どが挙げられる。
この繊維板の製造に使用される植物質繊維としては、木
材をパルパー等で解繊して得られる木材繊維、クラフト
パルプ等のパルプ、古紙繊維、さらには黄麻等の麻繊維
、綿繊維など、およびそれらの混合物が挙げられる。尚
、反応体で化学的に処理される繊維がパーレバー等で解
繊して得られる短繊維のみからなる場合は、少なくとも
10重量%好ましくは15〜30重量%の無処理長繊維
を添加して抄造することが望ましい。
本発明の第二の目的の繊維板を製造するには、上記の各
成分の他、化学的に処理した植物質繊維と無処理の植物
質繊維の総重量に対して少なくと゛も5重量%の粉粒状
熱可塑性樹脂を添加して調製した抄造液を常法により湿
式抄造して繊維質マットを形成し、この繊維質マットを
該熱可塑性樹脂の軟化点以上の温度で、かつ熱可塑性樹
脂粉末が軟化融着するように加熱加圧すればよい。
粉粒状熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合樹脂等の塩化ビニル系共重合樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、石油樹脂
、およびこれらの混合物などが挙げられる。塩化ビニル
系樹脂またに′i塩化ビニル系樹脂と他の熱可塑性樹脂
との混合物は、繊維板に、特に優れた成形性を与えるは
ヵ)りでなく、イ4らhた成形体にも優れた物性を付与
し、ま几、これらは比較的安価であるので、実用上特に
好ましい熱可塑性樹脂として用いらゎる。
尚、ここで粉粒状の熱可塑性樹脂を用いるのけ、こわを
抄造液中に多く混合した場合、通常用いら台ている熱可
塑性樹脂水溶液やエマルジョン等のように抄造液の加水
性を著しく低下させたり金網やプレス用フェルト等を短
時間に汚染し、て抄造適性を著しく損ったり干ることが
な)・いためであり、又、樹脂水溶液やエマルジョンで
は、混入量が多くなると植物質繊維に歩留りよく樹脂を
定着させるのが困卸なためであふ。
このような粉粒状熱可塑性樹脂は、抄造液中で攪拌時に
分散状態となる形状のものであればよいが、特にその径
が200μ以下のものけ分散混合性が工〈て抄造適性に
優れ、繊維質マット中に均一[分散して存在させること
ができるので好ましい。
本発明の繊維板を製造するために使用される水酸基と反
応し得る反応体で処理された植物質繊維ばその主成分で
あるセルロースの結晶構造の非晶化が進み、こり、によ
って優れた熱可塑性を有し、従ってこれを主原料として
製造される繊維板は成形性、特に曲面成形性に優れてい
る。そして又、得られた成形体が耐水性、寸法安定性に
極めて優れていると論う顕著な特徴を有するものである
本発明に係る成形加工用繊維板は、要すれば加熱による
可塑化またはスチーミング処理などの柔′軟化処理を施
【また後、所望形状の型材を用いて加熱加圧成形又は冷
田成形を行なうことにより、亀裂や割れなどの欠陥部を
生じさせることなく、良好な成形品に成形することがで
きる。
本発明に係る成形加工用繊維板は、その後の成形工程を
何ら制限するものではないが、参考1でに望1し、い成
形方法を以下に説明する。
既述した如く、本発明に係る繊維板は成形に先立ち、加
熱による可塑化又はスチーミング処理により111処B
l+1.でおいてもよい。加熱による可塑化は、熱風循
環式ドライヤーを用い、200〜250’Cで1〜10
分処理するか、電Vまたはガスヒーターを用いて1〜5
分間加熱処理するが、あるいけ編度200〜300°C
1圧力0〜10に?/dテ30秒〜3分間、プレス熱板
間で加熱することによす行なう。スチーミング処理を行
なう場合は、所望により予め繊維板の含水率を20〜3
0%に上昇さ−vi後、70〜100°Cで1〜10分
間スチーミング処理する。
成形は熱圧成形またけ冷圧成形のいずれで行なってもよ
い。前者の場合は圧力5〜100Kg/d、湿度150
〜200°Cで20秒〜5分間処理する。
後者の場合は繊維板を加熱またはスチーミング後、叩力
5〜100に9/c11、常温で20秒〜5分間処理す
る。
このように、熱、圧力の下で反応体で処理された植物質
繊維は、流動性を生じ、73)つ熔融するために良好な
成型が行なわれる。
本発明の繊維板は前記した様な特徴を有するため、従来
の成形用繊維板よりその用途が広いが、車輌の内装部材
とし、て特に好適に使用することができる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
本発明がこれらの実施例に限定されるものでけ彦い。
実施例1 針葉樹と広葉樹の混合比が7:3である木材繊維15に
9を氷酢酸26.31中に4時間浸漬して前処理り、た
後、無水酢酸89.1!!、氷酢酸48/および過塩素
酸0.197からなるlI!IFA40″Cの混合液に
6時間浸漬+−1て反応さセ、洗浄乾燥してアセチル化
線維を得た。このアセチル化繊維を用いて2重量%のス
ラリーを調製し、抄造してウェットマットを得、200
″C,401’l/c4で5分間加熱圧締し、厚さ2.
5票、絶乾密度0.8f/cdの砂維板を?■た。
十で得た繊維板を200°C,1即/dで50秒間熱板
間処理し、熱可塑化を行なった。次いで、200°CC
11O0Kt/c−で3分間曲面成形し、亀裂や割れの
彦い咬形品を得た。
実施例2 実施例1と同じ木材砂維15即を氷酢酸26.31中に
4時間浸漬して前処理しt後、無水酢酸62.2/、無
水プロピオン酸36.5/、氷酢酸48/卦よび過塩素
酸0.19/からなる液温40°Cに調節した混液に6
時間浸漬して反応させ、洗浄乾燥してアセチル−プロピ
オニル化木材繊維を得た。
上記の処理繊維にN−UKPを8:2の割合で混合[2
,2%スラリー濃度に調節した抄造液よりウーットマッ
トを作股j1、実ニー例1と同様にして絶乾密度0.8
f/rd、厚さ2.5mの繊維板を得た。
この繊維板を、熱風循環式ドライヤーを用いて200°
Cで10分間前処理するほかは実施例1と同様にして成
形し2、同様の結果を得た。また、圧力20Ky/d、
常温で60秒間曲面成形した場合も同様の結果が得られ
た。
実施例6 実施例2と同様にしてアセチル−プロピオニル木材繊維
を得、この繊維にN−UKP を6:2の割合で混合し
た後、アクリルアマイド水溶液を1重量%、硫酸バンド
を2重量%(対繊維絶乾量添加率)添加して2重量%の
スラリーを調製し、実施例2と同様に1.て絶乾密度0
.85g/cd、厚さ25簡の繊維板を得た。
この繊維板を10分聞スチーミング処理を行って柔軟化
さンたのち、実施例1と同様にt−’r、虜、形【2、
同様の結果を得た。
実施例4 実施例1と同様にしてアセチル化木材繊維を得、この繊
維に綿繊維を8=2の割合で混合し、た後、・・:、:
、・、。
フェノール水溶液を1重量%、硫酸バンドを2重量%(
対繊維絶乾量添加率)添加し、さらに実施例1と同様に
して得られた繊維板を成形し、実施例1と同様の結果を
得た。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水酸基と反応し得る反応体で処理した植物質繊維
    を主原料とする抄造液を湿式抄造して得られる成形加工
    用繊維板。
  2. (2)水酸基と反応し得る反応体で処理された植物’R
    繊faがアセチル化またはアセチル−プロピオニル化繊
    維である第1項に記載の繊維板。
  3. (3)水酸基と反応し得る反応体で処理した植物質繊維
    および粉粒状熱可塑性樹脂を主原料とする抄造液を湿式
    抄造して得られる成形加工用繊維板。
  4. (4)水酸基と反応し得る反応体で処理された植物質繊
    維がアセチル化またはアセチル−プロピオニル化繊維で
    ある第3項に記載の繊維板。
  5. (5)粉粒状熱可塑性樹脂が塩化ビニル樹脂、塩化ビニ
    ル−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプ
    ロピレン樹脂、石油樹脂およびこれらの混合物からなる
    群から選ばれる第4項に記載の繊維板。
JP5504782A 1982-04-01 1982-04-01 成形加工用繊維板 Pending JPS58174698A (ja)

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JP (1) JPS58174698A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63235598A (ja) * 1987-03-18 1988-09-30 大建工業株式会社 植物繊維質緩衝材及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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