JPS58173723A - カメラのモ−タ−ドライブ捲戻し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカメラのモータードライブ捲戻し装置に関する
ものである。

カメラのモータードライブ装置において、捲戻し時にフ
ィルム端部がパトローネ中に巻き込まれてしまうのを防
止するための自動捲戻し１止装置が提案されている。こ
れらの装置は、例えばカメラのスプールとスプロケット
の間等にフィルムの往古を検出するローラー等を設け、
このローラーをフィルム面を押圧するようにバネ等で付
勢しておき、フィルムが終端部まで捲き戻されたときに
フィルムの往古によって前記ローラー等が変位するのを
機械的に検出してモーターを停止させ、るものである。

この様な従来の装置においては、高速で捲戻されている
フィルムに対し、ローラー等の機械的変位に基づいて停
止をかけようとするものであるから、停止おくれや停止
ムラを生じやすいという欠点を有している。又、これら
を解消しようとしてローラー付勢バネを強くすると捲戻
しに不要な負荷トルクを生じ、又、撮影時にはフィルム
を強く押圧することによって平面性を悪化させるという
欠点が発生した。さらにこれらのフィルム終端部検出機
構は他の機能を兼備させることが困難であり、この目的
のだめの専用機構となってコスト高を招来するものであ
った。

本発明はこれらの欠点を解決し、捲戻し停止を確実にム
ラなく行なうことができ、フィルムの平面性゛に急影響
を及ばずことのない捲戻し自動停止装置を提供すること
を目的とする。

第１図は本発明の対象とするカメラにおいて使用される
フィルムの先端部に穿たれた情報孔について説明する図
である。

同図において、フィルム１についての楕々の情報（例と
して、ＩＳＯフィルム感度、フィルム種別、使用期限な
どがあげられよう）がフィルム給送用パーフォレーショ
ン３の近（Ｋ１情報孔２としてコードパターン化されて
形成されている。

その情報孔２のうちの２１はパターン読みこみタイミン
グ規制用の孔であシ、２ｂはフィルム情報をコード化し
たコードパターン孔である。

第２図はフィルム情報を読みこむための装置について説
明する図であ・・つて、第１図において示したフィルム
情報コードパターン孔２ｂを読みこんでいる状態を示す
。発光素子４から出た光は光ファイバー５ａ〜５ｄで導
びかれ、射出端６ａ〜６ｄに至る。受光素子７８〜７ｄ
は前記射出端６ａ〜６ｄに対向して所定間隔で配置され
、射出端６ａ〜６ｄを出て読みこみタイミング規制孔２
ａ。

コードパターン孔２ｂを通過した光を受光する。

この膀みこみが終了するとフィルム１は図中の矢印方向
に捲上げられ、最初の撮影駒が出て機影準備が終了する
。

第３図は本発明の一実施例のブロック図である。

ここで、４は前記発光素子、５ａ〜５ｄは前記光ファイ
バー、６ａ〜６ｄは前記光射出端、７ａ〜７ｄは前記受
光素子、８は電源、９はスイッチ、１０はカメラ農蓋開
閉に連動して制御信号を発生する裏蓋開閉連動回路、１
１は前記受光素子７ｂ〜７ｄの出力をラッチするための
ラッチ回路、１２は前記ラッチ回路１１の出力を受けて
フィルム感度を算出するフイ、ルム感度演算回路、１３
は露出演算回路である。又、１４はフィルム先端部検出
回路、１５はモーター制御回路、１６は捲上げ・捲戻し
用モーター、１７は捲戻しスイッチである。１８は前記
ラッチ回路１１の出力から、情報孔２ａ及び２ｂの総数
をカウントするカウンターであり、１９は捲戻し時にお
いて、受光素子７ａの前を通過する情報孔の数をカウン
トするカウンターである。

これらの動作について次に説明する。まずフィルム感度
のコードパターン孔を有するフィルムをカメラに装填し
、カメラの裏蓋を閉じると、これに連動して裏蓋開閉連
動回路１０は、ラッチ回路１１に対しリセット信号を出
力してラッチ回路１１をリセットし、同時にスイッチ９
を閉成して電源８を発光素子４、受光素子７ａ〜７ｄに
投入する。従って発光素子４は発光を開始し、受光素子
７ａ〜７ｄは入射光を検知可能な状態になる。

この状態からモーター１６によってフィルムが第２図の
矢印の方向に捲上げられてゆき、前記フィルム感度パタ
ーンコード孔２ｂに先立って読み込みタイミング規制用
穴２ａが前記光射出端６ａと受光素子７ａを結ぶ線上に
到達すると、受光素子７ａは射出端５ａからの光を受け
て、ラッチ回路１１にセット信号を出力する。ラッチ回
路１１はこのセット信号を受けた瞬間に受光素子７ｂ〜
７ｄの出力状態をラッチする。従ってこの時にフィルム
感度パターンコード孔２ｂがラッチ回路１１に読みこま
れたことになる。史にラッチ回路１１の出力はフィルム
感度演算回路１２によってフィルム感度に換算され、露
出演算回路１３において測光値から露出を演算する際に
用いられる。なお、受光素子７ａの出力信号はスイッチ
９にも加えられ、ラッチ回路１１がフィルム感度の情報
をラッチするのに必要な遅延時間＼の後スイッチ９は開
かれ、電源８が発光素子４、受光素子７ａ〜７ｄから切
り離される。従って、読み込み完了後にフィルム２がモ
ータ１６により捲き上げられ、射出端６ａと受光素子７
ａを結ぶ位置にフィルム感度パターンコード孔２ｂが来
ても受光素子７ａはラッチ回路１１に対してセット信号
を発生しない。こうしてラッチ回路１１にラッチされた
フィルム感度情報はカメラ裏蓋が開かれない限り保存さ
れる。又、カウンター１８はラッチ回路１１の出力から
、情報孔２ａ及２ｂの総数を計数する。

このようにして撮影の準備が完了した後、モーター制御
回路１５は撮影者の撮影動作に応じてモーター１６を制
御してフィルムを捲上げてゆく。そしてｍ後のフィルム
駒を撮影した後、撮影者は捲戻しスイッチ１７を閉じる
２゜するとモーター制御回路１５はモーター１６を逆転
させ、フィルム２を第２図の矢印と逆の方向に送り、パ
トローネ中に掃戻してゆく。捲戻しスイッチ１７４Ｃ連
動してスイッチ９も閉成され、発光素子４、受光素子７
ａに電源８が投入され、受光素子７ａはコードパターン
孔２ｂＸ読み込みタイミング規制用孔２ａを通過する光
を受光可能な状態に準備される。フィルム２が順次傷戻
され、フィルム感度コードパターン孔２ｂのうち、パト
ローネに最も近い孔即ち、第２図で左端に位置する孔が
射出端６ａと受光素子７ａを結ぶ縁上に到達すると、フ
ィルム先端部検出回路１４はフィルムの先端が近いこと
を受光素子７ａの出力から検知し、モーター制御回路１
５に出力を送り、モーター１６の捲戻し速度を緩める。

そして、フィルムが緩速で捲戻されている間に受光素子
７ａにより、射出端６ａと受光−子７ａを結ぶ線上をい
くつかの情報孔が通過−したかがカウンター１９によ妙
計数される。情報孔の総数はカウンター１８の出力とし
て得られているので、捲戻し中にカウウター１９で計数
された孔の数とカウンタ１８の出力である孔の総数を比
較することにより、読み込みタイミング規制孔２ａが射
出端５ａと受光素子７ａを結ぶ線上に至ったことをフィ
ルム先端部検出回路１４が検出してモーター１６を停止
させ、自動捲戻停止を行なうことが可能となる。

このようにして、フィルム捲戻しを一旦緩速にすること
によってフィルムの捲戻し過ぎを未然に防止すると同時
に、情報孔２の計数を確実に行なうことができる。

なお、これらの一連の動作を更に確実に行なうために、
捲戻し中に受光素子７ａ〜７ｄの出力をフィルム先端部
検出回路１４に全て入力させ、フィルム装填時の初期状
態に復帰したことを確認してモーター１６を停止させる
ようにしてもよい。

以上のように本発明によれば、フィルムの停止が確実に
行なうことのできるカメラの自動捲戻し停止装置を得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の対象とするカメラにおいて使用される
フィルムの情報孔について説明する同第２図は前記情報
孔の情報読み込み装置の実施例を示す図 第３図は本発明による装置の実施例のブロック図 ２＆、２ｂ・・・・・・情報孔　　　４・・・・・・発
光素子７・・・・・・受光素子 １４　　・・・フィルム先端部検出回路１５　　・・・
モーター制御回路　　　１６　　・・・モータ出願人　
　日本光学工業株式会社 代理人　　　渡　辺　隆　男 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フィルム情報を表わす情報孔を有するフィルムから該情
   報孔にによってフィルムの先端部を検出するフィルム先
   端部検出装置と、フィルム捲戻し可能なモーター装置と
   、前記フィルム先端部検出装置の出力に応じて前記モー
   ターの捲戻し速度を制御するモーター速度制御装置管備
   えたことを特徴とするカメラのモータードライブ捲戻し
   装置。