JPS58172573A - 対局機能付デジタル時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えばチェス・囲碁・将棋などのような対局競
技に使用便利な如く構成された電子時計に関する。

現在チェス・囲碁・将棋等の正式な対局競技においては
専用の対局時計が使用されている。この対局時計は対局
者が互いに向いあって競技をする時に、相手と自分の使
用時間を知るのに便利なように２つの表示部に、相手の
使用時間と自分の使用時間をそれぞれ表示させる機能を
有するものであるが、前記専用の対局時計は特別に作ら
れているもので高価のため、正式の競技以外はほとんど
使われていないのが現状である。

しかし最近はチェスや特に囲碁・将棋の愛好者が増えて
きて、社内や町内における大会競技が多くなり、このた
め競技においてお互の使用時間を簡単に知ることができ
、しかも安価な対局時計のニーズが増大してきた。

本発明はか〜る点に鑑み成されたもので、その目的は一
般に時刻やカレンダーなどを表示できる２つの表示部を
もつ電子時計に簡単な回路の構成を附加するだけで、対
局時計機能を有する時計をしかも安価に提供しようとす
るものである。

前記目的を達成するための本発明に於ける要旨は、２個
の外部操作スイッチに対応してそれぞれ時間計測を行う
２個の時間カウンタ、その一方の時間カウンタの表示情
報を反転させる表示反転回路とを備えた対局時計回路と
、該対局時計回路の情報と時刻情報とを機能選択スイッ
チの操作により前記デジタル表示装置に切換表示するた
めの表示切換回路を設け、前記機能選択スイッチにより
対局時計機能が選択された状態に於いて、前記デジタル
表示装置の一方の表示部には一方の時間カウンタの情報
を表示し、他方の表示部にはも５一方の時間カウンタの
情報を表示反転回路を介して反転表示させたことを特徴
とする。

以下図面に従って本発明の一実施例を説明する。

第１図はデジタル時計の平面図で、１はデジタル時計、
２は表示装置で、第１表示部２ａと第２表示部２ｂの２
つの表示部を有している。６．４．５．６は各々外部操
作ボタンで、３は時刻情報と対局時計回路の情報とを表
示切換回路により機能選択するための機能選択ボタンで
あり、４．５．６は時刻表示状態に於いては時刻修正等
の各機能を有するボタンである。

第１図に於いて、第】表示部２ａには時刻情報が、１２
時３６分２０秒の如く表示され、第２表示部２ｂにはカ
レンダー情報が、１０月２８日ＭＯ（月曜）の如く表示
されて（・ろ。

次に第２図は、第１図に於いて機能選択ボタン３を操作
して対局時計機能を選択し、表示装置２に対局時間を表
示させた状態を示す。すなわち第１表示部２ａには一方
の対局者の使用時間が時刻表示状態と同方向より見易い
ように、２０分０３秒の如く表示さｔており、第２表示
部２ｂにはもう一方の対局者の使用時間が表示反転回路
を介して表示を反転させることにより、時刻表示状態と
反対方向から見易いように、５分４７秒の如く表示され
ている。そしてこの対局時間表示状態においては、外部
操作ボタン４．５．６は後述する各スイッチに対応して
おり、ボタン４．６は一方の対局者が着手と同時にボタ
ン４を操作することにより自分の使用時間を示す第１表
示部２ａを停止させるとともに、第２表示部２ｂの相手
の使用時間の計時をスタートさせ、次に他方の対局者が
着手と同時にボタン６を操作することにより自分の使用
時間を示す第２表示部２ｂを停止させるとともに第１表
示部２ａに相手の使用時間の計時をスタートさせ、これ
を交互に行うことにより表示装置２に各々の対局時間を
表示させろためのものである。またボタン５は競技終了
後に２つの表示部２ａ、２ｂをリセットしたり、休憩時
等に画表示部の計時を停止させたりするためのものであ
る。

第３図は第１図及び第２図に示すデジタル電子時計の構
成を示す回路ブロック線図である。

１０は通常の時計回路であり、１１は発振回路で、基準
発振源としての水晶振動子を含んでおり、１２は分周回
路で、発振回路１１からの発振周波数を分周し１　ｆｉ
ｚの計時信号φを発生するためのものである。１６は計
時回路で、分周回路１２からのＩ　Ｈｚの計時信号φを
計数して時刻情報１３ａを発生するものであり、１４は
カレンダー回路で、計時回路１６からの桁上げ信号を計
数してカレンダー情報１４ａを発生する。

またｓ、、ｓ４、ｓ、、ｓ、はいずれも制御用のスイッ
チであり、それぞれ第１図に示す外部操作ボタン３．４
．５．６により制御される。次に２０は対局時計回路で
ある。２１．２２は対局時間を制御するための各々第１
及び第２Ｒ−Ｓフリップフロップ（以下Ｒ８−ＦＦと略
記する）で、前記２個の外部操作スイッチＳ、、Ｓ、の
操作信号に対応して対局時間を制御する機能を有するも
のであり、スイッチＳ、は第１Ｒ８−ＦＦ’２１のリセ
ット端子Ｒと第２Ｒ８−Ｆ’Ｆ２２のセット端子Ｓに接
続され、またスイッチＳ６は第１Ｒ８−ＦＦ２１のセッ
ト端子Ｓと第２Ｒ８−ＰＦ’２２のリセット端子Ｒとに
接続されている。２３．２４は対局時間制御用の第１及
び第２アンドゲートで、第１及び第２Ｒ８−ＦＦ２１．
２２の各出力端子Ｑによって開閉され分周回路１２より
の計時信号φの通過を制御する機能を有する。２５．２
６は各々第１及び第２時間カウンタで、第１及び第２ア
ンドゲート２３．２４を通過した計時信号φにより対局
時間の計測を行うカウンタ、２７は表示反転回路で、前
記第２時間カウンタ２６の表示情報を反転させるための
ものであり、２５ａ１２７ａは各々第１カウンタ２５及
び反転回路２７からの時間情報を表わすものである。

また２８は対局の中断を行なわせるためのＴ型フリップ
フロッグ（以下Ｔ−ＦＦと略記する）で、ボタン５を一
定時間より短時間押すと前記スイッチＳ、の操作信号に
よって反転し、前記第１及び第２アンドゲート２３．２
４の開閉を行う。２９は前記第１及び第２表示部２ａ、
２ｂを表示状態に復帰させるためのタイマーで、前記ス
イッチＳ、の操作時間を計数し計数時間が一定時間を越
えた時、前記時間カウンタ２５．２６にリセット信号を
送る。次に６０は表示切換回路で、時計回路１０からの
時刻情報１３ａ及びカレンダー情報１４ａと対局時計回
路２０がらの第１時間情報２５ａと反転時間情報２７ａ
とを機能選択ボタン３の操作によって制御されるスイッ
チＳ、によりデジタル表示装置２に切換表示するための
機能を有する。

次に第３図に示すデジタル時計の動作について説明する
。

時計回路１０に於いて、計時回路１３からの時刻情報１
３ａが第１表示部２ａに、カレンダー回路１４からのカ
レンダー情報１４ａが第２表示部に各々表示される。

この状態から機能選択ボタン３を押して機能選択スイッ
チＳ３を１回ＯＮにすると表示切換回路６０は対局時計
回路２ｏの選択状態、すなわち第１時間情報２５ａと反
転時間情報２７ａの選択状態に切換わり、第２図に示す
如く第１表示部２ａに第１時間カウンタ２５がらの第１
時間情報２５ａが、また第２表示部２ｂに表示反転回路
２７からの反転情報２７ａが各々表示される。

この状態から対局が開始されることになるが、まず対局
に先立って・ボタン５を一定時間以上操作してスイッチ
ＳＩＩによりタイマー２９を働かせることにより第１及
び第２表示部２ａ、２ｂを零に復帰させ、対局準備状態
とする。次に２人の対局者によって先番と後番を決めて
まず後番がボタン６を操作してスイッチＳ６をＯＮ状態
とすると第１ＦＬｓ−ＦＦ２１のセット端子ＳＫ信号が
入り、出力端子Ｑよりの出力信号によって第１アンドゲ
ート２６が指定される。これによって正式に対局が開始
され、この状態よりボタン５を短時間操作するとＴ−Ｆ
Ｆ２８が反転し第１アンドゲート２６が開となり計時信
号φを通過させることによって第１時間カウンタ２５が
計時を開始しその計時を第１時間情報２５ａによって第
１表示部２ａに表示させて先番の使用時間を知らせる。

次に先番が着手と同時にボタン４を操作してスイッチＳ
、をＯＮ状態とすると第１Ｒ８−ＦＦ２１のリセット端
子Ｒに信号が入り出力端子Ｑからは出力信号が出す、第
１アンドゲート２６が閉となり第１時間カウンタ２５が
計時を止めるまで、第１表示部２ａにはボタン４が押さ
れた時の使用時間が表示される。同時に第２Ｒ８−ＦＦ
２２のセット端子Ｓに信号が入るので出力端子Ｑがら出
力信号が出て第２アンドゲート２４が開となり計時信号
φを通過させることによって第２時間カウンタ２６が計
時を開始し、その計時を表示反転回路２７を介して反転
情報２７２によって第２表示部２ｂに反転表示させて後
番の使用時間を知らせる。

更に後番が着手と同時に再びボタン６を操作すると第１
　Ｒ８−Ｆ’）；’２１より出力信号が発進し、第１ア
ンドゲート２６は開となり計時信号φを通過させること
によって第１時間カウンタ２５が再び計時を開始して第
１時間情報２５ａによって第１表示部２ａに前回の使用
時間に積算されて先番の使用時間を刻々と表示する。一
方第２Ｒ８−ＰＦ２２は出力信号を停止するので第２ア
ンドゲート２４が閉となり計時信号φがストップするの
で第２時間カウンタ２６が計時を止め第２表示部２ｂに
はボタ／６の押された時の使用時間が反転された状態の
ま〜表示される。

以下同様にして先番、後番が各々着手と同時に交互に自
分のボタンを操作することにより、第１表示部２ａには
先番の使用時間が、また第２表示部２ｂには後番の反転
された使用時間が積算２されながら表示される。

次に、例えば休憩時間等の時は両対局者の計時を停止さ
せる必要があるが、この場合はボタン５を短時間操作す
ることによってＴ　−Ｆ　Ｆ　２　ｆ３を反転させると
、第１及び第２アンドゲート２６．２４が閉じられるこ
とにより計時信号φの通過を停止し、第１及び第２時間
カウンタ２５．２６の計時を停止させる。この結果第１
及び第２表示部２ａ、２ｂにそれまでの使用時間を表示
した状態で積算は停止される。

また休憩時間が終了して対局競技を続行する時は再びボ
タン５を短時間操作してＴ−ＦＦ２８を更に反転させる
ことにより第１及び第２アンドゲート２６．２４を開状
態とする。これによって休憩時間前０状態・例え＋？第
１・１１１１１ア″１゛ゲー１′２６カ゛開で第２アン
ドゲート２４が閉の状態であれば、この状態に戻？て第
１時間カウンタ２５は計時を始め再び対局が始まる。

最終的に競技が終了す４れば、休憩時間の時と同様ボタ
ン５を短時間操作してＴ−ＦＦ２８を反転させることに
より第１及び第２アンドゲート２３．２４が閉となり計
時はストップされる。

上記のように使用することによって対局機能を表示でき
ることとなり、対局競技が終った後で通常の時計として
使用する場合は機能選択ボタン３を操作すると表示切換
回路により対局時計情報から時刻情報へ切換わり、第１
図に示す時計機能モードに復帰する。

以上述べた如く本発明によれば、一般の時刻やカレンダ
ーを表示できる２つの表示部をもつ電子時計に簡単な対
局時計回路を附加して切換表示するとともに、一方の表
示部に時間カウンタの情報を反転表示させて対局者が互
いに自分の使用時間を見易いように表示させて対局時間
を知ることのできることによって安価な対局時計を提供
でき、デジタル時計の商・品力の向上に大きな効果を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は通常時刻表示状態のデジタル時計の平面図、第
２図は本発明による対局時間表示状態のデジタル時計の
平面図、第３図は本発明の一実施例による時計回路を示
す回路プロンク線図０１・・・・・・デジタル時計、２
・・・・・・表示装置、１０・・・・・・時計回路、２
０・・・・・・対局時計回路、２１．２２・・・・・・
対局時間制御用ｆ（−８フリツプフロツプ、 ２６．２４・・・・・・対局時間制御用アンドゲート、
２５．２６・・・・・・時間カウンタ、２７・・・・・
・表示反転回路、 ２８・・・・・・Ｔ型フリップフロツノ、２９・・・・
・・タイマー、 ６０・・・・・・表示切換回路、 Ｓ、・・・・・・機能選択スイッチ、 Ｓ４、Ｓ、・・・・・・対局スイッチ、Ｓ、・・・・・
・外部操作スイッチ。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも２個の表示部を有するデジタル表示装置を備
   えた電子時計に於いて、２個の外部操作スイッチに対応
   してそれぞれ時間計測を行う２個の時間カウンタ、その
   一方の時間カウンタの表示情報を反転させる表示反転回
   路とを備えた対局時計回路と、該対局時計回路の情報と
   時刻情報とを機能選択スイッチの操作により前記デジタ
   ル表示装置に切換表示するための表示切換回路を設け、
   前記機能選択スイッチにより対局時計機能が選択された
   状態に於いて、前記デジタル表示装置の一方の表示部に
   は一方の時間カレンダの情報を表示し、他方の表示部に
   はもう一方の時間カウンタの情報を表示反転回路を介し
   て反転表示させたことを特徴とする対局機能付デジタル
   時計。