JPS5817244A - 遊星歯車装置 - Google Patents
遊星歯車装置Info
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- JPS5817244A JPS5817244A JP56114824A JP11482481A JPS5817244A JP S5817244 A JPS5817244 A JP S5817244A JP 56114824 A JP56114824 A JP 56114824A JP 11482481 A JP11482481 A JP 11482481A JP S5817244 A JPS5817244 A JP S5817244A
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- Japan
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- pitch
- gear
- planetary gear
- planetary
- disk
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H57/02004—Gearboxes; Mounting gearing therein the gears being positioned relative to one another by rolling members or by specially adapted surfaces on the gears, e.g. by a rolling surface with the diameter of the pitch circle
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H1/00—Toothed gearings for conveying rotary motion
- F16H1/28—Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、各歯車の両側に、ピッチ円に等しい外径、
内径の円板、リングを添架した遊星歯車装置に於て、遊
星歯車円板の、ギヤ当シ周面の幅(W)を、ピッチ局面
の幅(D)の1.5倍より大きくした遊星歯車装置に関
する。
内径の円板、リングを添架した遊星歯車装置に於て、遊
星歯車円板の、ギヤ当シ周面の幅(W)を、ピッチ局面
の幅(D)の1.5倍より大きくした遊星歯車装置に関
する。
遊星歯車装置は、減速器、増速器として使用される。し
かし、同時噛合点での整合性を常に満足するように精度
の高い遊星歯車を作ろうとすると、加工費が著しく上昇
して、高価になる。精度が悪いと、騒音、振動を発生し
、動力伝達効率も悪い。
かし、同時噛合点での整合性を常に満足するように精度
の高い遊星歯車を作ろうとすると、加工費が著しく上昇
して、高価になる。精度が悪いと、騒音、振動を発生し
、動力伝達効率も悪い。
歯車同士の噛合い点で、発熱、騒音を生じるのを防ぐた
め、歯車と同軸で側面に円板を取付けるようにした技術
は公知である。
め、歯車と同軸で側面に円板を取付けるようにした技術
は公知である。
例えば、米国特許第8.298.928号(1966年
12月27日発行)明細書には、外歯歯車と内歯歯車と
が噛合うトルクコンバータに於て、両歯車の両側にピッ
チ円に等しい直径の円板部、リング部を各歯車と一体に
加工成形した装置が示されている。
12月27日発行)明細書には、外歯歯車と内歯歯車と
が噛合うトルクコンバータに於て、両歯車の両側にピッ
チ円に等しい直径の円板部、リング部を各歯車と一体に
加工成形した装置が示されている。
また、米国特許第8.548 、678号(1970年
12月22日発行)明細書には、歯車の片側に、ピッチ
円に等しい直径の摩擦車を固着一体化した平歯車、ベベ
ルギヤが示されている。これは、噛合点での歯車のバッ
クラッシュの設定が難しかったので、バックラッシュの
問題を除くため、半径方向の力を摩擦車同士で伝達しあ
うようにしたものである。
12月22日発行)明細書には、歯車の片側に、ピッチ
円に等しい直径の摩擦車を固着一体化した平歯車、ベベ
ルギヤが示されている。これは、噛合点での歯車のバッ
クラッシュの設定が難しかったので、バックラッシュの
問題を除くため、半径方向の力を摩擦車同士で伝達しあ
うようにしたものである。
これら発明は、広く、歯車一般につき、ピッチ円板、リ
ングを歯車と一体にして両側に設けたものである。
ングを歯車と一体にして両側に設けたものである。
このような技術を、遊星歯車へ応用した考案も既に知ら
れている。
れている。
実公昭80−16918号は、遊星歯車装置の工作精度
が、極めて厳しいものを要求されていたので、これを解
決するためなされた。これは、遊星歯車と、これに噛合
う、外殻内歯歯車との側方に、ピッチ円に等しい外径、
内径のコロ、円筒面を設けたものである。
が、極めて厳しいものを要求されていたので、これを解
決するためなされた。これは、遊星歯車と、これに噛合
う、外殻内歯歯車との側方に、ピッチ円に等しい外径、
内径のコロ、円筒面を設けたものである。
こうすることによシ、工作誤差があり、寸法の不均等が
あっても、コロ、円筒面によって、誤差の影響を打消す
作用がある。
あっても、コロ、円筒面によって、誤差の影響を打消す
作用がある。
この考案は、遊星歯車とコロとが同軸上にあるが、離隔
している。半径方向の圧力は、コロ、円筒面が受けるの
で、回転が円滑になる。
している。半径方向の圧力は、コロ、円筒面が受けるの
で、回転が円滑になる。
しかし、この考案では、1本の遊星軸の上に離隔して遊
星歯車、コロを設けるようになっているから、遊星軸が
長くなる。装置全体としても、軸方向に大きくなシ、か
さ高くなってしまう、という欠点があった。
星歯車、コロを設けるようになっているから、遊星軸が
長くなる。装置全体としても、軸方向に大きくなシ、か
さ高くなってしまう、という欠点があった。
ピッチ円に等しい円板やリングを設ける、という構成と
は、全く異なったアプローチで、遊星歯車装置の固有の
難点を克服しようとした考案もある。これは、遊星歯車
等を弾力性に富む材質で作り、弾性変形によって、噛合
い不整合を吸収しようと、するものである。
は、全く異なったアプローチで、遊星歯車装置の固有の
難点を克服しようとした考案もある。これは、遊星歯車
等を弾力性に富む材質で作り、弾性変形によって、噛合
い不整合を吸収しようと、するものである。
例えば実公昭44−25692号等である。これは、遊
星車を可焼性の部材、(例ではゴム)で作っている。
星車を可焼性の部材、(例ではゴム)で作っている。
しかし、可焼性部材で歯車を作ったとすると、伝達トル
りが小さく限られてしまう。また、繰返し仲、縮によシ
発熱し、疲労し易く、寿命が短い、という欠点があった
。
りが小さく限られてしまう。また、繰返し仲、縮によシ
発熱し、疲労し易く、寿命が短い、という欠点があった
。
さらに、第3の解決法が提案された。例えば実公昭85
−17588号、特公昭86−22661号である。
−17588号、特公昭86−22661号である。
これば、遊星歯車と、遊星軸とを直接組合さず、間に中
介軸を付加したもので、中介軸と遊星歯車リングとの間
に十分な間隙を設けておくものである。間隙のために、
遊星歯車リングは軸に対し、僅かに変位でき、噛合点の
不整合を緩和できるようになる。ピッチ円板、ピッチリ
ング等は必要とされていない。
介軸を付加したもので、中介軸と遊星歯車リングとの間
に十分な間隙を設けておくものである。間隙のために、
遊星歯車リングは軸に対し、僅かに変位でき、噛合点の
不整合を緩和できるようになる。ピッチ円板、ピッチリ
ング等は必要とされていない。
このような、間隙式り遊星歯車装置は、噛合点に於ける
、力の等配分という点では未だ不十分であつだ。これは
太陽歯車や出力盤(キャリヤ)が4半径方向に成る程度
動きうるように支持されていれば、噛合点の不整合を平
均化するよう、軸の中心が動く。しかし、多くの場合、
入出力軸は、半径方向に殆んど動き得ない。従って、噛
合点で、伝達トルりは平均化しない。この点で、弾性歯
車方式に劣る。
、力の等配分という点では未だ不十分であつだ。これは
太陽歯車や出力盤(キャリヤ)が4半径方向に成る程度
動きうるように支持されていれば、噛合点の不整合を平
均化するよう、軸の中心が動く。しかし、多くの場合、
入出力軸は、半径方向に殆んど動き得ない。従って、噛
合点で、伝達トルりは平均化しない。この点で、弾性歯
車方式に劣る。
以上、詳しく説明したように、遊星歯車の噛合点の不整
合という難点を解決する為に (1) ピッチ円板、リング方式 (2)弾性歯車方式 (3)間隙方式 の8つの異なる技術的思想の流れがあった。
合という難点を解決する為に (1) ピッチ円板、リング方式 (2)弾性歯車方式 (3)間隙方式 の8つの異なる技術的思想の流れがあった。
この内、(1)と(2)の構成を組合わせた遊星歯車装
置がさらに提案され、実用化された。特公昭54−17
111号(昭和54年6月27日公告)に記載された遊
星歯車装置が、これに−答る。
置がさらに提案され、実用化された。特公昭54−17
111号(昭和54年6月27日公告)に記載された遊
星歯車装置が、これに−答る。
これは、遊星歯車を単にリング状とし、両側から同心段
部を有するピッチ円板で挾み、ピッチ円板を遊星軸で軸
支する構成になっている。
部を有するピッチ円板で挾み、ピッチ円板を遊星軸で軸
支する構成になっている。
外殻内歯山車の方は、両側からピッチ円に等しい内径の
ピッチリングで挟着支持されている。
ピッチリングで挟着支持されている。
半径方向の圧力は、ピッチ円板と、ピッチリングとの半
径方向の接点で受ける。回転トルクはリング状の遊星歯
車と、外殻内部歯車の間で伝達される。
径方向の接点で受ける。回転トルクはリング状の遊星歯
車と、外殻内部歯車の間で伝達される。
しかも、遊星歯車リングが、弾性変形する為に、歯車リ
ングのリム部をできるだけ薄くし、しかも歯車リングの
裏面は大部分不拘束になるようにしている。つまシ、ピ
ッチ円板の同心段部の幅は極めて少なく、僅かな突条で
歯車リングを支持しているのである。
ングのリム部をできるだけ薄くし、しかも歯車リングの
裏面は大部分不拘束になるようにしている。つまシ、ピ
ッチ円板の同心段部の幅は極めて少なく、僅かな突条で
歯車リングを支持しているのである。
特許請求の範囲の記載は以下のようである。
「太陽歯車33とかみ合う各遊星子歯車34を、弾力性
を有するリング状に形成し、該遊星子歯車34を二枚の
円板35A、35Bの対向面に僅かに張出した同心段部
35の外周側面に遊嵌し、該円板35A、35Bは出力
軸36に固定したキャリ雫プレート37に軸着し、該円
板35A、35Bの外径は遊星子歯車のピッチ円と等し
くし、かつケース41に固定した環状リング40.40
の内径は内接歯車39のピッチ円と等しくした事を特徴
とする遊星歯車装置。」 この発明は、歯車とピッチ円板が別体になっておシ、歯
車リングはできるだけ薄くするようにしている。これは
、歯車リングの弾性変形を容易にするためである。
を有するリング状に形成し、該遊星子歯車34を二枚の
円板35A、35Bの対向面に僅かに張出した同心段部
35の外周側面に遊嵌し、該円板35A、35Bは出力
軸36に固定したキャリ雫プレート37に軸着し、該円
板35A、35Bの外径は遊星子歯車のピッチ円と等し
くし、かつケース41に固定した環状リング40.40
の内径は内接歯車39のピッチ円と等しくした事を特徴
とする遊星歯車装置。」 この発明は、歯車とピッチ円板が別体になっておシ、歯
車リングはできるだけ薄くするようにしている。これは
、歯車リングの弾性変形を容易にするためである。
リング裏面において、僅かな幅の突条でのみこれを支持
するのは、リングの軸方向における撓みを大きくするた
めであった。
するのは、リングの軸方向における撓みを大きくするた
めであった。
第5図はこの発明に係る遊星歯車装置の断面図で、前述
の特許請求の範囲の中の参照番号は、この図面の番号に
対応させている。
の特許請求の範囲の中の参照番号は、この図面の番号に
対応させている。
この遊星歯車装置に於ては、同心段部が「僅かに」張出
しているところに最大の特徴があシ、とれによシ優れた
性能を発揮する旨、明細書に記述がある。
しているところに最大の特徴があシ、とれによシ優れた
性能を発揮する旨、明細書に記述がある。
本発明者は、遊星歯車装置の前記の3つの改良点の内、
むしろ(1)と(3)を採用した方がよい、と考えた。
むしろ(1)と(3)を採用した方がよい、と考えた。
すなわち、(1)ピッチ円板、リング方式、と(3)間
隙方式とを結合したものである。
隙方式とを結合したものである。
本発明者は、歯車リングが、裏面を大部分不拘束にした
ところで、軸方向に、撓むものではない、という事を知
っている。
ところで、軸方向に、撓むものではない、という事を知
っている。
むしろ歯車リングは、円周方向に膨縮する変形のモード
があシうる。最も大きいのが、楕円歪みである。
があシうる。最も大きいのが、楕円歪みである。
円周変形を強く起させるには、歯車リングと、ピッチ円
板の同心段部との間に、広い間隙のある事が望ましい。
板の同心段部との間に、広い間隙のある事が望ましい。
また、遊星軸と、ピッチ円板のボス孔との間隙もある程
度広い方が良い。
度広い方が良い。
このように、歯車リングと同心段部との間に間隙Gを、
ボス孔と遊星軸との間に間隙Hを、広くとっておくと、
前述の噛合点の不整合性という遊星歯車装置固有の難点
を緩和する事ができる。こう発明者は考えた。
ボス孔と遊星軸との間に間隙Hを、広くとっておくと、
前述の噛合点の不整合性という遊星歯車装置固有の難点
を緩和する事ができる。こう発明者は考えた。
もちろん、先述したように、間隙方式は、太陽歯車、キ
ャリヤ等が軸垂直方向に成る程度動きうるものでなけれ
ば、充分な効果を生じない。しか1し、ピッチ円板、ヒ
ーツチリングを歯車部の両側に有する遊星歯車装置に於
ては、ピッチ円板、リングによシ入出力軸のフレを抑え
られるから、軸受の負担は軽くできる。
ャリヤ等が軸垂直方向に成る程度動きうるものでなけれ
ば、充分な効果を生じない。しか1し、ピッチ円板、ヒ
ーツチリングを歯車部の両側に有する遊星歯車装置に於
ては、ピッチ円板、リングによシ入出力軸のフレを抑え
られるから、軸受の負担は軽くできる。
また、入出力軸と、太陽歯車杭孔キャリヤ軸孔とを半径
方向の・僅かな移動を許すスプライン結合とする事も多
い。
方向の・僅かな移動を許すスプライン結合とする事も多
い。
こうしてみると、(1)ピッチ円板、ピッチリング方式
の遊星歯車装置は、(8)間隙方式の効果を十分発揮さ
せる為の構成を採用しやすい、という事がわかる。つま
シ、(1)と(3)とは相乗効果を生ずる。
の遊星歯車装置は、(8)間隙方式の効果を十分発揮さ
せる為の構成を採用しやすい、という事がわかる。つま
シ、(1)と(3)とは相乗効果を生ずる。
間隙を過度に広くすると、摩擦が増加し、発熱、騒音が
かえって増える。
かえって増える。
広い間隙Gが、歯車リング内面と、ピッチ円板の同心段
部との間にあると、ピッチ円板と、歯車リングの回転数
が喰い違ってくる。
部との間にあると、ピッチ円板と、歯車リングの回転数
が喰い違ってくる。
つまD 、(1)ピッチ円板、リング方式の遊星歯車装
置は、太陽歯車、キャリヤを成る程度半径方向に動きう
るように軸支する事が多い。つまシ(1)ピッチ円板リ
ング方式は、(8)間隙方式と相乗効果を生ずる、とい
える。
置は、太陽歯車、キャリヤを成る程度半径方向に動きう
るように軸支する事が多い。つまシ(1)ピッチ円板リ
ング方式は、(8)間隙方式と相乗効果を生ずる、とい
える。
逆に間隙を過度に広くすると、摩擦が増加し、発熱、騒
音がかえって増える。
音がかえって増える。
ピッチ円板、リングが厳密にピッチ円直径に等しい径を
持っている理想的な場合を与える。この場合、円板と歯
車リングとの回転速度は完全に等しい。しかし、歯車リ
ング内面の直径R1と、円板の同・U段部の直径R2が
異なると、両者の周速が異なるから、すベシが常にあっ
て、摩擦損失、発熱がともなう。
持っている理想的な場合を与える。この場合、円板と歯
車リングとの回転速度は完全に等しい。しかし、歯車リ
ング内面の直径R1と、円板の同・U段部の直径R2が
異なると、両者の周速が異なるから、すベシが常にあっ
て、摩擦損失、発熱がともなう。
周速の差△Vsは、回転角速度をΩとして、△Vs =
Ω(R1−R2) (1)となる。Ωが大き
い時、周速差はかなシ大きくなる。
Ω(R1−R2) (1)となる。Ωが大き
い時、周速差はかなシ大きくなる。
円板の同心段部の幅が狭いと、歯車リングの一部しか接
触しないわけであるから、歯車リング裏面の両側だけが
、局所的に著しく摩擦する事が多い。
触しないわけであるから、歯車リング裏面の両側だけが
、局所的に著しく摩擦する事が多い。
また、ピッチ円板は、ニラ割にした方が、加工、組立に
便利である。第6図に示すような遊星歯車のニラ側構造
にすると、同心段部の幅Wが狭いので、円板のボス部4
2の幅Uも狭くなってしまう。
便利である。第6図に示すような遊星歯車のニラ側構造
にすると、同心段部の幅Wが狭いので、円板のボス部4
2の幅Uも狭くなってしまう。
遊星軸43とボス部42内面との間隙Hを広くすると、
円板44は、軸43に対し傾き易くなシ、不安定になる
。
円板44は、軸43に対し傾き易くなシ、不安定になる
。
本発明は、このような欠点を解決するもので、ピッチ円
板のギヤ裏面の当る同心段部周面の幅Wを、ピッチ局面
の幅りの1.5倍よシ大きくした遊星歯車装置を与える
。すなわち W ≧ 1.5D (2)である。
板のギヤ裏面の当る同心段部周面の幅Wを、ピッチ局面
の幅りの1.5倍よシ大きくした遊星歯車装置を与える
。すなわち W ≧ 1.5D (2)である。
以下実施例を示す図面によって、本発明の構成、作用及
び効果を説明する。
び効果を説明する。
第1図は本発明の実施例に係る遊星歯車装置の一部切欠
き正面図、第2図は一部切欠き背面図である。第8図は
第1図中のxOY断面図である。
き正面図、第2図は一部切欠き背面図である。第8図は
第1図中のxOY断面図である。
この遊星歯車装置は、中心の太陽歯車1と、これを囲み
回転対称の位置に設けられた適数の遊星歯車2と、遊星
歯車2の外側へこれらが内接するよう設けられた外殻内
歯歯車3と、遊星歯車2を回転対称位置に軸支するキャ
リヤ4等とよシなる。
回転対称の位置に設けられた適数の遊星歯車2と、遊星
歯車2の外側へこれらが内接するよう設けられた外殻内
歯歯車3と、遊星歯車2を回転対称位置に軸支するキャ
リヤ4等とよシなる。
遊星軸5は遊星歯車2を、キャリヤ4に対し回転自在に
支持するものである。遊星歯車2は、両側のピッチ円板
6.6と、真中の遊星歯車リング7とを組合わせてなる
。遊星軸5はピッチ円板6.6を貫く。
支持するものである。遊星歯車2は、両側のピッチ円板
6.6と、真中の遊星歯車リング7とを組合わせてなる
。遊星軸5はピッチ円板6.6を貫く。
外殻内歯歯車3は、両側のピッチリング8.8と、真中
の内歯歯車リング9とよシなる。
の内歯歯車リング9とよシなる。
キャリヤ4は2部材4a、4bよシなる。
主キャリヤ盤4a内面に凸部10と差込突起11を、副
キャリヤ盤4b内面に凸部12、差込穴部13を夫々形
成しておき、差込穴部13に差込突起11を入れて両キ
ャリヤ盤4a、4bを合体する。
キャリヤ盤4b内面に凸部12、差込穴部13を夫々形
成しておき、差込穴部13に差込突起11を入れて両キ
ャリヤ盤4a、4bを合体する。
太陽歯車1の中心には廻シ止め構造の太陽歯車軸孔14
が穿たれている。主キヤリヤ盤4aの中心にはスプライ
ンなど廻シ止め構造のキャリヤ軸孔15が設けられる。
が穿たれている。主キヤリヤ盤4aの中心にはスプライ
ンなど廻シ止め構造のキャリヤ軸孔15が設けられる。
ピッチ円板6.6と、ピッチリング8.8とが接触し、
互に半径力′向の力を及はし合う。
互に半径力′向の力を及はし合う。
遊星歯車リング7と内歯歯車リング9とは互に噛み合い
、回転トルクを伝える。
、回転トルクを伝える。
第4図は遊星歯車の分解拡大断面図である。
ピッチ円板6は、左右で同一の部材を用いる。
ピッチ円板6のボス部16は内側に延び、中心には、遊
星軸5の通る通し穴17が開口している。
星軸5の通る通し穴17が開口している。
ボス部16の内側には幅がWの同心段部18が形成され
ている。これは歯車リング7を支持するためのものであ
る。
ている。これは歯車リング7を支持するためのものであ
る。
ピッチ円板6はピッチ円直径に等しい外径で幅がDのピ
ッチ周面19を最外縁に設けである。同心段部18とピ
ッチ周面19は円筒面であるが、両者を接続する歯車当
シ面20は軸に垂直な円板面となる。外側面21はキャ
リヤ4の内面に対向する。
ッチ周面19を最外縁に設けである。同心段部18とピ
ッチ周面19は円筒面であるが、両者を接続する歯車当
シ面20は軸に垂直な円板面となる。外側面21はキャ
リヤ4の内面に対向する。
遊星歯車リング7は、外周面をなす歯先22と、これに
直角の両側面23.23と裏面24とよシ成シ、単純な
リング形状である。裏面24の内径と、円板の同心段部
18の外径との差を間隙Gとする。円板の通し穴17の
内径と、遊星軸5の外径の差を間隙Hとする。
直角の両側面23.23と裏面24とよシ成シ、単純な
リング形状である。裏面24の内径と、円板の同心段部
18の外径との差を間隙Gとする。円板の通し穴17の
内径と、遊星軸5の外径の差を間隙Hとする。
ピッチ周面の幅りと、同心段部18の幅Wとは。
不等式
%式%(2)
を満足する。
遊星歯車リング7の裏面24は、広い面積にわたって、
ピッチ円板6.6の同心段部1g、18と接触すること
ができる。
ピッチ円板6.6の同心段部1g、18と接触すること
ができる。
この例では、ピッチ円板6.6は同形の部材を左右に用
いた二分割形となっている。
いた二分割形となっている。
本発明の効果を述べる。
(1) 同心段部18の輻Wが広いので、遊星歯車リ
ングの裏面と同心段部の接触面積が広くなる。
ングの裏面と同心段部の接触面積が広くなる。
摩擦力は広い面積に分散されるから、歯車リング裏面、
同心段部の摩耗は著しく減少する。
同心段部の摩耗は著しく減少する。
遊星リング裏面と同心段部の接触面に働らく力と、ピッ
チ円板6、ピッチリング80間に働く力とは、遊星軸5
がピッチ円板6の通し穴17に及ばず力とほぼ等しいの
が望しい。ピッチ円板6、歯車リング7等に働く力が均
しjするからである。
チ円板6、ピッチリング80間に働く力とは、遊星軸5
がピッチ円板6の通し穴17に及ばず力とほぼ等しいの
が望しい。ピッチ円板6、歯車リング7等に働く力が均
しjするからである。
同心段部18の外径は、ピッチ周面19の外径よシ小さ
いので、不等式(2)が成立すれば、同心段部18の受
ける単位面積あたシの摩擦力は、ピッチ局面での単位面
積力に等しいか、又はよシ小さくなる。
いので、不等式(2)が成立すれば、同心段部18の受
ける単位面積あたシの摩擦力は、ピッチ局面での単位面
積力に等しいか、又はよシ小さくなる。
したがって、たとえ摩耗があっても、これは各部材に於
て均等に生じる。ゆえに遊星歯車2の構造が堅牢なもの
になる。
て均等に生じる。ゆえに遊星歯車2の構造が堅牢なもの
になる。
(2) もしもピッチ円板6.6をこの例のように二
ッ割シにした時、同心段部18が広いと、当然通し穴1
7の幅Uも広くなる。ピッチ円板6.6は軸5に対し、
傾きにくくなシ、常に軸垂直面内を安定して回転するよ
うになる。
ッ割シにした時、同心段部18が広いと、当然通し穴1
7の幅Uも広くなる。ピッチ円板6.6は軸5に対し、
傾きにくくなシ、常に軸垂直面内を安定して回転するよ
うになる。
(8)遊星歯車リング7の裏面24と、同心段部18と
の間隙G1ピッチ円板6の通し穴17と遊星軸5との間
隙Hをよシ広くとることができる。
の間隙G1ピッチ円板6の通し穴17と遊星軸5との間
隙Hをよシ広くとることができる。
これは同心段部18の@Wを広くした為、円板の回転が
安定するからである。
安定するからである。
間隙G、Hを広くできると、加工精度の要求を緩和でき
、低コスト化に資する所大である。
、低コスト化に資する所大である。
また、遊星歯車番噛合い点の不整合を常時、均等化する
作用がある。
作用がある。
従来のリング、円板つき遊星歯車の場合、空隙Gは0.
1 n以下でなければならなかった。
1 n以下でなければならなかった。
しかし、本発明で間隙Gは0.1 jfl〜0.5ff
とする事ができる。
とする事ができる。
間隙Hも従来0.0511以下とするのがぶつ、うであ
ったが、本願の場合0.07jlll〜0.2Mに拡げ
る事ができる。
ったが、本願の場合0.07jlll〜0.2Mに拡げ
る事ができる。
このように、本発明の遊星歯車装置は、従来固有の難点
とされた各噛合点の不整合性を、加工精度の厳格化を伴
う事なく解決でき、遊星歯車の回転は安定し、各部分の
摩耗は平均化して長寿命となる。有用な発明である。
とされた各噛合点の不整合性を、加工精度の厳格化を伴
う事なく解決でき、遊星歯車の回転は安定し、各部分の
摩耗は平均化して長寿命となる。有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る遊星歯車装置の一部切欠
き正面図。 第2図は一部切欠き背面図。 第3図は第1図中のXOY断面図。 第4図は遊星歯車の分解拡大断面図。 第5図は特公昭54−17111号記載の遊星歯車装置
断面図。 第6図は第5図の遊星歯車をニラ側構造にした拡大断面
図。 1・・・・・・・・・太陽歯車 2・・・・・・・・・遊星歯車 3・・・・・・・・・外殻内歯歯車 4・・・・・・・・・キャリヤ 5・・・・・・・・・遊星軸 6・・・・・・・・・ピッチ円板 7・・・・・・・・・遊星歯車リング 8・・・・・・・・・ピッチリング 9・・・・・・・・・内歯歯車リング 16 ・・・・・・ボス部(ピッチ円板の)17
・・・・・・通し穴 18 ・・・・・・同心段部 19 ・・・・・・ピッチ局面 24 ・・・・・・裏 面(歯車リングの)W・・・
・・・・・・同心段部の幅 D・・・・・・・・・ピッチ周面の幅 U・・・・・・・・・通し穴の幅 G・・・・・・・・・歯車リング裏面と同心段部の間隙 H・・・・・・・・・ピッチ円板の通し穴と遊星軸との
間隙 発明者 的場秀恭
き正面図。 第2図は一部切欠き背面図。 第3図は第1図中のXOY断面図。 第4図は遊星歯車の分解拡大断面図。 第5図は特公昭54−17111号記載の遊星歯車装置
断面図。 第6図は第5図の遊星歯車をニラ側構造にした拡大断面
図。 1・・・・・・・・・太陽歯車 2・・・・・・・・・遊星歯車 3・・・・・・・・・外殻内歯歯車 4・・・・・・・・・キャリヤ 5・・・・・・・・・遊星軸 6・・・・・・・・・ピッチ円板 7・・・・・・・・・遊星歯車リング 8・・・・・・・・・ピッチリング 9・・・・・・・・・内歯歯車リング 16 ・・・・・・ボス部(ピッチ円板の)17
・・・・・・通し穴 18 ・・・・・・同心段部 19 ・・・・・・ピッチ局面 24 ・・・・・・裏 面(歯車リングの)W・・・
・・・・・・同心段部の幅 D・・・・・・・・・ピッチ周面の幅 U・・・・・・・・・通し穴の幅 G・・・・・・・・・歯車リング裏面と同心段部の間隙 H・・・・・・・・・ピッチ円板の通し穴と遊星軸との
間隙 発明者 的場秀恭
Claims (3)
- (1) 太陽歯車1と、これに噛合する適数個の遊星
歯車2と、これに噛合する外殻内歯歯車3と、遊星歯車
2を軸支し回転自在に設けられたキャリヤ4とよシなる
遊星歯車装置に於て、遊星歯車2は、内側面に幅Wの同
心段部18を有しピッチ円に等しい外径で幅りのピッチ
局面19を設けたピッチ円板6.6と、ピッチ円板6.
6によって両側から挾まれその同心段部18.18によ
って裏面24が支持される遊星歯車リングTとよシ成シ
、がっ外殻内歯歯車3はピッチリング8.8とピッチリ
ング8.8によって挾まれる内歯歯車リング9とよシ成
シ、さらに、ピッチ円板6の同心段部18Q@Wは、ピ
ッチ周面19の輻りの1.5倍よシ広い事・を特徴とす
る遊星歯車装置。 - (2) ピッチ円板6、・6は二分割されておシ、同
一部材である特許請求の範囲第1項記載の遊星歯車装置
。 - (3)遊星歯車リング7の裏面24とピッチ円板6の同
心段部18との直径方向の間隙Gが0.1M〜0゜5闘
である特許請求の範囲第2項記載の遊星歯車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56114824A JPS5817244A (ja) | 1981-07-21 | 1981-07-21 | 遊星歯車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56114824A JPS5817244A (ja) | 1981-07-21 | 1981-07-21 | 遊星歯車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5817244A true JPS5817244A (ja) | 1983-02-01 |
Family
ID=14647598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56114824A Pending JPS5817244A (ja) | 1981-07-21 | 1981-07-21 | 遊星歯車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817244A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61127821A (ja) * | 1984-11-26 | 1986-06-16 | Honda Motor Co Ltd | 歯車用焼入方法および装置 |
US4617839A (en) * | 1984-07-19 | 1986-10-21 | Matex Co., Ltd. | Asymmetric planetary gear assembly |
US4838123A (en) * | 1986-03-27 | 1989-06-13 | Hideyasu Matoba | Mounting of a planetary gear assembly on a casing |
US4901602A (en) * | 1984-03-22 | 1990-02-20 | Matex Co., Ltd. | Planetary gear assembly for a planetary transmission |
EP0421112A2 (de) * | 1989-10-02 | 1991-04-10 | Matex Co. Ltd. | Verstellbarer Antrieb mit Planetenradgetriebe |
EP2662598A1 (en) * | 2012-05-08 | 2013-11-13 | ZF Wind Power Antwerpen NV | Planetary gear stage with plain bearings as planet bearings |
-
1981
- 1981-07-21 JP JP56114824A patent/JPS5817244A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4901602A (en) * | 1984-03-22 | 1990-02-20 | Matex Co., Ltd. | Planetary gear assembly for a planetary transmission |
US4617839A (en) * | 1984-07-19 | 1986-10-21 | Matex Co., Ltd. | Asymmetric planetary gear assembly |
JPS61127821A (ja) * | 1984-11-26 | 1986-06-16 | Honda Motor Co Ltd | 歯車用焼入方法および装置 |
US4838123A (en) * | 1986-03-27 | 1989-06-13 | Hideyasu Matoba | Mounting of a planetary gear assembly on a casing |
EP0421112A2 (de) * | 1989-10-02 | 1991-04-10 | Matex Co. Ltd. | Verstellbarer Antrieb mit Planetenradgetriebe |
EP2662598A1 (en) * | 2012-05-08 | 2013-11-13 | ZF Wind Power Antwerpen NV | Planetary gear stage with plain bearings as planet bearings |
WO2013167332A1 (en) * | 2012-05-08 | 2013-11-14 | Zf Wind Power Antwerpen N.V. | Planetary gear stage with plain bearings as planet bearings and use thereof |
US9416867B2 (en) | 2012-05-08 | 2016-08-16 | Zf Wind Power Antwerpen Nv | Planetary gear stage with plain bearings as planet bearings and use thereof |
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