JP6557067B2 - 遊星歯車機構のバックラッシレス機構 - Google Patents

遊星歯車機構のバックラッシレス機構 Download PDF

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Description

本発明は、遊星歯車機構のバックラッシレス機構に関する。
従来、複数の回転要素が差動作用をなす差動機構として、遊星歯車機構が知られている。遊星歯車機構は、外歯歯車であるサンギヤと、サンギヤに対して同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤと、それらサンギヤとリングギヤとに噛み合っているプラネットギヤと、そのプラネットギヤを自転可能かつ公転可能に保持しているキャリアとを備えている。
特許文献1には、遊星歯車機構の各ギヤが、テーパ歯車により構成されることが記載されている。また、テーパ歯車同士の噛合い部で生じるバックラッシを除去するために、バネの弾性力によってプラネットギヤを軸線方向に移動させることが記載されている。
特開平5−39824号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、サンギヤとリングギヤの軸線方向位置が適切でない場合に、いずれか一方のギヤとプラネットギヤとの噛合いではバックラッシがなくなるが、もう一方のギヤとプラネットギヤとの噛合いではバックラッシが残ってしまう可能性がある。
例えば、図10(a)に示すように、サンギヤSの基準位置とリングギヤRの基準位置とが軸線方向で異なる場合、バネに押されたプラネットギヤPとリングギヤRとの噛合いで互いの基準位置が一致するためバックラッシがなくなる。この場合、プラネットギヤPはそれ以上軸線方向に移動しなくなるので、プラネットギヤPの基準位置はサンギヤSの基準位置と一致せず、バックラッシが残る。また、図10(b)に示すように、サンギヤSの基準位置とリングギヤRの基準位置とが軸線方向で異なる場合、バネに押されたプラネットギヤPがサンギヤSとの噛合いで互いの基準位置が一致するためバックラッシがなくなる。この場合、プラネットギヤPはそれ以上軸線方向に移動しなくなるので、プラネットギヤPの基準位置はリングギヤRの基準位置と一致せず、バックラッシが残る。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、サンギヤとプラネットギヤとの噛合い部と、リングギヤとプラネットギヤとの噛合い部とにおけるバックラッシを除去することができる遊星歯車機構のバックラッシレス機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る遊星歯車機構のバックラッシレス機構は、外歯歯車であるサンギヤと、前記サンギヤと同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤと、前記サンギヤと前記リングギヤとに噛合うプラネットギヤを自転可能かつ公転可能に保持するキャリアとの三つの回転要素を有し、かつ前記サンギヤと前記リングギヤと前記プラネットギヤとがいずれもテーパ歯車により構成された遊星歯車機構のバックラッシレス機構において、前記三つの回転要素のうちいずれか二つの回転要素に、回転中心軸線方向で反対方向の荷重をそれぞれに与える第1弾性体と第2弾性体とを備え、前記第1弾性体は、前記キャリアに回転中心軸線方向の弾性力を作用し、前記第2弾性体は、前記リングギヤと前記サンギヤとのうち一方のギヤに回転中心軸線方向の弾性力を作用し、前記キャリアは、前記第1弾性体から受ける弾性力によって、前記プラネットギヤと一体的に回転中心軸線方向へ移動可能に構成され、前記一方のギヤは、前記第2弾性体から受ける弾性力によって、回転中心軸線方向へ移動可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係る遊星歯車機構のバックラッシレス機構は、上記発明において、前記プラネットギヤは、回転中心軸線方向の一方端側から他方端側へ向けて、歯先円が縮径されたテーパ形状に形成され、前記第1弾性体は、回転中心軸線方向で前記一方端側から前記他方端側へ向けて作用する弾性力を前記キャリアに与え、前記第2弾性体は、回転中心軸線方向で前記他方端側から前記一方端側へ向けて作用する弾性力を前記一方のギヤに与えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る遊星歯車機構のバックラッシレス機構は、外歯歯車であるサンギヤと、前記サンギヤと同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤと、前記サンギヤと前記リングギヤとに噛合うプラネットギヤと、前記プラネットギヤを自転可能かつ公転可能に保持するキャリアとを有する遊星歯車機構のバックラッシレス機構において、前記キャリアは、回転方向に弾性力を作用する弾性体によって互いに相対回転可能に連結された第1キャリアと第2キャリアとを含み、前記プラネットギヤは、前記第1キャリアに自転可能に保持された第1プラネットギヤと、前記第2キャリアに自転可能に保持された第2プラネットギヤとを含み、前記サンギヤと前記リングギヤとは、前記第1プラネットギヤと噛み合う第1歯面が前記第2プラネットギヤとは噛み合わず、かつ前記第2プラネットギヤと噛み合う第2歯面が前記第1プラネットギヤとは噛み合わないように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る遊星歯車機構のバックラッシレス機構は、上記発明において、前記第1キャリアは、円形状に形成された第1本体部と、前記第1本体部から回転中心軸線方向に突出し前記第1プラネットギヤを保持する第1爪部と、前記第1本体部から回転中心軸線方向に凹む凹部とを有し、前記第2キャリアは、径方向に延びる板状の第2本体部と、前記第2本体部から回転中心軸線方向に突出し前記第2プラネットギヤを保持する第2爪部とを有し、前記第2キャリアは、前記第1キャリアの前記凹部内に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、遊星歯車機構のギヤ同士の噛合い部に弾性体の弾性力を作用させているので、入力要素の回転方向が逆転する場合であってもバックラッシを予め詰めておくことが可能である。そのため、入力要素の回転方向を問わずバックラッシが除去されていることになり、高精度なトルク伝達が可能となるとともに、応答性低下を抑制することができる。
図1は、第1実施形態の遊星歯車機構のバックラッシレス機構を模式的に示す説明図である。 図2(a)は、テーパ歯車に構成されたプラネットギヤを模式的に示す説明図である。図2(b)は、図2(a)の矢視Aをから見たプラネットギヤの歯形状を示す説明図である。 図3は、各ギヤの基準位置が一致する状態を示す説明図である。 図4は、第2実施形態の遊星歯車機構が備えるキャリアを模式的に示す斜視図である。 図5(a)は、遊星歯車機構を軸線方向から見た場合を示す平面図である。図5(b)は、図5(a)に示すB−B断面を模式的に示す断面図である。 図6は、図5(a)に示すC−C断面を模式的に示す断面図である。 図7は、遊星歯車機構の各ギヤ同士の噛合い部を示す説明図である。 図8は、サンギヤが時計回りに回転する場合の噛合い状態を示す説明図である。 図9は、サンギヤが反時計回りに回転する場合の噛合い状態を示す説明図である。 図10(a)は、従来構成の遊星歯車機構の基準位置を示す説明図である。図10(b)は、従来構成の遊星歯車機構の基準位置を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における遊星歯車機構のバックラッシレス機構について具体的に説明する。
[1.第1実施形態]
図1は、第1実施形態における遊星歯車機構のバックラッシレス機構を模式的に示す説明図である。第1実施形態のバックラッシレス機構1は、各ギヤがテーパ歯車により構成された遊星歯車機構10を対象とするものである。入力軸2のトルクが遊星歯車機構10を介して伝達されるように構成されている。
遊星歯車機構10は、外歯歯車であるサンギヤ11と、サンギヤ11に対して同心円上に配置されたリングギヤ12と、それらサンギヤ11とリングギヤ12とに噛み合っているプラネットギヤ13と、そのプラネットギヤ13を自転可能かつ公転可能に保持しているキャリア14とを備えている。各ギヤ11,12,13はいずれもテーパ歯車により構成されている。また、遊星歯車機構10は、サンギヤ11が入力要素、キャリア14が出力要素、リングギヤ12が反力要素となり、減速機として機能する。
具体的には、サンギヤ11は入力軸2と一体化されている。リングギヤ12は、回転不能かつ入力軸2の軸線方向へ移動可能に構成されている。ケースなどの固定部材(図示せず)によってリングギヤ12の回転が規制されている。キャリア14は、入力軸2の軸線方向へ移動可能に構成されている。各プラネットギヤ13は、キャリア14と一体的に軸線方向に移動するように構成されている。また、キャリア14は出力ギヤ15と一体回転するように構成されている。なお、プラネットギヤ13が自転する際の回転中心軸線は入力軸2と平行である。また、キャリア14と入力軸2との回転中心軸線は一致する。そのため、回転中心軸線方向を単に軸線方向と記載する。
バックラッシレス機構1は、プラネットギヤ13およびキャリア14に予圧(軸線方向の荷重)を与える第1弾性体3と、リングギヤ12に予圧を与える第2弾性体4とを備えている。プラネットギヤ13およびキャリア14に作用する第1弾性体3の予圧の方向は、リングギヤ12に作用する第2弾性体4の予圧の方向とは反対方向である。各弾性体3,4は、コイルスプリングなどのバネであって、軸線方向に伸縮する。なお、予圧は、軸線方向に作用する荷重(弾性力)であるため、スラスト荷重やアキシャル荷重と称することができる。
第1弾性体3は、キャリア14の円筒部14aを軸線方向に押すように配置されている。その円筒部14aの外周面に出力ギヤ15が設けられている。第2弾性体4は、リングギヤ12を軸線方向に押すように配置されている。キャリア14およびプラネットギヤ13は、第1弾性体3から付与される推力によって軸線方向で一方(図1では下側)に移動する。リングギヤ12は、第2弾性体4から付与される推力によって軸線方向で他方(図1では上側)に移動する。
図2は、テーパ歯車の形状を説明するための模式図である。図2(a)は、プラネットギヤ13を模式的に示す説明図である。図2(b)は、図2(a)の矢視Aから見た時の歯形状を示す説明図である。
図2(a)に示すように、プラネットギヤ13は、軸線方向で後端側(一方端側)から先端側(他方端側)へ向けて、歯先円が縮径するテーパ形状に形成されている。プラネットギヤ13の歯先面は回転中心軸線に対して傾斜している。
図2(b)に示すように、プラネットギヤ13の歯部13aは、先端側から後端側へ向けて、歯幅が広がる形状に形成されている。つまり、プラネットギヤ13の歯溝は、先端側から後端側へ向けて、溝幅が狭くなる形状に形成されている。歯部13aの歯面は、プラネットギヤ13では、歯部13aのたけが一定であり、軸線方向で後端側から先端側へ向けて歯底円が縮径している。すなわち、プラネットギヤ13のピッチ円は軸線方向で後端側から先端側へ向けて縮径することになる。遊星歯車機構10では、サンギヤ11とリングギヤ12とがプラネットギヤ13のテーパ形状に対応する歯形状となるように形成されている。サンギヤ11は、外歯歯車であるため、図2に示すプラネットギヤ13のテーパ形状に形成されている。つまり、サンギヤ11とプラネットギヤ13との噛合い部では、サンギヤ11の先端側とプラネットギヤ13の先端側とが軸線方向で反対方向を向くように配置されているため、各ギヤ11,13の歯部が軸線方向でクサビのようなかたちでプラネットギヤ13と噛合うことになる。なお、プラネットギヤ13に対応するテーパ歯車とは、軸線方向に対する歯先面の傾斜が一致する場合が含まれる。
図3は、遊星歯車機構10の各ギヤの軸線方向位置を説明するための説明図である。バックラッシレス機構1では、第1弾性体3がプラネットギヤ13を先端側に押し、かつ第2弾性体4がリングギヤ12をプラネットギヤ13の後端側へ向けて押しているので、各ギヤ11,12,13の基準位置が軸線方向で一致する状態となる。
第1弾性体3が伸縮することにより、キャリア14およびプラネットギヤ13を軸線方向に移動させる推力を生じる。第2弾性体4が伸縮することにより、リングギヤ12を軸線方向に移動させる推力を生じる。
バックラッシレス機構1では、第1弾性体3から付与される推力によってリングギヤ12が軸線方向に移動し、かつ第2弾性体4から付与される推力によってキャリア14およびプラネットギヤ13が軸線方向に移動する。その結果、図3に示すように、各ギヤ11,12,13の基準位置が一致する状態となる。これにより、サンギヤ11とプラネットギヤ13との噛合い部、およびリングギヤ12とプラネットギヤ13との噛合い部において、バックラッシが除去されることになる。
以上説明した通り、第1実施形態によれば、テーパ歯車により構成された遊星歯車機構を対象とし、三つの回転要素のうち二つの回転要素に軸線方向の予圧を作用させることによって、各ギヤ同士の噛合い部でバックラッシを除去できる。
なお、第1実施形態のバックラッシレス機構1は小型の遊星歯車機構10に好適である。例えば、リングギヤ12のピッチ円が直径数cmであり、プラネットギヤ13の歯先円は後端側の最も直径が大きい部分で直径数mm〜数cmに構成されてよい。この場合、各ギヤ11,12,13およびキャリア14はいずれも樹脂製であってもよい。また、各弾性体3,4は軸線方向に弾性変形する部材であればよく、金属製のコイルスプリングに限定されない。
[2.第1実施形態の変形例]
次に、第1実施形態の変形例について説明する。第1実施形態では、入力要素がサンギヤ11、反力要素がリングギヤ12、出力要素がキャリア14に構成された遊星歯車機構10について説明したが、この発明が対象とする遊星歯車機構はこれに限定されない。
例えば、第1の変形例として、入力要素がキャリア14、出力要素がサンギヤ11、反力要素がリングギヤ12に構成された遊星歯車機構10であってもよい。第2の変形例として、入力要素がサンギヤ11、出力要素がリングギヤ12、反力要素がキャリア14に構成された遊星歯車機構10であってもよい。第3の変形例として、入力要素がリングギヤ12、出力要素がサンギヤ11、反力要素がキャリア14に構成された遊星歯車機構10であってもよい。第1の変形例では、遊星歯車機構10は増速機として機能する。第2の変形例と第3の変形例では、遊星歯車機構10は動力を伝達する際に入力要素と出力要素との回転方向が逆転する。
また、第1実施形態では、第1弾性体3がキャリア14を押すように弾性力を作用し、かつ第2弾性体4がリングギヤ12を押すように弾性力を作用する構成について説明したが、この発明はこれに限定されない。つまり、第1弾性体3がキャリア14を軸線方向に引っ張るように弾性力を作用する構成であってもよい。この場合、第2弾性体4がリングギヤ12を軸線方向に引っ張るように弾性力を作用する。この変形例の説明では図1を参照する。
例えば、第4の変形例として、プラネットギヤ13の先端側(歯先円が小さい側)が、図1の上側を向くように配置された遊星歯車機構10であってもよい。その遊星歯車機構10では、サンギヤ11は、先端側が図1の下側、後端側が図1の上側を向くよう配置されている。また、リングギヤ12は、内歯の歯先円が、図1の上側へ向けて縮径するように形成されている。第1弾性体3は、軸線方向でプラネットギヤ13の後端側から先端側に向けて作用する弾性力を、キャリア14に作用させる。つまり、プラネットギヤ13は第1弾性体3によって、軸線方向で図1の上側へ向けて引っ張られる。また、第2弾性体4は、軸線方向でプラネットギヤ13を先端側から後端側へ向けて作用する弾性力を、リングギヤ12に作用させる。つまり、リングギヤ12は第2弾性体4によって、軸線方向で、図1の下側へ向けて引っ張られる。このように、各弾性体3,4がプラネットギヤ13とリングギヤ12とを引っ張る場合には、第1弾性体3の端部とキャリア14とが固着されているとともに、第2弾性体4の端部とリングギヤ12とが固着されている。
さらに、第1実施形態では、各弾性体3,4が、キャリア14とリングギヤ12とに弾性力を作用させる構成について説明したが、この発明はこれに限定されない。要は、バックラッシレス機構1では、遊星歯車機構10の三つの回転要素のうち、少なくともキャリア14を含む二つの回転要素に二つの弾性体が予圧(軸線方向の弾性力)を与えるように構成されればよい。なお、三つの回転要素とは、サンギヤ11と、リングギヤ12と、キャリア14とのことである。
例えば、第5の変形例として、キャリア14とサンギヤ11に、各弾性体3,4の弾性力が作用するように構成されてもよい。そのサンギヤ11は、入力軸2の外周面にスプライン嵌合し、入力軸2に対して軸線方向に移動可能に構成されている。リングギヤ12は、回転不能かつ軸線方向に固定されている。第1弾性体3は、上述した第1実施形態と同様に、図1に示すように配置されている。第2弾性体4は、入力軸2に形成されたボス部とサンギヤ11とに挟まれるようにして配置される。これにより、サンギヤ11には第2弾性体4からの弾性力が、軸線方向で図1の上側へ向けて作用する。つまり、サンギヤ11は第2弾性体4によって軸線方向で図1の上側へ押されることになる。なお、第5の変形例の別の変形例として、プラネットギヤ13の先端側が軸線方向で反対側(図1の上側)を向くように配置された場合には、キャリア14が第1弾性体3によって図1の上側に引っ張られ、かつサンギヤ11が第2弾性体4によって図1の下側に引っ張られるように構成されてもよい。この場合、第2弾性体4の一方の端部はサンギヤ11に固着され、かつ第2弾性体4の他方の端部は入力軸2のボス部に固着される。
[3.第2実施形態]
次に、図4〜図9を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態とは異なり、各ギヤが平歯車に形成された遊星歯車機構を対象とする。さらに、遊星歯車機構は、二つの部材に分割されたキャリアを備えている。図4は、第2実施形態のキャリアを示す斜視図である。図5(a)は、遊星歯車機構を軸線方向から見た時の平面図である。図5(b)は、図5(a)のB−B断面を示す断面図である。図6は、図5(a)のC−C断面を示す断面図である。なお、上述した第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、その参照符号を引用する。
第2実施形態の遊星歯車機構20は、互いに相対回転可能に構成された第1キャリア21と第2キャリア22とを備えている。また、遊星歯車機構20は、第1キャリア21に保持されている第1プラネットギヤ23と、第2キャリア22に保持されている第2プラネットギヤ24とを備えている。
遊星歯車機構20は、外歯歯車であるサンギヤ25と、サンギヤ25に対して同心円上に配置されたリングギヤ26と、それらサンギヤ25とリングギヤ26とに噛み合っている第1プラネットギヤ23および第2プラネットギヤ24と、第1プラネットギヤ23を自転可能かつ公転可能に保持している第1キャリア21と、第2プラネットギヤ24を自転可能かつ公転可能に保持している第2キャリア22とを備えている。各ギヤ23,24,25,26はいずれも平歯車により構成されている。遊星歯車機構20は、サンギヤ25が入力要素、第1キャリア21および第2キャリア22が出力要素、リングギヤ26が反力要素となり、減速機として機能する。
図4に示すように、第1キャリア21は、円形状に形成された第1本体部21aと、第1本体部21aから軸線方向に突出する円柱状の第1爪部21bと、第1本体部21aに形成された軸線方向の凹部21cと、第1本体部21aから第1爪部21bとは反対側に延びる円筒部21dとを備えている。円筒部21dの外周部分には出力ギヤ27が設けられている。円筒部21dは入力軸2の外周側に配置される。第1キャリア21と入力軸2とは相対回転する。第1プラネットギヤ23は第1爪部21bに取り付けられて回転可能に保持されている。第1キャリア21の凹部21c内に第2キャリア22が配置されている。
第2キャリア22は、径方向に延びる板状に形成された第2本体部22aと、第2本体部22aから軸線方向に突出する円柱状の第2爪部22bとを備えている。第2キャリア22は、第2爪部22bが第1キャリア21の第1爪部21bと同一方向へ向けて突出するようにして、第2本体部22aが第1キャリア21の凹部21c内に配置される。第2本体部22aは、第1キャリア21の凹部21cと軸線方向で対向し、かつ回転方向(円周方向)で対向する。要するに、第1キャリア21の本体表面21eと、第2キャリア22の本体表面22cとが、軸線方向で同じ位置となるように配置される。これにより、第1キャリア21と第2キャリア22とからなるキャリア構造を薄型にすることができる。また、第2プラネットギヤ24は第2爪部22bに取り付けられて回転可能に保持されている。
図5(b)に示すように、第2実施形態のバックラッシレス機構1は、第1キャリア21および第2キャリア22に回転方向の弾性力を作用する弾性体28を備えている。第1キャリア21と第2キャリア22とは弾性体28によって連結されている。弾性体28が回転方向に伸縮することによって、第1キャリア21と第2キャリア22とが相対回転する。
[3−1.噛合い部]
図7は、サンギヤ25と各プラネットギヤ23,24との噛合い部と、各プラネットギヤ23,24とリングギヤ26との噛合い部とを説明するための説明図である。
遊星歯車機構20には、第1キャリア21に支持されている二つの第1プラネットギヤ23と、第2キャリア22に支持されている二つの第2プラネットギヤ24との四つのプラネットギヤが設けられている。円周方向で、第1プラネットギヤ23と第2プラネットギヤ24とが交互に配置されている。図7に示す例では、第1キャリア21には弾性体28から反時計回り方向の弾性力が作用し、かつ第2キャリア22には弾性体28から時計回りの弾性力が作用している。
サンギヤ25の歯部は、時計回り側を向いている第1歯面25aと、反時計回り側を向いている第2歯面25bとを有する。リングギヤ26の歯部は、時計回り側を向いている第1歯面26aと、反時計回り側を向いている第2歯面26bとを有する。第1プラネットギヤ23の歯部は、自転方向において、時計回り側を向いている第1歯面23aと、反時計回り側を向いている第2歯面23bとを有する。第2プラネットギヤ24の歯部は、自転方向において、時計回り側を向いている第1歯面24aと、反時計回り側を向いている第2歯面24bとを有する。
第1プラネットギヤ23とサンギヤ25との噛合い部Dでは、第1プラネットギヤ23の第1歯面23aとサンギヤ25の第1歯面25aとが接触している。噛合い部Dにおいて、第1プラネットギヤ23の第2歯面23bとサンギヤ25の第2歯面25bとの間にバックラッシがあってもよい。
第1プラネットギヤ23とリングギヤ26との噛合い部Eでは、第1プラネットギヤ23の第2歯面23bとリングギヤ26の第1歯面26aとが接触している。噛合い部Eにおいて、第1プラネットギヤ23の第1歯面23aとリングギヤ26の第2歯面26bとの間にバックラッシがあってもよい。
第2プラネットギヤ24とサンギヤ25との噛合い部Fでは、第2プラネットギヤ24の第2歯面24bとサンギヤ25の第2歯面25bとが接触している。噛合い部Fにおいて、第2プラネットギヤ24の第1歯面24aとサンギヤ25の第1歯面25aとの間にバックラッシがあってもよい。
第2プラネットギヤ24とリングギヤ26との噛合い部Gでは、第2プラネットギヤ24の第1歯面24aとリングギヤ26の第2歯面26bとが接触している。噛合い部Gにおいて、第2プラネットギヤ24の第2歯面24bとリングギヤ26の第1歯面26aとの間にバックラッシがあってもよい。
このように、第1プラネットギヤ23は、サンギヤ25およびリングギヤ26の時計回り側の歯面(第1歯面25a,26a)と接触している。第2プラネットギヤ24は、サンギヤ25およびリングギヤ26の反時計回り側の歯面(第2歯面25b,26b)と接触している。つまり、バックラッシレス機構1では、第1プラネットギヤ23の噛合い方向と、第2プラネットギヤ24の噛合い方向とが逆転している。これは、弾性体28から第1プラネットギヤ23へ反時計回りに公転させられる弾性力が作用しているとともに、弾性体28から第2プラネットギヤ24へ時計回りに公転させられる弾性力が作用しているためである。
[3−2.動作]
図8は、遊星歯車機構20の動作を説明するために、入力要素であるサンギヤ25が時計回りに回転する場合を示す説明図である。図9は、サンギヤ25が反時計回りに回転する場合を示す説明図である。
図8に示すように、サンギヤ25が時計回りに回転する場合、第1歯面25aが回転方向前方となる。その第1歯面25aは、噛合い部Dでは第1プラネットギヤ23(第1歯面23a)と接触しているが、噛合い部Fでは第2プラネットギヤ24(第1歯面24a)には接触していない。サンギヤ25は、噛合い部Dにおいて第1歯面25aが第1プラネットギヤ23の第1歯面23aを押すが、噛合い部Fでは第2プラネットギヤ24を押さない。この場合、サンギヤ25は駆動ギヤ、第1プラネットギヤ23は従動ギヤとなり、第2プラネットギヤ24は連れ回されることになる。
その第1プラネットギヤ23は、噛合い部Eにおいて、第2歯面23bがリングギヤ26の第1歯面26aと接触している。つまり、第1プラネットギヤ23が従動ギヤとして機能する場合に、サンギヤ25と第1プラネットギヤ23との間、および第1プラネットギヤ23とリングギヤ26との間で、バックラッシがない状態で回転を開始することができる。このように、サンギヤ25が時計回りに回転する場合、サンギヤ25から第1プラネットギヤ23に伝達されたトルクによって、第1および第2キャリア21,22が時計回りに回転する。なお、第2プラネットギヤ24は、第1および第2キャリア21,22が時計回りに回転することによって連れ回されて、時計回りに公転し、かつ反時計回りに自転する。
図9に示すように、サンギヤ25が反時計回りに回転する場合、第2歯面25bが回転方向前方となる。その第2歯面25bは、噛合い部Fでは第2プラネットギヤ24(第2歯面24b)と接触しているが、噛合い部Dでは第1プラネットギヤ23(第2歯面23b)には接触していない。サンギヤ25は、噛合い部Fにおいて第2歯面25bが第2プラネットギヤ24の第2歯面24bを押すが、噛合い部Dでは第1プラネットギヤ23を押さない。この場合、サンギヤ25は駆動ギヤ、第2プラネットギヤ24は従動ギヤとなり、第1プラネットギヤ23は連れ回されることになる。
その第2プラネットギヤ24は、噛合い部Gにおいて、第1歯面24aがリングギヤ26の第2歯面26bと接触している。つまり、第2プラネットギヤ24が従動ギヤとして機能する場合に、サンギヤ25と第2プラネットギヤ24との間、および第2プラネットギヤ24とリングギヤ26との間で、バックラッシがない状態で回転を開始することができる。このように、サンギヤ25が反時計回りに回転する場合、サンギヤ25から第2プラネットギヤ24に伝達されたトルクによって、第1および第2キャリア21,22が反時計回りに回転する。なお、第1プラネットギヤ23は、第1および第2キャリア21,22が反時計回りに回転することによって連れ回されて、反時計回りに公転し、かつ時計回りに自転する。
以上説明した通り、第2実施形態によれば、入力要素の回転方向が切り替わる場合であっても、バックラッシを除去することができる。
なお、第2実施形態のバックラッシレス機構1は小型の遊星歯車機構20に好適である。例えば、リングギヤ26のピッチ円が直径数cmであり、各プラネットギヤ23,24のピッチ円が直径数mmに構成されてよい。この場合、各ギヤ23,24,25,26および各キャリア21,22はいずれも樹脂製であってもよい。また、弾性体28は軸線方向に弾性変形する部材であればよく、金属製のコイルスプリングに限定されない。
[4.第2実施形態の変形例]
次に、第2実施形態の変形例について説明する。第2実施形態では、入力要素がサンギヤ25、反力要素がリングギヤ26、出力要素が第1および第2キャリア21,22に構成された遊星歯車機構20について説明したが、この発明が対象とする遊星歯車機構はこれに限定されない。
例えば、第1の変形例として、入力要素が第1および第2キャリア21,22、出力要素がサンギヤ25、反力要素がリングギヤ26に構成された遊星歯車機構20であってもよい。第2の変形例として、入力要素がサンギヤ25、出力要素がリングギヤ26、反力要素が第1および第2キャリア21,22に構成された遊星歯車機構20であってもよい。第3の変形例として、入力要素がリングギヤ26、出力要素がサンギヤ25、反力要素が第1および第2キャリア21,22に構成された遊星歯車機構20であってもよい。第1の変形例では、遊星歯車機構20は増速機として機能する。第2の変形例と第3の変形例では、遊星歯車機構20は動力を伝達する際に入力要素と出力要素との回転方向が逆転する。
また、第2実施形態では、弾性体28が第1キャリア21と第2キャリア22とを押すように弾性力を作用する構成について説明したが、この発明はこれに限定されない。例えば、第4の変形例として、弾性体28が第1キャリア21と第2キャリア22とを円周方向に引っ張るように弾性力を作用する構成であってもよい。この場合、弾性体28の一方の端部が第1キャリア21に固着され、かつ弾性体28の他方の端部が第2キャリア22に固着されている。
さらに、第2実施形態では、リングギヤ26が一つの例について説明したが、二つのリングギヤを備える遊星歯車機構20であってもよい。いわゆる不思議遊星歯車機構であってもよい。そこで、第5の変形例として、遊星歯車機構20が不思議遊星歯車機構からなり、リングギヤ26には、固定要素としての第1リングギヤと、出力要素としての第2リングギヤとが含まれる構成であってもよい。その遊星歯車機構20では、サンギヤ25が入力要素となり、第1および第2キャリア21,22は自由回転するように構成されている。また、第1リングギヤの歯数と、第2リングギヤの歯数とは、異なる数に設定されている。そして、第1リングギヤおよび第2リングギヤは各プラネットギヤ23,24と噛み合うように構成されている。例えば、第1リングギヤと第2リングギヤとが、各プラネットギヤ23,24の歯幅方向に並ぶようにして配置されている。この不思議遊星歯車機構からなる遊星歯車機構20では、上述した第2実施形態よりも大きな減速比を設定することができる。
1 バックラッシレス機構
3 第1弾性体
4 第2弾性体
10 遊星歯車機構
11 サンギヤ
12 リングギヤ
13 プラネットギヤ
14 キャリア
20 遊星歯車機構
21 第1キャリア
22 第2キャリア
23 第1プラネットギヤ
24 第2プラネットギヤ
25 サンギヤ
26 リングギヤ
28 弾性体

Claims (4)

  1. 外歯歯車であるサンギヤと、前記サンギヤと同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤと、前記サンギヤと前記リングギヤとに噛合うプラネットギヤを自転可能かつ公転可能に保持するキャリアとの三つの回転要素を有し、かつ前記サンギヤと前記リングギヤと前記プラネットギヤとがいずれもテーパ歯車により構成された遊星歯車機構のバックラッシレス機構において、
    前記三つの回転要素のうちいずれか二つの回転要素に、回転中心軸線方向で反対方向の荷重をそれぞれに与える第1弾性体と第2弾性体とを備え、
    前記第1弾性体は、前記キャリアに回転中心軸線方向の弾性力を作用し、
    前記第2弾性体は、前記リングギヤと前記サンギヤとのうち一方のギヤに回転中心軸線方向の弾性力を作用し、
    前記キャリアは、前記第1弾性体から受ける弾性力によって、前記プラネットギヤと一体的に回転中心軸線方向へ移動可能に構成され、
    前記一方のギヤは、前記第2弾性体から受ける弾性力によって、回転中心軸線方向へ移動可能に構成され
    前記プラネットギヤは、回転中心軸線方向の一方端側から他方端側へ向けて、歯先円が縮径されたテーパ形状に形成され、
    前記第1弾性体は、回転中心軸線方向で前記一方端側から前記他方端側へ向けて作用する弾性力を前記キャリアに与え、
    前記第2弾性体は、回転中心軸線方向で前記他方端側から前記一方端側へ向けて作用する弾性力を前記一方のギヤに与え、
    前記キャリアは、円筒部を有し、
    前記第1弾性体は、前記円筒部を回転中心軸線方向に押すように配置され、
    前記円筒部の外周面には、ギヤが設けられている
    ことを特徴とする遊星歯車機構のバックラッシレス機構。
  2. 前記サンギヤは、入力要素であり、
    前記リングギヤは、反力要素であり、
    前記キャリアは、出力要素であり、
    前記円筒部の外周面に設けられたギヤは、出力ギヤである
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構のバックラッシレス機構。
  3. 外歯歯車であるサンギヤと、前記サンギヤと同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤと、前記サンギヤと前記リングギヤとに噛合うプラネットギヤと、前記プラネットギヤを自転可能かつ公転可能に保持するキャリアとを有する遊星歯車機構のバックラッシレス機構において、
    前記キャリアは、回転方向に弾性力を作用する弾性体によって互いに相対回転可能に連結された第1キャリアと第2キャリアとを含み、
    前記プラネットギヤは、
    前記第1キャリアに自転可能に保持された第1プラネットギヤと、
    前記第2キャリアに自転可能に保持された第2プラネットギヤとを含み、
    前記サンギヤと前記リングギヤとは、前記第1プラネットギヤと噛み合う第1歯面が前記第2プラネットギヤとは噛み合わず、かつ前記第2プラネットギヤと噛み合う第2歯面が前記第1プラネットギヤとは噛み合わないように構成され
    前記第1キャリアは、円形状に形成された第1本体部と、前記第1本体部から回転中心軸線方向に突出し前記第1プラネットギヤを保持する第1爪部と、前記第1本体部から回転中心軸線方向に凹む凹部とを有し、
    前記第2キャリアは、径方向に延びる板状の第2本体部と、前記第2本体部から回転中心軸線方向に突出し前記第2プラネットギヤを保持する第2爪部とを有し、前記第2本体部が前記第1キャリアの前記凹部内に配置され、
    前記弾性体は、前記凹部内で、前記第1キャリアと前記第2キャリアとが回転中心軸線方向に対向する位置に配置されている
    ことを特徴とする遊星歯車機構のバックラッシレス機構。
  4. 前記リングギヤは、固定要素としての第1リングギヤと、出力要素としての第2リングギヤと、を含み、
    前記サンギヤは、入力要素であり、
    前記第1キャリアおよび前記第2キャリアは、自由回転するように構成され、
    前記第1リングギヤの歯数は、前記第2リングギヤの歯数とは異なる数に設定され、
    前記第1リングギヤと前記第2リングギヤとは、前記第1プラネットギヤおよび前記第2プラネットギヤの歯幅方向に並んで配置され、
    前記第1リングギヤおよび前記第2リングギヤは、前記第1プラネットギヤと前記第2プラネットギヤとに噛み合う
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊星歯車機構のバックラッシレス機構。
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