JPS58169508A - 異形糸紡糸用口金の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、異形糸紡糸用口金の製造方法の改良に関する
。

先端部が突出しているポリマー吐出孔から吐出される原
１１Ｅは、少くとも央、出している先端部の先端面積以
上に濡れ拡がることはない。従って第１図に示す如く先
端部−ＩＩＸ１１！出していない吐出孔ｌと、第２ｍＫ
示す如く先端部が突出している吐出孔ｌＩとから吐出さ
れた原ＩＩＥ２０Ｓ〕具合には図示のような形態の違い
が有り、吐出された原液２は突出している先端部の先ｍ
ｍ積の小さい方が糸の太さむらＯ少ない糸となるもので
ある。

仁のようなことから先端部が突出している吐出孔１′を
有する紡糸口金は、糸の太さむらを改養するＯＫ効果が
有ると考えられ、多種類の紡糸口金が製造されているが
、゛第３図に示す如き従来の異形のポリマー吐出孔３ａ
から吐出紡糸される糸は、第４図に示す如く中央部が丸
み管帯びたエッヂの無い異形糸４ａとなるものである。

これは原液２ｆＩＸ吐出孔３ａから吐出され九瞬関に断
面円形虻なろうとする液体特有の現象及び突出部先端の
面積の広さＫよるものである。

ところで、従来の異形糸紡糸用口金の製造方法は、第５
図ａに示す如く先端フラットのくさび形状ノ異形の第１
パンチエ具５にて口金板６に第１ポリマー導入孔７を穿
設し、次に口金板６の裏面に突出した凸部７ａを第５図
ｂ４Ｃ示す如く研削除去して平坦ＫＬ、次いで第５図Ｃ
に示す如く第１ポリマー導入孔７の底に異形の第２パン
チエ具８にて第２ポリマー導入孔９を穿設すると同時に
口金板６の裏面に異形状の突出部９１を設け、然る後第
２ポリマー導入孔９の底部に異形状のポリマー吐出孔１
′を穿設し、口金板６の裏面の異形状の突出部９ａの表
面を第５図ｄ［示す如く仕上げ研摩して成るものである
が、前記の異形状の突出部９ａＦｉ、中央部が高く体積
が大きく、外［ｉｌに向って次第に低く体積が小さい形
状となっている□１１ 為、この突出部９ａの表面を第５図ｄに示す如く仕上げ
研摩すると、第５図ｅＫ示す如く突出部９ａの先端にお
けるポリマー吐出孔１′の開口周囲の肉厚が中心寄りで
厚く、外局部に向って次第に薄く、つまシ中心寄りの面
積が大きく外周部に向って次第に面積が小さくなって、
ポリマー吐出孔１′から吐出される原液が濡れ拡がり易
いものである。

この為、１ＩＩ６図に示す如く突出している異形のポリ
マー吐出孔１′の突出部ｇｌａ　　の先端面積をできる
だけ小さくするようにポリマー吐出孔１′會穿設するこ
とが試みられた。例えば第７図に示す如く口金板６の下
部に所要形状の凹部１０を有する基台１１を設け、第２
パンチエ具８にて第２ポリマー導入孔９′會穿設すると
同時圧、基台１１’の凹部ＫＦ５１ｒ要形状の突形状ｇ
／　ａを形成し然る後ポリマー吐出孔管穿設し仕上げ研
摩する方法であるが、第２パンチエ具８と第１ポリマー
導入孔７及び基台１１の凹部ｌＯの位置合せが極めて困
難で、数万〜数１０万個の紡糸孔を穿設する場合、その
位置精度が問題となり、その上第２パンチエ真８による
加工時の負荷が高い為に欠損することがある。

然してこのように得られた異形糸紡糸用口金であっても
糸の太さむらは改善されても異形のポリマー吐出孔１′
と相似形の糸は得られず、やは）第４図に示すように中
央部が丸みを帯びたエッヂの無い異形糸４ａとなった。

これは異形のポリマー吐出孔１′の開口周囲の肉厚が均
一である為、吐出された原液が中央部と外周部とで同量
に濡れ拡がったまま紡糸されるからである。

本発明は、かかる問題を解消すべくなされたものであり
、糸の太さむらの無いことは勿論のこと、異形のポリマ
ー吐出孔と相似形の寸法精度の高い品質良好な異形糸を
紡糸することのできる異形糸紡糸用口金を製造する方法
を提供せんとするものである。

以下本発明による異形糸紡糸用口金の製造方法の実施例
を図によって説明する。

第８図ａＫ示す如く先端が２段にくさび形状となってい
る異形の第１パンチエ具５′にて口金板６に第１ポリマ
ー導入孔７′を穿設して底面部の残り代を中心より外周
に向って次第に厚＜シ、次に口金板６の裏面に突出し九
凸部７′１をＩｉｇ図ｂＫ示す如く研削除去して平坦に
し、次いで第８図ｃＫ示す如く第１ポリマー導入孔７′
の底に異形の第２パンチエ具８にて第２ポリマー導入孔
９Ｎを穿設すると一時に口金板６の裏面に異形状の突出
部９１１　を設け、然る後第２ポリマー導入孔９′の底
部に異形状のポリマー吐出孔を穿設し、口金板６０ＪＩ
ｉｉｌＫ於ける異形状の突出部９＃ａ　　の表面を第５
ｌｌｌｃ示す如く仕上げ研摩して突出部９“３０先端の
ポリマー吐出孔１′の開口周囲の肉厚を第８図ｅＫ示す
如く中心寄りで薄く、外周部に向って次第に厚く、つま
り突出部９＃ａ　　の先端面の面積をポリマー吐出孔ｌ
“の中心寄りで小さく、外周部に向って次第に大きくす
るものである。

尚、上記実施例の異形糸紡糸用口金の製造方法は、十字
形のポリマー吐出孔１″を穿設する場合であるが、１字
形、Ｙ字形、放射形鼓形等の吐出孔を穿設する場合も同
様に突出するポリマー吐出孔の先端面の開口ｊｉｉｌ囲
の肉厚を中心寄りで薄く、外周ｓＫ向って次第に厚くす
るものである。

前記の如く製造された異形糸紡糸用口金１０＃′ｉ、突
出している十字形のポリマー吐出孔９′の先端面の開口
周囲の肉厚を中心寄りで薄く、外周部に向って次第に厚
くなっているので、原液が吐出されると、先端面の開口
周囲の中心寄りでの原液の濡れが少なく、外周部に向っ
て次第に原液の濶れが多くなる。つまり中心寄りでは原
液が濡れ拡がらないのである。従ってポリマー吐出孔ｌ
′から吐出紡糸される糸は、中央部に膨らみが無く、エ
ッヂの有るポリマー吐出孔１′の断面形状と相似形の太
さむらの無い断面十字形の糸となる。

以上の説明で判るように本発明の異形糸紡糸用口金の製
造方法によれば、糸の太さむらの無い異形のポリマー吐
出孔と相似形の寸法精度の高い品質良好な異形糸をｉｔ
ｊ糸する仁とのできる異形糸紡糸用口金を容易に製造す
ることができるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は紡糸口金に於いて先端部が突出していないポリ
マー吐出孔を示す断面図、第２図は紡糸口金に於いて先
端部が突出しているポリマー吐出孔を示す断面図、第３
図は異形のポリマー吐出孔の例を示す図、第４図は第３
図のポリマー吐出孔から吐出紡糸される糸の断面形状を
示す図、第５図１乃至ｄＦｉ従来の異形糸紡糸用口金の
製造方法の一例の工程を示す図、仝図ｅは仝図ｄの押面
図、第６図は突出部先端の面積の小さい異形のポリマー
吐出孔を示す図、第７図Ｆｉ第６図の異形のポリマー吐
出孔を穿設する従来の一試験方法を示す図、第８図１乃
至ｄＦｉ本発明による異形糸紡糸用口金Ｏｇ造方法の工
程を示す図、仝図ｅは仝図ｄの押面図である。 １′−・・・・ポリマー・吐出孔、５′・・・・・・異
形の第１パンチエ具、６・・・・・・口金板　７／・・
自−・ポリマー導入孔、７１１・・・・・・凸部、８−
・・・・・異形の第２パンチエ臭、９“１・・・−・°
突出部、１２・・・・−・異形糸紡糸用口金。 出願人　　田中貴金属工業株式会社 第１図　　　第３図 Ｊ 第２図　　　　第４Ｊ１１ 第５図 （ｂ） 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 異形のポリマー吐出孔の先端部が突出している異形糸紡
   糸用口金の製造方法に於いて、先端くさび形状の異形の
   第１パンチエ具にて口金板に第１ポリマー導入孔を穿設
   して底面部の残り代を中心より外周に向って次第に厚＜
   シ、次に口金板裏面に突出し九凸部管研削除去して平坦
   にし、次いで第１ポリマー導入孔の底に異形の第２パン
   チエ具にて第２ポリマー尋人孔を穿設すると同時に口金
   板裏面に異形状の突出部を設轄、然る後第２ポリマー導
   入孔の底部に異形状のポリマー吐出孔を穿設し、口金板
   裏面の異形状の突出部表面を仕上は研摩して、突出部先
   端のポ９−ｒ−吐出孔周囲の内厚を中心寄シで薄く、外
   胤部に向って次第に厚くすることｔ％黴とする異形糸紡
   糸用口金の製造方法。