JPH0360930B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0360930B2 JPH0360930B2 JP8814884A JP8814884A JPH0360930B2 JP H0360930 B2 JPH0360930 B2 JP H0360930B2 JP 8814884 A JP8814884 A JP 8814884A JP 8814884 A JP8814884 A JP 8814884A JP H0360930 B2 JPH0360930 B2 JP H0360930B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spinneret
- hole
- spinning
- spinning hole
- slit
- Prior art date
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- Expired
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- 238000009987 spinning Methods 0.000 claims description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000002166 wet spinning Methods 0.000 description 2
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、紡糸口金に係わるもので、特に平面
形状が細くて長いスリツト状の紡糸孔を有する湿
式紡糸用の紡糸口金の改良に関する。
形状が細くて長いスリツト状の紡糸孔を有する湿
式紡糸用の紡糸口金の改良に関する。
(従来技術)
湿式紡糸法によりフイルム状の糸を作る場合に
は、通常第3図a,bに示す如く幅0.05〜0.1mm、
長さ10〜50mm、深さ0.05〜0.1mmのスリツト状の
紡糸孔1を有する紡糸口金2が用いられる。
は、通常第3図a,bに示す如く幅0.05〜0.1mm、
長さ10〜50mm、深さ0.05〜0.1mmのスリツト状の
紡糸孔1を有する紡糸口金2が用いられる。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで斯かるスリツト状の紡糸孔1を有する
紡糸口金2で湿式紡糸したフイルム状の糸3は、
第4図に示す如く両面が円弧状に陥んで中央部が
著しく薄くなるものである。
紡糸口金2で湿式紡糸したフイルム状の糸3は、
第4図に示す如く両面が円弧状に陥んで中央部が
著しく薄くなるものである。
これは前記紡糸口金2の紡糸孔1の形成方法に
起因するものである。即ち、紡糸孔1を形成する
には第5図aに示す如く皿形の紡糸口金板4の中
央にパンチにてV形スリツト状の導入孔5を穿
ち、次にこのV形スリツト状の導入孔5の底の外
面に突出した膨出部6を第5図bに示す如く研摩
して平坦にし、次いで導入孔5の底にリーマにて
第5図cに示す如くスリツト状の吐出孔をストレ
ートに貫通穿設し、然る後吐出孔7の先端縁のば
り8を研摩除去して第5図dに示す如く紡糸孔1
を形成しているが、リーマにてスリツト状の吐出
孔7を貫通穿設した際、吐出孔7の幅が狭く長さ
が長いので、吐出孔7の中央部の開口縁の材料が
弾性により戻り、吐出孔7の中央部が狭くなつ
て、これより紡糸されるフイルム状の糸3が第4
図のように両面が円弧状に陥んで中央部が著しく
薄くなるのである。
起因するものである。即ち、紡糸孔1を形成する
には第5図aに示す如く皿形の紡糸口金板4の中
央にパンチにてV形スリツト状の導入孔5を穿
ち、次にこのV形スリツト状の導入孔5の底の外
面に突出した膨出部6を第5図bに示す如く研摩
して平坦にし、次いで導入孔5の底にリーマにて
第5図cに示す如くスリツト状の吐出孔をストレ
ートに貫通穿設し、然る後吐出孔7の先端縁のば
り8を研摩除去して第5図dに示す如く紡糸孔1
を形成しているが、リーマにてスリツト状の吐出
孔7を貫通穿設した際、吐出孔7の幅が狭く長さ
が長いので、吐出孔7の中央部の開口縁の材料が
弾性により戻り、吐出孔7の中央部が狭くなつ
て、これより紡糸されるフイルム状の糸3が第4
図のように両面が円弧状に陥んで中央部が著しく
薄くなるのである。
(発明の目的)
本発明は斯かる問題を解消すべくなされたもの
であり、全幅にわたつて均一な厚さのフイルム状
の糸を紡糸することのできる紡糸口金の提供せん
とするものである。
であり、全幅にわたつて均一な厚さのフイルム状
の糸を紡糸することのできる紡糸口金の提供せん
とするものである。
以下本発明による紡糸口金の各種の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
(実施例)
先ず第1図a,bに示す紡糸口金2′について
説明すると、1は皿形の紡糸口金板4の中央に設
けた平面形状が細くて長いスリツト状の紡糸孔
で、この紡糸孔1はV形スリツト状の導入孔5と
この導入孔5の底に貫通穿設したストレートの吐
出孔7とより成るものである。9は紡糸孔1の長
手方向の両脇に紡糸孔1と略平行に設けた凸部
で、該凸部9は紡糸孔1と略同長で平面略半円形
になされている。
説明すると、1は皿形の紡糸口金板4の中央に設
けた平面形状が細くて長いスリツト状の紡糸孔
で、この紡糸孔1はV形スリツト状の導入孔5と
この導入孔5の底に貫通穿設したストレートの吐
出孔7とより成るものである。9は紡糸孔1の長
手方向の両脇に紡糸孔1と略平行に設けた凸部
で、該凸部9は紡糸孔1と略同長で平面略半円形
になされている。
次に第2図a,bに示す紡糸口金2″について
説明すると、この紡糸口金2″は前記紡糸口金
2′の凸部9の代りに、紡糸孔1と略同長で平面
帯状の凹部10を、紡糸孔1の両脇に略平行に設
けたものである。
説明すると、この紡糸口金2″は前記紡糸口金
2′の凸部9の代りに、紡糸孔1と略同長で平面
帯状の凹部10を、紡糸孔1の両脇に略平行に設
けたものである。
尚、上記実施例の紡糸口金2′,2″に於ける平
面略半円形の凸部9、平面帯状の凹部10は、
夫々逆に略半円形の凹部や平面帯状の凸部に代え
ても良いものである。また凸部、凹部の平面形状
は上記実施例のものに限定されるものではなく、
紡糸孔1と平行ならばいかなる形状でも良い。
面略半円形の凸部9、平面帯状の凹部10は、
夫々逆に略半円形の凹部や平面帯状の凸部に代え
ても良いものである。また凸部、凹部の平面形状
は上記実施例のものに限定されるものではなく、
紡糸孔1と平行ならばいかなる形状でも良い。
(作用)
本発明の紡糸口金は、上記各実施例に示される
ように紡糸孔1の両脇に、紡糸孔1と略平行で略
同長の凸部9や凹部10が設けられているので、
紡糸孔1はその穿設時、特に導入孔5の底にリー
マにて吐出孔7を貫通穿設した際、前記凸部9や
凹部10が吐出孔7の両側縁を補強するリブの働
きをすることとなつて、吐出孔7の中央部の開口
縁の材料が戻ることがなく、吐出孔7の開口幅は
全長にわたつて均一となる。従つて、このような
吐出孔7から吐出紡糸されるフイルム状の糸は全
幅にわたつて均一な厚さとなる。
ように紡糸孔1の両脇に、紡糸孔1と略平行で略
同長の凸部9や凹部10が設けられているので、
紡糸孔1はその穿設時、特に導入孔5の底にリー
マにて吐出孔7を貫通穿設した際、前記凸部9や
凹部10が吐出孔7の両側縁を補強するリブの働
きをすることとなつて、吐出孔7の中央部の開口
縁の材料が戻ることがなく、吐出孔7の開口幅は
全長にわたつて均一となる。従つて、このような
吐出孔7から吐出紡糸されるフイルム状の糸は全
幅にわたつて均一な厚さとなる。
(発明の効果)
以上の説明で判るように本発明の紡糸口金によ
れば、全幅にわたつて均一な厚さのフイルム状の
糸を紡糸することができるので、従来の紡糸口金
にとつて代わることのできる画期的なものと云え
る。
れば、全幅にわたつて均一な厚さのフイルム状の
糸を紡糸することができるので、従来の紡糸口金
にとつて代わることのできる画期的なものと云え
る。
第1図a,bは本発明の紡糸口金の一実施例を
示す平面図及び縦断面図、第2図a,bは本発明
の紡糸口金の他の実施例を示す平面図及び縦断面
図、第3図a,bはスリツト状の紡糸孔を有する
従来の紡糸口金を示す平面図及び縦断面図、第4
図はその紡糸口金により紡糸されるフイルム状の
糸を示す斜視図、第5図a乃至bは第3図の紡糸
口金の紡糸孔の形成方法の工程を示す拡大縦断面
図である。
示す平面図及び縦断面図、第2図a,bは本発明
の紡糸口金の他の実施例を示す平面図及び縦断面
図、第3図a,bはスリツト状の紡糸孔を有する
従来の紡糸口金を示す平面図及び縦断面図、第4
図はその紡糸口金により紡糸されるフイルム状の
糸を示す斜視図、第5図a乃至bは第3図の紡糸
口金の紡糸孔の形成方法の工程を示す拡大縦断面
図である。
Claims (1)
- 1 平面形状が細くて長いスリツト状の紡糸孔を
有する紡糸口金に於いて、前記紡糸孔の長手方向
の両脇に、紡糸孔と略平行で略同長の凹部又は凸
部を設けたことを特徴とする紡糸口金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8814884A JPS60231813A (ja) | 1984-05-01 | 1984-05-01 | 紡糸口金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8814884A JPS60231813A (ja) | 1984-05-01 | 1984-05-01 | 紡糸口金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60231813A JPS60231813A (ja) | 1985-11-18 |
JPH0360930B2 true JPH0360930B2 (ja) | 1991-09-18 |
Family
ID=13934844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8814884A Granted JPS60231813A (ja) | 1984-05-01 | 1984-05-01 | 紡糸口金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60231813A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1998318A2 (en) | 2007-05-28 | 2008-12-03 | Yamaha Corporation | Electronic musical instrument keyboard apparatus |
US9023177B2 (en) | 2008-10-15 | 2015-05-05 | Lam Research Corporation | Anchoring inserts, electrode assemblies, and plasma processing chambers |
-
1984
- 1984-05-01 JP JP8814884A patent/JPS60231813A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1998318A2 (en) | 2007-05-28 | 2008-12-03 | Yamaha Corporation | Electronic musical instrument keyboard apparatus |
US9023177B2 (en) | 2008-10-15 | 2015-05-05 | Lam Research Corporation | Anchoring inserts, electrode assemblies, and plasma processing chambers |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60231813A (ja) | 1985-11-18 |
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