JPS58163556A

JPS58163556A - 箔片製造装置

Info

Publication number: JPS58163556A
Application number: JP4787482A
Authority: JP
Inventors: Takashi Onoyama; 小野山　隆志; Osamu Ando; 修安藤; Takeshi Minakata; 皆方　毅
Original assignee: Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
Current assignee: Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
Priority date: 1982-03-25
Filing date: 1982-03-25
Publication date: 1983-09-28
Also published as: JPH0225403B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、外周面ば二多数の小面を有し、かつ、高速
回転される採熱ドラム（二、溶融材料を帯状に連続して
供給し、前記小面で箔片を形成すると共６；、採熱ドラ
ムの遠心力によって前記箔片を飛散剥離させること（二
より、箔片を溶融材料から直接（＝製造する装置ｉ（＝
関する。

薇来、細長い固体生成物（以下、フィラメントという。

）を溶融材料から直接に製造する装置としては、例えば
第一図および第２図ζ二示すようなもの（特公昭５２−
２２８９８号公報）−がある。

この彎造装置は、断面Ｖ字形や外周縁１ａを複数の半一
形の溝１ｂ（＝よって不連続ｉ二した冷却部材１と、こ
の冷却部材１を高速で回転するための図示しない回転装
置と、前記冷却部材１（ニフィラメント材料を溶融して
供給する図示しない溶融装置とからなる。そして、回転
する冷却部材１の外周縁１１Ｌの先端に、上方から溶融
材料２を供給し、この冷却部材１で、供給された溶融材
料２の熱を抽出して該溶融材料２の少なくとも一部を凝
固させると共に、この溶融材料２を冷却部材１の遠心力
で飛散させて前記外周縁１１から剥離し、この工程を連
続して行うことにより、前記溝１ｂによって区切られた
外周縁の一区分・の長さく二相当する長さのフィラメン
ト６を、連続して多数製造することができる。なお、前
記フィラメント３は、冷却部材１の外周縁の一区分の長
さを短かくする程、その長さを短かくすることができる
。

しかしながら、前述の先行技術とし、てのフィラメント
製造装置（二あっては、回転する冷却部材１（二溶融材
料２を線状Ｃ二して供給するものであったため、１度に
１個のフィラメント３しか製造することができず、”生
産能率において十分（二満足し得るものではなかった。

しかも、冷却部材１の外周縁１ａの構造りから、製造で
きる４固体生成物は細長いフィラメント３に限られてい
た。

この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであり、この発明の目的は、一度に多数個の箔片を
溶融材料から直接に製造することができ、しかも、その
多数個の箔片の製造を連続的に行うことができる箔片製
造装置を提供することにあり、また、この発明の他の目
的は、構造が簡単であると共に、取り扱いが容易で生産
能率の高い箔片の製造装置を提供することにある。

而して、この発明は、第３図ないし第１４図に示す実施
例のように、ドラム大径部７、および、このドラム大径
部７よりも小径のドラム小径部８を交互に適宜数並設し
、かつ、前記ドラム・大径部７または前記ドラム小径部
８の内の少なくとも一方の外周面（二、これを段５１Ｌ
、５ｂによって不連続６：シて多数の小面６１Ｌ、６ｂ
を形成した採熱ドラム１０と、この採熱ドラム１０を高
速度で回転するための回転装置１１と、前記採熱ドラム
１０の軸方向に延在するノズル１２を備え、かつ、この
ノズル１２から溶融材料２を帯状に流出し、採熱ドラム
１０の外周面に前記溶融材料２を連続して供給する溶融
装置１ろと、からなることを特徴とする箔片製造装置に
係わる。

以下に、添付した図面に従って、この発明の実施例を詳
述する。

第３図ないし第８図は、この発明−一実施例を示す図で
ある。まず構成を説明すると、第３図ないし第７図に示
す１０が冷却部材たる採熱ドラムであり、この採熱ドラ
ム１０は、複数のドラム大径部７と、このドラム大径部
７よりも小径の複数のドラム小径部８とからなり、大小
の両ドラム部７．８を交互に適宜数並設して構成してい
る。

ドラム大径部７およびドラム小径部８の外周面（二は、
第５図および第６図に拡大して図示するように、採熱ド
ラム１０の軸方１ｆｆｌと平行に延びるＶ字形の溝４亀
、４ｂを、円周分向Ｅ等間隔に複数個設けて、この溝４
亀、４ｂの数だけ段６亀、５ｂを設定し、この段５ａ、
５１：よってその外周面を不連続にシて、溝４ａ、４ｂ
でない部分に該溝ｊａ、４ｂの数と同数の小面６ｉＬ、
６ｂを形成する。すなわち、溝４ｍ、４ｂの一方の側面
が段九。

５ｂをなし、この段５＆、５ｂの外側が小面６１Ｌ。

６ｂの一方の縁９ｍ、９ｂと交わると共に、溝４ａ。

４ｂの他方の側面の外側が小面ｔｓａ、６ｂの他方の縁
と交わる。したがって、前記縁９１Ｌ、９ｂは、採熱ド
ラム１０の軸方向と平行に延在する。なお、小面６ｍ、
６ｂは、ドラム大径部７およびドラム小径部８のそれぞ
れの曲率半径を有する曲面をなす。

前記採熱ドラム１０の具体的な構成の一実施例としては
、例えば、予め外周面に複数の小面６１Ｌ。

６ｂを設けたドラム大径部７およびドラム小径部８を別
個独立（−形成し、これら両ドラム部７，８を交互Ｃ二
適宜数だけ並設するようにする。なお、ドラム大径部７
およびドラム小径部８の材質は、例えば、銅−クロム合
金等の熱伝導率が高く、かつ、摩耗（二強い材料によっ
て形成し、必要により、内部に冷却水路等を設けて、溶
融材料２からの熱の採取を効率的に行うことができるよ
うな構造とする。

第３図（二示す１１は、前記採熱ドラム１０を高速度で
回転駆動するための回転装置であり、この回転装置１１
は、電動モータ、変速機、その他の周知の機器によって
構成されており、かかる回−転装置１１が採熱ドラム１
０のシャフト１０龜に連結している。かくして、採熱ド
ラム１０外周面に設けた小面６１Ｌ　、　６ｂの周速度
は、この回転装置１１（二よって高低速自在に制御され
る。前記採熱ドラム１０の置方には箱体２２を設置し、
この箱体２２内Ｃ二、採熱ドラム１０のドラム小径部７
およびドラム小径部８の各小面６ｍ、６ｂから飛散剥離
された箔片２３が堆積して収容される。２４は、採熱ド
ラム１０の遠心力によっては飛散剥離されずに、前記小
面６１Ｌ、６ｂに付着したままの箔片２３を払拭するた
めのワイパである。

・また、第３図および第４図に示す１３が溶融装置であ
る。この溶融装置１３は、るつぼを作る黒鉛、石英等の
耐火材、錬鉄材、その他の材料で形成された溶融槽１７
と、この溶融槽１７の周囲（二巻回される発熱体１８と
からなり、前記採熱ドラム１０の上方に配設される。前
記溶融槽１７の下部（：は、採熱ドラム１０の軸方向に
延在する開口を有スるノズル１２を設け、このノズル１
２から、溶融槽１７内に収容されたアルミニウム合金等
の溶融材料２が帯状をなして流出し、その流れが採熱ド
ラム１０の外周面に連続して供給される。１９は、図示
しないガス供給源と溶融槽１７とを連通する連通管であ
り、ガス供給源からは、大気またはアルゴン等の不活性
ガスが供給される。２１は温度計であり、溶融材料２の
温度を検知する。

つぎに作用を説明する。

まず、溶融装置１３内に溶融材料２を蓄える。

例えば、図示しない溶解炉で溶解した溶融材料２を溶融
槽１゛７内に収容すると共に、発熱体１８により加熱し
て溶融材料２を常時所定の温度；：保持する。この溶融
材料２の温度調節は、図示しない温度調節装置によって
自動的に制御されるが、温度計２１によってそのときの
温度を作業者が視覚で確認することができる。そして、
図示しないガス供給源から連通管１９を介して溶融槽１
７内に、大気または一定の圧力を有するアルゴンガスを
供給し、溶融材料２に所定の圧力を付与してノズル１２
から帯状（二流出させる。

一方、採熱ドラム１０は、シャフト１０亀を介して連結
された回転装置１１の作動（二より高速度で回転する。

回転する採熱ドラム１０に供給された溶融材料２は、こ
の溶融材料２の供給長さより若干広い範囲内にあるドラ
ム大径部７およびドラム小径部８の各外周面ζ二、連続
して帯状に接触する。この際、採熱ドラム１０の回転（
二より、溶融材料２がドラム大径部７およびドラム小径
部８の上面において平面的に展開される。そして、両ド
ラム部７．８上面の溶融材料２は、採熱ドラム１０の幅
方向ではドラム大径部７とドラム小径部８との段差によ
って切断され、また、該採熱ドラム１０の円周方向では
、溝４ａ、４ｂによって設定された段５ａ　、５ｂの高
さの差によって切断される。

その結果、段５ａ、・５ｂ（：よって不連続に形成され
た多数の小面６ａ、６ｂ上に、それぞれ一定の長さＬお
よび幅Ｔ（＝切断された溶融材料片、すなわち、箔片２
３が付着して各形成される。

かかる箔片２３の大きさく長さＬＸ幅Ｔ×厚さｔ）は、
その幅Ｔは、ドラム大径部７およびドラム小径部８の厚
みＴと同一であり、また、その長さＬおよび厚さｔは、
採熱ドラム１０の周速度、溶融材料２の流速およびその
粘性等によって決定されるため、これらは予め所望の寸
法および好適な製造条件に設定しておく必要がある。

ドラム大径部７およびドラム小径部８の各小面６１Ｌ、
６ｂに付着した箔片２３は、それぞれ採熱ドラム１０に
熱を奪われてその一部または全部が凝固すると共に、採
熱ドラム１０の回転に伴う遠心力により、各小面６ａ１
，６ｂからそれぞれ剥離されて飛散する。そして、飛行
中の箔片２３が、囲りの雰囲気によりさらに冷却されて
完全Ｃ二凝固し、このようにして、所定の箔片２６が製
造される。したがって、溶融材料２が供給される範囲内
に存在するドラム大径部７およびドラム小径部８の数だ
けの箔片２３を、一度に製造することができる。そして
、前述のよう（ニして、箔片２３の製造を連続して行う
ことができるため、該箔片２３の製造効率を著しく高い
ものとすることがで基る。

しかも１．採熱ドラム１０に供給された溶融材料２のす
べてを、箔片２３にすることができる。

なお、採熱ドラム１０の遠心力によっても飛散剥離しな
い箔片２３が生じた場合でも、ワイパ２４の払拭作用に
より、かかる箔片２３を確実に各小面６ａ、６ｂから剥
離することができる。そして、ワイパ２４）二よって払
拭された箔片２３は、自然に飛散剥離した箔片２３と同
様に、箱体２２内に収容されて堆積する。

っぎに、この実施例に基づいて行なった実験の結果を示
す。

入採熱ドラム１０の材質および寸法諸元部、実験条件Ｃ０実験結果（１）実験１では、長さＬ＝１．２鱈、幅Ｔ　＝　１．
２篩、厚さｔ二３０〜４０ミクロンの箔片２３が４８’
４得られた。ちなみ（二、溶融材料２を直径０．５■と
じて線状（＝供給した場合に得られた箔片２３は、４％
であった。なお、箔片２３１個の重量は０．０１６■程
度である。

（２）実験２では、長さＬ　＝　１．１〜１．３■、幅
Ｔ＝１．２■、厚さｔ−３０〜３５ミクロンの箔片２る
が６〜得られた。

これらの実験結果から明らかなよう（−１この発明Ｃ二
よれば、面積の微小な箔片２３が造れるばかりでなく、
一度に多数の箔片２６を製造することができる。しかも
、ノズル１２の開口が広いため、ノズル１２が詰まるお
それもなく、故障が少なくて取り扱いの容易な箔片製造
装置を提供することができる。

なお、ノズル１２の開口の寸法は、長さはＩｍないし５
０■程度が好適ではあるが、これ以上（二長くてもよく
、また、その幅は０．１園ないし５園程度が好適ではあ
るが、いずれもこの実施例に示した寸法に限定されるも
のではない。さらにまた、該ノズル１２の開口の形状は
、矩形ばかりでなく、中途部分の隙間を両端部の隙間よ
りも狭くしたような形状のものでもよい。また、前記小
面６亀。

６ｂは、ドラム大径部７またはドーム小径部８のいずれ
か一方にのみ設けるようにしてもよいことはもちろんで
ある。そして、溶融材料２としては、この実施例の他に
も、例えば銅またはニッケルを基金属とする合金、鉄、
非晶質合金その他各種の材料を用いることができる。

第９図ないし第１１図４−は、この発明の第２の実施例
を示す。

この実施例は、ドラム大径部７およびドラム小径部８の
小面６＊、６ｂを１．採熱ドラム１０の回転方向の前側
から後側に向かって高くなる傾斜した平面として形成し
たものである。すなわち、ドラム大径部７およびドラム
小径部８の外周面には、第１θ図および第１１図（＝拡
大して図示するよう（＝、採熱ドラム１０の軸方向と平
行に延びるＶ字形の溝ｔ＆、４ｂを円周方向に等間隔に
複数個設Ｅ）、この溝４亀、４ｂの一方の側面を段５１
Ｌ　、　５ｂとすると共ζ二、他方の側面を直接（二小
面６ａ、５ｂとする。ンのため、段５ｍ、５ｂの外側が
小面６＆。

６ｂの一方の縁９亀、９ｂと交わると共に、段５＆。

５ｂの内側が小面６＆、６ｂの他方の縁と直接Ｃ；交わ
る。

他の構成および作用は前記実施例と同様であり、このよ
うに構成しても、前記実施例と同様の効果を得ることが
できる。なお、採熱ドラム１０は、ドラム大径部７およ
びドラム小径部８をそれぞれ別個独立シー製作し、これ
ら両ドラム部７，８を交互に適宜数だけ組み付けて並設
するようＣ二構成してもよく、また、前述のように両ド
ラム部７．８を個別に形成することなく、転進等Ｃ二よ
って両ドラム部７，８を一体成型してもよいことはもち
ろんである。

第１２図ないし第１４図には、この発明の第３６実施例
を示す。

この実施例は、ドラム小径部８（＝は小面を設けず、ド
ラム大径部７のみに小面６＆を設けたものである。他の
構成は、第９図等に示した前記第２の実施例と同様であ
り、また、その作用は、第３図等に示した前記第１の実
施例と同様であるが、この実施例におけるドラム小径部
８の外周面は、無端状に連続した曲面であるため、この
部分（−供給される溶融材料２は、採熱ドラム１０の円
周方向には易断されない。したがって、ドラム小径部８
の外周面に２は、円周方向に連続した溶融材料２が不着
し、このため、ドラム小径部８ではフィラメント状の細
長い固体生成物２５が得られる。なお、前記ドラム小径
部８の幅Ｔ２をドラム大径部、７の幅Ｔｌよりも狭くす
、ることにより、ドラム大径部７による箔片２３の生産
比率を高くすることができる。

以上説明してきたよう（二、こ・の発明（二よれば、ド
ラム大径部とドラム小径部とを交互（二適宜数並設して
形成した採熱ドラムを高速度で回転し、この採熱ドラム
の外周面に、上方から溶融材料な帯状（二して連続供給
すること（二より、溶融材料から直接Ｃ二箔片を製造す
ることができる。しかも、箔片を成形するための小面を
形成したドラム大径部およびドラム小径部の、溶融材料
が供給される範囲内にある数だけ一度に箔片を製造する
ことができるばかりでなく、この箔片製造工程を連続し
て行なうことができる。また、ノズルの開口を大きくす
ることができるため、該開口が詰まるおそれもない。さ
らにまた、この発明によれば、採熱ドラムと、これを高
速度で回転するための回転装置と、採熱ドラムに溶融材
料を帯状（二して連続供給するための溶融製置とからな
る簡単な構造でありながら、前述のようＣ：生産効率の
高い箔片製造装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は先行技術としてのフィラメント製造装置の概略
を示す説明図、第２図は第１ＦＩ！Ｊの■−■線拡大断
面図、第３図ないし第８図はこの発明の一実施例を示す
ものであり、第３図は装置の概略を示す正面図、第４因
は装置の概略を示す側面図、第５図は採熱ドラムの要部
拡大斜視図、第６図は第３図の■−■線拡線断大断面図
７図は採熱ドラムの説明図、第８図は箔片を示す図、第
９図ないし第１１図はこの発明の第２の実施例を示すも
のであり、第９図は装置の概略を示す側面図、第１０図
は採熱ドラムの要部拡大斜視図、第１１図は同じく要部
拡大側面図、第１２図ないし第１４図はこの発明の第３
の実施例を示すものであり、第１２図は装置の概略を示
す正面図、第１３図は採熱ドラムの要部拡大斜視図、第
１４図は第１２図の熱−■線拡大断面図である。２は溶融材料、４ｍ、４ｂは溝、５ｍ、５ｂは段、６１
Ｌ、６ｂは小面、７はドラム大径部、８はドラム小径部
、９ａ、９ｂは縁、１０は採熱ドラム、１１は回転装置
、１２はノズル、１３は溶融装置、１７は溶融槽、１８
は発熱体、１９は連通管、２２は箱体、２ろは箔片、２
４はワイパ第１３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　ドラム大径部、および、このドラム大径部よ
りも小径のドラム小径部を交互に適宜数並設し、かつ、
前記ドラム大径部または前記ドラム小径部の内の少なく
とも一方の外周面に、これを段（＝よって不連続（こシ
て多数の小面を形成した採熱ドラムと、この採熱ドラム
を高速度で回転するための回転装置と、前記採熱ドラム
の軸方向（二延在スる。ノズルを備え、かつ、このノズ
ルから溶融材料を帯状媚；流出し、採熱ドラムの外周面
に前記溶融材料を連続して供給する溶融装置と、からな
ることを特徴とする箔片製造装置。
（２）前記段を、前記採熱ドラムの軸方向と平行に延び
る溝で形成して、この溝を除く部分Ｉ：前記小面を設定
し、この小面が曲面をなすことを特徴とする特許請求の
範囲第１゛項記載の箔片製造装置。
（３）前記段を、前記採熱ドラムの軸方向と平行に延び
るＶ字形の溝の一方の側面で形成すると共（二、この溝
の側方の側面で前記小面を形成し、この小面が、採熱ド
ラムの回転方向の前側から後側（＝向かって高くなる傾
斜した平面をなすことを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の箔片製造装置。