JPS5816312Y2 - 平面型スピ−カ - Google Patents
平面型スピ−カInfo
- Publication number
- JPS5816312Y2 JPS5816312Y2 JP10015178U JP10015178U JPS5816312Y2 JP S5816312 Y2 JPS5816312 Y2 JP S5816312Y2 JP 10015178 U JP10015178 U JP 10015178U JP 10015178 U JP10015178 U JP 10015178U JP S5816312 Y2 JPS5816312 Y2 JP S5816312Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- hole
- separator
- flat speaker
- voice coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は平面型高音用スピーカの改良に関する。
第１図で示すように、従来、アルミハニカム等の振動板
Ａを用いた平面型スピーカでは、ボイスコイルＢの駆動
部分からみて内側の部分Ａ′での高域共振は、速度が非
常に大きくなるので、音圧、歪特性を劣化させていた。
Ａを用いた平面型スピーカでは、ボイスコイルＢの駆動
部分からみて内側の部分Ａ′での高域共振は、速度が非
常に大きくなるので、音圧、歪特性を劣化させていた。
そこで、この欠点を除去する方法として従来は、振動板
の材質をｐ「（但しＥ：弾性率、Ｐ：密度）のより大き
なものにしたり、高音再生域を２分割して振動板及びボ
イスコイル径の異なるものを使用したりしていたが、こ
れらの方法ではコスト高となる欠点があった。
の材質をｐ「（但しＥ：弾性率、Ｐ：密度）のより大き
なものにしたり、高音再生域を２分割して振動板及びボ
イスコイル径の異なるものを使用したりしていたが、こ
れらの方法ではコスト高となる欠点があった。
本考案は上記の欠点を解決しようとするもので、振動板
の中央に所定径の通孔を形成することによって音圧特性
の平坦化、振動板の高域共振における歪の減少、高域限
界の上昇等を行い、通孔内にセパレータを植立すること
によって、振動板近傍の位相干渉を除去し、セパレータ
と振動板の通孔との間に制動材を充填することによって
高域共振のＱを低下させるようにした平面型スピーカを
提供するにある。
の中央に所定径の通孔を形成することによって音圧特性
の平坦化、振動板の高域共振における歪の減少、高域限
界の上昇等を行い、通孔内にセパレータを植立すること
によって、振動板近傍の位相干渉を除去し、セパレータ
と振動板の通孔との間に制動材を充填することによって
高域共振のＱを低下させるようにした平面型スピーカを
提供するにある。
本考案を図示の実施例によって詳記すると、図において
磁気回路１はプレート２とマグネット３、ボールヨーク
４により形成されており、振動板５はボイスコイル６に
よって駆動力が付与される。
磁気回路１はプレート２とマグネット３、ボールヨーク
４により形成されており、振動板５はボイスコイル６に
よって駆動力が付与される。
７はエッヂ、８はダンパーで、この両者により振動系の
中心保持を行っており、９はダンパ一台である。
中心保持を行っており、９はダンパ一台である。
上＝ａ振動板５の中央には所定径の通孔１０を形成する
のであるが、この通孔１０を大径にとりすぎると振動板
５の面積が減少して感度が大巾に低下し、実用的ではな
くなる。
のであるが、この通孔１０を大径にとりすぎると振動板
５の面積が減少して感度が大巾に低下し、実用的ではな
くなる。
そこで、実験的には通孔１０の径をボイスコイル６の径
の０．５倍に選定することによって、感度の減少を約０
．６ｄＢに抑えている。
の０．５倍に選定することによって、感度の減少を約０
．６ｄＢに抑えている。
振動板５の通孔１０内には核通孔１０より小径なセパレ
ータ１１をセンターポール４により植立しである。
ータ１１をセンターポール４により植立しである。
このセパレータ１１は振動板５を音響的に分割して振動
板５の近傍での位相干渉を防止している。
板５の近傍での位相干渉を防止している。
又、セパレータ１１の頭部は円錐体１２に形成して振動
板５から突出させることによりイコライザーとして兼用
させている。
板５から突出させることによりイコライザーとして兼用
させている。
上記の振動板５の通孔１０と、セパレータ１１との間に
は非通気性の制動材１３を充填することによって通孔１
０からの空気漏れを防ぎ、かつ高域共振の制動を行って
Ｑを抑止している。
は非通気性の制動材１３を充填することによって通孔１
０からの空気漏れを防ぎ、かつ高域共振の制動を行って
Ｑを抑止している。
尚、制動材１３としてはブチルゴムの発泡体やウレタン
ゴムにダンプ材を含侵させた非通気性の弾性体を用いれ
ばよい。
ゴムにダンプ材を含侵させた非通気性の弾性体を用いれ
ばよい。
本考案は斜上のように振動板５の中央に所定径の通孔１
０を形成することによって高域共振が抑えられるので、
振動板５に、／７（但しＥ：弾性率、Ｐ：密度）の高い
材料を必要とせずコストを低減することができる。
０を形成することによって高域共振が抑えられるので、
振動板５に、／７（但しＥ：弾性率、Ｐ：密度）の高い
材料を必要とせずコストを低減することができる。
又、通孔１０の形成によりボイスコイル６の駆動部から
みて、振動板５の外周及び内周のスパンが短かくなるの
で、高域限界周波数を高くすることができる。
みて、振動板５の外周及び内周のスパンが短かくなるの
で、高域限界周波数を高くすることができる。
更にセパレータ１１を設けたので高域での位相干渉によ
る音圧の低下がなくなるし、制動材１３によって高域共
振が発生してもそのＱを抑止することができる。
る音圧の低下がなくなるし、制動材１３によって高域共
振が発生してもそのＱを抑止することができる。
又、セパレータ１１は円錐体１２によりイコライザーと
なり放射される音波の位相を合わせて高音域特性を改善
することができる。
なり放射される音波の位相を合わせて高音域特性を改善
することができる。
更に、大きな口径のボイスコイル６により振動板５を駆
動するので、耐パワーと感度が増大できる。
動するので、耐パワーと感度が増大できる。
第１図は本考案に係る平面型スピーカの断面図、第２図
は従来例の平面型スピーカの高域共振における振動板の
速度分布図を示す。 １・・・・・・磁気回路、５・・・・・・振動板、６・
・・・・・ボイスコイル、Ｉ・・・・・・エッヂ、８・
・・・・・ダンパー １１・・・・・・セパレータ、１
２・・・・・・円錐体、１３・・・・・・制動材。
は従来例の平面型スピーカの高域共振における振動板の
速度分布図を示す。 １・・・・・・磁気回路、５・・・・・・振動板、６・
・・・・・ボイスコイル、Ｉ・・・・・・エッヂ、８・
・・・・・ダンパー １１・・・・・・セパレータ、１
２・・・・・・円錐体、１３・・・・・・制動材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 振動板の中央に所定径の通孔を形成し、該通孔内に
は通孔と接触しないようセパレータヲ植立し、上記の通
孔とセパレータとの間に非通気性の制動材を充填するよ
うにした平面型スピーカ。 ２ セパレータの頭部を円錐体に形成して該円錐体を振
動板より突出させるようにした実用新案登録請求の範囲
第１項記載の平向型スピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10015178U JPS5816312Y2 (ja) | 1978-07-20 | 1978-07-20 | 平面型スピ−カ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10015178U JPS5816312Y2 (ja) | 1978-07-20 | 1978-07-20 | 平面型スピ−カ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5518826U JPS5518826U (ja) | 1980-02-06 |
| JPS5816312Y2 true JPS5816312Y2 (ja) | 1983-04-02 |
Family
ID=29037568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10015178U Expired JPS5816312Y2 (ja) | 1978-07-20 | 1978-07-20 | 平面型スピ−カ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5816312Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6096658U (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-01 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | ガラス乾板現像装置 |
-
1978
- 1978-07-20 JP JP10015178U patent/JPS5816312Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5518826U (ja) | 1980-02-06 |
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