JPH033038Y2 - - Google Patents

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JPH033038Y2
JPH033038Y2 JP14248583U JP14248583U JPH033038Y2 JP H033038 Y2 JPH033038 Y2 JP H033038Y2 JP 14248583 U JP14248583 U JP 14248583U JP 14248583 U JP14248583 U JP 14248583U JP H033038 Y2 JPH033038 Y2 JP H033038Y2
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cone
diaphragm
shaped
apex angle
speaker
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JP14248583U
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JPS6050594U (ja
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  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はコーン型スピーカの高域遮断特性を
改善するための振動板取付部の構造に関する。
従来からコーン型スピーカの高域周波数特性に
おいて、高域遮断周波数H(以下、単にHと略称)
は、第1図に示したコーン形振動板1のボイスコ
イル2との付根部11の剛性に依存し、この剛性
は、当該付根部11の半頂角θ0が小さいほど、ま
た付根部11の材料の見掛けのヤング率が高いほ
ど大きくなつてHが高くなること、更に同一外径
のコーン形振動板の場合、ボイスコイル2との結
合部、即ち駆動部分の直径が大きいほど、コーン
形振動板の被駆動部寸法が小さくなつてHが高く
なることはすでに周知の事実である。また、振動
板の剛性が大きくて分割振動が生じ難い場合はH
におけるQが高く、周波数特性に高レベルのピー
クを生じて聴感を害することもよく知られてい
る。
従つてコーンスピーカの再生帯域を拡大する目
的でHを高くするためには振動板材料のヤング率
を高くすることは限度があるので、通常半頂角θ0
を小さくすることが一般的であるが、本方法は振
動板が同一外径である限り振動板全高Hが高くな
つてスピーカの奥行き寸法が大きくなるだけでな
く、前述のように単に振動板の半頂角θ0を小さく
しただけではHにおけるピークを抑制し得ないと
共に、一般にコーン形振動板の半頂角θ0を小さく
することは振動板の付根部の形状が円柱に近い形
状となることであり、通常この様に付根部の立上
がりが急峻な振動板を大量に且つ正確に成形する
ことは難事であり、結果として半頂角θ0を小さく
して再生周波数帯域を十分に拡大することは困難
であるという欠点を有していた。
上記従来構造の欠点を解消し、Hを高くしてス
ピーカの再生周波数帯域を拡大し、Hにおける前
記ピークを抑制して良好な周波数特性を得る事を
目的とする本考案のスピーカは、コーン形振動板
1、ボイスコイル2、ダンパ3及びエツジ4とか
らなる振動系を有するコーン型スピーカに於て、
音波放射の主体となる前記コーン形振動板1の内
周部に、半頂角θ1がコーン形振動板1の半頂角θ0
より小さく且つその内周部がボイスコイル2のボ
ビンに結合された補助コーン5の上端外周部が結
合されており、当該補助コーン5を介して前記コ
ーン形振動板1が駆動される構造を有する。
かかる構造のスピーカの振動系では、コーン形
振動板1が直接にボイスコイル2のボビンに接着
されている場合と比較して外形がそのままで内径
が大きくなつた分だけ質量が小さくなつて高域の
再生に有利であり、補助コーン5の付根の半頂角
θ1が小さいのでHを高くすることができる。更
に、ボイスコイル2に発生した駆動力は補助コー
ン5の付根を経由してコーン形振動板1に伝達さ
れるので、補助コーン5の付根において著しい高
域共振が発生しても、コーン形振動板1の付根の
半頂角θ0が大きく、そのスチフネスが補助コーン
5の付根のスチフネスより小さいので緩和され
て、Hにおける前記ピークを抑制して良好な周波
数特性を得る事が出来る。
第2図において、1はコーン形振動板で、その
外周部はフレーム6に接着されたエツジ4により
支持され、内周部は駆動用の補助コーン5の上端
に結合されている。駆動用の補助コーン5は、前
記コーン形振動板1の半頂角θ0より小さい半頂角
θ1を有し、その下端はボイスコイル2ボビンに接
着され、上端は先述の如くコーン形振動板1の内
周に結合されている。斯様な振動系の構成におい
ては、ボイスコイル2に発生した駆動力は半頂角
の小さな補助コーンを介してコーン形振動板1に
伝達され、しかもコーン形振動板1の駆動点はボ
イスコイルの直径より大きい直径を有する特徴が
ある。
本考案はスピーカの振動板とボイスコイルとの
結合が上述のごとき構成となつているので、コー
ン形振動板の半頂角を特に小さくすることなく実
質的にコーン振動板の被駆動部分の寸法が小さく
なること、および駆動力を伝達する補助コーンの
半頂角が小さいため前記Hは高い方に移動し、ス
ピーカ再生帯域は拡大される。
更に半頂角θ0の小さく一体成形困難な振動板を
成形する必要が無くなる等生産面での効果も得ら
れるので第3図実線による周波数特性が示す如く
スピーカ性能向上に著しい効果を有するものであ
る。尚、第3図点線は従来スピーカの特性であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はコーン形振動板の説明図、第2図は本
考案スピーカの半断面図、第3図は周波数特性図
である。 1はコーン形振動板、2はボイスコイル、3は
ダンパ、5は補助コーンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コーン形振動板1、ボイスコイル2、ダンパ
    3、およびエツジ4とからなる振動系を有するコ
    ーン型スピーカにおいて、前記コーン形振動板1
    の内周部に、半頂角θ1がコーン形振動板1の半頂
    角θ0より小さく且つその内周部がボイスコイル2
    のボビンに結合された補助コーン5の上端外周部
    が結合されており、当該補助コーン5を介して前
    記コーン形振動板1が駆動されることを特徴とす
    るコーン型スピーカ。
JP14248583U 1983-09-14 1983-09-14 コ−ン型スピ−カ Granted JPS6050594U (ja)

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JPS6050594U JPS6050594U (ja) 1985-04-09
JPH033038Y2 true JPH033038Y2 (ja) 1991-01-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002159091A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ及び振動板並びに振動板の製造方法

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