JP2952920B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP2952920B2
JP2952920B2 JP860890A JP860890A JP2952920B2 JP 2952920 B2 JP2952920 B2 JP 2952920B2 JP 860890 A JP860890 A JP 860890A JP 860890 A JP860890 A JP 860890A JP 2952920 B2 JP2952920 B2 JP 2952920B2
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車載オーディオ等の音響機器の分野で用いら
れるスピーカに関するものである。
従来の技術 従来、この種のスピーカを構成する振動板には、コー
ン状のものが多く用いられているのが一般的である。
第3図は、このような従来のスピーカの構成を示して
おり、1は底部プレート、2はマグネット、3は上部プ
レートであり、底部プレート1とマグネット2と上部プ
レート3とで磁気回路を構成している。4はフレームで
あり、先に説明した磁気回路に固定されている。5は外
周部がフレーム4に固定されたコーン状振動板、6は磁
気回路の磁気ギャップに挿入されたボイスコイル、7は
外周部がフレーム4に固定されたサスペンションであ
り、このサスペンション7と振動板5の各内周はボイス
コイル6に結合されている。Pは受聴点である。
このように振動板5をコーン状とすることは剛性の改
善に有効であり、紙パルプコーン等の軽量材料を用いる
ことができる。
さらに、第3図に示すようにカーブドコーンとするこ
とで周波数特性、特に高周波域での周波数特性の平坦性
の改善が可能となる。
第4図は他の従来例におけるコーン状振動板の構造を
示すもので、コーン中心部の形状を部分的に変化させて
振動板の共振を分散させることで、周波数特性の改善を
図ったものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、車載用オーディオ等においては、受聴
点がスピーカ軸上から外れるため、指向性による特性変
化が問題となる。指向性には、振動板の口径と形状が大
きく影響し、カーブドコーンの曲率も重要な要素とな
る。すなわち、第3図においてカーブドコーンの曲率を
小さくした場合、受聴点Pの方向に直接音を放射してい
る振動面5aは、振動面5bによりその放射直接音の多くを
遮られることとなり、高域の周波数特性が改善できても
音質は逆に劣化するという課題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであ
り、高域の周波数特性の平坦性を向上しながら指向性を
改善し、軸上を外れた受聴点においても高音質が得られ
るスピーカを提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、コーン状振動板の
中心線に対して、左右のコーン面半径が等しく、かつ左
右のコーンカーブの曲率を非対称とするとともに、この
コーンカーブの曲率の大なる部分を受聴点側として設置
して構成したものである。
作用 したがって本発明のスピーカによれば、振動板のコー
ンカーブを左右異なるようにするとともに、コーンカー
ブの曲率が大なる部分を受聴点側となるように構成し
て、受聴点に対向する振動面の有効面積を増加させ、直
接音の増加を図り、受聴点に対する指向性の広がり、音
質の向上を図るものである。
実施例 第1図は本発明の第1の実施例におけるスピーカの構
成を示すものであり、第3図に示す部分と同一部分につ
いては同一番号を付して詳しい説明を省略し、相違する
点について説明すると、図において、5Aはコーン状振動
板、R1,R2は振動板5Aの中心線に対して左右のコーンの
それぞれの曲率、Qは受聴点である。図に示すように、
振動板5Aの平面は円形であるが、中心線を通る断面にお
いて、右のコーンカーブの曲率R2は左のコーンカーブの
曲率R1に比べて大きく構成されている。ただし、こゝで
破線は従来の構成による左右同じ曲率を有するコーンの
曲率R1を示す。
ここで受聴点Qは主に、対向しているコーン面からの
直接音を受けるが、従来の構成によるスピーカではその
一部は右側のコーン面によって遮られる。第1図におい
て破線と実線で示す矢印が、受聴点Qに届く直接音の境
界を示すものである。
この境界線が示すように、本実施例によるスピーカは
従来のものに比べ、受聴点Qに対向する振動板5Aの振動
面の有効面積が増えて直接音が増加することがわかる。
したがって、受聴点Qに対する指向性が広がり、さら
に振動板5Aの左側の曲率R1を適値とすることで、受聴点
Qに放射される直接音の高域の周波数特性の平坦性が改
善されて、音質を大きく向上することができる。
なお、曲率R1,R2は受聴点Qと対向する振動板の有効
面積を増加させる組合わせであれば、それぞれ2種以上
の曲率から構成されるものでも良い。
第2図は本発明の第2の実施例におけるスピーカの構
成を示すものであり、図において、第3図に示す部分と
同一部分については、同一番号を付して説明を省略す
る。
この実施例は、フレーム4,振動板5Bの平面がともに楕
円である点が、第1の実施例の場合と異なり、楕円の長
径方向または短径方向でそれぞれ異った曲率R1,R2の構
成が可能である。
楕円スピーカは、取り付けスペースが節約できるため
車載用スピーカとしての採用が増加する傾向にあるが、
長径方向での指向性が狭いという問題点がある。したが
って、第2図に示すように長径方向にそれぞれ異った曲
率R1,R2を構成させることで、大きな改善効果が得られ
る。
発明の効果 本発明は、上記実施例より明らかなようにコーン状振
動板の中心線に対して左右のコーン面半径が等しく、か
つコーンカーブの曲率を非対称として、更にコーンカー
ブの曲率が大なる部分を受聴点側として設置してスピー
カを構成することで、下記の効果が得られる。
(1) スピーカ軸上を外れた受聴点に対し、放射され
る直接音が増加して指向性が改善される。
(2) 受聴点に対向する側のコーンカーブ曲率を最適
値とすることにより、指向性を劣化させずに受聴点が受
ける直接音の高域の周波数特性の平坦性を改善できる。
(3) 上記(1),(2)の効果によって、自動車な
どの車室における受聴点がスピーカ軸上を大きく外れる
音場でも、非常に高音質な音響特性を有するスピーカを
提供できる。
(4) さらに、本発明によるスピーカはコーン状振動
板の成形型を改良することのみで製造でき、安価で、量
産性に優れたスピーカを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の第1の実施例における
スピーカの平面図およびそのX−O−Y線における断面
図、第2図(a),(b)は本発明の第2の実施例にお
けるスピーカの平面図およびそのX−O−Y線における
断面図、第3図は従来のスピーカの断面図、第4図
(a),(b)は他の従来例におけるスピーカの振動板
の平面図およびそのA−O−B線における断面図であ
る。 1……底部プレート、2……マグネット、3……上部プ
レート、4……フレーム、5A,5B……コーン状振動板、
6……ボイスコイル、7……サスペンション、R1,R2…
…曲率。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに固定された磁気回路の磁気ギャ
    ップにボイスコイルを挿入し、外周部をそれぞれフレー
    ムに固定したサスペンションとコーン状振動板の中央部
    に上記ボイスコイルを結合し、上記コーン状振動板を中
    心線に対して左右のコーン面半径が等しく、かつ左右の
    コーンカーブの曲率が非対称である形状とするととも
    に、このコーンカーブの曲率の大なる部分を受聴点側と
    して設置したスピーカ。
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