JPS58161749A - 車輪用鋼およびその熱処理法 - Google Patents

車輪用鋼およびその熱処理法

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JPS58161749A
JPS58161749A JP4503682A JP4503682A JPS58161749A JP S58161749 A JPS58161749 A JP S58161749A JP 4503682 A JP4503682 A JP 4503682A JP 4503682 A JP4503682 A JP 4503682A JP S58161749 A JPS58161749 A JP S58161749A
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JP
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wheel
steel
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temperature
water
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JP4503682A
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Yasutaka Totani
戸谷 靖隆
Yuko Mabuchi
馬渕 雄幸
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一体車輪のリム部の焼入れ性の向上と暁入
硬度分布均−化を目的とする卓輪用鋼とその脇感壇方法
に関する。
一体車輪は周知のとお勤、圧延または鋳造によってタイ
ヤと輪心とを一体に作った車輪であり、材料Kg崩然の
ことながら、耐摩耗性、耐熱亀裂性が要求される丸め、
熱処理を施して焼入れ硬度を高める必要がある。その焼
入れ硬度としては、H,300〜340程度が望ましい
とされている。
一方、車輪は使用中に摩耗するリム部の踏み面を片側t
osss度まで削正しなおして使用される。
従って、車輪には、前記30腸の深さ全域についてH1
300〜340の焼入れ硬度が必要である。
従来の車輪の蟲処理方法としては、850℃の温度で2
II間加熱し丸後、リム部のみ連続して水冷し、500
〜600℃の温度で空冷し焼戻す方法がとられている。
ところが、従来の車輪はC:0.57〜0.75flk
、 81 : 0.15〜0.35−. hAa : 
0.60〜0.90係、 P : 0.035−以下、
S:0.031慢以下、残部実質的F@の成分からなる
@倉車輪用−として用いるため焼入れ性が恩く、ま九焼
入れの際は連続して水冷するため、踏み面の表面硬度を
満足すれば内部硬度が低く。
内部硬度を満足すれば表面硬度が高すぎ、踏み面を胡さ
30−の全域にわたってH]300〜340の均一硬度
にすることができなかつ丸。
第1図は従来のリム部の焼入れ硬度分布の一例を示すも
ので、図aはC量をα631Cした場合、図すはcit
を0.72−に上げ友場合の焼入れ硬度分布である。な
お、11. J’s Jsはいずれも30麟である。
すなわち、図1の場合、リム部の表面硬度は満足してい
るが内部硬度が低く、図すの場合、内部硬1fは満足し
ているが表面硬度が高すぎる。
この発明は、上記した従来の焼入れ硬度の不均一をなく
し、前記30謳の深さ全域にわ九ってH1300〜34
0の焼入れ硬度が得られる車輪用鋼とその熱処理方法を
提案するものである。
以下、この発明について詳細に説明する。
この発明は、車輪用鋼として、従来の成分KCrとMo
を含有させた鋼を用いることにより焼入れ性t−同上さ
せること、を九その熱処理方法として、加熱後の冷却七
′水冷−空冷−水冷の三段階にわけて行なうことKより
、焼入れ硬反分布を数置することを生える特徴とするも
のである。
すなわtlこの発明の要旨は、Cr:0.15〜0.2
5優。
MoS&161L以上、s:Q、035暢以v、 p 
: 0.03& s y下、 & : 0.60〜0.
901. $1 :0.15〜0.35慢、C:0.5
7〜G、751G、残部実質的y・の成分からなること
を特依とする車輪用鋼であや、ま九その鋼からなる車輪
を830℃以上の温度で1〜3時間保持して加熱し、加
熱?jk30秒〜1分間に500〜tooolの水を4
L−の踏み面およびフランツ部に噴射して冷却し、30
秒〜1分30秒間空冷後、再度5〜7分間に1000〜
1500jの水を暖み面およびフランツ部に噴射して冷
却し、しかる後500〜600℃の温度で4〜6時間保
持して焼戻すことを特徴とする熱処理方法にある。
この発明において、車輪用鋼の成分を限定したのは、次
の理由による。
Crは前記したとおり、車輪の踏み面およびフランツ部
の焼入れ性を向上させるために必要であり、0.15蝿
未貞ではその効果が得られず、0.2!)参を越えると
車輪のm亀裂に悪影響をおよばずため、0.15〜0.
25−の範囲に限定した。
M、は焼もどし魔性を防止するために必要であ九その効
果を得るためには0.15−以上必要である。
SおよびPはその含有量がo、oss’sを越えると衝
撃性KJit響をおよぼすため、0.035−以下が望
ましい。
MEIは0.60%未満では強度、焼入れ性が低下し、
0.90−を越えると衝撃性に悪影響をおよぼす丸め、
0.60〜0.9011が望ましい。
Siは0.1511未膚では脱酸不足となp、衝撃性に
悪影智をおよぼし、0.35嘩を越えると抄紙が発生す
る。
Cは耐摩耗性を得るために必要であり、 0.57嘩未
満ではその効果が得られず、O,’1mmを越えると熱
亀裂を生じるため、0.57〜0.75憾の範囲とする
必要がある。
また、この発明では上記車輪用鋼からなる車輪の無処理
条件、すなわち踏み面およびフランt)部の焼入れの冷
却条件を、830℃以上の温度に1〜3時間加熱保持し
死後、30秒〜1分間に500−1)001の水を車輪
の踏み面およびフランツ部に噴射して冷却し、30秒〜
1分30秒間空冷後、再度5〜7分間K 1000〜1
5001の水を同踏み面およびフランツ部に噴射して冷
却することにより行なうが、このように焼入れをタイム
クエンチとする理由は、表向硬度を上げすぎることなく
内部硬度を向上させるためである。
第2図および第3図は、この発明者らが実験によって求
めた焼入れ時の温度曲線と焼入れ性曲線である。すなわ
ち、第2図より第1回目の水冷却では、表向温度は焼入
れ温度850℃から焼入れ変態点である720℃まで低
下するが、水冷端からの距#113−のところは未だ焼
入れ温度に近い温度にある。その後、30秒〜1分30
秒間空冷すると、720℃まで低下した表面温度は内部
の熱により750℃に昇温する。従って、2回目の水冷
却では焼入れ温度と変態点の麦が踏み面に近いほど小さ
い状態で行なわれることになり水冷端からの距)1i3
0騙のところは、最初の焼入れ温度850℃で焼入れし
九ときより温度かやや低下するにとどまる。その結果、
踏み面の温度が比較的低いけれども、2回目の水冷却で
急冷されることにより所定の硬度が得られ、また踏み面
より内部に進むほど温度が高いが、2回目の水冷却にお
いては踏み面よ炒内部に進むにしたがって冷却速度が小
さくなることになり、これまた所定の硬度が得られるこ
とにな9、従って、水冷端から深さ30腸の領域の硬度
は第3図に示すとおり340〜300H,の範囲におさ
まりそのばらつきも少なくなるのである。しかし、遍−
して水冷却する従来の焼入れ法は、踏み面ではその温度
が高温で、しかもその上に急冷却が電な9、また踏み面
より内部ではその温度が高温であるけれども急冷却が進
まず、従って踏み面の硬度とその内部硬度に差が生じ、
内部硬度は満足しても、表面硬度が高すぎる。
このように、焼入れをタイムクエンチとし九場合には、
踏み面から30鵬の深さ全域にわたってHB300〜4
00の適正硬度が得られるのである。
なお、第1回目の水冷を30秒〜1分間に500〜xo
oojとし九のは、830℃以上の温度からの上記冷却
(よる踏み面からその内部への温度分布が第2図に示す
ようKi1正な分布を得るためである。
また、空冷保持時間を80秒〜1分30秒とし九のは、
上記s11回目水冷による踏み面からその内部への温度
分布が第2図に示すように、第2回目の水冷に迩し九温
度分布に移行するに十分な保持時間を定め丸ものである
さらに、第2回目の水冷を5〜7分間に1000〜15
00jとしたのは、第2図に示す焼入れに適した踏み画
からその内部への温度分布より焼入れ効果を得為変鯵点
までの冷却性が域も適した時間とその冷却水量を定め友
ものである。
さらKまた、暁入れに際し、830℃以上の温度で1〜
3時間保持するのは、本発明の車輪用鋼の成分でその焼
入れを達成するためには少なくとも830℃以上の温度
に加熱する必要があり、しかも、830℃以上に車輪を
均一に加熱する必要から1時間以上とし、3時間以上で
は車輪のスケールロスと、熱エネルギーの損失をこうむ
るために1〜3時間が適した保持時間と定め九ものであ
る。
次に、この発明の実施例について説明する。
〔実施例〕
s1表に示す化学成分を有する鋼からなる車輪(直径:
 1092編1幅:136■、フランジの高さ:2&5
m)を、850℃の1IJfで2時間加熱し、加熱後4
0秒間に8001の水を車輪の踏み面より噴射して冷却
し、1分間空冷保持した後、6分間に13001の水を
同踏み面より噴射して冷却し、しかる後温度550℃で
5時間保持して焼戻し九、その時のリム部の焼入硬度分
布を′s4図に示す。
第4図より、この発明法では水冷端から深さ30腸のm
l域を340〜300 HBの適正硬度範囲に焼入れす
ることができた。
′s1表 鋼の成分(優)
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車輪におけるリム部の焼入れ硬度分布の
一例を示すA明図、第2図はこの発明における暁入れ時
の温度曲線を示す図表、第3図は同上燐入れ性曲線を示
す図表、第4図はこの発明の実施例におけるリム部の焼
入硬度分布を示す図表である。 出−人  住友金属工業株式会社 代理人   押   1)  良   久早1 (a) (b) 第2図 第3図 氷水1カ・5の計齢(mm) 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 I  Cr : 0.15〜0.25軌Mo : Q、
    lB11以上、 S :&Q、!16慢以下、P:0.
    0351Pl下、 MIlニー oa、41〜甑90嘩
    、引:0.15〜0.35*、 C: 0.57〜0.
    751G、残部実質的F@0成分からなることを特徴と
    する暁入れ性のすぐれ九車輪用鋼。 0.57〜0.7511.残部実質的F・の成分を有す
    る鋼からなる車輪を、830℃以上の温度で1〜3時間
    保持して加熱し、加熱後30秒〜1分間K 500〜1
    000jの水を車輪の踏み面およびフランジ部に噴射し
    て冷却し、30秒〜1分30秒間空冷後、再び5〜7分
    間に1000〜1500Jの水を踏み面およびツツンが
    部に噴射して冷却し、しがる後s00〜600℃の温度
    で4〜6時間保持して焼戻すことを特徴とする車輪用−
    の熱処理法。
JP4503682A 1982-03-19 1982-03-19 車輪用鋼およびその熱処理法 Granted JPS58161749A (ja)

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