JPS5816064B2 - 手摺等の仕切ユニット - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、階段、ベランダ等に設置される手摺、バル
コニー、屋上等に設置される防護柵、連続するペランタ
ーを各戸毎に仕切る間仕切り等に使用される仕切ユニッ
トに関する。

従来、この種の仕切ユニットは、手摺や防護柵に使用さ
れるものについては手摺子ユニットとして、又、間仕切
りに使用されるものについては間仕切ユニットとして形
成され、その縦部材の周縁部に取付けられる桟部材につ
いても、手摺子ユニットについては隣接する一対の支柱
間に取付は易いように形成され、又、間仕切ユニットに
ついては建物壁面に取付けたり各間仕切ユニット間の連
結をし易いように形成されており、夫々個々の特殊性に
合った形状に形成されていて材料を共用するということ
が行なわれていなかった。

この発明は、かかる観点に鑑み、桟部材を棧本体と押え
片とで構成すると共に棧本体には止着壁と係止溝が形成
されている係止壁とを形成し、止着壁と押え片との間で
縦部材の周縁部を挾み込むように桟部材を取付けると共
にこの桟部材の棧本体を利用して手摺の支柱間にあるい
は建物壁面に取付けるようにし、これによって手摺子ユ
ニットとしても間仕切ユニットとしても使用でき、しか
も、部品点数が少くて安価に製造することができ、又、
取付施工性にも浸れているほか外観も美麗に仕上る仕切
ユニットを提供するものである。

以下、添付図面に示す実施例に基づいて、この発明の詳
細な説明する。

第１図及び第２図において、この発明の実施例に係る仕
切ユニツ）Ａが適用された手摺が示されている。

この手摺は、断面略方形状の角パイプ等で形成されてベ
ランダ等の取付基部Ｂに互いに適宜間隔をおいて立設さ
れた複数の支柱Ｃと、押出成形、鋳造等により形成され
、上記各支柱Ｃの上端部間に架設された笠木りと、金属
板、木毛セメン）ｌ、スレート仮、網入ガラス仮、複合
板等の目隠パネル１ａからなる縦部材１とその上下縁部
に取付けられた上下一対の桟部材２ａ、２ｂとで形成さ
れた手摺子ユニットを構成する仕切ユニットＡとで構成
されている。

上記仕切ユニツ）Ａの桟部材２ａ、２ｂの各々は第２図
に示すように、板材の折曲加工によって断面路々Ｌ字状
に形成された棧本体３ａ、３ｂと板材の折曲加工によっ
て棧本体３ａ、３ｂより小型のアングル状に形成された
押え片４とで構成されている。

縦部材１の上縁部に取付けられる一方の枝部材２ａは、
その棧本体３ａに垂直下方に向けて突出する止着壁５と
略水平方向に向けて突出し縦部材１の上縁部端面を被覆
する係止壁６とが形成され、との係止壁６にはその止着
壁５側に蟻溝状の係止溝７ａが形成されている。

又、縦部材１の下縁部に取付けられる四方の枝部材２ｂ
は、その棧本体３ｂに垂直上方に向けて突出する止着壁
５と略水平方向に向けて突出し縦部材１の下縁部端面を
被覆する係止壁６とが形成され、との係止壁６には止着
壁５の反対側に下方に向けて開口する蟻溝状の係止溝７
ｂが形成されている。

これらの枝部材２ａ、２ｂは縦部材１の上下縁部を止着
壁５と押え片４との間に挾みこんで縦部材１の上下縁部
に夫々取付けられている。

又、この手摺子ユニットとなっている仕切ユニツ）Ａは
、押え片４、縦部材１の上下縁部及び棧本体３ａ、３ｂ
の各止着壁５を夫々貫辿して支柱Ｃの惧」堅に止着され
る止着子８により、仕切ユニットＡの組立てと互いに隣
接する支柱Ｃ間への取付けが同時に行なわれている。

尚、上記実施例では、手摺子ユニットである仕切ユニツ
）Ａを構成する縦部材１が目隠パネル１ａで形成されて
いるが、この縦部材１については、第３図に示すように
、多数の立子を使用することもできる。

次に、第４図ないし第６図においては、上記実施例とは
異なり、集合住宅のようにベランダが連続して形成され
ている場合にこのベランダを各月毎に仕切る間仕切ユニ
ットとして本発明の仕切ユニットＡを適用した場合の例
を示すもので、フンキシプルボード、スレート仮、プラ
スチック仮、金属板等のパネルからなる縦部材１の上下
縁部及び左右側縁部とには上記手摺子ユニットの下枝と
して使用したものと同じ枝部材２ｂが取付けられている
。

この実施例では、枝部材２ｂを構成する棧本体３ｂの止
着壁５とアングル状に形成された。

押え片４との間に縦部材１０周縁部を挾み込み、互いに
接合された棧本体３ｂの係止管６とこの係止壁６に接す
る押え片４の一辺との間をビス等の止着子８で結合し、
この止着子８の先端部が係止壁６に形成された蟻溝状の
係止溝７ｂ内に納捷るようになっている。

又、このようにして組立てられた仕切ユニットＡは、そ
の上縁部と一方の側縁部が棧本体３ｂに設けられたアン
グル状の止着片９で側面を形成する躯体に固定され、又
、その下縁部が棧本体３ｂに設けられた一対の止着片９
からなる支持脚片１０で取付基部Ｂに固定されており、
各止着片９には夫々位置調節のだめの長孔１１が形成さ
れ、仕切ユニツ）Ａの取付位置を前後方向、左右方向及
び上下方向に微調節できるようになっている。

本発明の仕切ユニットは以上の如き構成を有しており、
その枝部材を板材の折曲加工により形成された棧本体と
アングル状に形成された押え片とで構成し、棧本体には
パネル、多数の立子等で構成される縦部材の周縁部に止
着される止着壁と縦部材の周縁部端面を被覆する係止管
とを形成すると共にとの係止壁にはその止着壁側又はそ
の反対側に蟻溝状の係止溝を形成し、縦部材の周縁部を
棧本体の止着壁と押え片との間に挾み込んで固定するよ
うにしたので、縦部材がパネルであっても又多数の立子
であっても仕切ユニットを容易に組立てることができる
ほか、その枝部材の止着壁、係止壁、あるいはこの係止
壁に形成された係止溝を利用して、この仕切ユニットを
手摺の支柱間や躯体の壁面に取付けたり互いに接続した
りすることができ、縦部材を変えるだけで手摺子ユニッ
トとしたり間仕切ユニットとすることができて材料の共
用を図ることができる。

しかも、この仕切ユニットは、その部品点数が少く、又
、枝部材が板材の折曲力ロエによって形成されるので極
めて安価に製造することができるほか、縦部材の周縁部
端面を確実に被覆することができるので、その仕上りも
美麗であり、更に、縦部材と枝部材との間を結合する止
着子が外面に突出するようなことがないので安全かつ外
観良好であり止着子が雨水等により腐食するようなこと
もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の仕切ユニットが手摺子ユニツ用・とじ
て適用された手摺の正面図、第２図は第１図の拡大縦断
面図、第３図は縦部材の変形例を示す第１図と同様の手
摺の正面図、第４図は本発明の仕切ユニットが間仕切ユ
ニットとして適用され、た間仕切りの正面図、第５図は
第４図の拡大横断面図、第６図は第４図の拡大縦断面図
である。 Ａ・・・・・・仕切ユニット、１・・・・・・縦部材、
２ ａ ＋２ｂ・・・・・・枝部材、３ａ、３ｂ・・・
・・・棧本体、４・・・・・・押え片、５・・・・・・
止着壁、６・・・・・・係止壁、７ａ＋７ｂ・・・・・
・係止溝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 複数の立子やパネル等からなる縦部材とこの縦部材
   の周縁部に取付けられる桟部材とからなり、手摺の互い
   に隣接する支柱間やベランダの躯体壁面等に取付けられ
   て空間を仕切る仕切ユニットにおいて、上記桟部材を板
   材の折曲加工により形成された棧本体とアングル状に形
   成された押え片とで構成し、上記棧本体には縦部材の周
   縁部に止着される止着壁と縦部材の周縁部端面を被覆す
   る係止壁とを形成すると共にこの係止壁にはその止着壁
   側又はその反対側に係止溝を形成し、上記縦部材の周縁
   部を上記棧本体の止着壁と押え片との間に挾み込んで固
   定することを特徴とする手摺等の仕切ユニット。