JPS5816024Y2 - インサツキニオケルヨウシノアンナイキコウ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は印刷機における用紙の案内機構の改良に関する
ものである。

各種の用紙を印字媒体とする銀行等で使用される端末機
においては、汎用性をもたせるため縦形通帳、横形通帳
および通帳より幅の広い帳票等の各種用紙の吸入、排出
の可能な案内機構が必要となる。

この場合特に通帳には、磁気ストライブのリードライト
、自動行セットのための反射型センサによる印字マーク
の検出等が必要なため、帳票を斜行させない案内が必要
である。

本考案はこのような要望を満足させるためのもので、上
述せる各種用紙を確実に位置決め案内することのできる
印刷機における用紙の案内機構を提供することを目的と
している。

次に図面に関連して本考案の実施例を説明する。

第１図乃至第３図において、１は縦形通帳２、横形通帳
３および帳票４の各種用紙を挿入する挿入口で、左案内
板５、右案内板６、前面板７，７′および背面板８によ
り形成される。

９および１０はそれぞれ前面板７′および背面板８の所
定位置に設けられた突起で、これらの突起９゜１０は適
当な間隔ａを介して対向している。

更にこの突起は背面板８、前面板７′の印字媒体走行方
向に沿って長く設けられている。

このように構成することによって、縦形通帳２は、第１
図および第２図に示す如く、左側面は左案内板５に、右
側面は突起９にそれぞれ案内されて位置が決定され、し
かも前面および背面はそれぞれ前面板７，７′および背
面板８により挟持される。

また、横形通帳は、左側面は左案内板５に、右側面は第
３図に斜線で示す部分が突起９および突起１０にそれぞ
れ案内されて位置が決定され、しかも前面および背面は
それぞれ前面板７，７′および背面板８により挾持され
る。

なお、この場合は右側面の綴こみ部が上述せる如く突起
１０の位置決め案内されるため、通帳３の片方の頁の大
部分が挿入口１より外れても確実に位置決めされる。

さらにまた、帳票４は、第２図に示す如く、突起９．１
０の間隙ａに挿入され、その両側面は左案内板５および
右案内板６にそれぞれ案内されて位置が決定される。

以上述べた如く、本考案によれば、縦形通帳２は突起９
と左案内板５に両側面がガイドされ、横形通帳３は左案
内板５と突起９に両側面がガイドされ、かつ横形通帳３
の綴こみ部は突起１０でガイドされるため、縦形通帳は
勿論のこと、横形通帳のガイドも確実となる。

更に周突起９，１０は所定の間隙ａを介して対向してい
るので、通帳より幅の広い媒体もガイドすることができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る印刷機における用紙の案内機構の実
施例を示すもので、第１図は斜視図、第２図は縦形通帳
および帳票の位置決め要領説明図、第３図は横形通帳の
位置決め要領説明図である。 図中、１は挿入口、２は縦形通帳、３は横形通帳、４は
帳票、５は左案内板、６は右案内板、７，７′は前面板
、８は背面板、９，１０は突起である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面板および後面板よりなる挿入部に沿って印字媒体を
   吸入、排出するものであって、前面板に案内用突起を後
   面板に対して所定の間隙を形成するように設けることに
   より、紙幅の異なった印字媒体を吸入、排出する印刷機
   において、前記後面板に、前面板に設けられた突起と所
   定の間隙を介して対向するように印字媒体の一方の側面
   を位置決め案内する突起を設け、縦形通帳は前記前面板
   に設けた案内用突起と側面案内板によりガイドし、横形
   通帳は前記前面板に設けた案内用突起、前記側面案内板
   、および前記後面板に設けた突起によりガイドすること
   を特徴とする印刷機における用紙の案内機構。