JPS5815957Y2 - 発光表示装置の透光枠ユニツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は集中管理システムに用いるモザイク表示盤式
発光表示装置の表示部を形成する透光枠ユニットに関す
る。

集中管理システムにおける情報の表示には通常発光表示
装置が用いられる。

発光表示装置の中で最も優れた装置としてモザイク表示
盤式発光表示装置が知られている。

モザイク表示盤式発光表示装置は格子ブロックに整列配
置で嵌込んだ多数の透光枠を有し、情報は、信号を受け
て所定の透光枠の内部が発光することによって表示され
るため、一般に、各透光枠の前面には色分けあるいは記
号符号、図形等を表示したフィルタを取付け、透光枠内
部にはオプチカルファイバの一端を嵌込んでおき、離れ
た位置にある光源からの光を受入れるか、あるいは直接
光源ランプを設けておく。

さらに形式としては光源ランプを常時点灯しておき、中
間にしや先板を設げておいて、信号を受けたときにじゃ
先板な開いて、フィルタに光が到達するようにする形式
と、信号を受けたときに光源ランプが点灯して発光表示
する形式とがある。

前者は後者に較べて断線故障等を一見して確認できる点
において後者に較べ信頼性が高い。

この考案は前者に属する常時点灯形式のモザイク表示盤
式発光表示装置に用いる透光枠ユニットで品って、内蔵
しゃ先板側縁部からの漏光が皆無で組立が容易な透光枠
ユニットを提供することを目的とし、しや先板を内蔵し
た前部枠と、この前部枠を支持し、格子ブロックへの板
ばねによる弾機掛止を自在とした後部板との組合せから
なり、前部枠の内部にはしや先板側縁部からの漏光を阻
止するしや光段部を設けた点に特徴がある。

以下、図面を参照しながらこの考案の透光枠ユニットを
実施例により説明する。

第１図にはこの考案の透光枠ユニットの実施例が分解斜
視図で示されている。

前部枠１と後部枠２の組合せからなるこの実施例の透光
枠ユニットは、前部枠１内にじゃ先板３を組込み、後部
枠２には枠形の板ばね４を嵌着するようにしである。

第２図には前部枠１と後部枠２の組立状態が拡大縦断側
面図で示されている。

前部枠１内に組込まれるじゃ先板３は、前部枠後面上部
に形威しである左右対称の溝５，５に掛止する軸６に、
厚さ０・１〜０．５ｍｍ程度の不透明プラスチックシー
トまたは非磁性金属板からなる本体７をエポキシ樹脂接
着剤などによって接合したもので、軸６は非磁性金属製
とし、前部枠１に後部枠２を結合することにより、溝５
，５内に侵入する後部枠２の前面の突起８，８によって
抜出ないように保持され回動のみ許される。

しや先板３の前面上部には半円形の永久磁石９を接着し
である。

この永久磁石９は前部枠１の外側に巻付げられた電磁コ
イル１０への電圧印加により上方に吸引され、しや先板
３の開放時の応答性を良好にしている。

さらに、上記しゃ先板３は前部枠１内をしゃ断している
とき、左右側縁部３Ａ、３Ａが、前部枠１の前部左右側
に形成されているしや光段部１１にラップするように臨
み、後部枠２に先端を嵌着したオプチカルファイバ１２
からの光の漏れを完全に防止している。

なお、しや光段部１１は別部材接着により形成してもよ
い。

極めて薄く損傷し易い上記しゃ先板３が前部枠１内をし
ゃ断しているとき及び開放しているときこれを緩衝する
よう、前部枠１の内面にはスポンジ状の緩衝片１３．１
３が取付けられている。

前記前部枠１と後部枠２の結合には、前部枠１の後面に
突設した鉤頭片１４．１４を後部枠２の左右に対称に形
成しである掛止切欠１５に掛合させる手段が採られてい
る。

掛止切欠１５は第３図に水平断面図で示されるよう外側
にも開口されており、これらに掛合した鉤頭片１４．１
４の先端を外部から内方に押すことにより、その掛合は
解除される。

板ばね４は角枠形とした基部４Ａを後部枠２のフランジ
１６前面の溝１７に嵌込み、基部４Ａの上下辺の中央部
から前方に突出したばね片４Ｂの各基部近くに形成しで
ある爪片１８をそれぞれ後部枠２の上下側面の掛止溝１
９．１９に掛合させることにより後部枠２に固定される
（第２図参肋。

上記板ばね４はばね片４Ｂ 、４Ｂを格子ブロック２０
に掛合し、第４図に示されるようなモザイク表示盤２１
へのこの考案の透光枠ユニットの取付ケに使用するもの
である。

一方、前部枠１に巻付けた電磁コイル１００両端１０Ａ
、ＩＯＢは、後部枠２に前部枠１を結合したのち、後部
枠２の上面の溝２２．２２内に嵌込んだ接片２３．２３
に半田付げされる。

接片２３．２３は後端が電源側接片（図示しない）に圧
接され、その回路中に設けられるスイッチの閉路により
電磁コイル１０への通電を可能にする。

なお前部枠１の前面には所要のフィルタ２４が嵌着され
る。

前部枠１とフィルタ２４との嵌合は、前部枠側の４本の
突起２５とフィルタ側の孔２６との嵌合による。

また、前部枠１と後部枠２の結合に際しても、前部枠１
の後面に突設された突起２７．２７と後部枠２の前面に
設けられたＪ［，２８゜２８の嵌合による位置決めが行
なわれる。

この実施例では、光源ランプ（図示しない）の光をオプ
チカルファイバ１２を介してフィルタ２４に投光するよ
うにしであるが、オプチカルファイバ１２を省略して、
光源ランプの光を直接後部枠２に照射してもよく、また
後部枠２内に各々小型の豆ランプを設けるようにしても
よい。

なお、フィルタ２４は散乱板とカラーフィルタの複合板
とすること及び単体の散乱板とするなど設計上自由に選
択する。

前記の構成からなるこの考案の透光枠ユニットは、電磁
コイル１０に電流が流れないときには、しや先板３が軸
６を支点とした斜前下向きの姿勢にあり、互いに結合状
態にある後部枠２から前部枠１に入る光をしゃ断してい
る。

電磁コイル１０に電圧が印加されると）永久磁石９が磁
気吸引され、しや先板３は開放となるので、後部枠２内
のオプチカルファイバ１２を通じた光はフィルタ２４に
達することになり、モザイク表示盤２１０所要部分のフ
ィルタ２４が光輝し、情報の表示が行なわれる。

再び電磁コイル１０への電流がしゃ断されると、しや先
板３は閉じ、当該フィルタ２４は消灯する。

このとき、しや光段部１１に側縁部３Ａ、３Ａが臨んで
いるしや先板３は、側縁部において漏光な生じないので
、確実にじゃ光を行なうものとなる。

したがってこの考案の透光枠ユニットは組立が容易であ
る上に、しや先板によるじゃ光動作が確実で、発光表示
装置に誤読原因を生じさせない優れた利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の透光枠ユニットの実施例を示す分解
斜視図、第２図は結合状態を示す拡大縦断側面図、第３
図は前後部枠結合部の拡大水平断面図、第４図はモザイ
ク表示盤の一例を示す正面図である。 １・・・・・・前部枠、２・・・・・・後部枠、３・・
・・・・しや先板、３Ａ・・・・・・側縁部、４・・・
・・・板ばね、４Ａ・・・・・・基部、４Ｂ・・・・・
・ばね片、５・・・・・・溝、６・・・・・・軸、１・
・・・・・本体、８・・・・・・突起、９・・・・・・
永久磁石、１０・・・・・・電磁コイル、１１・・・・
・・しや光段部、１２・・・・・・オプチカルファイバ
、１４・・・・・・鉤頭片、１５・・・・・・掛止切欠
、２２・・・・・・溝、２３・・・・・・接片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内部に揺動開閉するじゃ先板を設け、外側に電磁コイル
   を巻いた前部枠と、この前部枠後部に結合し、側面に発
   光表示装置格子ブロックへの弾撥掛止用板ばねを取付げ
   た後部枠との組合せからなり、前部枠内左右側に、しや
   先板側縁部からの漏光を阻止するしや光段部を設けてな
   る発光表示装置の透光枠ユニット。